何のために学ぶのか?

 新聞で見つけた、あるおもしろいお話を紹介します。

 あるエリートサラリーマンが南の島へ出張に出かけました。汗だくになって働く毎日。しかし、それとは対照的に島の子供たちは、海で遊んだり、浜にねそべったり、一日中好きにくらしていました。自分が子供の時は、毎日必死に勉強していたのに…と、ある日、サラリーマンは、子供たちに話しかけます。
 「君たち、勉強はしないのかい?」
すると、むじゃ気な子供たちは、サラリーマンに聞きました。
 「勉強したらどうなるの?」
 「そりゃあ、勉強すればいい学校へ入って、いい会社に入れるじゃないか。」
 「それからどうなるの?」
 「そこで一生けん命働けば、お金がたくさんかせげて、おいしいものが食べられて、いい家に住めるだろ。」
 当然であるかのごとくサラリーマンが答えました。すると、
 「それから?」
と、さらに子供たちが聞いてきます。
 「そうだなあ、最後は、南の島にでも移り住んで、働かないでゆっくりくらすかな…。」
 「なんだ、それならぼくたち、もうやっているよ。」

 あなたがこのサラリーマンだったら、南の島の子供たちにどのように言ってあげますか。人それぞれの言葉でよいのですが、「何のために学ぶのか」ということについて表現できるよう、自分の中でしっかり考えを深めていくことが大切です。
 自宅での学習が続く日々ですが、逆にこのようなことを考えるチャンスではないでしょうか。
 新型コロナウイルスの問題もそうですが、これからは、世界の人々とさらに協力し合っていかなければいけない時代とも言われています。そうした時代を生きる宝の存在である立野小の皆さんにとって、「何のために学ぶのか」という答えをきちんともっていること、それこそが、自分にしかできない可能性を花開かせる大事なカギになるものと思います。
 みんなでいっしょに勉強できる日を待ち望んでいます。

 立野小学校 校長 幅 健司


学校をきれいにしています〜その2〜

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 主に3、4年生が使う北校舎2、3階の女子トイレを工事し、洋式トイレの数を増やしました。当初は、夏休みに工事の予定でしたが、こうした状況なので逆に早くとりかかることができました。
 また、教職員で教室や倉庫など、この時だからこそできるいろいろな場所(写真は、理科室)を整理しています。たくさんのごみが出ますが、それを回収してくださる業者の職員の方々にも感謝です。
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