7日3日(水)2校時(9時35分〜)に、体育館にて情報モラル教室があります。5,6年生への指導の様子を公開いたします。続けて保護者向けの講習会もあります。ぜひご参加ください。

1月31日(水)

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 3年生の社会科見学がありました。3年生にとって、バスに乗って行く初めての校外学習でした。とても暖かな一日であったこともあり、充実した見学ができました。
 3年生は、社会科の時間を通じて、練馬区の学習をしてきています。バスの中から見える景色の全てが勉強になりました。光が丘のマンション群を抜けると、笹目通りに入りました。谷原の交差点には、大きな歩道橋がありました。ガイドさんが自転車も通れる歩道橋であることを伝えると、みんな下からのぞき込むように見入っていました。目白通りに入り、左手にガスタンク、右手にベジフルセンターを見ながら区役所に向かいました。
 区役所に着くと、エレベーターで一気に20階の展望室に行きました。練馬区だけでなく、関東平野を見渡すことができるすばらしい景色が待っていました。快晴の天気に感謝です。北側には、さっき通ってきた光が丘団地や清掃工場の煙突、さらには埼玉副都心の建物が見えました。東側にはスカイツリーやサンシャイン60、南側は新宿の高層ビル街、横浜のランドマークタワーまで見えました。さあ、西側には富士山が…と思いましたが、残念なことに霞んでいて見えませんでした。暖かい空気がよどんでいたためです。この時ばかりは、「寒い日であったら…」と思いました。(写真上)
 続いて、バスに乗ってJA東京あおば(石神井支店)に行きました。場所は、石神井公園のすぐ近くにあります。最初に、スライドを見ながら説明を聞いたり、クイズに答えたりしました。「JA」は農業協同組合のことですが、様々な事業が行われているという説明がありました。農業の指導や農作物のイベント事業、種や肥料・農業機械の販売、農産物の直売、さらには信用事業(金融関係)もあります。
 後半は、3つのグループに分かれて見学をしました。野菜の直売所では、農家の人の名前が明記してある新鮮野菜がたくさん並んでいました。ブロッコリーや大根。ニンジンなど、どれも色つやが良く、とてもおいしそうな野菜でした。他にも、トラクターやキャベツの碑、肥料が置いてある倉庫などを見せてもらいました。(写真中)
 次の見学場所の石神井ふるさと文化館では、3学期に学習している練馬区の歴史や昔の道具について、たくさん学ぶことができました。2階の展示室では、練馬大根を干してたくあん漬けにする実物大の樽がありました。私の背をはるかに超える高さの樽です。何万本にもなる練馬大根をこういう樽に入れて、
たくあん漬けを作ってきた歴史があります。
 昔の道具が展示してあるコーナーでは、洗濯板や昔のアイロン(火のし)、行灯(あんどん)の説明をしてもらいました。さらに奥の部屋に行くと、タイムスリップしたような不思議な空間が待っていました。昭和30年代後半の街を再現した展示場です。ちゃぶ台のある一家だんらんの部屋を見ることができたり、ガス式の炊飯器や魔法瓶が置いてある台所、脱水ハンドルのついた洗濯機を見ることができます。私には「懐かしい!」と感じるものばかりですが、子ども達には一つ一つ説明してあげなければ分かりません。
 たばこ屋やラーメン屋さんの店先も再現され、「ザ・昭和」といった感じがします。子ども達は、ラーメン屋のメニューを見てびっくりしていました。中華そば…50円、カツ丼…80円、餃子…30円と書いてありました。「安い!」と子ども達は言っていましたが、時代とともにお金の価値が違います。(写真下)
 さらに企画展示室では、「ねりまコレクション」と題して、文化館に収蔵されている昔の道具が公開されていました。竹を編んで作った様々な道具や、初期の人生ゲームなど、興味を引かれるものばかりでした。
 最後は、隣りに建っている「旧内田家住居」を見学しました。区内に昔あった住居をそのまま移築し、中に入って見学できるようになっています。土間を上がって囲炉裏がある板の間に座り、大きな梁(はり)がある家の造りについて説明してもらいました。広々とした客間を中心にした書院造りの間取りになっていて、昔の家はこんな感じだったなと懐かしい感覚が蘇ってきました。私の母の実家が、昔はこのような造りの家でした。
 ふるさと文化館で案内をしてくださった吉羽先生は、元小学校の校長先生です。最後に吉羽先生から宿題をいただきました。今日帰ったら、家の人にふるさと文化館で見てきたことを伝えるという宿題です。子ども達は、どんな物についてどのように話をしたでしょうか?

1月30日(火)

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 1校時に、6年1組の体育の授業観察がありました。体育館で器械運動(跳び箱)の授業が行われていました。
 跳び箱の練習は、今まで何回か行ってきていたようで、今日が最後の練習及び発表会の時間でした。跳び箱の準備や片付けは、さすが6年生ということもあり、とても素早くスムーズに行われていました。跳び箱の高さや大きさを変えた練習場所が設定され、自分に合った場所で練習をしていました。(写真上)
 跳び箱には様々な跳び方がありますが、一度苦手意識をもつとなかなか克服できないこともあります。子ども達にとって器械運動は、「できると楽しい運動」でありながら、「けがをするのが怖い運動」にもなりやすいものです。(実際に、全国でも怪我が多い運動種目です。)手のつき方や着地の仕方等、安全面には十分に気をつけて指導をしています。
 今日、子ども達が取り組んでいた技は、開脚跳びがほとんどでした。台上前転やその発展型の首はね跳びに挑戦していた子もいましたが、多くの子ども達が開脚跳びにとどまっていました。担任の先生に後から聞いてみたら、閉脚跳び(かかえ込み跳び)などの技も一通り練習してきたそうです。しかし、コロナ禍の影響で、子ども達の技量が伸びなかったと話していました。昨年度までの3年間、マット運動や跳び箱運動が十分に行えなかったため、器械運動の積み上げが難しかったようです。
 続いて2校時は、1年2組の授業観察がありました。国語の「かたかなの かたち」の2時間目の学習場面でした。昨日のホームページでは、「平仮名と形の似ている片仮名や、似た形の片仮名を区別して書く」という学習をしている様子を紹介しました。今日は、片仮名で書く言葉を見つけるという学習場面でした。
 片仮名の言葉集めをするために用意させたのが、「広告(チラシ)」です。子ども達は、家からいろいろなチラシを用意してきていました。(家庭からのご協力に感謝いたします。)スーパーのチラシをよく見ると、野菜や果物など、たくさんの片仮名が載っています。ノートに一生懸命、「トマト」や「ブロッコリー」、「サーモン」、「ブルガリアヨーグルト」と書き出していました。(写真中)
 新聞をとっている家庭はそれほど多くないと思いますが、工夫してチラシを用意していただいたことが分かりました。映画の広告や情報誌、区報などもあり、おかげでいろいろな片仮名が集まりました。ノートに「マルゲリータ」、「テリチキ」、「トッピング」、「シーフードスペシャル」という片仮名を書いていた子がいました。宅配ピザ屋さんのチラシを持ってきていたようです。
 3年生は、理科の時間に「じしゃくのふしぎ」という学習を行っています。いよいよその学習も、まとめの時間になりました。教科書には、「強いじしゃくを目指して!」という読み物資料が掲載されています。そこには、世界で一番強い磁石(ネオジム磁石)の説明が載っています。今から40年前に、佐川眞人 博士が、鉄とネオジウムを使って発明したそうです。ネオジム磁石は、今では携帯電話や風力発電など様々なところで使われていて、とても大切な役割をしています。
 2組では、NHKの動画を使い、世界一強力な磁石の威力を見ました。ネオジム磁石にたくさんの鉄球がくっつき、手で引き離そうとしても取れそうにありません。また、磁石についた鉄が磁石の力をもち、さらに他の鉄をくっつけていくという様子を確認することができました。(写真下)

1月29日(月) その2

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 2校時に、2年2組の授業観察がありました。2年生は、算数の時間に「長い長さを はかってあらわそう」という学習に入ったところです。2年生では、今まで「cm」や「mm」の単位を学習してきました。30cmものさしを使って長さを測ったり、cmとmmの単位の換算をしたりする学習をしてきています。
 学習の初めに、日本で昔使われていた長さについて、教科書の紹介をもとに学習しました。日本では、「あた」、「つか」、「ひろ」という長さの単位が昔から使われてきています。どれも、人の体の部分を使って表した長さの単位です。「あた」は、親指と中指を広げた長さです。そして、「つか」は握りこぶしの幅、「ひろ」は両腕を広げた長さを言います。
 しかし、当然のことながら、一人一人体の部分の長さが異なります。そこで、共通の長さの単位としてのものさしが必要になります。授業では、今まで測ってきたものよりもずっと長いテープの長さを測定することになりました。子ども達は、自分たちが持っている30cmものさしを継ぎ足しながら、慎重に測っていきました。(写真上)
 苦労して120cmという答えを出しましたが、そこで先生が用意したのが1mのものさしです。これがあれば、長いものの長さをすぐに測ることができます。算数の学習では、煩雑さや大変さを楽にするための方法を考えさせることが新しい学習につながります。今回の学習では、1mという新しい単位を教え、100cm=1mであることや、1mのものさしを使うと楽に長いものを測ることができるということに結び付けていました。
 1年生は、国語の時間に「かたかなのかたち」という学習をしています。平仮名と形の似ている片仮名や、似た形の片仮名を区別して書くという学習内容です。
 まず、平仮名と片仮名が似ているものとして、「かとカ」、「きとキ」、「せとセ」、「もとモ」が載っています。平仮名も片仮名も、ほぼ同時期に万葉仮名から生まれたものです。そして、平仮名が万葉仮名をくずしたものであるのに対して、片仮名は万葉仮名の一部分を抜き出したものが起源とされています。そのために似たものがあるということになります。(「りとリ」、「へとヘ」はほぼ同じ形です。)
 気をつけたいのは、「似た形の片仮名を区別して書く」場合です。大人でも間違えている人が多いのが、「シ」と「ツ」の区別です。3画目が下から払う「シ」と上から払う「ツ」の違いだけでなく、点が縦に並ぶか横に並ぶかの違いも重要です。(「ソ」と「ン」も払う方向に違いがあり、それを意識して書く必要があります。)
 1年生は、2学期に片仮名を習いました。日常生活の中で、たくさんの片仮名を目にしたり使ったりしています。似た形の片仮名に気をつけて、正しく書くことができるように指導していきます。(写真中)
 4校時に、4年1組の授業観察がありました。体育の「マット運動」の授業を体育館で行っていました。
 今日は、今までマット運動で練習してきた技を組み合わせて、グループごとに発表する時間でした。題して「旭町小オリンピック」です。オリンピックのマット運動の種目であるだけに、グループごとの発表に審査員が点数をつけることになっていました。なんとその審査員とは、私と副校長先生でした。
 4〜5人ずつの6グループが、3枚のマットを組み合わせて場を作り、そこで技を披露するようでした。十分に準備運動と練習をしてから、オリンピックが始まりました。まずは入場行進で入ってきます。その行進やあいさつも審査項目に入っていたので、みんな真剣でした。
 マットの技は、前転や後転、跳び前転、開脚技、側転など、各自の得意技を中心に組んでありました。一人ずつ続けて技を披露したり、両側から同時に前転をしたりと、グループによって見せ方に工夫があっておもしろいなと思いました。見ている子ども達も審査員です。友達の良いところをたくさん見つけてカードに書く姿が見られました。(写真下)
 採点はしましたが、マットの準備や片づけまでみんなきびきびと動いていたので、クラス全体で100点満点の授業だと思いました。

1月29日(月) その1

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 全校朝会は、校庭で行いました。風もなく、暖かな日差しを浴びながら「大谷選手からの贈り物」という話をしました。
・・・今日は、日本のあちこちの学校で大きな話題になっている大谷 翔平選手のお話です。(大谷選手の写真を見せる)現在、大谷 翔平選手からグローブが届くというニュースが、全国的に大きな話題となっています。みなさんもよく知っているように、大谷選手はアメリカの大リーグで活躍している野球選手です。昨年3月のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)でも、日本代表選手の一員として大活躍しました。今まで所属していたエンゼルスというチームから、今度はロサンゼルス・ドジャースに移籍して、この春からの活躍も期待されています。
 その大谷選手は、昨年秋に「日本全国の小学校2万校に3個ずつ、合計6万個のグローブを寄贈します。」と発表しました。そして大谷選手は、次のようなメッセージを記しました。「野球を通じて、元気に楽しく日々を過ごしてもらえたら嬉しいです。このグローブを使っていた子ども達と、将来一緒に野球ができることを楽しみにしています!」さらには、「野球しようぜ!」と書かれていました。
 大谷選手が日本全国の小学校に贈ったグローブは、3個ずつです。グローブが2個あれば、2人でキャッチボールができます。では、なぜ3個にしたのでしょう? 贈られてくるグローブに秘密があります。右利き用が2個、左利き用が1個の計3個になっているそうです。そこには、右利きの子もいれば左利きの子もいるだろうという大谷選手の細やかな配慮が感じられます。さらに、右利き用の2個のグローブは、大きいものと小さいものというように、サイズを変えて送られてくるようです。1年生から6年生まで、全校の子ども達に楽しんでもらいたいということなのでしょう。こういうところにも大谷選手の思いやりの気持ちが感じられます。
 さて、練馬区の小学校にはいつ届くのかというと、来週の木曜日(2月8日)の予定です。楽しみですね。グローブが届いたら、なるべく早く全校のみなさんに見せてあげたいと思います。そして、せっかく旭町小にプレゼントされるグローブなのですから、あらかじめ計画を立てて、どのようにグローブを使っていくかを考えていくようにします。そこで、各クラスで次の2つのことを考え、意見をたくさん出してください。1つは、「グローブが届いたら、まずどんなことをしてみたいですか?」という質問です。そして2つ目は、「学校で3個のグローブを、どのように使っていく方法がありますか?」ということです。つまり、グローブが届いたとして、「まず自分がやってみたいこと」を考えてください。そして、「学校全体でどう活用していくか」ということについて意見を募集します。
 全校のみなさんの意見を聞き、できる限り希望を取り入れたいと思います。小学生のみなさんのために大谷選手がグローブをプレゼントしてくれるのですから。・・・
 練馬区はグローブの到着が遅れているようですが、ようやく来週後半に届くことになりました。大人も「早く見てみたい!」という気持ちが募りますが、子ども達に向けた贈り物であることを忘れてはいけません。(そのことも、全国的な話題となっています。)

1月26日(金)

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 5年生は、社会科の時間に「自然災害とともに生きる」という学習に入りました。自然災害は国土の自然条件などと関連して発生していることや、自然災害から国民生活を守るために国や県などが様々な対策を進めていることを学んでいく単元です。
 自然災害と言えば、元旦に起こった能登半島地震からもうすぐ4週間が経とうとしています。教科書には阪神・淡路大震災や東日本大震災、熊本地震の写真が載っていますが、来年度以降の教科書には今回の震災の情報が加わるかもしれません。毎日のようにニュースで、避難生活や復興に向けた様子が報道されているので、5年生の子ども達にとっても関心の強い学習内容になりそうです。
 教科書に載っている自然災害は、地震の被害だけではありません。雲仙岳の噴火(1990年)や広島での大雨による土砂崩れ(2018年)、台風の大雨による茨城県の鬼怒川の氾濫(2015年)などが紹介されています。それぞれとても甚大な被害があった自然災害で、私の記憶の中にもはっきりと残っているものばかりです。今後は、そのような自然災害の多い日本で、暮らしを守るためにどのような取り組みが行われているのかを調べていきます。(写真上)
 さらに今の季節は、大雪による被害が日本海側の地方を中心に起こっています。私は新潟県上越市の出身なので、冬は雪との闘いの生活を経験してきました。3〜4年に一度大雪の年があり、今から考えるととよくあのような大雪の中で生活してきたものだと思います。たいてい1月末の今頃は、1週間雪が降り続きました。一晩に1m以上雪が降る日もありました。雪の重みで自分の部屋の戸が開かなくなったこともあったほどです。ですから、子どもの頃から屋根に上がって雪下ろしをするのが当たり前の生活でした。不思議なことに、それでも学校が休みになることはありませんでした。雪国の人々は、辛抱強く生活していたのです。
 4校時に、1年1組の授業観察がありました。算数の「ひろさくらべ」という学習をしていました。今まで1年生は、1学期に「どちらがながい」という単元で、長さを比較する学習をしてきました。また、2学期には、「どちらがおおい」という単元で、水のかさを比べる学習をしてきています。「ひろさくらべ」は、4年生の面積の単位につながる学習です。広さは、他の量と異なって2次元的な広がりがあるため、子どもにとって理解しにくい面があります。そこで、具体物を通して広さの概念を理解させていくことが大切になります。
 まず教科書には、「なにを くらべて いるのかな」と書かれていて、2つの場面の絵があります。1つは、レジャーシートを広げた子どもが、どちらが広いのかを比べようとしています。もう1つの絵は、2つのお皿があり、「できるだけたくさんのせたいな」という吹き出しが書いてあります。シートやお皿の大きさ(広さ)を比べる学習であるということを理解させていきます。(写真中)
 次に、どうしたら広さを比べられるのかを考えさせます。子ども達からは、「2つをかさねてみればいい」という考えが出てきました。端と端をそろえて重ね合わせ、「はみ出した部分が多い方が大きい」ということが分かりました。
 では、形も大きさも違う長方形があったとして、重ねてもはみ出す部分が2か所ある場合はどうしたらよいでしょうか。教科書には、同じ大きさのタイルを並べて広さを比べる方法が紹介されています。任意単位で比べるという方法です。長さやかさを比べた時にも、これと同じような考え方をしてきています。
 5校時に、6年2組の授業観察がありました。保健体育の授業で、「喫煙の害」についての学習をしていました。6年生は、2学期と3学期に保健体育の授業があり、年間を通じて「病気の予防」について学習をしていきます。
 「なぜ20歳未満の喫煙が禁止されているのか」ということや、「タバコにはどのような害があるか」という設問では、タブレットのオクリンクの機能を使って意見を出し合いました。子どもなりに、タバコの害についてよく知っているようでした。「歯が汚れる」「肺が汚れる」「がんになる」「運動能力が低下する」など、健康に良くないことがたくさん予想できました。
 実際に、タバコを吸う人と吸わない人とで、がんによる死亡率がどのくらい違うのかを先生が資料を示しました。こう頭がんで32.5倍、肺がんで4.5倍も差があるそうです。(写真下)
 また、タバコの害では、副流煙についても十分に知識を得ておくことが重要です。火が付いたタバコの先から出る煙(副流煙)には、吸い込む側の煙より何倍ものタールやニコチンが含まれています。この受動喫煙については、初めて知ったという子が多かったようです。
 授業の最後に感想を書かせると、「絶対にたばこは吸いたくないと思いました。」と書く子が多いものです。その気持ちをずっともち続けてほしいものです。他に6年生の保健の授業では、飲酒の害と薬物乱用の害についても学習していきます。

1月25日(木)

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 1年生は、生活科の時間に「かぞくにこにこ だいさくせん」という学習をしています。家庭生活は互いに支え合っていることを知り、家庭における家族のことや自分でできることなどについて考え、実践していく学習内容です。2学期の終わり頃から取り組み始め、自分の家でやってみたことをカードに記録しながら進めてきました。また、1年生の冬休みの課題の一つにもなっていました。
 2組では、今までカードに記録してきた取り組みを発表し合うとともに、みんなで学習の振り返りをしました。カードには、子ども達が自分の家でやってみたことがたくさん記録してありました。掃除やお皿洗い、料理の手伝い、ごみ捨て、洗濯ものたたみなど、どれも家の人が助かりそうなお手伝いばかりです。また、「一人で買い物に行った」という某テレビ番組で扱われそうなお手伝いもありました。
 次に、家族にこにこ大作戦をやってみて、気がついたことを発表し合いました。「お家の人は、いつもがんばっていると思った。すごいと思った。」「大変だな、めんどくさいなと感じた。」というものもあれば、「またやってみたいと思った。」という感想もありました。ぜひ、これからも自分ができる仕事に進んで取り組み、家族の一員としてがんばってほしいと思います。(写真上)
 一方、1年1組では、算数の学習をしていました。「たしざんとひきざん」の単元のいよいよ最後の問題(教科書P118)に取り組んでいました。問題文は・・・「バスていに ひとがならんでいます。そらさんのまえに4にんいます。そらさんのうしろに3にんいます。ぜんぶで なんにんならんでいますか。」この単元では、算数ブロックを使って考えるとともに、ノートに図を書いて答えを求めることを学んできました。
 今までの学習を生かし、子ども達は〇や△の記号を使って、すぐに図に書き表していきました。「〇〇〇〇△〇〇〇」のように、図に表すところまではできました。では、式はどうなるでしょうか? 前に4人、後ろに3人並んでいるということから「4+3」と考えやすいものです。しかし、それではそらさんの数(1人)が入っていないことになります。「4+3+1=8」とした子や、「4+1+3=8」と考えた子がいました。確かに、問題文には数字として出てこない「1」を足さなければなりません。あるいは、「4+1=5 5+3=8」でも正解になります。1年生の算数にも奥が深いものがあります。(写真中)
 2年生の道徳の授業では、先日の「おせちのひみつ」と同様に、1月ならではの資料が続きます。今日は2組で、「お年玉をもらったけれど」という資料を使った道徳の授業がありました。冬休み中に、子ども達はお年玉をもらったばかりです。親戚の人達が集まれば、結構な金額を手にした子もいたのではないでしょうか。ところが、お金の使い道をよく考えて使わないと、後で後悔をすることになります。今回の資料は、子ども達の身近によくありがちなことであり、だれもが失敗を経験している…そんな内容です。
 修二君は、お父さんとお年玉を使ってサッカーボールを買おうとしていました。買い物に行く前に友達と出会い、お店でサッカーのカードを買いました。なかなか欲しいカードが出てこなかったので、ついたくさん買ってしまいました。午後、お父さんとスポーツ店に行ったら、残ったお年玉でサッカーボールを買うことができませんでした。・・・道徳の内容項目の「節度・節制」にあたる資料です。(写真下)
 自分が小学生の時は、小さくて地味なポチ袋にお年玉が入っていました。100円玉が何枚入っているのかを楽しみにするようなお年玉でした。ある調査によると、現在の小学1,2年生のお年玉は、3000円が相場のようです。さらに平均総額は、1万円〜2万円になるとのことです。時代が違うなと思いました。それだけたくさんもらっている子ども達が、こういう資料から節度・節制を感じ取れるものなのかと疑問に感じるほどです。

1月24日(水)

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 4年生に、東京都染色工業協同組合の方々による「東京染小紋」の出前授業がありました。教科書に載っている伝統工芸の一つである「東京染小紋」について、直接職人さんから話を聞いたり、体験したりする貴重な機会となりました。4年生は、社会科の時間に「染め物のさかんな新宿区」の学習をしています。東京に残っている染め物の一つに、「東京染小紋」があります。長い伝統を守り、現在も伝統工芸士の手によって、一つ一つ手作業で文様が染められています。
 まず、視聴覚室で、伝統工芸士の金田さんから、東京染小紋の反物(様々な文様が入った見本の反物)を見せてもらいました。間近で見ると、とても細かな文様が染められていることにびっくりします。さらに、その文様を絹の織物に染めるための型紙も見せてもらいました。柿渋で染めた専用の和紙が使われていて、とても細かな文様が一つ一つ職人さんの手で彫られていることが分かりました。多くの職人さんの技術が合わさって、東京染小紋の伝統が守られていることを知りました。
 東京染小紋の歴史は古く、室町時代の終わりごろから続けられてきたと言います。金田さんは、伝承と伝統の違いについて話されていました。伝承とはそのままの形で後世に続けていくものであり、伝統は時代とともに変化していくものであると言われていました。着物や帯の染め物としてだけでなく、現代のインテリアや小物に東京染小紋の技術を応用できないかと、日々研究を重ねながら仕事をされているようでした。
 続いて2,3校時は、家庭科室でクラスごとに染め物の体験をしました。型紙のデザインを選び、金色や銀色の糊を塗りこみ、布に文様をつけていく体験です。片手で布を押さえながら、糊を均一に塗りこんでいくコツを教わりました。型紙を外すと、きれいな龍などの文様が染め上がり、子ども達は大喜びでした。出来上がった布は、ランチョンマットとして使えます。しかし、しばらくは部屋に飾っておきたくなるほどのすばらしい作品になりました。(写真上)
 3校時に、2年2組の音楽の授業観察を行いました。「みんなで合わせて」という授業で、「なべなべそこぬけ」の歌に合わせて楽しく音楽活動をする内容でした。
 まず、「なべなべそこぬけ」のうたや階名を歌ったり、鍵盤ハーモニカで演奏したりしました。続いて、様々な楽器を使って音を合わせる活動をしました。和太鼓や鉄琴、木琴とともに、今日は新たにウッドブロックを追加して、全員がローテーションしながら全ての楽器を担当できるようにしました。(写真中)
 最後に、2人組や3人組で「なべなべそこぬけ」の遊びもやってみました。活動することがいっぱいあり、とても楽しい音楽の授業でした。
 今日から30日までの一週間は、「全国学校給食週間」です。全国学校給食週間は、学校給食の意義や役割についてたくさんの人に知らせ、これからの学校給食について考えてもらうことを目的としています。学校給食に注目し、食育や正しい食習慣を想起させるきっかけにもしていきます。
 それに合わせて、給食室前の掲示板に新たな掲示物が登場しました。学校給食の歴史が、写真やイラストで分かりやすく表示されています。栄養士さんの力作です。すぐに子ども達が集まり、興味津々で見入っていました。(写真下)
 給食の始まりは、明治22年です。山形県の小学校で、貧しい子ども達にお昼ご飯を提供したことからスタートしました。白いおにぎりと塩鮭、菜の漬物の写真が貼ってあります。次の昭和17年の給食は、すいとんの味噌汁だけの写真です。戦争中、食べ物が少なくなっていた頃の給食です。続いて戦後間もない昭和22年は、トマトシチューと脱脂粉乳の写真です。アメリカから脱脂粉乳(スキムミルク)が届けられ、給食が再開したことが書き添えてあります。次に、昭和25年にはコッペパンが登場したこと、昭和40年には牛乳やソフト麺が登場した写真が掲示してあります。(このあたりの給食は、私にとってなじみがあり、懐かしさが感じられるものです。)
 昭和51年の給食は、カレーライスです。この頃から、ご飯の給食が開始されました。最初は月に数回でしたが、だんだんご飯の献立が増えていきました。昭和60年には、ビビンバのような世界の食文化を取り入れたメニューが登場し始めました。そして現在…郷土料理や様々なデザートなど、工夫したメニューで子ども達を楽しませています。
 昭和世代と令和世代を比較するテレビ番組があり、懐かしさを感じる時があります。保護者のみなさんの子どもの頃の給食は、今と比べてどうだったでしょうか? あるいは学校での授業内容も、昔と今とではずいぶん違いがあるのではないでしょうか。平成世代と令和世代の学校を比べてみるとおもしろいと思います。

1月23日(火)

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 2校時に、2年1組の授業観察がありました。道徳の教科書に載っている「おせちのひみつ」という資料を使った授業でした。日本の文化に親しみ、愛着をもとうとする心情を育むことをねらいとした授業です。
 授業の初めに、先生が持ってきた重箱を見せました。重箱を見たことがあるという子はたくさんいたようでしたが、中には「玉手箱だ!」と言った子がいました。このお正月に、おせち料理を食べた子が多かったようでした。
 まず、お正月に食べるおせち料理にはどんなものがあり、それぞれにどのような意味が込められているのかを学習しました。おせち料理は、昔から日本に伝わる料理で、お祝いの意味合いがあることはなんとなく分かります。しかし、一つ一つの料理の意味を知っている人は、大人でも少ないのではないでしょうか。
 担任の先生が「おせち料理を食べた人〜」と聞いただけで、子ども達から栗きんとんや海老、伊達巻、煮豆など、多くのおせち料理の名前が挙がりました。
 教科書には、それぞれのおせち料理の写真とともに、昔の人が料理に込めた願いを説明しています。栗きんとんは、「光り輝く黄色で、豊かに暮らせるように」という願いが込められています。黒豆は、「まめに働いて過ごせるように」、れんこんは「穴が開いていて先の方が見える」、ごぼうは「長く根を張り、しっかり生きるため」、かまぼこは「紅白のめでたさと、日の出の形」、昆布巻きは「喜ぶ(こぶ)」、えびは「腰が曲がるまで長生きできるように」・・・と、それぞれ『寿』に通じる意味合いがあります。さらに、おせちを重箱に入れるのにも理由があります。重箱は、重ねる箱です・・・「おめでたいことを重ねる」という意味があるそうです。
 次に子ども達に見せたのが、栄養士さんが作ったおせち料理の掲示物です。(3学期の始めに、給食室前の掲示板に貼ってあることを、このホームページでお伝えしています。)先生が栄養士さんから借りてきて子ども達に見せたところ、伸び上がって話し出す子がいたほどのすごい反応がありました。多くの子ども達が、すでに見て知っていたようでした。(写真上)
 授業の後半では、おせち料理のように人々の願いが込められているものについて話し合いました。ひな祭りや節分、こいのぼりなど、様々な文化が日本にあります。そして、その多くは、健康や豊作を祈願したことが始まりとなっています。特にそれらの中でも多いのは、子どもの成長を願う行事です。昔は、疫病などで命をおとす子どもがたくさんいました。親の願いは、「まず何よりも、健康な子に育ってほしい」ということでした。「勉強ができる子になってほしい」とか、「スポーツ選手になってほしい」という現代の親の希望は、昔の親からしたら贅沢すぎる願いであると言えそうです。
 5年生は、外国語の時間に「日本の遊びや年中行事を聞こう」という学習をしています。まず、「Why do you like winter?」…「あなたは、なぜ冬が好きですか?」という文について学習しました。「winter」を他の季節に変えて、さらに様々な会話を練習することができます。
 また、「What do you do on New Years Day?」…「元旦は何をしますか?」という文についても学習していました。「New Years Day」の部分が「winter」のような季節になると、「on」が「in」に変わるということも習っていました。外国語の学習は、5年生から「外国語科」という教科として指導しています。以前は中学校で学習していた文法的な内容についても、5,6年生でしっかり指導していくことになります。(写真中)
 6年生は、国語の時間に「メディアと人間社会」という説明文の学習をしています。作者は、現在フリージャーナリストとして活躍中の池上 彰さんです。テレビ番組等を通じて、子ども達もよく知っている人のはずです。
 続いて教科書には、「大切な人と深くつながる社会」という説明文も載っています。こちらは、鴻上 尚史(こうがみ しょうじ)さんが書いた文章です。鴻上さんは、日本の劇作家・演出家として有名な方です。1組では、それぞれの説明文から、2人の筆者の主張を読み取り比較する学習を行っていました。(写真下)
 池上さんも鴻上さんも、よくテレビに出演されています。書く文章はもちろんですが、テレビを通じた話しぶりも説得力があり、いつも参考にさせてもらっています。

1月22日(月) その2

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 4年生は、算数の時間に「広さの表し方を考えよう」という学習をしています。面積に関する単位について理解し、正方形や長方形の面積を計算で求められるようにしていきます。さらに単元の後半では、「大きな面積の単位」の学習もします。平方メートルやa(アール)、ha(ヘクタール)、さらには平方キロメートルの単位まで学習します。
 今日は、それぞれの単位がお互いに何倍の関係になっているのかを考えさせていました。1aは、1辺が10mの正方形の面積なので、100平方メートルということになります。同じように考えていくと、「1ha=100a」、「1平方キロメートル=100ha」と100倍ずつの関係であることが分かります。(写真上)
 しかし、あまりにも広い面積は、ちょっと考えが及ばなくなってきます。1辺が1cmの正方形の面積が「1平方センチメートル」、1辺が1mの正方形の面積が「1平方メートル」というところまでは、具体的な広さを感覚的に知ることができます。しかし、aやha、平方キロメートルになると、大人でもその広さの感覚をつかむのが難しいものです。
 旭町小の校地面積は、2871平方メートルです。アールで表すと、28.71aということになります。また、よく「東京ドーム〇個分」という言い方をする場合があります。東京ドームの面積は、約47000平方メートルで、「4.7ha」です。練馬区の面積は、48平方キロメートルで、4800ヘクタールです。ということは、練馬区は東京ドームの約100個分ということになります。
 こうやって考えると楽しいものですが、果たして4年生の子ども達にその楽しさは伝わるでしょうか…。
 2年生は、図工の時間に「すてきなぼうし」という作品を作っています。色画用紙などの材料で、自分でかぶってみたいすてきな帽子を考えました。
 まず、自分の頭のサイズに合わせてとんがり帽子を作ります。そこに、様々な模様や機能を帽子に施していきます。ウサギのような耳をつけてみたり、色画用紙の短冊をカールさせて取り付けてみたりと、世界にたった一つのすてきな帽子が出来上がってきました。どの子も嬉しくて、作っている途中で何度も頭にかぶって友達に見てもらっていました。(写真中)
 ところで、子ども達の帽子と言えば、毎日かぶっているものに「校帽」があります。落とし物が集まる場所(1階昇降口内)に、校帽が3つ届いています。名前が書いてないため落とし物のコーナーに置くことになりました。他にも上着やトレーナー、ハンカチなど、普段子ども達が身につけているものがたくさん届いています。今学期中に落とし主が見つからないと、学校で処分することになります。
 今日から保護者会、さらには校内書き初め展が始まります。学校にお越しの際は、児童昇降口を入ったところに落とし物を分かりやすく展示し直しましたので、ぜひご確認ください。
 今日から、6年生との会食を始めました。6年生にとっては、「校長先生との会食会」という名称にしています。毎回5人ずつ6年生が応接室にやって来て、給食を食べながら私と30分ほど話をします。今週は、水曜日以外毎日行い、来月の中旬まで全10日間かけて全員と話をする予定です。
 6年生には、担任の先生から事前指導をしてもらいました。「将来の夢を一人ずつ話すこと」と、「その際、詳しく説明すること」です。将来の夢とは、なりたい職業でもいいし、中学校でやってみたいことでもよいとしました。また、説明が不十分だと、私のしつこい突っ込みがどんどん入るということも指導してもらっています。
 とは言っていますが、給食を食べながらの楽しい時間になるように努めます。今日は、2組から男子2名、女子3名が給食を持ってやって来ました。獣医や看護師、パン屋、研究者、助産師と、それぞれすばらしい夢を語っていました。夢について話をする子どもの目は、キラキラと輝いていて素敵です。会話を通して、6年生の子ども達の違った一面を垣間見ることができるのも楽しみです。(写真中)

1月22日(月) その1

 全校朝会を校庭で行いました。今日は、「寒さに負けずに過ごそう」という話をしました。話の内容とは裏腹に…校庭は風もなく、日差しがとても暖かく感じられました。
・・・一昨日の土曜日に、練馬区立美術館に行き、連合図工展に出品された作品を見てきました。練馬区内の全ての小学校からたくさんの図工作品が選ばれていて、とても見応えのある図工展でした。旭町小からも各学年の代表作品が20点選ばれて、展示してありました。11月の展覧会の時にも際立って輝いていた作品だったなあと、見ていて感じました。今度の土日には、練馬区連合書写展が同じく練馬区立美術館で開催されます。書き初めの優秀作品が選ばれて展示されるので、また見に行きたいと思います。
 さて、3学期に入り、北風の冷たい日々が続いています。一昨日の土曜日は、1月20日でした。カレンダーをよく見ると、20日のところに「大きな寒さ」と表して、「大寒」という字が書いてあります。一年間を24の時期に分けた「二十四節気」では、1月20日から2月3日までの15日間を「大寒」としています。大寒は、1年のうちでもっとも寒い頃であると言われています。いよいよ真冬の寒さが、今週から来週にかけて約2週間続くことになります。
 しかし、そんな真冬でも、寒さに負けないとっても元気な子をたくさん見かけます。昔から、「寒い寒いと思っているから寒さを感じるものだ」と言われてきました。では、寒さに負けない元気な子とは、具体的にどんな子でしょうか?
 まず、あいさつがしっかりしている子です。「おはようございます!」と、しっかり声が出せる子は、寒さを感じさせません。あいさつは、寒さを吹き飛ばすはたらきもあるのですね。
 次に、薄着でがんばっている子も寒さを全く感じさせません。旭町小では、冬でも半袖で過ごしている子が何人かいます。すごいですね。薄着になれば寒さを感じそうですが、休み時間に進んで外に出てたくさん運動をしているからでしょうか、寒さを全く感じさせません。だから半袖でも大丈夫なのですね。ですから、寒さに負けない元気な子は、薄着であるとともに、外で進んで運動して体を動かす子ということになります。
 外に出て運動するために、ちょうど先週までなわとび旬間が行われていました。休み時間に、たくさんの子がカードを持って校庭に出て、なわとびに挑戦していました。どんなに寒い時でも、1分間なわとびを跳んでいるだけで体がぽかぽかと温まってきます。二重跳びができる子は、ほんの20〜30秒で体を温めることができるでしょう。なわとびは、場所をとらずに体を動かせ、すぐに体を温めることができる運動です。今週の木曜日から、今度はリズムなわとび週間が始まります。音楽に合わせてなわとびを跳び続けていきます。上着をぬいでなわとびをがんばることで、体をしっかり温めていきましょう。そして、寒さに負けない元気な旭町小の子をめざしましょう。・・・

1月19日(金)

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 5年生の国語には、「方言と共通語」という単元があります。共通語と方言との違いを理解し、全国に様々な方言があることへの関心をもたせていく学習内容です。
 今日はその学習に関連し、5年生の各クラスに出前授業として「方言の授業」がありました。講師は、昨年に続いて説 寿弘先生です。説先生は、私が副校長をしていた時に校長をされていた先生です。3年間、区内の同じ学校で勤務していた時からのつながりです。私が校長になってから、毎年講師として来ていただいています。
 説先生は、鹿児島県の喜界島の出身です。方言だけで話されると、きっと何を言っているのか誰も理解できないでしょう。実際に、5年生の前で初めに方言であいさつをしたら、子ども達から「どこの国の言葉ですか?」という声があがりました。
 授業では、日本の様々な地方の方言が入った詩を教材として使い、子ども達と読み進めていきました。北海道や宮城県、石川県、広島県など、それぞれの地方ごとに独特な表現方法として方言が存在することが分かりました。最後の詩は、説先生のふるさとの喜界島の方言によるものでした。他の詩とは全く違い、一行読むのも大変なくらい方言だらけの詩でした。それを説先生はスラスラと読んでいきました。
 授業の後半は、喜界島で撮った写真を見せながら、島の様子について教えていきました。きれいな海の写真や珍しい植物の写真、広い芝生の校庭がある学校の様子、直線道路の周りに広がるサトウキビ畑・・・そこで、島から送られてきたサトウキビの実物が登場します。見かけは、竹を切ったようなカチカチに固い棒のようなものです。説先生は、歯を使ってサトウキビの皮をむき、中身の繊維質をむしゃむしゃと食べてみせました。(甘い汁を吸って、繊維質は口から出します。)これは、慣れている人でないと歯が欠けてしまうので真似をしてはいけません。
 5年生には、繊維質の部分を味見できるように、主事室で細かく刻み分けてもらいました。給食の時間に、子ども達はそれを味わってみたようです。後から聞きに行ったら、サトウキビの甘さを感じることができたと、みんな喜んでいました。喜界島では、大量のサトウキビを工場に集めて汁を搾り取り、黒砂糖に加工しているそうです。
 ところで、説先生は様々な特技をもっています。その一つに手品があります。5年生の教室でも、最初に手品で子ども達を引き付けていました。ここだけの話ですが…夏休み中に、よく手品の講習会に参加されていました。(写真上)
 2,3校時に5年生への授業が終わってから、説先生はすぐに1年生の教室に行きました。今度は、生活科の「昔遊び」の指導です。説先生の特技として、「こま回し」もあります。こまを回して空中で手に乗っけたり、紐を使ってこまを綱渡りさせたりと、軽々と子ども達の前でやって見せました。どの子も拍手を忘れて、びっくりしながら見ていました。(写真中)
 お手本を見せた後は実践です。全員にこまと紐を持たせて、紐のかけ方やこまの回し方を指導していきました。1年生は、今学期に入ってから何度か練習してきたこともあり、こま回しができるようになった子が何人かいました。説先生が「おしい!」とか、「おっ、いいぞ!」と声をかけると、失敗した子もまたやる気になって挑戦していきました。
 最後に、説先生から手作りのおもちゃを披露してもらいました。紙飛行機や紙製の竹トンボ(牛乳パックとストローだけでできています)、ブンブンごまなど、紹介した後は各教室にたくさんプレゼントしていただきました。(学年の先生の話では、その後みんなで喜んで遊んでいたそうです。)ここだけの話ですが…現在、説先生は、地元の小学校のひろばのスタッフとして勤務し、子ども達に遊びの指導をされているそうです。
 6校時に、6年生が隣の豊渓中学校に出かけて行きました。「中学生に質問をする会」を改め、「もっと知りたい! 中学校ライフ」と名付けた取り組みを、中学校の体育館で実施しました。昨年までは、小学校と中学校の教室をリモートで結んで実施していました。今年は対面で行うことで、一層中学校の雰囲気を味わえるようにしました。
 内容は、6年生の質問者15名が一人ずつ質問し、中学生に答えてもらうというものです。学習や部活動のこと、校則について、試験対策など、6年生から様々な質問が出ました。答えてくれたのは、中学1年生の生徒たちでした。1年前までは今の6年生と同じ立場にいた子たちが、立派に小学生に向き合って話をしてくれていました。(写真下)

1月18日(木)

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 今日は、6年生の社会科見学がありました。バスに乗って、国会議事堂(参議院)と東京地方・高等裁判所、昭和館の3か所の見学をしてきました。出発が朝早くなったのは、なかなか見学することができない高等裁判所の見学予約が取れたからです。今年の6年生は、とても盛りだくさんな行程を組むことができました。
 集合は、朝の7時10分でした。子ども達もそうですが、引率する先生方も遅れないようにと、気を張って出勤してきました。幸い日差しがあり、比較的暖かな一日となりました。
 出発が早かったので、渋滞することなく、早めに国会議事堂に着きました。また、他校と重ならずに、参議院の建物の中をゆっくりと案内してもらうことができました。特に本会議場では、傍聴席に全員が座り、説明を聞くことができたのはラッキーでした。(見学の学校が多いと、素通りしてあっという間に出口に案内されてしまいます。)
 次に、赤い絨毯の上を歩いて、中央広間に向かいました。天皇陛下が休まれる「御休所」や、皇室の方々の控室も見学しました。(ガラス越しです。)中央広間には、四季を彩ったステンドグラスや3人の銅像を見ることができました。伊藤博文と板垣退助、大隈重信の3人です。
 最後に、国会議事堂の正門前でクラス写真を撮りました。小学校で集合写真を撮るのは、いよいよ次が最後になるでしょうか…卒業式後、体育館で記念撮影があります。(写真上・中)
 次に、バスで高等裁判所に行きました。建物の中には、100以上の法廷があるそうです。普段は実際に裁判が行われている法廷を使い、模擬刑事裁判の体験をさせてもらいました。裁判の内容は、「コンビニの店員をナイフで脅し、現金5万円を奪ったとされる被告人の強盗被告事件」という設定でした。さらに被告人は、「犯人は自分ではない」と主張していて、それぞれの証人2人の話に食い違いがあるという設定になっていました。
 模擬裁判では、あらかじめ決めておいた10人の子ども達が法廷に入り、それぞれの役を行いました。裁判官や検察官、弁護人、証人、そして被告人の役があり、裁判の様子が書かれた台本に沿って演じていきました。他の子ども達は、裁判員になったつもりで模擬裁判を見学し、最後に有罪か無罪かの判断をしました。
 実際の法廷は、天井がとても高く、声がよく通る造りになっていました。裁判という厳粛な雰囲気を感じ取ることができ、貴重な体験となりました。(写真撮影は、校内掲示用としてのみ許可が下りています。ホームページには出せません。)
 最後に、九段下にある昭和館に行きました。7階と6階が常設展示室になっていて、昭和10年頃の戦時中の様子から、戦後となる昭和30年頃の日本の様子を見学することができる施設です。ちょうど6年生が今、歴史の勉強で学んでいるところであり、子ども達にとって興味深い展示物がたくさんありました。
 兵隊さんへのお守りとして持たせた「千人針」や、金属製のものが他の素材に代用された道具など、今の世の中では想像を絶する展示物ばかりでした。、学童疎開をする子ども達や、焼け野原を歩く子どもの写真も展示されていました。現在も、世界の様々な場所で戦争が起こっています。大人が起こす戦争が、多くの子ども達を巻き込んでいることを忘れてはなりません。また、口先だけの「平和」では、戦争はいつの時代になっても終わらないのだと感じました。(写真下)
 6年生にとっては、小学校最後の校外学習となりました。みんなでバスに乗り、お弁当を一緒に食べるのも最後…一つ一つが終わっていくなという気がしました。

1月17日(水)

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 3学期の国語の授業において、説明文の学習をしている学年が増えてきました。2年生は、「おにごっこ」という説明文の学習をしています。「おにごっこ」という子ども達にとって身近な題材を扱っているので、実生活と結びつけて読み取りやすい教材と言えます。また、段落の役割や順序を表す言葉も分かりやすく書かれているので、説明文としての基本の読み方も身につけやすい教材になっています。
 初めの段落に、2つの問いがはっきりと書かれています。「おにごっこにどんなあそび方があるか」と「なぜそのような遊び方をするのか」という問いです。その答えを見つけながら読み進めることで、この説明文に表されたおにごっこのおもしろさを理解させるとともに、自分の体験と結び付けて感想や考えをもてるようにしていきます。
 2年生の子ども達が知っているおにごっこというと、「色おに」や「増やしおに」、「こおりおに」が多いかもしれません。教科書の説明文では、おにが逃げる子を捕まえやすくする工夫や、逆に逃げる子がすぐにつかまらないようにする工夫の仕方が書いてあります。逃げる子どもや追いかける鬼の立場で、おにごっこのルールを次々と工夫していくことで、遊び方がとても面白くなるというように論じています。
 この単元の後半では、自分で調べたり考えたりした「おにごっこ」についてまとめ、みんなに知らせる活動に発展させていきます。まずは、音読の宿題が出ていると思いますので、教科書の説明文をしっかり読めるように指導していきます。(写真上)
 一方、5年生の国語の授業では、「想像力のスイッチを入れよう」という説明文の学習をしています。この単元では、「文章全体の構成を捉えて、事実と感想、意見などとの関係を読み取る」ことを学習課題としていきます。
 5年2組では、「想像力のスイッチとはどのようなものだろう」というテーマについて、本文に書かれている情報を「発信する時」と「受信する時」とに分けて考えさせていました。説明文全体では、大きく3つの事例が書かれています。「マラソン大会」と「図形」の事例からは、「与えられた情報を事実の全てだと受け止めてしまうと、間違った思い込みに陥ることになりかねない」と伝えています。一方、「サッカーチームの監督就任」の事例からは、「情報を受ける側の意識を様々にもつことが重要である」と論じています。それにしても、高学年では扱われている説明文が複雑で長いものになります。繰り返し読み、作者の意図することを理解する力が必要になります。(写真中)
 この説明文の作者は、ニュースキャスターやジャーナリストとして活躍されている下村健一さんです。メディアで活躍する下村さんならではの文章だなと思いました。
 2校時に、教育アドバイザー訪問がありました。3年2組の社会科の授業を、教育アドバイザーであり、本校の前校長の道山先生に参観していただきました。
 3年生は、社会科の学習として「練馬区のうつりかわり」の学習をしています。今日の授業では、昔の道具を子ども達に見せ、気づいたことをまとめたり、使われ方を予想させたりしていました。用意した昔の道具は、「洗濯板」と「七輪」です。見たことある子が多かったようですが、初めて目にしたという子もいたようです。各班に道具が配られると、物珍しそうに手にして、どんな使い方をするのかを友達と話し合う姿が見られました。(写真下)
 3年生は、今月末に社会科見学があります。その日は、石神井公園にある「ふるさと文化館」にも行く予定です。2階の展示室には、昔の道具がたくさん並んでいるコーナーがあります。当日は、ふるさと文化館の指導員の方から説明を聞く予定です。しっかり事前学習を行い、社会科見学の成果が出るように備えます。
 授業が終わってから、道山先生からたくさんのご指導をいただきました。本校の若手教員に対して、先生にはいつも温かく励ましていただいています。

1月16日(火)

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 今日も寒い一日となりそうです。今朝は、正門前で登校してくる子ども達を迎えました。1月に入り、太陽の通り道が少しずつ変化してきていることを感じます。先週まで同じ時刻に日陰だった場所に、陽が差すようになってきました。さらに、寒い空気の中ではありますが、背中に当たる日差しに少しずつ力を感じるようにもなってきました。
 6年生の音楽の鑑賞教材として、宮城道雄が作曲した「春の海」があります。「日本の楽器の音色を味わって聴こう」という学習で、箏と尺八の二重奏で演奏される「春の海」が選ばれています。
 この曲ほど日本のお正月にふさわしい曲はありません。年明けのテレビやラジオのBGMとして、昔からよく使われてきています。また、3学期が始まってすぐ、3年生以上の学年は体育館で書き初めを行いましたが、どの学年もCDで「春の海」を流し、席書会の雰囲気を出していました。
 教科書には、曲中の2つの旋律についての解説があります。まず、曲の始めの箏と尺八による有名な穏やかでゆったりとした旋律は、「のどかな春の海の様子」を表しています。一方、曲の中間部では、箏と尺八の掛け合い(問いと答え)の旋律が登場します。これは、「漁師の歌声や櫓(ろ)をこぐ音」を表しているとされています。2つの旋律の調べの違いにも気をつけて鑑賞していきます。(写真上)
 4年生は、図工の時間に「つくって つかって たのしんで」という学習をしています。ベニヤ板を加工し、生活に役立ち毎日が楽しくなるようなホワイトボードを作ります。
 太い垂木はのこぎりを使って切りますが、薄いベニヤ板は電動糸のこを使って切るようにします。のこぎりの使い方は、3年生の頃に学習済みです。今回初めて使うのは、電動糸のこです。5,6年生の図工の授業でも、電動糸のこはよく使います。まず、正しい使い方と安全面についての指導がありました。
 電動糸のこを使えば、木の板を自由自在に切ることができます。曲線や直線を組み合わせて自由な作品を作ったり、下描きしてから線に合わせてていねいに切ったりしていくこともできます。
 危ない道具として見られやすいですが、指導の仕方次第で子ども達はきちんと扱い、安全に操作していきます。まず、「切っている間は、刃から目を離さない」ということが第一です。これさえ守っていれば、手を切ることはないでしょう。そして、技能の指導のポイントは、板を刃に対して「真っ直ぐに押す」ということです。曲線を切る場合は、板の向きを少しずつ変えながら切るようにします。4年生にとって初めての道具でしたが、みんな真剣に、そして上手に板を切っていました。(写真中)
 3年生は、理科の時間に「じしゃくのふしぎ」という学習をしています。磁石につくものとつかないものがあることや、N極とS極との関係、さらには磁石と鉄との関係について調べていく単元です。
 2組は、磁石につくものとつかないものを調べる実験をしていました。空き缶やビーカー、アルミホイル、段ボール、釘、輪ゴムなど、身近なものを集めて、棒磁石に引きつけられるかどうかを確かめていきました。空き缶は、スチール缶とアルミ缶の2種類が用意してありました。磁石についたのは、スチール缶と釘だけでした。つまり、鉄でできているものだけ磁石につくということです。(写真下)
 2学期に、「電気の通り道」の学習で、「電気を通すものと通さないもの」について実験をしました。その時は、ほとんどの金属が電気を通すことを学びました。今回は、「磁石につくもの」です。多くの子は、アルミホイルやアルミ缶は磁石につくと思っています。あるいは、10円玉や100円玉などの硬貨も磁石につくのではないか…と考えがちです。硬貨類も磁石につきません。ただし、昭和中期に作られた50円硬貨は、磁石につきました。(子どもの頃、確かに磁石についた記憶があります。)その当時の50円玉は、多量にニッケルを含んでいたため磁石についたのだそうです。(現在の50円硬貨は、磁石につきません。)

1月15日(月)

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 今週から3学期の授業観察が始まりました。旭町小では、毎学期1回ずつ、校長と副校長とで各教員の授業を観察し、指導力の向上及び改善に結びつけています。
 今日は、1校時に5年1組の授業観察をしました。理科の「電磁石の性質」の学習をしていました。乾電池の回路を使った学習は、まず3年生で「電気の通り道」という単元がありました。豆電球を使って、電気を通すものや通さないものを中心に学習しています。また、4年生では「電池のはたらき」という単元がありました。電流の強さや向きを変えて、モーターの回り方や回転の速さを比較したりしてきました。
 さらに磁石については、3年生で「じしゃくのふしぎ」という学習をしてきています。磁石につくものとつかないものを調べたり、N極とS極の性質を確かめたりしました。
 5年生の電磁石の学習は、それらの学習を基に、実験を通して学習を深めていきます。1組では、「電磁石のはたらきを強くするにはどうしたらよいだろうか」というテーマから、2つの予想で実験を考えました。(1)乾電池の数を増やす (2)コイルの巻き数を増やす・・・今日は、まず乾電池が1個の場合と2個の場合とで、電磁石の力がどうなるのかを確かめました。
 電磁石と乾電池の間に検流計(電流計)をつなぎ、電流が電池の数でどう違うのかが分かるように回路をセットしました。検流計は、4年生の実験でも使用してきています。(直列では、電池の数が多いほど電流が大きくなるということも学習済みです。)電磁石の強さを調べるために、実験セット内に入っていた小さな釘を使いました。電池1個と2個とで、それぞれ何個ずつ釘をくっつけることができたかで結果を記録しました。(写真上)
 結果は、わずか1〜2個の差でしたが、電池を2個直列につないだ方が電磁石のはたらきが強くなることが分かりました。(実験の方法を工夫することで、もう少し分かりやすい結果を得ることができます。)
 ところで、5年生の理科の教科書P146に、「電磁石の性質を利用したかぎ」というコラムがあります。学校の門に設置される「電気錠」というもので、電流を入れると電磁石のはたらきで施錠する仕組みです。実は、旭町小の正門は、すでにこの電気錠になっています。設置したのは、今から20年近く前のことでした。校内のスイッチを入れると施錠され、インターホンで人を確認したら解除するようになっています。ただし現在は、夜間のみ電気錠を使用しています。
 6年2組の教室で、タイムカプセルに残す思い出を作成していました。先日の学校公開の時にも行っていたように、タブレットを使って写真などを取り込みながら作っています。
 各自が作成したものをプリントアウトし、先生が保管して8年後(子ども達が20歳の頃)にみんなで見ようということになっているようです。学校ホームページを見ながら、1学期の武石移動教室の思い出などを振り返っていました。(写真中)
 5校時に、1年2組で算数の研究授業がありました。先週の木曜日に、1組で「たしざんと ひきざん」の学習単元に入ったことをお伝えしました。今日の研究授業は、その次の時間(教科書P114〜115)の学習場面でした。
 先週もお伝えしましたが、算数ブロックを使ったり図に描き表したりして考えさせることが重要になります。初めに、「5にんが いちりんしゃに のっています。いちりんしゃは、あと3だいあります。いちりんしゃは、ぜんぶで なんだいありますか。」という問題が出されました。5人が一輪車に乗っているということから、使われている一輪車が5台ということになります。そこにあと3台あるわけですから、式は「5+3=8(台)」となります。異種の数量を同種の数量に置き換える…というところがポイントになる問題です。先週同様、1年生が理解できるように授業展開していくところが、教師としての腕の見せどころでした。
 本校の算数の授業では、自力解決してから意見交流のラウンドタイムを行うようにしています。しかし、自力解決でつまづいてなかなか前に進めない子も多くいるものです。そこで、先生が戸惑っている子を前に呼び、ヒントを与えていました。黒板でブロック操作を途中までやって見せ、続きは自分の席で行うように支援をしていました。(写真下)
 たくさんの先生たちが授業を見に来ていたので、いつもの1年2組と違った緊張感が見られました。

1月13日(土)

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 今日は、第二土曜学校公開日でした。旭町小では、毎月の公開日には、全学級3時間授業の全てを公開しています。
 1年生の教室では、1校時に国語の授業がありました。「たのしいな ことばあそび」という学習でした。「まと」の上に「と」をつけて「とまと」となるように、ある言葉に一文字を増やして別の言葉に変身させる言葉遊びをしていました。教科書では他に、「さら」の間に「く」を入れて「さくら」、「さい」の下に「ふ」を増やして「さいふ」の例が載っています。
 ワークシートには、「たい」、「いか」、「たき」の3つの言葉が書いてあり、それぞれに文字を足して別の言葉を作る問題がありました。最初のうちは「う〜ん」と考え込んでいた子ども達でしたが、周りの子が「たいこ」、「たいや」、「たいつ」…と言葉を見つけ始めると、競い合うようにいろいろな言葉を考えだしていました。(写真上)
 1年生の国語の学習では、年間を通して「ことばあそび」の単元が組まれています。1学期には、4月に「『あ』で始まる言葉を集めよう」のように、ひらがなを意識させる言葉遊びがありました。また、全てのひらがなを学習し終わった7月には、ランダムに並んだひらがなの中から、縦横斜めに物の名前を探す言葉遊びをしています。さらに10月には、早口言葉を楽しみました。
 言葉遊びは、使うものは言葉のみで特別な道具がいりません。ルールもシンプルで、いつでもどこでも、みんなで気軽にできる楽しい遊びです。さらにそのシンプルなルールの中に、子ども達の発達をうながす重要な要素がしっかりと詰め込まれています。
 まず、言葉遊びによって、語彙力や表現力を身につけることができます。子どもは、周りの大人や友達から新しい言葉を聞いて使える言葉を増やしていくため、言葉遊びからの情報は重要です。また、思考力や発想力が育つとともに、コミュニケーション力も培われていきます。
 「『さい』という言葉の始めに一文字を付け加えたら、どんな言葉ができるでしょう?」と聞かれて、子ども達はどう考えると思いますか? 「やさい」と答える子が多いです。言葉をよく知っている子は、「かさい(火災)」と答え、さらには「くさい」や「ださい」などの言葉も出てきます。
 3年生の3学期の総合の学習では、自分たちの地域の安全マップづくりを中心に活動していきます。今日はその導入として、東京都の都民安全推進部で紹介している地域安全マップづくりの動画を見ながら学習をしていました。(写真中)
 地域安全マップづくりは、子どもが自ら通学路等を点検して「犯罪が起こりやすい場所」(誰もが「入りやすく」、誰からも「見えにくい(見られにくい)場所」)を地図に表す作業を中心に行います。さらにそこから、子どもに「犯罪が起こりやすい場所」を判断する力を身に付けさせ、危険な場所には近づかないようにする意識を育んでいきます。
 子ども達にとって「安全」というと、「交通安全」を真っ先に思い浮かべるかもしれません。今回の学習では、さらに「犯罪被害に遭わないための安全」という視点をもたせて学習を進めます。今後は、実際に校外に出て危険箇所を探す活動も取り入れていく予定です。
 4年生は、社会科の時間に「染め物のさかんな新宿区」の学習をしています。東京都における伝統工芸について学習する単元です。(写真下)
 新宿区の神田川沿いや妙正寺川沿いには、染め物の工房がたくさんあります。染め物の関連産業を調べると、300件を超えるほど今も残っています。高層ビルの多い新宿区のイメージがありますが、なぜ染め物の工房がたくさんあるのでしょうか? それは、江戸時代の始めまでさかのぼります。
 全国から集まる商人や物流の中心だった江戸の街は、その時代の流行の中心でもありました。日本橋には呉服店が点在し、その流行がすぐに浅草や神田の染屋に注文されたそうです。明治時代に入ると、浅草や神田が繁華街となり、行き場を失った染屋は神田川をさかのぼり、早稲田や高田馬場あたりに大きな工場を建てたそうです。その後、工房や関連産業が進出して染め物の街となった…ということです。
 4年生の社会科の教科書として使っている「わたしたちの東京都」では、「東京染小紋」の製作工程が詳しく紹介されています。型紙を作って色を染め…という工程が写真入りで説明されていますが、いくら詳しい説明を聞いても実物を見なければ分かりません。そこで、24日(水)に、東京染小紋の職人さんに来ていただき、染色体験の授業を受けることになりました。東京都に残る伝統工芸を直接学ぶ貴重な体験になるでしょう。

1月12日(金)

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 10日(水)から3日間、代表委員会によるあいさつ運動がありました。4年生以上の代表委員が、正門側と南門側に分かれて、登校してくる子ども達と元気よくあいさつを交わしました。今日は、豊渓中の生徒10名に来てもらい、小学生と一緒にあいさつ運動を行っています。
 学期の始めに、いつもあいさつ運動を実施しています。3学期は、2月に5年生が分担してあいさつ運動を行う予定です。今後も、しっかりあいさつができる子ども達を育てていきます。
 今朝は、月1回実施しているボランティアの方々による読み聞かせがありました。1月に合わせて、お正月や雪に関する絵本が多く取り上げられていたようでした。
 2年2組の教室では、「おぞうにくらべ」という絵本(宮野 聡子 作)の読み聞かせをしていました。「行事とたべものよみきかせ絵本」シリーズの一冊です。
 お正月、おばあちゃんの家へ行ったきみちゃんは、いろいろな雑煮に出会いました。野菜がいっぱいの雑煮もあれば、しょうゆ味の雑煮、魚が入っている雑煮など…。どの家にも、受け継がれてきた大切な味があるということが分かる内容でした。・・・家庭や地域によって、雑煮の材料や味つけはいろいろです。分かりやすく優しいイラストで描かれた絵本でした。(写真上)
 さらに日本全国に目を向けると、雑煮の種類は様々なようです。雑煮に使う餅にも地方の特色があり、切り餅のところもあれば丸餅を使う雑煮もあります。また、あんこの入った餅を雑煮に使う地方もあります。
 冬休みに田舎に行った子は、それぞれの雑煮の違いを感じたことでしょう。私は新潟生まれなので、子どもの頃は「雑煮」という言葉にふさわしいくらいいろいろな食材の入った田舎風の雑煮で育ちました。結婚を機に、違ったタイプの雑煮が味わえるようになり、それはそれで楽しいものです。
 1年1組の教室で、図工の学習が行われていました。「凧に絵を描こう」という学習で、生活科の昔遊びで使用する凧を画用紙代わりにして絵を描いていました。生活科の教材として購入した凧は、「スーパーカイト」という名前が付いていています。絵を描く本体の部分は、不織布でできています。クレヨンを使って、思い思いの絵を描いていきました。
 電車や動物の絵を描いた子や雪だるまを描いた子もいて、とても楽しそうでした。どの子も大きく描けた絵に大満足のようでした。今後は、本体に足をつけ、糸を結んでから校庭で飛ばす予定です。(写真中)
 給食後、昼休みに入ったところで、1月の避難訓練がありました。今月からは、予告なしで避難訓練を行うことになっています。今日は、地震が発生した場合の訓練でした。
 緊急放送は、職員室から副校長先生が行っています。まず、緊急地震速報の耳障りなチャイムを放送で流しました。続けて、「地震です。地震です。大きな地震が起きました。…」と、緊迫した声で伝えました。その時私は、職員室の窓から校庭で遊んでいた子ども達の様子を見ていました。放送が入るとともに、驚いた様子で遊びをすぐやめ、校庭の中央に集まり始めました。1年生の玄関前では、低学年の子ども達がなわとびをして遊んでいましたが、すぐに気が付いてみんなが集まっている方向に走り始めました。校庭に出て遊ぶ子が多いだろうと、あらかじめ先生方がたくさん校庭にいたこともありますが、みんなしっかり「自分の身は自分で守る」という行動を取ることができて立派でした。(写真下)
 その後、校舎内にいた子ども達も校庭に避難し、人数確認を行ってから全体指導をしました。話をした内容は、まず元旦に起こった能登半島地震についてのことです。たくさんの人たちが亡くなり、今も多くの人が避難生活をしています。いつどこで起こるか分からない自然災害のために、日頃からの備えが大切であるということを話しました。
 また、2日に起こった航空機事故についての話もしました。旅客機には、400名近い人たちが乗っていましたが、全員無事に非難することができました。それは、乗客が指示をきちんと聞いて行動したことと、日頃の訓練をしっかり行っていた乗務員のおかげでした。学校の避難訓練も同じです。毎回、全員が真剣に行うことが大切であると伝えました。

1月11日(木)

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 2年生が、校庭で竹とんぼの遊びに挑戦していました。昨日、1年生が生活科の時間に「昔遊び」の学習をしていることをお伝えしましたが、2年生も昔遊びを生活科の時間に行っています。
 「竹とんぼを見たことはあったけど、やったことはない。」という子が多かったようでした。軸棒を両手でこするようにして回転させるだけで、竹とんぼはスイスイと気持ちよく空に舞い上がっていきます。…という先生のお手本を見て、どの子もやる気満々で始めました。
 ところが、大人にとって簡単な操作でも、2年生の子ども達にとってはなかなか難しそうでした。両手のひらをこすり合わせるという動作は、普段あまりやらない動きです。竹とんぼがすぐに落下してしまう子がほとんどでした。
 竹とんぼは、少し斜め前に向けるようにして構えます。両手で竹とんぼを挟むようにして持ち、左手を動かさずに、まず右手を手前にずらして引きます。この位置から、今度は左手をそのままにして右手を強く押し出します。すると、竹とんぼが回転するとともに、勢いよく上に飛び出していきます。
 私も少しやらせてもらって、子ども達のつまづきが分かりました。まず、回転させる方向が逆だとすぐに墜落します。右手を押し出さずに、左手で竹とんぼを回転させている子がいました。もう一つは、竹とんぼを飛ばそうと、投げるようにして前に放っている子が多く見られました。竹とんぼは、強く回転させるだけで自然に飛び上がっていきます。
 何度もやっているうちに、竹とんぼがちょっと上に上がるようになります。さらに続けていくうちにコツがつかめ、うまく飛ばすことができるようになります。昨日、パラアスリートの浦田さんが言っていました。「できない」とあきらめるのではなく、どうすればできるかを考えながら挑戦し続けることが大切です。(写真上)
 1年生は、算数の時間に「たしざんと ひきざん」の学習をしています。たし算とひき算については、1学期に始まり、2学期には繰り上がりや繰り下がりのある場合の計算を学んできました。今回の単元では、たし算やひき算の式を図から考えて求めることがポイントになります。
 1組で学習していたのは、「きしゃに12にん のっています。みかさんは、まえから5ばんめにいます。みかさんのうしろには、なんにんいますか。」という問題文でした。これまでは、問題文の言葉を手掛かりに「たし算」か「ひき算」かを考えていました。「ふえると」や「あわせて」は「たし算」、「のこり」や「ちがい」は「ひき算」など、問題文の言葉から判断して式を立ててきました。しかし今回は、問題文の内容をきちんと文章と図の両方から理解していく必要があります。
 1組では、算数ブロックを使って考えていきました。汽車に乗っている12人を表す12個のブロックをまず並べます。次に、みかさんを表す「前から5人目」のブロックを白色に変えました。求めるのは、「みかさんの後ろには何人いますか」なので、白色の後ろに7個のブロックがあることから答えが分かりました。(写真中)
 式は、「12−5=7」となりそうです。しかし、今までのひき算との違いは、12(人)と5(番目)という数字の単位が異なっているところにあります。この場合、「5番目」という順序数を「5人」という集合数に置き換えて考えさせることが重要になります。1年生の子どもに「順序数」とか「集合数」などという言葉を言っても分かりません。そこをどう子ども達に理解させるかが、教師の腕の見せ所です。
 本来この単元は、2月の学習内容です。来週月曜日に、1年2組で研究授業があるため、単元を入れ替えて学習を進めています。
 6年2組の担任の先生が、子ども達一人一人の発表をタブレットを使って動画に撮っていました。この動画は、2週間後にある保護者会で見てもらうためのようです。卒業を2か月半後に控えた6年生が、どんなことを伝えようとしていたのでしょうか・・・。サプライズ的なものかもしれませんので、詳細については控えさせていただきます。(写真下)
 今回は、一年間最後の保護者会で、さらに小学校最後の集まりでもあります。他の学年も含めて、日頃の子ども達の様子がよく伝わるような保護者会となるように、先生方が計画をしています。また、ちょうど校内書き初め展の期間中に保護者会を設定しています。皆様のご参会をお待ちしております。

1月10日(水)

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 1年生は、生活科の時間に「むかしあそびをしよう」という学習をしています。まず、「昔の遊びにどんなものがあるのだろう」ということについて話し合いました。こま回しや竹馬、羽根つき、あやとり、竹とんぼ、お手玉など、教科書の絵を見るといろいろな遊びが昔から行われてきたことが分かります。
 1組では、机を後ろに下げて、まずみんなでこま回しに挑戦してみました。学校には、生活科の学習用にたくさんのこまが用意してあります。中には初めて挑戦する子もいたようです。最初にポイントとなるのが紐のかけ方です。こまにしっかり巻きつけなければなりません。そして、こまの持ち方と回し方のコツがあります。何度もやりながら覚えることと、上手な人のお手本を見ながら学ぶことが一番の上達法になります。
 毎年1年生に、こま回しの達人が現れます。とっても上手な子がいて、みんなの前でこまを回し、回ったこまを紐ですくい取って手のひらにのせる技(手のっけ)を披露していました。クラスの友だちから大拍手です。(写真上)
 その後、みんなでこま回しの練習をしている時も、紐のかけ方をいろいろな子に教えてあげていました。さなかせら「こま回しの先生」です。聞いてみると、区民館に行ってこま回しを覚え、家でもたくさん練習をしてきたそうです。得意技があるということはとてもすばらしいことです。1組では、こまの次にみんなであやとりにも挑戦しました。あやとりの時にもその子が大活躍だったようで、「6段はしご」の技を軽々とやって見せていました。
 来週金曜日に、5年生に方言の授業があります。その時に講師として来ていただく説(せつ)先生は、こま回しの達人です。昨年、5年生への授業が終わってから1年生の教室に行き、こま回しの指導をしていただきました。きっと今年も1年生に指導していただけると思います。お楽しみに…。
 4年1組で、「花さき山」の物語を使った道徳の授業がありました。「花さき山」は、斎藤隆介が書いた物語として有名です。(滝平二郎が切り絵を担当した絵本は、特に有名です。)「感動、畏敬の念」を指導する資料として、4年生の道徳の教科書に載っています。(写真中)
 「畏敬の念」とは、美しいものや気高いものに感動する心をもつことです。道徳の授業の中でも、これを指導するのはとても難しいものです。「感動」を教えるには、感動させるのではなく、感動を生む心について考えさせなければなりません。「なぜ心が動くのか」、あるいは「なぜ美しいと思うのか」、その本質的な部分を考えていく活動が道徳になります。
 花さき山に咲いている花は、村の人がやさしいことをしたら咲きます。そしてその優しさとは、「あやの妹への優しさ」と「双子のお兄ちゃんの弟への優しさ」でした。共通するものは、「人を思う心」であると気づかせ、自分の生活の中で人を思う心がはたらく時について考えさせていきます。
 3,4校時に、6年生を対象として「笑顔と学びの体験活動プロジェクト」が行われました。これは、東京都で進めている取り組みで、昨年度までは「子供を笑顔にするプロジェクト」として実施されていたものです。今年度は名称を変更し、スポーツや芸術分野等、様々な体験活動を都内の小中学生に届けようということで行われています。そこで旭町小では、パラスポーツの「ゴールボール」を体験するプロジェクトを行っていただくことになりました。
 ゴールボールは、視覚に障害のある人を対象に考えられた球技で、パラリンピック特有の種目になっています。1チーム3人の選手が、鈴の入ったボールを転がすように投げ合い、相手ゴールにボールを入れて得点を競う競技です。今日は、パラリンピックにも出場された2人の選手に来ていただき、講演会とゴールボールの体験を行いました。
 浦田 理恵選手は、2008年の北京大会から2020年東京パラリンピックまで出場されました。ロンドンパラリンピックでは金メダル、東京パラリンピックでは銅メダルを獲得されています。また、工藤 力也選手は、東京パラリンピックで5位入賞の他に、2年前にアジア大会で優勝されています。
 後半は、3人1組で行うゴールボールを実際に体験しました。目隠しのゴーグルを着けると、真っ暗で何も見えません。足元のライン(紐を埋め込んだテープなので、手や足の感覚で分かるラインになっています。)を頼りに、ボールを投げる方向を考えなくてはなりません。また、守る側は、ボールが転がった時の音を聞き分けて体を倒し、ゴールにボールが入らないようにブロックをします。(写真下)
 実際にゴールボールを体験することで、視覚に障害がある方々の苦労や、もっている感覚を研ぎ澄ますことの大切さが分かってきました。お2人とも、成人してからほとんどの視覚を失われています。目が見えなくなった時の絶望感は、計り知れないものがあったことでしょう。しかし、そこからゴールボールと出会い、「できない」ではなく「どうしたらできるか」と考えたそうです。「無理と思うのではなく、やってみなければわからない」と、常に挑戦することが大切であると語っていただきました。

1月9日(火) その2

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 3学期の初日ということもあり、各クラスでは新しい漢字ドリルや計算ドリルを配ったり、席替えをしたりする様子が見られました。
 また、始業式でも話したように、「一年の計は元旦にあり」です。学期の始めには、まず目標を定めることが大切です。3学期の目標をよく考えてから、カードに清書をしているクラスが多く見られました。
 5年1組の教室では、2学期に使った目標カードを子ども達に返し、そこに書かれた振り返りを確認したうえで目標を決めるようにしていました。とかくいつも同じ目標になりがちですが、きちんと今までの目標に対する取り組みがどうだったのかを見極めて、次の目標設定をすることが重要です。5年生にとっては、最高学年の6年生に向けた大切なこの3学期・・・学習面も生活面も、今まで以上に自分の力をしっかり発揮するようにしなければなりません。
 たてわり班活動では、今月から6年生の役割を引き継ぎます。たてわり班遊びの内容を考えたり、当日の遊びをリードしたりする役割が待っています。また、2月後半には、登校班のリーダーを引き継ぐ子もたくさんいることでしょう。いつもはっきりとした態度で行動するとともに、下級生のお手本となる姿が求められます。学習と生活の目標に対して、どの子も真剣に考えていました。(写真上)
 また、学期始めの学校では、係決めをする様子もよく見られる光景です。学級運営を進めていくうえで、係活動はとても大切なものです。自分に任された役割があるということは、クラス内での存在意識を高めるとともに、責任感を育てるうえでも重要になります。
 学年やクラスによって係の種類は様々なものがあります。3年2組では、11種類も係があるようでした。「イラスト・新聞係」や「体育係」、「クラス遊び係」は仕事の内容が想像できますが、「SDGs係」は何をするのでしょう?
 係のメンバーが決まったら、リーダーを決めたり係活動の計画を立てたりもしていきます。それがまた子ども達にとっては楽しい時間です。3月末まで、自分の係の活動にしっかり取り組んでいってほしいと思います。(写真下)
 今日から給食も始まりました。旭町小は12月の終業式の日も給食がありましたが、これは学校ごとに対応がまちまちです。保護者の方々にとって、なるべく給食がある方が助かるだろうなと思ってそうしています。
 ところで、新年最初の給食メニューは、「お正月献立」になっていました。給食のニュースにもあるように、おせち料理には健康や幸せを願うなどの意味が込められています。
 北校舎1階にある給食室前には、毎回栄養士さんが様々な給食に関する資料を掲示するコーナーがあります。そこには現在、「おせち料理の願いや意味を知ろう」というタイトルで、手作りのすばらしい掲示物が貼ってあります。中央には3段の重箱が並び、おいしそうな伊勢エビから伊達巻、煮豆などが入った本物そっくりの模型が展示してあります。そして、おせち料理として有名な一つ一つの料理のいわれや意味が、写真をめくると詳しく説明を読むことができる仕組みになっています。(写真下)
 今日の給食では、「なます」が出ました。なますには、せん切りのにんじんと大根が使われ、お祝い事のシンボルである紅と白の組み合わせになっています。平和を願う心が込められているとともに、紅白の水引きをかたどって細切りにされているという説もあるそうです。
 おせち料理は、昔は親戚が集まって大量に作り、みんなで味わったものでした。しかし、最近ではスーパーなどで買って済ませてしまうことが多くなりました。(我が家も同じです。)おせち料理のそれぞれにお祝い事の意味が込められていることは、今後も長く語り継いでいきたいものです。

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3/14 本の探検ラリー(4)

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