7日3日(水)2校時(9時35分〜)に、体育館にて情報モラル教室があります。5,6年生への指導の様子を公開いたします。続けて保護者向けの講習会もあります。ぜひご参加ください。

6月30日(金)

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 今週火曜日頃から、1年生のアサガオが次々と開花し始めました。昨日までまだ咲いていなかった子が、「咲いてる!」と目を輝かせて伝えに来ました。中には、「花がしぼんじゃったの…」と残念そうな子もいました。朝咲いていた花は、昼頃にはしぼみ始めてしまいます。昨日きれいに咲いていたはずの花がしぼんでしまい、残念がっていました。アサガオが一日花であるということを知らなかったようで、しばらく咲き続けると思ったのでしょう。
 また、友達の鉢にいろいろな色のアサガオが咲いているのを見て、「なんで僕のは赤い花しか咲かないの?」と聞いてきた子がいました。1つのつるに違う色の花は咲きません。友達のアサガオは、3本出ている株にそれぞれ違う色の花が咲いていたのです。「3本植えてあるから、他のつるに違う色のアサガオが咲くかもしれないよ」と教えてあげました。
 学年全体を見ると、花色が豊富でとてもきれいです。濃い目の赤や青一色のアサガオもきれいですが、薄い色のアサガオ(ピンクや水色)もとても素敵です。また、花びらの外側に白い縁取りが入る覆輪咲きも多く見られます。(写真上)
 この時期、台東区の入谷で行われる「朝顔市」は、全国的に有名です。今年は、来週木曜日から3日間開催されるようです。コロナ禍の3年間は中止になっていたので、4年振りの開催になります。朝顔市に並ぶ鉢は、「行灯(あんどん)仕立て」になっています。行灯仕立ては、伸びてきたつるを摘心しながら花芽を多くつけさせていきます。
 今日は、6年生と「こころの劇場」の観劇に行ってきました。「こころの劇場」は、劇団四季のファミリーミュージカルとして、都内の小学生向けに上演されてきた長い歴史があります。昔は、有楽町にある日生劇場で上演されていました。「魔法を捨てたマジョリン」や「人間になりたがった猫」、「エルコスの祈り」など、6年生の頃に劇団四季のミュージカルを見に行った記憶のある保護者の方が多いのではないでしょうか。
 一時期、日生劇場から浜松町の四季劇場に会場が移りましたが、その後練馬文化センターで上演してもらえるようになり、大変便利になりました。ところが、現在文化センターが改修工事中であるため、今年は新宿文化センターが会場となりました。本校は、地下鉄成増から副都心線で東新宿まで電車で行くことにしました。(写真中)
 今年の演目は、「ジョン万次郎の夢」でした。日本人で初めてアメリカに渡ったと言われている中浜万次郎が、鎖国の日本の扉を開くまでを描いたミュージカルです。江戸時代に実際にあった出来事をもとにつくられたミュージカルで、「国や習慣が違っても、相手を信じ理解する心」や「困難に立ち向かう勇気」などが描かれています。ミュージカルなので、すばらしい舞台に歌ありダンスありで、2時間たっぷりと楽しむことができました。昨年度までは、コロナ禍の影響で教室での動画配信を見ていました。やはり大きな劇場に足を運んで、生の舞台は格別なものがあります。
 お昼は、近くの公園で食べることができました。帰りも雨の心配はなく、帰校することができました。
 5,6校時に、5年生の各教室で家庭科の授業が行われていました。先日から始まった裁縫の授業の続きです。今日は、2枚のフェルトを使った「かがり縫い」の練習をしていました。5年生では、「小物入れ」を作ることを目標に、様々な縫い方の学習をしていきます。「なみ縫い」の他に、「本返し縫い」や「半返し縫い」、そして「かがり縫い」です。かがり縫いは、布の端を始末したり、飾りにしたりする時に使う縫い方です。(写真下)
 今後、ボタン付けの練習をしてから、小物入れ作りに取り組んでいくようです。

6月29日(木)

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 4年生は、理科の時間に「とじこめた空気や水」の学習をしています。閉じ込めた空気を圧すと体積が小さくなり、圧し返す力がそれにつれて大きくなることを実験で確かめていきます。また、閉じ込めた空気の性質を、水の場合ではどうなるかということと関係づけて調べていきます。
 2組の子ども達が、校庭に出て大きなビニール袋に空気を入れ、その手ごたえを調べていました。ビニール袋などに入った閉じ込められた空気を圧すと、ふわふわと圧し返してくる力を感じることができます。日常生活の中でも、ふくらませた風船や空気を入れた浮き輪を圧し縮めた経験がどの子にもあるはずです。ただ、そのときの空気の体積がどうなっていたかについては考えていなかったでしょう。
 そこで、教室に戻って次の実験を行いました。プラスチックの注射器の先をゴム板で押さえて、ピストンを圧す実験です。注射器内の空気の体積が小さくなるとともに、ピストンを圧している手にはね返すような力を感じることができます。そして、そのはね返す力は、ピストンを圧せば圧すほど大きくなることも分かりました。(写真上)
 今後は、水を圧し縮めた場合の実験を行い、空気との違いを確かめていきます。教科書には、それらの実験から「学んだことを生かそう」というコラムが載っています。一つは、自転車に空気を入れたゴムタイヤが使われている理由を考えさせる話です。(自転車が考案された当初は、木のタイヤが使われていました。)もう一つは、「豆腐の容器に水が入っている理由について説明しよう」というものです。水は圧し縮めることができないという性質を利用して、こんにゃくや豆腐の容器内を水で満たし、崩れないようにしています。
 1年1組で、「きんの おの」という資料をつかった道徳の授業がありました。・・・木こりが木を切っている時に、自分の斧を湖に落としてしまいました。湖の中から神様が現れ、金や銀の斧を見せられても自分の斧ではないと言い、鉄の斧を見せられると「私の斧です。」と正直に答えました。一方、その話を聞いた仲間の木こりは、わざと斧を湖に落とし・・・「金の斧、銀の斧」という題名で有名なお話です。(写真中)
 道徳の授業では、たいてい実際の生活とは違った模範解答を答える子が多いものです。このお話で「自分が木こりだったら…」と問われると、ほとんどの子は「正直に言う」と答えるでしょう。しかし、普段の生活の中では、うそをついてしまったり、ごまかしてしまったりすることは誰にでもあることです。そして、そうした時の後味の悪さも、誰もが経験したことがあるでしょう。
 1年生の子ども達に、「どうしてうそをついてはいけないのでしょう?」と聞くと、「家の人に叱られるから。」とか、「バチが当たるから。」と多くの子が答えます。実際に、小さい時からそうやって教えられてきたのでしょう。…それだけで、1年生は正直だなと思います。
 6年生は理科の時間に、「体のつくりとはたらき」の学習をしています。吸った空気のゆくえ(呼吸のはたらき)についてや、食べ物のゆくえ(消化のしくみ)について学んでいます。今日は、5校時に1組が理科室で食べ物のゆくえの実験をしていました。ご飯が口の中で唾液と混ざり、どのような変化が起きるのかを調べる実験でした。
 チャックがついたビニール袋を2つ用意し、片方にはご飯粒と唾液、もう片方にはご飯粒と水を入れます。ビーカーに40度のお湯を入れ、両方の袋を温めます。(口の中を再現する為に、体温に近くする)また、途中でビニール袋をよくもみます。(口の中でよく噛んでいる状態を再現するため)しばらくしてから、ヨウ素液を数滴加えて反応を調べます。
 水を加えたものは、米のでんぷんに反応して青紫色に変化します。一方、唾液を混ぜたものは、紫色の反応がうすく、でんぷんが少なくなったことが分かりました。(正確には、でんぷんが別のもの(糖)に変わったということです。)(写真下)
 昔から、「よく噛んで食べなさい」と言われてきたのは、食べ物を消化しやすくするための言い伝えです。食べ物を細かくするとともに、唾液と良く混ぜることで消化が良くなります。ご飯を口に入れ、しばらく噛んでいると甘みを感じるのは唾液のはたらきで、でんぷんが糖に変わったからです。

6月28日(水)

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 2年2組で「おり紙の名人 よしざわ あきら」という道徳の授業がありました。日本の創作折り紙の第一人者であると同時に、折り紙を世界中に普及させることに尽力した吉澤 章さんの伝記的な資料から、「個性伸長」について考えていく授業でした。
 吉澤さんが小さかった頃、近所のお姉さんが折った「舟」が折り紙との最初の出会いでした。こわれてしまった舟を開いては折りを繰り返し、自分なりに折り方を研究していきました。それをきっかけに、「自分の折り紙が人を元気にすることができる。」と信じて折り紙の研究を続け、世界中で知られる折り紙名人にまでなりました。実際、「ORIGAMI」を世界共通の言葉にまでした人物としても有名です。教科書には、吉澤さんが折った「クジャク」の写真が載っています。(写真上)
 吉澤さんは、生涯に多くの折り紙の本を出しました。多分、ほとんどの方が今まで利用してきた折り紙の本がそのうちの一冊だと思います。吉澤さんの折り紙作品は、出身地の栃木県上三川町図書館内に展示されているそうです。また、都内では、東久留米のギャラリーで常設展示されています。
 2年生の子ども達は、この資料から個性伸長についてどのような考えをもつことができたでしょうか。まずは、自分の得意なことや好きなことへの気づきが大事です。どの子も必ず何らかの分野に秀でるものがあり、その芽を大切に伸ばしてあげることが重要になります。
 4年生が、社会科見学として光が丘清掃工場に行ってきました。いつも教室の窓から校庭の向こうに見える煙突をめざして、20分ほど歩きました。長らく建て替え工事期間が続きましたが、昨年から見学コースの受け入れが再開しました。以前は、出かける前に子ども達に「清掃工場についたら、絶対に臭いという言葉を言わないこと」と指導したものでした。新しくできた清掃工場では、そういう心配は全く必要なく、とてもきれいでにおいもない場所になっています。それだけでなく、ごみを焼却する熱を利用して発電を行い、電気を売る「発電所」のような役割もしています。
 また、バンカーに集まったごみを移動させる時に操作していたごみクレーンは、現在は自動運転になっています。見学コースで唯一働いている人が見られたのは、中央制御室だけでした。(写真中)
 学年を4つのグループに分けて、ていねいに説明を聞きながら見学をすることができました。プロジェクションマッピングで説明する場所があったり、タッチパネル式のクイズができたりと、見学コースを周る子ども達は大喜びでした。
 1年生は、生活科の時間に「はるからなつの いきもの」の学習をしています。教科書には、ツバメやメジロなどの鳥の他に、バッタやテントウムシ、カブトムシなどの昆虫の写真も載っています。
 生活科の学習は、ほとんどが校庭や中庭が教室になります。1組の子ども達が中庭に出てきて、虫を探し始めました。今朝、池の水面に卵を産もうとしていたギンヤンマがいたことを伝えると、子ども達もトンボを見かけていたようでした。さらに、ヤゴの抜け殻を見つけた子もいました。(写真下)
 4年生と出かけた清掃工場付近では、早くもセミの声らしき音が聞こえ始めていました。今週は蒸し暑い日が続き、週末には7月に入ります。これからたくさんの夏の生き物に出会えることでしょう。・・・昨日から、1年生のアサガオの鉢に花がつき始めています。

6月27日(火)

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 2年生は、国語の授業で「あったらいいな こんなもの」という学習をしています。「話すこと・聞くこと」の学習単元です。あったらいいなと思うものを絵に描いて、友達と質問をし合うことにより、自分の考えを詳しくしていきます。そして、友達と発表し合い、感想を伝え合うという言語活動に位置付けていきます。
 教科書には、空を自由に飛べる魔法の羽や、動物と会話ができるヘッドホンの絵が参考に載っています。以前は、大きくドラえもんが出てきていましたが、現在の教科書には削除されています。イメージとしては、「ドラえもんの四次元ポケットから出す道具を自分で考えよう」という学習課題になります。こういう発想は、断然に子どもの方が優れているものです。
 1組では、先日各自が考えた道具のメモをもとに、発表原稿を書き始めていました。何人かの「あったらいいな こんなもの」を見せてもらいました。「天気を変える杖」…自分の好きなように天気を変えることができたら、どんなに便利なことでしょう。移動教室や遠足、運動会の日も、これがあれば安心です。「生きものデパート」…並んでいる毛布をかぶると、その生きものに変身できるそうです。自分だったら犬になって、一日中まったりと居眠りしていたいです。来週の学校公開の日に、各自が考えた道具の発表会を予定しているようです。ぜひご期待ください。(写真上)
 ところで、大人が考えると、せいぜい「浦島太郎印の薬」や「リサイクル紙幣」ぐらいしか思いつかないのではないでしょうか。(ちなみに、「浦島太郎印の薬」は、1錠飲むと10年若返る薬です。「リサイクル紙幣」は、紙ごみを集めて入れると、新札になって出てくる道具です。私が考えました。)
 5年生は、理科の時間に「メダカのたんじょう」の学習をしています。1組では、メダカのオスとメスの体のちがいについて調べていました。オスとメスは、お腹のふくらみのちがいの他に、背びれとしりびれにそれぞれ特徴があります。教室で飼育しているメダカを観察ケースに1匹ずつ入れて、横から見ながらオス・メスの違いを観察していました。(写真中)
 ところで、メダカは絶滅危惧種に指定されています。もう20年ほど前になりますが、このニュースが流れた時は驚きました。日本中の田んぼや池、小川にたくさんいるはずと思っていたメダカが絶滅危惧種というのですから…。ただこれは、急激に絶滅危機にあるというのではなく、今後の環境が大切であるという警鐘ともとれる話題でした。ヒメダカ(一般的によく売られているオレンジ色のメダカ)のように、改良されたメダカを放流すると、野生のメダカの遺伝子が失われていく原因になると言われています。鑑賞用に作り出した生き物のしっぺ返しが、「絶滅危惧種」という言葉として返ってきているわけです。
 また、コロナ禍を機に、空前のメダカブームになったと言われています。自宅内のわずかなスペースで手軽に飼育できることから、コロナ禍でメダカの需要が増えたそうです。環境に配慮してあげるとどんどん増えていくため、メダカを育てる楽しみを趣味にする人が多くなったそうです。私の家の近くでも、外にたくさん水槽が並んでいる家を見かけます。中には珍しい種類のメダカもいて、高額で取り引きされているものもあるようです。
 中休みの途中、少し大粒の雨が降ってきました。外遊びをしていた子ども達をあわてて室内に入れました。続く3,4校時は、1年生の水泳指導の時間でした。幸い雨がすっかり上がり、先週に続いて2回目の水泳指導を気持ちよく実施することができました。
 水温は27.5度、気温は30度近くありました。プールサイドで指導の様子を見ていると、どの子も水遊びにとても楽しそうに取り組んでいました。低学年の水泳の授業は、「水遊び」が主になります。(正式には、「水泳」は3年生からです。)水遊びは、水に入り水圧や浮力などを体で感じることで、楽しさを味わうことができる運動です。プールの端から端までを様々な歩き方で移動したり、みんなで鬼ごっこやじゃんけん列車をしたりして、水に親しみながら運動をしていました。
 最後に、低学年の水泳指導では定番の「宝探し」をしました。先生が水中リングがたくさん入ったカゴを用意し、プールに全部投げ入れました。スタートの合図とともに、子ども達が拾いに行きます。リングを拾ったら先生のところに持っていき、腕に通します。
 子ども達がどうやって拾っているのかを見ていたら、ちゃんともぐって拾ってくる子がたくさんいました。スイミングに通っている子が多いのでしょうか、すでにもぐったり泳いだりが得意な子がいたのでびっくりしました。中には、足の指で器用にリングを拾い上げていた子も見られました。(写真下)

6月26日(月) その2

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 5年生は、社会科の時間に新潟県南魚沼市の農家の資料をもとに、「米づくりのさかんな地域」についての学習をしています。今日は、よりよい米づくりをめざした取り組みとして、「稲の品種改良」について学習をしていました。(写真上)
 昔と比べて米づくりが改善されてきたことを、教科書や資料集を使って複数の資料から読み取っていきました。長年にわたって、品種改良の研究が進められてきたことが分かりました。そして、品種改良によっておいしくて病気に強い品種を作出できたことはもちろんですが、昔に比べて短い労働時間で多くの米が生産できるようにもなりました。
 教科書には、日本で品種改良されて生まれた稲の品種の家系図が掲載されています。コシヒカリは、農林1号と農林22号をかけ合わせて生まれました。さらにそのコシヒカリを親として、「あきたこまち」や「ひとめぼれ」、「はえぬき」が生み出されてきています。他の果物や野菜、花の品種改良も同じですが、1つの優秀な品種を生み出すためには、気の遠くなるような作業と時間がかかります。単に2品種をかけ合わせて終わりではなく、そこから生まれた種を育成し、良質のものを選別し、さらにその性質が固定されたものかを何度も試し…と、結局1つの品種を生み出すために、10年もの歳月がかかります。
 ところで、「ササニシキ」がほとんど出回らなくなってしまった理由をご存知でしょうか? コシヒカリが西の横綱と呼ばれていたのに対し、ササニシキは東の横綱とさえ言われるほどの銘柄米でした。当初は冷害に強いと言われて東北地方を中心に作られていましたが、30年前の冷害で壊滅的な被害が出てからは、あっという間に姿を消していきました。逆に言うと、寒さに強くておいしいお米の「あきたこまち」や「ひとめぼれ」が登場したことが理由でもあります。今後は、さらにおいしくて病気に強く、収穫量の多い品種が作られていくのかもしれません。
 6年生は、家庭科の時間に「夏をすずしくさわやかに」という学習をしています。日本は四季の変化が大きく、特に夏は蒸し暑さが特徴的なため、昔から様々な工夫をして過ごしやすくしてきました。1組では、「衣・食・住・その他」の項目に分けて、夏を涼しく過ごすために行っている工夫について話し合っていました。(写真中)
 子ども達からは、夏の「衣」の工夫として、「帽子」「半袖半ズボン」「ダボッとした服」「夏用のパジャマ」などが出されました。通気性を考えた衣服に替えるということは、とても大切なことです。「住」の工夫では、「扇風機や「クーラー」しか出てきませんでしたが、室内の通気をよくしたり直射日光を避ける工夫(日差し避けのすだれやタープなど)をしているはずです。
 全校朝会で、生き物を飼っているクラスが多いということを最後に話しました。水槽を用意して、メダカを飼育しているクラスが確かにたくさんあります。5年2組では、水草の入った入れ物に、生まれたばかりの子メダカがたくさん泳いでいました。
 一方、1年2組の教室の後ろには、先週から虫かごが3つ並んでいます。子ども達に聞いてみると、カブトムシやクワガタを家から持ってきたようでした。夜行性ですが、カブトムシのオスが元気よく動いているのが見えました。ちゃんと昆虫ゼリーまで用意してあります。
 もう一つの飼育ケースには、小さなコオロギがいました。最初はカマキリも入っていたようですが、死んでしまったそうです。私も先日、自宅の吊り鉢にカマキリが潜んでいるのを見かけました。まだ体は小さく、夏から秋にかけて大きくなっていくのでしょう。コオロギもまだ黒々としていなくて、薄茶色の小さな体をしています。カマキリの食事用にケースに入れられていたのだと思いますが、天敵がいなくなってホッとしたのか、元気に動き回っていました。(写真下)

6月26日(月) その1

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 全校朝会では、「ツバメの話」をしました。2枚のツバメの写真を見せながら、次のような話をしています。
・・・春から夏にかけて、ツバメが空を忙しそうに飛び回る姿が見られます。ツバメは渡り鳥の一種で、3月から4月に南の方からやってきて家の軒下などに巣を作り、ヒナを育てます。何週間かかけてヒナが育ち、巣立っていきます。今は、2回目の巣作りをして新たに卵を産む準備が進められている頃です。先日6年生と行った移動教室でも、古墳館の軒下にツバメが巣作りのために飛んで来ているのを見かけました。
 ツバメは、空中に飛んでいる小さな虫をエサとしています。1日に600匹〜700匹もの虫をつかまえて、せっせと巣に運んでいます。農作物に被害を与える虫をたくさん捕まえてくれるので、農家の人たちにとってツバメはとてもありがたい鳥です。
 普通、鳥は人を見かけると逃げていくものです。でも、たいていのツバメは人が住んでいる家に巣を作り、人が住んでいない空き家には巣を作らないと言われています。駅のホームのように、たくさん人が行き来する場所にも巣を作ります。なぜ、わざわざ人がたくさんいるところを選んで、ツバメは巣を作るのでしょうか。
 理由はこうです。ツバメの天敵はカラスです。人間の住んでいるところに巣を作れば、カラスに襲われることはないと、昔からツバメは学んできました。だから人間のことを「自分達を守ってくれる優しい仲間」と思っているのです。そこで、わざわざ人がたくさんいる場所を選んで巣を作るのです。ツバメが大切なヒナを育てている時も、人はかわいいかわいいと大事にしてくれて、外敵から身を守ってくれるものと信じているのです。さらに不思議なことに、ツバメは自分が巣を作った場所をちゃんと覚えていて、次の年も必ず同じ場所に戻ってくるという習性があります。
 だいぶ昔のことですが、校長先生が勤めていた学校の校舎裏に、毎年ツバメが巣を作りに来る場所がありました。ツバメがやってくる頃になると、子ども達と一緒にそっと窓からその様子を観察するのが楽しみでした。くちばしに枯れ枝と一緒に泥をつけて運んで来て巣を作る様子や、ヒナが一生懸命口を大きく開けて親鳥からエサをもらう姿をみんなで見守りました。
 ある年のこと、春になってツバメがやって来て、そろそろ巣ができ始めてきた頃のことでした。一人の子がいたずらをして、棒で巣をつついて落としてしまいました。全校のみんなが残念がりました。そして、次の年からは、もう二度と学校にツバメが来ることはありませんでした。「あそこに巣を作ると、命をねらう敵がいるぞ。」と、ツバメが思ったからでしょう。
 旭町小の子ども達は、生き物が大好きな子が多いなと思います。教室でカイコを大切に育てたり、メダカを飼っていたりするクラスがあります。生き物を大切にする子は、友達も大切にできる子です。身近な生き物を大切にし、心の優しい人に育ってほしいと思います。・・・
 続いて、「第56回 交通安全 子供自転車東京大会」の表彰を行いました。6月18日(日)に大田区総合体育館で開催され、本校の5年生4名が出場し、東京都で第3位という成績を収めました。先月から、夕方校庭で練習してきた努力が実りました。(写真上下)

6月23日(金)

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 火曜日に、3年2組の保健の授業についてお伝えしました。3年生から始まる保健では、「毎日の生活と健康」の学習をしています。今日は、1組で「身の回りの清潔」についての授業がありました。
 まず、濡れた脱脂綿で手を拭く実験をしました。自分では「きれいなはず」と思っていた手のひらや指先でしたが、脱脂綿で拭き取ってみると、黒い汚れがつくことに気がつきました。登校してから手を洗って授業が始まったとしても、机や椅子、筆箱、消しゴムなど、いろいろなものを触っています。また、目に見えて汚れが脱脂綿につかなかったとしても、様々なところを触った手にはたくさんのばい菌がついています。(教科書には、手のひらのばい菌を寒天培養した写真が載っています。)
 授業を通して、病気を防いで健康な体を保つために、手をしっかり洗うことや清潔なハンカチ・衣服を身につけることの重要性を学びました。授業の後半では、正しい手洗いの実習を行いました。手のひらと手の甲にスタンプを押してもらい、きちんとその汚れが落ちるように手を洗います。手を洗う前に、動画を見ながら手の動かし方を確認しました。手のひらと甲の洗い方や、指先や指と指との間の洗い方など、手洗いにはたくさんの洗う場所と手の動かし方があることを知りました。(写真上)
 学校では、固形石鹸をやめて液体石鹸を各流しやトイレに設置しています。コロナ禍の3年間で、私も以前よりもよく手を洗うようになりました。校内を回ってから校長室に戻ると、必ず手を洗うのが習慣化しました。子ども達も、小さい頃からものを食べる時(食事やおやつ等)や外から帰った時に、必ず手を洗うということを習慣化させておくべきです。日頃、教室での学習の様子を見ていると、鉛筆をくわえたり、指や爪を口にしている子をよく見かけます。
 一方、3年2組では、社会科の時間に「買い物調べ」のまとめを行っていました。3年生は、社会科で「商店の仕事」についての学習をしています。先週は、成増のマルエツまで、スーパーマーケットの見学にも行っています。また、宿題として「買い物調べ」が出されていました。家の人が買い物に行った場所を調べて、「なぜその店を選んだのか」や「品物を選ぶ時に気を付けていること」についてインタビューをするという宿題でした。
 クラス全員の買い物調べの結果を見ると、それぞれいろいろな店が利用されていることが分かりました。スーパーマーケットでも、成増の駅の近くもあれば、光が丘の店もありました。他にもコンビニやドラッグストア、個人の商店も利用していました。店を選んだ理由では、「安い商品が多い」という値段を重視しているものが多く、「よいものがそろっている」や「一度にいろいろなものが買える(スーパー)」という理由もありました。(写真中)
 子ども達が調べたカードに、店のレシートが貼ってありました。成増駅の改札前にあるお菓子屋さんのレシートに目が行きました。私もつい先日、知り合いに渡すために洋菓子を買った店だったので、すぐ目にとまりました。レシートを見せてもらうと、いろいろなケーキの種類がありました。その子に聞いてみると、父の日のために家族分のケーキを買ったそうです。特別感のあるおいしいケーキがあるから、その店を選んだのでしょうね。
 5校時に、5年生の研究授業がありました。旭町小では、今年度も算数の校内研究に取り組み、子ども達の学習意欲と学力の向上を図っていきます。また、教員の指導力向上や授業改善のためにも、校内研究を全校で位置付けて実施していきます。
 授業は、「小数の倍」の単元でした。今日の授業では、2クラスで習熟度別のコースに分けて行われていました。1組はステップ・ホップコース、2組はジャンプコースの子ども達が集まって授業が始まりました。
 今年度の研究テーマは、「思考力・判断力・表現力の育成 〜考えの伝え合いを通して〜」です。授業の中での子ども同士の考えを友達と伝え合う場面を中心に研究を進めていきます。今日の授業の中でも、隣り同士のペアやグループで意見を出し合い、交流する様子が見られました。(写真下)
 授業後の協議会では、研究講師の先生から多くのご指導をいただきました。また、先生同士の意見交流が活発に行われた協議会となりました。子どもだけでなく、指導する先生方自身が普段から活発な話し合いの姿勢をもっていることは、旭町小の自慢の一つです。

6月22日(木)

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 5年生は、国語の時間に「カレーライス」という物語の学習をしています。「カレーライス」は、重松 清さんが教科書のために書き下ろした作品です。他にも、家族の日常を描いた作品をたくさん出している作家です。重松 清さんの他の作品を読み広げていくと、読書の楽しみが増すことでしょう。(写真上)
 「僕は悪くない――。」そう言って、少年は父親に絶対に謝らないことを宣言します。ことの始まりは、約束の時間以上にゲームをしていた少年を父親が叱り、ゲームの電源を抜いてしまったことにありました。それに腹を立てた少年は、「父から先に謝るべきだ。」と片意地を張り続けます。そんな中、父親が夕食に早く帰ってくる『父親ウィーク』が始まることになりました。・・・親子の行き違いと成長をテーマに描かれた作品で、とても身近な内容でもあり読みやすい物語です。
 同じ年代の子どもにも、そして親世代の大人にも、じんわりと心に響いてきます。思春期の男の子と父親とのぎくしゃくとした関係は、世のお父さん方はよく理解できるのではないでしょうか。私自身もそうだったし、逆に親になってから自分の息子に対しても同じことを感じました。でもそれだけに、男の子にとっての父親の存在は、とても重要なのでしょうね。
 物語のラストで、「辛いはずのカレーが、ちょっぴり甘く思えた。」とあります。父親と仲直りできたことへの安心感と、うれしさの気持ちが表現されていて、とても素敵な感じがします。
 5年生の家庭科で、いよいよ裁縫の授業が始まりました。裁縫道具を使うのは初めてということで、どの子も楽しみにしていたようです。今日は、針に糸を通し、玉結びや玉止めの練習を中心に実習を行いました。
 まずは、針に糸を通すところからです。糸はなめるのではなく、糸切りばさみで斜めに切って針穴に通りやすくしてから行います。最初は苦戦していた子ども達でしたが、一人ができると次々に「できた!」という声が上がりました。
 続いて、玉結びに挑戦しました。先生のお手本を見るとともに、コツをよく聞いてから行いました。玉結びは、人差し指に糸を巻き付けてから親指の腹でこするようにして糸をくぐらせるのがポイントです。慣れてくると、片手ですばやくできるようになります。何度も繰り返し挑戦し、練習を重ねることが大切です。手先の器用さを磨く大切な学習でもあるなと思いました。
 子ども達は、初めての裁縫の学習でしたが、集中して取り組んでいました。玉結びの後は、フェルトを使って玉止めの練習、そしてなみ縫いと、今日だけでずいぶん上達したように感じます。(写真中)
 明日で前期読書旬間が終了します。子ども達は、たくさんの本に出会うことができたでしょうか。今日は、図書管理員の先生が勤務の日でした。低学年がクラスこどに図書室を利用し、図書の時間の後半に絵本の読み聞かせをしてもらいました。
 1年生には、「あめふり」という絵本の読み聞かせがありました。福音館書店から出ている、有名な「ばばばあちゃん」シリーズの一冊です。毎日毎日雨ばかり降り続くので、怒ったばばばあちゃんは雲の上の雷に向かって大声を上げますが、一向に雨はやみません。そこで、ばばばあちゃんはある作戦を思いつきます。・・・途中で絵本を縦にする場面もあり、次々といろいろなことが起こります。(写真下)
 一作目の「いそがしいよる」を始めとして、月刊絵本の「こどものとも」や「かがくのとも」からこのシリーズが生まれました。いつも元気な「ばばばあちゃん」は、ちょっと気が短いのですが、とても行動力があってパワフルです。そして何よりも、温かみのあるキャラクターが人気になっています。

6月21日(水)

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 今日は、1日不在にしていました。学校に着いた時には、ちょうど子ども達の下校の時間帯になっていました。授業の様子が見られず残念でしたが、副校長先生に写真を撮ってもらったので紹介します。
 1校時に、1年生にタブレットの使い方の指導がありました。6年生の子ども達がそれぞれのクラスに入り、タブレットの初期設定やドングルの使い方などを教えてあげていました。初めてタブレットに触った子が多かったようで、これからの勉強で使っていくのが楽しみになったことでしょう。
 今回1年生に渡したタブレットは、昨年度の6年生が卒業前に返却したものです。練馬区で小中学生に一人一台貸与しているタブレットは、区で一括してリースした機種を使っています。タブレットの導入が始まって2年が経ちますが、かなり重量があることやドングルが壊れやすいという指摘がよくあります。リース期間が切れる来年度末までは、現在のものを使っていくようです。持ち帰った際には、ていねいに扱うように見てあげてください。
 家庭に持ち帰った場合は、必ず充電をする習慣をつけさせてください。現在2年生以上の学年では、曜日を決めてタブレットを家庭に持ち帰らせています。学校に持ってきた時に充電が切れていて、結局授業中に使えなかったという子が時々います。充電に対する感覚というのは、子どもも大人も人によって様々のようです。私は携帯の電池残量をとても気にする方で、すぐに充電器につなぐタイプです。残量が80%を切ったら、「充電しなければ」と思い始めます。60%や50%になったら、もういてもたってもいられないほど焦り始めます。
 どこかでお伝えしていたかもしれませんが、現在使っている教科書は、4年前に改訂されました。全国的にタブレットが導入されたのは、その後からのことです。来年度、小学校の教科書がマイナーチェンジされます。きっと今度の教科書改訂によって、タブレットを利用した学習展開が入ってくるのではないかと思います。
 今日は、残念ながら給食を食べることができませんでした。献立を見ると、今日の給食には、冷凍みかんが出ていたのですね。冷たいシャーベット状のみかんを口に入れ、歯が浮くような思いで子ども達は食べたことでしょう。
 Z世代vs昭和世代を特集した番組が時々ありますが、冷凍みかんに対する思いも世代によって違うはずです。昭和世代にとっての冷凍みかんは、旅の思い出の一つです。田舎に帰る時や、旅行に行く時の電車の中で食べたのが冷凍みかんでした。昔の長距離列車は、車内の冷房が効かず、窓を開けていたものでした。駅弁を買ったりお茶を買ったり、そして冷凍みかんも旅の楽しみの一つでした。時代とともに冷房がしっかりと効くようになり、冷凍みかんは駅の売店や車内販売から姿を消していったようです。

6月20日(火)

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 3年生は、算数の時間に「数をよく見て暗算で計算しよう」という学習をしています。2桁+2桁、あるいは2桁−2桁の計算を、自分なりに暗算ですぐに答えを求められるように学習していきます。
 例えば、「44+29」の計算を暗算で行うには、どのようにしたらよいでしょうか? いろいろな考え方・やり方があります。例えば、十の位同士と一の位同士をそれぞれたして、「40+20=60、4+9=13、60+13から73」と求める方法。29は、あと1あると30になるので、44を43と1に分けて考え、「43+30から73」と求める方法。さらには、44は、あと6で50になるので、29を23と6に分けて考え、「50+23から73」と求める方法。・・・多様な考え方で暗算ができるように学習していきます。(写真上)
 暗算を練習すると、学力の向上に結び付きます。この場合の「学力」とは、算数の計算力だけではありません。全ての教科にわたる学習への集中力とねばり強さが高まります。さらに、学習には「効率化」も大切です。いかに効率よく勉強をしていくかという頭の回転のよさは、暗算の力を高めることから生まれていきます。
 1年生は、算数の時間に「のこりはいくつ ちがいはいくつ」という学習をしています。たし算の学習単元が終わり、今度はひき算の学習に入りました。2組では、教科書の絵に合わせてブロックを操作し、取り除いた残りに注目していることを体感させていました。(写真中)
 「金魚が5匹います。2匹すくいました。残りは3匹になりました。」という絵を見て、言葉で言いながらブロックを動かします。そこから「5−2=3」の書き表し方を伝え、ひき算であることを教えていきます。
 ひき算には3種類あり、算数用語で「求残、求補、求差」と呼んでいます。先ほどの問題文は「求残」の場合のひき算です。「金魚が5匹います。赤い金魚は2匹です。黒い金魚は何匹ですか。」という場合の「5−2=3」は、「求補」のひき算です。また、「赤い金魚が5匹います。黒い金魚は2匹います。どちらが何匹多いですか。」という場合の「5−2=3」は、「求差」のひき算になります。今回学習するひき算の学習単元では、この3パターンが出てきます。ひき算はとても奥が深く、1年生にとってはとても難しい内容です。
 3年生は、体育の時間に保健の学習をしています。体育に保健領域が入ってくるのは、3年生からです。最初に、「かけがえのない健康」という学習を通じて、健康の概念や重要性を学んでいきます。さらに、健康に過ごすために心がけなければならないことについて学習していきます。
 子ども達に「健康ですか?」と聞くと、「病気をしてないから健康!」や「けがをしていないから健康!」と答えます。そこで、体だけでなく、心も調子のよい状態であることが本当の健康であるということを教えます。続いて、心も調子がよい状態(心の健康)とは・・・と考えさせます。「睡眠がしっかりとれていて、朝気持ちよく起きることができたかどうか」「朝食をおいしく食べられたかどうか」「友達と話すのが楽しいかどうか」「集中して勉強ができているかどうか」…これら全てができていて、病気やけががない場合に「健康である」と言えます。ワークシートにチェックを入れながら、自分自身の体と心の健康について考えさせていきました。(写真下)

6月19日(月) その2

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 今日のプール開きに合わせるように、土曜と日曜は真夏のような暑さになりました。午前中に地区校長会があり、自転車で出張に出かけました。途中、高校の前を通ると、笛やシャワーの音が聞こえてきました。高校でも水泳の指導が始まっているようです。今日は、3,4校時に5年生、5,6校時に4年生の水泳指導がありました。子ども達が、プールに入ることをとても楽しみにしていた様子が伝わってきました。また、最初の水泳指導ということで、一つずつていねいに指導していく先生方の様子も見ることができました。
 土日に気温が高くなり、朝来てみると低学年の植木鉢がからからに乾いていました。1年生が登校するや否や、アサガオの水やりに真っ先にやってきました。ここ1〜2週間のアサガオの成長は、目に見えてぐんぐんと伸びてきていることが分かります。1年生が鉢に支柱を立てたのは、10日ほど前のことでした。それからみるみるとつるが伸びてきて、すでに支柱のてっぺんをはるかに越えてきています。つかまるものを探しているうちに、つる同士が絡まり合ってしまったものも見られました。(写真上)
 1年生の子ども達は、「花はいつ咲くのかな…」、「どこに花がつくの?」とアサガオの開花をとても楽しみにしているようです。アサガオは、短日植物です。昼間の長さが日に日に短くなる(夜の長さが長くなっていく)と花芽をつける性質があります。あさっての水曜日(21日)が夏至なので、来週あたりから花芽をつけ始めるかもしれません。
 1年生は、国語の時間に「おもちやと おもちゃ」の学習をしています。1学期は、ひらがなを中心に学習し、濁音「゛」や半濁音「゜」、小さい「っ」が入る促音、さらには「おばあさん」のような長音の学習をしてきました。それらの学習の最後となるのが、小さい「ゃ、ゅ、ょ」が入る『拗音』の学習です。
 教科書には、「おきゃくが ぎょうれつ しょうてんがい。おもちの ならぶ おもちやさん。おもちゃが いっぱい おもちゃやさん。」という文が載っています。まずは、繰り返し教科書の文章を音読することから指導します。しかし、たいていの子ども達は「きゃ、きゅ、きょ」も「しゃ、しゅ、しょ」も正しく言えるのですが、書くことになると難易度が格段に上がります。
 拗音の指導では、よく手をたたきながら発音させるとよいと言われます。「おもちゃ」だったら、「お・も・ちゃ」と言いながら、「タン・タン・タン」と手をたたきます。そうすると、「ちゃ」という発音が1つのまとまりとしてとらえやすくなります。さらに、書くときも声に出して読みながら進めていきます。例えば、「じてんしゃ」であれば、お手本を見て「じ・て・ん・しゃ」と読みます。次に、「じ・て・ん・しゃ」と声に出しながら書いていきます。書き終わったら、書いたものをそのまま読ませて確認するようにします。最初のうちは、いろいろな間違いをするでしょう。そこでイラッとせずに、毎回正しく教えてあげることが重要です。(写真中)
 5年生は、社会科の時間に「米作りのさかんな地域」の学習をしています。教科書では、新潟県南魚沼市の米づくりを例に、適した気候や土地の様子、年間の作業などについて調べてきました。また、昔よりも短い時間で多くの米を生産できるようになった工夫についても学びました。稲の品種改良や農作業の機械化が大きくかかわってきています。
 今日は、農業機械を取り入れた時の影響について、グループごとに良い点やマイナス点を考えさせていきました。機械化のメリットは、何と言っても農作業の効率化と生産量の向上です。農業人口の減少や高齢化の問題からも、機械化による生産性の向上は欠かせません。しかし一方で、機械化には高額のお金がかかります。先生が示した資料では、トラクターが600万円、田植え機が300万円、コンバインが900万円とのことでした。この3台をそろえるだけでも、しめて1800万円になります。(写真下)
 最近は、農業のAI化やスマート農業という言葉が出始めています。農業ロボットが自動運転をしたり、AIで適正な水やりと肥料を調整したり、ドローンを使って農薬散布をしたりと、大きく農業の仕方が変わる時代がやって来ます。

6月19日(月) その1

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 今日の全校朝会は、「プール開きの話」をしました。
・・・先週の水曜日から金曜日にかけて、6年生が2泊3日で武石移動教室に行ってきました。牧場での体験や車山から八島湿原へのハイキングなど、豊かな自然の中で様々な経験をすることができました。宿泊学習を通じて、常に周りの人の気持ちを考えて行動することの大切さを改めて感じた3日間となりました。きっと6年生のみなさんは、これからの学校生活の中で、武石移動教室での成果をいろいろな場面で発揮していくことでしょう。
 さて、今日から水泳指導が始まります。水泳は全身運動として、体全体の筋肉を使い、体力がたくさんつきます。また、それだけでなく水の中での安全な身の守り方を学ぶ大切な学習でもあります。毎年、夏の海や川で水の事故で亡くなる人が何百人といます。必ずしも泳ぎが得意であれば水の事故にあわないというわけではありませんが、少しでも泳ぐ技術を身につけていれば自分の命が助かることにつながります。
 暑い日にプールに入ることができるととても気持ちのよいものです。しかし、一歩間違えると命にかかわる大変な事故にもつながりかねません。体育の授業の中でも、一番危険が伴う勉強であることを覚えておいてください。ですから、常に指導される先生方の話をしっかり聞き、水泳の約束をきちんと守ることが大切です。安全に気をつけ、水泳の学習に進んで取り組み、体力をしっかりつけられるようにがんばりましょう。・・・
 続いて、水泳指導担当の先生から、プールでの笛の合図についての話がありました。笛の合図が1回鳴ったら、やっていることをやめて「注意!」と大声で合い言葉を言い、指導している先生に注目します。2回の笛「ピッ、ピー」で、手を挙げてバディの用意、3回の笛「ピッ、ピッ、ピー」は「あ〜が〜れ〜」の合図で、近くのプールサイドに上がります。全校のお手本として、4人の先生が前に出て実演を交えて指導しました。

6年生 武石移動教室3日目 その4

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 古墳館の見学では、古墳の中にあった石室がそのまま移設して展示されています。また、出土された装飾品や土器などの展示もありました。
 さらに館長さんからは、三角縁神獣鏡(さんかくふちしんじゅうきょう)についての説明がありました。出土品の中に、この破片が含まれていたそうです。レプリカを使って説明していただくとともに、最後に全員に触らせてもらいました。三角縁神獣鏡は、大和朝廷が全国各地の王に、政治的な関係を結んだ証として渡されたものです。ということは、この古墳に埋葬された人物は、大和朝廷との関係が深かったことが想像できます。
 バスは、ほぼ予定通り学校に到着しました。バスを降りてまず感じたのは、長野の空気との違いでした。今朝バスに乗ったときは、「まだ武石に泊まっていたい。」と言っていた子ども達でしたが、校庭に着き、家の人たちの顔を見てホッとしたことでしょう。
 移動教室の3日間で、様々な経験を積みました。あと1か月ほどで6年生としての1学期が終わりますが、今後の最高学年としての学校生活に、今回の経験をプラスに生かして活躍していけるように期待しています。

6年生 武石移動教室3日目 その3

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 森将軍塚古墳から下山し、そのふもとにある古墳館の近くには、竪穴式住居が再現された場所かあります。古墳館の見学まで時間があったので、住居跡の見学も行いました。
 かやぶき屋根の住居の他に、物置に使われたと思われる小屋や収穫物を貯蔵するための高床式倉庫などもありました。
 古墳館の見学では、最初に館長さんから説明を聞きました。古墳や当時の豪族の暮らし、埴輪についてなど、詳しく話を聞くことができました。この辺りは、昔から千曲川の氾濫による良質の粘土質の土が豊富なため、多くの埴輪が作られていたようです。6年生は、ちょうど社会科で歴史の学習が始まったところなので、いい勉強になりました。

6年生 武石移動教室3日目 その2

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 千曲市にある森将軍塚古墳に着きました。長野県最大規模の全長100mの前方後円墳が再現されている場所です。古墳時代の科野の国を治めていた王の墓とされています。
 再現された古墳までは、坂道を20分歩いて130mの高さまで上がらなければなりません。長野らしいとてもさわやかな空気の中、みんな汗だくになってやっと古墳に到着しました。
 説明員の方の話を聞いてから、古墳のてっぺんに上がってみました。周りには、たくさんの円筒形の埴輪(もちろんレプリカです)が置いてありました。頂上からは、長野盆地や遠くのアルプスの山々が見渡せました。また、この辺りは「あんずの里」としても有名です。ちょうど今頃があんずの収穫時期です。
 それにしても、こんな高台にどうやってたくさんの石を積み上げたのか、いつも不思議に思います。

6年生 武石移動教室3日目 その1

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 3日目の朝を迎えました。いよいよ最終日です。どの部屋も、ぐっすり眠れたようでした。
 起床後から、布団をたたんだり部屋の片づけをしたりして、出発の準備がすぐに始まりました。布団のたたみ方は写真で示された通りに行わなければなりません。また、シーツや布団カバー、枕カバーもたたんで返します。友達と協力してすみやかに取り組む様子が見られました。
 明け方まで降っていた雨がやみ、久し振りに太陽を見ることができました。さわやかな高原の朝です。今日も玄関前で朝会を行いました。
 朝食は、今日もバイキングでした。自分で好きなものを食べられる分量だけ取っていくのですが、野菜を取ろうとする子はほとんどいませんでした。ゆで野菜や地元のアスパラガスが大皿にたっぷり残っていました。手にしたのは教員だけです。それだけでなく、ウインナーだけを大量に持っていったり、フルーツ缶とナゲット2つだけの子がいたりと、子ども達の食生活が心配になりました。もっと教員が指導すべきだったのかなと反省していますが、移動教室のたびに感じることです。
 閉校式は、体育館で行いました。3日間お世話になったベルデの職員の方々にきちんとあいさつをしてバスに乗り込み、森将軍塚古墳のある千曲市に向かいます。

6年生 武石移動教室2日目 その5

 武石移動教室の最後の夜は、体育館でキャンドルファイヤーを行いました。レク係が中心になり、火の神と火の子による点火式、「花の大江戸大泥棒」や「ジェンカジャンケン」のゲーム、そしてマイムマイムを全員で踊って盛り上がりました。
 昨年度の下田移動教室でもキャンドルファイヤーを行いましたが、6年生としての今回は、子ども達自らでつくり上げたレクを行うことができました。

※カメラにカードを入れ忘れ、キャンドルファイヤーの写真が撮れませんでした。申し訳ありません。先日の土曜公開日のリハーサルの様子からご想像ください。

 自分の万歩計では、今日だけで2万歩を超えました。子ども達はレクもあったので、もっと動いたはずです。2日目の夜の就寝準備ができました。今日はぐっすり眠れるでしょうか…。

6年生 武石移動教室2日目 その4

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 八島湿原でお弁当を食べてから、バスに乗って美ヶ原高原美術館に向かいました。ビーナスラインを通り、標高2000mまで上がると、たくさんの彫刻が野外に展示されている高原美術館に着きました。
 今回は、美術館の見学ではなく、おみやげの購入です。子ども達は、財布とエコバックを手に、おみやげがたくさん並ぶ売店に入っていきました。家族のために信州のお菓子を買う子や、キーホルダーやストラップを選ぶ様子が見られました。2000円のおこづかいを上手に使おうと、おつりで買えそうなものを見つけてレジに再び並んでいた子もいました。
 高原美術館に着いたころから雨が降り始めました。この後もしばらくは雨が降りそうです。キャンプファイヤーは、体育館でのキャンドルファイヤーに変えて実施予定です。昼間の行程が予定通りできただけでも良かったと思います。

6年生 武石移動教室2日目 その3

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 車山を下山してから、続いて八島湿原に向かって歩いていきました。八島湿原は、霧ヶ峰高原の北西部にある広大な湿地帯です。日本を代表する高層湿原で、国の天然記念物に早くから指定されるほどたくさんの珍しい動植物の宝庫となっています。
 湿原の周りは木道が連なり、大切な自然環境が守られています。木道を歩きながら、目と耳で湿原の生き物を探しました。歩いていると、カッコウやウグイス、キジの鳴き声がよく聞こえてきました。また、紫色のアヤメがたくさん咲いている池の方からは、シューレーゲルアオガエルの鳴き声が聞こえてきました。このカエルの鳴き声は、環境省の自然の音100選に選ばれているそうです。(バスガイドさんからの情報)
 平日にもかかわらず、立派な望遠カメラを手に湿原を訪れている人たちを見かけました。これから夏になると、ニッコウキスゲの群生が一斉に開花し、黄色い景色に変わります。夏休みの観光にお勧めの場所です。

6年生 武石移動教室2日目 その2

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 バスは、白樺湖を通り、車山高原に着きました。4人乗りのリフトを2本乗り継ぎ、一気に車山の山頂まで行きました。山頂付近は霧がかかっていて、辺りは真っ白でした。時々霧が晴れると、素晴らしい高原の景色が眼下に広がって見えてきました。
 しかし、子ども達は景色を見る余裕がないほど足元に集中して歩かなければなませんでした。たくさんの石がある道を慎重に下っていきました。ところどころ急坂もあり、ロープにつかまりながら山道を進みました。こういう経験がない子が多異様です。だいぶ時間をかけて、最後から先生に付き添われてやっと降りてきた子もいました。
 車山高原は、現在オレンジ色のレンゲツツジがたくさん咲いています。また、コバイケイソウのグリーンがかった白い花が一面に咲いているところもありました。さらに、湿原に向かう途中では、エゾハルゼミの大合唱も聞こえてきました。さわやかな高原の初夏を楽しむことができました。

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3/14 本の探検ラリー(4)

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