3月13日(火)どのクラスも、前回の記録を上回る記録を出そうと、休み時間や体育の時間を使って猛練習をしてきました。体育着に着替えて校庭に出ると、すぐに練習が始まりました。練習の様子を見ていると、子ども達の意気込みが強すぎて縄の回し方が速すぎてついていけなくなっている様子も見られました。さかんに担任の先生が「焦るな」「あわてるな」と声をかけていました。 いよいよ全校一斉に記録をとる5分間がスタートしました。校庭のあちこちから「イチ、ニ、サン・・・」と縄を跳んだ回数を数える声が元気よく聞こえてきました。(写真上)1学期の頃は大波小波を跳び越していた1年生が、今では上学年と同じように回す縄の中に入って跳ぶことができるようになりました。一方、高学年では、回し手が縄を短めに持って回転を速くし、たくさん跳ぶ工夫をしていました。さらに、間をあけずに次々と跳ぶのが記録を伸ばすコツです。全員が集中していないと続きません。特に6年生はすさまじい気迫で取り組んでいました。 今日の1校時は、6年2組に行って授業をしました。(今回、卒業前の校長の授業を6年生各クラスに1時間ずつさせてもらうことにしました。)6年2組は、長なわで前回の443回を上回る448回という記録を出しました。「体育朝会が終わったばかりの2組は、みんな喜んでいるだろうな」と思って教室に入ってみると、なんとなく沈んだ表情でした。子ども達に聞いてみると、練習の時は480回跳べたから…とのことでした。そんなに目標を高く設定して臨んでいたのかと感心しました。 お昼の放送で、全校の結果が発表されました。今日の記録では、第3位…352回(5年2組)、第2位…448回(6年2組)、第1位…488回(6年3組)でした。6−2の悔しさは確かに分かります。 前回(2学期の記録)との比較も発表されました。第3位…プラス70回(2年1組)、第2位…プラス80回(3年3組)、第1位…プラス90回(5年2組)でした。それぞれのクラスでがんばりを称え合ったことでしょう。 昨日の6年生の練習に続き、今日から5年生も卒業式の練習が始まりました。体育館に教室の椅子を持って行き、6年生の後ろ(体育館の中央)に位置を決めました。5年生の卒業式での大切な役割はいくつかあります。まず、卒業生の入退場の音楽です。入場曲の「威風堂々」をリコーダーと数名の打楽器と鉄琴で演奏します。(写真中)また、6年生の「巣立ちの言葉」(呼びかけ)の中に、5年生で行う呼びかけが部分的に入ってきます。さらに、6年生と一緒にうたう歌、5年生だけでうたう歌・・・それら全ての根底には、最高学年を現6年生から引き継ぐためという目的があってのことです。明日からは6年生と一緒に練習する時間も入ってきます。この10日間でグンと成長する5年生に注目したいと思います。 3,4校時に6年3組の調理実習がありました。先週の2組に続いて、おにぎりと蒸しパンの調理でした。家庭科室の様子を見に行くと、どのグループもとても楽しそうに調理をしていました。おにぎりの具材や蒸しパンにトッピングする材料など、いろいろな準備をしてきていたことにびっくりしました。中には、おにぎりの具材として納豆を持ってきたグループがありました。また、フライパンでツナやウインナーを炒めていたグループも…。 4校時の終わり頃、今回も職員室に感謝の手紙と一緒におにぎりと蒸しパンが届きました。校長の分も含めて、副校長先生が6年生から受け取りました。(写真下)おにぎりの中味を聞いてみると、「食べてからのお楽しみ」と言います。自分が食べたのは、オーソドックスな梅干でした。副校長先生が食べたのは、のりの佃煮が入っていました。(納豆でなくてホッとしました) 蒸しパンは、チョコレート風味になっていました。しかし、蒸しパンが見えないほどにトッピングがたくさんのっていました。チョコチップにアーモンドにドライフルーツに…なんと贅沢な蒸しパンでしょう。おいしかったですが…。蒸しパンは、ホットケーキミックスの粉を使っていました。簡単に、そして工夫次第でいろいろな蒸しパンが作れるので楽しそうでした。 3月13日の給食ぎせい豆腐 キャベツのこんぶ漬け はたけ汁 牛乳 一口メモ ぎせい豆腐について 名前の由来はいろいろあるようです。豆腐以外の材料を混ぜて豆腐のような形に仕上げることから、あるいは豆腐を原料としながら卵焼きのような別の料理に見せることから、「擬製」という字を当てて「ぎせい豆腐」とされています。他にも、人名に由来するという説もあり、起源や成立時期の不明な料理です。 精進料理でもあり、昔のお坊さんは肉や卵を堂々と食べられなかったため、豆腐や野菜と混ぜてこのような形で食べたと言われています。ひとつの料理で、肉・豆腐・卵・野菜がしっかり食べられる栄養満点の献立です。 体育朝会 長なわ先週から多くのクラスが休み時間や体育の時間に練習を行っており、朝会の前のわずかな時間でも長なわの練習をしていました。どこのクラスもやる気満々だったようです。 今回は、最後の長なわ朝会ということで、ほとんどのクラスで記録が伸びました。前回より90回も多く跳べたクラスや、6年生では500回に届きそうなクラスがありました。頑張って努力した成果が出ていました。 今年度の体育朝会は、今日が最後です。来年度も体を動かす楽しさを味わっていけるとよいです。 お別れスポーツ大会(5年生)この行事は、卒業を控えた6年生と交流を図り、楽しい思い出を作ってもらうために5年生が企画し、準備しました。6つのコートに分かれ、5年生と6年生がドッジボールで勝負しました。 6年生のボールはさすがの速さで、結果はやはり6年生の勝利となりました。楽しい交流の時間となりましたが、その中でも勝敗を受け入れる姿勢や、切り替えの早さなど、6年生から学ぶことはたくさんありました。 今週からは、卒業式の練習が本格的に始まります。6年生の最後の姿をしっかりと支え、最高学年へとつなげていきたいと思います。 3月12日(月)・・・どこの学校でも、学校生活についてのアンケート調査において、「進んであいさつをしていますか」という質問があります。「あいさつがよくできている」と回答した割合は、子どもが高いのに対して、大人(学校の先生や保護者)は低い値になっています。つまり、子ども達からするとあいさつをしっかりしていると思っていても、見ている先生達や保護者の方にとっては、あいさつがしっかりできている子は少ないと感じているわけです。 その理由としてまず考えられるのが、声が小さいことです。自分ではあいさつをしているつもりでも、相手のあいさつの声よりも弱々しい声だったら、きちんとあいさつができていないと受け取られてしまいます。次に、相手の顔を見てあいさつをしていないからです。きちんと相手の方を見てあいさつをしていなければ、あいさつができていないと感じられてしまいます。もう一つは、たがらっ子宣言にもあるように、自分から進んであいさつをしているかどうかです。「おはようございます」と言われてあいさつをした子は、自分ではあいさつをしたつもりであっても、「この子はあいさつがもう少しだな」と思われているかもしれません。・・・ 区内各学校の今月号の学校だよりを見ると、それぞれの学校評価アンケートの結果分析が掲載されているものがたくさんありました。(本校は、先月の学校説明会の資料として配布済み)どの学校も「あいさつ」の項目があり、子どもの自己評価と教員や保護者の評価とのずれが見られます。今後もしっかりあいさつができる子どもの育成のために、学校と家庭とで指導を続けていきましょう。 各教室をまわってみると、学期末のテストや学年末の復習問題に取り組む様子が見られます。3年生の教室では、この一年間で習った漢字の復習テスト(通称50問テスト)が行われていました。(写真上)漢字は、一度忘れてしまったものは考えても仕方がありません。また覚えるまで、何度も練習することが大切です。たいていは、どのクラスでも漢字50問テストは何度か練習をしながら取り組んでいきます。漢字の練習は、だれもが通る道です。「練習すれば結果が出る」ということを体験させてあげたいものです。 先週から、中休みや昼休みに長なわを練習するクラスが増えてきました。(写真中)各学期に1回ずつ長なわの体育朝会があり、今学期は明日の朝行うことになりましたて。中でも、6年生が率先して練習している姿が光ります。6年生は、小学校で最後の長なわ記録会ということもあり、どのクラスも目標を高く設定して、以前から練習に取り組んでいました。6年生ががんばる姿を見て、他の学年も外に出て長なわに取り組むようになってきました。明日の体育朝会が楽しみです。 6年生の卒業式の練習が今日から始まりました。体育館にパイプ椅子が用意され、まずは卒業式に向けての心構えや椅子の座り方、起立のし方、お辞儀のし方の指導がありました。(写真下)卒業式では、何度もお辞儀をするところがあります。全体でそろったお辞儀もあれば、入場の際のお辞儀や証書をもらう時のお辞儀など、一人で行う場面もたくさんあります。お辞儀ひとつとっても、一人一人の個性が表れるものです。正しく美しいお辞儀がしっかりできるように指導していきます。今日は、呼びかけの時のひな壇に立つ位置や、入場の仕方についても練習していました。 3月12日の給食タンドリーチキン パセリポテト オニオンスープ 牛乳 一口メモ オニオンスープについて 玉ねぎがあめ色になるまでじっくりと炒めることが、玉ねぎの甘みを引き出し美味しくするポイントです。玉ねぎの甘みと旨味がぎゅっと詰まった、体も心もポカポカと温まるスープです。 玉ねぎを加熱することで、玉ねぎに含まれている物質が変化して効果が変わってきます。肥満や生活習慣病の原因にもなるコレステロールや中性脂肪などを低下させたいのであれば、玉ねぎを加熱調理すると良いので、オニオンスープでいただくのがぴったりです。 社会科出前授業(5年生)地球の人口増加、食生活の変化、食糧自給率などの大きいテーマの言葉が出てきましたが、グラフや写真によって子どもたちは分かりやすく理解したようです。 学習の後半には自分たちができることについて考え、発表する時間がありました。多くの児童が環境問題に対して自分なりの考えがあり、関心を強くもっていることがわかりました。身近なところから実践していってほしいです。 3月9日(金)2年生なりに、1年前や2年前のことをよく覚えているものだと感心しました。先日6年生と会食をしている時に、1年生の時のことで覚えていることを聞いてみました。ある子は、担任の先生にきつく怒られたことを話していました。(やっぱり、叱られたことは後々まで心に残っていくのですね。)それを聞いていた子が「あっ、あの時のことか…」と、状況をさらに詳しく説明してくれました。叱られていない周りの子まで覚えているのですから、よっぽどの出来事だったのでしょう。そういう自分も、子どもの時のはっきりとした記憶は、つらかったことや叱られたことばかりがよみがえってきます。楽しかったこともたくさんあったはずなのに…。 先月6年生にキャリア教育の授業でお世話になったディレクトフォースの皆さんに、今日は5年生の出前授業に来ていただきました。5年生の各クラスに1時間ずつ、社会科の食糧生産について総合的に学習する内容での出前授業でした。5年生は、1学期に日本の農業や食料自給率について学習してきています。今回は、世界の食糧生産にも目を向けて、人口の増加や食料消費の偏り、食品ロスが多いことについての話を聞きました。また、日本はほとんどの食物の自給率が低いことや、多くの食品を輸入にたよっていることを学びました。 授業の後半では、「私達の食生活を今後どう見直すか」というテーマでグループ討議の時間を設けました。5年生の子ども達なりに、様々な視点から意見が発表されました。日本の農業人口を増やすための手立てや、日本国内でたくさんの野菜を生産するための工夫、自分達の食生活の見直しなど、いろいろな意見が出てきました。(写真中) ディレクトフォースの皆さんの中には、企業での経験を生かして大学で授業を行っている方もいらっしゃいます。大学の授業でも最近は「アクティブラーニング」が盛んに授業形態として取り入れるように言われているそうです。今日の5年生の授業では、どちらのクラスでも活発に自分の意見を発表する子がたくさん見られました。 今日は、6年生の「卒業感謝の会」のために、水曜時程で5年生以下の学年が下校しました。そして、体育館で6年生の保護者と教職員、他の学校に異動された旧担任の先生方をお招きして会が始まりました。ひな壇に座った6年生は、また一回り大きくなったように感じられました。低・中学年の頃に指導していただいた先生方の話では、それぞれの学年でいろいろな思い出がつくられていたことがよく伝わってきました。 メインとなった6年生の出し物では、先週の送る会の内容から感謝の会用に変更しながら、またこの一週間でよく練習をしてきたことが分かりました。合奏「学園天国」では、アンコールの声にこたえて再度演奏が始まりました。1年生の頃に練習した鍵盤ハーモニカ、3年生の頃になかなかきれいな音が出せずに苦労したリコーダー・・・と、6年間で様々な楽器ができるようになり、立派な学年合奏が披露できました。小学校での合奏は、これが最後になりました。 出し物の最後に、6年生からのサプライズがあり、保護者席に行って感謝の手紙を子ども達が読みました。(写真下)なかなか普段伝えることのできない感謝の気持ちが届いたことでしょう。 卒業式まで、ちょうどあと2週間となりました。来週からはいよいよ卒業式に向けての練習が始まります。教職員全員ですばらしい卒業式になるように指導を続けていきます。 3月9日の給食ハンバーグ ボイルキャベツ 白いんげんスープ 牛乳 一口メモ ハンバーグについて ハンバーグは肉料理の一種で、正式名称はハンバーグステーキです。ハンバーグの起源は18世紀頃のドイツ・ハンブルクでのタルタルステーキと言われています。名前の由来も、ハンブルクが転訛してハンバーグとなりました。 日本では、ファミリーレストランにおける主力メニューとなっています。ハンバーグをメインメニューに据えた「ハンバーグ専門店」も存在するくらいです。一方、海外ではハンバーグを扱っている店は少なく、マイナーなメニューになっています。 3月8日(木)じさまに育てられている豆太は、夜中に一人でトイレに行けないぐらいとてもおく病な男の子です。・・・と言っても、5歳くらいだったら普通はそうではないでしょうか。ましてや、昔のトイレは家の外にあったものです。それも、たいていは薄暗くて、くみ取り式のトイレです。 ある日、じさまの具合が急に悪くなり、豆太は勇気をふりしぼって医者様を呼びに一人で夜道を走って行きます。医者を呼んで山小屋に戻る途中、豆太はモチモチの木に火が灯って、明るく輝いているのを見ます。それは、じさまが話していた「勇気のある者だけが見る事のできる山の神様の祭り」であることを知ります。・・・絵本のページをめくった瞬間に、モチモチの木(トチの木)がシャンデリアのように輝いている挿絵が飛び込んできます。絵本のすばらしさをいつも感じるところです。3年生はワークシートを使って、人物の気持ちを読み取りながら学習をしていました。(写真上) 4年生の教室に行くと、静かに原稿用紙に向かっている最中でした。クラスの文集を作る時間のようでした。黒板には、「10年後の自分へ…クラスでの思い出、自分の一年間の成長、10歳の自分のこと、将来の夢に向かって、10年後の自分の姿」と書いてありました。先月、二分の一成人式をしたばかりの4年生です。10年後の二十歳になった自分に向けて書いた手紙形式で、文章が書き進められていました。(写真中) 「10年後の自分へ ちゃんと医者になるためにがんばっていますか…」「今ごろ大工になっていますか…」どの子も、将来の自分の姿を想像しながら書いていました。そして、この一年間で自分ががんばってきたことや、5年生になってがんばる目標をしっかり綴っていました。 印刷し、クラス全員の手にこの文集が届いたら、10年後のクラス会がとっても楽しみになることでしょう。「10年後」と言えば、今日10年前の卒業生から電話がありました。最後に担任をした隣のクラスの男の子が教員採用試験に合格したことは、以前10月に聞いていました。今日は、その子が新規採用として4月から勤める学校が決まったことを連絡してきてくれたのです。着任する学校は、練馬区から遠い区ではありましたが、その声には「社会人としてがんばるぞ」という決意がはっきりと感じられました。6年生にとっての10年後は、大学を卒業する年であり、社会に出る頃なのです。・・・明日の感謝の会では、6年生にこの話をしようと思いました。 今日の午後は、6年生と田柄中学校の見学会に行ってきました。田柄中では、昨日合唱コンクールがあったばかりです。出張前の時間を使って、開会式と1年生2クラスの発表を聞いてきました。制服姿だけでなく、すっかり昨年の卒業生が中学生として成長していることにびっくりしました。クラスの生徒達でつくり上げるハーモニーであることがよく伝わってきました。 今日の見学会では、前半に校内の授業の様子を見て回りました。ぎっしりと机が並ぶ教室の中を恐る恐る入っていき、数学や国語の授業を見たり、技術科の部屋や理科室にも入ったりしました。(写真下)先日、幼稚園や保育園との交流会がありましたが、1歳違うだけで「かわいい」と感じられたものです。同じように、中学校の先生や生徒から「6年生はかわいいな」と思われていたのでしょうか。 今日は、午前中にPTA運営委員会がありました。今年度最後の集まりということで、委員さん達から感想を話していただきました。PTAの委員を初めてやってみて、いろいろなことが分かったそうです。「学校の様子がよく分かり、プラスになることが多かった」「学校や子どもを見る視点が変わった」「他の学年の方とのつながりをもつことができた」・・・すばらしい感想をいただき、とてもうれしく思いました。 こういう感想もありました。「母親ががんばっている姿を(子どもに)見せられてよかった」まさにその通りです! 学校だよりの巻頭にも書きましたが、子どもは必ず親の背を見ています。PTAで活躍している自分の親の姿を見て、誇らしく思っているはずです。 田柄中学校見学会(6年生)見学会は、実際の中学校の授業を参観したり、中学校生活についての話を聞いたり、部活動紹介のビデオを見たりと、盛りだくさんの内容でした。 4月から始まる中学校生活に向けて、期待が膨らんだ子も多かったのではないかと思います。 3月8日の給食かみかみサラダ イタリアンスープ 牛乳 一口メモ メキシカンライスについて スパニッシュライスと呼ばれることもあります。メキシコ料理に欠かせないライスです。タコスやファヒータのサイドに添えたり、ブリトーの具にしたりする料理です。本場のメキシカンライスは、メキシコ料理でよく使われるピリ辛のサルサソースが決め手となります。 給食では、パプリカやチリパウダー、トマトピューレ、カレー粉、しょう油、砂糖で味付けをして、子ども達にも食べやすい辛さにしてあります。 3月7日(水)おもちゃ作りをするためには、電池とのつなぎ方の「回路」の仕組みや、電気を通すものと通さないものを理解していなければなりません。また、磁石では、N極とS極の性質や、磁石につくものつかないものの理解が必要です。それらの性質を使って楽しめるおもちゃが作れるようにがんばっていました。空き箱や割りばしを利用している子が多く、図工としてのセンスも問われますが、試行錯誤して作品を作ろうとするその過程が大切です。 3,4校時に、体育館で6年生が「卒業感謝の会」の練習に取り組んでいました。あさっての午後、6年生の保護者と校内の教職員、そして6年生が今まで指導していただいた先生方を招いて行う会です。 先週金曜日の「6年生を送る会」の出し物を基本にし、部分的に変更するところを確認しながら練習を進めていました。「学園天国」の合奏も、先週とはまたメンバーを入れ替えての演奏になります。しっかり感謝の気持ちが伝わるように、学年の先生達が緊張感を維持させながら指導をしていました。(写真中) 5年生の家庭科の時間に、りんごの皮むきをしていました。(写真下)昨日は1組が行い、今日は2組が調理実習として取り組んでいました。大橋先生が指導してから、各自が1個ずつ用意してきたりんごを手に、包丁を動かしていきました。 見るからに包丁を持って皮むきをするのは初めてだろうなと思われる子がたくさんいました。包丁を持った手の親指が、刃の上にきていないのです。「りんごを持っている左指が危ない!!」と、ひやひやしました。何人かには、親指の置き方を教えてあげました。大橋先生だけでは大変そうでした。5,6年生の保護者の方は、一度家でじゃがいもでもりんごでもよいので、やらせてみてください。きっとすぐに「危ない! 待って!!」と叫ぶでしょう。 高学年を担任していた時は、家庭科を自分が教えていました。(ミシン以外は得意です! 特に包丁の使い方は…)昨日のクラスで皮むきを教えてあげたら、「なんで校長先生うまいんですか?」と言われました。「大学生の時は自分でご飯を作っていたんだよ」と答えました。しかしそれだけではなく、子どもの頃によく包丁を持って料理をさせてもらっていたのです。土曜日のお昼は材料が切ってあって、子どもだけでチャーハンを炒めたりしていました。そんな経験が生きているのかもしれません。また、カッターで鉛筆を削るなど、けがをしながらもいろいろな道具を子どもの頃から使っていました。ぜひ子どもが成人する前に、一人で生きていく術を経験させてあげてください。 皮むきが終わったりんごは、細かく切ってから砂糖を混ぜて鍋で煮て、「りんごのコンポート」になりました。アップルパイの中味のように、バターとシナモンで仕上げていました。(もっとトロトロにしていけば、リンゴジャムにもなります) 余談ですが・・・昔はりんごと言ったら「酸っぱいもの」というイメージでした。今の時代のような「ふじ」を代表とした甘いりんごはなかったのです。子どもの頃、毎年長野北部のりんご農家まで行って、どっさりりんごを買ってきました。「国交(こっこう)」や「紅玉(こうぎょく)」といった品種だったと思います。レモンと同じように、見ただけで口の中につばがたまってくるほどりんごは酸っぱいものの代表でした。 テレビでやっていたのがヒントになったのか、ある時母親が電子レンジにまるごと1個のりんごを入れてチンしました。焼きりんごのような感じで、ジューシーで皮まで食べられて・・・熱を加えると酸っぱさが緩和され、とてもおいしくなりました。5年生の子ども達が作ったコンポートを食べて、その時の味が懐かしく思い出されました。 調理実習 りんごのコンポート(5年生)これまでの実習で味噌汁や白玉団子などを作り、学んできたことを生かして、最後はりんごのコンポート作りです。一人1個りんごを持ち寄り、包丁を使った皮むきに挑戦しました。 りんごの皮むきは初体験という児童も多く、とてもよい経験になりました。切ったりんごはバターと砂糖で甘く煮詰め、クラッカーに乗せて食べました。 家庭科の学習を通して5年生は色々なことができるようになりました。ぜひこの経験を家庭でも生かしてほしいと思います。 3月7日(水)フレンチサラダ おかしなおかしな目玉焼き 牛乳 一口メモ おかしなおかしな目玉焼きについて 黄桃、寒天、牛乳、砂糖などを使って作られた、ほんのり甘いデザートです。真ん中には丸い黄桃があり、周りは白いゼリーで覆われています。見た目は、誰が見ても目玉焼きそのものです。 漢字を入れて書くと、「おかしなお菓子な目玉焼き」ということです。料理の中に一工夫凝らすだけで、子ども達に給食が好きになってもらえるということがますます感じられるメニューです。 3月6日(火) その2まず、先生のお手本をみんなで見て説明を聞きました。(写真上)卵と牛乳、ベーキングパウダーを混ぜていき、アルミカップに流し入れて蒸し器で蒸し上げます。グループごとに用意してきたチョコを入れたり、トッピング材料で飾ったりと、楽しそうに作っていました。 一方のおにぎりは、炊き上がったご飯を茶碗に取り、これもグループで持ち寄った具材を入れたりご飯に混ぜたりして、工夫して作っていました。 今回の調理実習は、校内の教職員に感謝の気持ちを伝える学習だったようで、いろいろな先生や主事さん達のところにでき上がった「作品」を手紙と一緒に届けていました。 校長室にも届きました。(写真下)大きなおにぎりは、ふっくらとしていてとてもおいしかったです。何口か食べて、中の梅干にやっとたどり着きました。蒸しパンは、チョコレート味のものでした。小さな星型のトッピングがあり、見た目もきれいな蒸しパンになっていました。お皿には、イチゴ味のチョコペンで書いた文字が・・・途中でチョコが足りなくなって、「いつもありがと!」になってしまいました。本当は、「…うございます」と敬語で書くつもりだったそうです。 体育朝会リズムダンスに取り組みました。「ABC」の音楽に合わせて、体を大きく動かしました。全体で振り付けの練習をして、その後音楽に合わせて踊ったり、友達とハイタッチをしたりして楽しみました。 今日は、運動委員のリズムダンス担当の子どもたちが、手本として踊りました。さすが、高学年。恥ずかしがらずに堂々と踊ることができました。 3月6日(火) その14年生の理科も、いよいよ年間最後の単元「自然の中の水」に入っています。今まで学習してきたことを総合的に考え、水が蒸発したり雨として地上に降ったりと、姿を変えながら循環していることを学習します。 水の入った入れ物にふたをしておかなければ、やがて水が蒸発してかさが減ることは、子ども達は日常的によく知っています。逆に空気中の水蒸気が水滴となって現れることは、身近なところにありながら気がついていないものです。冷たいジュースの缶を冷蔵庫から出しておくと、しばらくして缶の表面に水滴がつき始めます。また、寒い冬の朝、部屋の窓の内側に結露がつく時がありますが、結露はまさに空気中の水蒸気が冷たいガラス面で冷やされて水滴となって現れてきたものです。また、昨日の午後から校内の廊下は、どこも水をこぼしたようにびしょ濡れになっていました。低気圧の接近で、暖かく湿った空気が入ってきたために、冷たい廊下の表面に結露ができたわけです。(ちなみに、4年生の理科の教科書には、ひらがなで「けつろ」という言葉が出てきます。) 「What do you want to be?」・・・「あなたは何になりたいの?」と、英語で将来なりたい職業を聞く時に使います。今日の6年生の外国語活動では、そんな時の会話の仕方を学習していました。(写真下)サッカー選手(I want to be a soccer player.)と答えたり、学校の先生(I want to be a teacher.)と答えたりします。 昨日で6年生との会食会が終わりましたが、6年生の将来の夢を集計してみると、実に様々な職業を私の前で発表していました。男子はスポーツ選手が多く、サッカーや野球、テニス、卓球、バスケットボールと様々なスポーツの名前が挙がりました。次に多かったのは、ゲームクリエーターなどのパソコン関係の仕事でした。女子は、動物関係の仕事や医者・薬剤師といった医療関係の仕事が目立ちました。「教員になりたい」という子も男女とも数名いました。それも小学校の先生です。今まで保育士や幼稚園の先生になりたいという子はいても、なかなか学校の先生になりたいという子がいなかったのですが、今年は教員になりたいという言葉を聞いてうれしくなりました。 3月6日の給食豚肉と生揚げの煮もの キャベツの生姜和え 牛乳 一口メモ キャベツの生姜和えについて 生姜にはビタミン類はほとんどなく、栄養価としてはそれほど高くないのですが、健康効果があると言われています。それは、優れた薬効があるからです。生姜は今は調味料の一つですが、昔は薬でした。ですから、これだけ健康や美容に役立つのでしょう。 さらに、生姜独特の辛味のあるツンとした香りは、食欲をそそります。今日の「キャベツの生姜和え」では、生姜の辛味によって、春キャベツの甘みが一層引き立っていました。 3月5日(月)しかし、いくらなんでも昨日のような20度超えの陽気になると、律儀にそのような日を待っている場合ではなかったのでしょう。朝からミッキー池では、カメ吉くんが久し振りに姿を見せ、春の日差しを浴びていました。(写真上)カメ吉くんの勇姿を見るのは何か月ぶりのことでしょう。1月下旬のあの寒さの頃は、ミッキー池の水が全部凍ってしまったのではないかと心配したほど分厚い氷ができ上がっていました。冬眠から覚めたカメ吉くんは、少々眠そうではありましたが、水面から出てきて何を考えていたのか・・・まだまだ寒い日が戻ってきそうなので、風邪をひかないようにしてもらいたいものです。 ミッキー池には、カメ吉くんの他にもコイや金魚、メダカ、ザリガニを含めて、たくさんの生き物が生息しています。今日確認しただけでも、池の底を大きなコイがゆうゆうと泳いでいたり、真っ赤な金魚や小さなメダカが水面に出てきたりしているのが見えました。あれだけ氷漬けになっていても、じっと春を待ち続け、生きていたのだと思うと、生き物の生命力のすばらしさを感じます。中休みに委員会の児童が、コイや金魚に餌をあげていました。久し振りの餌やりです。冬眠から覚めたばかりでまだ本調子ではないのかもしれませんが、栄養をつけてさらに元気になってほしいと思います。 5年生の理科の時間に、「振り子の動き」の学習をしています。5年生の理科として最後の単元で、正確な実験技能が求められるところです。振り子の実験器をグループごとに使い、1往復する時間を様々な条件を変えながら計測してきまりを見つけていきます。(写真中) 振り子の振幅にかかわる条件として、「糸の長さ」「おもりの重さ」「振れ幅」の3つを設定します。その条件の1つを変え、他の2つは変えない(条件を統一する)として実験をしなければなりません。今日実験していたのは、「おもりの重さ」によって、振り子が往復する時間はどうなるかという実験でした。「糸の長さ」と「振れ幅」は一定にして実験する必要があります。振り子の重りが重くなるほど速くなる、あるいは遅くなると予想する子が多いものです。・・・さて、実験の結果はどうだったでしょう。 この5年生の実験で難しいのは、測定誤差を指導しなければならないところです。子どもがストップウォッチで往復の時間を求めるのですから、10往復の時間を何回か計測して平均したとしても、小数点以下の誤差が出てきます。その違いをそのまま「こっちの方が速くなる」と結論付けると大きな誤りになる場合があります。また、子どもは思い込みで実験結果をそちらの方にもっていってしまう傾向にあるので、いかに正確に実験し、正しく結果を判断するかが大切になります。 「おもりの重さ」によって、振り子が往復する時間はどうなるかという実験は、「同じ大きさで重いものと軽いものを用意し、同時に落としたらどちらが先に地面に着くか」ということと同じ実験です。鉄球と同じ大きさの木製の球を同時に落としたらどうなるでしょう・・・。正解は、同時に地面に着きます。つまり、ものが落ちるということについては、ものの重さは関係ないということです。 6年生は算数の時間に、小学校の算数のまとめとして、様々な問題に挑戦しています。今日は、「鶴亀算」や「油わけ算」に取り組んでいるコースがありました。(写真下)「頭の数を数えると10個、足の数を数えると28本、ツルとカメは何匹ずついますか」というのが、「鶴亀算」です。XとYを使った方程式で解くこともできますが、まだ習っていない段階では、図を用いて考えさせるのが一般的です。また、「油わけ算」も昔からある日本の算数(和算)の一つです。頭の体操の問題として、こういう問題がよく出題されることがあります。算数が楽しいと思えるためのものですが、こういうのは苦手と最初からあきらめムードの子どもも中にはいるものです。 今日のお昼に、6年生8名と会食会を行いました。1月から始めてきて、ついに最後のグループが今日で終了です。今日の子ども達に「理数系が好きな子?」と「文系(国語や社会)が好きな子?」と聞いたら、半々でした。続けて「体育系が好きな子?」と聞いたらほとんどの子が手を挙げていました。 |
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