不思議なバラ

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 このバラ、店先に出ない。それはそうだろう。ほとんどの人が振り向かないし、摘んで生けようともしない。それがノイバラだ。爪木崎、弓ヶ浜近くを歩くといい。ほのかな香りが漂っているのは何の香りかしら、と思うと、きまって一重のバラが咲いている。このバラを見て、「いばらの道」という言葉を思い出す。バラの刺が至る所にあるような道を言うのかもしれない。
 「誰が見ていなくてもいいのです。知られなくともいいのです。でも、私は自分の花を咲かせてみますよ。」という、ノイバラの声なき声が聞こえてくるような気がする。不思議なバラだ。
    潮騒を 聴くノイバラの 耳みえし
                              平成24年6月19日

俳句と短歌を楽しく読む

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 平成24年6月26日(火)1時間目、小笠原学級の授業風景である。俳句、短歌の調べ、よさを感じるにはどうしたらいいか。丸ごと視写して、暗唱できるくらい何度も何度も声に出して読むことである。分析的な解釈はいらない。まず、覚えるくらい声に出す。声に出しながら、俳句と短歌の違いに気付くだろう。俳句には、いわゆる「切れ字」がある。
   静けさや 蛙飛び込む 水の音
 この句の切れ字は、静けさや、の「や」である。ここで、間をとる。どうしてか。俳句は二枚絵でできているからだ。静かな情景を描く。その静けさを予想させる。どんな静けさなのか読み手は、思い思いに予想すればいい。間をとって、次の二枚目の絵を読む。すなわち、蛙飛び込む 水の音である。蛙が飛び込んでいる姿、どこに飛び込んでいるかを予想する。そのあと、どんな音かを予想するのだ。このように俳句は二場面の詩である。詩というものはいいなあ。面白いなあ。奥行きがあるなあ。このように思わせたい。

「こんにちは、リコーダー」

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 平成24年6月26日(火)4時間目、音楽室の授業風景である。はじめに、「ほしまつり」を歌う。リコーダーの基本技を身に付けるために、「シラソの音」で旋律を作る活動を取り入れる。3つの音だけでも、きれいな調べが流れるから面白い。

5年「敬語の意味とその使い方」

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 この写真は、平成24年6月25日(月)3時間目に撮った。ハイハイ、とこれみよがしに手を挙げる者はいない。集中している。敬語活動は減ってきてはいるものの、敬語が廃れているわけではない。芯の強い敬語を聴くと、筆者はその表現の奥ゆかしさに感嘆する。大泉西小の子供が、日本語の敬語法に気付くためには、誤用がなんであるかから勉強しなくてはならない。担任の先生は、誤用例を示しながら、その部分を訂正させる活動を重視されていた。試行錯誤という言葉がある。錯誤してみて、正しさを見つける。これである。

6年「同じ部首や部分を含む同音異義語」

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 平成24年6月22日(金)4校時目、山川学級の授業風景です。「要求」「野球」「救急車」の「求」の字は3種の語のいずれにも含まれています。つまり、同じ部首や部分を含む同音異義語を集めることで、漢字を構造的に理解しようというのです。漢字の構造と体系を理解して覚えれば、漢字は意外と覚えやすいものです。

5年「敬語の意味と使い方」

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 平成24年6月22日(金)1校時目、浪間学級の授業風景である。「いらっしゃってくれた。」という敬語記述をしている子供がいた。敬語は誤用に気付くことから、その敬語のもっているよさが見えてくる。特に謙譲表現は難しい。これを身に付ければ、日本心の奥行きに感動するだろう。

「教育実習生研究授業」

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 平成24年6月21日(木)5時間目、永川教諭指導のもと、永本実習生が研究授業を行った。単元名は、社会科「練馬区のようすを調べよう」である。各班ごと調べる地域・対象が異なっている。その班ごとの、調べ学習の成果を発表する場面である。

3年「海をかっとばせ」

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平成24年6月21日(木)3時間目、小畑学級の授業風景である。音読一人読みから始まる。「人物の行動、情景から人物の心理を読み取る」のは、文学的学習材の面白さである。

1年「おさるがふねをかきました」

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 平成24年6月21日(木)2校時目、小池学級の授業風景です。動作を取り入れて、お話しの意味を確認する作業を取り入れていました。

1年「おさるがふねをかきました」

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 平成24年6月21日(木)1校時、青山学級の授業風景である。学習材「おさるがふねをかきました」を音読し、そのあと視写。視写の効用については、今次の学習指導要領ははっきりと明記している。筆者は、日本語は書いてみないと分からないところがある、と思っている。 

「きって、つなげて、すてきな世界」2

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 段ボールを切り取る技術は基本の「き」である。その基本を身に付けて、そのあとに応用を目指す。時計を造る子供もいるだろう。城を造る子もいるかもしれない。部分と部分をつなげていく。どんな大作でも、部分と部分のつながりから生まれる。そのつなげ方に、その人の個性や独創性が発揮される。文章は、文と文のつなげ方、つまりは係り受けが大事である。図工の造形活動もまた、その係り受けが大事なのかもしれない。平成24年6月20日

「ブックトーク研修会」

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 青木淳子氏をお迎えして、「ブックトーク研修会」を本校学校図書館で催しました。まず、松尾校長が「生涯にわたって本を読み続ける子を育成したい。そのためには、ブックトークの手法が欠かせない。」と挨拶し、そのあと講師の青木淳子氏の経歴を紹介しました。「ブックトーク」の基本とは何か。その基本を参加者は学びました。研修会が終わったあと、講師の先生に尋ねる人がいました。本との出会いが人生を変えるかもしれません。平成24年6月20日

4年「同音の言葉の意味」

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 同音異義語の多い言葉、それが日本語だ。「すもうをとる」「ぼうしをとる」「でまえをとる」の「とる」は同音の動詞だ。動詞のことを「うごきの言葉」とも言う。日本語の動詞は大和言葉の姿を顕著に現している。上代から今日まで、それほど大きく変化していない。が、同音動詞であっても、意味は異なる。大きく異なる意味もあれば、小さく異なる意味もある。また、同音語には、言葉のスペクトルのような微妙な滲み(ニュアンス)がある。
 辞書を引く。この姿がいい。これが習慣になればしめたものだ。平成24年6月19日3校時

「きって、つなげて、すてきな世界」

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 8時48分、子供たちは席について守安先生の顔を見ている。静かだ。一枚目の写真は、段ボールカッターを使って切り取る方法を師範しているところである。やって見せながら、注意すべきことを指示する。その行動的な指示を子供は目を凝らして見ている。二枚目の写真は、子供の操作課題を評価しながら、その子に合った支援をしているところである。

「スイミー」の授業

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 これは、平成24年6月19日2時間目の松原学級の授業風景である。静かだ。主題は「スイミー」。学習のねらいは、「スイミーを紹介するために、スイミーがどんな魚か、読み取る」こと。二枚目の写真は、子供がワークシートにどのようなことを書いているか、机間評価用紙にメモをしているところ。 

3年「ありの行列」

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 平成24年6月18日5時間目の永川学級の授業風景である。単元主題は「ありの行列」。これは説明文である。事実、研究成果例などを挙げながら筆者は「ありの行列」の謎を解いていく。その謎解きの流れを論理的に叙述している。その論理の係り受けを学ぶ。これが説明文学習材の面白さである。パラグラフ7の冒頭は「この研究から、」という鍵になる言葉が示されている。この研究からの「この研究」とは何を指し、何を意味しているか。

移動教室だより6

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 一枚目の写真は下田水中水族館でのイルカショーの場面。二枚目の写真は弓ヶ浜の砂で造った作品。三枚目の写真は浜辺の岩陰に咲くノイバラ。

移動教室だより5

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 三日目。弓ヶ浜の浜辺の波は穏やかだった。浜の波音を聴く。「浜辺の歌」が聞こえてくるような錯覚に陥る。次の写真は旗とり競争の場面。

移動教室だより4

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 三日目、午前、下田海中水族館に行く。午後から弓ヶ浜で砂を固めたアートづくり。れは、前方後円墳を主題にしたもの。アンパンマン、キティーちゃんなどキャラクターを象ったもの、富士山など高さを目指すもの、様々な造形物に感じ入りました。

移動教室だより3

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 2日目、朝から磯遊び。潮風が子供たちの身体を包み、潮騒の歌が静かに鳴っていました。この磯遊びで拾った貝殻を使って、その夜、3Dの立体絵を造りました。二枚目の写真は、午後からの釣り体験です。「餌の付け方が一番大事」という指導を守っている子供は、確実に釣り上げていたようです。この釣り体験、初めてという子供か殆どでした。いい体験をしたと思います。三枚目の写真、これは鰺の開きつくっているところです。店主の指導のもと、包丁の持ち方から学びました。持ち方が悪いと、怪我をします。この体験、価値あるかけがえのない体験でしたよ。筆者も、久しぶりに鰺のはらわたを取り出して、そのにおいをかぎました。
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学校行事
11/8 児童集会 安全指導 中休みマラソン
11/10 土曜授業
11/12 全校朝会