いのちながし

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全校朝会での話。
 「夏休み、みなさんは本を読んだでしょう。この字、何と読みますか。『ことぶき、じゅ、とし、す』と読みます。日本人は、論語でこの字が出できたら、「いのちながし」と訓読したのです。どういう意味でしょうか。先人の知恵に学ぶ。つまり、たくさんの書物を読む。読むということは、先人の知恵、先人の命を自分の中に取り込むことです。すなわち、これが『いのちながし』なのです。9月から12月、いい季節です。本を読みましょう。それは、『いのちながし』に通じます。」
 以下は全校朝会から離れた話。  
 論語に曰く。「仁ある者いのちながし」。松尾曰く。「本を読む者いのちながし。」

この一冊

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 この本を再読する。何度読んでも、胸がドキドキする。著者は、お金を貯めても心が解放されない日本人の生き方に疑問を呈する。英国では、中古住宅が売買されるが、その中古こそ大人気だ。古い物には、歴史とアイデンティティーが宿されているからだという。「もう古いよ。」「古くさいよ。」という言葉は、時に殺し文句として放たれる。英国では、その逆だ。「古い」には、成熟と歴史の意味が込められているようだ。
 新しい流行を追う生き方は息苦しいのかも知れない。そう思ってページをめくった。この夏、おすすめの一冊だ。  
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学校行事
6/22 委員会活動 教育実習終 定期健康診断終
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