7日3日(水)2校時(9時35分〜)に、体育館にて情報モラル教室があります。5,6年生への指導の様子を公開いたします。続けて保護者向けの講習会もあります。ぜひご参加ください。

3月25日(月)

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 令和5年度、第67回卒業式がありました。あいにくの雨となりましたが、晴れ着姿の卒業生が、満面の笑顔で登校してきました。
 いざ卒業式が始まると、先週までの練習とは違った雰囲気に、どの子もかなり緊張気味の様子でした。卒業証書授与では、練習時の画用紙とは違い、本物の証書ホルダーの重さをしっかりと感じながら受け取っていたようです。舞台袖から写真屋さんのフラッシュが何度も光っていました。きっといい写真が撮れていたことでしょう。
 5年振りに、たくさんの地域の方々で来賓席がいっぱいになりました。式後、「呼びかけと歌に感動しました。」という声を多くの方々からいただきました。卒業生は、この2週間、何度も何度も練習を重ねてきました。小学校で最後の厳しい練習を乗り越えたすばらしい成果でした。会場にいた多くの方々とともに、卒業生自身の心にも、すばらしい思い出として刻まれたことでしょう。「最期のチャイム」も「旅立ちの日に」の歌も、心にしっかり響いてきました。
 記念撮影の後は、雨のために校内の階段と廊下を歩いて「門出送り」となりました。昇降口では、小学校で最後の記念写真を何度も撮る様子が見られました。今年も旭町小の伝統をしっかり引き継いだ6年生が、立派に巣立っていきました。

3月22日(金) その2

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 今日は、3時間授業(給食なしで下校)でした。1校時は、さっそく各クラスで通知表を手渡す様子が見られました。担任の先生が一人ずつ名前を呼び、3学期の評価について通知表を示しながら褒めてあげていました。(写真上)
 小学生では、お互いの通知表を見せ合う姿をよく見かけます。6年生の教室でも、友達同士で通知表を見せ合いながら話をしている光景が見られました。6年生にとっては、小学校でもらう通知表は今回が最後です。中学校では、どんな通知表をもらうことになるのでしょうか。小学校での「よくできる」、「できる」、「もうすこし」に〇がつく評価の仕方とは違い、試験の結果でかなりはっきりとした評価が示されるものになるはずです。
 また、来年度から練馬区では、所見欄は年度末のみ記載することになりました。通知表は一生残るものなので、きちんと言葉で評価を残してあげたいものですが、区で一斉の取り組みなので仕方ありません。通知表の意義は、今後も同様に大事にしていきたいと思います。
 どのクラスでも、年度末の大掃除が行われていました。一年間お世話になった教室をすみずみまできれいにしようと、雑巾を手にみんながんばっていました。床の汚れを落とすための「激落ちスポンジ」を使っていたクラスがありました。黒い汚れをゴシゴシと落としていくと、みるみる床がピカピカになっていきました。(写真中)
 今週に入り、計画的に道具を持ち帰ったため、教室の中がガランとなりました。掲示物もすっかり取り外され、いつもの教室より広くなった感じさえします。教室内は、春休み中に先生たちできれいにワックスがかけられます。教員間でも、きちんと教室の引き継ぎを行っていきます。
 最後の登校日ということで、「お楽しみ会」や学級での思い出を振り返る取り組みが行われていました。一年間の様々な学習や行事の写真を、スライドショーで電子黒板に映していたクラスがありました。デジタル式のカメラとパソコンで写真データを簡単に管理することができるので、便利な時代になったものです。
 また、全員で記念写真を撮っていたクラスがありました。学級だよりに写真データを貼り付け、すぐに印刷して配布することができます。自分が担任をしていた頃に、こういうことができていたら…と、うらやましく感じます。(写真下)
 通知表とともに、一年間のたくさんの思い出を子ども達は持ち帰りました。今年度のがんばりをしっかり認めてあげ、来年度に向けて心の準備をしていくようにお願いいたします。

3月22日(金) その1

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 令和5年度の修了式を校庭で行いました。
 まず、各クラスの代表児童に、修了証の授与がありました。修了証は、通知表(あゆみ)に印刷されています。各クラスの代表児童が前に出て、朝礼台の上で一人ずつ受け取りました。(写真上)
 次に学校長の話です。桜の「花芽」の話をしました。(写真中)
・・・令和5年度の学校生活のしめくくりとなる修了式の日を迎えました。4月から始まった今年度の学校生活を通じて、一人一人よくがんばり、そしてすばらしい成長があったなと感じます。
 今週に入り、校庭の桜のつぼみが一気にふくらんできました。来週の今頃は、きっと旭町小の桜の木に、たくさんの花が咲いていることでしょう。ところで、桜の木のつぼみの基となる「花芽」は、いつ頃できたと思いますか? 実は・・・桜の木の花芽は、前の年の7月から8月頃にできると言われています。2学期が始まる前の夏休みの頃のことです。あの記録的な猛暑と言われた夏に、校庭の桜の木の枝先では、将来花を咲かせるための小さな花芽が作られていたのです。
 では、夏に花芽ができていながら、なぜすぐに花が咲かなかったのでしょうか? それは、花を咲かせるにはたくさんのエネルギーが必要になります。そのための栄養分を蓄えなければなりません。秋から冬にかけて、栄養をたっぷり花芽に送ってきました。さらに、花芽は一定の寒さに合わないと花が咲かない仕組みになっています。つまり、1月から2月の寒い時期が必要だったのです。
 この桜の花が咲く仕組みは、ちょうどみなさんの成長と同じだなと思います。4月から今の学年の学習が始まり、1年間かけて勉強を積み重ねてエネルギーを蓄えてきました。そして、厳しい練習や難しい学習にもがんばってきたから今の立派な成長した姿があります。だれにとっても簡単なことしかせずに、困難なことを経験しなかったとしたら、人は成長しません。苦労するほど人は立派に成長するものです。桜の木を見ると、校長先生はいつもそういうことを思うようにしています。
 さて、来年度の学校生活は、4月8日からスタートします。1つ学年が上がるということは、大きな勲章をもらうような感じです。6年生になったんだから…、5年生になったんだから…、あるいは2年生になったんだから…と、それぞれがんばることが今まで以上にたくさん待っています。1学期の始業式まで2週間ほどの春休みです。「よし、がんばろう」という気持ちをしっかりもって、今年度以上の力を精一杯出せるようにがんばりましょう。
 6年生の皆さんは、いよいよ中学校への進学です。月曜日の卒業式で、小学校最後の立派な姿を見せ、有終の美を飾りましょう。・・・
 児童代表の言葉は、1年生が担当しました。この1年間であいさつをがんばったこと、2年生になったら外国語の学習をがんばりたいことについて発表しました。さらに、「新しく入ってくる1年生のお手本となれるような2年生になりたい」と、立派に決意を発表していました。(写真下)
 修了式後、続いて異動する教員の紹介をしました。昨年度から、教員の異動情報が年度内に公表されることになりました。すでに新聞等で報道があったので、子ども達にも知らせました。なお、離任式は来年度の5月初めに予定しています。

3月21日(木)

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 6年生の教室で、卒業アルバムが手渡されていました。小学校6年間の思い出がぎっしりと詰まったアルバムです。
 前半は、写真のページで構成されています。運動会の日に撮った学年集合写真や、クラスごとの個人写真、クラブ・委員会の写真もあります。さらに、1年生の時からのそれぞれの学年における様々な行事の写真など、子ども達にとって懐かしいものばかりです。低学年の頃の写真は、なんとなく面影があるものもあれば、「誰だろう?」と思う写真もあります。卒業アルバムを見るたびに、子どもにとっての6年間の成長の大きさを感じます。
 アルバムの後半は、文集ページで構成されています。2学期に1人1ページずつ思い出を作文に記しました。また、クラスページには、一人一人のプロフィールや夢、寄せ書きが書いてあります。さらに思い出を残しておこうと、サインページにお互いのメッセージを書き合う姿が見られました。何年か経ち、同窓会があった際には、この卒業アルバムが活躍することでしょう。(写真上)
 昨年まで本校は、卒業アルバムを6〜7月に渡していました。今年は子ども達の原稿を早めに仕上げ、この時期に渡せるようにしました。6年生の先生たちは大変ですが、やはり年度内に卒業アルバムを渡すようにする方が良いと思います。
 あるネットニュースで、「卒業文集」を廃止する学校が出始めていることが伝えられていました。背景に教員の人手不足や業務負担増が書かれていましたが、それはどうかと思います。私も担任時代に、かなりの時間を割いて一人一人の作文の手直しをしたり、清書に向けた指導を行ったりしてきました。教員もそういう苦労をすることで、卒業させた後の喜びや成就感が増すものです。
 今日は、いろいろなクラスで「お楽しみ会」が行われていました。この学年末に転校する子がいるため、「お別れ会」として実施していたクラスもあったようです。子ども達の楽しそうな声が、様々な教室内から響いてきていました。
 2年1組では、「手品」が行われていました。白い紙が何枚かあり、その中の1枚にペンで名前を書いてもらいます。全て裏返した中から、名前を書いたカードを当てるという手品でした。名前を書いた子は、全員の中からジャンケンで選ばれた子です。カードをズバリと言い当てると、みんなびっくり仰天して驚きました。私もしばらく口を開けたままでした。代表者として名前を書いた子は、跳びあがって驚いていました。(写真中)
 その頃、1年生の教室でもお楽しみ会がそれぞれ開かれていました。1組では、ハンカチ落としやなんでもバスケットなど、ゲームで盛り上がっていました。2組では、一人ずつカードを引いていく「ありがとうの会」が行われていました。「クラスの誰かにありがとうを言う」と書かれたカードを引いた子が、「○○くん、いつも登り棒で一緒に遊んでくれて、ありがとう。」と伝えていました。
 5,6校時に、卒業式の予行練習がありました。1〜4年生は給食後に下校させ、全ての教員が体育館に集まって、卒業式の最後の練習を見守りました。
 卒業生の6年生はもちろんのこと、5年生も今までの練習から格段に気持ちが引き締まってきました。5年生の座席は6年生の後ろであるとともに、保護者席の前、体育館のど真ん中です。それだけ卒業式における大切な位置にいるということになります。入退場の音楽を担当するとともに、呼びかけや歌を6年生と一緒に行う部分があります。
 呼びかけの最後は、「旅立ちの日に」の歌です。5年生も一緒に歌います。保護者席側から聞いてみて、卒業式に歌はつきものだと改めて感じました。来週月曜日に、ひな壇に立つ6年生から、旭町小のバトンをしっかり受け継ぐ5年生の勇姿を見ることができそうです。(写真下)

3月19日(火)

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 4年生は、総合の学習の時間に「10歳の自分・未来の自分」という学習をしています。4年生は、今月で全員が10歳の節目を迎えます。10年間生きてきた自分自身を見つめ直し、まずはその成長ぶりを振り返らせます。そして次の10年となる「二十歳」の自分に希望を抱かせるという学習です。
 4年生では、よく「1/2(にぶんのいち)成人式」を総合の学習に位置付けている学校があります。20歳の半分の10歳をみんなでお祝いしようという学習です。今までの生い立ちを調べるとともに、お世話になった人たちに感謝の気持ちを伝える発表会をする学習です。よく、保護者の方々を招いて学年行事として行っている学校があります。多分、本校でも昔は行っていたのではないでしょうか。
 生い立ちを調べる学習は、2年生の生活科でもこの時期に行っています。また、6年生は卒業を機に、様々な人に感謝を伝える取り組みをします。そこで4年生では、1/2成人式とまではいかなくても、10歳としての記録を残しておこうと考えて指導しています。
 2組の教室では、未来の自分を考えさせるために、「10年後の自分へ」という手紙を書いていました。自分で自分に宛てた手紙です。「20才のわたしは、友達は何人いますか? 20才のわたしは、結婚しましたか? 20才のわたしは、どんな仕事をしていますか?・・・」という手紙や、「将来の夢は叶っているのでしょうか? お母さんとお父さんは元気に過ごしていますか? 茨城と埼玉の祖父母も元気ですか?・・・」という内容もありました。その他、今流行っている遊びや友達のことを紹介している手紙もありました。(写真上)
 昭和のおやじが令和の時代にタイムスリップするテレビドラマが人気のようですが、本当にそのようなことができたら面白いでしょうね。何十年と言わず、10年後の世界に行くことができたとしても、様々なカルチャーショックを受けること間違いなしです。今の子ども達にとっての10年後は、タブレットも携帯もAIも、さらに進化していることでしょう。それよりも、子どもの成長における10年は大きいはずです。きっと、大学生や立派な社会人になって活躍しているのでしょうから。
 4校時に、体育館で1年生が「歓迎の出し物」の練習をしていました。歓迎の出し物は、新1年生の入学式に向けた催しです。現在の1年生にとっては、2年生になって最初の大仕事が、いきなり4月8日(月)にやって来ることになります。
 今月に入ってから、何度か練習をしてきました。呼びかけを行う代表の子を何人か決め、全員で言うセリフと合わせて指導してきました。また、呼びかけに続いて、「ともだちになろうよ」の歌と「子犬のマーチ」の合奏を披露します。さらに、入学式の会場に静かに入退場することや、楽器の音を立てずに座る練習もしてきました。歌や合奏も大切ですが、一人一人の態度で、新1年生に「お兄さんお姉さんらしさ」を見せてあげられるようにがんばっています。(写真中)
 歌は、途中で手拍子を入れながら歌うので、1年生にとってはかなり難しいようです。あさって、もう1時間練習をすることになっています。
 6年1組の教室で、「『ありがとう』の気持ちを伝える」という資料を使った道徳の授業が行われていました。まず、最初のページには、感謝の気持ちに関する調査結果が載っています。「家族に日頃の感謝の気持ちを伝えているか」という質問に対して、48%が「伝えられていない」「あまり伝えられていない」と答えています。そして、その理由を調べてみると、「感謝の気持ちを伝えるのが、気はずかしい」や「言わなくても伝わると思うから」と大部分の人が思っています。
 続けて教科書には、2つの作文が載っています。1つは、日常生活の中で「ありがとう」と言葉に出していない自分に気が付いた作文です。母親が言う「口に出して言わないと、伝わらないことがあるでしょう。」というのは、「ありがとう」という言葉であることに気づくという内容です。きっと、6年生の子ども達にとっては、「あるある…こういうことは、よくあるな…」と感じたはずです。
 もう一つの作文は、東日本大震災を機に、家族への感謝の気持ちと電気や水のありがたみを体験したという内容です。日常生活の中で「あたりまえ」と思っていたことが、自然災害を経験して感謝すべきことに気づかされます。
 さあ、来週の月曜日に卒業式が終わり、6年生の子ども達は「ありがとう」の気持ちをきちんと言葉で伝えることができるでしょうか。(写真下)

3月18日(月) その2

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 6年生は、国語の時間にいよいよ最後の教材として、「今、あなたに考えてほしいこと」という説明文の学習をしています。(写真上)
 作者の中村 桂子さんは、生物学者であるとともに、現在はJT生命誌研究館の名誉館長をされているそうです。この説明文は、教科書のために書き下ろされた文章で、「あなた」というのは「卒業を間近に控えた6年生の子ども達」を示しています。
 前段では、様々な生き物のことが書かれています。アリやライオン、ミツバチを例に、「生きることに全力を尽くし、みんなが共に生きているのが生き物の世界である」ということを説明しています。それを受けて後段は、人間に目を向けて考えさせます。「人間も一生懸命生きることが大切だ」と述べ、技術を開発して資源を使い過ぎて自然を壊してきた歴史を振り返ります。そして、「これから生まれる人や生き物のことも考えて、生き生きと暮らせる社会を考えてほしいこと」や、「未来のことまで考えて生き方を探し、技術の使い方まで考えること」が、「今、あなたにしてほしいことである」と伝えています。また、人間の進化の過程で生まれた優しい心についても触れています。「その優しい心を、他の生き物や自然にまで広げることができるはずだ」と述べています。
 ここ数年で、AIの技術がクローズアップされるようになりました。便利な反面、それを使う人間の「優しい心」が試されているような気がしてなりません。
 1年1組の教室で、「Kahoot!」(カフート)というアプリを使ったタブレットの授業がありました。(2組は、先週行っています。)カフートは、ノルウェー生まれのアプリで、クラスで簡単にクイズ大会を開くことができます。クイズと言っても、学習用に使うので、例えば国語の漢字の読み方や送り仮名、筆順などについて出題して使っています。
 参加者となるクラスの子ども達は、ゲームPINを入力することでクイズに参加することができます。クイズは基本的に4択問題で、早く答えるほどポイントが多く入ります。全ての問題を終えると、ベスト3の表彰イベントもあり、大いに盛り上がります。テレビのクイズ番組を教室で行うことができる…といった感じのアプリです。
 また、クラスのみんなで協力して問題を解きながら楽しむこともできます。算数の計算問題が出題され、「すばやく答えを出した子が多いほど次のステージに進める」といったクイズ設定をすることもできます。
 先月、校内の先生たちでカフートの使い方を研修し、いろいろな学年で使われるようになりました。事前に担任の先生が様々な問題を用意(確認しておく)ことが必要ですが、クラス全体が盛り上がること間違いなしです。(写真中)
 3年1組の教室で、「地域のすてきを発信しよう」という発表会を行っていました。3学期に、総合の時間にタブレットを使ってまとめをしてきた学習内容です。
 普段、自分たちが利用している学校の近くの施設や場所から、「地域のすてき」を見つけました。その場所の写真を利用して、初めてタブレットの「スライド」を使ってまとめを行ってきました。北地区区民館について発表した子がいました。区民館の中の様子や、どんな人たちが利用しているか、子ども達はどんなことができる場所か等、発表していました。また、成増のスキップ村や光が丘IMAについて発表したものもありました。買い物に便利な場所やフードコートの情報など、楽しいまとめになっていました。
 光が丘図書館についての発表では、1回で15冊まで借りられることや、様々な種類の本があることを発表していました。「たくさんの種類の本があるので、ぜひ本でまったりしてください。」とまとめていました。(写真下)
 今回、スライドでまとめをしたことで、タブレットの扱いに慣れることができました。ローマ字入力にも少し自信がついてきたようです。

3月18日(月) その1

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 今年度最後の全校朝会がありました。今日は北風が強かったため、久し振りにmeetを使ってオンラインで朝会を行いました。(体育館は、卒業式の会場になっているため。)「卒業式に向けて」という話をしました。(写真上)
・・・令和5年度の学校生活も、残りわずかとなりました。今週の金曜日に修了式があり、4年生までのみなさんは、その日で今年度の学習が終わります。5,6年生のみなさんは、一週間後の25日(月)の卒業式に参加します。卒業式は体育館で行います。ステージに向かって卒業生(6年生)が座り、その後ろに5年生、そして体育館後方は全て卒業生の保護者の方々の座席です。他にもたくさんの地域の方々や教職員が参加します。
 毎年旭町小では、1〜5年生の在校生代表として、5年生のみが卒業式に参加しています。他の学年が入る場所がないからというだけでなく、卒業式は高学年でなければ参加するのが難しいというのがその理由です。卒業式は1時間半以上かかり、そのほとんどがじっと座っていなければなりません。話し声や物音を立ててはいけない厳粛な式です。さらに、卒業式を通じて最高学年としてのバトンを引き継ぐという意味もあり、5年生が代表として参加しています。
 卒業式は、小学校6年間で身につけた全てのことを発表する場です。この全校朝会でも、必ずお話の始めと終わりに、「気をつけと礼」をしています。教室でも、授業の始めと終わりに行っています。卒業式では、2時間の中に何度も「気をつけと礼」をする場面が出てきます。このような「礼儀正しさ」は、小学校6年間で学んだ大切な学習の一つであるのです。
 6年生は、卒業証書をもらう前に、名前を呼ばれて大きな声で「はい」と返事をします。これも、6年間ずっと指導されてきたことです。「はっきりと返事をする」ということは、小学校6年間で学んだ学習の一つです。
 さらに、「門出の言葉」では、6年生全員が呼びかけのセリフを言います。体育館中に響く大きな声を出します。「大勢の人の前で発表する」ということも、小学校6年間で学んできた学習の一つです。
 そしてもう一つ、卒業式には歌がつきものです。6年生だけで歌う曲もあれば、5年生だけで歌う曲もあります。さらに全員で歌う曲もあります。歌は、会場にいる人たちに感動を伝えます。それだけに、心をこめて全力で歌うことが大切です。「心をこめて歌う」ということも、小学校6年間で学んできた学習の一つです。
 このように、小学校で最後に行われる卒業式は、6年間を通じて学んできた大切なことが全て合わさった行事です。6年生の3学期になり、卒業式の練習が始まってから身につけようと思っても、決して身につくものではありません。小学校の6年間、毎日の学校生活をしっかり取り組むことで身についていく力です。1年生から5年生のみなさんも、いつかこの旭町小で卒業式を迎えます。その時に立派な姿で卒業できるように、「礼儀正しさ」や「あいさつ・返事」、「発表する力」、「歌声」をきちんと身につけていきましょう。・・・
 続いて、外国語担当の先生からお話がありました。ALTのロバート先生から、出身国のマレーシアの国旗を旭町小にプレゼントしていただきました。ALTの先生の授業は、先週で終了しています。マレーシアで使われている2種類の国旗を子ども達に披露しました。今後は、4階の多目的室に飾ることになっています。(写真中・下)

3月15日(金)

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 3年2組の教室で、「スーパーパティシエ物語」という資料を使った道徳の授業が行われていました。道徳の内容項目の「希望と勇気、努力と強い意志」に関する授業でした。
 この資料では、パティシエの辻口 博啓(ひろのぶ)さんについて紹介しています。辻口さんは、子どもの頃からパティシエになる夢を抱いていました。小学生の時からパティシエにあこがれ、ケーキのアイディアや、開きたいお店の設計図をノートに何冊も書いていきました。高校を卒業してパティスリーで働くことができましたが、そうじや皿洗い、荷物運びばかりを行う日々だったと言います。でも、3倍のスピードで仕事ができるようになろうと決めてがんばったそうです。そしてついに、29才で出場した世界大会では、アメ細工の制作で見事に優勝することができました。
 同じく「希望と勇気、努力と強い意志」に関する道徳の授業として。5年生の教科書に大谷翔平選手の資料が載っています。大谷選手は、自身の夢を実現させるために、「目標達成シート」を作りました。5年生の道徳の時間では、夢を実現するための努力や、筋道を描くことの大切さについて学んでいきます。一方の3年生では、今回の資料の内容から自分の夢を見つめ直すとともに、その夢に向かってどんなことをしていきたいかを考えさせていきます。(写真上)
 1年1組の教室で、タブレットを使った授業が行われていました。子ども達のタブレットには、ミライシードという学習支援アプリが入っています。その中に「ドリルパーク」があり、個々の力に合った基礎・基本の学習を繰り返し学ぶことができるようになっています。そのため、どの学年でもよく活用されています。ドリルパークには、各教科ごとにベーシックドリルからパワーアップドリルまで用意されていて、たくさんの問題に挑戦することができます。
 今日は、その中の漢字ドリルを使って学習していました。タブレットを使って漢字を書いたり、漢字を読んだり(読み仮名を書く)、送り仮名を書いたりすることができるようになっています。自動で採点する機能もついていて、タッチペンや手で書いてから解答をクリックすると、正解か不正解かの判定が現れます。
 さらに、漢字の書き順をテストする問題もあります。漢字をなぞった後、正しい書き順でなかった場合は不正解となり、正しい書き順になるまでやり直さなければなりません。1年生で習った漢字は、全部で80字あります。「上」や「右」、「左」、「男」など、正しい書き順で書けるでしょうか?(写真中)
 1〜5年生は、春休み中はタブレットを家庭に持ち帰って管理することになります。ドリルパークを利用して、今までの復習問題に取り組むことができます。ただし、3月29日(金)〜4月14日(日)の間は利用できません。(機器のメンテナンスのためと区から連絡がありました。)
 6年2組の教室で、タブレットを使ったプログラミングの学習を行っていました。「Scratch(スクラッチ)」というサイトを使って、楽しみながらプログラミングを体験していました。Scratchは、世界最大の子ども向けコーディングコミュニティーです。
 Scratchは、簡単なゲームから本格的なゲームまで、幅広い作品を作ることができます。プログラミングでゲームを作るというのは、とても難しいというイメージがあるかもしれません。しかし、Scratchでは、初心者向けから上級者向けまで様々なゲーム例が示されています。キャラクターを作ったり動かしたりと、自分のタブレットを使って自分独自のゲームを作ることができるので、子ども達は夢中になること間違いなしです。(写真下)
 しかし、6年生は、今日で一旦タブレットとはお別れです。タブレットは、練馬区から貸与された教育用機器です。卒業前に返却しなければなりません。タブレットとドングル、接続コード、充電器をセットにして、この後パソコン室に返しに行きました。6年生は、3年生の終わりから使ってきたので、自分のタブレットに愛着があったことでしょう。区立中に進学する子は、その学校の卒業生が使っていたタブレットを貸与されることになります。そして、6年生が使っていたタブレットは、来年度入学する1年生に渡されます。
 ところで、学校説明会でも話しましたが、タブレット関係の故障対応が大幅に遅れている状況です。特に「ドングル」の故障が多く、部品が入荷しないために何か月も待たされることになります。昨日もドングルが故障したと、職員室に持ってきた子がいました。よくよく聞いてみると、ドングルを接続コードにつないで使っていなかったようでした。まずは、指定された通りの使い方をしないと、故障した時に自分が困ることになります。家庭で使う際にも十分注意するようにしてください。

3月14日(木)

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 2年2組の教室で、「ありがとうの絵」という資料を使った道徳の授業が行われていました。道徳の内容項目の「感謝」について学習する授業でした。(写真上)
 給食で嫌いなピーマンを残した「だいごくん」は、隣の席のちほさんに注意されました。もやもやした気持ちのまま家に帰り、おとうさんにそのことを話したら、「ありがとうって思う時の絵を描いてごらん」と言われました。だいごくんは、雨の中で友達の傘に入れてもらっている絵を描きました。一方、お父さんが描いたありがとうの絵は、おじいちゃんに叱られている時の絵でした。注意されたことに対しての「ありがとうの絵」であるということに、だいごくんは気が付きます。
 「ありがとう」という場面を具体的に考えさせると、子ども達は「人から何かしてもらった時」や「物をもらった時」と答える場合がほとんどです。つまり、自分にとってうれしい時が、「ありがとうという感謝の気持ちである」ととらえています。しかし、人から注意された時も、その相手の気持ちを考えると「ありがとう」である場合があります。しかし、「正しい行いに導こうという思いで注意してくれている」ということは、その時にはなかなか感じることができないかもしれません。でも、「注意されるということはありがたいことである」と考えられるようになることが、心の成長の第一歩になります。家の人たちも学校の先生も、子ども達を良くしようと思って日頃の生活の中で様々な注意をしています。
 校庭西側にあるハクモクレンの花が咲きました。3月に入ってから、白いつぼみが膨らんできていました。しかし、このところの寒さで、花を開くタイミングをずっと待ちわびていたかのようでした。中休みに低学年の子ども達と三角すべり台に上がり、真っ白なハクモクレンの花を一緒に見ました。春の陽に輝いて見えました。(写真中)
 モクレンには、外側が紫で内側が白いシモクレンと、全体が白い花のハクモクレンがあります。ハクモクレンの方が開花時期が早く、シモクレンは桜の咲く頃に開花します。モクレンは、漢字で書くと「木蓮」です。大きな花が上向きに咲き、ハス(蓮)の花のような木ということで名付けられました。また、ハクモクレンは、コブシとよく似ていますが、花びらが開き切らないという特徴があります。また、コブシの花びらが6枚であるのに対して、ハクモクレンは花びらが9枚です。
 白い花は数々あれど、ハクモクレンの白色はとても印象的です。オフホワイトというのでしょうか、少し灰色がかったような落ち着いた白色をしています。
 3年生は、国語の時間に「モチモチの木」の学習をしています。斎藤隆介(作)、滝平次郎(切り絵)の絵本は、昔から大ベストセラーとして有名です。3年生の国語の教科書も同じ絵が使われていて、とても味わい深い物語です。
 じさまに育てられている豆太は、夜中に一人でトイレに行けないぐらいとてもおく病な男の子として描かれています。・・・と言っても、5歳くらいだったら普通はそうではないでしょうか。ましてや、昔のトイレは家の外にありました。それも、たいていは薄暗くて、くみ取り式のトイレです。
 ところで、物語の最初の場面に、「せっちん」という言葉が出てきます。教科書には、下に注意書きがあり、「せっちん…べんじょのこと」と書いてあります。「便所」という言葉自体、今の子ども達には馴染みがありません。昔は家の外にトイレがあったことなどを先生が説明してあげていました。(写真下)
 最後の場面で、じさまが豆太に話す言葉がとても印象的です。「自分で自分を弱虫だなんて思うな。人間、優しささえああれば、やらなきゃならねえことは、きっとやるもんだ。」私は、この物語におけるこの言葉が大好きです。本当の勇気は、心の優しさから生まれるものであると思います。

3月13日(水)

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 1年生は、国語の時間に「いいこと いっぱい、一年生」という学習をしています。いよいよ年度末最後の学習単元になりました。まず、この一年間を振り返り、多くの出来事や取り組みの中から題材を探します。そして、それらの中から書きたい内容を選び、報告文を書く活動に結び付けていきます。書いた作文に絵を添えて、それを各自が綴じることで「思い出のアルバム」として仕上げていきます。
 まず、この一年間の出来事を思い出させるために、いくつかの観点を子ども達に示しました。うれしかったこと、楽しかったこと、驚いたこと、がんばったこと、できるようになったこと、新しく知ったことの6つです。また、1年生の教室の後ろには、行事や新しい学習の取り組みがあるたびに、先生が短冊に書いて掲示してきました。それらの中から題材を探し、作文にしていきました。
 1組では、一人で何枚も作文を書き上げた子がたくさんいました。運動会の玉入れや、なわとびをがんばった場面、昔遊びや凧揚げをしたこと、2学期に生活科見学で動物公園に行ったこと、どんぐり拾いをしたことなど・・・1年生の一年間だけでも、実に多くの出来事があったことが分かります。さらに、絵や作文の内容そのものに、一人一人のこの一年間の成長がうかがえます。すばらしい「思い出のアルバム」が完成しそうです。(写真上)
 一方、2年生は、生活科の時間に「あしたへつなぐ自分たんけん」という学習をしてきました。生まれた頃の様子から現在の自分の成長、そして未来へと、まとめを続けてきました。手形も取り終わり、ファイルに綴じて自分の生い立ちが1冊にまとまりました。1組の教室では、友達とファイルを交換して見せ合いながら、カードに感想を書いて渡していました。(写真中)
 子ども達の手形の隣には、生まれたばかりの赤ちゃんの手形と足形が印刷してあります。「赤ちゃんって、こんなに手や足が小さいんだね。」と話していたので、「みんなだって赤ちゃんだった時があったし、校長先生も赤ちゃんだった時があるんだから…。」と言ったら、「エ〜ッ」とびっくりしていました。大人の人が赤ちゃんだったという感覚は、2年生の子ども達には想像できないことのようでした。
 6年1組の教室で、国語「海の命」の最後の授業がありました。読み取りを進めていく中で、この物語のプロローグを作ることを大きな課題として学習してきました。プロローグは、映画の予告編のようなものです。物語のダイジェストを伝えつつ、本編を読んでみたいと思わせるのがプロローグです。
 子ども達は、タブレットのスライドを使って、物語の絵や効果音を入れながら作成してきました。今日は、各自が作成したプロローグ(あるいはグループで制作)の鑑賞会を行いました。(写真下)
 映画館で、予告編を見たことがある子は多いはずです。すばらしい予告編は、映画全体を見た時に感じるような雰囲気を少しだけ味わわせてくれます。映画の見どころとなるシーンを選び、その映画はどのような内容の映画なのかを見せ、印象付けます。
 1組の子ども達は、「海の命」の物語から大切な場面の絵を抜粋し、それにどのような文字を入れるかをよく考えて作っていました。特に、画面に入れる文字が重要です。インパクトのあるキャッチコピーが、目立つ文字の色と字体、大きさで絵と合わさった時に絶大な効果が発揮されます。そのキャッチコピーは、しっかり物語を読み込み、理解していなければ作ることができません。この難解な物語を学習する一連の流れとして、とても意義のある学習計画であったと思います。

3月12日(火)

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 1,2校時に、6年生各クラスに音楽の授業がありました。3学期は、卒業式の歌の練習や2月の6年生を送る会の合奏(ボーカル入り)の練習を中心に音楽の授業を行ってきました。今日の授業が、6年生にとって音楽室で行う最後の授業となりました。
 今日は、鑑賞教材「ラプソディー・イン・ブルー」を使った授業が行われていました。リズムや旋律の特徴、楽器の奏法と音色の面白さなど、いろいろな魅力を見つけて聴くことをねらいとして、6年生の鑑賞教材に入っています。
 この曲は、アメリカの作曲家であるガーシュインが作りました。アメリカ音楽のジャズをクラシック音楽に融合させた曲として有名です。テレビやCMなどでもよく使われている曲なので、冒頭の管弦楽を聴いただけで「ああ、あの曲…」と感じた子が多かったようです。
 ピアノ独奏とオーケストラのための曲なので、ピアニストに誰を起用するかで演奏が変わってきます。ジャズ畑の人を起用すると、かなり独創的なアレンジになったりもします。音楽室で使っていたDVDは、作曲家としても有名な羽田健太郎さんがNHK交響楽団と共演した演奏でした。ポップスやフュージョンなど、幅広く活躍されている方です。(写真上)
 3年生の各クラスにそろばんの講師の先生に来ていただき、2時間ずつ授業をしていただきました。そろばんの勉強は、3年生で2時間、4年生で2時間の計4時間程度しか小学校で勉強しません。内容は、そろばんの仕組みと、簡単なたし算ひき算における珠の動かし方です。3年生での2時間の指導では、そろばんを使いこなすには程遠く、そろばんの仕組みを知って、使ってみるという程度の授業になります。
 昔に比べて、そろばんを習っている子はずいぶん少なくなりました。今年の3年生は、4名しかいなかったようです。学校の先生達も、そろばんの経験者はかなり少ないと思います。3,4年生でほんの少しの時間しか扱わないので、算数の指導内容でもかなり特別な学習と言えます。そろばんを使う前に、「なかよし数探し」として、「5の合成・分解」をすばやくできるようにするプリント問題をしました。これは、1年生の1学期にやってきた内容です。そろばんの五珠を使った「たす・ひく」の動かし方は、「5の合成・分解」が基になっています。ということは、そろばんを習えば算数が上達すること間違いなしです。これをきっかけに、そろばん塾に行ってみたいという子が増えてほしい…と講師の先生が話されていました。(写真中)
 5年生は、社会科の時間に「環境をともに守る」という学習をしています。年間の最後の学習単元で、かつて日本で生じた公害の問題について取り上げた学習です。公害発生時の写真や年表などの資料を基に、公害のもたらす影響や公害をなくすための努力について調べていきます。
 教科書には、日本の4大公害(水俣病、新潟水俣病、四日市ぜんそく、イタイイタイ病)が載っています。1950〜60年代に起きた、日本各地の公害病でした。多くの患者や家族が苦しみ、何年もかけて住民運動が高まっていきました。そして、ようやく防止条例が作られるようになったことや、現在では厳しい国の基準があることなどが書かれています。私が子どもの頃は、よくテレビのニュースでこれらの公害の裁判について報道されていました。日本の高度経済成長とともに多くの被害が生じた歴史は、もうだいぶ過去の話になってしまった感があります。
 しかし、現在も地球上では様々な環境問題が発生しています。高学年の社会科や理科の学習では、必ずこの環境問題にかかわる単元が入っています。子ども達の未来の地球環境のために、しっかり指導しておかなければなりません。(写真下)

3月11日(月) その2

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 1年生は、算数の時間に「かたちづくり」の学習をしています。1年生の算数では、2学期に「かたちあそび」という単元がありました。様々な箱を用意し、面を写し取る活動から、立体図形を構成する平面図形に着目させた学習をしてきました。今回の「かたちづくり」は、直角二等辺三角形の色板を使っていろいろな形を構成することで、今後学習していく図形の感覚を身につけさせていきます。
 1組の教室では、三角形のタイルを組み合わせて、教科書に描かれている黒いシルエットの図形を作る問題に挑戦していました。問題として提示された形を作るシルエットパズルの中で非常に有名なものに、「タングラムパズル」があります。正方形をいくつかに切り分けたものを使う木製のパズルで、よく旅館の部屋に置いてあります。また、子ども用にも「知育パズル」としてのタングラムが売られています。直角二等辺三角形や平行四辺形、正方形などでできた木片を組み合わせて、様々な形を作っていくパズルです。積み木やブロックと同様に、形の概念を体得させるためには、小さい頃からの図形遊びが大切なようです。(写真上)
 この単元では、次に数え棒を組み合わせていろいろな図形を作っていきます。図形を線でとらえさせ、「辺」の存在を意識させていきますが、1年生では図形への興味関心を高めることが第一の目的となっています。
 4年生は、算数の時間に「考える力をのばそう」という学習をしています。算数の教科書にある「考える力をのばそう」は、今まで習った算数の力を使い、工夫して問題を解く「頭の体操」のような問題が掲載されています。「共通部分に着目して 図を使って考える」という題が、そのまま問題を解く「ヒント」になっています。
 教科書には、「小プール1回と大プール2回を泳いで63m、小プール1回と大プール4回を泳いで113m」の2人の泳いだ距離から、大小それぞれのプールの長さを求める問題があります。1組では、グループで解き方を話し合い、考え方の図や式をみんなで考えていました。(写真中)
 「X+2Y=63、X+4Y=113」という連立方程式を解けばよいのですが、小学校ではまだそれは習っていません。そこで、線分図を使って考えさせます。図を描いてみると、2人の差(113−63=50)は、大きいプール2回分の長さに当たるので、大きいプールは25mということがまず分かります。そこから小さいプールの長さ13mを求めます。
 各学年の算数の教科書には、考える力をのばすための問題が載っています。大人にとっても頭の体操となりそうな「考える力をのばそう」は、3年生以上の算数の教科書に掲載されています。(6年生は、2学期末にあります。)
 5年生が、岩井移動教室の様子をスライドにまとめ、4年生に向けて発表会を開いていました。2月の初旬に行った岩井移動教室から1か月が経ちましたが、5年生は総合の学習の時間を使って、実施後のまとめを行ってきました。4年生に向けて分かりやすい説明になるようにと、スライドの写真や文字、イラストを工夫して作ってきました。
 それぞれの学年の1,2組がペアになり、4年の教室と5年の教室を使って同時進行で発表会を行いました。3校時と5校時で子どもを入れ替え、全てのグループの発表が聞けるようにしていました。
 宿舎の部屋の様子が映し出されると、4年生から「いいな。きれいだな。」という声が聞こえてきました。4年生は、来年度になったら、10月下旬に2泊3日で移動教室が予定されています。長野県の武石(旧武石村、現在は上田市)に泊まる予定です。持ち物やおこづかいの情報も発表内容にあり、4年生の子ども達は興味津々な様子で聞いていました。(写真下)

3月11日(月) その1

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 今朝も、校庭で全校朝会を行いました。「学習で大切な力とは」というテーマで話をしました。
・・・3月に入り、今年度の学校生活も残りあと2週間となりました。そろそろどの教科でも、学年末の学習のまとめに取りかかっているところではないでしょうか。今年度学習した内容をしっかり身につけて、4月からの進級に備えたいものです。
 ところで、この一年間に各教科(国語や算数、図工、体育、生活、総合の学習など…)で学習した内容(勉強したこと)には、どのようなことがあるでしょうか? 漢字をたくさん覚えたり、三角形の書き方や面積の求め方を習ったり、彫刻刀を使って作品を作ったり、あるいは跳び箱が跳べるように練習したりと、「覚えたこと」や「できるようになったこと」がたくさんありました。「覚えたこと」は、「知識」です。毎日の学習の中で、たくさんの新しい出来事やものの名前などについて覚えていきます。「できるようになったこと」は、「技能」です。毎日の学習の中で、ものごとのやり方が身についたり、体の動かし方が身についたりしていきます。
 では、学校での学習は、この「知識」(覚えたこと)と「技能」(できるようになったこと)だけで成り立っているのでしょうか。実は、他にも学習をするうえで大切な力を学んでいる場面があります。それは、たくさんの人の前で発表するということです。どの学年にも、いろいろな教科の中で、調べたことを基に発表会を行う学習があります。例えば、4年生は国語の時間に「調べて話そう 生活調査隊」という学習があります。また、3年生は、同じく国語の時間に「わたしたちの学校じまん」という学習があり、発表会に向けてがんばっていました。その他にも、社会科や理科、生活科や総合の学習で、調べたことを発表する学習がこの一年間で何回かあったでしょう。どのように伝えたらよいかを考え、きちんとみんなの前で発表する力は、とても大切な学習です。さらにその発表を通じて、聞いていた子が質問をしたり感想を発表したりもします。友達の発表を聞いて自分の意見を伝えることができる力…こういう力を伸ばすことが、これからの学習の中で最も大切なことであると言われています。
 先々週行われた6年生を送る会では、それぞれの学年の代表の子が大きな声で6年生への呼びかけをしていました。また、先週1年生のみなさんは、保育園や幼稚園の子ども達と交流会を行い、教室に案内したり机の中のものを紹介したりするなどしていました。さらに各クラスでは、学級会を開いて自分の考えをしっかり伝えたり友達の考えに意見を言ったりする活動をしてきています。自分の考えをしっかりもち、はっきりと人に伝えていく力は、テストの点に表せるものではありません。でも、学校の先生方は普段の授業の中でみなさん一人一人の発表の様子をしっかり評価しています。
 よく「頭のいい人って、どういう人をいいますか?」と聞かれて、「テストの点数がいい人」とか、「物知りな人」と答える場合があります。しかしそれよりも、「自分の考えをしっかりもって相手に意見が言える人、相手の意見を聞いて自分の考えを深めていける人」という、人と人とのコミュニケーションが上手にできる方が、将来社会に出て優れた力を発揮します。この一年間で、どれだけ発表する力、人とはっきり話をする力がついたでしょうか。・・・(写真上)
 続いて、サクラ草の鉢の管理についての話をしました。今週中にサクラ草の鉢を持ち帰ります。置き場所は外の日陰がよいことや、黄色や茶色くなった外葉を取り除くことについて話しました。家に持ち帰ってからも水やりと愛情を与えれば、4月の中旬頃まで花を楽しむことができます。また、トラマルハナバチという小さなハチがやって来ると、種ができるということについても伝えました。うまく育てると、4月下旬に種を採ることができます。(写真下)

3月8日(金)

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 朝読書の時間に、図書ボランティアのみなさんによる1〜4年生への読み聞かせがありました。1年2組の教室では、いつも読み聞かせを行うコーナーがあります。教室の後ろの廊下側に子ども達が集まり、静かに聞く約束になっています。しかし、今日読んでもらった2冊の本は、ページをめくるたびに思わず声が出てしまう内容と絵でした。
 「いちにちどうぶつ」に続いて読んでもらったのは、「だれのパンツ?」という絵本でした。作者のシゲリカツヒコさんは、日本の絵本作家でもあり、イラストレーターでもある方です。ストーリーも奇想天外ですが、絵がまたすごいインパクトで迫ってきます。
 空から落ちてきた「パンツ」の持ち主を探すために、男の子が団地内を冒険することになりました。謎の画家に、カメレオンに、おばけにと、いったいだれの落とし物だったのでしょうか。持ち主を探す冒険が描かれていきます。また、この絵本は探し絵的な要素も満載で、読むたびに発見があります。絵のどこかに話の続きが分かるヒントが隠されているので、大人も子どもも、もう一度ゆっくり見てみたくなる絵本です。とにかくリアルな絵とその迫力に圧倒されるため、黙って聞きなさいとは言えない絵本です。(写真上)
 今年度の読み聞かせは、今回で最後になりました。図書ボランティアの方々には、来年度も子ども達への読み聞かせをお願いしていきたいと思います。
 4年生は、社会科の時間に「国際交流に取り組む大田区」という学習をしています。国際交流に取り組む大田区の様子について、都内における位置や産業の歴史的背景、人々の協力関係などに着目して調べていきます。そして、大田区の人々が協力し、特色あるまちづくりや観光などの産業発展に努めていることを学びます。
 大田区には、羽田空港があります。海外からの観光客が入って来やすいという立地条件があります。大田区では、外国人観光客への観光案内や「特区民泊」にも力を入れいて、旅行者への支援を行っています。また、海外の3都市と友好・姉妹都市交流をしていることも教科書に載っています。ちなみに、練馬区は、オーストラリア・イプスウィッチ市と友好・姉妹都市提携を結んでいて、毎年区内の中学生が派遣交流をしています。
 1組の教室では、「大田区に住む外国人の人たちが、生活するうえで困ること」について話し合っていました。電車の乗り方や文化の違い、言葉が分からないなど、日常生活でたくさんの困り感があるだろうという結果になりました。(写真中)
 さらに、「国際都市おおた宣言」という取り組みがあることを知りました。産業交流拠点となり、多文化共生都市にしていくための区の施策です。練馬区でも、近年外国籍の居住者が増えてきました。そういう家庭の子ども達が今後学校に多く入ってくることから、各校にポケトークが配備されることになっています。
 2年生は、生活科の時間に「あしたへつなぐ自分たんけん」という学習をしています。生まれた頃の様子から現在の自分の成長まで、写真や家の人へのインタビューを通じて、振り返りながらまとめてきました。
 1組では、自分の現在の身長と体重とともに、手形を取って記録に残していました。絵の具で手のひらを染めてから、画用紙に手形を押しました。まだまだかわいらしい手の大きさですが、これからどんな成長をしていくのか、期待に満ちた手形ができました。(写真下)
 もうすぐ自分の生い立ちが、この学習のまとめとして完成します。いつかこの記録を見ながら振り返り、今日押した手形に自分の手のひらを重ねてみる時が来るはずです。きっと、一気に2年生の頃の友達や先生、学校生活の日々が蘇ることでしょう。

3月7日(木)

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 4年生は、音楽の時間に鑑賞教材「魔笛」の学習をしています。小学生にオペラを? と思うかもしれませんが、歌声の響きを感じとることを目的とした鑑賞教材になっています。テノールやソプラノなど、様々な声の響きが入ったアリアがたくさん含まれているため、「魔笛」が教科書に掲載されているのでしょう。
 魔笛は、モーツァルトが最後に作曲したオペラです。(9月30日に初演して、その年の12月5日に他界しました。)「フィガロの結婚」、「ドン・ジョバンニ」とともに、モーツァルトが残した3大オペラと呼ばれる代表作です。教科書には、「王子タミーノと王女パミーナが、鳥さしのパパゲーノとともに苦しみを乗り越え、幸せになるまでの物語です。」とあらすじが書かれています。
 魔笛は、動物や魔法が出てくるメルヘンチックなオペラです。それだけに、舞台上演では様々な演出が見られます。また、有名なアリアのオンパレードで、モーツァルトの音楽の醍醐味が凝縮されているとも言えます。まず、第1幕のタミーナのアリア「ああ何と不思議な笛の音が」を、輝かしいテノールの声で鑑賞しました。
 また、第2幕から選ばれているのは、このオペラで特に有名な夜の女王のアリア「復讐の炎は地獄のように我が心に燃え」です。(一般的に、「夜の女王のアリア」と呼ばれています。)途中で、一度聴いたら忘れられない特徴的なフレーズが出てくるので、「ああ、あの曲か…」と思うでしょう。ソプラノの中でも特に高い音域のコロラトゥーラ・ソプラノが歌う曲で、よくCMにも使われてきました。(車のCMや殺虫剤のCM) 他にも、パパゲーナとパパゲーノの二重唱などを聴くことになっています。4年生の子ども達にどう響いたでしょう。(写真上)
 3年生は、総合の学習の時間に「地域のすてきを発信しよう」という学習をしています。旭町小の周りには、どんなすてきがあるでしょう? 先月、出前工場見学をさせていただいた「アカオアルミ工場」も、地域の自慢できる場所の一つです。また、子ども達の知っている公園がたくさんあり、日頃の遊び場になっています。子どもにとっては一番の「すてきな場所」と言えるのかもしれません。
 ところで、今回の学習では、タブレットを活用したまとめに挑戦しています。撮った写真に説明をつけて、「Google スライド」にまとめていきます。「スライド」は、よくパソコンで使われている「パワーポイント」に似ていますが、よりシンプルで子ども達にとっては使いやすい機能になっています。きっと、これから高学年に向けて、様々な学習で使う機会が多くなっていくでしょう。しかし、文字入力の際は、まだローマ字表を手にキーボードを探している段階です。そういう点でも、これから使い慣れていくことが大切です。(写真中)
 1年2組の教室で、学級会が行われていました。議題は、「1−2 ありがとうの会に何をするのか話し合おう」というものでした。学年末に、クラス全体のお別れ会としてのお楽しみ会を企画しているようです。議長団や書記の役割りも決めて、机を「ロ」の字にして学級会を行っていました。
 子ども達からは、様々な遊びの案が出てきました。それらの中から「賛成意見」や「反対意見」を出しながら、やりたい遊びを決めていました。学級会は、学級活動の最も大切な話し合いの場です。1年生の頃から、こういう話し合いの仕方を経験させておくことが大切です。(写真下)

3月6日(水)

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 2年生は、国語の時間に「スーホの白い馬」の学習をしています。この物語は、昔から2年生の国語の教科書で扱われてきています。昭和40年から教科書に採用されたようなので、もう60年近く掲載されていることになります。
 「スーホの白い馬」は、スーホと白馬との強い絆や、温かい心のつながりが感じられる物語です。物語を初めて読んだ子ども達も、スーホが白馬を大切に思っていて、白馬もまたスーホのことが大好きであると感じます。そんなスーホが殿様の指図で弓矢で討たれ、体に何本もの矢傷を受けながらスーホの家に瀕死の状態で帰って来る場面があります。子ども達の一生懸命な音読を聞いていると、物語の悲しみが一層増してきます。2年生にとっては、今までにない長い物語です。まずはしっかり音読を繰り返すことが大切です。(写真上)
 やがて、スーホに抱きかかえられて白馬は息を引き取ります。なげき悲しむスーホに、白馬の魂が現れて、自分の体を使って楽器を作るように伝えます。スーホは、言われた通りに白馬の体から楽器を作りました。この楽器が、現在でもモンゴルに伝わっている、馬頭琴(ばとうきん)という楽器です。
 スーホの物語は、日本の「桃太郎」のように、モンゴルでは誰もが知っている昔話になっています。現在使用している教科書では、継続して「スーホの白い馬」を扱っていますが、近年掲載をやめている教科書が出始めています。「弓矢で討たれた馬の骨や毛皮を使って楽器を作った」というところが、掲載取りやめの理由ではないかと言われています。そこまで配慮をしなければならないとしたら…私は残念に思います。
 6年生は、家庭科の時間に「まかせてね 今日の食事」という学習をしています。1食分の献立を立て、実際に主菜となる料理を作る学習です。先々週、2組の調理実習があり、今日は1組が家庭科室で腕を奮っていました。
 今まで、グループごとに調理の計画を立ててきました。献立を決めるため、タブレットで料理を検索したり、レシピを調べたりしてきたようです。材料は、グループで手分けして持ち寄りました。
 コロッケを作っていたグループが2つありました。じゃがいもの皮をむき、ゆでてからマッシャーでつぶしていきました。と思ったら、マッシャーが思うように沈んでいきません。ゆで方が硬かったようです。包丁で刻んだりして苦労して作っていました。
 オムレツに挑戦していたグループがありました。卵をといてフライパンに流し込み、細かく切った具材を入れて包んでいきます。と思ったら、フライパンにこびりついてしまい、結局具材を卵で絡めた料理になりました。
 ハムカツを作っていたグループがありました。ハムにチーズを挟み、衣をつけて油で揚げます。(コロッケのグループもそうですが、油で揚げる場合は、フライパンで揚げ焼きのように少ない油で行うようにしました。)チーズを入れたこともあり、油がはねてきて苦戦していました。(写真中)
 その他にも、「ジャーマンポテトときゅうりの味噌マヨ和え」や「野菜のベーコン巻きときんぴらごぼう」を作っていたグループがありました。どのグループも、調べたレシピ通りにはいきません。食材の切り方や火の通し方など、経験を積まないとうまくいかないことがたくさんあるものです。また、普段家の人がいかに料理を工夫し、手際よく調理しているかが分かったことでしょう。小学校での調理実習は終わりですが、学んだことを実生活で生かすことが家庭科本来の目的です。自分で食べるものは自分の手で作れるように、これからも経験を積ませていきたいものです。
 一方、5年生は、家庭科の時間に「物やお金の使い方」の学習をしています。2組の教室では、「上手な物の選び方」として、品質表示マークについて学んでいました。品質の良いものや、環境や資源に配慮して作られた物を選ぶと、持続可能な社会をつくることに貢献できます。
 調べていくと、JISマークやJASマーク、STマーク、グリーンマークなど、どこかで見たことのあるマークがたくさんあることに気が付きました。身の回りの物から探してみると、道具箱に入っている色鉛筆や定規、ノート、教科書にも様々なマークがついていることが分かります。環境や資源のことまで考えた物の買い方について学習することで、未来社会に生きる子ども達にSDGsの意識をしっかりもたせていきます。

3月5日(火)

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 1年生は、算数の時間に「なんじなんぷん」という学習をしています。時刻を時計から読み取ったり、表したりする内容です。1年生の時計の読み方の学習は、9月に一度指導しています。その時は、「何時」と「何時半」の時計の読み方だけでした。今回の学習では、「何時何分」まで正確に読むことをねらいとしています。
 時計の文字盤が5目盛りおきに数字が書いてあることを利用して、すばやく時刻が言えるようにしていきます。2組では、模型の時計を子ども達に持たせ、針を動かしながら時刻がすらすらと言えるように練習していました。今までは、時刻を示すのに「長い針がいくつのところにいったら…」と伝えていましたが、この学習が終わったら、細かな時刻で指示することができます。(写真上)
 最近は、デジタル表示の時計が多くなってきていますが、長針と短針で示された時計の読み方がしっかりできるように練習することが大切です。しかし、この単元は2時間扱いです。日常的に時計を読む練習をしていくことが欠かせません。
 1,2校時に、6年生が昨日に続いて卒業式の練習をしていました。呼びかけの練習と歌の練習を中心に行いました。
 呼びかけの最後は、「旅立ちの日に」の歌で締めくくります。「旅立ちの日に」は、全国の多くの小中学校で歌われている「平成生まれの卒業式定番ソング」として有名です。この曲は、埼玉県の秩父市が発祥の地と言われています。平成3年(1991)年に、影森中学校の音楽教師の坂本先生が、「卒業生を送る歌」としてプレゼントした曲でした。当時校長だった小嶋先生に作詞を依頼し、その詞に坂本先生がたった15分で作曲したと言うから驚きです。その後、一気に全国の学校に広まっていきました。
 最後の歌詞は、次のフレーズの繰り返しです。「いま別れのとき 飛び立とう未来信じて 弾む若い力信じて このひろい このひろい大空に♪」別れには悲しみがつきものですが、この歌では未来への希望や勇気が歌われています。多くの学校で卒業式に歌われているのは、その力強さゆえのことなのでしょう。
 ピアノを弾く音楽専科は、立ち上がって伴奏しながら6年生に指導していました。先日調律が終わったばかりのピアノを力いっぱい弾きながら、子ども達の歌声を引き出そうと、力の入った指導をしていました。6年生の担任2人も、今後どのように気持ちを高めていこうかと考えながら指導に見入っていました。
 「旅立ちの日に」の歌では、5年生も一緒に歌い、掛け合いのように歌うところがあります。体育館中にしっかり気持ちが伝わるように、繰り返し練習していきます。(写真中)
 3年生は、理科の時間に「ものの重さ」の学習をしています。「物は、形が変わっても重さは変わらないこと」や「物は、体積が同じでも重さが違う場合があること」について、実験を通して確かめていきます。先週2組では、電子てんびん(はかり)を使って、粘土を様々な形に変えながら重さを量ってみました。形を変えても重さは一緒(変わらない)ということが分かりました。
 今日は、漢字辞典を使って、平らに置いた場合と立てて置いた場合とで、両方の重さを比べてみました。まず、手で持った感覚で考えてみました。手のひらに平らに乗せて持つのと辞典を立てて持つのとでは、なんとなく立てた方が重く感じるものです。実際にはかりにのせて調べてみると…重さは変わりませんでした。体重計に人が座るのと立ち上がるのと、さらに片足で立つのとでは、どれも同じ重さになるのと一緒です。(写真下)

3月4日(月) その2

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 今日から卒業式の練習がスタートしました。1校時に、体育館で6年生の1回目の練習がありました。パイプ椅子に座り、卒業式の心構えの話から始まります。卒業式は、「儀式的行事」に位置付けられています。6年生にとっては、一生に一度の晴れの舞台でもあります。また、多くの来賓や保護者の方々に見守られての式です。座る姿勢や起立、礼の仕方等、きちんとした態度で臨めるように指導していきます。
 昨年度の卒業式では、卒業生はマスクを外すことを基本としながら、呼びかけや歌の時はマスクを着用させることになっていました。今年はそういう制限はありません。また、学校評議員のみに限定していた来賓の制限もなくし、以前のように来賓席にはたくさんの方々が座る予定です。
 さらに、「門出の言葉」での6年生の立ち位置を変更しました。今まで卒業生は、その場で起立し、在校生(5年生)の方を向いて呼びかけと歌をうたっていました。今年は、ステージ前のひな壇に移動し、卒業生全員の顔が見えるように変更しました。
 歌は、ソプラノパートとアルトパートに分かれます。ひな壇に移動する時には、それぞれのパートごとにまとまるように立ち位置を決めました。呼びかけもひな壇で行うので、誰が話しているのかがよく分かるようになります。今日は、まだ台本を見ながらの呼びかけでした。今後は何度も練習し、全員が体育館全体にしっかり声が届くように指導していきます。(写真上)
 3年2組の教室で、キャリアパスポートを子ども達に渡し、記入させていました。今後各自が家庭に持ち帰り、家庭からのチェック欄を記載してもらった後、3月の中旬までに回収することになっています。このキャリアパスポートは、全国の学校で行われている取り組みです。(5年前ぐらいから始まりました。)そして、高校を卒業するまで、学年・学校を引き継いで使用していくことになります。(写真中)
 そもそも、「キャリア教育」という言葉が登場し始めたのは、20年以上前からのことでした。情報化やグローバル化、あるいは少子高齢化などを背景にして、社会における働き方や価値観が様々に変わってきました。その中で、将来社会人として自立した人を育てる観点から、「生きること」や「働くこと」を考えるキャリア教育が始まりました。
 よく、「小学校の高学年における『将来の夢』や『将来就きたい職業』を考えさせることがキャリア教育である」ととらえられやすいのですが、そればかりではありません。キャリアが、「自己を見つめ、将来の自分の姿を描くこと」であるならば、各行事での振り返りカードや、学期ごとの目標カード(学期末に振り返りをする)なども含まれることになります。
 1年生が、近隣の保育園や幼稚園の年長組を招いて行う「幼保小交流会」が行われました。2校時に保育園2園(旭町保育園と旭町第二保育園)、3校時に旭幼稚園さんに来てもらいました。10月に続いて、今年度2回目の交流会でした。
 10月の交流会では、体育館で運動会のダンスを披露したり、メッセージカードを贈ったりする内容でした。今回は、体育館で一緒に遊んだり、教室でクイズや学校体験をするという、盛りだくさんの交流会になりました。
 体育館で子ども達が対面した後、3つのグループに分かれて交流しました。体育館では、「進化ゲーム」を園児に説明し、一緒に楽しみました。1年1組の教室では、学校に関するクイズを出していました。学校にある特別教室に関するクイズや、1年生が好きな給食を当てるクイズなど、写真や映像を使って工夫していました。
 2組の教室では、「学校体験」としてランドセルを背負わせてあげたり、道具箱の中身を説明したりしていました。算数ブロックや計算カードを触らせてあげたり、漢字ドリル・計算ドリルを開いて説明してあげたりする姿も見られました。保育園の先生方から、「説明がとても上手ですね。」と褒められました。それもそのはず、全員がそれぞれのグループの実行委員になり、何度も練習して今日の交流会を迎えていたのですから。(写真下)
 体育館⇒1組の教室⇒2組の教室と、園の子ども達にローテーションしてもらい、全員が全てのグループで交流することができました。あと1か月で新1年生となって小学校に入学してくる子ども達です。きっと、小学校は楽しいところだと感じてもらえたことでしょう。今年の1年生が、とても大きく感じられた交流会でした。

3月4日(月) その1

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 久し振りに、校庭に出て全校朝会を行いました。「春に向かって」というテーマで話をしました。(写真上)
・・・先週末から3月に入りました。昨日は3月3日、「ひな祭り」の日でした。ひな祭りは、別名を「桃の節句」とも呼び、子ども達の成長と健康を願う年中行事とされています。2週間前から、北校舎の1階にお雛様を飾りました。主事室でお仕事をしている畦地さんから、学校の子ども達のためにと寄付をしていただいたお雛様です。ご自宅で50年ほど前から使っていたお雛様とうかがっています。華やかな雛人形を見ると、「いよいよ春に近づいてきているのだな」という感じがします。
 先週は、北風がとても強い日がありました。しかし、そんな寒さの中でも、確実に春に近づいていることをいろいろなところで感じます。校庭の陽だまりに出てみると、日差しがだいぶ強くなってきたことに気づくでしょう。また、空を見上げると、小鳥が元気に飛び回るようになってきたことにも気がつくかもしれません。さらに、そろそろ中庭の池の中にいるメダカが泳ぎ出す頃かもしれません。ヒキガエルが出てきて、卵を産むのもそろそろです。みなさんも、いろいろなところで春の訪れを感じ取ってみてください。
ところで、校長先生は、東京よりももっと寒く、雪がたくさん積もる新潟県に生まれ、育ちました。多い年には、2階の屋根にまで達するくらいたくさんの雪が積もるところでした。でも、3月に入ると、たくさん積もっていた雪がみるみる解けだしてきます。そんな雪国で、2月の下旬から3月初めにかけて、子ども達の楽しみがありました。それは、友達と林の中に入り、雪をかき分けてあるものを探し出すことでした。何だと思いますか?…「フキノトウ」です。(写真を見せる)たくさん積もった雪の下、それも真っ暗な中であっても、ちゃんとフキノトウは春が近づいてきたことを感じて芽を出してきていたのです。フキノトウは、フキという植物の花茎の部分のことを言います。地面から出てきたばかりの、まだつぼみの状態のものを次々と手で採って集めました。両手にかかえきれないほど採って、家に持ち帰りました。フキノトウを味わうためです。
 フキノトウを食べたことがありますか? フキノトウはとても苦いです。細かく刻んで味噌と混ぜて、熱々のごはんにのせて食べたり、よく天ぷらにしたりもします。校長先生の家では、フキノトウを持って帰ると、お母さんが細かく刻んで味噌汁に浮かべてくれました。独特な苦みがあるのですが、何とも言えないよい香りがして、とてもおいしです。家族でその味噌汁を味わいながら、雪国にも春が近づいてきたんだなと、うれしく感じたものでした。
 寒さが厳しかった冬ほど、そして雪がたくさん積もって大変だった冬ほど、暖かな春がやってきた時の喜びが大きく感じられました。なわとびやマラソンをたくさんがんばった子ほど、運動し終わった時の喜びが大きいのと同じです。先週は、6年生を送る会がありました。たくさん練習をしてがんばったので、終わった後の喜びは大きかったことでしょう。
 5,6年生は、いよいよ卒業式の練習が始まります。気持ちをしっかり入れて臨むようにしてください。本格的な春は、もうすぐです。・・・
 続けて、練馬区の表彰対象となった児童に賞状を渡しました。各部門で優秀な成績を収めた子ども達が表彰を受けています。旭町野球クラブ、ピアノのコンクール、空手、自転車競技、ヴァイオリンのコンクールで、全18名の名前が呼ばれました。(写真下)

3月1日(金)

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 5年生は、外国語の授業で「Who is your hero?」という学習をしています。自分のあこがれの人について紹介し合う学習単元です。
 「Who is your hero?」(あなたのあこがれの人は誰ですか?)と聞かれたら、「My hero is 〜」とあこがれの人を伝えます。続いて、「Why is he your hero?」と理由を聞かれるので、「He is 〜」とあこがれている人のすばらしいところを説明します。
 まず、2人で行うこの話型を、担任の先生とALTの先生とで見本を見せていました。担任の先生が例示したあこがれの人は、プロバスケットボールの選手でした。また、「hero」は有名人でなくても、自分の家族など身近な人を挙げても良いように、「father」の例も示しました。(写真上)
 子ども達は、どんな「あこがれの人」を考えたでしょう。ワークシートには、タブレットで調べたゲームの主人公の名前やスポーツ選手などが書かれていました。また、「brother(兄)」としていた子もたくさん見られました。自分のお兄さんにあこがれているというのは、とても微笑ましいことです。
 今日は、6年生の各クラスに図工の授業がありました。3学期に制作していた「わたしはデザイナー」という題の木工作が終了し、いよいよ学年末のまとめの段階になりました。今週と来週の図工の時間で、「図工アルバム」を作ります。
 図工の学習では、今までもよくタブレットを活用してきました。今回の図工アルバムは、1枚は今までの図工作品の写真で構成され、もう1枚は「ミニアルバム」として学校の様子を撮った写真で構成することになります。(両方を合わせて、パウチして完成予定とのこと。)
 今日は、ミニアルバムに取り入れる写真をまず撮りに行きました。学校の中や校庭に出て、思い出に残したい写真をタブレットに収めていました。校庭では、やはり三角すべり台が被写体として人気だったようです。学校のきまりとして、滑ることができるのは低学年まででしたが、旭町小の象徴となっている遊具です。やはり、思い出に残したいという気持ちがわいてくるものです。(写真中)
 ちなみに…昨日の昼休み、12月に行った「年末ジャンボ宝くじ集会」の3等に当たった子の景品として、三角すべり台が使われていました。それだけ「特別感のある物」となっている場所でもあります。
 6年生は、あと2週間でタブレットを返却することになります。タブレットは、練馬区から貸与されたもので、卒業前に返すことになっています。(次年度に入り、新1年生がそれを使うことになります。)
 5年生の音楽の授業で、「国歌 君が代」の練習をしていました。小学校では、どの学年の音楽の教科書にも「君が代」が載っていて、校歌とともに指導する内容に含まれています。
 5,6年生は、来週から卒業式に向けた練習が始まります。卒業式では、開式後すぐに「国歌斉唱」があります。5年生にとっては初めての卒業式参加なので、きちんと歌えるように指導しておく必要があります。
 最初に、「君が代」の歌詞の意味について教えていました。「細石(さざれいし)の 巌(いわお)となりて」は、「細かい石が集まって大きな岩となる」ということを意味しています。そして、「苔のむすまで」は、「その岩に苔が一面におおうほどの永きにわたるまで」という意味です。
 君が代全体を通じて、国の平和と繁栄が続くようにという願いが込められています。教科書には、歌の意味を伝えるとともに、「誇りをもって歌いましょう。」とも書かれています。さらに、「世界の人々も、自分の国や地域の平和や発展を願い、誇りをもっています。互いにそのような気持ちを尊重し合うことが大切です。」とも書かれています。(写真下)
 来年度は、4月8日(月)に入学式があります。今年の5年生は、コロナ禍前のように全員が入学式に参加することになっています。もちろん、入学式でも国歌斉唱があります。

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