個人面談にご協力いただき、ありがとうございました。19日(金)で1学期が終了いたします。

10月12日(木) その1

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 今週に入り、ようやく落ち着いた秋の気配が感じられるようになりました。同時に、甘い香りが街のあちこちから漂ってきています。キンモクセイの花の香りです。
 今朝通った駅から学校までの道のりでも、ところどころで振り返ってみたくなるほどのキンモクセイの芳香が漂っていました。旭町小にもキンモクセイの木があり、示し合わせたかのように同時に花が咲きました。中庭に大きなキンモクセイの木がありますが、校庭では鉄棒の後ろにキンモクセイの垣根があります。中休みに、遊んでいた子ども達が思わず立ち止まり、深呼吸したくなるほどのいい香りが漂っていました。(写真上)
 今年は残暑が長かったせいか、キンモクセイの開花がかなり遅れました。普段の年よりも、10日余りも遅かったのではないかと思います。キンモクセイの木をよく見ると、不思議なことに枝の脇から直接オレンジ色の花が忽然と現れ、一斉に咲いている様子が見られます。「この木の枝の一体どこにあのいい香りが隠れていたのだろう?」と、いつも不思議に思います。
 3校時に、3年1組と5年2組の授業観察がありました。3年1組では、「目の前は青空」という資料を使った、「友情・信頼」の道徳の授業が行われていました。昨日の6年生の道徳の授業も「友情・信頼」でしたが、学年が異なるとまた違った感じの資料内容になります。
 信二・太一・めぐみたちは、遠足で公園の丘に登っています。歩くのが遅い太一は、みんなから「早く!」と急かされていました。しばらくして、めぐみが足をすべらせて転びました。太一は「ごめんね、ぼくのせいで。」と言って、水筒の水でひざを洗い、ばんそうこうを渡してあげました。それを見ていた信二は、太一の背中からリュックを取り、持ってあげました。誰かが、「みんなでゆっくり歩こうよ。」と言いました。目の前に澄みきった青空が広がっていました。・・・
 なんといい話ではありませんか。頂上を目指すことが第一になると、友達にひどい言葉を浴びせてしまうことがあります。しかし、「みんなと協力すること」を第一に考えたら、友達同士の信頼が生まれます。授業を進めるうちに、「本当の友達とは、相手を思いやり、助け合うことである」と気づいていきます。(写真中)
 続いて、5年2組の算数の授業観察に行きました。「分数と小数、整数の関係を調べよう」という単元の「分数倍の意味」について学習する授業でした。
 「3mをもとにすると、7mは何倍でしょう?」…小数倍で求める計算は、すでに1学期に学習済みです。「比べられる量÷もとにする量」で求めてきました。この場合、「7÷3=2.333…」と、小数では割り切れない数になります。そこで便利なのが分数です。前時までに、わり算と分数の関係を学習してきています。「A÷B=A/B」なので、分数を使って「7/3倍」と書き表すことができます。先生の誤答に惑わされることなく、2組の子ども達はみんな理解できていたようです。(写真下)

10月11日(水)

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 1年生は、国語の時間に「くじらぐも」の学習をしています。10月に入り、「下巻」の教科書を使うようになり、その初めに載っているのが「くじらぐも」です。1年生の子ども達の体育の時間が描かれ、現実の世界から突然幻想の世界に入り込むというファンタジー作品になっています。(途中から、また現実の世界に戻ってくるところもおもしろい。)雲を題材にしているのがこの季節にふさわしく、また自分たちと同じ1年生が登場することから、子ども達が身近に感じやすい教材になっています。
 物語では、多くの「」(かぎかっこ)が出てきます。そして、体育の授業中の子ども達のセリフが生き生きと描かれています。音読を繰り返し、くじらぐもに呼びかけるように読めるように練習していきます。1組では、役割分担をしながら、楽しく読み合う活動が行われていました。(写真上)
 「くじらぐも」の作者は、中川 李枝子(なかがわ りえこ)さんです。「ぐりとぐら」シリーズの作者でもあり、アニメ映画『となりのトトロ』のオープニングテーマ『さんぽ』の作詞をしたことでも有名な児童文学作家です。この「くじらぐも」は、教科書用に書き下ろした作品で、1971年から掲載されているそうです。ということは、もう50年以上も1年生の教科書に登場してきたことになります。
 3校時に、図工の授業観察がありました。5年1組の「糸のこの寄り道散歩」という授業内容でした。「糸のこぎりで、長〜く寄り道して切ろう」というめあてで授業が始まりました。先週、一度糸のこぎりの機械を使って板を切っていたようですが、今回は一筆書きのように一枚の板に切れ込みを入れ続けていきます。糸のこの刃を入れたら、なるべく長い切り口になるようにしていかなければなりません。
 まず、長く切るための工夫について考え、各自のタブレットに記録させていきました。タブレットは、図工の時間にもよく活用されています。今回は自分の考えを記録するために使いましたが、タブレットを使った作品づくりを行う場合もあります。
 考えるにあたり、先生が糸のこで板を切る動画を見せていました。様々な方向に板の向きを変え、曲線を描きながら寄り道をしている動画で、子ども達への考えるヒントと意欲づけになっていました。(写真中)
 4校時は、6年1組の道徳の授業観察がありました。「コスモスの花」という資料で、「友情・信頼」について考える授業内容でした。
 主人公の「ぼく」には、北山君という友達がいます。北山君は、何事にも積極的な「ぼく」とは対照的で、クラスでは目立つことがない存在でした。全くタイプの違う2人でも気が合い、いつも一緒に過ごしていました。ある朝、コスモスを上手に生けた北山君に対して、クラスメイトの関心が集まりました。「ぼく」は、普段注目されることのない北山君が、みんなの関心を引いていることに対して、何となく気に入らない気持ちになってきました。「北山なんて…。」と、釈然としない思いを抱いてしまうようになりました。そんなある時、「ぼく」の耳に北山君を悪く言う声が聞こえてきました。すかさず「ぼく」は、思わず「やめろよ。」と声を出していました。・・・
 最初の発問は、「北山なんて…」という言葉には、「ぼく」のどんな気持ちが込められているでしょう? というものでした。子ども達から、すかさず「嫉妬」という言葉が出てきました。嫉妬心は、仲の良い友達だからこそ生まれるものです。(実は、ここが大切なのです。)
 次に、主発問「なぜ、北山君に対する周りの発言に、『やめろよ。』と言ったのだろう。」について考えさせました。つまり、「ぼく」は、最初は北山君を批判していたのに、みんなが批判したら急に「やめろよ。」って、どういうことか…という命題です。他の場合に置き換えたなら…もし、一緒にサッカーをしている親友がレギュラーになり、自分はなれなかった場合、素直に祝福することができるでしょうか? 真の友情とは、相手のすばらしさを心から応援できることを言う…というのがこの資料の「正解」です。しかし、自分には無理です。嫉妬心が勝ってしまうでしょう。私はむしろ、ライバル心をもつことが真の友情であると言いたいです。(写真下)

10月7日(土) その2

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 運動会が終わりました。閉会式が終わった後の子ども達の表情が忘れられません。どの子もみんな「やった〜!」という笑顔でいっぱいでした。そして、旭町小の教職員も…。
 教室でお弁当を食べた後の午後の部は、6年生のマーチングで始まりました。コロナ禍の3年間も、毎年6年生がマーチングを続けてきました。その伝統をしっかり守り、さらにきちんと自分たちのものにして、立派に演奏・演技を成し遂げました。
 次に、応援合戦を行いました。赤組も白組も、今日の日のために応援団長を先頭に、一生懸命練習をしてきました。その心意気が全校児童に伝わり、力いっぱいの応援になりました。応援歌「ゴーゴーゴー」では、校庭を揺るがす大合唱になりました。
 午後のプログラムは、団体競技が続きました。3,4年生のお助け綱引き、5,6年生の棒引き(スティック トック)、1,2年生のチェッコリ玉入れが行われ、みんなで応援して盛り上がりました。チェッコリ玉入れは、とてもかわいらしい踊りでした。入った玉の数が、とても多かったのでびっくりしました。練習の時の倍以上入っていたように思います。本番の子ども達の力ですね。
 最後は、中高学年リレーで締めくくりました。リレーの選手たちも、休み時間を中心に何度もバトンパスの練習をしてきました。力強い走りに圧倒されました。リレー選手としての緊張感も相当なものだったと思います。
 閉会式では、得点発表、優勝杯・準優勝杯授与と続きました。今年の優勝は、白組でした。午後の部は、引き分けとなる競技が多かっただけに、ほんのちょっとの差だったように感じます。こういう勝ち負けのある運動会は、やっぱりいいなと思います。徒競走も審判係をつけて順位を決めました。喜んだ子もいれば、悔しい思いをした子もいたことでしょう。それが大切なのです。
 最後に、児童代表の言葉を6年生の子が発表しました。すばらしい内容、立派な発表態度でした。
 保護者の皆様のご理解・ご協力に、改めて感謝申し上げます。多くの方々に片付け作業を手伝っていただきました。どうもありがとうございました。これからも、旭町小の子ども達を、ともに育ててまいりましょう。

10月7日(土) その1

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 快晴のもと、運動会が行われています。午前の部が終わり、昼食休憩中です。
 午前の部は、各学年の徒競走と表現種目が行われました。低学年は50m、中学年は80m、高学年は100mを全力で走り抜けました。
 表現種目では、1年生のかわいらしいミッキーさんから高学年のたくましさまで、学年の特色がよく出ていて見事でした。
 5年生の「旭町ソーラン2023」と6年生のフラッグを使った演技、「開幕宣言」の写真を紹介します。
 午後の部もよろしくお願いいたします。

10月6日(金)

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 3回目の全校練習がありました。体操着は昨日持ち帰っているので、全員が私服で、さらに校帽をかぶって校庭に整列しました。赤組は校帽を普通にかぶり、白組は裏返しの白帽子にしてかぶりました。先生方は何もそういう指示を出していなかったと思うのですが、自然に子ども達が2色に分かれて帽子をかぶり、おもしろいなと思いました。
 今日の練習では、入場行進〜開会式、準備運動(ラジオ体操)、応援合戦(午前と午後の部)、最後に閉会式の練習もしました。閉会式では、まず得点発表があります。校舎側に設置する得点板と連動しながら、係の児童が発表します。「赤組、一の位 5」、「白組、一の位 7」…これだけで1年生の白組の子ども達は大喜びします。(予想ですが…)続いて、「赤組、十の位 8」、「白組、十の位 2」…今度は赤組の子が大喜びします。中にはバンザイをする子も…。(予想ですが…)まだ、百の位が残っているのです。
 続いて、「優勝杯・準優勝杯授与」の練習をしました。赤組と白組、それぞれの応援団長が朝礼台の前に来て、校長が授与します。今日は練習なので、赤が勝った場合と白が勝った場合を想定し、2回やってみました。(写真上)
 優勝杯と準優勝杯には、今までの運動会の歴史が詰まっています。どちらにも、今までの運動会の優勝・準優勝が書かれた、たくさんのリボンが結び付けられています。1か月前、久し振りに優勝・準優勝杯を棚から取り出してきました。その時、それらがかなり汚れていることに気がつき、用務主事さんにていねいに磨いていただきました。輝きを取り戻した立派な優勝杯は、果たしてどちらの団長の手に渡るでしょうか。
 1年生が校庭に出て、アサガオのつるを使ってリース作りに取り組んでいました。10月に入っても、アサガオはまだ咲いている時もありますが、今までたくさん種を採ることができました。そのお礼の気持ちも込めながら、根元からバッサリとハサミでつるを切りました。
 しかし、切った後が大変でした。支柱につるがしっかりからまって、なかなか外すことができませんでした。先生や友達に手伝ってもらいながら、やっとの思いでつるを外した子がたくさんいました。さらに、外したつるを使って、リースの形にしていきました。丸く輪の形にしながらビニタイで結んでいくのですが、これも一人では難しい作業です。そこに、2年生の子ども達が手助けに来てくれました。1年前、自分達も苦戦しながら作ったアサガオのリースのことを思い出していたようです。(写真中)
 来週1年生は、光が丘公園までどんぐり拾いに行く予定です。拾ったどんぐりや、家から持ち寄った飾りをつけて、すてきなリースに仕上げていきます。
 その頃、同じ校庭では、5,6年生が団体競技の練習をしていました。高学年の団体競技は、「『S』tik tok」(スティック トック)というタイトルの棒引きです。女子の部を2回戦行い、続けて男子の部を2回戦行います。勝敗は、1回戦ずつ勝敗を決め、トータル4回戦で勝ちが多い方の勝利です。
 赤組も白組も、作戦を立ててチームを決め、目の前の棒を取りに全力で走ります。高学年の子ども達の迫力はすごいものがあります。当日をお楽しみに…。(写真下)
 5校時は、高学年の子ども達と教職員とで、明日の準備作業を行いました。テントを出して組み立てたり、机やパイプ椅子を出したりしました。子ども達が帰った後、校庭をきれいにしてラインを引き直しました。また、立見席となるトラックの周りに杭を打ってロープを張りました。こういう作業も4年振りです。とてもハードな作業でしたが、明日のことを思いながらみんなで力を合わせると、とても楽しい時間になりました。
 実は…昨日、校庭のスピーカーが突然壊れてしまいました。電気屋さんに来てもらいましたが、修復不可能とのことでした。練習の時に使っているポータブルのアンプでは、とうてい音が届きません。急遽、同じ光が丘地区の学校から大きなスピーカー2台とアンプをつなぐ機器を借りてきました。配線にも苦労しましたが、ようやく明日に向けて放送機器の準備も整いました。明日はマイクの音も音楽も、大音量で運動会を盛り上げることでしょう。

10月5日(木)

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 1校時に、2回目の全校練習がありました。本来は昨日行う予定でしたが、雨のために1日延期することにしました。一昨日の夕方、先生たちが校庭に万国旗を張りました。プール側のネットの支柱を起点にして、校庭上空に3本の万国旗が張られています。これによって、運動会という雰囲気が一層高まってきました。
 最初に、入場行進〜開会式の練習をしました。開会式では、4人の1年生が「はじめの言葉」を担当します。朝礼台に上がり、マイクを持って上手に言葉を言っていました。当日、しっかり聞いてあげてください。
 開会式では、代表委員会の児童による「スローガン発表」もあります。全員が校舎の方に注目した後、「今年のスローガンです!」という言葉とともに、南校舎4階からスローガンの垂れ幕が降りてくる予定です。そして、今年の運動会のスローガン「太陽のような笑顔で 旭町の力を出そう」を、全校児童で声をそろえて言うことになっています。どんな垂れ幕が、どのように降りてくるのか…当日までのお楽しみです。ご注目ください。
 続いて、準備運動「ラジオ体操」を全員で行い、「応援合戦」の隊形を練習した後、全校競技の練習に移りました。全校競技は「大玉送り」です。午前の部の最後を飾るのが大玉送りで、運動会前半を盛り上げます。
 赤組、白組がそれぞれトラックの曲線に沿って学年ごとに並びます。1,2年生は2列で並び、大玉は子ども達の間を転がっていきます。3〜6年生は4列になり、大玉が頭上を通るように送っていきます。4名ずつの高学年が補助をする係となっていて、大玉を運んだり落ちた大玉を拾ったりします。
 今日の練習では、白組が勝っていました。さあ、運動会本番では、どちらが勝つでしょうか。2回戦までなので、引き分けの場合もあります。(写真上)
 今日は、2校時から低・中・高学年の順で、運動会のリハーサルがありました。各学年とも、本番のように通し練習をしています。出張があったため、残念ながらリハーサルをほとんど見ることができませんでした。今日、体操着を洗濯するために持ち帰ります。明日は、今日のリハーサルを受けて、最終調整があるかもしれません。気持ちだけはしっかりと高めておきたいものです。
 1年2組で、道徳の授業がありました。「やめなさいよ」という資料を使い、善悪の判断について考えさせる授業でした。よくないことを見かけた場合、どんな行動を取ったらよいかを考えさせていきます。1年生の子ども達にとっては、日常的によくありがちな光景です。
 主人公の「わたし」は、同じクラスのけんじ君がひとし君の靴を投げて遊んでいるのを目撃します。傷つくひとし君を見た「わたし」は、思い切ってけんじ君に「やめなさいよ。人のくつを投げるなんて。」と言いました。それに対してけんじ君がにらみつけてきたところで、「わたし」のセリフが四角で囲まれて終わります。注意しようとする場面の「わたし」のセリフを自由に考えさせる資料になっています。(写真中)
 2組の子ども達は、一人一人真剣に考えて発表し合っていました。「ひとし君がかわいそうだよ。」という考えもあれば、「自分がやられたら悲しくないの」と発表した子もいました。また、「先生に言うよ」という考えも…これが一番現実的かもしれません。いけないことはいけないと、はっきりと言うことが大切です。最後に、「では、本当にこういうことがあったら、きちんと言えているかな?」と、自分自身の生活を振り返って考えさせることも道徳の授業では重要です。
 4年生は、算数の時間に「およその数の使い方と表し方」の学習をしています。「概数について理解し、目的に応じて概数を用いたり、四則計算の見積もりをしたりすることができるようにすること」をねらいとした学習です。
 まず、単元の最初に、四捨五入について学習しました。「およそいくつ」という概数の考え方は、小学生の発達段階とともに身についてくる概念です。また、単元の後半では、目的に応じて和や差の概数を利用した計算の仕方を学びます。
 今日は、「四捨五入して〇の位までの概数にする」時の表現や四捨五入の仕方について学習していました。万の位までの概数なら、千の位を四捨五入します。千の位までの概数にするなら、百の位を四捨五入しなければなりません。求めたい位の一つ下の位を四捨五入するということになります。
 この他にも、「四捨五入して、上から〇桁の概数にしなさい」という場合もあります。今後も、日常生活で使える算数となるように指導していきます。(写真下)

10月4日(水)

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 5年生は、理科の時間に「流れる水のはたらきと土地の変化」についての学習をしています。先週は、砂場の川のモデルを使って、流れる水のはたらきの実験をしていました。今日は、「川と川原の石の様子」についての学習でした。
 まず、川の上流・中流・下流に着目し、それぞれの川原の石の特徴を調べていきました。実際の川に行くことができればよいのですが、こういう学習では教科書の資料や動画を利用するしかありません。あるいは、夏休み中に山奥の川や河原でバーベキューをした時の様子を思い起こさせて考えます。しかし、石の形や大きさを覚えている子はいるでしょうか…。
 動画では、上流から下流にかけて、お手本のような石が紹介されていました。上流の川には、大きくてごつごつとした石がたくさんあります。中流から下流に行くにつれて石の大きさは小さくなり、次第に丸みを帯びてきます。(写真上)
 では、なぜそのようになるのでしょうか? 砂場の実験から、川の石は、上流から下流に流されてくることが分かりました。流されてくる時に、石と石とがぶつかり合って割れたり、角が削られていく…ということが予想できます。
 5年生では、明日以降、こんな実験をしてみます。ペットボトルに小石と水を少し入れ、何度も激しく振ってみます。台風などの大水の時に、川の底で石と石とがぶつかり合う状態を再現する実験です。結果は、石は小さく丸みのあるものになる…そんな都合の良い結果になるはずがありません。子ども達が何百回、何千回とペットボトルを振り続けても、小石は小石のままです。それだけ自然界では、石が削れて丸みを帯びてくるには何万年という歳月がかかっているわけです。(しかし、実験によって水はにごり、石の表面がこすれたということは実証できます。)
 5校時に、音楽室で授業観察を行いました。3年2組の「わらべ歌で遊ぼう」という内容でした。
 童謡「うさぎ」を全員で歌った後、「十五夜さんのもちつき」というわらべ歌を新しく習いました。「♪十五夜さんのもちつきは トーン トーン トッテッタ トッテ トッテ トッテッタ・・・」という楽しい歌です。さらに楽しいのは、餅をつく役とこねる役の二人で向かい合って遊ぶ「手遊び歌」であることです。餅つき役が一定のリズムで杵でつくように手拍子を打ち、こねる役がその手拍子の間のタイミングを見計らって手を差し入れていきます。2人のリズム感が合わないとうまくいかず、一種のリズムゲームのようにして遊ぶことができます。子ども達は、手遊び歌のおもしろさにどっぷりはまって、とても楽しそうに練習をしていました。(写真中)
 6校時のクラブ活動の時間に、「出前実験教室」が行われました。理科室でいつも活動している科学クラブの児童に対して、ディレクトフォースから5名の方々に来てもらい、指導していただきました。夏休みの科学実験教室でもお世話になった皆さんで、いろいろな学校やイベントで科学実験の楽しさを指導されている方々です。
 今回は、「滑車の実験」を行っていただきました。ディレクトフォースの皆さんのすばらしいところ・・・「その1」は、各テーブルに指導者がついて教えていただけることです。とてもていねいに、きめ細かく見ていただけます。
 「その2」は、実験器具がすごいことです。ディレクトフォースの皆さんは、かつて一般企業の各専門分野で活躍されていた方々です。そのノウハウを活用して、小学生にも分かりやすい教材を開発しています。今回の滑車の実験器具も、全て手作りだそうです。何度も試行錯誤のうえ、測定誤差の少ないものが使われています。
 「その3」は、子ども達自らの手で実験が楽しめるようにしていることです。今回は、2〜3人に1つの実験セットを用意していただきました。子ども達が実際にさわって実験し、確かめることから発見が生まれます。
 他にも、パワーポイントを使って必ず実験の原理を分かりやすく説明していただけたり、プリントに書き込みながらまとめたりするなど、常に多くの手立てで授業がなされています。
 今日の実験では、「定滑車のみの場合」と「定滑車と動滑車を組み合わせた場合」、さらに「二連滑車を使った場合」の3通りについて、ばねばかりの目盛やひもを引いた長さの関係について調べました。小学校の理科の内容にはない難しい原理でしたが、とても楽しく学ぶことができました。また、滑車が身近なところで利用されていることも分かりました。科学クラブの子ども達は、理科好きの子が多く、終始実験に意欲的に参加していました。(写真下)

10月3日(火)

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 2年生は、算数の時間に「さんかくやしかくの形を しらべよう」という学習をしています。最初に三角形と四角形の学習をし、次に長方形と正方形について学習をしていきます。
 1校時は2年1組の授業観察があり、「長方形と正方形」の学習の最初の授業場面を見に行きました。紙を折って直角を作り、「直角」という用語を理解するとともに、身の回りから直角のものを見つける学習場面でした。
 まず、不定形に切り取られた折り紙が全員に配られ、2回折って直角を作りました。2回目に折る時に、1回目の折り目同士が重なるようにして折ると直角ができます。この角の部分を「直角」ということをまず子ども達に指導します。
 次に、三角定規の3つの角から直角を見つける活動をしました。最初に作った折り紙の「直角」を利用して、2種類ある三角定規それぞれの全部の角を調べていきます。先生の話をしっかり聞いていた子はやり方が分かっていたようですが、周りの動きを見ながら取り掛かった子は乗り遅れてしまったようでした。大人が見て「簡単」と思うことでも、意外と子どもは理解できていないことが多いものです。
 さらに、三角定規をいろいろな向きにしたり、ひっくり返したりと、子どもなりに様々な操作をするのですが、「角度」という概念がまだはっきりとしていないので難しいのでしょう。最初に折り紙で作った「直角」自体、どれだけ子どもが理解できていたのかなと思うほどでした。でも、大丈夫です。1時間で理解できること自体が、大人の考えるハードルの高さなのです。次の時間、さらにその次の時間と指導を重ねるうちに、直角という角の大きさの概念が分かってくるはずです。(写真上)
 4年2組では、国語の時間に「ごんぎつね」の学習が終わり、「この本、読もう」というページの学習をしていました。「ごんぎつね」の作者である新見南吉の本を紹介しているページです。(写真中)
 新見南吉は、ちょうど100年前に活躍した児童文学作家です。音楽界では、シューベルトやモーツァルトが短命で名を残しましたが、作家では新見南吉です。病気のため、29歳の若さでこの世を去りましたが、多くの有名な児童文学作品を残しています。
 教科書には、まず「手ぶくろを買いに」が紹介されています。この物語は、複数の会社から絵本として出されています。その中でも、教科書に載っている親子のきつねが手をつなぎ合っている絵本がお勧めです。物語の温かさとともに、絵の温もりも感じられる絵本です。
 他に紹介されているのは、「がちょうのたんじょうび」と「木の祭り」、「でんでんむしのかなしみ」です。中でも「でんでんむしのかなしみ」がお勧めです。子どもへの絵本というよりは、大人が読むべき物語かもしれません。インドで行われた国際児童図書評議会の基調講演で、皇后美智子さまがこの「でんでんむしのかなしみ」について触れたことでも有名になりました。
 3年生は、理科の時間に「地面のようすと太陽」の学習をしています。1組では、先日、棒温度計の使い方を練習していましたが、今日はいよいよ校庭に出て実際に観測をしていました。
 目的は、日なたと日陰での地面の様子の違いを調べることです。グループごとに調べる場所を決めてから、日なたと日陰の明るさや手触り、そして温度の違いを調べていきました。
 今朝は、東京でも20度を下回る涼しい気候になりました。私もワイシャツを長袖にして通勤してきたほどです。しかし、昼間の日差しはまだ強く、日なたではじりじりとした暑さを感じます。校庭の表面の砂を集めて棒温度計をセットすると、温度がどんどん上がっていく様子が見られました。日なたの地面では、40度近くまで熱くなっていることが分かりました。(写真下)
 運動会がある土曜日は、今のところ晴れの予報で安心しています。気温は今日よりもさらに秋らしく涼しくなるようですが、日当たりは心配です。4年振りの運動会ということで、児童席には全学年分のテントを用意するように手配しています。

10月2日(月)

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 10月に入り、とてもさわやかな秋の気配が感じられるようになりました。いよいよ今週末には運動会本番です。今日からの一週間、各学年とも練習の積み上げの最終段階に入っていきます。
 今日は、全校朝会の時間から1校時にかけて、運動会の全校練習を行いました。全校練習は、今日を含めて3回を予定しています。(水曜と木曜の1校時)
 今日の全校練習は、入場行進と応援合戦の練習を中心に行いました。入場行進は、児童の応援席前に整列してから行進が始まり、そのまま本部の朝礼台方向(投てき板側)に一斉に進む形で行います。本来ならば、入場門から学年ごとのプラカードを先頭に行進し、トラックを1周して入ってくるやり方でした。しかし、工事のためのバックヤードが校庭に設置されているため、全校児童を入場門内に待機させることができません。あっという間の入場行進になりますが、ご理解いただきたいと思います。
 その代わり…旭町小では、6年生のマーチングによる入場行進が伝統となっています。赤組と白組との間に6年生が楽器を持って並び、全校児童の足並みをそろえて演奏をする様子にご注目ください。(写真上)
 6年生は、国語の時間に「やまなし」という物語文を学習しています。日本を代表する童話作家の一人である宮沢賢治が書いた物語です。「やまなし」は、ずっと以前から6年生の国語の教科書に取り上げられてきた教材です。
 物語は、2匹のカニの兄弟の会話から始まります。「クラムボンはわらったよ。」「クラムボンはかぷかぷわらったよ。」・・・宮沢賢治の独特な世界観が詰まった作品で、その面白さが味わえるかどうかは、指導する先生の悩みどころでもあります。実際、担任として指導していた時、私自身がこの教材の表している「もの」についての理解が浅く、ただ単に5月と12月の対比を読み取るだけで終わってしまった覚えがあります。宮沢賢治という作家をもっと理解し、物語の本質に寄り添った指導をしていたらなと悔やまれる思いばかりが蘇ってきます。
 1組では、「なぜ『やまなし』という題名にしたのか」ということについて考えさせていました。これは難しい問いです。子ども達は、どのように考えたでしょうか…。(写真中)
 題名の「やまなし」は、実際にある落葉樹の木の実です。物語の後半に出てきて、いかにも熟していい香りがしてくる果実のように描かれていますが、実際は地味な木の実のようです。5月の場面では、水面の上から侵入してきたカワセミが登場します。殺伐とした世界が暗示されます。一方、12月は温かな世界が描かれています。その象徴が「やまなし」であり、自然の恵みとして考えられます。「やまなし」は自然界の太陽のような存在であり、温かさをもたらすものとして描かれています。ですから、賢治がこの物語の題名を「やまなし」としたのには、周りに幸せを与える生き方をしたいという思いがあったからととらえることができます。
 1年生は、国語の時間に「かずとかんじ」の学習をしています。教科書には、まずとてもリズミカルで楽しく読める「数え歌」が載っています。「一つ たたくと、こぶたが 一ぴき。」、「二つ たたくと、こぶたが 二ひき。」、「三つ たたくと、こぶたが 三びき。」・・・「九つ たたくと、こぶたが 九ひき。」、「十 たたくと、こぶたが 十ぴき。」
 今まで算数でも「いち、に、さん、し、・・・、きゅう、じゅう」だったのが、「ひとつ、ふたつ、みっつ、よっつ、・・・、ここのつ、とお」という呼び方があることを知ります。ちなみに、「十匹」は「じゅっぴき」ではなく、「じっぴき」と読みます。
 1組では、さらに教科書の次のページに載っているものの数え方について学習していました。こぶたは「匹」で数えましたが、折り紙やえんぴつ、にんじんはどんな数え方になるでしょう。「〜枚」や「〜本」という言い方が考えられます。では、りんごはどうでしょうか。「1個、2個、3個…」でも良いですし、「1つ、2つ、3つ…」という数え方もあります。こぶたの数え歌を使い、これらの数え方に置き換えて歌にしてみると、とても楽しい学習になります。(写真下)

9月29日(金)

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 「あれ松虫が鳴いている〜」という歌い出しの曲は、「虫の声」という文部省唱歌です。2年生は、音楽の時間にこの歌の練習をしています。この曲は、作詞作曲者は不詳で、単に「文部省唱歌」とされています。100年以上前から尋常小学唱歌になってきた歴史がありますから、どの年代にもなじみのある歌です。(写真上)
 この曲には、いろいろな秋の虫が出てきます。鳴き声と一緒に紹介されるので、自然にその虫の鳴き方を覚えることができます。では、最初に出てくる「マツムシ」は、「チンチロ チンチロ チンチロリン」となっていますが、本当にそうでしょうか? YouTubeで虫の鳴き声を調べてみると、マツムシは「チッチリリッ」とか「チッチ リ」という感じです。「チンチロリン」は、ちょっと盛り過ぎのような気がします。
 次に出てくるのが「スズムシ」で、歌では「リンリン リンリン リーンリン」です。スズムシは、ケースに入れて飼育したことがある方も多いことでしょう。本当に鈴を転がしたようにきれいな鳴き声です。ちなみに、スズムシのみならず秋の虫で鳴いているのは、全てオスであるというのをご存知でしょうか? メスを呼ぶための求愛行動です。
 では、2番に出てくる秋の虫は何でしょう。意外と2番の歌詞を覚えている方は少ないのではないでしょうか。出だしは、「キリキリ キリキリ コオロギや」(♪あれ松虫が鳴いている〜のメロディー)となっています。なぜキリキリになってしまったのか…これは残念です。コオロギは、「コロコロコロ」や「リリリ…」のように、とてもきれいな鳴き声です。
 次に出てくるのがクツワムシで、「ガチャガチャ ガチャガチャ クツワムシ」と歌われます。実際は「ガチャガチャ」という感じではないのですが、体も大きく音がうるさい感じなので、うまく言い表しているなと思います。最後に登場するのが「ウマオイ」です。「あとから ウマオイ 追いついて チョンチョン チョンチョン スイッチョン」子どもの頃は、ウマオイのことを「スイッチョン」と呼んでいましたが、正式名称は「ウマオイ」です。
 今年の夏は猛暑だったこともあり、8月中に虫の声をほとんど聞きませんでした。例年ならば、お盆を過ぎた頃から秋風とともにスイッチョンの声が聞こえ始め、「ああ、夏休みも残りわずかだ…」と感じるものです。きっとこれから、ようやく涼しくなったことを機に、秋の虫たちが鳴き始めることでしょう。今日は中秋の名月ですが、満月と一緒にこれらの虫の声が聞こえてきたら、秋を満喫できそうですね。
 1年2組の教室で生活科「あきをさがそう」の学習がありました。教科書にある秋の様子の絵や写真を見て、「春・夏」のページと比べながら話し合いをしていました。
 教科書の絵に、オナモミの実が服にくっついている様子が描かれています。子ども達の何人かはオナモミを知っていましたが、見たことがない子が多かったようです。先生がインターネットで検索して、写真を見せてあげました。(写真中)
 オナモミは、キク科の雑草です。土手や空き地によく生えているので、この辺りだと光が丘公園にたくさんありそうです。トゲトゲのついた実をよく見ると、トゲの先がかぎ針のようになっていて、服の繊維に絡みつく仕組みです。(マジックテープは、この植物からヒントを得たそうです。)よく子どもの頃、雪合戦のように子ども同士で投げ合って遊びました。同じように服にくっつく植物として、アメリカセンダングサがあります。散歩をしていて、先のとがった種子が、知らないうちにズボンにびっしりついていることがあります。よくうちの犬も体にくっつけてきます。
 ところで、生活科の教科書に載っている秋の風景の絵(P74)に、外国人風の子どもや車いすに乗った子どもが登場しています。国際理解教育、そして障害者理解教育を低学年のうちから…という意図があり、教科書が作られています。
 6校時に、5,6年生の運動会係活動の時間がありました。先週に続いて2回目の係打ち合わせの時間でした。準備係は、各学年が競技で使う道具の出し入れについて練習をしていました。庶務係は、当日校舎の窓に掲示する大プログラムを作っていました。
 審判係は、全学年の徒競走の際に活躍します。ゴール付近で着順を判定する先生の指示に従い、確実に等賞旗まで子どもを連れてくる係です。徒競走では、次々とレースがあるため、役割が終わるたびにすばやく待機場所に動かなければなりません。係の5,6年生で、徒競走のゴールした場面を実際に想定し、動き方の確認をしていました。(写真下)

9月28日(木)

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 1年生は、算数の時間に「かたちあそび」の学習をしています。身の回りにある箱の形から、基本的な立体図形の特徴や機能をとらえさせていく学習です。そして、小学校の算数における平面図形や立体図形の学習への素地として、形への経験を豊かにすることを目的としています。
 2校時に、2組の子ども達が視聴覚室に行き、持ち寄った箱を使って遊んでいました。お菓子の箱やティッシュの箱、チーズが入っていた箱など、様々な形の箱がたくさん集まりました。グループの友達と作りたいものを考え、それに合わせて箱を組み合わせていきます。組み立てては崩し…の繰り返しですが、次第にどんな形の箱が必要かが見えてきます。
 子ども達は、入学前までにどれだけ積木遊びを経験してきたでしょうか。積み木は、代表的な知育玩具として昔からあります。手に触れることで、赤ちゃんや子どもの五感を刺激します。さらに集中力や創造性を高めるとともに、手先を器用にし、問題解決能力や空間認識能力の発達にも効果があると言われています。まさにいいことづくめで、小さな子どもがいる家庭では、ブロック遊びとともに積木遊びは必ず行われてきたのではないでしょうか。
 また、「空間認知能力」の発達は、算数が得意になるかどうかの分かれ目になるという説もあります。空間認知能力とは、人や物の状態(大きさや距離感など)を把握して、空間全体の構造を理解する力のことを言います。算数だけでなく、地図を読んで目的地に行ったり、ボールをバットで打ち返したりと、日常生活に欠かせない力となります。
 1年生に箱を集めて遊ばせると、たいてい高く積み上げて東京タワー(またはスカイツリー)を作ろうとします。土台となる箱を選んだり、筒状の箱をどう利用するかなど、子どもなりに一生懸命考えて作っているのです。(写真上)
 運動会まで、あと10日余りとなりました。今朝は、体育朝会で応援の練習を全校で行うなど、活気のある運動会をめざして盛り上がり始めているところです。一方、11月に行われる展覧会に向けた準備も着々と行われています。各学年とも、今まで製作した平面作品から出品するものを選んだり、台紙に貼り付けたりする作業を進めています。
 今日は、3年生の図工の授業がありました。3年生は立体作品として、「ミニショップ」を出品します。この作品は、お祭りの屋台のイメージをきっかけにして、自分だけのミニショップを考えて表現したものです。この作品を作るために、1学期から十分な時間をかけて取り組んできました。自分独自のお店をめざして、まず各自がどんなお店にするのか、そして一人一人がいろいろなお店になるようにと、じっくり考える時間をとってから製作してきました。
 今日は、できた作品にタイトルをつけて、展示用の名札を記入していました。自分のお店の店長さんになった気持ちで、お客さんにアピールする素敵なタイトルを考えていました。「不思議なお花屋さん」、「スペシャル薬屋さん」、「未来のペット屋さん」、「天気屋さん」…それぞれどんなお店なのでしょうか。展覧会を楽しみにしていましょう。(写真中)
 今日は、図書管理員さんが勤務する日でした。1年生の図書の時間に、「だごだご ころころ」という本の読み聞かせをしていただきました。「だご」というのは、方言で「だんご」のことです。…おばあさんは、転がって行っただんごを追いかけるうちに、鬼たちに捕まってしまいます。鬼は、おばあさんにかき混ぜると粉が増えるしゃもじを与え、だんごを作り続けさせます。鬼たちが寝ている間に、おばあさんはしゃもじを持って逃げだします。鬼に追いかけられるおばあさんは、しゃもじやかつて助けた赤とんぼたちのおかげもあり、無事に帰ることができましたとさ…というお話です。
 この絵本、やっていることはユーモラスなのですが、鬼の顔がとても怖く感じられます。後半、おばあさんが舟をこいで逃げる場面では、子ども達も身を乗り出して読み聞かせに注目していました。そして、鬼たちが川の水を全部飲もうとして、ついにはお腹がパチンとはじけてしまう場面では、唖然とした表情で聞いていました。(写真下)
 赤とんぼが出てくることや、鬼たちがお月見をする場面があることから、ちょうど今の時期にふさわしい読み聞かせと言えます。明日は、中秋の名月です。

9月27日(水)

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 5年生は、理科の時間に「流れる水のはたらきと土地の変化」の学習をしています。流れる水の量や速さに着目し、流れる水のはたらきや土がどのような変化を起こすのかということについて学習していきます。
 この単元は、なかなか教室では実験が難しいところがあります。1組は、校庭の砂場に行って、川のモデルを使って実験をしていました。砂山をつくり、カーブした川を掘っておきます。ジョーロで水を流し、実際の川に見立てて実験をしていました。水の量が少しの場合と、たくさん流した場合とを比較し、流れる水のはたらきを確かめました。
 流れる水には、「浸食・運搬・堆積」の3つのはたらきがあります。砂場での実験では、その3つのはたらきを明確に確認することができました。さらにジョーロで流す水の量を2倍にすると、元々あった川を乗り越え、泥水が土砂を崩しながら流れていく様子を見ることができました。(写真上)
 3,4校時に、3年生に農業者出前授業がありました。これは、昨年度から練馬区で推進している事業で、区の予算が使われています。区内で農業をされている方々をマッチングし、社会科等の授業に生かす取り組みです。
 今回は、3年生で学習している「キャベツ農家の仕事」に合わせて、JAの職員の方とともに、田柄2丁目で農業をされている吉田さんにお越しいただきました。実はこの吉田さん、私が以前勤務していた田柄小で大変お世話になった方です。学校のすぐ隣に吉田さんの広大な畑があり、全学年に農業体験を毎年行っていただいていました。旭町小は近隣に畑がないため、農家の方から直接話を聞くことができるのは、とてもラッキーなことです。
 キャベツのプラグ苗や、畑から掘り起こしてきたキャベツの実物(かなり大きく育っているもの)を見せていただきました。さらに、キャベツ栽培の様子や農機具の話などの説明をしていただきました。後半は、子ども達からの質問に一つ一つ答えていただきました。農業のことなど、多くの質問が子ども達から出てきました。(写真中)
 吉田さんの畑は、有機質の肥料がたっぷり使われていて、土がふかふかです。馬糞や馬小屋で使う敷き藁を取り寄せ、たい肥として使っています。1か月後、生活科見学(いもほり遠足)で、今度は2年生が吉田さんの畑にうかがいます。今から楽しみです。
 5校時に、4年生の研究授業がありました。1,2組の各教室をコース別に分け、算数の「倍の見方」の授業を校内の先生方で参観しました。単元自体は4時間扱いですが、この先の高学年の算数につながるとても重要な学習内容です。
 この学習単元では、「倍」の意味を拡張することに焦点を置いています。子ども達は、3年生までに整数を用いた倍のみを扱ってきました。ある量の2つ分のことをある量の2倍というなど、「倍」の意味を「いくつ分」として学習してきています。今回4年生では、この意味を「基準量を1としたときにいくつ分にあたるか」という意味に拡張していくことになります。子ども達の数学的な見方・考え方がグンと広がる、とても大切な学習内容です。
 単元の1時間目には、何倍かを求める計算を考えました。…「子クジラの体長が3m、親クジラが15m。親クジラは子クジラの何倍か?」(15÷3=5倍)ここでは、3mを1と見た時に、15mが5にあたるという考え方が大切です。
 2時間目には、比較量を求める計算をしました。…「子キリンの身長は180cm、親キリンは子キリンの3倍。親キリンの身長は何cmか?」(180×3=540cm)ここでは、180cmを1と見て、3にあたる大きさをかけ算で求めます。
 そして今日の本時では、基準量を求める計算を考えました。…「親ヒョウの体重は、子ヒョウの6倍で72kgです。子ヒョウの体重は何kgか?」(72÷6=12kg)□×6=72と、1にあたる量を□として考えていきました。どの子も、前時までに学習したテープ図を利用して、一生懸命考えていました。(写真下)

9月26日(火)

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 4年生は、国語の時間に「ごんぎつね」の物語文の学習をしています。この新見南吉の名作は、40年前から4年生の全ての教科書に掲載され続けてきました。(国語の教科書に取り上げられたのは、60年以上前からのようです。)
 「ごんぎつね」は、心の変化が見事に描かれているとともに、やるせない悲しみを残して物語が終わるところに児童文学としてのすばらしさがあります。さらに、物語で使われている言葉の一つ一つが人物の気持ちや情景描写と重なり、とても味わい深い文章となっています。
 教科書に載っている挿絵がまた印象的で、読み手に伝わる大切な要素となっています。教科書は何年かごとに改訂があるので、以前指導していた頃の絵とはまた違った雰囲気になっています。それぞれの場面に合った絵が使われていて、色合いがとても鮮やかな挿絵になっています。
 昔、指導していて印象的だったのが、真っ赤な彼岸花が出てくる場面です。本文には、「墓地には、ひがん花が、赤いきれのようにさき続いていました。」と書かれています。兵十のおっかあが亡くなり、その葬列と田んぼのあぜ道に咲く彼岸花とが対照的に重なり、とても心に残る場面です。さらに、その様子をながめている「ごん」の気持ちにも結び付きます。(写真上)
 ところで、この物語は、ちょうど今の時期にふさわしい教材です。ゴンが届ける栗や松茸が出てくるから…だけでなく、彼岸花が咲く時期でもあるからです。今年は記録的な猛暑だったため、彼岸花の咲く時期がどうなるのか心配されました。しかし、有名な埼玉県日高市の巾着田の彼岸花も、すでに咲き始めているようです。きっと、今週末が一番の見頃になるのでしょう。
 旭町小の中庭にある彼岸花も、先週末から咲き始めました。お墓の近くに植えられていることが多い理由で、彼岸花は昔からあまり好まれない傾向にある植物ですが、私は大好きです。私の家の近くに土手があり、毎年真っ赤な絨毯のように彼岸花が咲き誇ります。今年もその時期が近づいてきました。
 3,4校時に、6年生にサクラ草の植え替え指導をしました。今年は猛暑続きだったため、サクラ草の苗は大ピンチでした。5月の連休明けに種をまいたものの、6月下旬からほとんど苗が大きくならず…気象条件でこうも変わるものかとびっくりしました。また、北校舎の外壁・屋上防水工事があり、サクラ草を管理する場所が限られました。夏休み中は、中庭の片隅で蚊と闘いながら、ひっそりと植え替え作業に取り組んできました。今回の6年生分の苗は、なんとか植え替えサイズの大きさにまで成長しました。
 6年生は、2年前の4年生の頃から毎年サクラ草の栽培をしてきています。それだけに、植え替え作業も手慣れたものでした。どんな花色が咲くかなと、期待を込めて苗を選んでいました。(写真中)
 今日は9月26日です。ちょうど半年後は、6年生の卒業式が終わった翌日にあたります。今日、6年生は自分用と学校用の2種類の鉢にサクラ草を植え付けました。学校用の鉢は、卒業式の体育館を飾るために使われます。当日はサクラ草が満開に花開き、舞台を華やかに飾っていることでしょう。
 5校時に、校庭で1,2年生のチェッコリ玉入れの練習がありました。赤組と白組がカゴの周りに丸くなり、チェッコリの曲に合わせて踊ります。1番が踊り終わると笛が鳴り、玉入れの時間になります。間奏が終わり、2番が始まる頃にまた笛が鳴り、玉入れをやめて元の円に戻らなければなりません。
 「チェッチェッコリ チェッコリ〜♪」一度聴いたら忘れられないメロディーです。チェッコリは、もともとはアフリカのガーナの歌だそうです。踊りもとてもかわいらしく、低学年の子ども達にぴったりです。歌に合わせて腰を左右に振りながら(これがかわいい…)、両手を頭、肩、腰、膝、足首へと降ろしていきます。(写真下)
 以前の学校で、1年生の玉入れを別の曲にした年がありました。保護者から「なんでチェッコリにしないんですか!」と残念がる声をいただいたことがあります。

9月25日(月) その2

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 今日から2学期の授業観察が始まりました。旭町小では、毎学期1回ずつ、校長と副校長とで各教員の授業を観察し、指導力の向上及び改善に結びつけています。
 1校時に、5年1組の社会科の授業観察を行いました。5年生は、水産業の学習を終えてから、しばらく「自動車の生産にはげむ人々」の学習をしてきました。いよいよその学習もまとめの段階です。今日は、「現在の自動車づくりが、海外生産に移り変わった理由」について考えさせる授業でした。
 前時では、日本で生産された自動車が、大きな船に積まれて海外に輸出されている様子について学習しています。日本で生産した台数の半分は、海外向けの自動車です。一方で、トヨタ自動車は、海外の37か国に自社工場をもっていて、外国の工場で自動車を生産しています。現地生産台数と輸出台数の変化のグラフを見ると、現地で生産される自動車が年々圧倒的に増えてきていることが分かります。そこで、現地で自動車づくりをする良さについて、自分の考えをまとめることになりました。
 5年生では、よくグループごとの話し合い活動が行われています。自分の考えをもった後は、座席を4人組に変え、意見を交流し合いました。グループごとの意見はホワイトボードに書き出し、黒板に貼ってみんなで考えを検討します。(写真上)
 子ども達からは、様々な意見が出されていました。「自動車を海外生産することで、時間や輸送のコストがかからない」…これは、多くのグループから出された考えです。船で自動車を運ぶのは、相当な日数がかかるはずです。「外国の方が土地が広く、工場を建てやすい」…自動車工場は、関連工場も入れると広大な土地が必要であることは学習済みです。「相手の国の文化に合った車がつくれる」…外国で売れる日本車は、大きさもデザインも国内の車とは違います。それぞれの国に合った自動車づくりのためには、海外生産が欠かせません。「日本の技術を伝えることで、その国がレベルアップする」…一見、技術を伝えるのは日本にとって不利益のように感じられますが、お互いの国の産業発展のために積極的に行われています。「相手の国に仕事が生まれる」…日本の自動車産業がもとで、経済摩擦が生じていた時代から重要な課題でした。ある面、このことが一番の理由となっているのではないでしょうか。それにしても、子ども達からこれら全ての考えがよく出されたものだと感心しました。
 2年生は、国語の時間に「ことばあそびをしよう」という学習をしています。教科書には、「数えことば・数えうた」が載っています。「数えことば」は、「ひい、ふう、みい、よう、いつ、むう、なな、やあ、ここのつ、とお」という、日本古来から使われてきた10以下の数の数え方のことです。日本では、「いち、に、さん、よん・・・」の数え方の他に、「ひとつ、ふたつ、みっつ、よっつ・・・」という数え方がありました。(ちょうど運動会の玉入れで、2年生が数えることになります。)そして、その数え方を略してできたのが「ひい、ふう、みい、よう・・・」です。現代社会では、この数え方を使う人は少ないでしょうか。
 「数えうた」は、「いちぢく、にんじん、さんしょに、しいたけ、ごぼうに、むかごに、ななくさ、はつたけ、きゅうりに、とうがん」と教科書にあります。「むかご」が「むくろじゅ」や「ろうそく」になったり、「はつたけ」が「はくさい」になったものなど、日本の各地でいろいろな数えうたになっているようです。
 教科書には他に、「ことばあそびのうた」や「いろはうた」も載っています。2組では、声に出して読みながらことばあそびを楽しんでいました。(写真中)
 さわやかな秋の空気に替わり、校庭に出て運動会の練習を行う学年が見られるようになりました。3,4校時は、3,4年生が校庭で運動会の練習を行っていました。80m走の練習をした後、団体競技の「お助けつな引き」の練習を初めて行いました。
 旭町小では、団体競技は低・中・高学年と2学年合同で実施します。中学年のお助け綱引きは、3年生が綱を引いているところに4年生が駆け付け、一緒に綱を引くというルールです。3年生は、後からやって来る4年生を信じて綱を引っ張り、持ちこたえていなければなりません。一方の4年生は、ダッシュで走り、すばやく綱をつかんで引っ張る必要があります。腰を低くして体重を後ろにもっていく動作は、日常あまりしない動きです。当日まであと何回か練習があります。少しずつコツをつかんでいくことでしょう。(写真下)

9月25日(月) その1

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 秋のお彼岸を迎え、ようやくさわやかな秋晴れの日が続くようになってきました。今日は、久し振りに校庭で全校朝会を行いました。「運動会に向けて」というテーマで話をしました。
・・・来週土曜日の運動会本番の日が、近づいてきました。どの学年も練習に一生懸命取り組んでいるところです。運動会を盛り上げる応援団、そして中高学年のリレーの選手に選ばれた人達の練習も始まっています。さらに5,6年生は、運動会の係の仕事もあります。学校全体の大切な行事を支える役割です。高学年らしく、自分の仕事の責任をしっかりと果たせるようにがんばってください。
 さて、運動会では、短距離走や団体競技のように赤白に分かれて得点を競い合う競技の他に、学年ごとに表現種目(ダンス)があります。そして、どの学年もこの表現種目に練習時間を一番多く使っているはずです。それだけ表現種目は、運動会にとってなくてはならない大切なものなのです。さらに6年生は、今までずっとあこがれてきたマーチングの演技があります。小学校最後の運動会として気合いを入れてがんばりましょう。
 ところで、表現種目のダンスは、全員でそろえる美しさと一人一人の踊りのすばらしさが発揮できる演技です。音楽に合わせて全員が隊形移動して、真っ直ぐに列になったり丸く並んだりすることが上手にできると、見ている人達はすごいなと感じます。集団で一斉に同じ動きをすると、芸術的でとても美しく見えるものです。(試しに、全校児童で同時に同じ動をする動作をやってみる)
 また、表現種目では、一人一人の踊り方にも注目が集まります。自分はここをこのように意識して踊りたいという気持ちをもって一生懸命踊る姿は、これも見ている人がすごいなと感じるところです。ですから、踊り自体は一人一人の思いや個性を発揮し、自分らしさを出して一生懸命踊り、大げさな言い方をすると思い思いの踊りがあってよいのです。一方、整列の仕方や隊形移動では、ぴたっと全員の心を一つにそろえてみんなで同じ動きをします。そのような完成形を目指して、がんばってください。
 どの学年も、そろそろ校庭に出て練習を行う頃になります。今週と来週の2週間の練習がとても大切になってきました。練習で全力を尽くしてがんばれる子は、本番でさらにそれ以上の力を発揮できるはずです。みんなのがんばりで、すばらしい運動会になるようにしましょう。・・・

9月22日(金)

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 4年生は、算数の時間に「わり算の筆算を考えよう」という学習をしています。1学期に同じくわり算の筆算を学習する単元がありましたが、その時はわる数が1桁の場合でした。今回は、2桁でわる場合の筆算の方法を考える学習です。わる数が2桁になっただけですが、子ども達にとっては大きなハードルを越すような難しさになりました。
 1桁でわる場合は、九九を使えば簡単に答えを立てることができます。しかし2桁のわり算の筆算では、割る数を「およそ何十」という概数で考えて商の見当をつけなければなりません。また、立てた商が大きすぎたら商を1つ減らしたり、少なすぎたら1つ増やしてやり直すといった「根気強さ」も必要です。
 この「商の見当をつけて計算する力」は、繰り返しいろいろな問題に取り組むことから身についてきます。やはり「根気強さ」に行き着くということでしょうか。また、わり算の筆算では、かけ算とひき算が素早くできることも欠かせません。とにかく繰り返し問題に取り組み、計算力をつけていくことが大切です。(写真上)
 他学年も、この時期に筆算の学習を行っています。2年生はたし算・ひき算の筆算を、3年生はかけ算の筆算を学習中です。どの学年もしっかり計算の仕方を身につけ、粘り強く取り組んでほしいと思います。
 2年生は、国語の時間に「どうぶつ園のじゅうい」という説明文の学習をしています。この教材では、動物園の獣医の1日の仕事が日記のように書かれていて、時間的な順序を捉えるのに適しています。「朝」、「見回りがおわるころ」などの時間を表す言葉に着目させ、時間的な順序に沿って獣医の仕事を整理して読み取っていきます。また、説明文の全体を理解したことによって、自分の経験や知識などと比べて感想がもてるようにしていきます。
 1組では、この学習のまとめとして、動物園の獣医の仕事を紹介する動画をみんなで視聴していました。獣医という仕事は、子ども達にとってあこがれの仕事です。いろいろな動物に毎日触れ合うことができるのですから、動物好きの子ども達にとってはたまらない仕事と言えます。動画に動物が登場するたびに「あっ、かわいい〜」という声が聞かれました。
 獣医さんは、本文にあるように、必ず動物にあいさつをしたり声をかけたりしていました。動物の健康チェックをするために、まずは仲良くなることから始めるようです。ゾウの前では、大きな足の裏を調べていました。石が挟まっていないか、体重を支える大切な足をまず見るそうです。次に、歯のチェックをしていました。虫歯になっていないか、歯のにおいを調べていました。(子ども達から「オェ〜」という声)
 次にフクロウを連れて治療室へ…くちばしが伸びてくると餌が食べにくくなるそうです。フクロウを押さえつけて、ドリルでくちばしを削っていました。(「かわいそう〜」という声)さらにモルモットの健康チェックでは、肛門から体温計を入れていました。(「きたな〜い」という声)最後に出てきたのは、子ども達に人気のカワウソでした。食欲がないため、睡眠薬で眠らせて調べることになりました。みんな固唾を飲んで注目していました。(写真中)
 教科書には、ボールペンを飲み込んでしまったペンギンを助ける話が載っています。さらに今日の動画を見て、獣医さんの仕事は大変なんだなということが分かったようです。
 3年1組では、理科の時間に棒温度計の使い方についての学習をしていました。棒温度計は、3年生の理科で初めて使う実験器具です。これから「地面のようすと太陽」の学習があり、地面の温度を計る場面が出てきます。そのため、まずは棒温度計の正しい使い方について学習しました。
 棒温度計は、ガラスでできているため、ていねいに扱わなければなりません。他の実験器具もそうですが、理科の授業での大切な約束です。また、液だめにすぐに触っている子がいましたが、正しい温度を計るためには持つ位置も重要です。(さらに、液だめに息がかからないようにすることも…)
 正しい目盛りの読み方は、棒温度計と視線が垂直になるようにします。今日は、理科室で空気の温度や水の温度を計ってみました。(写真下)

9月21日(木)

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 3年生は、国語の時間に「ローマ字」の学習をしています。日常の生活で目にするローマ字で書かれた簡単な言葉を読んだり書いたりする力を身に付ける学習です。ローマ字の学習は、以前は4年生の国語の時間に習っていたはずです。しかし現在の教科書では、3年生で指導するということになっています。駅名や道路標識、あるいはチラシなどで紹介されている商品名など、町のいたるところでローマ字を見かけます。3年生の子ども達にとっは身近な文字であり、タブレットを使う際にも利用し、興味のある内容と言えます。日頃よく目にするローマ字が読めるようになった、という喜びが感じられるように指導していきます。
 子ども達にとって身近な文字であり、さらに使えることによって、英語を習ったような優越感を感じるのかもしれません。母音と子音の関係をつかめば、ある程度はすぐに覚えられます。しかし、「キャ、キュ、キョ」や「パャ、ピュ、ピョ」を始め、濁音の場合や伸ばす音など、様々な表記の仕方を学んでおく必要があります。
 1組では、ローマ字のワークブックを使って、なぞり書きをしながら練習をしていました。今日は、「が行」「ざ行」「だ行」「ば行」「ぱ行」の学習をしました。(写真上)
 ざ行は、「za、zi、zu、ze、zo」となります。では、だ行はどうでしょうか。・・・「da、zi、zu、de、do」です。だ行の「ぢ」と「づ」は、ざ行の「zi(じ)」と「zu(ず)」の表記に統一して表すようになっています。平仮名では「はなぢ」ですが、ローマ字では「hanazi」となります。
 他にも様々な書き表し方を学ぶのですが、この単元の指導時数は4時間となっています。3年生では、2月にも「コンピューターのローマ字入力」という学習がありますが、それもわずか2時間扱いです。日常的に少しずつ学習して身につけていくことが求められています。
 5年生は、家庭科の時間に「ミシンにトライ」という学習をしています。1学期は、初めて裁縫道具を手にして、手縫いの基礎的・基本的な知識や技能を学びました。2学期は、ミシン縫いを学習します。ランチョンマットの製作に向けて取り組む前に、まずはミシンの使い方についてしっかり学んでいきます。
 2組の子ども達が、家庭科室でミシンの使い方を先生から教えてもらっていました。列ごとに先生のミシンの周りに集まり、練習用の布にまっすぐ縫うお手本を見て学びました。ミシンの扱い方や操作の仕方、布を押さえる手の位置など、口で言うよりも実際にやって見せることが一番の勉強になります。手際のよい先生の手元に全員の視線が集中し、どの子も「よし、やってみよう」という気持ちにさせられていました。(写真中)
 他の学習場面でも、子ども達にとっての「良いお手本」が必要です。体育や理科(実験のやり方)、書写(毛筆の筆づかい)、外国語(発音)など、ありとあらゆる教科でお手本を見て子どもが意欲をもち、技能を高めていきます。それだけに、小学校の先生は全ての教科においてそのお手本となる技能を有していなければなりません。
 私も担任時代は、高学年の家庭科を自ら教えていました。旭町小では、昔は学級数が多く、家庭科専科がいた年もありました。しかし、学級数が減ったため、担任が家庭科を指導することになった年もありました。手先が器用な方なので、裁縫と調理には自信がありました。(家ではやりませんが…)しかし、ミシンだけは経験がなく、奥の手を使ったのです。隣のクラスの先生と交換授業をして、自分は理科の授業を2クラス分受けもちました。
 1年生は、2学期から漢字ドリルを使っています。小学校で初めて漢字を習うのは、1年生の2学期からです。毎日少しずつ新しい漢字を練習しています。2組では、「子」と「空」を練習しました。この先に習う漢字を見ると、画数の多いものがたくさん出てきます。3月までに80個の漢字を覚えることになります。(写真下)
 1年生は、同時に2学期から片仮名の練習も新たに入ってきています。片仮名用のドリルブックもあり、1学期に比べて学習用具が増え、ずいぶん勉強することが多くなった気がします。

9月20日(水)

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 4年生は、社会科の時間に「水害からくらしを守る」という学習をしています。(写真上)「わたしたちの練馬区・東京都」の教科書には、練馬区の過去の水害の写真が載っています。1958年の狩野川台風の頃の写真には、光が丘のグランドハイツが水につかってしまった様子も見られます。
 先週の金曜日に、旭町小の近辺にもゲリラ豪雨がありました。あまりに強い雨だったため、3年生以上の学年は下校時刻を20分ほど見合わせたほどでした。校庭があっという間に茶色いプールのようになりましたが、学校付近の道路での冠水はなかったようです。道路わきの雨水桝(うすいます)が整備され、雨水が一早く下水溝に流れる仕組みになっています。
 また、この近くを流れている白子川も、近年では氾濫することがなくなりました。それは、「白子川調節池群」という施設が完成したことが大きくかかわっています。(教科書P61〜62)練馬区の水害を防ぐために、東京都でつくった施設で、地下に巨大なトンネルと調節池があります。比丘尼橋(びくにばし)付近一帯の地下35mのところに存在し、大雨が降った際に川の水量を調節する目的でつくられました。東京都では、様々な川や合流地点にこの調節池が建設されています。よくテレビで紹介される時があり、人がめったに見られない「巨大な地下神殿」として特別な観光名所になったりもしています。
 今後は、江戸川区など、東京都でも土地の低い場所における水害を防ぐ工夫についても学習していきます。
 5年生は、理科の時間に「植物の種子や実のでき方」の学習をしています。花粉がめしべの先につくとめしべのもとが実になり、実の中に種子ができるという受粉の仕組みについての学習です。1組では、NHK for Schoolの動画を使い、トウモロコシを使った実験を見ました。トウモロコシは、雄花と雌花が1本の茎に分かれて咲きます。片方は雌花が咲いたところでビニール袋で覆い、もう片方は雄花の花粉をつけて育てます。ビニール袋で覆うことにより、雌花のめしべに花粉がつかなくなるようにして実験をしたわけです。数日後、それぞれの雌花が終わった後の実を比較しました。花粉がついたトウモロコシはぎっしりと実がついていますが、花粉がつかなかった方は芯しかないスカスカのトウモロコシでした。
 5年生の教科書では、アサガオの花を使って実験をすることになっています。アサガオは、多くの植物がそうであるように、1つの花におしべとめしべが混在します。めしべに花粉がつかないようにするには、どうすればよいでしょうか。(写真中)
 朝、花が開いたらすぐにおしべを取り除いてしまう。…一見、良さそうですが、実はアサガオの花は、開く時に自動的に受粉するという仕組みがあります。(だからアサガオは、昼にすぐしぼんでも種ができているのです。)
 そこで、つぼみの状態のアサガオを見つけてカッターで切り開き、中のおしべを取り除くという実験をします。数日後、花が咲いた後に実ができないことが分かります。
 5校時に、1年2組の子ども達が運動会のポスターを作っていました。「うんどうかい もりあげ ポスター」を作ろうという学習で、運動会のめあてとともに各自で自由に絵を入れて完成させます。2組のめあては、「ゆうしょうめざして ゴールのむこうまで びしっとちからをだそう!」です。そのめあてに合わせて、みんなどんな絵を描いたでしょうか。
 玉入れをしている場面を描いた子がいました。(写真下)1年生は、2年生と一緒に団体競技「チェッコリ玉入れ」を行います。チェッコリ玉入れとは、「チェッチェッコリ チェッコリ〜」とダンス付きの歌をうたいながら踊り、歌と歌の間奏に玉を投げ入れるというものです。低学年の子ども達が踊るので、腰を振るしぐさがとてもかわいらしく、ほっこりさせられます。
 今年は体育発表会が「運動会」となり、チェッコリ玉入れが復活するところにも注目です。

9月19日(火)

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 4年1組で、「泣いた赤おに」の資料を使った道徳の授業がありました。「泣いた赤おに」の物語は、道徳の「友情・信頼」の学習として、昔からよく扱われてきています。(写真上)
 人間と仲良くなりたい赤鬼のために、青鬼が芝居を打って人間と仲良くさせようとします。結果、赤鬼は人間と仲良くなれましたが、青鬼は赤鬼と人間の関係を保たせるため、赤鬼のもとを去っていきます。村人と仲良くなることができて寂しくはなくなった赤鬼が、青鬼が自分のためを思って去ったことを知り、泣きだします。その涙の理由をじっくりと考えさせるところが山場となります。
 また、資料の中だけで終わらないように、授業の後段の工夫も大切になります。子ども達一人一人が、自分の友達関係について見つめ直す時間を十分にとって、自身のふり返りを行うようにさせることも重要です。道徳の授業における「友情」は、最も身近であり、自分事として考えやすい内容です。子ども達は、このお話からどのように友情をとらえることができたでしようか。
 5年生の各クラスで、「トヨタ オンライン授業」がありました。トヨタ自動車工場とオンラインでつながり、画面を通じて自動車を生産する工業についての授業を受けました。
 1組と2組のそれぞれに担当の職員(お姉さん)がつき、トヨタ自動車から事前に送られてきたパンフレットを使って授業を進めていきました。お話を聞きながらクイズに答えたり、工場での生産ラインの動画を見たりもしました。最後には、子ども達からの質問にも答えていただき、愛知県と練馬区の距離がとても近く感じられる時間となりました。
 トヨタの生産台数は、国内で約266万台、海外ではその倍以上の637万台だそうです。さらに国内生産の半数は海外に輸出しているそうですから、いかに「世界のトヨタ」であるかが分かります。「プレス」⇒「溶接」⇒「塗装」⇒「組み立て」⇒「検査」という生産ラインについては、先週までに学習済みです。しかし、教科書や資料集の写真だけでは分からなかった数々の秘密を今日のオンライン授業で知ることができました。(写真中)
 生産ラインを流れてくる1台1台の車は、色もデザイン、内装も様々です。ボディーの前面に「指示ビラ」が貼ってあり、組み付ける部品の情報が全て記号化して明示してあります。同じ色・同じタイプの車をまとめてつくればいいのに…と考えてしまいがちですが、お客さんの注文に1台ずつ応じて生産していることを知ってびっくりです。
 あとは、実際の工場での音とにおいがあれば完璧ですが、なかなか自動車工場に行くことができないことを考えると、オンラインでも十分な学習を行うことができました。
 6年生は、算数の時間に「円の面積の求め方を考えよう」という学習をしています。円の面積=半径×半径×円周率(3.14)と教えてしまえばそれだけですが、なぜこの公式が成り立つのでしょうか? それを考えるところに算数のおもしろさがあります。
 まず、半径10cmの円で考えてみます。・・・「半径×半径」の正方形をこの円に重ねてみると、円の面積は「この正方形の3つ分より大きく、4つ分より小さい」という予測が生まれます。(3倍より大きく、4倍より小さい)
 次に、円を半径で切り分け、全体を正十六角形にして考えてみます。・・・その正十六角形を半径で区切ると、二等辺三角形が16個分になります。実物の大きさが教科書にあり、底辺と高さを実測すれば正十六角形の面積が求められます。しかし、本当に知りたいのは円の面積です。正十六角形は、ほんのわずかですが円より内側にあります。(写真下)
 さらにこの正十六角形を細かく分けて正何十角形にもしていけば、次第に円の面積に近づいていきます。それを組み合わせると、縦が「半径」で横が「円周の半分」にあたる長方形になります。(説明が難しいので、P108の図を参照)円周=直径×円周率でした。その半分なので、結局「円周の半分=直径×円周率÷2」となり、式を変形して「直径÷2×円周率」、ゆえに「半径×円周率」となります。長方形の面積は縦×横なので、「半径×半径×円周率」という公式が生まれます。
 さて、ここまで説明できる6年生は何人いるでしょうか。数学の才能、大いにありと言えます。

9月15日(金)

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 2年生は、算数の時間に「ひっ算のしかたを考えよう」という学習をしています。2年生になると、算数の基礎となる学習が本格的に始まります。4月から5月にかけて、かなり多くの指導時数をかけて、2桁同士のたし算とひき算(繰り上がりと繰り下がりあり)を学習してきました。今回の単元は、その学習の延長上に位置し、百の位(3桁)の数字になった場合の計算について学びます。
 「桁が1つ増えただけ」と思われがちですが、子どもにとっては大きなハードルがそこにはあります。2学期の今回の単元では、十の位に繰り上がっるだけでなく、百の位まで繰り上がったり(たし算)、百の位から順に繰り下がってきたり(ひき算)と、思考が複雑になってきます。また、1か所でもミスがあると答えが違ってしまい、どこで計算ミスがあったのかを探すのも大変になります。
 1組では、位をそろえてひき算の筆算を書くことや、一の位から順に計算していくことを確認していました。(写真上)2年生の算数は、2学期以降から学習内容が急に難しくなります。2学期後半には、かけ算九九や単位換算などが出てきて、つまずくところが様々あります。どれもこれからの学習の基礎となる大切なものばかりなので、どこでつまずいているのかをしっかりと見守ってあげることが大切になります。
 5年生は、社会科の時間に年間を通じて日本の様々な産業について学習します。先日から日本の工業についての内容に入り、「自動車の生産にはげむ人々」の学習をしています。
 今日は、自動車工場で毎日たくさんの車が組み立てられている仕組みを、産業ロボットの観点から考えさせていきました。多くの作業工程の中で、産業ロボットが使われているメリットと人の手による作業の必要性についての話し合いをしました。(写真中)
 5年生は、以前は社会科見学で自動車工場に行ったものでした。30年前は日産村山工場、20〜10年前までは川越のホンダや群馬のスバルに見学に行きました。工場に行って生産ラインを実際に歩いてみると、産業ロボットがいたるところで使われていることが分かります。特に溶接の行程では、四方八方からロボットの腕が伸びてきて、何百か所もある溶接場所に一気に火花が飛ぶ様子が見られます。
 子ども達の話し合いからも出てきましたが、ロボットによって危険な作業から人手が解放されます。さらには、重い仕事や塗装のような大変な作業等、ロボットに頼ることで生産性が上がることにつながります。一方で、人間が必ずかかわる必要のある仕事も存在します。部品の微妙な位置合わせや、取り付けの力加減などが求められる精密なねじ締めなどは、人手作業の代表例です。以前、自動車工場に行った際、フロントガラスの取り付けは、職人の目で確認しながら行われなければならないと説明を聞いたことがありました。
 5年生は、社会科見学として自動車工場に行かなくなりました。と言うよりも、行けなくなったと言った方が正しいかもしれません。バス代の値上がりと、近場に見学できる工場がないためです。来週5年生は、オンラインでトヨタの自動車工場の見学をすることになっています。とても楽しみです。
 5年生は、音楽の時間に「ルパン三世のテーマ」をリコーダーで練習しています。2学期に入って取り組み始めた曲のようですが、もうすでに全曲をスラスラと吹ける子がたくさんいました。今後は、他の楽器にも挑戦していき、合奏曲として仕上げていきます。(写真下)
 この「ルパン三世のテーマ」は、甲子園球場での高校野球の応援歌として長年の定番になっています。アニメ自体は、もう40年以上前から放送されてきましたが、その音楽はとても印象的であり、色あせないすばらしいものがあります。

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