7月11日(水)松風焼きは、ひき肉にたまごと味噌、みりんなどの調味料を混ぜて焼いた料理です。実際には表面にケシの実で飾られます。松風焼きは「浦(裏)がさびしい松の風」という和歌が名前の由来となっています。これは、「表面が華やかだけど、裏には何もない」という、隠し事がない素直な様子をあらわしています。お正月の料理としても食べられており、縁起物でもあります。残さずいただきましょう。 7月10日(火)キムチは韓国の漬け物として有名です。塩漬けした白菜などの野菜を原料に、唐辛子やにんにくなどを混ぜ合わせ熟成させた発酵食品です。キムチに含まれる乳酸菌は胃酸に強く、腸内に到達すると、善玉菌を増やして腸の働きを整えてくれます。また、唐辛子の辛み成分「カプサイシン」には食欲増進や消化をよくする働きもあります。今日もおいしくいただきましょう。 7月9日(月)今日の魚は「塩麹」という発酵食品に漬け込んで焼きました。塩麹は米や麦などの穀物に、「麹カビ」という食べ物を分解する菌を混ぜて熟成させた日本伝統の調味料です。塩麹に含まれている「酵素」は肉や魚のたんぱく質などをやわらかくし、旨味をい引き出してくれる働きがあります。また、ビタミン類も豊富に含まれているので、体の代謝を助け疲労回復にもつながります。 7月6日(金)明日7月7日は「七夕」です。「織り姫と彦星が年に一度だけ出会うことができる」という星祭りの行事です。もともと七夕には「索餅(さくべい)」という縄のように編んだ小麦粉のお菓子をお供えして無病息災を願っていました。それが後に「そうめん」へ変化したと言われています。今日の給食では夜空に浮かぶ天の川に見立てた「そうめん」と星の「おくら」を入れたすまし汁を作りました。ちらし寿司には甘いタレで味付けした「あなご」が入っています。あなごには、たんぱく質やビタミンが豊富なので夏バテ予防にも効果的です。よく味わっていただきましょう。 7月5日(木)梅雨も明け、暑さが厳しくなってきましたが、夏ばてはしてませんか?今日のサラダのドレッシングは、すりおろした野菜が入っています。「すりおろし」というと、よく大根を使いますが、今日は玉葱、人参、にんにくをすりおろしてドレッシングと混ぜました。食欲が落ちやすくなっているこの時期こそ、しっかり食べて体力をつけることが必要です。今日も残さずいただきましょう。 7月4日(水)ジャージャー麺は、中国北部の家庭料理です。香味野菜とひき肉、たけのこなどを炒めて、豆板醤や甜麺醤で味付けした肉味噌をつくります。ちなみに岩手県の名物として知られる「盛岡じゃじゃ麺」は中華麺ではなく、うどんに近い平たい面を使うそうです。今日のジャージャー麺は麺に甘辛の肉味噌をかけ、野菜と一緒にまぜて食べましょう。 7月3日(火)今日のスープには夏の旬野菜、「冬瓜」を入れました。冬瓜の形はスイカを縦に伸ばしたような形でスイカや胡瓜と同じ仲間です。また、皮が固く冬まで保存できるので「冬瓜」という名前かつけられました。冬瓜は9割が水分で、エネルギーが少なくヘルシーな食品です。利尿作用があるので摂りすぎた水分を外に出し、体温調節をしてくれる働きがあります。暑い夏にこそ食べてほしい野菜です。 7月2日(月)今日のスープに入っている「レタス」についてです。「レタス」という呼び方は実は英語で、日本語では「チシャ」と言います。レタスは1960年代以降から広く栽培されるようになりました。全体の約95%が水分で、お腹の調子を整える食物繊維が豊富です。サラダのイメージが強い野菜ですが、チャーハンなどの炒め物や今日のようにスープにいれてもおいしいです。加熱することで、かさが減りたくさん食べることができます。 6月29日(金)なすはハウス栽培などで一年中作られていますが、旬は夏から秋です。なすの紫色には「ナスニン」という栄養素であるポリフェノールが含まれていて、夏の強い日差しや勉強などで疲れた目を回復させてくれる効果があります。様々な食材や調味料と相性の良いなすを、今日は同じ夏野菜のトマトと一緒に煮込み、パスタソースに仕上げました。スパゲッティーとよく絡めておいしくいただきましょう。 6月28日(木)今日の汁物「吉野汁」は奈良県の郷土料理です。吉野汁はすまし汁に「くず」という植物の根の粉を入れた、とろみのついた汁です。くずの産地が奈良県の「吉野」という場所にあることから、この名前がつきました。今ではくず粉が貴重な食材となったため、じゃが芋が原料の片栗粉でとろみをつけることが多くなっています。今日もおいしくいただきましょう。 6月27日(水)今日の果物は旬のさくらんぼです。さくらんぼは何千年も前から食べられていた果物で、明治時代初期に伝わり、北海道に植えられたのが最初だといわれています。学校の校庭にある桜はソメイヨシノと呼ばれる花を楽しむための桜の木ですが、さくらんぼは実のなる桜の木から育ちます。旬のさくらんぼを味わっていただきましょう。 6月26日(火)今日はごはんに入っている「ひじき」についてです。ひじきは皆さんも知っているとおり、海藻なので海で育ちます。乾燥させる前の生の色は黒色ではなく、実は「おうど色」をしています。ひじきの栄養は鉄分やカルシウムが特に豊富であり、成長期にはとても良い食品です。残さずしっかり食べて栄養補給をしましょう。 6月25日(月)「チャーハン」というと、ごはんと肉や野菜などの具材を一緒に炒めた料理のイメージですが、今日はこれにあんかけをかけるメニューです。別名「復建チャーハン」とも言われていますが、これはチャーハンの上にのせるあんかけが中国の復建省という場所の味つけに似ているからだそうです。具だくさんのあんかけをチャーハンとからめておいしくいただきましょう。 6月22日(金)「チリコンカン」はアメリカ・テキサス州の料理ですが、もともとはスペイン系の人々の間で食べられており、料理名もスペイン語に近いものだそうです。チリコンカンの「コン」は豆、「カン」は肉を意味しており、豆と肉を煮込んだ料理です。チリパウダーで調味しているので少し辛みはありますが、トマトも加えて煮込んでいるので甘みもあります。外国の料理を味わいながらいただきましょう。 6月21日(木)今日は旬のメロンについてです。メロンにある網目模様はメロン自身が作ったひび割れで、大きくなる途中で、表面の皮の成長は止まってしまいます。ところが、内側の果肉はその後も成長していくため、表面にひび割れが起こり、網目模様になります。きれいな網目模様がでているものほど、おいしいメロンだそうです。今日も味わいながらおいしくいただきましょう。 6月20日(水)「あじ」は一年中とれる魚ですが、旬は6月から8月の夏です。あじのように背中が青い魚には脂肪酸と呼ばれるEPAやDHAという成分が多く含まれています。血液の流れを良くしたり、脳細胞の働きを活性化させる効果があります。また、骨や歯の成長に欠かせないカルシウムも豊富です。今日は衣をつけて揚げたのでしっぽも食べられますが骨などに気をつけて、よくかんでいただきましょう。 6月19日枝豆は大豆と同じ種から作られていることを知っていますか?葉が枯れるまで育てたものが「大豆」、それよりも前の青い状態で収穫したものが「枝豆」と呼ばれます。分類上では野菜になりますが、野菜と豆の良いとこ取りの枝豆は栄養が豊富です。今日は旬の枝豆を、ごはんに混ぜ込みました。またかんで食べることで栄養も吸収されやすくなります。よくかんでいただきましょう。 6月18日(月)ジャンバラヤはアメリカ・ルイジアナ州の料理です。スペイン料理のパエリアに似た、炊き込みごはんで玉葱やセロリ、ピーマンなどの野菜と、ソーセージ、米などを炒め、「ケイジャンスパイス」と呼ばれるさまざまな香辛料で味付けをします。給食でも豚の挽肉、ウインナー、人参、ピーマン、マッシュルームなどたくさんの食材を加えて作りました。また、かみかみサラダは良くかむことを目的として、サラダにするめイカを入れました。良くかむことを意識して食べましょう。 6月15日(金)チンジャオロースという料理は中国の料理で「チンジャオ」はピーマン、「ロー」は肉、「スー」は糸のような、または細いという意味です。その名のとおり、細く切ったピーマンやたけのこ、豚肉を炒めた料理です。また、今日の果物、プラムは暑くなってきた今頃が旬の始まりです。日本では「すもも」と呼ばれ、桃とは違った甘酸っぱさが特徴です。皮の部分には酸味がありますが、ポリフェノールなどの栄養がたくさん含まれているので皮まで栄養がたっぷりです。今日もおいしくいただきましょう。 6月14日(木)「かつおでんぶ」とは粉末にしたかつお節と白ごまを炒ってみりん、しょうゆ、砂糖で味付けしたものです。かつおは脂肪分が少なくヘルシーな食品で、また、たんぱく質やカルシウム、鉄分、ビタミンなどが豊富に含まれる栄養価の高い食品です。かつおはかつお節にすることでさらに旨味や栄養が生の3倍にもなると言われています。ごはんと一緒においしくいただきましょう。 |
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