7日3日(水)2校時(9時35分〜)に、体育館にて情報モラル教室があります。5,6年生への指導の様子を公開いたします。続けて保護者向けの講習会もあります。ぜひご参加ください。

5月31日(水)

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 1,2年生の給食の様子を見に行きました。今日のおかずは、「魚の豆田楽焼き」でした。子ども達に聞いてみると、「魚が好き」という子がたくさんいました。「1番ではないけど、好き」という子もいました。子どもにとっての1番は、やっぱりハンバーグなどの肉類なのでしょうか。(写真上)
 今日の魚は、サバを使っています。サバの不漁や外国での需要が増えた関係で、サバの高騰が報道されています。「庶民の味方のサバ缶が、簡単に手に入らなくなる時代が来るのではないか」とも言われているほどです。サンマに続いてサバが高級魚になりつつあります。サバだけでなく、他の食材も値上げラッシュの中、毎日の給食を決められた予算でやりくりするのはとても大変なことです。栄養士さんを中心に、給食を提供してくださっている職員のみなさんに感謝しかありません。
 ところで、写真(上)は、1年2組の給食風景です。5月8日(月)から練馬区の感染症ガイドラインが全て撤廃されたため、コロナ禍前の学校生活が戻りました。まだ一部で、コロナ禍3年間の習慣がそのままになっている取り組みが残っています。まず、子ども達の座席配置です。小学校では、隣り同士が机を合わせるようにして、2人組で座るようにすることが多いです。低学年ではすでに机を合わせるようにしていますが、他の学年も今後は机の配置を考えるようにしていきます。ただ、高学年では、一人ずつ机を離していた方が授業に集中しやすいという考え方もあります。
 次に、給食時の机の並べ方です。現在も、まだ全員が前向きのまま食事をしています。黙食の必要はなくなり、大声でなければ(食事のマナーとして)友達と話をしながら食べてよいことになっています。来週からは、以前のようにグループこどに机を合わせ、対面で給食を食べるようにしていきます。楽しく会話をしながら食べるということも、食育の一つであると考えます。また、校内の冷水機も使えるように準備を進めているところです。(熱中症対策として、引き続き水筒も併用して使うようにはします。)
 昼休みが終わり、校庭から子ども達が昇降口に戻ってきました。玄関前には、四角い花壇があり、四季折々の花が楽しめます。5月は、背の高い青紫色の花が茂り、学校を訪れる人の目をひいていました。いろいろな人に(子ども達も含めて)この花の名前をよく聞かれます。最初のうちは、「デルフィニウム」かと思っていました。しかし、よくよく見るとデルフィニウムとはちょっと異なる形状だったので、調べてみました。「デルフィニウムに似ている」で検索すると、すぐに出てきました。「ラクスパー」という花です。デルフィニウムと同じキンポウゲ科の植物ですが、一年草と多年草の違いや葉の形などが違います。
 昨年のこぼれ種で増えたのか、花壇以外にも学校のあちこちに咲いていて、とてもきれいです。主事さんが、切り花にして時々校長室の花瓶に生けてくれています。目に鮮やかな青紫色の他に、白やピンクの株もあります。(写真中)
 今日から、新体力テストの取り組みが本格的に始まりました。50m走など、学年ごとに今まで取り組んできた種目もありますが、ソフトボール投げや立ち幅跳びなど、場所をきちんと確保して行う種目は今日から集中的に実施します。
 5校時に、6年2組が体育館で、反復横跳びの記録をとっていました。中央ラインに平行になるように、左右1m間隔で計3本のラインを用意します。中央ラインをまたいで立ち、スタートとともに、すばやくそれぞれのラインをまたぐか踏むかして、サイドステップを繰り返します。20秒間に何回できたかを計測します。
 反復横跳びは、敏しょう性を測定する種目です。記録を伸ばすコツは、重心を低くすることです。重心が低くなると、横のラインまで素早く足を動かすことができます。もうひとつのコツは、なるべく足だけを動かすようにして、身体の中心を大きく移動させないことです。足だけを動かすようにすれば、それだけ早く次の動きに移ることができます。
 小学校6年生の平均記録は、男子が46回、女子が44回です。どうだったでしょう。(写真下)

5月30日(火)

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 2校時に、1年2組の教室で、教育アドバイザー訪問の授業がありました。初任から3年次までの教員の研修として、年間に何回かアドバイザー訪問があります。授業観察を通じて指導や助言をしていただき、授業力向上に向けた研修の一つとして位置付けています。今年度も、前校長の道山先生が旭町小の担当アドバイザーとなり、ご指導をいただくことになっています。
 授業は、「リズムとなかよし」という音楽の学習が行われていました。「しろくまのジェンカ」を歌いながら、拍に合わせて体全体を使って様々に表現することを楽しむ授業でした。教科書の「しろくまのジェンカ」のページを開くと、とってもかわいらしい白くまたちが肩をつかんで一列になっている絵が描いてあります。そして、「たん・うん・たん・うん・たん・たん・たん・うん」というリズムが書いてあります。「しろくまのジェンカ」という題名だけあって、よくキャンプファイヤーの時にみんなで踊る「ジェンカ」とリズムが一緒なのです。前の人の方に両腕をかけ、「左・左・右・右…前・後・前・前・前」と動く「ジェンカ」です。
 最初は、みんなで手拍子をしながらリズムを確認し、さらに歌を歌いながらリズムを取りました。(写真上)次に、「ジェンカ」の曲で踊り方を練習し、最後には「しろくまのジェンカ」の曲でも踊ってみました。1年生は、歌うことも好きですが、体を動かすことも大好きです。教室を所狭しとぴょんぴょんと飛び跳ねながら、体を使って思う存分に音楽を楽しんでいました。
 その頃、1組では・・・いよいよ1年生の算数は、「あわせていくつ ふえるといくつ」の学習に入りました。たし算の学習単元です。今まで、一回り大きなワークブックのような教科書を使っていましたが、これからが本格的な算数の教科書になります。
 たし算は、2つの数量が合わさる場合や、数が増えていく場合に使います。まずは、「あわせて」の場合のお話から具体物(算数ブロック)を操作して、2つの数量が合併することを理解させていきます。絵を見ながら、「女の子は、金魚を3匹水槽にいれました。男の子は、金魚を2匹入れました。水槽の中の金魚は、合わせて何匹になりましたか。」という問題場面から、ブロックを使って「3と2を合わせると、5になる」ことを確認します。そして、このことを式と答えに表す方法を「3+2=5」と書くように指導します。(写真中)
 教科書には、「+」と「=」の記号の書き方(書き順)も示されています。式と答えが教科書に出てくるようになり、本格的な算数の学習がスタートした感じがします。
 2年生は、算数の時間に「長さをはかってあらわそう」という学習をしています。cmとmmの単位を習ってから、全員に30cmのものさしが配られ、目盛りの読み方を学習してきました。長さを測る道具として、「ものさし」と「定規」があります。同じような道具のように思えますが、「ものさし」は物の長さを測る道具で、「定規」は鉛筆やカッターをあてがって直線を引いたりカットしたりする道具として使われています。また、0の目盛りが途中からついているのが定規で、端に0があるのがものさしです。
 しかし、ものさしでも直線をきれいに引くことができます。教科書には、ものさしを使った正しい直線の引き方が写真入りで掲載されています。(1組では、直線の引き方を動画を使って学習していました。)まず、直線の端になる点を描き、ものさしでもう一方の端を測り取り、2つ目の点を描きます。次に、ものさしの目盛りのない方を使って2点に合わせ、鉛筆で直線を引きます。この場合、目盛りのついている方に鉛筆を当てないということが重要です。ついつい大人でも目盛りのついている方で線を引いてしまいがちですが、先ほどお伝えしたように、ものさしは長さを測るための道具です。目盛りの側を汚さないというのが基本なのでしょう。(鉛筆ならまだしも、ペンだと色がついてしまう。)
 それにしても、ものさしで直線を引く子ども達は、真剣そのものでした。点と点をものさしで合わせ、指先が白くなるほど力強くものさしを押さえて線を引いていました。(写真下)

5月29日(月) その2

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 6年生は、国語の時間に「たのしみは」という単元名で、短歌を作る学習をしています。教科書には、江戸時代の幕末期の国学者で歌人であった橘曙覧(たちばな あけみ)の短歌が紹介されています。全部で52首の連作短歌『独楽吟』(どくらくぎん)は、日常のささやかなたのしみを詠んだ短歌です。「たのしみは」で始まり、「時」で終わる形式が特徴になっています。
 6年生の教科書には、その中から2つの短歌が掲載されています。「たのしみは 妻子むつまじく うちつどい 頭ならべて 物をくふ時」…一家だんらんの食事が楽しい時であるというのは、まさに現代社会ではなおさらのことではないでしょうか。「孤食」という言葉があるくらい、大人ならずとも子ども達も、そういう食生活が問題視されてきています。「たのしみは 朝おきいでて 昨日まで 無かりし花の 咲ける見る時」…これは、私にとって大いに共感できる短歌です。朝、咲いたばかりの花を見つけた喜びは、自分の家の鉢植えでもそうですが、散歩していて見つけた草花でもうれしいものです。
 1組では、「たのしみは」で始まり、「〜時」で終わる短歌を自分なりに作ってみました。子ども達にとって、日常のちょっとした楽しみをどんな場面に見つけることができたでしょうか。廊下に作品を掲示していたので、その中から紹介します。(写真上)
 「たのしみは スラムダンクの 名場面 スリーポイントが スパっと入る時」…字あまりなので、文字を調整すると良くなりますが、3ポイントが決まって逆転した時の喜びが伝わってきます。「たのしみは メダカにえさを あげるふり 口をパクパク させている時」…メダカへの愛情を感じます。「たのしみは 兄弟ともに 踊ること テレビの前で 真似をする時」…解説には、宿題の合間に、弟と妹と3人で、「おかあさんといっしょ」を見ながらダンスを真似していることが書いてあります。ほのぼのとする光景が浮かびます。他には、ゲームやYouTubeを見ている時など、子どもならではの「たのしみ」について書かれたものが多く見られました。来週の学校公開の際に、ぜひご覧ください。「たのしみは 疲れて帰り 愛犬と テレビ見ながら ソファーで寝る時」(校長 作)
 一方、5年生は、国語の時間に「日常を十七音で」という学習をしています。俳句の構成や書き表し方について学び、自身で俳句を作る学習をしていきます。
 俳句も川柳も、五・七・五の17音でできていますが、俳句には必ず季語が含まれる約束になっています。1組では、夏の季語にどのようなものがあるのかを考え、みんなで黒板に書き出してみました。いきなり「俳句を作りましょう」と言われても、誰もがすぐに思い浮かべるのは難しいものです。まず、季語を考える中から日常の場面に結び付け、俳句の形にしていきます。(写真中)
 俳句を作る人たちは、「歳時記」という季語を集めた本を必ずもっています。それぞれの季節ごとに、季語となる言葉がたくさんあり、歳時記の中からすてきな季語と出会うところから俳句が生まれる場合があります。また、俳句の内容に合わせて季語を選ぶことも重要です。テレビで、俳句を査定する番組がありますが、季語の選び方一つで印象がずいぶん変わることに気づかされます。番組を見ながら、17音の奥深さをいつも感じています。
 1年2組の教室で、図工の授業がありました。折り紙を使って、アジサイの花を作る学習でした。折り紙で作るアジサイは、何種類かの方法があります。今回は、1年生でもできる比較的簡単な折り方で指導していきました。
 三角に折ってから、袋を開いて四角を作り・・・と、電子黒板に実際に折る様子を見せながら、一折りずつ順に教えていきます。すぐに、「どうやるの?」「わかんないよ〜」という声があがります。指導する先生は大変ですが、教室内では子ども同士で教えてあげる姿も見られました。(写真下)
 使った折り紙は、小さいタイプのものを使いました。出来上がりは、折り紙1枚でアジサイの花びら1つ分です。画用紙にアジサイの花を咲かせるには、同じものをたくさん折らなければなりません。1枚できたらクリアファイルにしまい、2枚目、3枚目…と折り続けていきました。来週は、今日折ったアジサイの花びらの他に、葉っぱを作って貼り絵にしていくのだと思います。完成する頃には梅雨入りしていて、ちょうど季節に合った掲示物ができそうです。

5月29日(月) その1

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 雨のため、全校朝会は体育館で行いました。今日は、「自分の名前を大切にしよう」という話をしました。
・・・校長先生の名前は、「清水 誠」と言います。苗字の「清水」も、名前の「誠」もよくある名前なので、同姓同名といって同じ名前の人と今まで何度か出会ったことがあります。高校生の頃、歯医者に行った時のことでした。待合室にいて、「清水さん、清水 誠さん」と呼ばれました。「はい!」と返事をして立ちあがったら、もう一人小さな男の子が「はい!」と元気よく返事をして診察室に向かいました。看護師さんがあわてて気がつき、「同じ名前の方でしたね。小さい子の方の清水 誠さんです。」と伝えてくれました。その時、初めて「同じ名前の人がいるんだ。」とびっくりしました。今お話ししたのは、高校生の時のことです。それから今まで、何人かの「清水 誠さん」に出会ったことがあります。そのたびに、「苗字も名前もよくある名前って、いやだなあ。」と感じていました。
 でも、ある時、こんな風に考えました。すばらしい名前だから、みんな同じように「誠」という名前をつけたのだろうと思ったのです。小さい頃、自分の親から「誠」という名前をつけた由来を聞いてみたことがあります。「誠」は、「誠実・うそをつかない・本当のこと」という意味があります。誰に対しても優しく正しい生き方をしてもらいたいと考え、名前をつけたそうです。校長先生は、自分の名前をとっても気に入っています。一生大事にしなければいけないなとも思っています。
 みなさんの名前も同じではないでしょうか。赤ちゃんとして生まれたばかりの時に、お父さんやお母さんから「こんな人に育ってもらいたい」という願いを込めて名前がつけられたはずです。一人一人の名前は、両親からもらった一番大切なプレゼントです。ですから、自分の名前というプレゼントを大切にしていかなければなりません。
 「名前を大切にする」ために、2つのことを話します。1つ目は、自分の名前をていねいに書くことです。プリントが配られたら、まず自分の名前を書くでしょう。図工の作品にも自分の名前を必ず書きます。学校生活の中で、名前を書かない日がないくらい、毎日のように自分の名前を書く機会があります。ていねいな字で書いているでしょうか? 名前をていねいに書くということは、学習にしっかり向かう姿勢でもあり、自分の名前を大切にすることにもつながります。
 「名前を大切にする」ためにすることの2つ目は、返事をしっかりするということです。自分の名前を呼ばれて、すぐに「はい!」と返事をしていますか? 病院で名前を呼ばれて返事をしなかったら、その人はいないと思われてしまいます。教室で出席を取っている時も、また学習中に先生に指名された時も、名前を呼ばれたらまず返事をすることが大切です。「はい!」という返事は、「自分はここにいます」という合図であるとともに、「その名前は、唯一私のことです。」という証であるのです。自分の名前を大切にしましょう。・・・

 子どもの頃、電話帳を開いて、自分の名前が何人も並んでいるのを見てびっくりしたものです。当時はパソコンで検索という手立てはありませんでしたが、ある時、明治時代の実業家に「清水 誠」という人物がいたことを知りました。日本でマッチの製造を行った人物として有名だったそうです。最近では、漫才師に同姓同名を見つけました。
 全校朝会では、保健・給食委員会からの連絡がありました。明日、ハンカチ・ティッシュ調べを行うそうです。毎日きちんと学校に用意してきているか、委員会の児童が各教室に行き、定期的に調査していくようです。(写真)

5月26日(金)

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 4年生は、理科の時間に「電池のはたらき」の学習をしています。3年生の時には、「電気の通り道」という学習があり、電気を通すものと通さないものがあることについて学んできました。4年生の理科では、電流の大きさや向きを変えた場合について、実験を通じて調べていきます。電流の大きさや向きは、電池の数やつなぎ方(電池の向き)を変えることで調べることができます。1組では、モーターにプロペラをつけて、電池の向きを変えるとどう変化するかということについて調べていました。(写真上)
 豆電球は、電池の+極と−極を変えても変化がなく、明かりがつきます。ところが、モーターは電池の向きを変えると回転する方向が変わることが分かりました。今後は、簡易検流計を使いながら、電池の向きによって電流の流れる方向が変わることを確かめていきます。
 2年前に、コロナ禍の影響でミニ四駆が再びブームになったようです。(家にいる時間が増えたため)ミニ四駆は、30年以上前から何度かブームになることがありました。ミニ四駆が登場するアニメが火付け役になり、プラモデルメーカーが各地で大会を開いて広まりました。子どもの時に夢中になった世代が大人になり、自分の子どもと一緒に楽しむことで、再びブームが起こっているようです。
 ミニ四駆を始め、様々なプラモデルで電池とモーターを触っていると、理科で習う電気の単元については理解が早いでしょう。逆に、そういうおもちゃで遊んだことがない子は、理科の実験を通じてたっぷりと経験させてあげることが大切です。
 1校時に、5年2組の道徳の授業観察がありました。「友のしょうぞう画」という資料を使った、「信頼・友情」に関する学習内容でした。幼なじみの和矢と章太が、離れ離れになっても互いのことを思う物語です。・・・主人公の和矢と章太は大の仲良しでしたが、章太は体の筋肉が縮むという難病にかかり、遠くの病院に療養に行くことになりました。2人は文通により友情を確かめ合っていたものの、いつしか章太から便りが途絶えてしまいました。和矢は章太の状況が分からないまま、勝手に章太が自分を裏切ったと考えるようになりました。しばらくして、テレビで院内学級展覧会が開かれていることを知った和矢は、母親と展覧会を見に行くことにしました。章太の作品には、「友のしょうぞう画」という作品名がつけられ、「おさななじみのKくんの顔です。」と書いてありました。自分の肖像画であることを知った和矢は、激しい感動と深い反省をおぼえつつ、真の友情を感じ取りました。・・・昔から繰り返し道徳の資料として使われてきただけあり、とても感慨深い物語です。(写真中)
 5年生の子ども達にとっては、友達とは「いつも身近にいる存在」ととらえていることでしょう。でも、お互いの距離が離れてしまっても、心は通じ合う友情が存在するということを理解させたいところです。
 4校時は、4年2組の授業観察がありました。国語の漢字の広場の学習場面でした。国語の教科書には、年間を通じて漢字の広場のページがところどころに配置されています。教科書に示されている漢字を使って短文を作る学習となっていて、既習漢字の復習を兼ねています。
 今回の漢字の広場は、絵を見て夏の楽しみをテーマに短文を作るという課題になっていました。海水浴や旅行、バーベキューの様子など、夏休みに向けての期待が高まる場面ばかりでした。夏祭りや水泳など、今年の夏はやっとコロナ禍を抜け、いつも通りの取り組みができそうです。(写真下)

5月25日(木) その2

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 3校時に、2年2組の授業観察がありました。「角がついた かいじゅう」という資料を使った道徳の授業でした。してよいことと、してはいけないことについて考える「善悪の判断」の内容でした。
 漫画を使った短い資料になっています。・・・のりお君が、家で飼っている犬を粘土で作りました。たくみ君は、それを怪獣だと思って角をつけてあげました。通りかかった女の子が「人の作ったものを勝手にいじっちゃだめ」と注意してきました。でも、たくみ君は、「かっこよくしてあげただけだ。」と言いました。そこへ、のりお君がやって来て、「ひどいよ」と悲しい顔をしました。・・・よかれと思ってしたことが、逆に相手を嫌な気持ちにしてしまうことは、日常的によくあるのではないでしょうか。自分の行いが、本当によいことなのかをよく考えて行動することの大切さについて、子ども達と話し合いました。(写真上)
 6校時も道徳の授業観察がありました。6年2組で、「子ども会のキャンプ」という資料を使った「よりよい学校生活、集団生活の充実」に関する学習でした。・・・6年生の明葉は、子ども会のキャンプで班長を任せられ、少し不安を感じながら参加します。キャンプ2日目に事件が起きました。食器を運んでいた3年生のむつみが石につまずき、カレーがこぼれてしまいます。明葉は、班長として周りから責められながらも、他の班からカレーを分けてもらいに回りました。班にもどった明葉は、むつみを諭し「わざとではなくても失敗は失敗として謝ろう」と、一緒に謝ります。周りから「一生懸命やっていたのだから、しかたがないよ」と励ます声が出され、やがてむつみにも笑顔が戻ります。そんな明葉に対しては、評価や感謝の言葉がかけられ、キャンプが小学校最後の夏休みのいい思い出として、明葉の心に残りました。・・・自分の役割りに責任をもち、正しく判断して行動に移すことが「役割を果たす」という結果につながります。
 どの子も、よく考えて自分の意見をまとめていました。また、友達の意見を聞いて、さらに自身の考えを深めていくのも道徳の授業では大切なことです。6年生は、3週間後に移動教室を控えています。それぞれの役割分担を担って準備していくことになります。2泊3日の宿泊学習が、小学校生活のすばらしい思い出に残るように、しっかり自分の役割を果たしてもらいたいと思います。(写真下)

5月25日(木) その1

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 1年2組の子ども達が、アサガオの観察をしていました。校庭にアサガオの鉢を持って移動し、観察カードに双葉の絵を描きました。種まきをしたのは、ちょうど2週間前のことでした。毎日欠かさずに水やりをして、4〜5日後には、かわいらしい芽が出てきました。今週に入って、さらに葉が大きくなり、ハート型の双葉がそろいました。
 昨日までは少し気温の低い日が続きましたが、これから夏に向かって暑い日が多くなってきます。それと同時に、アサガオもぐんぐん大きくなっていくことでしょう。双葉の間から、次に茂ってくる本葉が顔を出し始めている鉢もありました。(写真上)
 5年生は、学校の田んぼに裸足で入り、田植えの作業を体験しました。稲の苗は、毎年埼玉県の川越の農家から分けていただいています。力強く青々と伸びた苗の束から、3〜4本ずつ手でちぎり取って植え付けていきました。
 狭い田んぼなので、一人ずつの作業はほんの少し体験できる程度です。しかし、実際の田植えの感覚は、裸足になった足の裏からしっかりと感じ取ることができました。少し田植えをしただけで「腰が痛い…」と言っていた子がいました。農家の人たちの苦労を感じることができたようです。(写真中)
 苗を持った手を、しっかり泥の中に突っ込んで田植えをしなければなりません。手首まで泥水の中にいれるのが嫌なのか、苗の上の方をつまみ、置くようにして田植えをしていた子がいました。手を汚すという経験も、子どものうちにきちんとさせておきたいものです。
 2校時に、4年1組の授業観察がありました。社会科「わたしたちのくらしと水」の学習に入る最初の授業場面でした。
 まず、旭町小の水道の使用量がどれだけあるのかを、子ども達に示していました。4〜5月の2か月間で、1054立方メートル(1日あたり、約17000リットル!)もの水を使っていることが分かりました。次に、学校で何に水を使っているのかをみんなで考えてみました。全校児童が手を洗ったり、水を飲んだりします。トイレで使ったり、掃除をする時、花の水やり、スプリンクラーでも使っています。また、一番多く使われているのは、給食室での調理や食器の洗浄でしょうか。さらにこれからの時期は、プールで大量の水を使うことになります。(写真下)
 同様に、家庭で使われている水についても考えていきました。子ども達は、自分の家でもたくさんの水が毎日使われていることを感じ取りました。今後は、学校や家庭まで、どのように水が届いているのかを調べていきます。

5月24日(水) その2

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 3校時に、1年2組の授業観察がありました。算数の授業で、「なんばんめ」という学習をしていました。今までの算数の時間では、1〜10までのものの数を数える学習を中心に行ってきています。しかし、数には、順序を表す時にも用いられる場合があります。かけっこの1位、2位…や、前から何番目という場合の数字です。
 まず、この単元の最初の学習は、「前から3人」と「前から3人目」の違いを理解させる内容がありました。「前から3人」が3人全てを言うのに対して、「前から3人目」は3番目の1人を表しています。算数でありながら、国語の力も必要とされる学習です。
 続いて、「ばしょは どこかな」という学習があります。1列に並んだものを「前から何番目」、「後ろから何番目」というように言い表していきます。今日、2組で行っていた学習は、さらに平面(二次元)での位置を言い表す内容でした。教室の机の位置を「前から何番目で、左から何番目」というように言い表していきます。(教科書39ページ)
 この座標の考え方は、1年生にはとても難しい思考です。「前から…」という場合もあり、「後ろから…」とも言えるので、前後と左右からの位置で言い表す方法は、何通りかあります。また、列で見ていくことになるので、きっと大人が見る感覚とは違う困難さが1年生にはあるのでしょう。教科書の絵はかわいらしい動物の絵なのですが・・・。(写真上)
 4校時は、6年1組の授業観察に行きました。算数の「分数のかけ算を考えよう」の単元を学習していました。分数同士のかけ算は、分母同士と分子同士のかけ算で答えが求まることは前時に学習済みです。今日は、約分がある場合の計算方法について考えていきました。
 まず、子ども達の自力解決では、分母同士・分子同士のかけ算をしてから約分をする方法と、計算途中で約分をする方法が出されました。数が大きくなってくると、途中で約分をしてしまう方が簡単であることが分かります。さらに、3つの分数のかけ算の場合には分母分子がかなり大きくなってしまい、後から約分をするのが大変であることが分かりました。
 今年度も、全校で算数の校内研究に取り組んでいきます。昨年度から、課題解決のための計画を立ててから自分の考えを出すとともに、友達と考えを説明し合う交流タイムを実践しています。子ども達にもきちんとその方法が定着していて、すぐに教室内で意見交流が始まりました。同時に、6年生として真剣に学習に取り組む姿勢も感じられました。(写真下)

5月24日(水) その1

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 1校時に、2年生がグリンピースのさやむき体験を行いました。大きなかごにどっさりと入ったグリンピースがそれぞれの教室に届きました。最初に、栄養士さんからグリンピースの秘密についての話がありました。
 グリンピースは、サヤエンドウと同じ仲間です。というよりも、全く同じものです。確かに見た目も違うし、さやを食べるか実を食べるかという大きな違いがあり、全く違う種類のように思いがちです。しかし、昔は同じ種を使い、若いうちにサヤエンドウとして収穫し、一部をグリーンピース用に残して実を成熟させていました。今は品種改良が進んで、それぞれ専用の種を使っているようですが、それでもサヤエンドウを成熟させればグリーンピースになります。
 2年生も、あらかじめ紙を折って、グリンピースを入れる箱を用意していました。さやを縦に持ち、端の方を指で押すと「パチッ」と音がして割れ目ができます。さやを真っ二つに割ると、まん丸のグリンピースが行儀よく並ぶ様子を見ることができました。(写真上)
 先週は、1年生がソラマメのさやむきをしました。グリンピースのさやむきを2年生にしている理由は、子ども達の様子を見ているとすぐに分かります。グリンピースは丸いので、コロコロと転がってしまいます。どちらのクラスでも、さやむきに慣れてくるほどグリンピースを床に落とす子が増えていきました。2年生でもこれだけ大変なのですから、1年生には難しいでしょう。(集めたグリンピースは、給食室でよく洗って調理しています。)
 今日の給食は、グリンピースご飯でした。旬のグリンピースを生の状態から調理していたので、とてもおいしく感じられました。コロコロと転がるグリンピースに苦戦した2年生の子ども達は、さらにおいしく感じたことでしょう。
 2校時に、3年1組の授業観察がありました。道徳の「持ってあげる? 食べてあげる?」という教材を使った「親切、思いやり」について考える授業でした。「友達に親切にしましょう」という言葉は、小学校に入る前から言われてきているはずです。親切にすることはとても大切であり、当たり前のようにしてあげなければならないことであると、どの子もとらえています。しかし、友達に「してあげる」こと全てが、本当に親切と言えるのでしょうか?
 まず、電子黒板にスライドを映し、資料提示をしていきました。1つ目は、やさしい人になりたいと思っている「わたし」が、学校の帰りに友だちのランドセルを持ってあげる場面です。「重いからランドセルを持って。」と言われて自分の分の他にもう1つランドセルを持ちました。「よかった。みきちゃん喜んでくれた。ランドセル重いけど、優しい人になるために、がまん、がまん。」と言っています。(写真下)
 2つ目は、給食の場面です。たけし君が、「ナスを食べて。」と言ってきました。「私はナスが好きだし、たけし君はナスが嫌いだから、食べてあげれば2人ともうれしくなる。たけし君に優しくできてうれしいな。」と言っています。
 子ども達からは、「頼みごとを引き受けてあげることはいいことだと思う。」という考えや、「相手のためによくないと思う。」などの考えが出されました。相手の気持ちを考えない「お節介」や身勝手な押し付けに協力することは、親切とは言えないことに気が付いたようです。相手のことを考えた「本当の親切」について考えを深めました。

5月23日(火)

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 1校時に、4年1組の図工の授業観察がありました。「へんてこ山の物語」という題名の平面作品に取り組む授業でした。「へんてこ山」という言葉から、自分なりに想像を広げて物語を作り、並行してそれを絵に表していきます。図工の授業において、「思考力、判断力、表現力」を培うのにぴったりな教材です。
 授業では、画用紙とともに罫線の入った「物語シート」が配布されていました。自分で考えたへんてこな山が出てくるお話を、シートに文章でも書き込むようにします。例えば、「その山は、いつも怒っている山でした。」と書いたとしたら、山の色や形はどうしようかな? と考えて、絵に反映させていきます。自分の想像で絵を描いていきながら、考えついた物語によって新たに絵が加わったり、色の使い方が変わったりと、どんどん変化していく作品です。
 他の教科も同じですが、授業の始めにしっかり本時のめあてをもたせることが大切です。黒板には、板書カードできちんとめあてが提示されていました。また、絵の具の使い方についての指導も行われていました。パレットや水入れの基本的な使い方や、鉛筆の線が見えるように絵の具の濃さを調節すること、筆の使い方なども指導してから作品づくりに取りかかりました。(写真上)
 ところで、へんてこ山の「へんてこ」という言葉は、久し振りに聞いたような気がします。へんてこの「へん」は、漢字で「変」です。「変わっている」や「変だ」という意味に、接尾語の「てこ」(〜のようだ)をつけた言葉です。そのため、単に「変だ」というのではなく、少しかわいげがあり、親しみを込めた響きがします。4年生の子ども達から、どんなへんてこ山の物語が生まれるのか、作品の完成がとても楽しみになりました。
 2校時は、2年1組の授業観察に行きました。算数の「長さをはかってあらわそう」の学習でした。昨日は、1年生の長さの学習の復習として、テープを使った長さ比べをしている様子をお伝えしました。今日は、長さの共通の単位として「cm」があることを指導していました。(「cm」の書き順の指導もしました。)
 教科書の後ろの付録ページには、1cm目盛りの簡易物差しがついています。それを切り取り、0から15までの数字を書いて、手作り物差しを作りました。これを使えば、昨日の鉛筆の長さ比べも簡単です。きちんと数値で長さを比べることができました。
 続けて、教科書の練習問題にも取り組みました。2年生の保護者の方は、42ページの3番の設問をよく見てください。図を見ながら、クレヨンとクリップの長さを答える問題になっています。簡易物差しの「0」の位置に合わせてあるクレヨンは、簡単に「7cm」と答えが出ます。しかし、物差しの途中に置いてあるクリップの長さは、間違えている子が何人かいました。1cmずつの目盛りの数を数えずに、クリップにかかっている線の数を数えたのか、「4cm」と答えている子が多かったのです。教科書の問題は、どれも実によく考えて作られているものです。(写真中)
 3年生は、総合の学習の時間にカイコの飼育に挑戦しています。先週木曜日は、その日の朝、卵から孵化したばかりの「毛蚕(けご)」という段階の幼虫を観察していました。今日は、それから5日経った「2齢」と呼ばれる幼虫の観察をしました。
 1組では、各自にプリンカップに1匹ずつ分け入れて観察をさせつつ、テレビ画面には大きく拡大した姿も映し出していました。書画カメラで拡大しているので、人工のエサに幼虫が群がって動く様子を生々しく見ることができました。(写真下)
 幼虫は、脱皮をしながら大きくなっていきます。1回目の脱皮で脱いだ皮も確認できました。(先生が指をさしているところ)これからも定期的に観察し、幼虫が大きくなっていく様子を見守っていきます。体とともに、フンの大きさも変わっていくことに気がついていくでしょう。

5月22日(月) その2

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 2校時に、3年1組の授業観察がありました。国語の「もっと知りたい ともだちのこと」という「話すこと・聞くこと」の授業でした。この単元では、話し手が伝えたいことや自分が聞きたいことの中心を捉えるために、必要なことを質問しながら聞く活動を中心に行います。そしてさらに、自分の考えがもてるようになることをめざしていきます。今まで、友達と話す側と聞く側に分かれ、身近な話題について話すとともに、質問をしたりそれに答えたりする「トークタイム」の活動を行ってきました。
 今日、1組で行っていたのは、単元のまとめとして「きちんと伝えるために」というコラムを使った授業でした。「相手にきちんと伝えるために、落としてはいけないことを考えましょう」というテーマで、4コマ漫画で2つの話題が掲載されていました。
 1つは、犬を散歩させている女の人を見ていた2人の会話のすれ違いが描かれています。「あっ、かわいい。」と、一人は犬のことをかわいいと言いました。もう一人は、それを聞いて女の人の服がかわいらしいと思いました。…最初に、「あの犬、かわいいね。」と言っていれば、すれ違いにはならなかったはずです。(写真上)
 もう一つの話題もよくある光景です。「すぐにおいで〜。」と違う部屋から子どもを呼ぶ母親の声がします。部屋の中で工作をしていた男の子が、もう少しで完成しそうだから「はあい、すぐ行くよ。」と答えました。作品ができて10分後に行ってみると、アイスクリームが溶けてしまっていました。…最初に「アイスクリームがあるから、すぐおいで。」と言えばよかったことや、男の子が「あと10分くらいで行くよ。」と言っていれば、すれ違うことがなかったはずです。話す側の言葉不足によって行き違いが生じるということは、日常生活でよくあることではないでしょうか。
 2年生は、算数の時間に「長さをはかってあらわそう」という学習をしています。「長さ」の学習は、1年生の時にも行ってきました。その時は、直接比較(端をそろえて長さを比べる)や間接比較(テープに長さを写し取って比べる)の方法を学習してきました。2年生では、普遍単位としてcmやmmを指導し、ものさしの使い方を主に学習していきます。
 1組では、単元の導入として、教科書の3本の鉛筆の長さ比べから始めていました。1年生の頃の長さ比べのことを思い出し、鉛筆の長さをテープに写し取る方法で行っていました。テープを上手に使うと、どの鉛筆の長さがどれだけ長いかを正確に知ることもできます。テープをしっかり押さえながら、印をつけて正しく長さ比べをしようとがんばる姿が見られました。(写真中)
 4校時に、1年1組の授業観察がありました。国語の「かきとかぎ」という教材を通じて、濁点のあるひらがなについて理解させる学習場面でした。教科書には、サルが手に鍵の束を持っている絵が描かれています。そのページには、「さるの だいじな かぎのたば げんかん うらぐち まど とだな どれが どれだか わからない」という文が書いてあります。よく見ると、濁点(゛)がついているひらがながたくさん出てくる文章です。何度も音読を繰り返し、文の中から濁点のある言葉に気づかせていきました。また、濁点のある言葉探しをするなど、言葉遊びをする中から濁点への関心を高めていきました。(写真下)

5月22日(月) その1

校庭で全校朝会を行いました。「目で話を聞こう」というテーマで話をしました。
・・・先週の水曜日に、4年生の「ふれあい環境学習」がありました。練馬清掃事務所の方々から、ごみの分別の仕方やごみの行方などの話を聞きました。4年生全員の学習態度がとてもすばらしいなと思いました。それは、説明している方々のお話をきちんと聞いている姿勢から感じ取ることができました。
 今月は、校長先生と副校長先生とで、いろいろなクラスの授業を見に行っています。教室の後ろからみなさんの授業の様子を見ていると、話をしっかり聞いている子をすぐに見つけることができます。後ろ姿を見ただけで、先生の話をきちんと聞いているかどうかがちゃんと分かるものです。
 ところで、話を聞くの「聞く」という漢字は、このように書きます。(「聞」という漢字を見せながら)2年生で習う漢字なので、ほとんどの子は知っていますよね。門構えに「耳」と書いて「聞」という漢字になっています。このうち、「門」は、立ち上がった2人の直立した人間の側面を表した象形文字です。この2人の人間の間には「耳」がついていて、「響いてくる神の声をきく」というところからこの字ができたと言われています。確かにそう言われると、人と人とが会話をする間に耳があり、注意深く耳を通して話を聞くことから「聞」という字が生まれたように感じられます。
 先ほどの話に戻すと、授業中のみなさんの様子を見ていて、なぜ話を聞いているか聞いていないかが分かると思いますか? それは簡単です。授業をしている先生の方を見ているかどうかですぐに分かるのです。よく、「目で見て、しっかり話を聞きましょう。」と先生に言われることがあるでしょう。それには、2つの理由があります。まず、音がする方を向くことで、自分の耳にしっかり音が入ってくるからです。人間の耳は、その形から、自分の前の方から来る音が良く聞こえるようにできています。よそ見をしているのと、きちんと話し手の方を見ているのとでは、耳への音の入り方が違ってきます。
 「目で見て、しっかり話を聞く」ということのもう一つの理由は、話す人の目や表情から、大切な話の中身がしっかり入ってくるからです。例えば、テレビ番組を画面を見ないで音だけで楽しむ場合と、画面を見ながら音と一緒に楽しむ場合とでは、ずいぶん感じ方が違ってくることが分かります。人の動きや表情など、目から入ってくる情報は、耳からの音の情報とともにとても大切なものだからです。
 さあ、授業中は、話をしている先生や友達が発表する方を向き、相手の顔を見ながらしっかり話を聞くようにしましょう。きっと目で話を聞いていると、「この勉強では、ここが一番大事なんだ。」ということが分かってくるはずです。そう、勉強がよく分かり、できるようになるための第一歩は、きちんと話を聞くことから始まります。・・・

5月19日(金)

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 1年生の算数の授業で、「0というかず」の学習があります。1つもないことを「0」と表すことを理解させる学習です。教科書には、輪投げをしている場面の絵があります。輪が1つも入らなかったところに「0」という数字があり、その下に「れい」という読み方が書いてあります。
 「0」は、「ゼロ」という読み方もあります。「交通事故ゼロ」や「ごみゼロ運動」のように、何もない状態を「ゼロ」として使っています。一方の「れい(零)」は、「降水確率0(れい)%」のように使われています。「ゼロ」と「れい」は、英語の「ZERO」と漢字の「零」の違いもありますが、「ゼロ」が全く無いという意味で使われるのに対して、「れい」は「ほんの少し」という意味も込められています。
 2組では、「0」の書き順についての学習をしていました。(教科書にも書き順が載っています。)上からスタートし、反時計回りに書きます。ちなみに、「0」を下から時計回りにぐるりと書くのは、「〇(まる)」を書く時です。文章の最後に書く読点の「。」を、「0」(れい)の書き方で書く人が、大人でも結構います。あるいは、「ぱぴぷぺぽ」の半濁音の「゜」も同様です。学校での書き順指導は、漢字だけでなく数字や記号もしっかり身につけておく必要があります。(写真上)
 3校時に、5年2組の音楽の授業観察がありました。「ハロー・シャイニングブルー」という曲を教材として、自然からのメッセージを感じ取りながら歌うことをねらいとした授業でした。今日は、この曲に取り掛かる最初の授業場面だったので、歌を聞きながら歌詞の意味をとらえさせる展開でした。授業の終わりに、先生のピアノ伴奏で歌の練習もありました。次回からは、歌の後半を二部合唱で盛り上げていけるように指導していきます。(写真中)
 シャイニングブルーというタイトルだけあり、教科書にはすばらしい青空と青い海を背景に歌詞が書いてあります。2番の歌詞の中に、「コバルトに輝いた波が踊る…」という言葉が出てきます。子ども達からは、「コバルトって何ですか?」という質問が出されました。コバルトブルーは、顔料にあるコバルト青が示す、強く明るい青色のことです。自然界の中で、本物のコバルトブルーの空や海の色を、ぜひ子ども達に見せてあげたいものです。こればかりは、言葉や写真などでは本来の色彩の感動は到底伝わらないでしょう。
 5年生は、社会科の時間に「自然条件と人々のくらし」から、暖かい地方のくらしについての学習をしています。日本で暖かい地方と言えば、沖縄県です。沖縄県の気候の特色やくらしの工夫、産業の特色などを学んでいきます。ちなみに、沖縄地方は昨日、梅雨入りの発表がありました。
 1組では、沖縄県の家屋の写真を見て、建物の特徴から気候や人々のくらしについて考えていました。沖縄県は、台風の通り道となる場所に位置しています。昔からの家屋は、石垣に囲まれた平屋が多く、台風に備えた造りになっています。(写真下)
 春休みに、石垣島や西表島に行ってきました。やはり旅行で実際に現地に行ってみると、その土地のくらしの様子がよく分かるものです。「石垣やいま村」では、昔ながらの町並みを再現したテーマパークのようになっていました。赤瓦屋根の民家を移築してあり、家の中まで見学できる場所でした。また、辺りの植物の様子からも、年間の気温がずいぶん違うことが容易に想像できました。百聞は一見に如かず…です。

5月18日(木)

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 昨日と今日の朝は、登校してすぐに1年生の声が外から聞こえてきました。「あっ、め がででる!」・・・先週種をまいたアサガオの鉢から、かわいらしい双葉が出てきたのを発見したようです。
 種をまいた日が1日ずつ違うため、昨日1組の鉢から発芽し、今日は2組の鉢からたくさんの芽が伸びてくる様子が見られました。植木鉢には、5〜7粒ほどの種をまきました。種によって発芽のスピードが違い、さらに植え付けた深さによっても芽の出方に違いが生じるのでしょう。まいた種が一斉に発芽するのではなく、早いのもあり遅いのもあるのがおもしろいなと思います。人間も、素早く理解する子もいれば、後からゆっくり分かってくる子がいるのと同じです。ペットボトルのジョーロを使い、今日もたっぷりと水をあげていました。(写真上)
 ところで、なぜ昔から1年生の教材としてアサガオを育てているのでしょうか? 低学年で「理科」があった時代も、「1年生でアサガオ、2年生でヒマワリ」が定番でした。その後、理科から生活科に変わり、2年生はミニトマトを栽培するようになりましたが、やはり1年生はアサガオが続いています。
 子ども達にとっての栽培活動は、毎日が発見や感動の連続です。アサガオは、種まきをしてから発芽し、みるみると葉が増えていき、開花・結実します。きっと、他のどの植物よりもその成長過程が分かりやすく、特徴を捉えやすいからだと思います。アサガオでなくてもよいのですが、これだけ丈夫で花の時期が長く、育てやすい植物はありません。アサガオは、水分量が少々調整できなくても、枯れにくく丈夫で、必ず花が咲いて種もできます。1年生が、植物を育てることに期待と親しみを込めて世話をするには、アサガオは最適な教材であると言えます。1年生にとって、アサガオの世話をする喜びが、学校に行く楽しさにまでつながっていくといいなと思います。
 5年生の国語の教科書に、「古典の世界」という単元があります。小学校の国語の授業では、日本古来の文学に親しみをもたせる内容が盛り込まれています。学年の発達段階に合わせて、3年生から古典や文語文に少しずつ触れられるように、教科書に登場してきています。
 5年生のこの単元は、2時間扱いではありますが、それぞれの古典の内容にかかわる絵巻物の挿し絵を入れながら、かなり詳しく引用しています。「今は昔、竹取の翁といふものありけり。…」で始まる「竹取物語」の冒頭部分。「祇園精舎の鐘の声、…」で始まる「平家物語」の冒頭部分。「つれづれなるままに、」で始まる「徒然草」。「月日は百代の過客にして、」で始まる「奥の細道」。・・・これらは多分、現在の大人世代は、中学校で習ってきているはずです。
 ところが今は、5年生の国語の教科書に掲載されるようになりました。ただ、古典に親しむという目標なので、言葉の響きやリズムを味わったり、様子を想像したりしながら音読するという学習です。内容を詳しく学習し、文法を学ぶわけではありません。子ども達は、何度か繰り返し音読するうちにすぐに覚えてしまいます。一度覚えておくと、きっと中学、高校での古典の学習に役立つことでしょう。(写真中)
 3年生は、総合の学習の時間に、カイコの飼育に取り組み始めました。今日は、各クラスで今朝誕生したばかりの幼虫を観察していました。卵から出てきた幼虫は、「毛蚕(けご)」と呼ばれています。長い毛に覆われているのでこのように呼ばれるそうです。と言っても、ほんの1〜2mm程度の大きさなので、肉眼では黒っぽい小さな糸くずのようにしか見えません。でも、プリンカップに1匹ずつ入れて観察すると、一生懸命動いている姿を確認することができました。
 カイコの卵は、今週初めに見て、とても小さいことは分かっていました。子ども達は、そこから出てきた幼虫の小ささに改めてびっくりするとともに、生命の神秘を感じていたようです。もちろん、人の手で直接触るのは厳禁で、先生が筆を使ってプリンカップに入れてあげていました。(写真下)
 カイコの卵は、注文してから郵送で送られてきました。しばらく冷蔵庫に入れておき、指導するタイミングを見計らって室温に置き、孵化させました。エサはもちろん桑の葉ですが、最初のうちは人工のエサを使うようにします。桑の葉のエキスを配合したものなのか、カイコは人工のエサを食べながら育っていきます。そして、頃合いを見て本物の桑の葉に切り替えていきます。不思議なことに、カイコは本物の桑の葉を一度食べたら、人工のエサを全く食べなくなるそうです。

5月17日(水)

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 6年生は、理科の時間に「ものの燃え方」の学習をしています。4月から取り組んできた単元のまとめの段階に差しかかりました。今日は、2組が「ものが燃える時の空気の変化」を調べる実験を行っていました。
 集気びんの中に火のついたろうそくを入れ、燃やす前と燃えた後の空気の違いを調べます。空気の違いというのは、酸素や二酸化炭素がどう変化するのかということです。手軽に調べることができるのは、石灰水を使う方法です。二酸化炭素が石灰水を白く濁らせる性質を使い、ろうそくを燃やした後の空気に石灰水を入れて振って調べます。結果、白く濁ることから、ものが燃えた後に二酸化炭素が増えるということが分かりました。
 次に、空気中にある二酸化炭素と酸素の割合が、ものを燃やす前と後とでどの程度変化するのかを調べていきます。酸素が使われ、二酸化炭素が増えたのだろうということを数値化して実証する実験が必要です。
 現在、小学校の教科書で多く行われているのが、「気体検知管」を使った実験です。二酸化炭素や酸素の濃度を調べる検知管を先につけて気体採取器のハンドルを引くと、それぞれの濃度を知ることができるという優れものです。この実験器具が開発されて20年近くになりますが、そろそろもう少し手軽に濃度の測定ができる機器が出てきてほしいものです。検知管1本の値段が高く、さらに1回ずつ使い捨てのため、毎年消耗品の予算をかなり使うことになります。最近は、5〜6万円ほどで酸素や二酸化炭素の濃度を測定する機械があるようですが、班の数だけそろえるのにはかなり高額になります。(写真上)
 ところで、空気中の酸素や二酸化炭素の濃度は、どのように変化するのかご存知でしょうか。もともと空気中には、酸素が21%、二酸化炭素が0.03%含まれています。ろうそくを燃やした後の気体では、酸素が17%、二酸化炭素が3%近くになります。酸素が全くなくなるというのではなく、数%減っただけで火が消えたということが分かります。酸素は、ガスのように「燃える気体」ではなく、「ものを燃やすはたらきがある気体」です。
 3,4校時に、4年生のふれあい環境学習がありました。毎年、練馬清掃事務所の方々に来ていただき、ごみの分別やリサイクル等の環境に関する授業があります。前半は、体育館でごみの分別に関する説明や、集められたごみの行方についての説明を聞きました。さらに後半は、玄関前でスケルトン清掃車の説明と実演を見せてもらいました。
 体育館では、「海洋プラスチック問題」についての話もありました。今まさに、地球規模で話題になっている環境問題にも触れて、授業をしていただきました。海に流れ着いたプラスチックごみが、細かなマイクロプラスチックとなり、生態系に影響を及ぼしています。河川敷でごみの調査をすると、一番多いのが「ペットボトル」で、次に「お菓子の包装紙」だそうです。その他にも、ビニール袋や食品トレイなど、プラスチック製品のごみが多く見つかるそうです。4年生は、社会科の学習とともに、総合の時間にもごみの学習を取り上げていきます。環境問題にも触れながら、学習内容を深めていけるといいなと思いました。(写真中)
 6年生の教室では、1か月後の「武石移動教室」に向けて、オリエンテーションが行われていました。教室に学年全員が集まり、移動教室で行く長野県上田市にある「武石地区(旧武石村)」や、2泊3日の行程についての説明を聞きました。
 6年生は、昨年度の11月に下田移動教室がありました。今回は山方面の移動教室ということで、たくさんの自然を生かした体験や、歴史の学習に関わるコースが計画されています。ベルデ(宿舎)の建物や部屋の中の写真も子ども達に見せました。下田が2段ベッドだったのに対して、今度は広々とした畳の部屋に泊まることになります。布団を自分達で上げ下ろしします。自分で布団をひいたことがあると言っていた子がたくさんいましたが、実際にきちんとできるでしょうか。これから総合の学習の時間を使い、各自調べ学習も行っていきます。6年生としての大きな楽しみがまた増えました。(写真下)

5月16日(火) その2

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 昨日までの雨が上がり、さわやかな青空の一日になりました。今週は、「大なわ週間」です。中休みは、校庭でクラスごとに大なわの練習に取り組みます。先週の体育朝会で大なわを始めたのをきっかけに、各クラスとも体育の時間にも練習が行われるようになりました。
 大なわは、クラスの団結を深めるためにも良い取り組みです。旭町小では、4分30秒(1曲分の長さです)で何回跳べたかを記録することになっています。なわに引っかかったり、間を開けてばかりいると記録が上がりません。逆を言えば、全員が引っかからずに連続して跳んでいけば記録が伸びます。そのためには、みんなでかけ声(跳んだ数を数える)をかけたり、跳び終わったらすぐ列に並んで待機したりすることが欠かせません。
 低学年には、専科の先生方が一緒に指導に入り、なわを回しながら声をかけています。5年1組では、昨日から始まった教育実習の先生がなわを回していました。昨日から6月9日までの4週間、教育実習の先生が1名入りました。昨日、臨時で全校朝会を行い、子ども達に紹介しました。5年1組を中心に実習を行います。初めのうちは、教室で様々な授業の様子を見て学び、少しずつ授業実践を積んでいくことになります。しかし、休み時間や給食の時間などは、子どもと積極的に関わることが大切です。5年1組の子ども達も、教育実習の先生と関わりがもてることで生き生きと過ごしているように感じられました。大なわは、先生と子ども達との絆を深める役割をも担っています。(写真上)
 3,4校時に、2年生が1年生を連れて校内を案内する「学校探検」がありました。たてわり班の組み合わせを使い、4人グループで校内を回っていました。
 2年生が案内する部屋の前には、あらかじめシールが用意してありました。2年生が1年生に部屋の説明をしてから、カードにシールを貼ってあげていました。校長室も学校探検の1か所になっていて、次々と手をつないだ1,2年生がやって来ました。2年生が、張り切って説明を始めました。「ここは、校長室です。やさしい校長先生がいて…」さらには、「校長室の窓からは、校庭が見えます。」と説明していました。
 それを聞くと、ぜひ窓からの景色を見せてあげなければ…という気持ちになります。シールを貼り終わったグループから、順に校長室の中に入れてあげることにしました。子ども達は、いろいろなところに目が行くものです。たくさんの花があることもそうですが、上を見上げると歴代の校長先生の写真がずらりと並んでいます。また、犬のカレンダーや写真、リラックマやドラえもんの人形と、通常に考えられる校長室とはどういうものかは知らないでしょうが、想像と違った世界に多分びっくりしていたのではないかと思います。
 昨年は出張と重なっていたため、2年生の子ども達にとっても校長室に入るのは今日が初めてでした。どちらかというと、目を丸くして出ていったのは2年生です。(写真下)

5月16日(火) その1

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 1校時に、1年生がそら豆のさやむき体験を行いました。給食室から大量のそら豆が届き、子ども達はワクワクして席で待っていました。最初に、栄養士さんから、そら豆の花や実のつき方についての話をしていただきました。
 そら豆の花は、同じマメ科のスイートピーと似ていて、とてもきれいな姿をしています。花色は紫と白の複色で、チョウチョが羽を広げているように、ひらひらした花びらが特徴です。給食のクイズにもありましたが、「そら豆(空豆)」というだけあり、上の方に向かって実がつきます。
 1年生にとっては、さやを開くのはとても力がいる作業のようでした。パカッと上手にさやを割った子もいましたが、ほとんどの子は絞るようにさやを割り、中の豆を取り出していました。だんだん慣れてきたようで、次第に紙で作った箱いっぱいにそら豆がたまっていきました。(写真上)
 さやを手に取って触り心地を確かめていた子がいました。それぞれのクラスでは、事前に先生から「そらまめくんのベッド」の絵本を読んでもらっています。そのお話を思い出しながら、時々さやの内側のふわふわ感を確かめていたようです。ちなみにこの絵本は、「そらまめくんシリーズ」の第一作目にあたり、さやむき体験の前には、必ず読み聞かせをしておくべき本です。・・・そらまめくんのふわふわのベッドをグリンピースくんたちがうらやましがりますが、絶対に貸そうとしません。ところが、ある日そらまめくんのベッドが見当たらなくなって、さあ大変・・・。ストーリーも絵も、とてもかわいらしい一冊です。
 旭町小の給食室は、隣りの豊渓中と親子給食方式になっています。1年生は、旭町小の児童・職員分だけでなく、中学生の分までそら豆のさやむきをがんばりました。給食の時間に、塩ゆでになったそら豆を大切そうに口に入れて味わっていました。自分たちの手で取り出したそら豆の味は、きっと格別なものだったことでしょう。
 そら豆は、まさに今が旬の野菜です。私は、この間の土曜日に買う機会がありました。鴻巣市でポピー祭りが行われていたので、雨が降る前の午前中に出かけてきました。もちろん、日本一のポピー畑もすばらしかったのですが、農産物を直売しているテントも気になりました。朝採れの野菜が並ぶ中、そら豆は一袋200円という安さでした。(スーパーだと、4〜500円はします。)家に帰って、すぐに塩ゆでにして味わいました。職員室で先生方に聞いてみると、さやごとオーブントースターで焼き、味わうこともできるそうです。
 2年生は、国語の時間に「たんぽぽのちえ」という説明文の学習をしています。たんぽぽは、2年生の子ども達にとって身近な植物でもあるので、興味をもって取り組める説明文です。また、題名になっている「知恵」が、たんぽぽのどういう性質を言っているのかを探しながら読み取っていくおもしろさがあります。(写真下)
 大人でも初めて知るたんぽぽの知恵がたくさん書かれているため、とても興味深く読むことができます。花が終わった後のたんぽぽの知恵について説明している部分には、このように書かれています。「かれてしまったのではありません。花とじくをしずかに休ませて、たねに、たくさんのえいようをおくっているのです。」…これは、大人でもほとんど知られていないことではないでしょうか。
 現在、朝の連ドラのおかげで、練馬区にゆかりのある牧野 富太郎さんが一躍有名になっています。「たんぽぽのちえ」の作者は、植村 利夫さんです。東京都で中学校の校長をされていた方で、クモの専門家でもあったようです。富太郎が、このたんぽぽの知恵のことを知ったら、どんなに目を輝かせたことでしょう。

5月15日(月)

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 今日は、6年生の各教室で、「児童・生徒の学力向上を図るための調査」が行われました。小学校4年生から中学校3年生までを対象にした東京都で行っている調査で、タブレットを使って2年前から実施されています。都内の全小中学生が行うので、学年ごとに実施期間が決められています。今後、5年生、4年生の順で実施していきます。
 内容は、児童の学びに向かう力に関する意識調査で、アンケート調査のように項目から選ぶ形式のものです。現在の学習指導要領では、「知識及び技能」と「思考力、判断力、表現力等」、「学びに向かう力」の3つの資質(柱)が示されています。そのうちの「知識…」と「思考力…」については、先月6年生が国の学力調査を受けました。今回の都の調査は、もう一つの柱である「学びに向かう力」を調べるものです。
 国の調査も都の調査も、夏頃には結果が届きます。それらの調査結果を分析し、3つの資質・能力をバランスよく育成できるように指導の改善を図ることになっています。
 調査内容には、各教科の授業内容に対する理解度や、得意と感じる意識の程度などがありました。(理解できているかどうか、得意と感じているかどうかを5段階の項目から選ぶ)また、学習の進め方や学習習慣についての設問が、様々な項目に分けて用意されていました。(写真上)
 5年生は、理科の時間に「植物の発芽と成長」の学習をしています。インゲンマメの種を使い、発芽に必要な条件を考えて実験していく内容です。
 最初にインゲンマメの種を見せ、「芽を出すために、何が必要か」を聞いてみます。子ども達からは、「水が必要だと思う」という考えの他に、「土」、「温度(適温)」、「光(日光)」などが出されます。そして「空気」という考えも出てきます。
 次に、それらの条件が発芽に必要かどうかを調べる実験方法を考えさせていきます。ここで大切なのは、比較対照実験を行うということです。例えば、「発芽に水が必要かどうか」を調べるのであれば、片方は水を与え、もう片方は水をあげないことにし、他の条件は全て同じにしなければなりません。
 では、「発芽に空気が必要かどうか」を調べる実験は、どのように行ったらよいでしょうか。比較対照の1つは、種を空気のない状態に置かなければなりません。真空状態を作るのは難しいですが、簡単なのは水の中に種を入れるとい方法です。一方は湿った脱脂綿の上にインゲンマメを置き、もう一方はひたひたの水の中に沈めます。結果、水に入れた種は発芽せず、空気が必要であるということが分かります。
 1組では、その他の実験方法をNHK for Schoolの動画で学んでいました。ビーカーに種をたくさん入れ、水を注ぎます。しばらくすると種は水を吸ってふくらみます。3〜4日経つと、ビーカーの上の方の種は発芽し、水に浸ったままの下の方の種は発芽しないことが分かります。よって、発芽には空気が必要であると分かります。(写真中)
 1年2組の教室で、はさみの使い方の学習をしていました。小学校において、図工の時間に使う刃物は、学年によって決められています。2年生でカッターナイフ、3年生でのこぎり、4年生で彫刻刀などなど…。1年生では、はさみが主になります。はさみは、他の教科でもよく使う道具なので、正しい扱い方を習得しておく必要があります。
 まず、はさみには右利き用と左利き用があるので、自分に合ったはさみを用意することが肝心です。はさみは、指の出ている方から見ると、親指が出ている刃が手前にくるようになっています。逆に、紙の上にくる刃が奥になるため、切っている部分が刃で隠れるということがなく見やすくなります。また、はさみを動かしている時は、わずかに斜めに力を加えるように刃が擦り合わさるため、利き手に合ったはさみが重要になります。
 次に、紙をきれいに切るコツは、刃先を使わないようにすることです。刃の元の方から切り始め、刃先の手前までを使って切るようにします。もう一つは、はさみの向きを動かすのではなく、紙を動かすようにすることです。意外にこれは低学年の子には難しいようで、最初のうちはどうしてもはさみがいろいろな方向に行ってしまいます。道具は、何度も経験することでうまく使えるようになります。どんどん使わせてあげることが大切です。(写真下)
 今日は、はさみの練習を兼ねてクルクル回るへびのおもちゃを作っていました。螺旋形に画用紙を切り取り、糸で吊るすと、おもしろいように回転するおもちゃが出来上がります。子ども達は大喜びでした。
 昨日は、「母の日」でした。2年生の子ども達に聞いたところ、母の日にいろいろなことをしてあげたようです。まず多かったのは、様々なプレゼントをした子です。「花」(カーネーションでしょうか)、「手紙」(どんなことを書いたのでしょう)、「チケット」(肩たたき券でしょうか)、「ブレスレット」(手作りです)などなど。さらには、「ケーキを食べた」(確かに、昨日はケーキ屋さんが混んでいました)、「お母さんの好きなビールをあげた」(おいしく感じたことでしょう)…聞いているだけで幸せになるようなプレゼントばかりでした。

5月12日(金)

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 1年1組の教室で、折り紙の箱作りをしていました。作っていたのは、長方形の紙を折って製作する一番シンプルな箱です。A4のリサイクル紙を使っていました。よく家庭でも作ることがあるのではないでしょうか。チラシなどを折って、バーベキューの時のごみ箱にしたり、流しの野菜くずを入れたりする時に利用する場合があります。
 今回、1年生が作っていたのは、来週火曜日に行うソラマメのさやむき用の箱でした。さやから取り出したソラマメを集めるのでしょう。最近、スーパーなどにソラマメが出回るようになりました。今が旬の野菜です。来週の1年生のさやむき体験が楽しみになりました。
 正方形の折り紙で作ることができる『箱』には、いろいろなものがあります。中でも、「つのこうばこ」は、よく子どもの頃に折ったものです。4方向に尖った角ができる箱です。お菓子を入れたり、小物を入れたりしていました。長年疑問だったのは、「つのこうばこ」という意味です。漢字で書くと「角香箱」で、茶道や香道で使う小さな道具入れの箱のことを「香箱」と言うそうです。
 ところで教室では、先生が紙を折るお手本を見せながら教えていました。1回折るたびに子ども達にもやらせていくのですが、先生のやり方を見て「わかった!」と言ったものの、「どうやってやるの?」と迷う子が続出していました。紙を折る方向や開いてできる形を、先生のお手本と何度も見比べながら試行錯誤していきました。こういうところが折り紙のすばらしさです。折り紙遊びは、幼児期から繰り返し行わせることが大切であると、個人的に強く感じています。
 「できた子は、近くの子に教えてあげましょう。」と先生が言うと、すぐに周りの子に手を差し伸べる姿が見られました。友達に教えるということも、とても大切な学びになります。(写真上)
 3年生は、算数の時間に「同じ数ずつ分けるときの計算を考えよう」という学習をしています。小学校で初めて習う「わり算」の学習です。
 今週からこの単元に入りましたが、先日は「12個のクッキーを3人で同じ数ずつ分けると、1人分は何個になりますか?」という問題を行いました。具体物のおはじき(12個)を1個ずつ移動させて考えさせていきます。1個ずつ3人にいきわたったら、2個目を3人に…とやっていくと、1人分が4個になります。そこで、わり算の式に書いて表せることを指導します。(12÷3=4)
 一方、今日の問題は、「パイが12個あります。1人に3個ずつ分けると、何人に分けられますか?」という問題でした。先ほどのクッキーの問題と、おはじきの動かし方が異なってきます。12個からまず3個を取り除いて「1人分」、さらに3個をとって「2人分」…とやっていくと、4人に分けられることになります。そして、これも「12÷3=4」というわり算になることを教えます。わり算は2種類に分類され、先のクッキーの問題は「等分除」、パイの問題のわり算は「包含除」という言い方をします。(指導者側の算数用語で、子ども達にこの言葉を指導するわけではありません。)最初のうちは具体物を操作させながら、どういう場合にわり算を使うのかを身につけさせていくことが大切です。(写真中)
 6年生は、図工の時間に「お気に入りの場所」という作品に取り組み始めました。絵の具を使った水彩画の作品になるようです。今まで過ごしてきた学校生活を振り返り、学校における自分のお気に入りの場所を見つけて絵に表現していきます。
 まず今日は、どこを「お気に入りの場所」として絵にしようかと考える時間でした。全員タブレットを手に、外に出てきました。校庭や中庭を回りながら、気に入った場所を写真に収めていきました。こういう時にも、タブレットが有効に活用されます。絵の構図を決めたり、絵の具で色を出したりする時に、写真データが後で役に立ちます。
 テレビで水彩画の査定をする番組がありますが、たいてい絵を描く前に、スマートフォンで写真を撮っています。現場である程度描き込んだら、写真を参考に仕上げていくのでしょう。
 ところで、子ども達はどんなところを絵に残したいと考えたでしょうか。校庭では、やはり様々な遊具に想いが強かったようです。ブランコやジャングルジム、そして何よりも旭町小の代名詞の三角すべり台を写真に収めていた子が多かったようです。(写真下)
 他にも、投てき板やサッカーゴール、藤棚、中庭の池やバラのアーチなど様々のようでした。これらの中からどこを選んで絵にしていくのか、とても楽しみです。

5月11日(木)

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 4年生は、理科の時間に「季節と生物」の学習をしています。各季節での植物や動物の様子を観察し、気温と生き物との関係を一年間通して調べていきます。
 教科書には、ツバメやテントウムシ、オオカマキリの幼虫(卵から小さなカマキリの幼虫がこぼれるように出てきているところ)、オタマジャクシの写真が載っています。また、桜の木には、たくさんの葉っぱが茂ってきた様子が紹介されています。
 2組では、実際に桜の木の様子を観察に行く前に、実物を使って桜の葉の様子を先生が説明していました。茂った桜の木の枝先をよく見ると、小さなサクランボのような実ができていることに気が付きます。食用にするサクランボが収穫できるのは、校庭に植わっているソメイヨシノや八重桜の種類ではなく、西洋桜の品種です。しかし、それでも校庭にある桜の木をよく見ると、小さなサクランボのような実ができていることに気が付きます。(写真上)
 桜の花が散った後に、木に残っている花びらのないおしべとめしべを「桜しべ」と呼んでいます。花が散ってから、この桜しべもたくさん地面に落ちている様子を見かける時があります。俳句の季語として、「桜しべ降る」という言葉があるほどです。また、桜の木は自家受粉しない性質があるため、別の種類の桜が近くにあると結実しやすいそうです。
 1年生は、音楽の時間に「うたにあわせて おはなになって あそぼう」という学習をしています。わらべ歌の「ひらいた ひらいた」の曲に合わせて、体を動かしながら音楽を楽しむ学習です。れんげの花が開いたりつぼんだりする様子を思い浮かべて、体の動きを工夫しながら歌うことをめあてとして指導していきます。
 ところで、「ひらいた ひらいた レンゲの花が ひらいた…」と歌われている「レンゲの花」は、ハス(蓮)の花のことです。(教科書にもハスの花の絵が描かれています。)春の農地に咲く「レンゲソウ」とは違います。ハスの花は、水面に顔を出したつぼみが、早朝にポンッと花を開くと言われています。
 2組では、先生がオルガンを弾きながら指導していました。教室の後ろでは、子ども達が輪になって体を動かしていました。花びらが大きく開く様子や、オルガンの音が小さくなると体を縮めてしぼむ様子を表していました。低学年の音楽の授業では、このように体を使って楽しく活動する場面を多く取り入れて指導していきます。(写真中)
 3年生は、4月から図工の時間に、「くぎうちくん」という作品に取り組んできました。木片に釘をたくさん打ち込み、人形を作っていく造形活動です。5校時に1組の授業があり、そろそろ完成する段階になっていました。
 図工の時間に釘や金づちを使うのは、3年生として初めての経験でした。子ども達に聞いてみると、自分の家に釘や金づちがないという子が多かったようです。確かに、家の人がDIYの趣味があれば別ですが、金づちはあまり必要のない道具なのかもしれません。今回の金づちの安全な使い方や正しい釘の打ち方の授業は、これから高学年まで続く木工作の基礎となる学習にもなっています。
 釘打ちというと、木片に対して真っ直ぐ垂直に打ち込むものと考えがちですが、斜めに打つことにも挑戦していた子がいました。様々な釘の打ち方を通して道具の使い方に慣れ、手先が器用になっていくのだなと思いました。(写真下)

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