書き初め

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 平成25年1月12日(土)9時25分、2階の廊下を歩く。掲示されている書き初めを見る。「光るにじ」と唱えてみる。指でなぞりながら空書きをしてみる。日本語は漢字仮名混じり文。漢字だけでないところがいい。平仮名だけでないところもいい。混じり文、この言語的な工夫、いや発明に日本語の偉大さがある。新聞文章の5割強はは漢語。それ以外は大和言葉と平仮名。平仮名の発明がなかったら、今日まで大和言葉を伝え続けることはできなかったにちがいない。そう思って、改めて日本語の偉大さに感嘆する。
 草仮名から仮名が生まれたらしい。その草仮名の発明に空海が寄与したらしい。弘法大師は筆を選ばなかった、という言い伝えがある。が、それは事実ではない。弘法、筆を選んだ。選ぶけれど、どんな筆で書いても基本がしっかりしていたので、選ばなくとも美筆であったということである。筆はいい。筆は自らを写す鏡なのかもしれない。

書き初め展

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 平成25年1月11日(金)午前8時40分、一年生の教室をのぞく。一年生のAさんが「校長先生、明けましておめでとうございます。今年も、よろしくお願いします。」と言いに来る。「おめでとう。今年も、よろしくね。」と挨拶をする。その姿の凛々しいこと。感動する。廊下に出て、書き初めを見る。書き初めはどんな人も縦に書く。横に書く人はいないだろう。どうして縦に書くのか。この本質的な問いに答えられる人が少なくなったのかもしれない。そう思いながら再び一年生が書いた文字の一つ一つに目を凝らす。いいなあ。書き初めはいいなあ。
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学校行事
1/18 保護者会(中学年) 校内書き初め展終 避難訓練
1/19 連合図工展(24日まで)
1/21 全校朝会
1/22 1年6年朝遊び
1/23 3年4年朝遊び
1/24 2年5年朝遊び 6年生社会科見学