ようこそ、練馬区立田柄小学校ホームページへ!  〜「わくわく・どきどき」の学びを目指して〜

5月12日(火)

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 今日は、課題等配布日でした。担任の先生と、短い時間ではありましたが情報を伝え合う場をもつことができました。(写真上)中には、親子で一緒に課題を受け取りに来た家庭も多く見られました。
 各教室まで来ていただき、明日から取り組む新たな課題をお渡ししました。先月までは、今までの学年の復習問題を中心とした課題を出していました。今回は、新学年の予習的な内容を多く取り入れた課題を準備しました。また、多くの教科に広げて課題を用意することで、毎日の学習に楽しく取り組めるようにも工夫しています。
 5年生の理科の課題では、プリンカップに脱脂綿とインゲンマメが入った実験セットを持ち帰ってもらいました。発芽の条件を調べる実験を各家庭で行うことになります。また、3年生の図工では、絵の具の使い方を練習する課題が出されました。赤・青・黄色の3色の絵の具を使って色づくりをする「色の仲間を増やそう」という課題です。2年生は音楽の課題として、鍵盤ハーモニカの練習が出ています。さらに高学年の5,6年生では、今年度から教科になった外国語の課題も用意されています。
 1年生は、アサガオの鉢と土、種など、栽培セット一式を持ち帰っていただきました。今後2年生も、野菜苗を育てるために鉢の持ち帰りにご協力いただくことになります。生き物教材は時期が限られているため、自宅での栽培をお願いすることになります。1年生の鉢を今度学校に持ってきていただくのは、種から元気な芽が出て双葉、本葉が出始めた頃になるでしょうか。(写真中)
 どの学年も、「学習計画表」に明日からの取り組みを示しています。子ども達が毎日計画的に取り組めるようにと作成しました。課題の内容は学校ごとに決めていますが、学習計画表で示す方法は、今回区内全ての小学校で実施することになりました。
 担任と保護者の方々との会話を通じて、子ども達の家庭での過ごし方が様々に伝わってきました。「生活リズムが乱れがち」や「運動不足になっている」という声がある一方で、「家の手伝いをよくやってくれている」や「自分で興味のあることを調べている」といった子ども達の成長も聞くことができました。また、「兄弟姉妹で勉強を教え合っている」とか「インターネットで調べて、マスク作りをした」という様子も聞くことができました。
 他にも、「これを機会に、家庭学習の習慣が身につくことを期待したい」とプラス思考で子育てを考えている保護者の感想も聞かれました。3週間分の課題が入った封筒を手に、「また戦いが始まる…」とつぶやかれた保護者の方がいらっしゃいました。多くのご家庭での本音だと思います。でも、いつかきっと、親子の触れ合い期間が濃い日々を振り返り、「あの時は良かった…」と思える日がやってくるはずです。大人もがんばりましょう。
 先週から、課題準備に先生方が忙しい日々を過ごしてきました。今度は、休業中の子ども達に役立つ支援サイトづくりに力を注いでいます。現在準備を進めているのは、Googleサイトを使った動画配信です。最近話題になっている「オンライン授業」とは違います。課題の取り組み方を分かりやすく説明するために、学年の先生達が撮影した動画を公開していく取り組みです。
 午後から、1年生と6年生の先生達が音楽室でお互いの動画を撮影し合っていました。自己紹介動画や歌の紹介動画(1年生は「校歌」、6年生は「翼をください」)などを撮影していました。動画を撮っている方も撮られている方も、笑いが止まらないほど楽しい内容になっています。近日公開予定です。お楽しみに…。(写真下)

新型コロナウィルスによる感染症が拡大する時期のこころがまえ(けやきルーム)

発達のアンバランスさをもった子どもと家族のために
ー新型コロナウィルスによる感染症が拡大する時期のこころがまえー

東京女子大学教授、臨床心理士、臨床発達心理士の前川あさ美先生よりいただいた資料を掲載します。

「いつもどおり」ではない今の生活に不安をもつのは大人も子どもも同じです。このような事態でのこころがまえをわかりやすくまとめたこの資料は、どの家庭でも一読いただきたい資料となっています。また、補足資料では、「マスクが苦手な子どもへの対応」や「子どものイライラへの対処法」など、具体的な質問への回答も記載されています。ぜひご活用ください。

●発達のアンバランスさをもった子どもと家族のために
●補足資料


前川あさ美先生のHP
 http://mayekawa.in.coocan.jp/asami/index.html



5月11日(月)

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 朝、校庭の芝生には、たくさんのムクドリが集まってきます。芝生の上をチョコチョコと歩きながら、盛んにくちばしで土の中をつついて回っていました。(写真上)ムクドリは、虫の幼虫を好んで食べます。そのため、農耕地や草原で虫をとるプロフェッショナルな鳥とも言われています。もともとは、畑や芝生のグランドキーパーの役目をしてくれる「益鳥」でした。
 ところが、夏から秋にかけて集団で駅前の街路樹に集まる習性があり、鳴き声やフンの被害が問題になります。ムクドリは、いつしか「害鳥」として扱われるようになってしまいました。都会化した人間社会の変化が原因であったのに・・・。
 よくよく見ると、とてもかわいらしい鳥です。くちばしと足が黄色で、目の周囲と胸に白い模様が入ります。ところで、作曲家のモーツァルトは、ムクドリをペットとして飼っていたというエピソードが残されています。モーツァルトが作曲したピアノ協奏曲第17番の第3楽章には、そのムクドリのさえずりを基にした旋律が主題として用いられているそうです。
 連休が終わり、サクラ草の種まきのシーズンを迎えました。サクラ草の種は、以前このホームページでお伝えしたように、とても小さな粒々です。ここ数年は、インターネットで購入した種と、自家受粉して採取した種とを一緒にまいて育てています。
 まず、インターネットで取り寄せた種です。ある種苗メーカーの「うぐいす(混合)」という商品名の種袋を8袋購入しました。(写真中の左側)種袋には、白やピンクのサクラ草の写真が写っています。「混合」というのは、様々な色が混ざって入っているということです。また、「プリムラ マラコイデス」と大きく書かれています。サクラ草には、日本桜草と西洋サクラ草とがあり、学校で育てているのは西洋サクラ草です。さらに正式には、そのサクラ草(プリムラ)の仲間の中の「マラコイデス」という種類の植物になります。
 種袋は大きいのですが、実質その中に入っているのは小袋が一つです。(写真の赤矢印)そしてその小袋には0.05mlの細かな種が…。袋の説明を読むと、この小袋から150本の苗が育つということが記されています。
 一方、自分で採取した種は、封筒に入れて家から持ってきました。種を入れた封筒は3種類あります。サクラ草の鉢花を赤色とピンクと白色の3種類に分け、それぞれから採れた種を封筒に別々に入れながら採取してきました。(写真の青矢印)
 いよいよ種まきの土の準備です。まずは、種まきの場所です。毎年、中庭の日陰で育てています。サクラ草栽培は、種まきからポット苗に育つまでは、明るい日陰で管理します。サクラ草にとって、これから夏に向かう暑さは大の苦手です。いかに夏を涼しく過ごさせてあげるかが、栽培の大きなポイントになります。田柄小は、中庭が広くて風通しが良く、サクラ草にとってとても幸せな空間があります。
 育苗箱というプラスチックケースに、土をたっぷり入れます。(写真下)表面に見えているのは、赤玉土の小粒です。その下には、培養土が入れてあります。土を平らにして用意したら、先ほど紹介した種をばらまきます。とっても細かい種なので、1か所にかたまらずに均等にばらまけたか不安になります。種をつまんだ指をこするようにしながら、土全体にふりかけるようにしてまんべんなくまきます。
 育苗箱の片隅に赤や白、ピンクのビニールテープが貼ってあるのは、自家受粉の種をまいた場所です。それぞれどの色の花から採った種かを示しています。白い花から採った種から、白い花を咲かせる苗になるでしょうか? 答えは「YES」でもあり、「NO」でもあります。実は、何色が出てくるかは全く分からないのです。種を採取して植物を育てる楽しさは、そういうところにあります。
 毎日水やりをし、2週間後の発芽を待ちます。10月に全校児童が植え替えをするポット苗になるまで、これから気の遠くなるような作業が待っています。その前に・・・せっかくまいた苗床が、田柄小の敷地内をいつもうろうろしている猫のノラのトイレにならないようにしなければなりません。

がっこうのなかを みてみよう(1年生)

みっきーいけ みっきーいけ
つきやま つきやま
こうちょうしつ こうちょうしつ
なにが あるのかな。どんな ひとが いるのかな。
1 みっきーいけ
 いろんな いきものが いるよ。どんな いきものが いるのかな。さがして みよう。
2 つきやま
 こうていの どこかに ありますよ。どんな あそびが できるかな。
3 こうちょうしつ
 みてみて こうちょうせんがいるよ。どんな おしごとを しているのかな。こんど きいてみよう。

5月8日(金)

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 5月は、バラが美しい季節です。毎年5月の土日に各地(と言っても埼玉県内)のバラ園に行くのが楽しみの一つです。・・・が、今年はどこのバラ園も休園となるのでしょうか。
 でも、バラの花はいたるところで見ることができます。身近なところでは、田柄小の敷地内で楽しむことができます。4種類のバラの苗があちこちに植えてあり、それぞれの開花が始まっています。
 4月のホームページでも紹介した濃いピンクの中輪カップ咲きのバラは、一番樹勢の良いバラ苗です。校庭の花壇の事務室前と職員室前に植えられています。中輪のバラなので、たいへん花数が多く、次々と咲き続けます。
 もう一つピンク系のバラがあり、応接室前に咲いています。大輪系の中でもかなり大きな花が咲く品種です。そして、さらにその近くには、うすいクリーム色の中輪種が咲いています。真っ白なバラもきれいですが、同じホワイト系の品種でありながらまた違った味わいがあります。
 バラと言ったら「赤」・・・それも深みのある濃い赤のイメージがあります。まさにそのバラが田柄小に咲いています。けやき広場の南校舎側にある植え込みのところです。一日中日陰の場所であり、日当たりの好きなバラにとっては条件が良くないはずなのに、毎年きれいに咲いてくれます。(写真上)
 バラの花は、色や形、花の大きさ、香り…と、様々な品種の特徴があり、見る人を引きつけます。それだけ愛好家も多く、全国各地にバラ園が存在するわけです。私の家にもバラがいくつか植えてあり、ここ数年でその品種が一気に増えました。この土日は、自分の家でバラの花を楽しむことにします。
 3年生の先生が植えた、あおぞら農園にあるキャベツ畑に行ってみました。先月、モンシロチョウが卵を産みに来ていた場所です。キャベツは少し大きく成長しながらも、ところどころ穴だらけになっていました。順調にアオムシも育ってきている証拠です。キャベツの葉をよく見ると、すでに2〜3センチにまで成長したアオムシがところどころにいました。(写真中)
 アオムシの天敵は何でしょう? まずは、鳥です。ひとたび狙われたら、動きのゆっくりなアオムシはあっという間に食べられてしまいます。そのため、キャベツと同じ緑色の体で見つかりにくくなっています。
 天敵は、体の大きい鳥ばかりではありません。写真の赤い矢印のところに、小さな虫が写っています。アオムシコマユバチという小さなハチの一種です。(ここから先は、虫が苦手な方はお気をつけください…)アオムシコマユバチは、キャベツの葉をもりもりと食べているアオムシに針をさし、卵を産み付けます。体が大きく成長してきたアオムシは、ある日突然動きが止まります。体の中からアオムシコマユバチの幼虫が一斉に出てきて・・・。アオムシコマユバチは、アオムシの体に寄生して幼虫が発生していく昆虫なのです。
 3年生の教室でアオムシを飼っていると、ある朝その衝撃的な光景を見つけた子を中心にクラスが大騒ぎになります。自然界で生きているアオムシのほとんどは、このハチに寄生されて命を失っています。空を飛べるチョウチョになれるのは、卵から生まれたアオムシのほんの一握りでしかありません。ハチに寄生されずにアオムシを飼育するには、モンシロチョウが卵を産み付けた段階で室内に入れ、プランターに植えたキャベツごと育てていくのがベストです。
 今日も朝からミッキー池にカモがやってきました。すでに先生達が近づいても、逃げようともしなくなりました。今までのんびりと池で過ごしていたカメ吉は、このただならぬ来客をどう思っているのでしょうか。時折、カメ対カモのにらみ合いが続きます。(写真下)
 食べ物が違うので、ケンカをすることはありません。しかし、カメ吉にとっては、本来自分の居場所のはずの「休憩島」をカモに占領されてしまうのが気がかりのようです。マイクを差し出し、お互いの本音を聞いてみたいところではあります。

けやき通信より

けやきルームの担当から、STAY HOMEにおすすめの活動を
紹介しました。

STAY HOMEにおすすめ

5月7日(木)

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 ゴールデンウイークの連休が終わりました。今年は「ステイホーム週間」ということで、誰もががまんの連休を過ごすこととなりました。
 今日の3枚の写真は、ミッキー池のある中庭で撮りました。中庭には、エゴノキがたくさん植えられています。エゴノキを下から見上げると、5月の青い空を背景に、たくさんの小さな白い花が鈴なりに咲き誇っている様子が分かります。(写真上)ホームページでは、香りをお届けすることができないのが残念です。エゴノキの花からは、甘い良い香りが漂ってきます。今日は風が強かったので、その甘い香りが吹き飛んでしまいました。風がやんだら、外にまた出て深呼吸をしてみたいと思います。
 エゴノキは、日当たりのよい雑木林で見かけることの多い樹木です。古くから日本人に親しまれ、育てる手間もかからないことから、シンボルツリーなどの庭木としても人気があります。一斉に咲く真っ白な花は、桜に負けないくらいの美しさです。このエゴノキの花は、見る角度によってさまざまに楽しむことができます。写真は、木の下から真上を見上げるように撮りました。ですから、花の中心部分が黄色く見えています。横から眺めると、白い小さなシャンデリアがぶら下がったように見え、それもまた写真に収めたくなる美しさです。さらに、つぼみの状態も見事です。たくさんのつぼみが白いしずくのように枝にぶらさがっている頃からエゴノキを見る楽しみが始まります。
 さて、このエゴノキは、秋にできる実をかじると「えぐい味」がするということで、エゴノキという名前がついたそうです。これは有毒の「サポニン」という物質で、昔は果実や根を川の中でつぶし、魚を麻痺させて穫る漁が行われていたそうです。また、実をつぶして石鹸代わりに利用したり、硬い殻に包まれている種子はお手玉の中に入れて使われたりもされていたとか・・・昔から人間に大変なじみの深い木であったわけです。
 今年もミッキー池にスイレンが咲き始めました。低学年がザリガニ釣りをする方の池は、この1か月間にどんどんスイレンの葉が茂ってきていました。今年の一番花は、朝見回りをしていた副校長先生が見つけました。田柄小のスイレンは、真っ白な花色です。それだけに、花の中心部分のおしべやめしべの黄色がよく映えます。(写真中・・・花が斜めに向いているのは、風が強かったためです。)
 ミッキー池のスイレンは、様々な生き物の隠れ家にもなっています。たくさんの葉が茂ることにより、池の中で生息しているメダカやクチボソなどの小魚やザリガニ達が身をひそめる場所にもなります。
 今日のミッキー池には、朝からカモが訪れていました。(今日は1羽のみで…)カメ吉が甲羅干しをする池の真ん中の「島」に上がったり、時々水浴びをして過ごしていました。
 そこへ、カラスがやってきました。居座るカモの存在を気にしながら、すかさず池の淵に落ちていたザリガニの一部をくわえて飛び立っていきました。(写真下)ザリガニの破片は、カモ(写真の左手前)が食べ残したものだったようです。

5月1日(金)

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 今日の3枚の写真は、「どこにでも見られる小さな花」というテーマでまとめてみました。
 最初に、カタバミの仲間の植物を2つ紹介します。カタバミは、庭や道端でごく普通に見ることができる雑草の一種です。ごく小さな黄色い花を咲かせる雑草として知られている植物です。しかし、「雑草と呼ばれる植物はない」という言葉の通り、それらの花や葉をよく見ると、とても魅力的な植物であることが分かります。
 ところで、「カタバミをクローバー(シロツメクサ)だと勘違いしていた」という人が多いのではないでしょうか? カタバミはカタバミ科、クローバーはマメ科なので、分類上は全く違う植物です。しかし、「三つ葉の葉っぱ」という共通点があり、確かに間違えやすい植物同士であると言えます。「四つ葉のクローバー」でおなじみのクローバーは、3枚の葉っぱの一つは丸い形をしています。それに対して、同じ3枚の葉がつくカタバミの仲間は、1枚の葉がハートの形をしています。
 正門を入ったすぐ左側の花壇の給食室裏付近に、「カラスカタバミ」(別名オキザリス・トライアングラリス)が咲いています。(写真上)草丈10〜12センチ、花径2センチほどの小さな植物ですが、とっても存在感のある植物です。特徴は、紫色の葉っぱにあります。濃い紫色のシックな葉色は、リーフプランツ(葉を楽しむ植物)として、寄せ植えなどにも使えそうです。さらに、花色が薄いピンクであるため、花も葉もお互いに引き立つ組み合わせとなっています。ちなみに、葉っぱの形は、三角形の葉が3枚集まった形状をしています。そのため「トライアングラリス」という名前がついたようです。
 もう一つ、カタバミの仲間として、「ムラサキカタバミ(別名キキョウカタバミ)」を紹介します。咲いていた場所は、教職員の駐輪場です。コンクリートの割れ目から茂っていました。(写真中)
 道端や庭先など、いたるところで咲く多年草です。帰化植物として、駆除しにくい雑草の代表的な種類となっていますが、これもよくよく見れば、とても美しくかわいらしい花を咲かせます。似た花に、イモカタバミがあります。よく理科の教科書に掲載される植物です。イモカタバミは、花の中心が濃いピンク色であるのと、おしべの先の色がムラサキカタバミとは異なっています。
 今日から5月に入りました。庭の片隅や木陰に、スズランの花が見られるようになりました。(写真下)スズランは、一度植え付けると毎年花が見られます。日陰でもよく育ち、根が広がって増えすぎて困るほど生育旺盛な植物です。
 漢字で「鈴蘭」の通り、真っ白な小さな花の一つ一つが鈴のような形をしています。スズランは、花の香りが良い一方で、葉や根に毒性が含まれているので気を付けなければなりません。
 フランスでは、5月1日に愛する人にスズランを贈る風習があります。昔、フランスの王様が幸福を授けられるというスズランの花束を5月1日に受け取り、大変喜びました。それからというもの、5月1日に愛する人にスズランの花束を贈る風習が広がって今に至っています。確かに、結婚式のブーケや髪飾りには、スズランがよく使われていますよね。

4月の課題 春のいきものやしょくぶつ パート2

わらび フキノトウ わらび フキノトウ
もみじの花 もみじの花
アオスジアゲハ アオスジアゲハ
しゃしん上 わかりますか?
これは、いただきものですが・・・春の山菜です。
わらびと、もう一つは、これも2年生でやりましたね。フキノトウです。天ぷらにしておいしくいただきました。
しゃしん中
これは、びっくり?もみじの花です。赤いもみじは秋のものですが、春はこんな花がさいています。
しゃしん下
しゃしんにとれたたった一つの生き物 アオスジアゲハ。もうアゲハが飛び始めています。

4月の課題 春のいきものやしょくぶつ パート1

タンポポ タンポポ
ショウブ ショウブ
オオイヌノフグリ オオイヌノフグリ
3年生のみなさん、理科の課題は終わりましたか?
私が見つけた春のしょくぶつをしょうかいします。知っているものはありますか?2年生の学習で出てきたものもありますよ。まだ課題がおわっていない人は、これを見てかいてもいいですよ。

しゃしん上
みんなもよく知っているタンポポです。わた毛もできていました。
しゃしん中
キショウブ。5月5日こどもの日には、ショウブ湯に入ることもあります。
しゃしん下
オオイヌノフグリです。小さい青い花です。

4月30日(木)

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 4月も今日で終わりです。1日早いですが、校長室にある犬のカレンダーを一枚めくり、5月にしました。
 4月の気温が全体的に低かったため、今年はサクラ草が長く楽しめました。鉢植えのサクラ草はすでに学校裏に移動してありますが、学校のところどころにある植え込みには、まだ花が残っています。今日から25度を超える夏日が続くようなので、4か月近くも楽しめたサクラ草もいよいよ終わりです。西洋サクラ草は一年草なので、全て枯れてしまいます。しかし、花の終わりとともに、毎年たくさんの種を残していってくれます。
 上へ上へと段々に咲いていく花茎の下の方には、熟したサクラ草の種ができていました。(写真上)茶褐色の小さな粒々がサクラ草の種です。花びらと比較すると、どれだけ種が小さいかが分かるのではないでしょうか。一つの花の下にある部分だけでも何十粒も種があるのですから、サクラ草一株で何百〜何千粒もの種ができることになります。放っておくと、自然に種がはじけて庭に飛び散ります。来年の春、知らないうちにサクラ草が咲いていた…ということがよくあります。
 私の家では、最近休みの日にサクラ草の種取りをしています。封筒に種を集め、だいぶたまってきました。では、種まきはいつ行うか・・・毎年、5月の連休明けに種をまいています。ということで、田柄小では再来週、中庭で種まきをする予定です。
 学校の敷地内に一番多い植木は、「コデマリ」です。ぐるっと校庭を歩いただけでも、いたるところに植えてあります。そして、けやき広場にも、学校裏にも…それだけ手軽で丈夫な植物ということでしょうか。毎年4月から5月にかけて、白い小さな花をつけます。枝先にたくさんのつぼみがあるので、この先も長い期間楽しむことができそうです。(写真中)
 コデマリに対して「オオデマリ」という植物もあります。これから初夏にかけて咲く花で、コデマリよりも1つの花が大きく、ライムグリーンや白色の美しい花が楽しめます。コデマリがバラ科であるのに対して、オオデマリはスイカズラ科の植物であり、ともに全く違う仲間です。
 コデマリの花に黒いクモが…先週は「デーニッツハエトリ」というハエトリグモを紹介しましたが、これは同じ仲間の「ネコハエトリ」というクモのオスです。(写真下)
 ネコハエトリのオスは、ゴールデンウイーク前後にしか現れません。メスとの繁殖のために出現し、それ以外の時期は全てメスになるという変わったクモです。それだけに、ネコハエトリのオス同士が出会うと、前足を大きく広げて激しいケンカが始まります。この繁殖行動が盛んなネコハエトリグモのオス同士を戦わせる競技は、「ホンチ相撲」という名前で昔から行われていました。1950年代に、子ども達が夢中になった遊びだそうです。(私はまだ生まれていなかった頃)自然の生き物を相手に遊ぶ、そんな幸せな時代背景を感じます。現在も「横浜ホンチ保存会」があり、GW中に横浜でネコハエトリの相撲大会が開かれているそうです。

4月28日(火)

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 お祝い事にお花をやり取りするのは、贈った方もいただく側もととてもうれしいものです。
 今月の初めに、職員室に真っ白な胡蝶蘭が届きました。昇任して田柄小に着任した副校長先生へのギフトとして届いた鉢で、胡蝶蘭の3本仕立ての寄せ植えです。職員室の副校長先生の机横に置かれ、純白の花びらが輝いて見えます。厳重に梱包されて届いた頃よりも開花が進み、先の方のつぼみまで開き始めてきました。(写真上)胡蝶蘭を始め洋ランは、どれも花を長く楽しむことができます。そのため、贈答用として昔から利用されてきました。
 近年は、バイオ技術を生かして大量生産されるようになり、比較的安く手に入れることができるようになりました。また、珍しい品種が多く出回るようにもなりました。「胡蝶蘭=白」というイメージが以前はありましたが、最近はピンク系や黄色系の胡蝶蘭が多く出回っています。また、ミディ〜ミニの胡蝶蘭の鉢も手軽に楽しめるために大人気です。
 写真上の左側に写っているのは、校長室で咲かせた胡蝶蘭です。白地に赤紫色のドットがランダムに入る珍しい胡蝶蘭です。「シルキーモーヴ」という名前の品種で、4年前に田柄幼稚園の園長をされていた、重田先生からいただきました。田柄小に異動してきてすぐの頃、わざわざ校長室まで届けてくださいました。重田先生は、田柄幼稚園に勤務される前は区内の小学校の校長をされていました。その頃から大変お世話になっていた大先輩の先生です。「よく知っている校長が隣の小学校に着任してくれてうれしいよ…」と気さくに声をかけていただきました。その時に持ってきていただいたのが、この胡蝶蘭でした。毎年きれいな花を咲かせると同時に、重田先生のすばらしい人柄を思い出します。
 学校の裏のあおぞら農園に、ジャガイモの葉が茂り始めました。(写真中)毎年3学期末に5年生が種じゃがを畑に植え付け、6年生の理科の授業で使うことになります。植物の成長と日光とのかかわりを実験するための教材になるのですが、今後もなかなか学校が始まらないと、こういう季節的な授業に大きな支障が生じます。
 イモを収穫するために植えてあるのではありませんが、通常の栽培では6月下旬に地上部が枯れ始め、土の中にたくさんのジャガイモができます。このままの状態で育てていると、小さなイモばかりになってしまいます。イモを大きくしたい場合は、たくさん出てきた芽のうち2〜3本だけ残す「芽かき」という作業をする必要があります。
 ジャガイモの葉に、必ずといってよいほどやってくる害虫がいます。ニジュウヤホシテントウです。(写真下)黒い斑点が28個あるので「ニジュウヤホシ」です。先週お伝えしたテントウムシは、アブラムシを食べてくれる「益虫」でした。しかし、テントウムシの仲間でありながら、このニジュウヤホシテントウは畑の害虫として嫌われています。ジャガイモやナス、トマトの葉を食害して穴だらけにしてしまいます。(幼虫も葉を食べます。)このテントウムシの天敵は・・・と調べたのですが、鳥も食べたがらず、天敵が全くいないようです。人間が駆除するしか方法はないようです。

4月27日(月)

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 今日は、鳥の話題です。田柄小には、いろいろな鳥がやってきます。校庭の南側には愛宕神社の森があるため、様々な種類の鳥が自生しています。それらの鳥の中でも、カラスの存在が一番大きいようです。急に小鳥たちがバタバタと飛び立つと、たいていカラスがやって来た証拠です。
 鳴き声の美しい鳥として、シジュウカラをよく見かけます。朝早くから、けやきの木のてっぺんで鳴いているのはシジュウカラです。「ツーピーツーピー」「ツィピー、ツィピー、ツィピー」「チュチュパー、チュチュパー」など、いろいろな鳴き声があります。体の大きさはとても小さく、スズメより小ぶりな感じです。しかしその鳴き声は、遠くまでとてもよく響きます。
 校庭の築山の近くにある桜の木にとまっていたシジュウカラを写真に収めることができました。白いほっぺに黒ネクタイがシジュウカラの特徴です。くちばしには、しっかりと獲物(芋虫)を捕えていました。(写真上)
 鳥は、たいてい2羽のつがいで行動することが多いものです。近くにいた仲間に獲物を捕ったことを報告していたのか、片方がさえずるともう片方が「チチチッ」と返事をしていました。
 田柄小に鳥がやってくる場所は、木の上だけではありません。中庭のミッキー池にもいろいろな鳥が訪れます。最近よくやって来ているのはカモです。(やはり、仲良くつがいで来ています)スイレンが茂ってきた池の方に入り、盛んに頭を水中に突っ込んで食べ物をあさっていました。(写真中)カモはてっきり水草などを食べるのだろうと思っていました。田んぼにカモを放し飼いにした、「合鴨農法」があるくらいです。稲の生育のために雑草を食べてくれるのだろうと思っていました。
 結構長い時間滞在していたでしょうか…。気がついたら、くちばしにザリガニを咥えているではありませんか!!(写真下)生活科でザリガニ釣りをする池で、子ども達がいつも楽しみにのぞき込む貴重なザリガニを餌にしていたのです。
 インターネットで調べてみると、確かにカモが餌とするものに、水草の他に「小魚・エビ・カエルなど」と書いてありました。恐るべし…です。結局、午後になって雨が降る中も、2羽で優雅にミッキー池で過ごしていました。

4月24日(金)

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 校庭側の花壇に、オダマキの花が咲き始めました。(写真上)オダマキの品種を大きく分けると、もともと日本に自生していた種類と、海外から来た西洋種とに分けられます。日本原産の品種は背丈が低く、ブルー系の花色がほとんどです。(私の自宅には、ミヤマオダマキという空色の品種が今咲いています。)
 一方、よく見かけるオダマキのほとんどは「西洋オダマキ」です。背丈は30センチ近くにもなり、花色や咲き方が様々でとてもカラフルなオダマキです。下向きに咲くのが一般的ですが、品種改良により、上向きに咲く花も出回っています。外側の花弁のように見えるのは「がく片」で、本来の花弁はその内側で筒状になっている部分です。花びらの基の部分は後ろに長く反り返り、「距(キョ)」と呼ばれ、これがオダマキの花の特徴になっています。
 「オダマキ」というのは、布を織る時に使う道具の名前です。糸を環状に巻いていくための道具で、この花の形から想像してつけられたぴったりのネーミングと言えます。宿根草なので、毎年同じ場所で花が楽しめます。
 街のあちこちでツツジの花が咲き始めました。田柄小には、敷地内のいたるところにツツジが植えてあります。ピンク系の花色が多い中、校庭の花壇(事務室前)には、白いツツジが植えてあります。
 真っ白なツツジは、純白に輝いてとてもきれいです。しかしよく見ると、白い花びらにピンクの筋が1本入っているものがありました。(写真中)これは、白いツツジによく見られる「枝変わり」という現象です。写真のようにピンク色の筋が入る場合もあれば、1つの花のちょうど半分がピンクというものや、株全体がピンクと白の花で覆われて咲く場合もあります。
 もともとツツジは色があるものが通常の状態であり、突然変異で白く咲いたものを改良して作ったのが真っ白なツツジです。ある意味、無理やり白いものだけにした結果、たまに部分的にピンクのものが混じることがあるということのようです。白いツツジを見かけたら、枝変わりした花を見つけてみてください。
 けやき広場の花壇には、3月からマーガレットがたくさん咲いています。よく見ると、小さなクモが花びらの上で獲物を待っていました。(写真下)ハエトリグモの一種で、「デーニッツハエトリ」というクモです。
 ハエトリグモは、クモの巣を張って獲物をつかまえるのとは違い、近くに来た獲物に直接飛びかかっていく「狩り」をする仲間です。小さな虫を捕えてくれるので、人間にとっては(特にガーデニング好きには)益虫と言えます。
 3年生の理科の時間に、「昆虫」の特徴を勉強します。その一つに、昆虫は足の数が決まっているということを習います。クモは、8本の足がありますが・・・昆虫と言えるでしょうか?

4月23日(木)

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 今日から子ども達の健康状況等を聞くために、各家庭に電話連絡を始めました。今日は、午前中に3年生、午後は4年生の担任がクラス全員の家庭に電話をしています。(写真上)
 田柄小には、電話回線が4つあります。職員室の回線は、外からかかってくるために空けておき、それ以外の3つの回線を使って電話をしました。(学級の全家庭に電話をすると1時間半以上かかります。)ほとんどのご家庭と電話がつながり、子ども達の様子を聞くことができました。
 休業が長く続き、元気に過ごしているだろうか、そして毎日どのように過ごしているのかなと、学校としての心配は尽きません。しかし、今日電話をした担任の先生方の話では、子ども達の元気な様子を知ることができたとのことでした。報告を聞いて、ホッとしています。また、留守だったため、着信を見て学校に後から電話をいただいたご家庭もありました。ご協力、ありがとうございました。明日以降の学年も同様に実施します。よろしくお願いいたします。
 「ガガンボ」という昆虫をご存知でしょうか。蚊を大きくしたような虫で、よく家の中に入って来てモヤモヤと飛び回っているのを見かけます。蚊のように血を吸うことはなく、人にとって害のない虫です。ただし、幼虫は土の中や水の中に生育し、農業にとっては害を及ぼすことがあるようです。
 フヨウの葉の裏で、ガガンボのオスとメスが交尾をしていました。(写真中)葉につかまっている大きい方がメスです。ガガンボの成虫の寿命は10日間ほどです。新しい命をつなぐために、必死に生きている姿をファインダー越しに感じました。
 体育館に行く渡り廊下にいたノラと目が合いました。(写真下)ノラは、学校で飼っているわけではないのですが、敷地内でよく見かける猫です。たいていは、朝人がいない時間帯に姿を見せます。けやき広場や学校裏のあおぞら農園など、いろいろな場所で見かけます。今日は学校が休業中のため、校庭の花壇で日向ぼっこをしていたようでした。
 花壇を掘り起こしたり、種まきしたところに足跡をつけたりと、あまり良いイメージのないノラです。ただし、ネズミを捕まえたりしていてくれているのなら、大いに褒めてあげたいと思います。(「ノラ」と言う名前は、私が勝手につけました。)

4月22日(水)

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 田柄小には、イチョウの木が1本しかありません。正門を入った右側(以前、開放の入口だった玄関前)の植え込みにあります。3年前までは、現在の東門側にもう1本ありましたが、バスケットコートを新設するにあたって撤去しています。
 全ての木々に新緑が出てくる時期です。イチョウの木からも若葉がぐんぐんと出始めています。枝先から伸びてきている葉っぱの一枚一枚をよく見ると、小さいながらもちゃんと「イチョウの葉」の形をしていることが分かります。まるで、赤ちゃんの手のように・・・(写真上)
 イチョウの木は、植物分類学の上で、とても貴重な種類に属しています。約2億年前の中生代ジェラ紀に栄え、現在まで種を絶やさずに続く歴史の古い木と言われているからです。その仲間の多くは、恐竜と共に氷河期に絶滅していて、現在イチョウ科の木は、現存するものしかないそうです。そのため、イチョウはメタセコイアと共に「生きた化石植物」と呼ばれています。
 プール脇の鉄棒付近に、ブルーベーリーの苗が何本か植えてあります。大人の背丈ほど大きく成長したものもあります。(写真中)ブルーベーリーは、夏に果実ができ、全国各地のブルーベーリー園では、よく摘み取り体験が行われています。
 花は、ちょうど今頃咲き始めます。ドウダンツツジやスズランのように、釣り鐘状の形をした白い小さな花をつけます。よく見ると、アリが何匹か花に寄ってきていました。地面から1.5mほどもある場所に、よくブルーベーリーの花が咲いていることが分かったものです。時々釣り鐘状の花の中に入り込んでいました。(写真下)
 こうして虫が来ることで、受粉して実ができる・・・と思うでしょうが、ブルーベーリーの場合はちょっと違います。ブルーベーリーは、自分自身の花粉では受粉しにくい傾向があります。したがって、違う品種を近くに植え付けてあげなければ実がつきません。ブルーベーリー農家では、別の品種の花粉を採取し、人の手で受粉作業を行うようにしています。
 田柄小のブルーベーリーは、夏に実ができたとしてもあまり目にすることはありません。愛宕神社に住む鳥たちがいつも見張っていて、真っ先に収穫にやって来るからです。

4月21日(火)

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 毎朝8時半から30分間、「TOKYO おはようスクール」という番組が放送されています。休業中の子ども達を支援する番組として、先週水曜日から始まっています。メール配信やホームページでもお伝えしたので、見ている子が多いのではないでしょうか。
 今日は、1時間目に「かず」の勉強、2時間目に「ことばあつめ」の勉強がありました。言葉集めは、私もメモを取りながら挑戦してみました。第1問・・・最初に「く」のつく2文字の言葉を10秒で見つけます。「くし」「くら」「くず」「くり」「くさ」…5つも書き出せました。第2問は、「と」で始まる3文字の言葉集めでした。「とまと」「となり」「とけい」…少し難しくなってきました。そして第3問は、「せ」で始まる4文字の言葉集めでした。「せんせい」しか思いつかず、惨敗でした。大人でも楽しみながら学ぶことができます。
 「八重桜が散る頃が目安です」という言葉は、日本での洋ラン栽培の歴史を築いてきた故・江尻光一さんの口ぐせでした。寒さに弱い洋ランを外に出したり、植え替えをしたりというタイミングを「八重桜が散る頃」と表現するのはすばらしいなと思いながら、いつも「趣味の園芸」(NHKの番組)を見ていました。地域によって気温の差が大きいため、それぞれの土地での目安を八重桜を使って表現していたのです。
 学校の1階の廊下に飾っていた洋ランも、そろそろ外に出して新たな栽培のスタートをさせる時期になりました。シンビジュームは、1月頃からずっと職員玄関内に飾ってきました。その他にも、デンドロビュームやエピデンドラムなどを飾っていました。(写真上)
 来年に良い花が楽しめるかどうかは、春から秋までの管理次第で決まります。日当たり具合や水やり、施肥を調節しながら育てていきます。
 1月から花を楽しんできたサクラ草が、そろそろ終わりの時期に近づきつつあります。今月に入ってからの気温が低く、例年になく花を長く楽しむことができました。これから気温がグンと上がると、自然に株全体が枯れてきます。しかし、花の後に種ができている可能性があります。もし種ができていたら、「トラマルハナバチ」のおかげです。
 学校の花壇で待ち構えていると、小さなハチがサクラ草の周りにやってきます。トラマルハナバチは、口先がとても長い形をしていて、サクラ草の蜜を吸うのに適した形状になっています。サクラ草の蜜を独占しているハチです。逆に言うなら、トラマルハナバチがいなければ、サクラ草の種ができません。
 「花から花へ」の言葉通り、小さなサクラ草の花の中に顔を突っ込みながら、次々と蜜を集めて飛びまわっていました。(写真中・下)
 毎年、学校のサクラ草からはあまり種がとれません。私の自宅(埼玉県)では、これから5月上旬にかけてたくさんの種を採取することができます。3月上旬頃から、自宅のサクラ草にはたくさんのトラマルハナバチが来ていたのです。
 今日の写真も苦労して撮りました。望遠レンズでねらってシャッターを切りました。

4月20日(月)

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 田柄小にいる水生の生き物というと、カメやザリガニ、金魚といったミッキー池の生き物を思い出すのではないでしょうか。それらに加えて、グッピーも飼育していることを忘れてはなりません。
 児童玄関を入った廊下に、大きな水槽があります。(写真上)現在、この水槽の中に一体何匹のグッピーがいることでしょう。グッピーは、環境が良ければ一年中赤ちゃんが産まれて増えていきます。水槽内をのぞくと、最近産まれたと思われる小さなグッピーをたくさん見ることができます。魚を飼育する上で最も大切なことは、水環境を整えることです。ろ過装置を使って水を循環させ、蛍光灯を点けているだけですが、水槽内の水がちょうどよい状態になっていることが分かります。(写真中)
 グッピーは、熱帯魚の中でも最も飼育しやすく、また繁殖力が旺盛な部類に属します。そして何よりも特徴的なのが、「卵胎生」であるということです。つまり、グッピーはお腹の中で卵をかえし、子どもの状態で産むというタイプの魚なのです。ですから、「メダカのように、水草に卵がついていないかな…」と探しても、グッピーの卵を見ることはできません。お腹の中でふ化した(産まれた)小さなグッピーが、メスの体から出てきて誕生するのです。卵の状態だと、敵に食べられてしまう危険性があります。すぐに移動できる子どもの状態で産むことで、生き延びる確率が上がります。(しかし、グッピーの親が間違えて食べてしまうという危険性はあります。)
 卵胎生であるため、グッピーのオスとメスの違いは、お腹を見ればはっきりとしています。お腹が大きいのがメスで、体全体がスラっとしているのがオスです。さらにオスは体の色がきれいで、尾びれが大きいのが特徴的です。(写真下・・・左側の地味な体色とお腹が大きいのがメスです。)
 最後に、水槽内の魚を写真に収めるのは、とても難しい技術が必要であることをお伝えしておきます。(苦労しました。)

4月17日(金)

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 校庭の花壇にバラの花が咲き始めました。田柄小には何株かバラの木がありますが、今年の開花第一号です。(写真上・・・背景には、マーガレットが咲いています。)今年は他の植物同様、バラの生育が大変早くなっています。私の家のバラも、日に日につぼみが大きくなってきています。
 バラは、多くの愛好家がいるほど人を魅了する植物です。(ここ数年で、私もその一人になりつつあります。)しかしその反面、美しい花を咲かせるための苦労が絶えない植物でもあります。バラは虫や病気の害がとても多く、そのための管理が大変です。
 特に春先は、アブラムシが大量に発生します。別のバラの木を見たら、いましたいました・・・伸びたばかりの枝先や花のつぼみに、緑色の小さなアブラムシがびっしりとついていました。(写真中)
 学校の花壇では、農薬を使うことができません。アブラムシの天敵はテントウムシです。探してみると、ちゃんとテントウムシが正義の味方としてやってきていました。黒い背中に2つの赤い斑点があるのは、「ナミテントウ」です。一般にナナホシテントウがよく知られていますが、ナミテントウも同じくアブラムシを食べる「益虫」です。(写真下)
 テントウムシは、成虫だけでなく、その幼虫もアブラムシをえさとしています。実は、(写真中)にナミテントウの幼虫が写っていたのですが、おわかりでしょうか? 写真のやや下の方に写っている白黒のまだら模様(鳥のフンのような…)が幼虫です。テントウムシは、幼虫の方が食欲旺盛で、たくさんのアブラムシを食べてくれます。写真を撮りながら、「がんばれ!」と応援したくなりました。
 今日も3年生のみなさんは、理科の教科書を開いてみましょう。ナミテントウがどこかに載っていますよ。

4月16日(木)

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 先日、学校のあおぞら農園に、3年生の先生達がキャベツの苗を植え付けました。(毎年、隣の畑の吉田さんから苗を分けていただいています。)
 生活科の学習? ではなく、3年生から始まる「理科」の学習のための準備です。3年生のみなさんは、理科の教科書を開いてみましょう。1学期に学習する内容として、「こん虫の育ち方」が載っています。モンシロチョウやアゲハチョウの卵を見つけて、どのように変化していくのかを実際に育てながら学んでいきます。
 本来ならば、キャベツ畑にモンシロチョウが卵を産み付けにきている様子から観察させたいものです。不思議なことに、モンシロチョウはキャベツの苗が植えてある場所が分かっていて、卵を産もうとキャベツの葉をめがけて飛んできます。(写真上・中)練馬区は、23区の中でも最も畑の面積が広く、大根とともにキャベツの栽培が盛んです。地域のキャベツ畑に行けば、モンシロチョウが飛んでいる姿に出会えるかもしれません。
 モンシロチョウは、キャベツの葉のどこに、どのようにして卵を産むのでしょうか? これも観察していると、いろいろなことに気がつくはずです。キャベツの苗にとまったモンシロチョウは、おしりを葉に当てながら一つずつ卵を産み付けていきます。ちゃんとキャベツの葉の裏側に、そして卵と卵の間隔は広くとって産み付けます。なぜでしょうか・・・考えてみてください。(写真下)卵は、クリーム色で細長い形をしています。写真下の左側に私の人差し指が写っているので、卵がどれだけ小さなものか分かると思います。そして、写真右側の少し離れたところにも卵が産みつけられているのが分かります。
 5月に学習が始まる頃は、すでに卵から幼虫になり、キャベツの葉は穴だらけになっているでしょう。今日、卵を産むために飛んできたモンシロチョウは、さなぎの状態で越冬した親です。苗の間を行ったり来たりしながら、時折地面に降りてじっとしていました。卵を産み付ける体力が、そろそろ限界にきていたのでしょう。・・・最後の力を振り絞ってまた飛び立っていきました。

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