平成24年12月10日(月)9時半、九人の近隣保育園長が来校。まず、一年生の授業を参観。そのあと、学校長と園長との懇談会。懇談会では、「保育園の文字習得は進んでいても、文字の発見をしているとは限らない。未習得文字を早期に教え込むのではなく、平仮名文字への興味の持たせ方を、話し言葉文脈や文字語の中で行うことが大切です。文字語である『あひる』のうち『あ』の字が書けなくてもよろしい。未習得文字『あ』を○で表し、『○ひる』でいいのです。語として認識させ、のちに素因分析して原則一音に一文字が対応していると気付きます。何と言っても、母語の充実が何より大切です。」こんな話をした。園長先生には、篆刻入門講座にも参加していただき、篆刻印一文字を刻してもらった。新年を寿ぐ賀状に押してほしい、と伝える。
初暦 ここに私がいる不思議