10月3日(月)、全校朝礼を行いました。校長先生からは、パラリンピックについてのお話がありました。パラリンピックは、障碍のある人たちによるスポーツの祭典です。パラリンピックの「パラ」には、「もう一つの」という意味があり、パラリンピックは「もうひとつのオリンピック」とも言われます。イギリスの病院で行われた、車いすの人たちによるアーチェリーの競技会が発祥だそうです。当初は、オリンピックと実施時期も実施場所も異なっていましたが、1964年の東京大会から同じ時期に同じ場所で実施されるようになりました。失われた運動機能を補助するために、競技用の義足や車いすなどが使用されます。科学技術の進歩により、人間の足の反発力よりも大きい義足も開発されています。例えば、今大会の走り幅跳びでは、8m21という素晴らしい記録が出ました。これに対しては、義足のおかげか本人の努力の成果かという話題もありましたが、装具を自分の体の一部として使いこなしているという点で、やはり本人の努力によるものが大きいのではないかと思います。本校は、オリンピック・パラリンピック教育推進校として、これまでにも、ブラインドサッカーやシッティングバレーボールなどの講演を聞いたり、体験をしたりしてきました。今週の土曜日には、車いすバドミントンの講演会や実技体験を行います。車いすバドミントンは、2020年から正式種目になる予定の競技です。皆さんには、この貴重な機会を通して、様々なことを感じ取り、障碍者スポーツに対する関心を高めてほしいと思います。