7日3日(水)2校時(9時35分〜)に、体育館にて情報モラル教室があります。5,6年生への指導の様子を公開いたします。続けて保護者向けの講習会もあります。ぜひご参加ください。

4月28日(金) その2

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 1年生は、図工の時間に「ねんどと なかよし」という学習をしています。触り心地のよさを味わいながら、粘土を使って好きなものを作る勉強です。
 図工の授業では、絵や工作の内容がほとんどですが、「造形遊び」としての図工の学習が位置付けられています。粘土を使った造形遊びは、子どもが創造する力や工夫する力を培っていく上で、欠かすことのできない遊びです。ああしてみよう、こうしてみようと工夫する中で、粘土の特性をたっぷりと体感させてあげることが大切です。また、粘土には、やり直しのきく自由な形づくりの楽しさがあります。出来栄えよりも、「もっとつくりたい」という思いを引き出すことをねらいとして、低学年での造形遊びが位置づけられています。
 1,2校時に、1組の子ども達が粘土でいろいろなものを作っていました。一歩教室に入っただけで、「見て、見て…」とお呼びがかかるほどでした。お団子やドーナッツ、餃子を作った子もいれば、雪だるまや恐竜、かわいらしい動物を作った子など、粘土が次々と思い思いの形になっていきました。こういう時は、必ずどの子も、粘土を手にして何かをつぶやきながら作っています。きっと、我々大人が見えている粘土の形とは違ったものが、子ども達の頭の中に映っているのでしょう。(写真上)
 2年生は、国語の時間に「きょうの できごと」という学習をしています。日記を書くことを通して、身近な生活の中から自分が書きたいことや伝えたいことを見つけ出し、書く力を育てていく学習単元です。
 教科書には、日記に書くこととして、「したこと」、「見たこと」、「見つけたもの」、「言ったこと」、「聞いたこと」、「思ったこと」などの視点が「たいせつ」というコラムに書かれています。また、『できすぎ君』が書いたお手本の日記が掲載されています。家でコロッケを作っているお母さんのお手伝いをした時のことを日記にしたものです。日記の書き方もすばらしいのですが、何よりもお母さんが手作りのコロッケを作っているというところ自体が、『できすぎ君』の家だなと感じさせられました。
 1組の子ども達が、何を日記に書こうかな…と悩みながら鉛筆を手にしていました。まずは普段の出来事でよいのです。文章を書くことに慣れていけるように指導を続けていきます。(写真中)
 3年生は、これから理科の学習で、いろいろな植物の種をまいて、その成長の様子を観察していきます。3,4校時に、1組で種の観察をしていました。3年生で育てていく植物は、「ダイズ、オクラ、マリーゴールド、ホウセンカ、ヒマワリ」の5種類です。全員に1粒ずつ種を渡し、虫めがねを使って形や色をじっくりと観察していました。
 ダイズは、豆まきをする時の豆そのものです。オクラは、食べている時は未熟な白いまん丸の種ですが、あのまま熟すと茶色い粒々の種になります。マリーゴールドの種は、細長い特徴的な形をしています。ここまで丸い種が続いていたので、手にした子ども達はびっくりしていたようでした。(写真下)
 連休明けには、これらの種まきをします。どのように成長していくのか、成長記録をつけながら観察を続けていきます。ところでマリーゴールドは、これから夏の花壇用によく苗が使われます。また、野菜畑の縁にもマリーゴールドが植えられている様子を見かける時があります。マリーゴールドには、土の中にいるセンチュウを寄せつけない効果があるため、農薬を使わずに害虫駆除ができることで有名です。こんな小さな種の中に、すばらしい力が宿っているのですね。

4月28日(金) その1

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 3月末に旭町小学校を去られた先生方をお迎えして、体育館で離任式がありました。
 佐藤前副校長先生は、現在勤務している学校の離任式と重なってしまったため、朝の時間に来ていただきました。2年生以上の学年が集まり、温かな雰囲気で離任式が始まりました。(写真上)
 また、5校時は2人の先生に来ていただき、朝と同様にお別れの式を行いました。代表の児童が作文を読み、花束を手渡しました。(写真中)
 全校で旭町小学校の校歌を高らかに歌い、離任された先生方にしっかりと気持ちを伝えることができました。退場する時は、学年ごとに通路を作り、「先生さようなら」の歌をうたいながらお別れしました。涙を流していた子も多く、お世話になった先生方との深いつながりを感じました。(写真下)

4月27日(木)

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 1年1組で、道徳の授業が行われていました。「きもちの よい せいかつ」という節度・節制に関する学習でした。
 1年生の道徳の教科書が、どんな内容になっているのかご存知でしょうか? 最初のうちは、絵だけのページで構成された資料になっています。ですから、絵を見てお互いの考えを話し合う授業展開となります。今日学習していたページには、朝起きたところ(目覚まし時計が鳴って起きている)→家族で朝食を食べているところ→歯みがきをしているところ→登校しているところ(横断歩道を渡り、杖をついたお年寄りとすれ違っている)→お母さんと買い物に行っているところ→お風呂に入っているところ(お父さんと一緒に)→寝ているところ・・・という絵が描かれていて、これらの絵を見て話し合いをします。(写真上)
 食事や歯みがき、就寝など、日常生活を振り返らせて、気持ちの良い毎日を過ごすために大切なことについて考えさせていきました。「ぼくも一人で起きているよ。」という子もいれば、「私も毎日歯みがきをしてから学校に来ています。」という子もたくさんいるでしょう。また、お母さんのお手伝いをして買い物に一緒に行ったり、決まった時刻に寝るようにしたりしている子もたくさんいるようです。
 登校中の絵については、通学案内として旗を持っている人に、きちんとあいさつをしているところに気づいた子がいました。また、お年寄りが前から来るのに、道を譲っていないことに気づいて発表していた子もいました。道徳の資料なので、よくよく見ると様々な意見が出てくるように作られていることが分かります。
 3年生は、算数の時間に「時刻と時間のもとめ方を考えよう」という学習をしています。ある時刻から30分後や30分前の時刻というように、時刻を求める問題を学習します。また、ある時刻からある時刻までの時間(何時間何分、または何分間)を求める学習もします。
 2年生の算数でも「時刻と時間」の学習をしてきました。時刻と時間の意味を理解するとともに、午前・午後の意味について知ることや、1日は24時間であることを学習してきています。特に時計の学習では、日常生活の中で繰り返し経験することで、少しずつ理解が進むようになるものです。
 ところで、「時間」という言葉は、よくよく考えると結構難しいところがあります。日常会話では、「時刻」と同じ意味で用いられることが多いのではないでしょうか。しかし、算数ではきちんと使い分けをしています。簡単に区別すると、算数で言う「時刻」は「何時何分」、時間は「何時間、または何分間」という形で表すようになっています。
 今日、3年生の各教室で取り組んでいたのは、「公園を出て30分歩いて、学校に11時10分に着きました。公園を出た時刻は何時何分ですか。」という問題でした。ある時刻から、一定時間前の時刻を求める問題です。算数の教材用の時計を使ったり、数直線で考えさせたりしていました。一番分かりやすいのは、時計の模型を使い、針を30分前に動かすことでしょうか。次第に慣れてくると、教室の時計を見て、頭の中で針を動かしながら考えられるようになっていきます。(写真中)
 身の周りではデジタル式の時計が多くなってきています。私も、腕時計はどうしてもデジタル式が好きで、手放せません。ただ、子どもが小学生のうちは、家庭内の時計はなるべくアナログ式のものにしてあげた方が良いのかもしれません。
 道徳の教科書には、様々なスポーツ選手が資料として取り上げられています。6年生の教科書には、「自分を信じて」という元フィギュアスケート選手の鈴木 明子さんの生き方が載っています。
 鈴木選手は、小さい頃からスケートを始め、頭角を現してきました。しかし、環境の変化から摂食障害で健康を害し、競技に出られない日々が続きました。世界的に活躍する多くのフィギュアスケートの選手は、ほとんどが10代から大会に出て活躍しています。24歳でバンクーバーオリンピックに出場した鈴木選手は、稀にみる遅咲きのスケーターだったのです。さらに鈴木選手のすごかったところは、そこからまた4年後のソチオリンピックを目指して、3回転−3回転の連続ジャンプができるように努力を続けたことでした。
 演技が終わった後、満面の笑みで観客に応える鈴木選手の背後には、くじけずに努力し続けた強い意志があったことが伝わってきました。(写真下)

4月26日(水)

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 5年生は、国語の時間に「漢字の成り立ち」の学習をしています。漢字は、その成り立ちから4つの種類に分けられます。(象形文字、指事文字、会意文字、形声文字)2組では、漢字辞典を使いながら漢字の成り立ちを調べ、4つに分類する学習をしていました。(写真上)
 象形文字は、目に見える物の形を、具体的に描いてできた漢字です。「馬」、「山」、「門」など、絵から始まり、それがもとになって漢字が出来上がりました。この象形文字については、1年生も2学期に習うことになります。「かん字のはなし」という学習として紹介されています。
 指示文字は、「上」や「下」など、目に見えない事柄を印や記号で表した漢字です。また、会意文字は、漢字の意味を組み合わせてできたものです。「鳴」は「口」+「鳥」、「明」は「日」+「月」などの漢字が当てはまります。
 形声文字は、音(おん)を表す部分と意味を表す部分とを組み合わせてできた漢字です。多くの漢字が、この形声文字に属しています。「草」という漢字は、「くさかんむり」が意味を表し、「早」が「ソウ」という音を表しています。
 先日、3年生が国語辞典の使い方の学習をしていることをお伝えしました。同時に4年生の教室では、漢字辞典の使い方を学習しているところです。しかし、どちらの学年も、配当されているのは1〜2時間程度です。なかなかそれだけの時間で辞典を使いこなせるまでには至りません。学校では、3,4年生の教室がある3階の廊下に、両方の辞典が常時置いてあります。一年間をかけて国語辞典や漢字辞典を手にするようにさせ、それぞれの使い方に慣れ親しむようにしていきます。
 3年生の音楽の時間では、リコーダーの練習が始まっています。1,2年生の時は、鍵盤ハーモニカを使っていましたが、いよいよ3年生からはリコーダーを主に使っていきます。先週は、息の吹き方(タンギング)を練習していました。今週は、シとラの音を実際に出し、指の動かし方とタンギングを組み合わせて練習をしています。(写真中)
 3年生でリコーダーを始めると、毎年なぜか左右の手が逆になる子が出てきます。リコーダーは、左手を上の方に、右手を下の方にして持ちます。リコーダーの練習では、シやラ、ソの音を最初に指導するため、どうしても利き手である右手で押さえようとしてしまいます。次の音楽の時間にまた注意され、さらに夏休み明けになるとまた左右が逆になって…の繰り返しになる子が出てきます。体で覚えさせていくということは、とても難しいことです。
 5年生は、社会科の時間に「日本の国土のすがた」についての学習をしています。3年生では練馬区を、4年生では東京都を学習してきました。5年生では、日本の国土全体についての学習をしていきます。
 日本が南北に長い島国であることや、様々な地形が見られることなどを、資料を基に学習していきます。1組では、NHK for School の動画を使って学習していました。日本の国土には、平野や盆地、山地があり、火山が多いことが紹介されていました。また、島国なだけに、様々な海岸線があったり、美しい島々を見ることもできたりします。動画には、沖縄県の八重山諸島が映し出されていました。サンゴ礁に囲まれた、とてもきれいな島が点在しています。(写真下)
 実は・・・3月末の春休みに、沖縄県の八重山諸島に行ってきました。沖縄県に行ったのは、今回が初めてのことでした。石垣島に2泊し、西表島や竹富島を回りました。ハイビスカスやブーゲンビレアを始め、東京では夏にしか見られない花がたくさん咲いていたのにはびっくりしました。(それも、ごく自然な状態で茂っていた…)また、西表島では、オオゴマダラという珍しいチョウの楽園があり、感激しました。天候には恵まれませんでしたが、見るもの全てが南国ならではのものばかりで、とても印象に残る旅になりました。

4月25日(火)

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 昨日、旭町保育園の園長先生から電話がありました。兜飾りが園に余っているので、必要があればどうぞという話でした。5月の端午の節句に飾る兜が2種類あり、1つしか飾れずに持て余しているとのことでした。旭町小には、今までこういう飾りがありませんでした。3月のひな人形もそうですが、ぜひ欲しいなと思っていたところです。すぐにいただきたいという返事をし、主事さんに取りに行ってもらいました。
 いただいた兜飾りを箱から出してみてびっくりしました。畳の台座に立派な屏風も付き、組み立てるととても大きなものでした。これは高いだろうなと、ついつい値段のことを考えてしまうほどです。
 程よい高さのテーブルを持ってきて、南校舎の階段付近の踊り場(1年2組の教室前)に設置することにしました。低学年から高学年まで、子ども達が一番よく目にするところです。1校時の授業中に、主事さんとそっと準備をしました。休み時間になって、誰が最初に気がついて、いったいどんな反応をするのだろうと、わくわくしながら見守りました。
 最初に気づいたのは、一番近くの教室から出てきた1年2組の子でした・・・しかし、一瞬目が点になったものの、そのままトイレに行ってしまいました。次に、2年1組の子ども達が気づき、兜の前に集まってきました。「令和5年4月 寄贈 旭町保育園 様」という表示をつけたので、保育園から譲り受けたことを説明しました。
 最近は、これほど立派な兜飾りを個人の家で置いているところは少ないかもしれません。こいのぼりなども含めて、コンパクトに飾ることができるものが主流になってきています。兜は、武将にとって最も大切な頭の部分を保護するものであり、男の子の健やかな成長を祈るお守りとして飾られることが多いです。大谷選手を始め、エンゼルスのホームラン後のパフォーマンスに兜が使われていることもあり、子ども達は「かぶってみたい」と盛んに話していました。(写真上)
 2年生は、算数の時間に「たし算のしかたを考えよう」という学習をしています。たし算の筆算について初めて学習する単元です。先週までは、2位数+2位数の繰り上がりのない筆算を学習していました。今週からは、繰り上がりのある筆算を学んでいます。問題文は、35円のドーナツと29円のグミを買った代金を求めるものでした。(29円のグミという設定が微妙ですが、算数ではよくあることです。)
 筆算をしていくと、一の位同士のたし算をして5+9=14、そして十の位同士の計算に「14」の「10」が繰り上がるため、十の位に1をたす(繰り上げる)ことになります。ノートのマス目を使い、位をしっかりそろえて書かせるようにしていました。また、定規を使って線を引くことも大切にしています。正しく計算する力を身につけさせるためにも、まずノートに筆算をきれいに書くことから指導しています。
 筆算とはいえ、繰り上がりのある1けた同士の暗算(1年生での既習事項)がすらすらとできないと時間がかかります。まだ指を使って計算している子が何人かいるようですが、次第に慣れてくるでしょう。(写真中)
 昨日、主事さんが校内にバラの花を飾っていました。中庭に咲き始めたピンクや赤のバラを切り花にして、受付前の花瓶に挿しました。また、校長室にも花瓶に生けて持ってきてもらいました。切り花にすると、1輪の花がとても大きいことにびっくりします。そして、赤もピンクも、いい香りがすることに気づきました。
 中庭はあまり人が入らないところなので、せっかくきれいに咲いている花々がとてももったいなく感じる時があります。切り花で楽しむことで、より多くの人たちに見てもらえるので、きっとバラの花も喜んでいるはずです。
 4校時に、3年2組が理科の学習で中庭にやってきました。池のオタマジャクシに後ろ足がはえてきたことを発見し、大騒ぎになりました。(写真下)
 中庭全体を観察していると、いろいろなチョウチョが訪れることが分かります。モンシロチョウの他にも、アゲハチョウやツマグロヒョウモンがよくやって来ます。中庭の畑にキャベツ苗が植えてあり、すでにモンシロチョウの卵が産みつけられていました。アゲハチョウは、ミカンの木などの柑橘系の葉に卵を産みます。ツマグロヒョウモンは、スミレやパンジーに産卵することが多いです。チョウたちはよく自分好みの植物がある場所を知っているなと感心してしまいます。

4月24日(月) その2

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 5年2組で、毛筆による書写の授業が行われていました。「筆順と字形」の学習として、「成長」という二文字を練習していました。筆順と字形の関係を理解させ、穂先の動きと点画のつながりを意識して書くことを目標とした授業でした。「成長」という2つの漢字は、ともに書き順を間違えやすいベスト10に入りそうなくらい正しく書ける子(中には大人も…)が少ないのではないでしょうか。(写真上)
 筆順は、文字の成り立ちや字形を整えるために考えられています。つまり、文字を美しく書く、バランスのとれた字形にするために書き順があります。文字が乱雑というのではなく、なんとなく変なバランスの字だなと思ったら、その人の書き順を疑ってみるべきです。
 「成」は、1画目が縦画(左払い)で、2画目が横画です。とても恥ずかしい話ですが、私の名前(誠)にも「成」が使われていて、教員になるまでこの1,2画目を間違えていました。
 「長」は、1画目が縦画で、2〜5画目まで横画が続きます。2年生で習ったはずですが、高学年で正しい書き順で書ける子がとても少ない漢字です。大人に「長」の正しい書き順を伝えると、たいてい「昔と書き順が変わったんですね。」と言われます。書き順は、昔も今も変わりありません。
 2年生は、国語の時間に「春がいっぱい」という学習をしています。挿絵を手がかりにして、春に関わる言葉から想像したことを話したり、自分たちで探したりするという言葉の学習単元です。教科書には、桜や菜の花、レンゲソウ、ヨモギなどの植物の他に、モンシロチョウやテントウムシ、ミツバチなどの昆虫、さらにはウグイスやヒバリの鳥の名前と絵が載っています。
 今日は、これらの絵と言葉をヒントにして、他にもある「春を連想させる言葉」を集めることになりました。最初に子ども達がイメージしやすいように、先生が様々な写真を見せてあげていました。その中の1枚の写真に、ウグイスがありました。ちょうど今朝、学校の正門付近で上練馬公園側からウグイスの鳴き声が聞こえてきました。3月に鳴いていた時は、まだたどたどしい鳴き声でしたが、最近ではもう立派な「ホーホケキョ」という声が聞こえてきます。
 ウグイスは、木の茂みに隠れていることが多く、あまりその姿を見かけることがありません。担任の先生が用意した写真は、ウグイスとよく間違えられる「メジロ」でした。メジロは体全体が緑色で、いわゆる「ウグイス色」になっているからでしょう。その後、クラスの子ども達に正しいウグイスの写真(薄茶色をしています)を見せてあげていました。(写真中)
 1年生は、算数の時間に「5は いくつと いくつ」という学習をしています。「いくつと いくつ」というのは、合成と分解ができる最初のステップになるとても重要な学習です。分けたり合わせたりができるかできないかは、後ででてくる「繰り上がり・繰り下がり」で必要となるので、しっかり習得しておかなければなりません。
 「0」を入れずに考えると、5は「1と4」、「2と3」、「3と2」、「4と1」の4通りの分解の仕方があります。算数ブロックを使いながら、何度もこの分解を練習し、ゆくゆくはすぐに5の補数が言えるようにしていきます。
 今は簡単だと思っている子も、問題はこれからです。6〜10の数字の書き方や数え方を学習してから、それらの数の補数(「6は いくつと いくつ」〜「10は いくつと いくつ」)を学習することになります。数の合成・分解は、たし算とひき算を学習するうえでとても重要です。小1の算数における最初の山場が訪れようとしています。(写真下)

4月24日(月) その1

 全校朝会は、「たてわり班活動を大切にしよう」というテーマで話をしました。先週までの暖かさから一転し、少し肌寒ささえ感じる朝でしたが、校庭で元気よくあいさつをしてから話をしました。
・・・先週金曜日に、今年度のたてわり班活動の1回目の集まりがありました。自己紹介をしたり、全校遠足の並び方や役割を決めたりしました。また、6年生が中心になって、教室内でできる遊びも行いました。初めて顔を合わせた仲間同士でしたが、あっという間にみんな仲良く遊ぶことができました。来月は、全校遠足の他に、たてわり班で掃除をしたりもしていきます。一年間、いつも仲良く助け合う仲間として、たてわり班活動を大切にしていきましょう。
 たてわり班活動を行っている学校はたくさんあります。しかし、旭町小のように、全校遠足や掃除をたてわり班で行っている学校はほとんどありません。旭町小の自慢できる取り組みの一つと言えます。ぜひ、この伝統を大切にしていきたいですね。
 実は、校長先生も自分が小学生の頃、たてわり班活動が行われていました。当時としては、そういう取り組みはとても珍しかったと思います。6年生の年に学校が創立100周年を迎え、それと同時にたてわり班活動が始まりました。自分が6年生の時だったので、当然班のリーダーとして全てをやらなければなりませんでした。副班長は、同じクラスの女の子でした。その子は普段とてもおとなしく、自分と2人で1年生から5年生をリードしなければならないと思うと、とても心配な気持ちになりました。
 失敗した思い出は、何十年と経ってもよく覚えているものです。たてわり班の掃除場所は、図書室でした。初めて掃除をする1年生にとてもやんちゃな子がいて、班長の自分の言うことを聞かずに走り回ってばかりいました。そこで、がまんできずに強い口調で怒ったら、泣いてしまったのです。その後、担当の先生にずいぶん怒られることになりました。最上級生としてリーダーになったものの、下級生のめんどうを見るのはとても大変なことなのだと思い知りました。
 一方、たてわり班でのうれしい思い出も心にしっかり残っています。旭町小の全校遠足のように、たてわり班で出かける行事がありました。近くの山におにぎりを持って行く遠足でした。さらに、鍋とたきぎを用意していき、みそ汁をみんなで協力して作ることになっていました。学校での話し合いでは、みそ汁の具材を何にするか意見を出し合いました。みんなの意見をまとめて、油揚げとじゃがいもを入れることにしました。さらに、担当の先生の助言で、わかめも用意することにしました。
 遠足の当日になりました。みそ汁作りは、包丁を使うので、6年生の班長と副班長がほとんど行わなければなりません。その時、副班長の女の子が大活躍しました。じゃがいもの皮をむいたり油揚げを切ったりと、とても手際よく調理をしていたのです。日頃学校ではそれほど目立つ子ではありませんでしたが、すごいなと見直してしまいました。
 みそ汁が出来上がり、それぞれが用意してきたおにぎりと一緒にみんなで味わいました。普段なかなか言うことを聞いてくれなかった1年生の子も「おいしい」と言って喜んで食べていました。たてわり班のリーダーを務めていてよかったなと思いました。
 ところで、先日の1回目のたてわり班活動では、6年生が大活躍でしたね。6年生は、昨年度の5年生の3学期から、たてわり班の中心になる練習をしてきています。1年生から5年生のみなさんも、いつか最高学年になった時にそういう役割になります。この一年間、しっかり6年生に協力し、旭町小の伝統であるたてわり班を受け継げるようにしていきましょう。・・・
 私は、新潟県上越市の出身です。高校生の時まで新潟県で生活していました。6年生の時に100周年を迎えた小学校だったので、今はもうすぐ150周年になるでしょうか。教員になって初めて分かったのですが、毎年生活科や総合の学習で研究指定校として有名な学校でした。私が小学生の頃も、そうやって研究熱心な先生方がいて、たてわり班活動を取り入れたのかもしれません。当時としては、とても画期的な取り組みだったはずです。

4月21日(金)

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 4年1組で、漢字テストが行われていました。「白いぼうし」の単元で出てきた新出漢字を中心としたテストでした。みんな真剣に取り組んでいました。(写真上)
 小学校6年間で習う漢字は、全部で1026字あります。1年生で80字、2年生で160字・・・と調べていくと、最も多く学習するのは4年生で、202字となっています。4年生では、都道府県名に使われている漢字も覚えることから、昔に比べてたくさんの漢字が追加されています。
 テストには、「達」や「乗」、「飛」という漢字が出てきていました。速達や友達の「達」の字は、大人でもよく間違えやすい漢字です。よく見かける間違いに、「三本」羊ではなく、下部を二本の「幸」にする場合があります。(大人でも多いミスです。)
 一方の「乗」と「飛」は、書き順を間違えやすい漢字です。「乗」は、2,3画目が横画で、4,5画目が縦画になります。「飛」は、4画目に中心の縦画、5画目が左払い、6画目がその下の縦画〜左払い…となります。詳しくは、4年生の漢字ドリル、または漢字の書き順の検索ツールで調べてみてください。よく、大人に正しい書き順を指摘すると、「昔と書き順が変わったんですね。」という人がいますが、書き順は昔から変わっていません。
 5年2組で、道徳の資料「流行おくれ」を使った、節度・節制について考えさせる授業がありました。流行の服を買ってもらえなかった主人公が、物を大切に使っていくようになる心の変化を表した資料です。(写真中)
・・・まゆみは、友達が新しいジーンズを買ってもらったのを知り、母親におねだりします。「みんな持っている」、「流行遅れになってしまう」という理由で、母親に迫ります。しかし母親は、よく考えるように促すだけで買おうとはしません。それにイライラしたりふくれたりするうちに、弟が自分の欲しい本を友達から借りたことを知るのでした。・・・
 5年生にとっては(というよりも、小学生全体に)、とても身近な内容です。きっと家の人たちも、我が子から「みんなが持っているのに…」とか、「仲間外れになっちゃう…」と言われたら、買ってあげようかという気持ちになるのではないでしょうか。そこはしっかり心を鬼にしなければなりません。節度・節制を教える良いチャンスです。
 3年生は、国語の時間に「国語辞典を使おう」という学習をしています。1組では、実際に国語辞典を手にして、様々な語句をすばやく引く練習をしていました。
 国語辞典は、言葉の意味を調べたり、言葉の使い方、漢字の書き表し方を調べる時に使います。授業では、国語辞典の「つめ」「はしら」「見出し語」などの用語を指導するとともに、どのような仕組みで辞典に言葉が並んでいるのかを学びます。そして何よりも、実際に自分で辞典を引きながら、すばやく言葉を見つける練習を積ませることが大切です。(写真下)
 きっと、「もう何年も国語辞典なんて手にしていないな…」と感じていらっしゃる方が多いことでしょう。(私も同じです)「漢字をど忘れしたら、スマホやパソコンがあるから大丈夫」、「言葉の意味もスマホで調べられるし…」という時代になってしまいました。しかし、そういう時代だからこそ、子ども達に国語辞典の使い方を身につけさせることが欠かせません。

4月20日(木)

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 4年生は、理科の時間に「天気と気温」の学習をしています。5年生では「天気の変化」を学習しますが、4年生は気温の変化に着目させ、天気との関係を学んでいきます。
 子どもは、外に出て遊んだ経験から、晴れている日の方が暑く感じると考えます。また、3年生の理科で、日なたの地面の方が温かくなることを学習してきました。それらのことから、一日の中で気温がどのように変化するのかや、天気によって気温の変化がどのようになるのかを考えさせ、調べていきます。
 今日は、予報通りの暖かいを通り越えた暑いくらいの陽気になりました。4年生両方のクラスとも、10時頃に温度計を手に校庭に出てきました。事前に正しい気温の測り方について指導されていたようです。正しい気温を測るには、建物などから離れた風通しの良いところに立ちます。また、棒温度計を画用紙で覆い、直射日光をさえぎって計測するようにします。さらに、温度計を目の高さの位置に持ち、真横から目盛りを読むようにします。
 今回の学習は、時間を変えて1日の気温の変化を調べます。そのために最も重要なのが、「毎回、同じ場所で観測する」ということです。10時の時点で、すでに25度を超えていました。その後1時間おきに観測をしていましたが、結果はどうなったでしょうか…。(写真上)
 家庭科室で、5年生が調理実習を行っていました。5年生になって初めての調理実習は、「お茶を入れてみよう」という学習です。家庭科室を初めて使うこともあり、用具の正しい使い方や、ガスコンロの安全な使い方についても学習していました。
 まず、やかんでお湯を沸かしてから、茶葉を入れた急須にお湯を注ぎます。教科書には、「少し冷ました湯を急須に注ぐ」と書いてあります。使うお茶の種類によって適温があるためにこのように表現しているのでしょう。今回5年生で使っていたお茶は、ティーパックに入った緑茶を使いました。家庭科室の急須では、茶こしを使わないと茶葉が出てきてしまうのと、後片付けのことを考えたのだと思います。子ども達は、「旅館に行ったみたい。」と言っていました。
 急須にお湯を入れ、少し置いてから湯飲みに注ぎ分けていきました。ほどよい色のお茶が注がれ、いい香りがしてきました。熱いので、さかんに息をフーフーさせながら、自分たちで入れたお茶を味わいました。どの子も幸せそうにお茶を味わっていました。
 最近は、家庭で熱いお茶を飲むという習慣が少なくなっています。「おばあちゃんの家に行った時しか、急須でお茶を入れるところを見たことがない」という子が多いようです。ペットボトルの冷たいお茶を飲むのが主流になってきましたが、お茶は日本の伝統的な飲み物です。基本的なお茶の入れ方とともに、その味わいをしっかり覚えさせていきたいものです。(写真中)
 今日から、1年生の図書の時間が始まりました。毎週、「図書の時間」として、図書室で自分の好きな本を読んだり、本の返却と貸し出しをしたりします。さらに、絵本の読み聞かせの時間もあります。図書管理員の中路先生が担当し、その時期にふさわしい絵本をいつも選んで読み聞かせをしていただきます。
 今日は、「とのさま1ねんせい」という絵本の読み聞かせでした。・・・殿様が1年生になりました。でも、遊ぶのは好きでも、勉強するのが大っ嫌いな殿様です。家来たちが、あの手この手で殿様をなんとか説得しようとします。・・・1年生になったばかりの子ども達にぴったりの絵本でした。(写真下)
 低学年の子ども達には、読み聞かせが大切です。いろいろな本を借りて帰ったので、ぜひ一緒に読んであげてください。

4月19日(水)

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 4年生は、国語の時間に「白いぼうし」という物語文の学習をしています。あまん きみこ さんが書いたこの物語は、「車のいろは空のいろ」という本の中に出てくるお話の1つです。
 「車のいろは空のいろ」は、ロングセラーのシリーズ本で、半世紀以上読み継がれてきています。心やさしいタクシー運転手の松井さんと、ふしぎなお客さんたちとの出会いがあたたかく描かれている名作ファンタジーなので、子ども達にも大人気です。
 また、物語を読んでいて、香りをイメージできるお話でもあります。「これは、レモンのにおいですか。」という印象的なフレーズでお話が始まります。読み進めていくと、それは運転手の松井さんがもっていた夏みかんであることが分かります。「まるで、あたたかい日の光をそのままそめつけたような、見事な色でした。すっぱい、いいにおいが、風であたりに広がりました。」と表現されています。教科書には、夏みかんの絵がレモンイエローで描かれています。教科書の挿絵は、今まで読み慣れてきた「車のいろは空のいろ」の本とは違った作者のものが使われています。(写真上)
 ところで、4年生の子ども達に、物語に出てくるチョウチョと女の子との関係が理解できているでしょうか? 以前、説明してあげてやっと「あっ、そうなんだ。」と分かった子が何人かいました。
 3年生が、「九九を見なおそう」という算数の学習で、「0のかけ算」についての勉強をしていました。じゃんけんゲームをした時の点数と、その回数が書かれた表を基に考えさせていきました。2点が4回あれば、2×4=8点になります。では、3点入るところが0回だったらどうなるでしょう。先ほどの「点数×回数」の言葉の式に当てはめると、「3×0」という式になります。3点が1回もなかったということは、結局得点は0点ということです。よって、3×0=0ということになります。どんな数に0をかけても、答えは0になるということが分かります。同様に、0点の得点に何回入っても0点なので、0にどんな数をかけても答えは0になります。(写真中)
 これで、1+0=1、1−0=1、1×0=0と、たし算やひき算、かけ算に0が出てきた時の計算を3年生で理解することができました。では、「1÷0」はどうなるでしょうか? 実は・・・0で数字を割ることはできません。
 4年生は、2学期に総合の学習の時間を使い、練馬大根を育てていきます。2組では、その練馬大根の花の観察をしていました。校庭の西側にある学年園の畑に、ちょうど今、練馬大根の花が咲いています。昨年度の4年生が後から種をまき、ずっとそのままになっていた大根がありました。春になり、その残った大根に花がつきました。
 大根の花は、4枚の白い花びらです。しかし、よく見ると花びらの縁に薄い紫色が入り、とてもきれいです。大根はアブラナ科の植物なので、黄色い菜の花とそのつくりはそっくりです。大根に花がついてしまうと、根である大根部分はスが入ってしまい、とても食べられる状態ではありません。その代わり、菜花同様に花〜つぼみの部分は食用になりそうです。(写真下)
 花後、このまま実をつけさせておき、種を採ることもできます。しかし、純粋な練馬大根の種を採ることは困難です。他の大根と花粉が交配してしまっている可能性があるからです。毎年9月頃になると、練馬区から練馬大根の種が各校に配られます。その種は、昔からの練馬大根をしっかり受け継ぐために、専用の場所で厳密に生成されているものです。

4月18日(火)

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 今日は、6年生が全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)を受ける日でした。児童・生徒の学力などを分析して教育の改善を図るために、文部科学省が毎年全国で実施しています。小学校6年生と中学校3年生を対象にしたテストで、6年生だけでも全国で約103万4千人が受けることになっているようです。
 国語と算数の2教科のみですが、それぞれ45分ずつたくさんの設問に答えるテストになっていました。その他に、学習意欲や学習方法、学習環境などに関する質問紙調査も行われました。
 2つの教科のテストは、普段学校で行っているワークテストとは違い、問題用紙が冊子のようになっています。問題量が多く、ページをめくるたびにまだかまだかと問題文が出てきます。また、解答用紙は別の用紙に記入するようになっているので、そういうやり方に慣れていない子にとっては戸惑ったことでしょう。出題範囲は5年生までの学習内容ですが、既習事項を複合的に組み合わせた問題になっています。45分間、真剣に問題に向かっていた当の6年生の感想はどうだったでしょうか…。(写真上)
 掃除の時間に、各教室にいた子ども達に感想を聞いてみました。総じて、「国語は難しく、時間が足りなかった。」という感想が聞かれました。特に国語では、「問題文を全部読むだけでだいぶ時間がかかった。」「記述問題が難しかった。」と、どの子も話していました。これは毎年同じ傾向が見られ、文章量がとても多いことにまず子ども達が戸惑います。また、書かれている内容を読み取り、自分の言葉で制限字数内で文章をまとめる問題は、超難関と言えます。
 一方、算数については、多くの子が余裕の表情で「簡単だった。」と言っていました。あっという間に終わり、時間を持て余したという子もいたほどです。果たしてその結果はいかに…。今日の問題内容と回答は、今後すぐに公表されることになっています。そして、各自の結果については、7月下旬に各校に伝えられるということなので、2学期には通知できると思います。
 5月1日(月)に、全校遠足があります。全校児童で構成されるたてわり班ごとに、光が丘公園に行く遠足です。昨日、保護者向けのプリントが配られましたが、子ども達には遠足のしおり(みかん色の色画用紙)を使って、各クラスで事前指導をすることになっています。
 そのしおりには、持ち物や時程の他に、ポイントラリーの地図が載っています。当日は、たてわり班で光が丘公園に行った後、芝生広場に点在するポイントを回り、様々なミッションに取り組みます。昨年までは、コロナ禍のために違うやり方をしていましたが、今年度は旭町小独自の方法に戻して実施する計画です。
 2年1組では、ポイントで出題するミッションを説明する動画を子ども達に見せていました。以前、旭町小の先生達で製作した動画のようで、どんなミッションがあるかを紹介する内容になっています。忍者が出てくるとても凝った動画で、子ども達以上に出演している先生方が楽しんでいる感があります。(写真中)
 昨日、1年生の算数の学習(算数ブロックに置き換えて数える)についてお伝えしました。その続きの勉強として、2組では1〜5個のものを数え、数字を書く学習をしていました。算数の時間に鉛筆を手にしたのは、今日が初めてでした。(写真下)
 ひらがな同様に、数字の書き順も大切な学習です。「1」や「2」は、一画で書くので間違えはありませんが、「5」はどうでしょうか? 一画目を横棒から書いたり、一画で書こうとする子はいないでしょうか。同様に、「7」も間違えて覚えてきている子が多いものです。
 私自身、子どもの頃に「8」の書き方を間違えていたことに1年生になって気が付きました。幼稚園の時に、自分なりに数字を書いてしまっていたからです。学校は正しいことを教えてくれるところだと、子どもなりに感じたものでした。

4月17日(月) その2

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 1校時に、3年2組が南校舎の屋上で学習をしていました。社会科の「まちの様子」の学習では、学校の屋上から自分の家やよく行く場所を探したり、それらの場所を方位を使って表したりする活動をします。
 まず、教室で東西南北の四方位について学びました。北に向かって立った時に、右手の方角が東、左手側が西になります。そして、南は反対側(後ろ側)となります。いつも北の方角を基本にして、四方位がすぐに分かるようにさせていくことが大切です。
 旭町小の校舎のつくりは、四方位にほぼぴったりに合っています。つまり、校舎の長い廊下は東西方向に沿っていて、北校舎と南校舎をつなぐ廊下は南北方向を指しています。
 屋上から見える学校の周りの景色は、だいたいが住宅ばかりです。上から見ると、こんなにたくさん家があるのかと思うくらい建物が見えます。しかしよく見ると、北側にはすぐ隣に豊渓中学校があり、南側には光が丘清掃工場の煙突がそびえ立っています。さらにその手前には、たくさんの木々が生い茂っている景色が続きます。光が丘公園の森です。屋上から見ると、いかに光が丘公園が広く、緑がいっぱいなところであるかが分かります。
 学区を離れてさらに向こうを眺めると、東側にはスカイツリーが、西側にはうっすらと富士山まで見ることができました。昨日の雷雨で空気が澄んだのか、今日は遠くまでよく見えました。(写真上)
 5年生は、図工の時間に「フリップブック」に取り組んでいます。フリップブックというのは、場面が連続している複数の絵の束の端を素早くめくることで、残像効果により絵が動いて見えるアニメーションのことです。パラパラマンガやパラパラアニメとも呼ばれています。昔、中学生の頃に、教科書の端を使ってよく作りました。ページ数の多い現代国語の教科書が適していました。製作していたのは授業中だったと思いますから、タイムマシンがあったら自分自身を叱ってきたいくらいです。
 世界的に見ても、日本のアニメは有名です。そのアニメの製作の原点になっているのがフリップブックです。1枚ずつ少しずらして絵を描くだけで、動きを表現することができます。その枚数を増やすことで、滑らかな動きに見せることもできます。さらには、絵の大きさを変えていくことで立体感を表すことも可能です。YouTubeに様々なフリップブックの作品があり、まさにアートとして成り立っている感じがします。
 5年生にとっては、初めて取り組む子が多かったようです。数枚描いてパラパラめくり…を繰り返しながら、自分なりのアニメーションの世界を探る姿が楽しそうでした。(写真中)
 1年生は、算数の時間に「なかまづくりと かず」の学習をしています。まず単元の最初では、数量を比較させながら関心をもたせる学習をしています。先週は、コアラと傘の絵から、「1本ずつかさが足りるかな?」と考えさせました。その下には、うさぎと一輪車の問題もありました。(教科書P3)これらの問題では、鉛筆を使って線で結び、直接比較させる方法で行いました。
 今日は、算数ブロックを使って間接的に数量を比べる方法の学習をしました。チョウチョとチューリップの数を比べるために、算数ブロックを絵の上に置き、後でそれぞれを一列に並び換えて数を比べるという方法です。(教科書P5)算数ブロックを準備するのも、さらには机の上を整とんして学習するのも、全て大切な勉強の一つとなっています。(写真下)
 算数ブロックは、1,2年生の算数の時間に頻繁に使います。そのため、個人持ちとして購入してもらっています。算数ブロックは、数字と量の結びつきを学ばせるのに役立ちます。数字と量が結びつくというのは、「3」が「〇〇〇」であるとすぐにイメージできることを言います。大人にとっては当たり前のように感じますが、低学年の子どもにとっては難しい概念です。また、「5は、2と3でできている」といった、数の合成・分解にも算数ブロックの使用が役立ちます。

4月17日(月) その1

 全校朝会がありました。春の陽ざしとともに、ちょっとひんやりとした風が吹く中、校庭で行いました。今日は、「気持ちのよいあいさつをめざして」という話をしました。
・・・1学期の学校生活が始まり、どの学年も学習に前向きに取り組んだり、友達と仲よく遊んだりする姿が見られます。高学年のみなさんは、新しく委員会活動が始まり、とても張り切って生活している様子が感じられます。先週、最初の委員会活動の集まりでは、委員長・副委員長に積極的に立候補する姿が見られました。委員長になれたかどうかよりも、その前向きな意欲を大切にしてほしいと思います。
 ところで、毎朝学校に来て、最初に話す言葉は何でしょう? その言葉が「おはようございます」であったら、正しい行いをしていると言えます。毎朝、どんな人に会っても、まず「おはようございます」というあいさつから始まります。では、今朝家を出てきてから、この全校朝会の初めにみんなであいさつをしたところまで、何回「おはようございます」と言うことができましたか?
 登校班の集合場所で近所の家の人と「おはようございます」、学校に来る途中で通学の見守りをしてくださっている方と「おはようございます」、学校の門を入って校長先生や学校の先生と「おはようございます」、校内に入って主事さんや先生方と「おはようございます」、教室に入って担任の先生と「おはようございます」・・・今数えただけで5回になりました。しかし、それ以外にも、登校の途中や学校の中で、たくさんの先生方や大人の人とすれ違います。そのたびにきちんとあいさつをしている子は、きっと両手で数える以上にあいさつをしてきているはずです。さらに、朝、門のところで校長先生とあいさつをしたとしても、また廊下で会ったら「おはようございます」とあいさつをしてもよいのです。そう、あいさつとは、何度してもお互いに気持ちのよいものなのです。
 あいさつは、人とのかかわりのうえでとても大切な言葉です。「おはようございます」というたった一言で、その人がどんな人か、あるいはどんな気持であるかが分かります。毎朝、門のところにいると、自分から先に「おはようございます」とあいさつをしてくる子がいます。「とても意欲的で、授業中もきっと積極的に手を挙げてがんばっている子だな」と感じます。また、きちんと校長先生の顔を見てあいさつをしてくる子も昨年度から増えてきました。そういう子に対しては、「真っすぐ、素直に生活している子だな」と感じています。高学年の子はよくわかると思います。人の目を見られない、目をそらすという行動は、心に不安があったり、自信のない表われであったりします。自分ではそう思っていなくても、相手にはそう見られてしまうのです。
 きちんとあいさつができる子は、見ていてとても気持ちがよく、そしてあいさつをしている子自身もきっと気持ちがよいのだろうなと思います。「あいさつをする側も、あいさつをされる側も、気持ちがすっきりとする」そういうあいさつをめざしていきましょう。・・・
 今年度も、旭町小学校全体であいさつの指導を重点化して取り組みます。それぞれの登校班の集合場所でも、あいさつの指導をよろしくお願いいたします。

4月14日(金) その2

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 今日から、外国語のALTとして、エンリー先生の授業が始まりました。避難訓練の後、全校児童に紹介し、あいさつをしていただきました。
 特別非常勤講師の辻先生とともに、5,6年生の教室でさっそく授業がありました。エンリー先生は、フィリピンの出身です。また、日本に来る前は、オーストラリアでも暮らしていたそうです。
 授業の初めに、写真を使ってフィリピンの話をしていただきました。さすが熱帯地方の国です。マンゴーやバナナがたくさん収穫できるそうです。子ども達からエンリー先生に、いろいろな質問もしました。日本での好きな食べ物を聞くと、ラーメンやカレーライスと答えていました。甘いものでは、かき氷やたい焼きが好きだそうです。月曜と火曜担当のロバート先生とともに、とても明るい先生です。(写真上)
 6年生は、理科の時間に「ものの燃え方」の学習をしています。空気の変化に着目して、物の燃え方を多面的にとらえさせていく学習単元です。
 1組は、さっそく理科室に行き、ろうそくの火を使った実験をしていました。空気の出入りがない集気びんの中では、ろうそくの火はしばらくしてから消えます。ふたを少し開けると、燃え続ける時間がやや伸びます。さらに、集気びんの下の方に空気の出入り口を作ると、ろうそくは消えることなく燃え続けます。
 続く実験では、集気びんの下の穴(底なし集気びんを粘土の上にのせてあるので、一部分の粘土を取り除いて空気穴を作る)に線香の煙を近づけました。煙は吸い込まれるようにして、ろうそくが燃えている集気びんの中に入っていきました。これらのことから、「物が燃えるためには、空気の出入りが必要である」という結論を得ることができます。(写真下)
 これからゴールデンウイークにかけて、バーベキューを行う家庭も多いでしょう。バーベキューの炭をおこす時にも、空気の出入りが必要になります。6年生には、理科の学習を生かして、そういう体験をさせてあげることも大切です。

4月14日(金) その1

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 1年生は、小学校に入学して、7日目の登校日になりました。昨日までは3時間授業、今日は4時間授業で下校しています。この1週間でたくさんの勉強がありました。
 今日は、1校時の後半に、命を守る大切な学習である「避難訓練」がありました。朝、各教室で担任の先生から事前指導を受けていました。地震の場合は、すぐに机の下にもぐって頭をしっかり隠します。また、椅子の背もたれにかけてある防災頭巾をかぶる練習もして、放送が入るのを待ちました。
 避難訓練は、毎月1回位置付けられています。地震や火災の訓練の他に、不審者対応の訓練の場合もあります。毎回、必ず校庭の南側まで全校児童が避難し、人数点呼と全体指導を行います。周りの2〜6年生が、一言もしゃべらずに速やかに整列していた姿を見て、1年生はどう思ったでしょう。(写真上)
 1年1組の教室で、ひらがなの学習が始まりました。小学校で最初に学習するひらがなは、どの文字から始めるかご存知でしょうか。五十音の最初の「あ」から・・・ではありません。「く」や「へ」、「し」、「つ」のような1画で書けるひらがなから始めます。
 大人にとっては簡単に感じるひらがなですが、初めて文字を学ぶ1年生にとっては悪戦苦闘の連続です。マス目のどの位置から書き始めるのか、どこで曲がるのかを確認させながら指導していきます。しばらくは、ひらがなのおけいこのプリントを使い、一文字ずつていねいに練習していきます。マス目が点線で4つの部屋に区切られていて、どの部屋に鉛筆を置いて、どの部屋を通って書いていくかを指導していきます。(写真中)
 3校時は、生活科の学習として、校庭探検を行いました。中庭に行って池の様子を見た時は、たくさんのオタマジャクシやメダカが泳いでいる様子を見て喜んでいました。また、ジャングルジムやブランコ、タイヤなどの遊具についても、その使い方の話を聞きました。
 校庭の東側にある登り棒も、子ども達に人気です。遊具というよりも、鉄棒やうんていとともに体育の時間にも利用することがあります。きっと裸足になれば、一番上まですいすいと登れる子が出てくるはずです。
 ところで、1週間前のホームページで、藤棚に花芽が伸び始めていることをお伝えしました。今日は、すでに満開の状態になっていました。たくさんのハチが蜜を吸いに来ていて、フジの花独特の香りが漂っていました。(写真下)
 今朝の情報番組でも伝えていましたが、芝桜の名所がいつもの年よりもかなり早く見頃を迎えているそうです。ゴールデンウイークにたくさんの人を見込んでいた観光地では、その頃には花が終わっているだろうとのことでした。私の住んでいる隣の東松山市は、毎年4月下旬にぼたん祭りが開かれています。今年は開花が異常に早く、すでに今週の水曜日から入園料を取るようになりました。暖かな日が続いたせいで、多くの植物が2〜3週間早く開花し始めています。

4月13日(木)

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 今日から、いろいろな学年で図工の授業が始まりました。1年生の教室では、「すきなもの いっぱい」という図工の学習をしていました。画用紙に、色鉛筆を使って自分の好きな絵を描いていく勉強でした。動物を描いたり、花の絵を描いたり、ゲームのキャラクターや食べ物の絵を描いた子もいました。「好きなもの…」なので、ハンバーガーやケーキの絵があるのも納得です。自分の描いた絵を得意気に先生や周りの子に伝えながら、伸び伸び表現していた子がたくさん見られました。
 一方、図工室では、5年2組と3年2組の図工の授業がありました。一年間の図工の学習を始めるにあたって、子ども達を前に集めて、先生が描いた絵を紹介していました。そのほとんどは、先生自身が学生時代(高校生の頃)に描いた絵でした。
 サッカーボールや石膏像のデッサン、水彩の風景画の他に、アクリル絵の具で描かれたカラフルなデザイン画もありました。1枚ずつ見せてもらうたびに、子ども達から「うわ〜」とか、「すご〜い」という声が上がりました。
 中には、有名な画家の絵をモチーフにして描いた絵もありました。先生自身、子どもの頃から図工が大好きだった様子が、とてもよく伝わってきました。子ども達も、「自分もこのような絵を描いてみたいな」という気持ちになったことでしょう。学生時代の作品を大切に保管してあったことにもびっくりしました。(写真上)
 6年2組で、道徳の授業がありました。6年生になって最初の教材は、「まどさんからの手紙」です。「未来に向かって、よりよく生きる喜び」について考えさせる内容項目です。この資料のもとになっているのは、「まどさんからの手紙 こどもたちへ」という絵本です。まど みちお さんが84歳の時、母校の小学校の子ども達に送った手紙をもとに出版されました。
 まど みちお さんは、旭町小学校にとって重要な人物です。「風うつくしい この丘」の校歌を作詞してくれたのが、まど みちお さんです。また、童謡「ぞうさん」や「やぎさんゆうびん」、「一ねんせいになったら」などの作詞でも知られるている詩人です。「息の次に大事なものが『言葉』である」とご本人が語っていたように、一つ一つの言葉を大切にした人であり、どの短い詩にも迫力が感じられます。
 授業では、小学生の時期が、「たった 一かいきりの すばらしい 『とき』」であり、「すっごい『とき』」と書かれている理由について考えさせていきました。そして、まど さんからの手紙を読んで、がんばりたいな、挑戦してみたいな、楽しみたいなと思った気持ちを書いて発表し合いました。
 6年生にとっては、小学校生活最後の1年間がスタートしています。大人になると、いかに小学校時代が大切な時期であったかを思い返すことでしょう。今だからこそ、6年生に「今を大切に!」ということが伝わってほしいと思います。(写真中)
 6年生は、社会科の時間に、「憲法と わたしたちのくらし」の学習をしています。以前は、6年生の社会科は「日本の歴史」で始まったものでした。現在使用している教科書では、3年前から政治の学習が先になり、続いて歴史の学習を行うことになりました。
 今日、1組では、日本国憲法について学んでいました。「国民主権・基本的人権の尊重・平和主義」の3つの柱についての学習です。それぞれの柱が、具体的にどういう内容であり、身近な生活の中のどんな場面で見られるかを調べていきます。(写真下)
 「国民主権」では、23日(日)に練馬区議会議員選挙があります。選挙がどのように行われているかを知ることも大切です。成人した全ての大人に選挙権があり、一人一人の投票で選挙が行われています。そろそろ各家庭に投票所に持っていく「選挙のお知らせ」が届くころではないでしょうか。投票所の様子やしくみなど、お子さんに教えてあげてください。

4月12日(水)

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 5年生は、理科の時間に「天気の変化」の学習をしています。雲の量や動きに着目させ、天気の変化との関係について調べていく学習単元です。5年生の気象に関する学習は、7月にも「台風と防災」という単元があります。
 1校時に、2組の子ども達が屋上に行き、実際に雲の様子を観察する活動をしていました。今日の空は、5年生のこの学習にぴったりの天気でした。青空が広がっていながら、ところどころにいろいろな形の雲がありました。さらに風が強かったので、雲が動いていく様子も見ることができました。屋上はめったに行くことがないため、子ども達は360度、開放感いっぱいの空を楽しんでいました。(写真上)
 今日は、夕方にかけて前線が通過するため、一時雨の予報が出ています。しばらく空の様子を観測し、今まであまり気に留めていなかった天気の変化を意識させ、関心をもたせていきます。今後は、タブレットを使って衛星画像を確かめ、雲の動き(天気の変化)についての学びをさらに深めていきます。
 ところで、今日から明日にかけて、黄砂が飛来するというニュースがありました。ジェット気流の関係で西から東に黄砂が運ばれてきます。天気の変化に結び付けて、こういう情報にも関心をもたせたいものです。しかし、今日は黄砂が飛ぶというよりも、校庭の砂がだいぶ近隣に飛んでしまいました。
 算数の学習は、今週から3年生以上の学年で、習熟度別の少人数指導が始まっています。3つのコースに分け、学年の担任と少人数担当とで指導をしています。
 3年生は、「九九を見なおそう」というかけ算の学習をしています。かけ算に関して成り立つ性質やきまりを学ぶ単元です。昨日は、かけ算の交換法則について学習しました。4×7は、7×4でも答えを求めることができます。4×7の九九を忘れてしまっても、7×4を使えば答えが出せます。(7の段も忘れていたらアウトですが…)
 今日は、かけ算の分配法則について考えました。9×7は、5×7と4×7をたした答えになることを、図を使って証明しました。(写真中)つまり、かけ算では、かけられる数を分けて計算しても答えが等しくなるということになります。今後は、10のかけ算や0のかけ算について学習していきます。
 2年生は、最初の国語教材である「ふきのとう」の学習をしています。音読を中心とした教材で、声の大きさや速さなどに気をつけて読むように学習していきます。作者は、工藤直子さんです。物語のように感じられますが、全体が「詩」として書かれています。声に出して読んでみると、とても語感がよく、すばらしい詩であることが分かります。2年生の子ども達は、毎日何度も音読を繰り返して家庭でも読んでいるうちに、自然に全文を暗唱してしまうようになります。春のこの時期にふさわしい教材です。
 2組では、実際のふきのとうの写真を見せることで、教材への関心を高めていました。(写真下)ふきのとうは、多くの子ども達が見たことがあると言っていました。しかし、食べたことがある子は少ないようです。ふきのとうを食べるには、土から顔を出したばかりのつぼみの状態を摘み取ります。刻んで味噌汁に浮かべたり、味噌と混ぜてご飯にのせて食べたりします。また、他の春の山菜とともに、天ぷらにしていただくのも定番の料理法です。しかし、子どもには苦い食べ物としか思えないでしょう。ふきのとうが採れるのは、2月〜3月上旬です。私の住んでいる町のJAでは、その頃になるとパックに入ったふきのとうがよく販売されています。あの独特の香りと苦味は、春を告げる味わいです。

4月11日(火)

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 今日も1年生は、様々な学習を行いました。初めての算数の授業がありました。小学校での算数の授業では、最初にどの様なことをすると思いますか? 1,2,3・・・と数字を書くのはしばらく経ってからのことです。
 今日は、算数の学習の導入として、教科書の写真を見ながら先生とお話をしました。「くらべたことがあるかな」(教科書P1)では、手に乗せたどんぐりの量や積木の高さ、ジュースの量を比べている写真を見て話し合いをしました。数量に関心をもたせるために、幼児期などの経験から、それぞれの写真の子ども達がどんなことをしているのかを考えさせていきます。多い・少ないを比べたり、高さや量を比較したりという経験は、これまでいろいろなところでしてきたはずです。
 また、「おおいのは どちらかな」というページ(教科書P2)では、2つの写真を比べて、どちらが多いかを直感的に考えさせるようになっています。数を数えることがねらいではありませんが、もう子ども達は自然に右が何個で左が何個と目で数え始めていました。
 ペン立てにあるボールペンの数を比べる写真では、同じ物の数の「多い・少ない」を考えます。次のセロテープの写真では、大きさの異なるセロテープでありながら数の違いをとらえさせます。さらに次の消しゴムと筆箱の写真では、異なる物同士の数の違いをとらえさせます。大人にとっては簡単な数量比較のように思いますが、子どもの感覚は意外と違っているものです。大きな物の方が多いととらえる子もいます。今後は、算数ブロックを操作しながら、ていねいに数についての学習を進めていきます。(写真上)
 2年生は、生活科の時間に学校の春を見つける学習を始めました。今日は、中庭に出て動植物の観察をしていました。池の周りに子ども達がやって来ると、「あっ、オタマジャクシだ!」とどの子も口々に叫んでいました。1か月前、1年生の生活科で来た時は、ところてんのような長いゼリー状の卵でした。中には小さな黒い粒々がタピオカのように入っていました。(昨年度のホームページをさかのぼると、3月15日に中庭の池でヒキガエルの卵を見つけたことが載っています。)もうすぐ、オタマジャクシからかわいらしい足が生えてきそうです。(写真中)
 中庭の池には、この他にもたくさんのメダカやヌマエビなどが生息しています。中庭は、夏ミカンやキンカンの木を始めとした花木や、あじさいやバラ、さらには雑草園もあり、様々な学習にぴったりの観察場所になっています。低学年の生活科だけでなく、3年生以上の理科の学習にも大いに活用することができます。
 3校時に、1年生が校庭で体育の学習をしていました。今日は、校庭にある遊具の使い方についての勉強をしました。ジャングルジムやブランコ、鉄棒、うんていの他に、旭町小のシンボルとも言える「三角すべり台」に初めて挑戦しました。三角すべり台のてっぺんに行くには、石段をよじ登ったり、はしごから鎖場を通って行く方法があります。実際に上まで行ってみると、とても高いところに来たことに気づき、思わず足がすくんでしまった子もいました。
 恐る恐るすべってみると、すべり台の中央部分はかなりなスピードが出ます。次の時間に2年生もすべっていましたが、足でうまくスピードを調整している子がほとんどでした。慣れてくるとそういうこともできるようになります。(写真下)
 三角すべり台は、普段の休み時間は低学年(1,2年生)のみ使ってよいことになっています。しばらくして1年生も校庭に出て遊ぶようになると、きっとこの三角すべり台が人気になるでしょう。しかし、あまり勢いよくすべると、摩擦でお尻に穴が開いてしまうことがあります。すべり台で遊びたい子が多いかもしれませんが、できれば学校にはあまり高価な洋服を着てこない方がよいです。今後、図工の時間などでも、洋服を汚したりという場合がありますのでご承知おきください。

4月10日(月)

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 今朝、体育館で「1年生を迎える会」がありました。昨年度までの3年間は、校庭を使って行っていましたが、今月から全校児童が体育館に集まることができるようになりました。昨年度の代表委員会の子ども達が司会をし、ステージ上のスクリーンに映しながら学校の紹介を行いました。また、全校児童で1年生に校歌を歌ってプレゼントにしました。ピアノ伴奏で歌えるのも、体育館で行うメリットがあります。
 さて、今日の1年生の学習は・・・校舎の1階を少し探検して、保健室や傘立て、中庭の説明を担任の先生が行っていました。また、2校時には、初めてとなる国語の授業がありました。書き方の教科書の初めのページには、「字を書く姿勢」の説明があります。正しい座り方と、机に向かう姿勢について書いてあります。「足はペッタン、背中はピン、お腹と背中にぐう1つ」と書かれています。「足はペッタン」は、両方の足の裏を床にきちんとつけることを表現しています。しかし、身長と椅子の高さの関係から、両足裏が全部床につかない子が何人かいます。「背中をピン」は、常に体を起こして姿勢よく書くということです。学年が上がるにつれて、机に顔が覆いかぶさるようになる子が目立ってきます。視力にも影響するので、ぜひ家庭でも背筋を伸ばして座ることに気をつけさせてください。「お腹と背中にぐう1つ」も、背筋を伸ばすことの大切さにつながる約束です。特に、椅子の背もたれに寄りかかったままの子が多いのではないでしょうか。
 1年生は、正しい姿勢についての指導後、いよいよ筆箱から鉛筆を取り出し、正しい持ち方の学習をしました。鉛筆の持ち方は、箸の持ち方にも通じるところがあります。最初に正しい持ち方を身につけさせておくことが重要です。もし、今まで家で間違えた持ち方をしていた場合は、今が直すチャンスです。(写真上)
 鉛筆の正しい持ち方についても、書き方の教科書に分かりやすく説明が載っています。「(鉛筆が倒れている状態で)えんぴつつまんで」→「もちあげて」→「すうっとたおして、なかゆびまくら」・・・倒れている鉛筆をつまむ時は、親指と人差し指で挟むようにします。その後の、「倒して、中指まくら」が重要です。2本の指で挟んだ鉛筆を人差し指の元のあたりまで倒すとともに、中指の第一関節部分を鉛筆の下に添えるようにします。
 レストランで注文を書く店員さんや、窓口で書類を書く人の手元が気になる時があります。教員という仕事柄のせいだと思いますが、正しく鉛筆(ペンも)持てない大人のなんと多いことか…。誰もが1年生の初めに習ってきたはずなのに、と思ってしまいます。特に気になるのが、中指が枕になっていなくて、人差し指と一緒に鉛筆にかぶさるようにする持ち方です。意外と、こういう持ち方をしている大人が多いです。
 2校時に、5年1組で道徳の授業がありました。「夢を実現するためには」という資料を使った「希望と勇気、努力と強い意志」の学習でした。資料では、現在大リーグで活躍している大谷 翔平選手について取り上げ、夢や目標を実現するために大切なことを考えさせていくようになっています。
 教科書には、実際に大谷選手が高校時代に書いた「目標達成シート」の写真が掲載されています。そこには、高校では球速を毎年10キロ向上させ、最終的に高校3年生で160キロへの到達を目指していたことが記されています。5年生は、高学年として学校の中でも責任のある学年です。大谷選手もコツコツ努力して今があるということが分かりました。今、張り切っている5年生にとっては、4月に扱う教材としてピッタリです。「今年一年、こんな目標をもってみよう」と考えさせ、1学期の目標に向かわせていきます。(写真中)
 今日から新しいALTの先生が着任し、外国語の授業が始まりました。今年度も2人のALTの先生に指導していただきます。月曜日と火曜日担当は、ロバート先生です。朝、1年生を迎える会が終わったところで、全校児童に紹介するとともに、あいさつをいただきました。(金曜日担当はエンリー先生で、やはり今週から勤務される予定です。)
 今日は、4年生と6年生の教室で授業があり、最初にロバート先生の出身国のマレーシアについての紹介をしていただきました。子ども達は、どんな国だろうと興味津々に聞いていました。
 マレーシアで見られる動物の写真を見せてもらいました。オランウータンの他にも熱帯にしか生息しない珍しい動物がたくさん見られるようです。また、マレーシアの食文化についても写真を使って説明してもらいました。朝食には、「ラクサ」という麺料理を食べるそうです。朝から麺料理? と思いますが、マレーシアの人は、米料理よりも手軽に作れる麺料理で一日を始めるそうです。他にも、米を使った料理のことについても説明してもらいました。(写真下)
 外国語活動(高学年は、教科としての外国語)の時間では、今年度も特別非常勤講師の辻先生に授業をお願いしています。ALTとクラス担任と、3人で一緒に授業を進めていきます。

4月7日(金) その2

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 2〜6年生の教室も、それぞれ様々な学習が行われていました。自己紹介を含めた1学期の目標カードは、どのクラスでも書かせていたようです。来週すぐに学校説明会・保護者会があるので、掲示物にするのだと思います。
 6年生は、学習と生活の目標の他に、「好きなこと・得意なこと」や「6年生として…」という欄がありました。ある子が先生に「生活の目標は、『乱暴な言葉を言わない』でもいいですか?」と質問していました。担任の先生は、「『〜しない』という言い方ではなく、他の言い方に変えられないかな?」と話したところ、「言葉づかいに気をつける」や「やさしい言葉を使うようにする」という意見が子ども達から出てきました。目標は、マイナスイメージの言葉ではなく、プラス思考の言葉にすることが大切です。(写真上)
 2年生以上の教室では、今年度の教科書を配布し、名前を書かせていました。5年生は、国語、算数、社会、理科の他に、道徳や外国語、家庭科など、計11冊が配られていました。国語や算数は、昔のように上下に分かれていないので、かなりなページ数と重さになります。3年前の2020年度から、今の新学習指導要領での教科書に替わりました。来年度は、さらに改訂された教科書に切り替わる予定です。学習指導要領に変更はないので、いわゆるマイナーチェンジのようなものです。ただ、ICTやタブレットに対応した内容がどのように追加されるのか、その変更の仕方に注目が集まるかもしれません。(写真中)
 風の強い一日でした。しかし、子ども達は元気です。休み時間になると、久し振りに校庭に出て走り回る姿が見られました。子どもは、外で遊んでいる姿が一番生き生きとして見えるものです。
 校庭の東側にあるフジ棚に、いつの間にか花がつき始めていました。「ふじ色」という名前があるように、とってもきれいな花色が特徴です。各地にフジの花で有名な場所がありますが、4月下旬から連休頃が毎年の見頃です。今年はかなり早い開花となりました。(写真下)

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