7日3日(水)2校時(9時35分〜)に、体育館にて情報モラル教室があります。5,6年生への指導の様子を公開いたします。続けて保護者向けの講習会もあります。ぜひご参加ください。

7月12日(水) その2

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 4年生の各クラスで、保健の授業が行われていました。3年生では「毎日の生活と環境」についての学習をしてきましたが、4年生では「育ちゆくからだとわたし」という単元で、体の発育・発達についての学習をします。
 2組では、養護教諭も授業に入り、「思春期の体の中で起こる変化」の学習をしていました。体は年齢に伴って変化し、体の発育・発達には個人差があること、思春期になると体つきが変わり、初経や精通が起こったりすることなどを指導しました。(写真上)
 当初、小学校では、高学年(5,6年生)のみに保健の領域がありました。3,4年生に保健の授業が入ってきたのは、平成10年(1998年)からのことです。ですから、25年前までは、今日の4年生の指導内容は5年生で教えていたことになります。現在の子ども達の体格や社会情勢から考えると、今後はもっと早い時期に指導すべき内容なのかもしれません。
 5年生は、図工の時間に「瞬間コレクション」という作品に挑戦していました。タブレットを使い、遠近法の効果を生かしたり、身の回りにある物の興味深い瞬間を見つけて撮影し、作品にしていきます。
 子ども達は、グループに分かれてどんな作品にするかを考えました。また、ぬいぐるみやプラレール、フィギュアなどを用意してきて、撮影に向けた準備を進めてきました。廊下に出て撮影をしている子ども達を見ていると、試行錯誤を繰り返しながら協力して作品づくりに取り組む様子が、とても楽しそうでした。タブレットをどう使うか、道具と人物との距離をどの程度にするかと、頭と知恵を寄せ合いながら話し合っていました。
 この「瞬間コレクション」は、スマートフォンのカメラ機能でも手軽にできるので、インスタグラムなどのSNSを通じても広く行われています。それだけに、子ども達の制作意欲が格段にアップしていました。ガムテープを使い、遠近法で人物が中に入った写真など、楽しい作品がたくさんできました。(写真下)
 ところで、西本喜美子さんという写真家をご存知でしょうか? 「自撮りおばあちゃん」として、YouTubeでも人気になったアマチュアカメラマンです。72歳で写真を習い始め、ゴミ袋に入った姿を自撮りするなど、個性豊かな作品が広く知られた方です。私もホームページ用の写真を撮るのが趣味の一つのようになってしまいましたが、カメラを構えるのは面白いものです。

7月12日(水) その1

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 1校時に、2年生がとうもろこしの皮むき体験を行いました。区内の農家から朝一で届いたばかりのとうもろこしが、2年生の教室に運ばれてきました。大きなかごに山盛りのとうもろこしを見て、子ども達もびっくりでした。
 最初に、栄養士さんからとうもろこしについての説明がありました。根こそぎ1本いただいた株の見本を見せて、畑でどのようにとうもろこしがついているのかを確認しました。とうもろこしは、雄花と雌花が分かれてついています。てっぺんに咲いているのが雄花で、実の部分が雌花です。結実して実がふくらむと、雌花の先のひげ(めしべ)が茶色くなってきます。栄養士さんの話では、めしべの数ととうもろこしの粒々の数は一緒なので、ひげがたくさん出ているものはたくさん実がつまっているとのことでした。また、収穫するととうもろこしから熱が発生するそうです。そのため、農家ではすぐに収穫したとうもろこしを冷やすようにしています。熱は、もぎ取った傷口をふさぐために、とうもろこしの成分が移動することで生じます。そのため、とうもろこしは収穫後からすぐに鮮度が落ちてくると言われています。とにかく、収穫したて、その日のうちに食べるのが一番です。
 「家でお手伝いしているから知ってるよ。」と言っていた子も、皮とひげをていねいにむいていくのには苦戦していました。中学校の分もあるので、次々と皮むきをしなければなりません。給食に出てきたゆでたてのとうもろこしの味は、2年生にとって、さらに格別な味わいになりました。(写真上)
 今日のとうもろこしは、「ゴールドラッシュ」という品種でした。日本で一番なじみのあるとうもろこしの品種です。粒の皮が薄く、甘みの強いおいしさは、生で食べられるほどのおいしさです。品種改良に長い期間かかったようですが、糖度の高さもあり、またたく間に人気の品種になりました。
 6年生は、家庭科の時間に「手洗いの洗濯」の学習をしています。1組では、洗濯の基本的な手順や方法を身につけるために、実際に手洗いで行う洗濯実習に取り組みました。
 洗いおけに水と洗剤を入れ、汚れている部分を中心にもみ洗いやつまみ洗いをしてきれいにしていきます。また、汚れを取った後は、すすぎ洗いも行うとともに、干し方についても学んでいきました。家庭では、洗濯機がほとんどやってくれています。しかし、衣服にシミがついたり、特別な汚れがついてすぐに落とさなければならない時は、手洗いが必要です。
 教科書には、さらに洗濯物を「取り込む・たたむ」ところまで書かれています。夏休みも近いので、洗濯物を干したり、取り込んでたたんだりするところまでをお手伝いのひとつに加えてみてください。(写真下)

7月11日(火)

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 午前中、4年生が美術館鑑賞のために練馬区立美術館に出かけました。春に申請を出したところ、貸し切りバス2台の送迎付きで実施することができました。
 練馬区立美術館は、中村橋の駅の近くにあります。毎年1月に、連合書写展や連合図工展の会場になっているため、よく訪れる場所です。しかし、普段行っている美術展として足を運ぶのは、私にとっては今回が初めてのことでした。と言うよりも、美術館に行くこと自体がとても久し振りのことでした。大学生の頃、海外の有名な美術館から運ばれてきた絵画展を見に行った覚えがあります。長い行列の先にあったゴッホやモネの作品を見て、「これぞ本物!」と感動しました。その後は、仕事柄、子ども達の作品展はよく見てきましたが、本格的な美術作品の鑑賞をする機会がありませんでした。
 美術館に到着後、学芸員の方から今回の美術展「植物と歩く」の説明を聞きました。館内は3つの展示室に分かれていて、プロローグ「植物の観察」から1章「花のうつろい」、2章「雑草の夜」に分かれています。それぞれの見どころを話してもらいました。また、学芸員の方が作ったワークシートが配られ、そこに書かれた花の名前を探しながら鑑賞したり、心に残ったことをメモするようにとの指導がありました。(写真上)
 「植物の観察」では、今話題の牧野富太郎の植物画や、実際の植物標本が展示されていました。牧野富太郎の植物画は、1枚の紙に花や茎、葉の形、さらには地下の根や球根の様子まで、全てが描かれています。ヒガンバナの作品を見てびっくりしました。あのヒガンバナ独特の花の形とおしべ・めしべが、滑らかな曲線で芸術的に描かれているのです。また、球根から伸びる根の絡みぐあいも、植物画でありながら一つの芸術に見えてくるから不思議でした。
 当時の牧野富太郎は、自分の絵が後世で、まさか美術館(それも自身が住んでいた練馬区の)に飾られるとは思ってもいなかったでしょう。同じプロローグの部屋には、水彩画で描かれた植物画がいくつかありました。子ども達は、「写真みたいだね…」と話していましたが、私にとっては写真よりもリアルで立体的に見えました。
 「花のうつろい」の展示室では、様々な色鮮やかな花の絵が並んでいました。油彩で描かれたバラやヒマワリなどの力強い絵もあれば、日本画風の優しい色合いの絵もありました。(写真中)また、最初に学芸員さんが紹介してくれた「ミズバショウ」をモチーフにした絵もありました。説明を聞いてから実物を見たので、ミズバショウが抽象的なデザインとして変化した絵の数々を興味深く見ることができました。
 他にも、メゾチントやリトグラフなど、様々な技法を使って描かれた作品を見ていく楽しさも味わえました。子ども達から、「作品によっていろいろな表現があった」、「作者それぞれに特徴のある描き方があることが分かった」という感想がありました。まさにその通りで、だから絵は面白いのです。旭町小では、今年の11月に展覧会があります。一人一人の個性を発揮する場が展覧会です。4年生の子ども達にとって、すばらしい鑑賞機会になりました。(写真下)
 今日は、展示室の鑑賞とバックヤード見学を30分ずつ、クラスを交代して実施しました。バックヤード見学では、美術館の地下にある作品倉庫を見せてもらいました。大型の金庫のような扉を開けると、たくさんの美術作品が箱に入って並んでいました。一年中一定の温度と湿度が保たれた、厳重な保管庫になっていました。
 今回の「植物と歩く」の美術展は、先週の日曜日から始まり、8月25日(金)まで開催されています。今日は平日にもかかわらず、多くの一般客が来ていました。近くにお出かけの際は、ぜひ訪れてみてください。(大人500円、小学生は無料です。)

7月10日(月) その2

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 1年生は、生活科の学習で「きせつと なかよし(なつ)」の学習をしています。身近な自然を観察したり、様々な感覚を使って遊んだりすることを通して、夏の特徴を見つけていく学習です。本来なら、梅雨の雨の日のことも学習する予定ですが、毎日晴れの日ばかりになっています。1組では、夏を感じるものや夏の花、生き物などを探して校庭に出てきました。
 今日は、校庭に出ただけでジリジリと日差しの強さを感じました。また、ニイニイゼミの鳴き声があちこちからステレオゲームのように聞こえてきます。さらに、ヒマワリやマリーゴールドなどの夏の花が、暑さに負けずに咲いていることにも気づきました。
 今朝の情報番組で、浅草寺で行われている「ほおずき市」のニュースを見ました。江戸時代の頃から、7月10日に一番乗りで参拝したいという人が増え、前日の9日から参拝者で賑わうようになったそうです。そこで、7月9日と10日は「四万六千日のご縁日」として広く知られるようになり、浅草寺のほおずき市が始まったとされています。境内に約100軒のほおずきを扱う露店が並び、たくさんの人で賑わっているようです。
 旭町小にも、毎年ほおずきが見られる場所があります。1年生の昇降口前に、カイズカイブキ(常緑の樹木)の生垣があり、その下草に紛れてたくさん生えています。かき分けて調べてみると、まだ緑色のほおずきの状態でした。まだ熟していないようですが、来週くらいには朱色に近い提灯のようなほおずきが見られることでしょう。
 1組の子ども達に教えてあげると、「ピーマンみたいのがなってる。」と言っていました。(写真上)袋のような部分は、ほおずきの「萼(がく)」にあたります。中には丸い実があり、これを使って遊ぶことができます。爪楊枝で穴を開けて中身を取り出し、息を吹き込むと風船ができます。また、それを口に含んで音を鳴らすこともできます。小さい頃、私の母がよくやって見せてくれました。何度挑戦しても自分にはできませんでした。
 2年生は、算数の時間に「時計を生活に生かそう」という学習をしています。1年生の算数では、「何時」と「何時半」、あるいは「何時何分」の時計の読み方(時刻)まで学習済みです。2年生では、さらに時刻と時間の概念や、1時間=は60分間であること、午前と午後の意味、さらに1日=24時間であることについても学んでいきます。
 時刻と時間の概念は、日常的に使っているものの、2年生にとっては難しい内容です。「時刻」が「時が流れていく中でのある一点」を指す言葉であるのに対して、「時間」は「時のある一点から別の一点までの間」を示す表現で幅があります。時刻と時間の具体的な違いは、「〇時」や「〇時〇分」が時刻であるのに対して、「〇分間」や「〇時間」が時間ということになります。
 しかし、大人でも時刻と時間を混同して使っている場合が多く見られます。「今の時刻は何時?」と言うべきところを、「今の時間は何時?」とよく言っています。あるいは、「次に、3分間ゆでます。」と言うべきところを、「次に、3分ゆでます。」と「間」を省略して話してしまうことが多いものです。つまり、日本語として間違えて使っても意味が通ってしまうので、さらにややこしくなっています2年生の算数の時間では、数直線や模型の時計を使いながらこの単元を学習していきます。(写真中)
 1年2組の教室で、絵の具の道具を初めて使った図工の授業がありました。今まで、クレヨンや色鉛筆を使って色をぬってきましたが、いよいよ絵の具を使って絵を描くようになっていきます。
 まずは、水入れやパレットの使い方や、絵の具のチューブから色を出す方法の指導がありました。今日は、画用紙に風船を描き、絵の具を混ぜないで1色ずつぬる練習をしました。黄色や赤、青と、自分の好きな色の絵の具をパレットに出し、筆でぬる楽しさを味わいました。また、どの程度水を含ませると色の濃さが変わるかということにも気づかせていきました。(写真下)
 絵の具の道具は、これから小学校の6年間でずっと使っていくことになります。そして、図工の学習で最もよく使う道具です。片付けの仕方まできちんとできるように、ひとつひとつ教えてもらっていました。

7月10日(月) その1

 今日の全校朝会は、体育館で行いました。「自由研究をがんばろう」というテーマで話をしました。各ご家庭でも、夏休みの自由研究にどう取り組むか、ぜひ話題にしてみてください。
・・・真夏を思わせるセミの声が聞こえるようになってきました。毎日30度を超える暑い日が続いています。そんな中、目標をもって水泳指導をがんばる姿や、1学期のまとめの学習に一生懸命取り組む姿が見られます。暑いのは誰でも同じです。汗を拭いたり水分補給をしたりするなどの健康管理を自分でしっかり行うことはもちろんですが、暑さに負けない体をつくっていくことも大切です。
 さて、みなさんが楽しみにしている夏休みがもうすぐやってきます。1学期の学校生活は、今週5日間と来週3日間の合計8日間を残すのみとなりました。来週の木曜日に1学期の終業式があり、翌日の金曜日から8月31日まで、42日間の長い夏休みが待っています。そこで、夏休みに入る前に、「どんなことをしよう」とか「どんなことをがんばろう」という計画や目標をしっかり立てておくことが大切です。
 夏休みの課題として、どの学年にも夏休みならではの宿題が出されるはずです。「夏休みならではの」というのは、長い夏休みだからこそ取り組める自由研究のような宿題です。自由研究ですから、自分でやりたいことを決めて、自由に取り組んで良いのです。「わあ、楽しそう」と、夏休みに入る前までは誰もが思います。でも、何をしようかという計画をあらかじめ考えておかないと、夏休みに入ってからなかなか取り組むことはできません。
 いくつか自由研究の例を紹介します。図工が好きな子は、絵を描いたり工作をしたりという作品作りに取り組むことができます。夏休みならではの作品にするのであれば、お店でよく売られている工作キットを買って作るのではなく、材料や作り方を工夫した自分独自の作品ができるとよいですね。また、高学年の子は家庭科の学習を活かして、手芸作品を作ったり調理実習に挑戦したりすることもできます。調理実習は、レシピをまとめたり調理の様子を写真に撮っておいたりすると立派な作品になります。
 その他にも、生き物が好きな子は、植物や昆虫、動物について調べたり、観察記録をまとめたりすると夏休みならではの立派な研究になります。あるいは、社会科の発展的な学習として、地域や世界のこと、歴史について調べることもできます。家族で旅行に行く機会があれば、旅行先の地図やパンフレットを集めて、旅行記を作ると思い出に残る自由研究ができます。
 夏休みが終わって2学期が始まったら、各クラスで自由研究の発表会をします。さらに、教室や廊下に展示して、全校で「夏休み作品展示会」を行う予定です。隣のクラスや他の学年の作品をお互いに見合うようにします。さらに夕方にも公開し、家の人たちにも作品展示会に来てもらうようにします。
 自由研究に一生懸命取り組み、すばらしい作品になったとしたら、きっとこの夏の思い出の1ページになることでしょう。家の人にヒントやアドバイスをもらいながら取り組んでも構いません。見た人に、「すごいな。時間をかけてがんばったんだな。」と感じてもらえるようなすばらしい自由研究をめざしましてください。どんな作品が集まるか、大いに期待しています。・・・

7月8日(土)

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 今日は、第二土曜の学校公開日でした。たくさんの保護者の皆様にお越しいただき、どうもありがとうございました。蒸し暑い中ではありましたが、子ども達ががんばっている様子をご覧いただくことができました。
 1校時に、6年1組で「手品師」という教材を使った道徳の授業がありました。6年生の道徳の授業に、昔からよく使われてきた有名な資料です。この教材は、道徳の内容項目の「正直、誠実」を主題としたものです。・・・大劇場のステージに立つことを夢見て、日々腕をみがいていた手品師が、ある日しょんぼりしている男の子に出会います。手品を見せてやることにより、その男の子は元気を取り戻し、次の日も手品を見せることを約束しました。その夜、大劇場に出るチャンスがあることを知らされた手品師は、大劇場のステージに立ちたい気持ちを捨て切れずに悩みます。そして次の日、たった一人の小さなお客さまを前にして、次々とすばらしい手品を演じるのでした。・・・手品師の心の葛藤を示しながら、最終的には少年との約束を守った「誠実な」手品師の姿が道徳的に描かれています。(写真上)
 道徳の資料は、よく考えて作られたり編集したりされています。この資料に関しては、「自己犠牲を助長する教材」と批判的なことが言われる場合もあります。しかし、曲がった見方をせずに、素直に教材と向き合って子ども達に指導したいものです。
 2年生の各教室では、発表会形式で授業が行われていました。1校時には、生活科の学習で取り組んできた「めざせ 生きものはかせ」の発表会がありました。今まで、自分の関心のある生きものをタブレットで写真や動画に撮り、詳しくその生態について調べてきました。電子黒板に調べた生き物を映しながら、前に出て一人ずつ発表をしていきました。
 両クラスとも、いろいろな生き物について調べていたのでびっくりしました。また、発表会を通して、友達の調べた生き物に対する関心をお互いに高めることにもつながりました。
 家で飼っている生き物(ウサギやカメ、セキセイインコなど)を発表した子がいました。動画を見て、「かわいい〜」とか「私も飼ってみたい…」という声が聞こえてきました。また、近くの公園などで見つけた生き物について調べた子も多かったようです。アリやダンゴムシ、クワガタ、カナブン、カナヘビ…中には、ヤモリの写真を見せながら発表していた子もいました。昨年、学校でもヤモリを見かけました。さらに、最近では珍しいタマムシについて発表した子もいました。聞いてみると、上練馬公園にいたそうです。旭町小の周りには自然がいっぱいあり、様々な生き物と出会うことができます。(写真中)
 3校時に、6年生のキャリア教育「先輩から学ぼう」という授業がありました。講師として、20年前の卒業生の近藤君に来てもらいました。学校だより(7月号)にも書きましたが、私が担任をしていた頃の卒業生と20年振りに出会い、先月からダンスクラブの講師をしてもらっています。そのご主人も当時の卒業生で、現在弁護士の仕事をしています。そこで今回は、弁護士のご主人の仕事を中心に、6年生への授業をお願いしました。
 最初に、弁護士の仕事について、子ども達に分かりやすく話してもらいました。弁護士というと、「裁判所で弁護をする仕事」というイメージがありますが、それだけではなく、様々な仕事があることが分かりました。「トラブルの相談」、「離婚や相続の相談」、「会社の成長のサポート」、「海外企業との契約」…最近はドラマにもなるほど弁護士がカッコよくクローズアップされていますが、仕事は多岐にわたり、大変な職業なんだと改めて分かりました。
 また、弁護士になるには人の気持ちが分かることが大切であり、そのためには子どもの頃からの様々な経験が重要であるという話もありました。きっと、他の職業も同じだと思います。子どものうちに多くの経験を積んでおくことこそが、将来の職業につながるとともに、人や社会の役に立っていくことになります。
 近藤君は、私が高学年の担任をしていた時の隣のクラスの子でした。小柄で比較的おとなしく、ピアノが得意な子でした。音楽会の合奏や歌の伴奏の時には、たいていピアノの前にいた記憶があります。授業の最後に、6年生の子ども達の前でピアノを弾いてくれました。子どもの頃から習っていたピアノを生かして、音楽クリエーターとしても活躍しているほどです。「自分が好きなことを中心に、どんどんいろいろなことにチャレンジしてほしい」と語ってくれた言葉は、6年生に向けた卒業生からの大いなる励ましになりました。(写真下)

7月7日(金)

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 6年生は、図工の時間に「コマコマアニメーション」という作品に取り組んでいます。タブレットを使って、コマ送りのアニメーションを制作し、鑑賞して楽しむ学習です。タブレットの写真機能を使った、パラパラ漫画的なアニメーションです。
 「図工の時間にタブレット?」と思われるかもしれませんが、この1学期だけでもいろいろな学年の図工の時間にタブレットが活用されてきました。特に今回の学習では、「KOMA KOMA」というコマ撮りアニメーション制作アプリを使い、楽しく取り組んでいました。このアプリは、簡単なボタン操作で行えるようになっていて、子どもでもすぐにアニメーション制作を楽しむことができます。また、制作中に動きを何度も確認したり、友達同士で見合ったりすることができます。
 動画や写真を手軽に撮影したり、編集したりすることが当たり前な時代になりました。そういう環境にいる子ども達にとって、アニメーションをつくることはとてもワクワクする活動です。制作前には、グループで意見を出し合って、何を使ってどんな動きを表現するのかというところから構想を練ります。そして制作段階に入ると、階段や廊下まで使いながらみんな楽しそうにタブレットを構えていました。
 ガムテープが階段の手すりを登っていき転がっていく動きや、ビー玉が持ち上がって移動する動きなど、「ありえない動き」を工夫して表現していきました。普通だったら動かないものを対象物にすることで、面白さが倍増してきます。実際にどんな作品に仕上がったのか、とても楽しみです。(写真上)
 2年生が育てているミニトマトに、青い実がたくさんつき始めました。今年の2年生は、「めちゃラク トマト」という苗を購入して植え付けました。支柱立てや芽欠きが不要で、コンパクトに育つタイプのミニトマトです。2組の子ども達が1階にある1組の教室を借りて、自分の鉢を持ち込んで観察していました。大きくなってきた実の数を何度も数えながら、カードに一生懸命記録していました。(写真中)
 この「めちゃラク トマト」の苗を出しているのは、トマトを加工したジュースやケチャップで有名な「デルモンテ」です。同じ「めちゃラク シリーズ」に、ナスやイチゴ、トウガラシなどもあるようです。手軽に場所を取らずに栽培できる家庭菜園用として売られています。
 実が赤くなってくると食べごろなので、もう少しがまんの日が続きます。2年生のミニトマトの鉢は、明日から持ち帰り期間になります。(17日(月)までに家庭に持ち帰るようにお願いいたします。)
 今日は、7月7日の七夕です。家の近くで、星が見えるでしょうか。4年生は、理科の時間に「星の明るさや色」の学習をしています。(秋には「月の動き」、そして冬には「星の動き」の学習もあります。)夜空にはたくさんの星があり、明るさや色が様々であることを学びます。当然、星を見ることができるのは夜なので、家に帰ってから観察をすることになります。東京の空は、星の観察には明る過ぎるとともに、空気が澄んでいません。夏休みに田舎に行った際には、ぜひ夜空の星に注目させてあげてください。
 1組では、おもな星を探すために、星座早見盤の使い方を学習していました。日付の目盛に時刻を合わせると、どの方角にどの星が出ているのかを調べることができます。(調べる時には、方角も分からなければならないので、方位磁針も必要です。)星座早見盤は学校のものなので、興味がある子にはぜひ買ってあげてください。小学生用のものであれば、数百円程度で買うことができます。(写真下)

7月6日(木)

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 朝、1年2組の教室から、元気のよい歌声が聞こえてきました。歌っていたのは、「テルテルボーイズ」という歌です。(写真上)
 2組では、朝の会に「今週の歌」というコーナーがあり、毎朝歌を歌っています。今週の歌として先生が選んだのが、「テルテルボーイズ」でした。梅雨の時期にふさわしいだろうと思ってこの曲にしたようですが、歌のおかげなのか毎日とてもいい天気が続いています。
 この曲の作詞は 新沢としひこ さんで、作曲は 中川ひろたか さんです。2人とも以前からシンガーソングライターとして活躍されています。多くの保育園・幼稚園、そして小学校で歌われているあの有名な「にじ」の歌も、作詞・作曲を同じ2人が手がけています。
 YouTubeで検索すると、「テルテルボーイズ」の歌を聞くことができます。さらに、あさっての公開日に、1校時が始まる少し前に来れば、1年2組からこの歌が聞こえてくるかもしれません。
 2年生は、算数の時間に「水の かさの たんい」の学習をしています。6月に習った「長さを はかって あらわそう」の学習の時に、cmやmの単位があったことから、水の量を比べる時にも単位量が必要であることを考えさせていきます。そして、デシリットル(dL)とリットル(L)、さらにはミリリットル(mL)の単位について学習します。
 実際にリットルますやデシリットルますを使い、自分の水筒に入る水のかさを調べる活動を通じて、その量感についても学習してきました。また、「1リットル=10デシリットル」や「1リットル=1000ミリリットル」のように、それぞれの単位同士の関係についても学んでいます。しかし、日常生活の中では、デシリットルはあまり使われていない単位です。
 算数の教科書でも、この単元のまとめとして、身の回りに使われているかさの単位の話が載っています。(P76の「いかしてみよう」)身の回りでmLやLの単位が使われているものとして、目薬やヨーグルト、ソースの容器、ペットボトルなどが紹介されています。そこで、おもしろいものを発見しました。筆記体のミリリットルとリットルです。
 算数の教科書では、もう何年も前から「mL」、「L」、「dL」が筆記体ではなく活字体で書くようになっています。しかし、身の回りの容器についている内容量を表す表示には、筆記体が使われているものがまだ残っています。2組の教室で担任の先生が、「昔はこの筆記体で書いていたんだよ。」と教えてあげていました。子ども達の間からも、「その方(筆記体の方)がかっこいい。」という声が聞かれました。(写真中)
 5,6校時に6年生が豊渓中学校に行き、部活動体験を行いました。あらかじめ6種類の部活動から希望を取り、体験に臨みました。中学生は、1,2年生が中心です。6年生が4,5年生の頃に一緒に旭町小にいたお兄さん・お姉さん達です。しかしその頃とは違い、制服や中学校の体育着姿ということもあり、すっかり「先輩」に感じられました。
 部活動には担当の先生がついていますが、道具の準備や練習内容等の全てが生徒だけで自主的に進められていきます。「生徒主体の活動が部活動である」ということに気づかされた体験となりました。また、どの生徒もはきはきと受け答えをしていました。6年生にとって、これから2,3学期に向けてめざしていく姿が見えた部活動体験になりました。(写真下)

7月5日(水)

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 4年生は、毛筆書写の時間に、「左右」の二文字を練習しています。筆順と字形の関係を理解するとともに、形を整えて書くことを目標として指導しています。
 お手本の「左」と「右」を比べると、横画は「右」の方が長く、ななめ払いは「左」の方が長くなっています。これは、「左」と「右」の1画目と2画目の書き順の違いからきています。「左」の1画目は横画で、「右」の1画目はななめ払いです。どちらの漢字も1年生で習ってきているのですが、大人でも間違えて書いている人が多いのではないでしょうか。漢字の書き順は、一度間違えて覚えてしまうと、ずっと違ったまま書き続けることになります。文字を正しく整えて書くためにも、正しい書き順を身につけておくことが大切です。
 「左」も「右」も、それぞれの漢字の成り立ちによって書き順の違いが生まれたことになります。また、一般に「右」のように横画が長く左払いが短い漢字は、左払いを先に書くきまりになっています。逆に、「左」のように横画が短く左払いが長い漢字は、横画を先に書くことになります。毛筆で書かれた「右」と「左」の字を見比べると、横画や払いの長さが違うことがよく分かります。(写真上)
 1年生は、算数の時間に「どちらがながい」という学習をしています。1年生の段階では、「長い」「短い」という感覚は日常的にもっていながら、まだ漠然とした大きさとしてしかとらえていません。算数の「長さ」の基礎となるこの単元では、これまで形成してきた長さの概念を具体的な操作を通して学んでいきます。
 長さなど、量の測定の考え方は、4つの段階を経て形成することが望ましいとされています。(1)直接比較…2つの大きさを直接比較して長さを比べます。(2)間接比較…ひもなどの媒介物を用いて長さを写し取り、間接的に比較します。(3)任意単位による測定…ある単位をもとにして、そのいくつ分という数値に表して比較します。(4)普遍単位による測定…全国で共通の普遍単位を使って比較します。1年生のこの単元では、(1)〜(3)までを学習し、(4)は2年生の「長さのたんい」で習います。
 2組では、まず直接比較で長さ比べをする学習をしていました。2本の鉛筆の長さを比べるとしたら、それぞれをくっつけて調べることができます。この場合、端をそろえて比べることが大切になります。机のような平らなところに端をそろえて、まっすぐ鉛筆を立てて比べます。自分の筆箱に入っている鉛筆で比べた後、近くの友達の鉛筆でも比べっこをしていました。(写真中)
 今日一日かけて、6年生の卒業アルバムの写真撮影がありました。個人写真は、2組の隣の多目的室をフォトスタジオ代わりにして撮影を行いました。一生の記念に残るアルバムです。個人写真は、一人ずつ素敵な笑顔で撮ってもらいます。写真屋さんの前で、すぐに笑顔を見せることができた子もいましたが、どうしてもひきつった笑いにしかならずに時間がかかった子もいました。(写真下)
 他にも、クラスの集合写真や授業風景、給食風景、クラブ活動の写真も撮ってもらいました。5校時は校庭に6年生が集まり、ドッジボール大会をしました。これも写真撮影のためです。(休み時間の風景)昨日のたてわり班遊びの写真もそうでしたが、子ども達が遊んでいる姿は生き生きとした表情が撮れるものです。(しかし、動きがあるので難しい…)来週は、委員会活動の写真も撮ってもらう予定です。
 今年度の6年生は、3月の卒業式前にアルバムを渡す予定です。その分、写真撮影を1学期のこの時期に行い、文集を2学期中に仕上げることになりました。今日一日、マスクを取っての撮影が続きました。子ども達本来の姿を、しっかり写真に収めてもらいました。

7月4日(火)

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 1年生は、国語の時間に「は を へ をつかおう」という学習をしています。助詞の「は」、「へ」及び「を」の使い方を理解させて、文や文章の中で使うことができるように指導する学習です。
 「〜は」は、「わ」ではなく「は」と書き、「〜を」は「お」と発音しながら「を」と書き、さらに「〜へ」は「え」と発音しながら「へ」と書かせます。大人にとっては簡単なことですが、1年生の子どもには超難関です。そして、教える側にとっても大変難しいひらがなのルールと言えます。
 1年生の中には、「どうして『わ』って読むのに、『は』って書くの?」と思っている子がいるはずです。ひらがなのルールとして、物の名前や言葉は、読みの通りにひらがなを使うことになっています。そして、バラバラになった言葉と言葉をつなぐために「は」を使います。…と教えても、1年生にはとても難しいものです。
 □に『は』か『わ』を入れましょうという問題があったとします。「に□に、きゅうこんを うえます。」…庭(にわ)というものの名前なので、「わ」が入ります。「□□□、やさしい。」…大人でも少し戸惑う問題です。正解は、「母は、やさしい。」で、□に全て「は」が入ります。1年生の問題は全部ひらがななので、余計難しく感じてしまいます。
 1年生は、4月からひらがなを毎日一文字ずつていねいに習ってきました。2組では、「ん」の字のプリントを今日行っていたので、そろそろ50音が終了する頃だと思います。しかし、もうすでにノートに文を書かせたり、プリントに文字を書かせたりしてきています。また、読書を通じて絵本を読むことなどから、ひらがなで書かれた文章を自分で読む力をつけているところでもあります。多くの文章を読み慣れるところから助詞の「は・を・へ」の使い方が理解できるようになっていきます。また、教科書を読む時に、目で文字をきちんと追いながら読むということも重要です。
 ところで、1組の国語の授業では、みんないい手が挙がっていました。今週の土曜日は、今年度2回目の土曜公開日です。張り切って授業に向かう子ども達の様子をぜひご覧ください。(写真上)
 4年1組の教室で、タブレットを使って運動会のイラストを描いていました。10月の運動会のプログラムに載せるイラストは、4年生の担当になっています。学年全員からイラストを集めて、その中から何人かの作品をプログラムに使う予定です。
 タブレットを使った理由は、インターネットで運動会のイラストを検索し、それを参考に絵を描くためです。無料のイラスト素材集から運動会に関するものを検索してみると、楽しいものやかわいらしいものまで、たくさんのイラストが出てきます。それをさらに自分なりに工夫して絵に表していました。(写真中)
 インターネットから取り出せるイラストは、私もよく利用しています。昨日、2階の掲示板に6年生の武石移動教室の写真資料を掲示しました。(2週間かけて、ようやく完成しました。)いつもタイトルの近くに貼り付けているイラストは、イラスト素材集からとってきたものです。
 3校時に、1年生が学年合同で体育の授業を行っていました。体育館で「マット遊び」の授業をしていました。グループごとにマットを用意し、様々な動きを練習していました。
 低学年からの動きが、高学年での前転や倒立の組み合わせ技に繋がっていきます。動物歩きをした後、「ゆりかご」や「カエルの足うち」の動きを練習していました。「ゆりかご」は、背中を丸くしてゴロンと後ろに倒れて、ゆらゆらと体を揺らす動きです。一方、「カエルの足うち」は、体を支える運動として楽しくできる動きです。両手を肩幅に開き、前方を見ます。両足で床をけって腰を高く上げ、空中で足を打ち合わせます。足うちが1回できたら次は2回…と、空中で足うちをする回数を増やしていきます。繰り返すうちに、腰を高く上げてできるようになっていきます。(写真下)
 低学年は、「マット遊び」の段階です。体育用のマットの上で、自由に体を動かしたり、自分の体を支えたりできるようにしていきます。

7月3日(月) その2

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 今日から7月の学校生活が始まりました。今週末には、「七夕」を迎えます。今年も低学年用に、笹を用意してもらえることになりました。先週から1,2年生の教室で、笹に吊るすための七夕飾りを作る様子が見られます。今日は、1年生の各クラスで、願いごとを書いた短冊の準備を進めていました。
 1組では、最初に担任の先生が、短冊に書く内容の指導をしていました。「おもちゃやゲームを買ってほしいというような願いごとではなく、こんな風になれたらいいなと思っていることを書きましょう。」という指導でした。「『おねだり』を書くのではありません。『お願いごと』を書くのですよ。」と子ども達に話した言葉は、名言だと思いました。
 さて、実際に子ども達は、どんな願いごとを短冊に書いたでしょうか。「プールで足をつかずにもぐれますように。」や「水に顔をつけられますように。」というプールでの授業に対する願いごとを書く子がいました。また、「サッカーが上手になれますように。」や「ダンスがうまくなれますように。」といった習い事に関する願いごとを書いた子もいます。さらに、将来の夢を願いごとに書いた子もいました。「大人になったら、宇宙飛行士になれますように。」や「野球選手になれますように。」と書いてありました。1年生にも人気なのですね…「ユーチューバーになれますように。」と書いた子もいました。(写真上)
 もうすぐ笹が届き、みんなで作った飾りを取り付け、さらに全員の願いごとを記した短冊を一緒に飾ります。公開日や保護者会の折りに、ぜひご覧ください。
 6年生は、国語の時間に「森へ」という教材文の学習をしています。「森へ」を通して、子ども達を読書へと導くようにすることを目標とした学習です。夏休みを前にした「本との出会い」に結び付けるための読書教材として扱っています。
 「森へ」の著者は、星野 道夫さんです。星野さんは、写真家・探検家でもあり、詩人でもあります。また、アラスカなどの自然を扱ったエッセイ本も出しています。「森へ」は、平成14年度版の教科書から掲載されてきました。当初は、上巻の初め、つまり6年生で最初に指導する国語の教材でした。
 「森へ」は、絵本として出版されています。もともとは、福音館書店から出されている「たくさんのふしぎ傑作集」シリーズの一冊でした。教科書に載っているザトウクジラや原生林の美しい写真は、全て星野さんが撮影したもので、絵本に載っている写真がそのまま教科書にも使われています。各ページに掲載されている写真を見ながら読み味わっていくと、厳しい自然の美しい世界に自分も入り込んだかのような気持ちになっていきます。
 1組では、最後の場面の読み取りをしていました。筆者が原生林を歩いていて見つけた光景が書かれています。1本の倒木から生えている幹を見つけました。倒木に落ちた種子が発芽し、何年もかけて大木へと成長したのでしょう。その成長を支えていたのは、倒木の栄養分でした。「目には見えないけれど、森はゆっくりと動いているのでした。」と書き表した星野さんは、やはり探検家であり詩人なんだなと感じされられます。(写真中)
 7月に入り、学期末のまとめの時期になりました。どの学年も、ワークテストに向かう時間が多くなってきています。それは1年生も同じです。単元ごとにワークテストがあり、採点をして1学期の評価に入れていきます。
 2組では、算数のひき算のワークテストが行われていました。1年生のひき算の学習では、3つのひき算(求残、求補、求差)があり、全てを学習するということを2週間前にお伝えしました。ワークテストでは、様々な種類のひき算が文章題で出題されていました。もちろん、問題文に出てくる動物などのイラストは描かれていますし、ひき算の学習をずっとやってきたので、そう間違えることはないかもしれません。また、1問ずつていねいに先生が問題文を読んであげていました。今後、たし算と混ざって出題された場合や、自分で問題を読んで解く場合に対応できるかが大切になってきます。(写真下)

7月3日(月) その1

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 全校朝会は、校庭で行いました。「ごみを減らす努力」という話をしました。
・・・先週水曜日に、4年生が光が丘清掃工場の見学に行きました。清掃車によって、練馬区のあちこちからたくさんのごみがどんどん運ばれてくる様子が見られました。そして、ごみバンカーにためられた大量のごみがクレーンで持ち上げられ、焼却炉に入れられていく様子も見ることができました。
 ごみは、高い温度で完全に燃やしたとしても、必ず「灰」が残ります。燃やした後の灰や燃えないごみなどは、東京湾の最終処分場の埋め立て地に運ばれていきます。清掃局の人の話では、昔よりもごみが減ってきてはいるものの、あと50年で東京湾の埋め立て地はいっぱいになってしまうそうです。
 毎年、4年生の社会科の時間や総合の学習を通して、ごみの学習をしています。リデュース・リユース・リサイクルの3Rの学習やごみの分別について、詳しく学習をします。5,6年生のみなさんも、4年生の時に清掃局の人から出前授業を受けたことをはっきりと覚えているのではないでしょうか。そして、学習のまとめとして、「これからはごみをなるべく出さないようにしていきます。」と感想をまとめたのではないでしょうか。今回の光が丘清掃工場の見学を通じて、4年生のみなさんも「ごみを減らさなければならない」と感じたはずです。
 では、実際の生活の中で、ごみを出さない努力ができているでしょうか。学校は、たくさんの人がいるため、毎日いろいろなごみが出る場所です。その中でも、校長先生が2つ気になっているごみがあります。
 1つ目は、給食の残菜です。毎日給食室の方々が、全校分の給食を調理してくださっています。各教室に配られた給食を全員が残さずに食べていれば、その日のごみはゼロになります。しかし、食べものの好き嫌いがあって給食を残してしまった子がいると、残菜として食缶に戻すことになります。残念なことに、毎日給食室に戻ってくる全校分の残菜は、多い時で大人の体重を超えるぐらいになるそうです。ついさっきまでおいしい給食だったものが、給食の時間が終わるころにはごみになってしまっているのです。給食を食べ残すということは、その分ごみを出していることになります。
 学校のごみで気になっている2つ目は、落とし物がたくさんあることです。昇降口の近くに、落とし物を置いておくコーナーがあります。4月からたまった落とし物が、すでにいっぱいになりました。上着やハンカチ、文房具類など、この3か月間で、たくさんの落とし物がありました。名前が書いてあれば、すぐに落とした子に戻っていたはずですが、どれも残念なことに名前がありません。1学期が終わったところで、これらの落とし物は処分することになります。つまり、ごみに出すことになるのです。名前を書かずに落とし物をすることや、自分が失くしたものを探しに来ないということは、ごみを出していることにつながっています。
 社会全体から本当にごみを減らそうとするならば、一人一人が身近なところから真剣にごみを減らす努力をしていかなければなりません。・・・
 続いて、委員会からの連絡が2つありました。保健・給食委員会からは、ハンカチ・ティッシュ調べを行うことの連絡でした。(写真上)代表委員会からは、ユニセフ募金についての連絡がありました。(写真中)
 先週、北校舎の外壁・屋上防水にかかわる工事について、プリントでお伝えしました。いよいよ今日から、本格的に足場を組み始めます。児童玄関と校庭との間に、資材置き場のための囲いがすでにできています。全校朝会から教室に戻る際や、休み時間の出入りの通路がとても狭くなります。(写真下)

6月30日(金)

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 今週火曜日頃から、1年生のアサガオが次々と開花し始めました。昨日までまだ咲いていなかった子が、「咲いてる!」と目を輝かせて伝えに来ました。中には、「花がしぼんじゃったの…」と残念そうな子もいました。朝咲いていた花は、昼頃にはしぼみ始めてしまいます。昨日きれいに咲いていたはずの花がしぼんでしまい、残念がっていました。アサガオが一日花であるということを知らなかったようで、しばらく咲き続けると思ったのでしょう。
 また、友達の鉢にいろいろな色のアサガオが咲いているのを見て、「なんで僕のは赤い花しか咲かないの?」と聞いてきた子がいました。1つのつるに違う色の花は咲きません。友達のアサガオは、3本出ている株にそれぞれ違う色の花が咲いていたのです。「3本植えてあるから、他のつるに違う色のアサガオが咲くかもしれないよ」と教えてあげました。
 学年全体を見ると、花色が豊富でとてもきれいです。濃い目の赤や青一色のアサガオもきれいですが、薄い色のアサガオ(ピンクや水色)もとても素敵です。また、花びらの外側に白い縁取りが入る覆輪咲きも多く見られます。(写真上)
 この時期、台東区の入谷で行われる「朝顔市」は、全国的に有名です。今年は、来週木曜日から3日間開催されるようです。コロナ禍の3年間は中止になっていたので、4年振りの開催になります。朝顔市に並ぶ鉢は、「行灯(あんどん)仕立て」になっています。行灯仕立ては、伸びてきたつるを摘心しながら花芽を多くつけさせていきます。
 今日は、6年生と「こころの劇場」の観劇に行ってきました。「こころの劇場」は、劇団四季のファミリーミュージカルとして、都内の小学生向けに上演されてきた長い歴史があります。昔は、有楽町にある日生劇場で上演されていました。「魔法を捨てたマジョリン」や「人間になりたがった猫」、「エルコスの祈り」など、6年生の頃に劇団四季のミュージカルを見に行った記憶のある保護者の方が多いのではないでしょうか。
 一時期、日生劇場から浜松町の四季劇場に会場が移りましたが、その後練馬文化センターで上演してもらえるようになり、大変便利になりました。ところが、現在文化センターが改修工事中であるため、今年は新宿文化センターが会場となりました。本校は、地下鉄成増から副都心線で東新宿まで電車で行くことにしました。(写真中)
 今年の演目は、「ジョン万次郎の夢」でした。日本人で初めてアメリカに渡ったと言われている中浜万次郎が、鎖国の日本の扉を開くまでを描いたミュージカルです。江戸時代に実際にあった出来事をもとにつくられたミュージカルで、「国や習慣が違っても、相手を信じ理解する心」や「困難に立ち向かう勇気」などが描かれています。ミュージカルなので、すばらしい舞台に歌ありダンスありで、2時間たっぷりと楽しむことができました。昨年度までは、コロナ禍の影響で教室での動画配信を見ていました。やはり大きな劇場に足を運んで、生の舞台は格別なものがあります。
 お昼は、近くの公園で食べることができました。帰りも雨の心配はなく、帰校することができました。
 5,6校時に、5年生の各教室で家庭科の授業が行われていました。先日から始まった裁縫の授業の続きです。今日は、2枚のフェルトを使った「かがり縫い」の練習をしていました。5年生では、「小物入れ」を作ることを目標に、様々な縫い方の学習をしていきます。「なみ縫い」の他に、「本返し縫い」や「半返し縫い」、そして「かがり縫い」です。かがり縫いは、布の端を始末したり、飾りにしたりする時に使う縫い方です。(写真下)
 今後、ボタン付けの練習をしてから、小物入れ作りに取り組んでいくようです。

6月29日(木)

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 4年生は、理科の時間に「とじこめた空気や水」の学習をしています。閉じ込めた空気を圧すと体積が小さくなり、圧し返す力がそれにつれて大きくなることを実験で確かめていきます。また、閉じ込めた空気の性質を、水の場合ではどうなるかということと関係づけて調べていきます。
 2組の子ども達が、校庭に出て大きなビニール袋に空気を入れ、その手ごたえを調べていました。ビニール袋などに入った閉じ込められた空気を圧すと、ふわふわと圧し返してくる力を感じることができます。日常生活の中でも、ふくらませた風船や空気を入れた浮き輪を圧し縮めた経験がどの子にもあるはずです。ただ、そのときの空気の体積がどうなっていたかについては考えていなかったでしょう。
 そこで、教室に戻って次の実験を行いました。プラスチックの注射器の先をゴム板で押さえて、ピストンを圧す実験です。注射器内の空気の体積が小さくなるとともに、ピストンを圧している手にはね返すような力を感じることができます。そして、そのはね返す力は、ピストンを圧せば圧すほど大きくなることも分かりました。(写真上)
 今後は、水を圧し縮めた場合の実験を行い、空気との違いを確かめていきます。教科書には、それらの実験から「学んだことを生かそう」というコラムが載っています。一つは、自転車に空気を入れたゴムタイヤが使われている理由を考えさせる話です。(自転車が考案された当初は、木のタイヤが使われていました。)もう一つは、「豆腐の容器に水が入っている理由について説明しよう」というものです。水は圧し縮めることができないという性質を利用して、こんにゃくや豆腐の容器内を水で満たし、崩れないようにしています。
 1年1組で、「きんの おの」という資料をつかった道徳の授業がありました。・・・木こりが木を切っている時に、自分の斧を湖に落としてしまいました。湖の中から神様が現れ、金や銀の斧を見せられても自分の斧ではないと言い、鉄の斧を見せられると「私の斧です。」と正直に答えました。一方、その話を聞いた仲間の木こりは、わざと斧を湖に落とし・・・「金の斧、銀の斧」という題名で有名なお話です。(写真中)
 道徳の授業では、たいてい実際の生活とは違った模範解答を答える子が多いものです。このお話で「自分が木こりだったら…」と問われると、ほとんどの子は「正直に言う」と答えるでしょう。しかし、普段の生活の中では、うそをついてしまったり、ごまかしてしまったりすることは誰にでもあることです。そして、そうした時の後味の悪さも、誰もが経験したことがあるでしょう。
 1年生の子ども達に、「どうしてうそをついてはいけないのでしょう?」と聞くと、「家の人に叱られるから。」とか、「バチが当たるから。」と多くの子が答えます。実際に、小さい時からそうやって教えられてきたのでしょう。…それだけで、1年生は正直だなと思います。
 6年生は理科の時間に、「体のつくりとはたらき」の学習をしています。吸った空気のゆくえ(呼吸のはたらき)についてや、食べ物のゆくえ(消化のしくみ)について学んでいます。今日は、5校時に1組が理科室で食べ物のゆくえの実験をしていました。ご飯が口の中で唾液と混ざり、どのような変化が起きるのかを調べる実験でした。
 チャックがついたビニール袋を2つ用意し、片方にはご飯粒と唾液、もう片方にはご飯粒と水を入れます。ビーカーに40度のお湯を入れ、両方の袋を温めます。(口の中を再現する為に、体温に近くする)また、途中でビニール袋をよくもみます。(口の中でよく噛んでいる状態を再現するため)しばらくしてから、ヨウ素液を数滴加えて反応を調べます。
 水を加えたものは、米のでんぷんに反応して青紫色に変化します。一方、唾液を混ぜたものは、紫色の反応がうすく、でんぷんが少なくなったことが分かりました。(正確には、でんぷんが別のもの(糖)に変わったということです。)(写真下)
 昔から、「よく噛んで食べなさい」と言われてきたのは、食べ物を消化しやすくするための言い伝えです。食べ物を細かくするとともに、唾液と良く混ぜることで消化が良くなります。ご飯を口に入れ、しばらく噛んでいると甘みを感じるのは唾液のはたらきで、でんぷんが糖に変わったからです。

6月28日(水)

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 2年2組で「おり紙の名人 よしざわ あきら」という道徳の授業がありました。日本の創作折り紙の第一人者であると同時に、折り紙を世界中に普及させることに尽力した吉澤 章さんの伝記的な資料から、「個性伸長」について考えていく授業でした。
 吉澤さんが小さかった頃、近所のお姉さんが折った「舟」が折り紙との最初の出会いでした。こわれてしまった舟を開いては折りを繰り返し、自分なりに折り方を研究していきました。それをきっかけに、「自分の折り紙が人を元気にすることができる。」と信じて折り紙の研究を続け、世界中で知られる折り紙名人にまでなりました。実際、「ORIGAMI」を世界共通の言葉にまでした人物としても有名です。教科書には、吉澤さんが折った「クジャク」の写真が載っています。(写真上)
 吉澤さんは、生涯に多くの折り紙の本を出しました。多分、ほとんどの方が今まで利用してきた折り紙の本がそのうちの一冊だと思います。吉澤さんの折り紙作品は、出身地の栃木県上三川町図書館内に展示されているそうです。また、都内では、東久留米のギャラリーで常設展示されています。
 2年生の子ども達は、この資料から個性伸長についてどのような考えをもつことができたでしょうか。まずは、自分の得意なことや好きなことへの気づきが大事です。どの子も必ず何らかの分野に秀でるものがあり、その芽を大切に伸ばしてあげることが重要になります。
 4年生が、社会科見学として光が丘清掃工場に行ってきました。いつも教室の窓から校庭の向こうに見える煙突をめざして、20分ほど歩きました。長らく建て替え工事期間が続きましたが、昨年から見学コースの受け入れが再開しました。以前は、出かける前に子ども達に「清掃工場についたら、絶対に臭いという言葉を言わないこと」と指導したものでした。新しくできた清掃工場では、そういう心配は全く必要なく、とてもきれいでにおいもない場所になっています。それだけでなく、ごみを焼却する熱を利用して発電を行い、電気を売る「発電所」のような役割もしています。
 また、バンカーに集まったごみを移動させる時に操作していたごみクレーンは、現在は自動運転になっています。見学コースで唯一働いている人が見られたのは、中央制御室だけでした。(写真中)
 学年を4つのグループに分けて、ていねいに説明を聞きながら見学をすることができました。プロジェクションマッピングで説明する場所があったり、タッチパネル式のクイズができたりと、見学コースを周る子ども達は大喜びでした。
 1年生は、生活科の時間に「はるからなつの いきもの」の学習をしています。教科書には、ツバメやメジロなどの鳥の他に、バッタやテントウムシ、カブトムシなどの昆虫の写真も載っています。
 生活科の学習は、ほとんどが校庭や中庭が教室になります。1組の子ども達が中庭に出てきて、虫を探し始めました。今朝、池の水面に卵を産もうとしていたギンヤンマがいたことを伝えると、子ども達もトンボを見かけていたようでした。さらに、ヤゴの抜け殻を見つけた子もいました。(写真下)
 4年生と出かけた清掃工場付近では、早くもセミの声らしき音が聞こえ始めていました。今週は蒸し暑い日が続き、週末には7月に入ります。これからたくさんの夏の生き物に出会えることでしょう。・・・昨日から、1年生のアサガオの鉢に花がつき始めています。

6月27日(火)

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 2年生は、国語の授業で「あったらいいな こんなもの」という学習をしています。「話すこと・聞くこと」の学習単元です。あったらいいなと思うものを絵に描いて、友達と質問をし合うことにより、自分の考えを詳しくしていきます。そして、友達と発表し合い、感想を伝え合うという言語活動に位置付けていきます。
 教科書には、空を自由に飛べる魔法の羽や、動物と会話ができるヘッドホンの絵が参考に載っています。以前は、大きくドラえもんが出てきていましたが、現在の教科書には削除されています。イメージとしては、「ドラえもんの四次元ポケットから出す道具を自分で考えよう」という学習課題になります。こういう発想は、断然に子どもの方が優れているものです。
 1組では、先日各自が考えた道具のメモをもとに、発表原稿を書き始めていました。何人かの「あったらいいな こんなもの」を見せてもらいました。「天気を変える杖」…自分の好きなように天気を変えることができたら、どんなに便利なことでしょう。移動教室や遠足、運動会の日も、これがあれば安心です。「生きものデパート」…並んでいる毛布をかぶると、その生きものに変身できるそうです。自分だったら犬になって、一日中まったりと居眠りしていたいです。来週の学校公開の日に、各自が考えた道具の発表会を予定しているようです。ぜひご期待ください。(写真上)
 ところで、大人が考えると、せいぜい「浦島太郎印の薬」や「リサイクル紙幣」ぐらいしか思いつかないのではないでしょうか。(ちなみに、「浦島太郎印の薬」は、1錠飲むと10年若返る薬です。「リサイクル紙幣」は、紙ごみを集めて入れると、新札になって出てくる道具です。私が考えました。)
 5年生は、理科の時間に「メダカのたんじょう」の学習をしています。1組では、メダカのオスとメスの体のちがいについて調べていました。オスとメスは、お腹のふくらみのちがいの他に、背びれとしりびれにそれぞれ特徴があります。教室で飼育しているメダカを観察ケースに1匹ずつ入れて、横から見ながらオス・メスの違いを観察していました。(写真中)
 ところで、メダカは絶滅危惧種に指定されています。もう20年ほど前になりますが、このニュースが流れた時は驚きました。日本中の田んぼや池、小川にたくさんいるはずと思っていたメダカが絶滅危惧種というのですから…。ただこれは、急激に絶滅危機にあるというのではなく、今後の環境が大切であるという警鐘ともとれる話題でした。ヒメダカ(一般的によく売られているオレンジ色のメダカ)のように、改良されたメダカを放流すると、野生のメダカの遺伝子が失われていく原因になると言われています。鑑賞用に作り出した生き物のしっぺ返しが、「絶滅危惧種」という言葉として返ってきているわけです。
 また、コロナ禍を機に、空前のメダカブームになったと言われています。自宅内のわずかなスペースで手軽に飼育できることから、コロナ禍でメダカの需要が増えたそうです。環境に配慮してあげるとどんどん増えていくため、メダカを育てる楽しみを趣味にする人が多くなったそうです。私の家の近くでも、外にたくさん水槽が並んでいる家を見かけます。中には珍しい種類のメダカもいて、高額で取り引きされているものもあるようです。
 中休みの途中、少し大粒の雨が降ってきました。外遊びをしていた子ども達をあわてて室内に入れました。続く3,4校時は、1年生の水泳指導の時間でした。幸い雨がすっかり上がり、先週に続いて2回目の水泳指導を気持ちよく実施することができました。
 水温は27.5度、気温は30度近くありました。プールサイドで指導の様子を見ていると、どの子も水遊びにとても楽しそうに取り組んでいました。低学年の水泳の授業は、「水遊び」が主になります。(正式には、「水泳」は3年生からです。)水遊びは、水に入り水圧や浮力などを体で感じることで、楽しさを味わうことができる運動です。プールの端から端までを様々な歩き方で移動したり、みんなで鬼ごっこやじゃんけん列車をしたりして、水に親しみながら運動をしていました。
 最後に、低学年の水泳指導では定番の「宝探し」をしました。先生が水中リングがたくさん入ったカゴを用意し、プールに全部投げ入れました。スタートの合図とともに、子ども達が拾いに行きます。リングを拾ったら先生のところに持っていき、腕に通します。
 子ども達がどうやって拾っているのかを見ていたら、ちゃんともぐって拾ってくる子がたくさんいました。スイミングに通っている子が多いのでしょうか、すでにもぐったり泳いだりが得意な子がいたのでびっくりしました。中には、足の指で器用にリングを拾い上げていた子も見られました。(写真下)

6月26日(月) その2

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 5年生は、社会科の時間に新潟県南魚沼市の農家の資料をもとに、「米づくりのさかんな地域」についての学習をしています。今日は、よりよい米づくりをめざした取り組みとして、「稲の品種改良」について学習をしていました。(写真上)
 昔と比べて米づくりが改善されてきたことを、教科書や資料集を使って複数の資料から読み取っていきました。長年にわたって、品種改良の研究が進められてきたことが分かりました。そして、品種改良によっておいしくて病気に強い品種を作出できたことはもちろんですが、昔に比べて短い労働時間で多くの米が生産できるようにもなりました。
 教科書には、日本で品種改良されて生まれた稲の品種の家系図が掲載されています。コシヒカリは、農林1号と農林22号をかけ合わせて生まれました。さらにそのコシヒカリを親として、「あきたこまち」や「ひとめぼれ」、「はえぬき」が生み出されてきています。他の果物や野菜、花の品種改良も同じですが、1つの優秀な品種を生み出すためには、気の遠くなるような作業と時間がかかります。単に2品種をかけ合わせて終わりではなく、そこから生まれた種を育成し、良質のものを選別し、さらにその性質が固定されたものかを何度も試し…と、結局1つの品種を生み出すために、10年もの歳月がかかります。
 ところで、「ササニシキ」がほとんど出回らなくなってしまった理由をご存知でしょうか? コシヒカリが西の横綱と呼ばれていたのに対し、ササニシキは東の横綱とさえ言われるほどの銘柄米でした。当初は冷害に強いと言われて東北地方を中心に作られていましたが、30年前の冷害で壊滅的な被害が出てからは、あっという間に姿を消していきました。逆に言うと、寒さに強くておいしいお米の「あきたこまち」や「ひとめぼれ」が登場したことが理由でもあります。今後は、さらにおいしくて病気に強く、収穫量の多い品種が作られていくのかもしれません。
 6年生は、家庭科の時間に「夏をすずしくさわやかに」という学習をしています。日本は四季の変化が大きく、特に夏は蒸し暑さが特徴的なため、昔から様々な工夫をして過ごしやすくしてきました。1組では、「衣・食・住・その他」の項目に分けて、夏を涼しく過ごすために行っている工夫について話し合っていました。(写真中)
 子ども達からは、夏の「衣」の工夫として、「帽子」「半袖半ズボン」「ダボッとした服」「夏用のパジャマ」などが出されました。通気性を考えた衣服に替えるということは、とても大切なことです。「住」の工夫では、「扇風機や「クーラー」しか出てきませんでしたが、室内の通気をよくしたり直射日光を避ける工夫(日差し避けのすだれやタープなど)をしているはずです。
 全校朝会で、生き物を飼っているクラスが多いということを最後に話しました。水槽を用意して、メダカを飼育しているクラスが確かにたくさんあります。5年2組では、水草の入った入れ物に、生まれたばかりの子メダカがたくさん泳いでいました。
 一方、1年2組の教室の後ろには、先週から虫かごが3つ並んでいます。子ども達に聞いてみると、カブトムシやクワガタを家から持ってきたようでした。夜行性ですが、カブトムシのオスが元気よく動いているのが見えました。ちゃんと昆虫ゼリーまで用意してあります。
 もう一つの飼育ケースには、小さなコオロギがいました。最初はカマキリも入っていたようですが、死んでしまったそうです。私も先日、自宅の吊り鉢にカマキリが潜んでいるのを見かけました。まだ体は小さく、夏から秋にかけて大きくなっていくのでしょう。コオロギもまだ黒々としていなくて、薄茶色の小さな体をしています。カマキリの食事用にケースに入れられていたのだと思いますが、天敵がいなくなってホッとしたのか、元気に動き回っていました。(写真下)

6月26日(月) その1

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 全校朝会では、「ツバメの話」をしました。2枚のツバメの写真を見せながら、次のような話をしています。
・・・春から夏にかけて、ツバメが空を忙しそうに飛び回る姿が見られます。ツバメは渡り鳥の一種で、3月から4月に南の方からやってきて家の軒下などに巣を作り、ヒナを育てます。何週間かかけてヒナが育ち、巣立っていきます。今は、2回目の巣作りをして新たに卵を産む準備が進められている頃です。先日6年生と行った移動教室でも、古墳館の軒下にツバメが巣作りのために飛んで来ているのを見かけました。
 ツバメは、空中に飛んでいる小さな虫をエサとしています。1日に600匹〜700匹もの虫をつかまえて、せっせと巣に運んでいます。農作物に被害を与える虫をたくさん捕まえてくれるので、農家の人たちにとってツバメはとてもありがたい鳥です。
 普通、鳥は人を見かけると逃げていくものです。でも、たいていのツバメは人が住んでいる家に巣を作り、人が住んでいない空き家には巣を作らないと言われています。駅のホームのように、たくさん人が行き来する場所にも巣を作ります。なぜ、わざわざ人がたくさんいるところを選んで、ツバメは巣を作るのでしょうか。
 理由はこうです。ツバメの天敵はカラスです。人間の住んでいるところに巣を作れば、カラスに襲われることはないと、昔からツバメは学んできました。だから人間のことを「自分達を守ってくれる優しい仲間」と思っているのです。そこで、わざわざ人がたくさんいる場所を選んで巣を作るのです。ツバメが大切なヒナを育てている時も、人はかわいいかわいいと大事にしてくれて、外敵から身を守ってくれるものと信じているのです。さらに不思議なことに、ツバメは自分が巣を作った場所をちゃんと覚えていて、次の年も必ず同じ場所に戻ってくるという習性があります。
 だいぶ昔のことですが、校長先生が勤めていた学校の校舎裏に、毎年ツバメが巣を作りに来る場所がありました。ツバメがやってくる頃になると、子ども達と一緒にそっと窓からその様子を観察するのが楽しみでした。くちばしに枯れ枝と一緒に泥をつけて運んで来て巣を作る様子や、ヒナが一生懸命口を大きく開けて親鳥からエサをもらう姿をみんなで見守りました。
 ある年のこと、春になってツバメがやって来て、そろそろ巣ができ始めてきた頃のことでした。一人の子がいたずらをして、棒で巣をつついて落としてしまいました。全校のみんなが残念がりました。そして、次の年からは、もう二度と学校にツバメが来ることはありませんでした。「あそこに巣を作ると、命をねらう敵がいるぞ。」と、ツバメが思ったからでしょう。
 旭町小の子ども達は、生き物が大好きな子が多いなと思います。教室でカイコを大切に育てたり、メダカを飼っていたりするクラスがあります。生き物を大切にする子は、友達も大切にできる子です。身近な生き物を大切にし、心の優しい人に育ってほしいと思います。・・・
 続いて、「第56回 交通安全 子供自転車東京大会」の表彰を行いました。6月18日(日)に大田区総合体育館で開催され、本校の5年生4名が出場し、東京都で第3位という成績を収めました。先月から、夕方校庭で練習してきた努力が実りました。(写真上下)

6月23日(金)

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 火曜日に、3年2組の保健の授業についてお伝えしました。3年生から始まる保健では、「毎日の生活と健康」の学習をしています。今日は、1組で「身の回りの清潔」についての授業がありました。
 まず、濡れた脱脂綿で手を拭く実験をしました。自分では「きれいなはず」と思っていた手のひらや指先でしたが、脱脂綿で拭き取ってみると、黒い汚れがつくことに気がつきました。登校してから手を洗って授業が始まったとしても、机や椅子、筆箱、消しゴムなど、いろいろなものを触っています。また、目に見えて汚れが脱脂綿につかなかったとしても、様々なところを触った手にはたくさんのばい菌がついています。(教科書には、手のひらのばい菌を寒天培養した写真が載っています。)
 授業を通して、病気を防いで健康な体を保つために、手をしっかり洗うことや清潔なハンカチ・衣服を身につけることの重要性を学びました。授業の後半では、正しい手洗いの実習を行いました。手のひらと手の甲にスタンプを押してもらい、きちんとその汚れが落ちるように手を洗います。手を洗う前に、動画を見ながら手の動かし方を確認しました。手のひらと甲の洗い方や、指先や指と指との間の洗い方など、手洗いにはたくさんの洗う場所と手の動かし方があることを知りました。(写真上)
 学校では、固形石鹸をやめて液体石鹸を各流しやトイレに設置しています。コロナ禍の3年間で、私も以前よりもよく手を洗うようになりました。校内を回ってから校長室に戻ると、必ず手を洗うのが習慣化しました。子ども達も、小さい頃からものを食べる時(食事やおやつ等)や外から帰った時に、必ず手を洗うということを習慣化させておくべきです。日頃、教室での学習の様子を見ていると、鉛筆をくわえたり、指や爪を口にしている子をよく見かけます。
 一方、3年2組では、社会科の時間に「買い物調べ」のまとめを行っていました。3年生は、社会科で「商店の仕事」についての学習をしています。先週は、成増のマルエツまで、スーパーマーケットの見学にも行っています。また、宿題として「買い物調べ」が出されていました。家の人が買い物に行った場所を調べて、「なぜその店を選んだのか」や「品物を選ぶ時に気を付けていること」についてインタビューをするという宿題でした。
 クラス全員の買い物調べの結果を見ると、それぞれいろいろな店が利用されていることが分かりました。スーパーマーケットでも、成増の駅の近くもあれば、光が丘の店もありました。他にもコンビニやドラッグストア、個人の商店も利用していました。店を選んだ理由では、「安い商品が多い」という値段を重視しているものが多く、「よいものがそろっている」や「一度にいろいろなものが買える(スーパー)」という理由もありました。(写真中)
 子ども達が調べたカードに、店のレシートが貼ってありました。成増駅の改札前にあるお菓子屋さんのレシートに目が行きました。私もつい先日、知り合いに渡すために洋菓子を買った店だったので、すぐ目にとまりました。レシートを見せてもらうと、いろいろなケーキの種類がありました。その子に聞いてみると、父の日のために家族分のケーキを買ったそうです。特別感のあるおいしいケーキがあるから、その店を選んだのでしょうね。
 5校時に、5年生の研究授業がありました。旭町小では、今年度も算数の校内研究に取り組み、子ども達の学習意欲と学力の向上を図っていきます。また、教員の指導力向上や授業改善のためにも、校内研究を全校で位置付けて実施していきます。
 授業は、「小数の倍」の単元でした。今日の授業では、2クラスで習熟度別のコースに分けて行われていました。1組はステップ・ホップコース、2組はジャンプコースの子ども達が集まって授業が始まりました。
 今年度の研究テーマは、「思考力・判断力・表現力の育成 〜考えの伝え合いを通して〜」です。授業の中での子ども同士の考えを友達と伝え合う場面を中心に研究を進めていきます。今日の授業の中でも、隣り同士のペアやグループで意見を出し合い、交流する様子が見られました。(写真下)
 授業後の協議会では、研究講師の先生から多くのご指導をいただきました。また、先生同士の意見交流が活発に行われた協議会となりました。子どもだけでなく、指導する先生方自身が普段から活発な話し合いの姿勢をもっていることは、旭町小の自慢の一つです。

6月22日(木)

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 5年生は、国語の時間に「カレーライス」という物語の学習をしています。「カレーライス」は、重松 清さんが教科書のために書き下ろした作品です。他にも、家族の日常を描いた作品をたくさん出している作家です。重松 清さんの他の作品を読み広げていくと、読書の楽しみが増すことでしょう。(写真上)
 「僕は悪くない――。」そう言って、少年は父親に絶対に謝らないことを宣言します。ことの始まりは、約束の時間以上にゲームをしていた少年を父親が叱り、ゲームの電源を抜いてしまったことにありました。それに腹を立てた少年は、「父から先に謝るべきだ。」と片意地を張り続けます。そんな中、父親が夕食に早く帰ってくる『父親ウィーク』が始まることになりました。・・・親子の行き違いと成長をテーマに描かれた作品で、とても身近な内容でもあり読みやすい物語です。
 同じ年代の子どもにも、そして親世代の大人にも、じんわりと心に響いてきます。思春期の男の子と父親とのぎくしゃくとした関係は、世のお父さん方はよく理解できるのではないでしょうか。私自身もそうだったし、逆に親になってから自分の息子に対しても同じことを感じました。でもそれだけに、男の子にとっての父親の存在は、とても重要なのでしょうね。
 物語のラストで、「辛いはずのカレーが、ちょっぴり甘く思えた。」とあります。父親と仲直りできたことへの安心感と、うれしさの気持ちが表現されていて、とても素敵な感じがします。
 5年生の家庭科で、いよいよ裁縫の授業が始まりました。裁縫道具を使うのは初めてということで、どの子も楽しみにしていたようです。今日は、針に糸を通し、玉結びや玉止めの練習を中心に実習を行いました。
 まずは、針に糸を通すところからです。糸はなめるのではなく、糸切りばさみで斜めに切って針穴に通りやすくしてから行います。最初は苦戦していた子ども達でしたが、一人ができると次々に「できた!」という声が上がりました。
 続いて、玉結びに挑戦しました。先生のお手本を見るとともに、コツをよく聞いてから行いました。玉結びは、人差し指に糸を巻き付けてから親指の腹でこするようにして糸をくぐらせるのがポイントです。慣れてくると、片手ですばやくできるようになります。何度も繰り返し挑戦し、練習を重ねることが大切です。手先の器用さを磨く大切な学習でもあるなと思いました。
 子ども達は、初めての裁縫の学習でしたが、集中して取り組んでいました。玉結びの後は、フェルトを使って玉止めの練習、そしてなみ縫いと、今日だけでずいぶん上達したように感じます。(写真中)
 明日で前期読書旬間が終了します。子ども達は、たくさんの本に出会うことができたでしょうか。今日は、図書管理員の先生が勤務の日でした。低学年がクラスこどに図書室を利用し、図書の時間の後半に絵本の読み聞かせをしてもらいました。
 1年生には、「あめふり」という絵本の読み聞かせがありました。福音館書店から出ている、有名な「ばばばあちゃん」シリーズの一冊です。毎日毎日雨ばかり降り続くので、怒ったばばばあちゃんは雲の上の雷に向かって大声を上げますが、一向に雨はやみません。そこで、ばばばあちゃんはある作戦を思いつきます。・・・途中で絵本を縦にする場面もあり、次々といろいろなことが起こります。(写真下)
 一作目の「いそがしいよる」を始めとして、月刊絵本の「こどものとも」や「かがくのとも」からこのシリーズが生まれました。いつも元気な「ばばばあちゃん」は、ちょっと気が短いのですが、とても行動力があってパワフルです。そして何よりも、温かみのあるキャラクターが人気になっています。

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