1月16日(水)の献立切り干し大根とは、大根の乾燥品のことです。秋の終わりから冬にかけて収穫した大根を細切りにし、広げて天日干しします。太陽の光を浴びることで糖化されて甘味が増し、栄養価も増します。同量の大根と比べると、骨や歯を丈夫にするカルシウムは15倍、貧血を予防する鉄分は32倍、代謝を促進するビタミンB1・B2は10倍にもなります。また、食物繊維も豊富で肌をきれいにしてくれたり、おなかの中で膨らんで少量でも満腹感が得られるため肥満解消にも効果を発揮します。 1月15日(火)の献立キーマカレーはインド料理のひとつで、ひき肉を使ったカレーのことです。『キーマ』はヒンディー語で細(こま)切(ぎ)れ肉やひき肉を意味します。インドではヒンドゥー教やイスラム教の宗教上の理由から、牛や豚のひき肉は使用せず、羊や鶏のひき肉を使用することがほとんどです。日本でのキーマカレーの始まりは杉並区阿(あ)佐ヶ谷(さがや)にあった1954年創業のアジャンタという店だといわれています。 今日は日本独自の豚肉を使用したキーマカレーにしました。ナンにつけて食べてください。 1月11日(金)の献立1月11日は鏡開きです。鏡開きの日にはお供えしていた鏡餅(かがみもち)を叩いて割る風習があります。鏡餅は神様へのお供えのため、割るときには刃物は使わず木づちを使います。また、「割る」という言葉は縁起が悪いので、「開く」と呼んでいます。お供えした鏡餅には神様が宿っているので、お汁粉などにして食べると幸せになると言われています。今日は白玉団子を入れたお汁粉にしました。今年の健康と幸せを願いながら、味わって食べましょう。 1月10日(木)の献立今日は世界の料理、スウェーデンです。 「ヤンソンさんの誘惑」はスウェーデンの家庭料理です。ヤンソンさんというスウェーデンのベジタリアンの宗教家が、この料理の誘惑に勝てずつい食べてしまったことからついた名前と言われています。グラタンの一種ですが、グラタンのようにホワイトソースを作るのではなく生クリームや溶かしたバターで作ります。具材は通常玉ねぎとアンチョビを使います。給食ではアンチョビを使用できないので、代わりにベーコンを入れています。 1月9日(水)の献立ストロガノフはロシアの代表的な料理です。ロシアの貴族、ストロガノフ家が起源で、年老いて好物のビーフステーキが食べられなくなったときに、牛肉を食べやすく切り柔らかく煮込んで作ったのが始まりといわれています。ハヤシライスと似ていますが、ハヤシライスは日本生まれの料理です。本場ではサワークリームをたっぷり入れて作ります。給食では生クリームを使いました。 1月8日(火)の献立みなさん冬休みはゆっくり過ごせましたか?今日から3学期が始まりました。体調を崩さないよう、早寝早起き朝ごはんを心がけましょう。 初日の今日はお正月献立です。松風焼きは松が雨や風に耐えて長い寿命があるということからよくおせち料理に入れられます。豚ひき肉、人参、ねぎ、しいたけと卵、パン粉、味噌、その他調味料を混ぜ合わせて平たくして、ゴマやけしの実をかけ、焼いて作ります。きんとんは栗ではなくすべてさつまいもを使いました。その黄金色(から財宝を意味し、金運があがるように、との願いが込められています。 12月25日(火)の献立今日12月25日はクリスマスです。クリスマスによく食べる食事といえば鶏肉です。タンドリーチキン、ローストチキン、照り焼きチキンなどいろいろな食べ方がありますが、今日は鶏肉にコーンフレークをまぶして揚げたクリスピーチキンにしました。また、星型の麩(ふ)をクルトンにしたシチューと、デザートにチョコプリンをつけています。今年最後の給食、おいしく食べてくださいね。 12月21日(金)の献立明日は冬至です。冬至は二十四節季のひとつで、一年で昼の長さが一番短い日です。また、太陽の高さが一番低くなる日でもあります。 昔から冬至には『かぼちゃ』を食べて『ゆず湯』に入る習慣があります。これは、かぼちゃを食べると病気の予防になり、ゆず湯に入ると風邪をひかない、といわれているからです。 今日はかぼちゃをかぼちゃのそぼろあんに、ゆずをさばのゆずみそだれに使いました。しっかり食べて元気に冬休みを迎えましょう。 12月20日(木)の献立今日の果物はりんごです。ヨーロッパのことわざに『1日1個のりんごで医者いらず』とあるように昔からりんごの成分が健康によいと言われてきました。りんごから発見されたりんご酸には運動後の疲労回復効果があります。 赤い皮にはアントシアニンと食物繊維がふくまれているので皮にも栄養があります。学校では皮をむいていますが、家で食べるときはよく洗って皮ごと食べるのもいいですね。 12月19日(水)の献立今日のふりかけは練馬区産の小松菜を使っています。 小松菜は江戸時代に東京の小松川村(現在の江戸川区)で盛んに栽培されていたためこの名前がついたと言われています。現在でも東京や神奈川など関東近郊で多く栽培されていて、特に埼玉は全国1位の生産量となっています。 小松菜は栄養豊富な野菜で、特にカルシウムとビタミンCが多くふくまれます。カルシウムは丈夫な骨の形成を促し、ビタミンCは体の抵抗力を上げて風邪の予防効果が期待できます。 12月18日(火)の献立今日は岩手県の郷土料理です。 じゃじゃ麺は岩手県盛岡市発祥の料理です。『わんこそば』『盛岡冷麺』と並ぶ『盛岡三大麺』として有名です。今から半世紀前、中国に旅に出て戻ってきた人が、『ジャージャー麺』を元に考案したのが始まりです。 雁月は岩手県や宮城県を中心とした東北地方で昔から農作業の合間のおやつとして食べられていました。蒸しパンのようなものですが、生地を膨らますために重曹と酢が加えられています。黒砂糖を使っているため、茶色をしています。 12月17日(月)の献立今日のごはんには秋〜冬が旬の鮭を使っています。鮭は秋になると川を逆に上るので『秋鮭』(別名、秋味)といわれます。旬とは外れますが夏の海でとれたものも『時鮭』とよばれて脂がのっておいしいとされています。 鮭は身が赤い魚ですが、赤身ではなく白身に分類されます。タンパク質やビタミンA、ビタミンD、DHAなどが豊富です。ビタミンDにはカルシウムの吸収を高めてくれる効果があるので、牛乳などカルシウムが多い食材ととるのがおすすめです。 練馬区中学校生徒作品展
先週12日(土)から、練馬区立美術館で区立中学校作品展が開かれています。通常学級と10組の生徒たちの美術や技術・家庭での素晴らしい作品の数々。見応えがあります。
作品展は16日(水)まで開催です。 12月14日(金)の献立しぐれごはんの「しぐれ」とは、しょうが、しょうゆ、みりん、砂糖などで甘辛く煮たもののことをいいます。元々はハマグリを使って作っていたものを「しぐれ煮」と呼んでいましたが、これはハマグリの旬の時季が時雨(しぐれ・秋から冬にかけて起こるぱらぱらと通り雨のように降る雨)の時季と重なっていたことからついたといわれています。今日は豚肉を使いましたが、本来あさりや赤貝などの貝類や、かつおやまぐろなどの魚類、牛肉などを使うことが多いようです。 12月13日(木)の献立今日は世界の料理「オーストリア」です。 オーストリアは首都がウイーンのヨーロッパの国です。シュニッツェルはウイーンの代表料理で、子牛の肉をうすくたたいてのばしパン粉をまぶして少量の油で揚げるようにして焼いたものです。ヴィナーは、ウイーン風という意味です。グーラッシュは牛肉と野菜の煮込み料理です。放牧や農作業をしていた人々がわざわざ時間をかけて自宅で昼食をとる手間を省くため外で釜を作り大鍋で昼食用に作ったのが始まりだそうです。給食はどちらも豚肉で作っています。 12月12日(水)の献立開化丼とは、親子丼の肉を鶏肉ではなく豚肉や牛肉を使用して作る丼のことです。開化丼という名前は、具に使っている牛肉と玉ねぎが明治初期に始まった文明開化の象徴であったことからついたと言われています。別名『他人丼』ともいい、鶏肉と卵で作る親子丼と比べて牛肉や豚肉は卵と他人であるという意味があります。 ナタデココポンチは、フルーツポンチにナタデココを加えました。普通の四角の他に星型のナタデココも20%入っています。探してみてくださいね。 12月11日(火)の献立いかのかりんとがらめはかたくり粉をまぶして揚げたいかにしょうゆやみりんで作った甘辛いたれをからめて作ります。 いかは和食、洋食、中華など様々な料理に使える食材です。タンパク質が多く、低脂肪なのが特徴です。また、タウリンという成分が多くふくまれ、コレステロールを下げたり病気を予防してくれる効果が期待できます。日本は海に囲まれている地形もあり、さしみにしたり焼き物にしたり煮物にしたりと、世界でも一番多くいかを食べています。 12月10日(月)の献立今日は「埼玉県」の郷土料理です。 ゼリーフライは埼玉県行田市の料理です。その名前から、ゼリーを揚げたものだと思った人もいるかもしれませんが、おからとつぶしたじゃがいもを混ぜ、素揚げして作ります。形が小判型であることから『銭フライ』がなまって『ゼリーフライ』になったといわれています。 まゆ玉汁は埼玉県秩父市の料理です。秩父市では昔、蚕を育てて絹糸を生産していました。その名残から、白玉団子を蚕の繭に見立てて汁の中に入れたまゆ玉汁ができました。 12月7日(金)の献立今日は世界の料理、中国です。 スーミータンとは、卵の入った中華風のコーンスープのことです。漢字で「粟米湯」(と書き、中国語で「粟米(スーミー)」はとうもろこし、「湯(タン)」はスープという意味があります。クリームコーンを使い、全体にとろみをつけて溶き卵を流し入れます。とろとろとした食感で冷めにくいので寒い日にぴったりです。 麻婆豆腐は調味料に赤味噌、甜麺醤、豆板醤、オイスターソース、山椒などを入れて作った本格的な味つけです。 12月6日(木)の献立さんまのポウポウ焼きは福島県いわき市の伝統料理です。さんまは漢字で秋刀魚と書くように、秋になると脂がのっておいしくなります。ポウポウ焼きはその秋のさんまをとる船の上でできた料理です。さんまの身を包丁でたたいてその上から真っ赤な炭をのせると、さんまの脂で炎がボウボウと上がることからこの名前がついたといわれています。 さんまのミンチにねぎ、しょうがを混ぜ、楕円形に成形して焼いています。今日はだしをベースにしたタレをかけました。 |
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