涙、涙の卒業式
平成最後となる第60回卒業式が、3月19日(火)に本校体育館で行われました。卒業生全員への証書授与が終わった後に行われた卒業生答辞の最中から涙ぐむ生徒が増えてゆき、卒業生式歌合唱『大地讃頌』『友〜旅立ちの時〜』の時には多くの生徒が泣きながら歌いました。
保護者や地域の皆様方のご理解とご協力があってこそ、彼らは卒業を迎えられたと思います。今までどうもありがとうございました。ご理解とご協力をいただいたすべての方々に、心から感謝いたします。 <写真上>3月14日(木)に行われた卒業式予行終了後、PTAの代表から卒業式の記念品を拝受する3年生代表の生徒。記念品は卒業証書ホルダーと卒業生の胸につける胸花でした。3年間の中学校生活へのご支援、どうもありがとうございました。 <写真中>卒業生式歌合唱の様子 <写真下>校庭で、花のアーチの下、在校生や教職員から見送られる卒業生たち。先頭を歩いているのは担任の先生です。 合唱コンクール特集その3(最終回)
今回は前回に引き続き、滝口先生のお話の続きをご紹介します。
「中学校は、いろいろな体験を不十分なままに終えて卒業する人が多いです。例えば全国制覇をした凄い合唱部員も規律を守らないままで成長してしまっていたら、規律の緩い高校に入ったら伸びていきません。中学生までに達成すべきことを成し遂げていれば、高校に入ったらもっと音楽の分野を広げていける。これが本当の成長の姿です。歌を歌うことに目覚めさせてくれた中学生時代から成長し、その不十分さに気づいてそれを補っていくのが本当の成長の姿です。豊かな情操はいろいろな人から刺激を受けて自分で獲得してものです。白血病を公表した競泳女子の池江璃花子選手も[自分が金メダルをとれたのは今まで自分を支えてくれた人のおかげである。]と語っているのもその例です。 耐える心、がんばれる心を私たちに培ってくれた東日本大震災の人たちにとって、全校合唱で歌った『ふるさと』の歌声は、きっと彼らの心の支えになったでしょう。 成長するには謙虚さが必要です。金賞などの賞をとったクラスの生徒は、自分の成長にそれをどう活かしていくかです。このようなシチュエーションで歌を歌えるのは大変恵まれています。1,2年生は3年生の業績をしっかりと受け継いでいきましょう。」 ーー終わり <写真上>全校合唱『ふるさと』を歌う生徒たち。壇上にいる生徒は3年生の生徒全員です。 <写真中>校長先生から優勝の賞状と盾を拝受する3年1組の合唱コンクール実行委員の生徒 <写真下>舞台のソデで司会をする実行委員の生徒。合唱コンクールの裏方の仕事を最後まで立派に勤め上げました。 合唱コンクール特集その2
前回に引き続き、滝口亮介先生の講評の続きをご紹介します。
「私は今とても感動しています。 1年生は凄く良かったです。しっかりとパート別の音声を、音程をとってバランス良く表現するという狙いを達成していました。 2年生は、声の響きに音楽の表現の深みが出ていました。人数の少ない女子生徒たちが必死に歌い、バランスの良い声を出していたのが良かったです。1、2年生は3年生の後を継げると思いました。 3年生は、3年間の成長が凄いです。精神的に深みのある曲を歌い、それを伝えようとする努力の跡が見えました。」 <写真上>昼休みに会場でクラスごとに練習する3年生の生徒たち。各生徒の表情は真剣そのもの <写真中>昼休みに4階のロビーに敷物を敷き、その上でお弁当を食べる1年生の生徒たち。歌い終わってからのリラックスした雰囲気はまるで遠足。 <写真下>舞台上で自由曲の紹介をする直前の3年1組。本番直前の緊張感が伝わってきます。このクラスは3年生の優勝クラスとなりました。 合唱コンクール特集その1
3月12日(火)に板橋文化会館で行われた合唱コンクール。294人、213家族の皆さまにご観覧いただきました。どうもありがとうございました。当日は晴天にも恵まれ、交通の遅延も無く、1年生から3年生まで全員が元気いっぱいに歌いきりました。
生徒の感想は学級通信や学年通信に譲るとして、今回は洗足学園音楽大学名誉教授で本校校歌を混声四部合唱に編曲された瀧口亮介先生のご講評を3回に分けてご紹介します。 「昨年私の代わりに北町中の合唱コンクールに来た金井公美子先生が[中学生ってこんなにお行儀がよかったかしら]、と言って驚いていました。北町中の生徒の態度を大変褒めていました。 今年の合唱コンクールでも、クラスの自由曲を紹介した生徒のコメントから、「しっかりと自分のクラスの取り組みを言っていたこと」や「その曲の内容をクラス全員がかみくだいて取り組んでいたこと」が分かりました。これらも行儀の良さに入ります。」 <写真上>開会式であいさつをする校長先生 <写真中>1年生の全体合唱(座席の前で立って歌っています) <写真下>2年生の全体合唱(写真の真ん中付近で立って歌っている生徒が2年生です) 3年生「命の授業」講演会
3月7日(木)の午後、3年生徒全員を対象に、「命の授業」の講演会が本校武道場で開かれました。講師は桜台マタニティクリニックの医院長の伊藤茂先生です。先生は、本校に来る直前、医師として出産に立ち会った直後、急いで駆けつけてくださいました。目的は、「『命の大切さ』を考え、自他の生命尊重の気持ちを深めること」と、「総合学習のまとめとして『命』について考え、自分のこれからの生き方に生かす」ことです。伊藤先生は、「今日、家に帰ったら自分を生んでくれたご両親に『有難う』を言いましょう。」と、言われて講演会を締めくくりました。
講演の後に書かれた生徒の「総合的な学習の時間のまとめ」の文章の中から抜粋してご紹介します。 ◯出産で亡くなってしまう人がいると聞いたときは、心の底から衝撃を受けました。こうして、今、僕たちが存在していることがわずかな可能性だったことを知りました。 ◯生まれても1週間で亡くなってしまう人が年間で1000人以上いると聞いてびっくりしました。 ◯赤ちゃんを産むのは大変で、15時間痛みに耐えなくてはならないと聞いて、女の人は凄いと思った。 ◯今日映像を見て、受精してからの女性の体内での赤ちゃんの成長がどのようなものかよく見ることができた。 ◯生命の誕生というのは本当に凄いことであると改めて感じた。 伊藤先生、そして同行された看護師さん、すばらしい講演会、本当にありがとうございました。 <写真上>パワーポイントで紹介された妊娠30週(妊娠8ヶ月)の子宮内の様子 <写真中>胎児と母親の骨盤の模型を使って母親の胎内の胎児の様子を説明する伊藤先生 <写真下>妊婦の体の状態を体験できるベストを着る女子生徒 合唱練習、そして次の一手にも着手
3月に入りました。学年末テスト終了後は、12日(火)に行われる合唱コンクールに向けての合唱練習が、昼休み・学活・放課後の時間を使って学校中で行われています。3月5日(火)〜12日(火)は、「クラスごとに朝練習を行っても良い期間」となっています。時間帯は朝8時〜8時30分の30分間です。もし「朝練習を行う」、と決まったならばそのクラスの生徒全員は朝8時までに登校することとなります。その場合は、通常よりも早く家を出なくてはなりません。その場合は、ご家庭の皆様のご理解とご協力をよろしくお願いします。なお12日(火)は保護者の皆様もご観覧できます。詳細は生徒に持たせたご案内をお読みください。当日のご観覧は生徒の励みにもなります。ぜひご来場ください。
そして次の一手にも着手。新年度に入ってすぐ(5月)に行われる運動会では、女子全員で踊る創作ダンスを行う予定です。その振り付けを考える練習がすでに始まっています。 今回は3枚の写真を使って、合唱とダンスの練習の様子をご紹介します。 <写真上>1年生の2回目のリハーサルの様子。1回目よりも上手にできていました。写真は1組。手前はそのリハーサルを見る他クラスの1年生。みんな、自分のクラスと合唱のできばえを比べながら真剣に聞いていました。 <写真中>合唱の朝練習の様子。3月5日(火)朝8時過ぎの1年1組の教室。朝日に照らされ、合唱のパート練習をする女子生徒たち。このクラスは男子も集まって別室でパート練習をしていました。その調子、その調子ーーー <写真下>来年度の運動会で行う創作ダンスの振り付けを考案・確認する2年生の女子生徒たち。この生徒たちはすべて2年生の有志です。練習は放課後、体育館で部活動を行っていない狭いエリアでCDデッキを使って行われました。運動会は5月です。 |
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