6月3日(水)![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 分散登校中の専科の授業は、できる授業形態であれば各教室で行うようにしています。理科の授業は、本来は理科室で実施したいところですが、しばらくは各教室で指導することになります。 6年生の理科で最初に学習するのは、「ものの燃え方」の単元です。実際は、理科室に行ってグループごとに様々な実験を行うはずでした。集気びんの中に火をつけたろうそくを入れ、ふたをした時としない時の炎の変化を調べることから始まります。そして、線香の煙を近づけると、ろうそくが燃えている集気びんの中に空気が出入りしている様子が分かります。(写真上) 子ども達にとって「理科の勉強が好き」という一番の理由は、「実験ができるから」です。理科では、実験や観察の技能習得も大切な学習要素となっています。正しく安全に実験を行う力は、やはり実際に各自が行わなければ身に付きません。今はこのような状況なので教師実験で進めていきますが、早くいつも通りの子ども達が大好きな実験ができるようになってほしいものです。 1年生の算数は、「なかまづくりとかず」の学習から始まります。数の大小を1対1対応の方法で比べます。数を数えなくても、絵の中から比べたいものを線で結んでいくことでどちらが多いか少ないかが分かります。また、線で結べない場合は、ブロックに置き換えて比べるようにします。 先生の指示で、黄色いブロックや白いブロックを教科書の絵の上に置いていきました。(写真中)1年生の算数では、ほとんどの時間にブロックを操作する学習が行われます。今後、数のまとまりや分解を考えていくうえでも、具体物を通して理解していくことが大切です。 また、ブロック操作には、算数の学習以外にも小学校低学年で身につけさせたい要素が含まれています。身の回りのものを整理したり、先生の指示通りに素早く準備をしたりする力が高まっていきます。小学校の授業では、まず先生の指示を理解し、その通りにできることが学習理解の第一歩であると言えます。 3年生は国語の時間に、「国語辞典の使い方」の学習をしています。休業中に、3年生の先生達が国語辞典の使い方の動画を作成して公開していました。動画を見るだけでなく、実際に家でも辞典を引いてみたでしょうか? 国語辞典は、言葉の意味を調べたり、言葉の使い方、漢字の書き表し方を調べる時に使います。授業では、国語辞典の「つめ」「はしら」「見出し語」などの用語を指導するとともに、とのような仕組みで辞典に言葉が並んでいるのかを学びます。そして何よりも、実際に自分で辞典を引きながら、すばやく言葉を見つける練習を積ませることが大切です。(写真下) きっと、このホームページを読んでいる皆さんは、「もう何年も国語辞典なんて手にしていないな…」と感じていらっしゃるでしょう。(私も同じです)「漢字を度忘れしたら、スマホやパソコンがあるから大丈夫」という時代になってしまいました。しかし、そういう時代だからこそ、子ども達に国語辞典の使い方を身につけさせることが重要です。 学校探検をしました!(1年生)![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 朝、探検に行くことを伝えると、子どもたちはとても喜び、楽しみにしていました。 探検のめあては「どんなものがあるか、どんな人がいるか知ろう」です。また、静かに並んで歩いて探検することも指導し、出発しました。 探検したのは、保健室、職員室、図書室、中庭、けやき広場、あおぞら農園などです。 「本がいっぱいあったよ。読んでみたいな。」「ザリガニがいたよ。」「カメが近くに来たよ。」と、探検をしてたくさんの発見がありました。また、校内では静かに移動することができました。 来週は、校庭を探検したいと思っています。 6月2日(火) その2![]() ![]() ![]() ![]() 壁の上の方には、歴代の校長先生の写真が並んでいます。一人の子が真っ先に気がつき、指さしました。また、お客さんが来てお話をするためのソファーがあったり、たくさんの書類が入った棚に気がついた子もいます。・・・生活科の学習としては、そういう気づきがほしいところですが、1年生が喜びそうなものが校長室にはたくさんあり、子ども達の関心は違う方に行ってしまいました。ドラえもんやリラックマのぬいぐるみがあったり、かわいらしい犬のカレンダーがあったりと、そちらの方の印象が強かったようです。「お花がいっぱい咲いてる…」とつぶやいていた子もいました。そのうち校長先生のことが分かってくるでしょう。(校長室を留守にしていた時間帯もあり、全てのクラスを案内することができませんでした。ごめんなさい。) 3年生は、総合の学習の時間にカイコを育てていきます。休業中の動画配信でもカイコが生まれてきた様子が映し出されていました。(先週の水曜日、28日の動画でした。)今日は、初めて実物のカイコを見て観察することができました。しかし、観察をするとなると、子ども同士が顔を寄せ合ってしまうことになります。そこで、拡大提示装置を使い、電子黒板に大きく映し出されたカイコを見ながら観察をしました。(写真下)生まれてまだ1週間ほどなので、体長は1センチにも満たないほどです。元気よく動いてエサを食べていました。(別に、シャーレに入ったカイコを虫メガネでも直接観察させてもいました。) カイコの卵は、練馬区の理科部の先生達でまとめて購入し、各学校の希望に応じて毎年配布するようにしています。本来ならば、5月の連休明けに卵が届き、もうある程度幼虫が大きくなっている頃でした。しかし、5月の休校が決まったため、しばらく冷蔵庫に入れておき、卵から出てくる時期をぎりぎりまで遅らせてもらうことにしました。その努力があって、生まれた直後の様子から観察することができているというわけです。 エサは、緑色の固形物を与えています。これは、カイコのために作られた人工飼料で、3年生の先生が購入しました。カイコのエサと言えば「クワの葉」ですが、成虫になるまでには大量のクワの葉が必要になります。学校のクワの木の実情からすると、なるべく人工飼料を食べさせてからクワの葉にエサを切り替えていく必要があります。不思議なことに、一度本物のクワの葉を与えてしまうと、人工飼料は一切食べなくなってしまうのです。 6月2日(火) その1![]() ![]() ![]() ![]() 登校後の手洗いや検温カードの提示等の感染症予防に関することだけでなく、学級のルールについても学んでいきます。一方で、学習指導も進めていかなければなりません。1年生の教室では、音読をしたりひらがなを書いたりする学習がいよいよ始まりました。「えんぴつの持ち方」や「書く時の正しい姿勢」についての指導があってから、さっそくひらがなの「つ」の書き方を学習していました。 4月の休校中では、えんぴつで線を引く練習プリントは出していましたが、ひらがなの書き方は学校で教える予定でいました。ところが、5月も休校となったため、簡単なひらがなの練習を課題として出すことにしました。1年生の担任としては、一文字ずつていねいに指導したかったところではあります。 しかし、分散登校ではクラスの半数の子どもへの指導となるため、逆に一人ずつていねいに見てあげることができます。その利点を生かして、子ども達の理解度を高めていけるように、個別の指導を心がけていきます。 昨日から、1年生の各教室に一人ずつ支援員の先生が入っています。今年度の生活支援員の先生に加え、地域連携事業としての補助員の方に教室に入ってもらうことにしました。学校での生活習慣を身に着けるための大切な時期を、担任の先生の補助的な役割としてしばらく勤務していただきます。(写真上) 5年生の社会科の授業開きとして、「5円玉」を使った学習が行われていました。試しに5円玉をじっくりと眺めてみてください。どんな絵柄や模様が描かれているでしょうか? (授業では、実際に一人ずつに実物の5円玉を観察させていました。)・・・実は、5年生の一年間に学習する社会科の内容は、5円玉1枚に全てが描かれているのです。 まず目につくのは、稲穂の絵です。5年生の社会科では、米作りの農家の様子を調べ、日本の農業について学習していきます。次に、5円玉の下半分には横線が描かれていて、海を表しています。5年生の社会科では、水産業についても学習します。最後に、5円玉の穴の周りには歯車がデザインされています。5年生の社会科では、日本の工業についても学習します。ということで、この一年間の社会科の時間を通じて、日本の産業について学習していくということが分かりました。(写真下) 6月1日(月) その2![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() まず、どのような病気で、どのように感染するのかということを教えたり、感染症を予防するために必要なことを考えさせたりしました。続いて、手洗いの仕方や咳エチケット、マスクの必要性について、電子黒板にスライドを映しながら指導を行いました。(写真上) 最後に、「密閉・密集・密接」の3つの密を避けて行動するための具体的な方法についても資料を見ながら学んでいます。高学年の子ども達は、テレビで何度も説明を聞いているのでよく理解していたようです。しかし、実際にソーシャルディスタンスをとるということは難しく、子ども同士で会話がはずめば自然と密な状況が発生しやすくなるものです。今後、教室内での子ども達の動きを見ながら、適宜指導を繰り返していきます。 もう一つ、全クラスで指導したことがあります。それは、子ども達へのアンケート調査です。「心の健康チェックシート」として、これも学年の実態に合わせて実施しました。休校中に良かったことや楽しかったこと、そして困ったことなどを具体的に聞くアンケート用紙を使いました。(写真中)明日以降、下校後の時間を少しずつ使いながら、担任が個別に休業中の様子を聞いたり、不安を取り除くための声かけをしたりしていきます。また、必要に応じてスクールカウンセラーや心のふれあい相談員への面談にもつなげていけるようにします。(1年生には、アンケート用紙への記入ではなく、担任からの聞き取りで様子を把握するようにしています。) 3校時に、5年生が体育館に集まって学年集会を行いました。休業中に配信した動画をスクリーンに映し、それぞれ学年の先生達が示した約束を確認しました。また、高学年としての心構えがしっかりもてるようにするための集まりでもありました。分散登校のため、午前と午後に分かれての半数ずつの集まりになりましたが、きちんと話を聞く姿に意気込みが感じられました。(写真下) 6月1日(月) その1![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 兄弟や近所同士でさそい合って登校したり、保護者の方が一緒に来て送ってくださったりしたおかげで、大きな混乱もなく教室に入ることができました。(写真上) 登校後、まず全員が手をきれいに洗ってから、各教室で健康観察を行いました。明日からの検温は、本日配布した「元気アップチャレンジカード」に記入することになります。毎朝忘れずに記入するとともに、学校に持たせるようにお願いいたします。 全校朝会は、しばらくは放送で行います。午前と午後、校内放送で子ども達に話をしました。・・・今日から、段階的ではありますが、学校での学習をスタートさせていきます。みなさんも知っているように、新型コロナウイルスの影響で、学校も社会全体も活動をしばらくやめることが続きました。しかし、みんなでがまんをしてなるべく家にいる生活を続けたことや病院で働くお医者さん達の懸命な努力で、ウイルスの広まりが収まってきました。でも、まだ完全に元の生活に戻るわけにはいきません。 先ほど、「段階的に学校がスタートします」と言ったのは、まだウイルスの感染の危険性があるからです。また、長い休みが続いていたので、学校生活のリズムを少しずつ身につけていこうという目的もあります。そこで、今週と来週は、クラスの人数を半分にして、午前と午後に分けて学校に来る「分散登校」というやり方で勉強を進めます。 緊急事態宣言が解除され、お店や会社、学校などが再開されることになりました。しかし、感染症拡大予防のために気をつけなければならないことがあります。学校でも、手をよく洗うことやマスクを必ずつけること、人と人との距離をとること(これは、人とお話をしたり列に並んだりする時に、いつもより離れるようにするということです。)…などなど、みんなで守っていかなければならないルールが新しくできました。 担任の先生からも、これからの学校生活において、どのようなことに気をつけていきましょうというお話があります。自分の命だけでなく、周りの人達の命を大切にするためには、一人一人が決められたことをしっかり守って生活しなくてはなりません。 さあ、今日から学校が始まります。楽しく、安全・安心な学校生活にするためには、先生方のお話をしっかり聞くことが大切です。明るく素直な田柄小のみなさんが、今日からまたがんばる姿を、校長先生はいつも応援しています。・・・ 今週と来週の2週間は、「分散登校」となっています。クラス全体の半分の子が教室内に入ることになり、ソーシャルディスタンスを保つように座席を工夫しました。お互い前後左右の席が空くように座らせています。(写真中) 入学式以来の登校となった1年生の教室でも、今日からさっそくいろいろな勉強が始まりました。今日の勉強は、学校でのルールを少しずつ学ぶことが主な内容でした。学校に登校した後の道具のしまい方や、トイレと流しの使い方などを一つずつていねいに教わりました。また、担任の先生による本の読み聞かせを聞いたりもしました。(写真下) 5月29日(金) その2![]() ![]() ![]() ![]() 今日は、濃い茶色の羽に3本の白い帯がある「コミスジ」というタテハチョウの仲間を見つけました。調べてみると、「羽を開いてとまることが多い」とありますが、その通りでした。(写真上) 飛び方にも特徴があります。数回羽ばたいたかと思うと、空中で羽を広げて止まった姿勢になり、そのままひらひらと紙切れが舞い降りるような感じで飛びます。 チョウの採取を趣味にしている人は、珍しいチョウを求めてありとあらゆる場所まで捕獲網を手に入っていくそうです。以前、科学実験教室でかかわったことがあるチョウの専門家の方と話をしたことがあります。日本でのチョウの収集に飽き足らず、大企業を退職されてからエクアドルに土地を購入し、1年の半分を現地で過ごしているとのことでした。それも、購入した土地の大半はジャングルのようなところで、何メートルもある木のてっぺんにチョウがくる仕掛けを作って捕獲するという話もされていました。趣味が高じてすごい人生を歩まれている姿がとてもうらやましく感じられました。 長い休業期間の最後の写真は、これもチョウに関するものです。しかし、花のチョウ・・・「胡蝶蘭(コチョウラン)」です。校長室の窓辺で、今年9年目になるコチョウランが咲き始めました。(写真下) 「サザンウィンド」という名前がついたコチョウランで、黄色地に鮮やかなオレンジ色のストライプが入った珍しい品種です。コチョウランは、贈り物としてよく使われます。校長に昇任が決まり、前任校の校長室に4月1日に届いたのがこの鉢でした。贈っていただいたのは、大先輩の女性の校長先生で、自分が主幹教諭の時に大変お世話になった方でした。翌年、自分が副校長になった時、温かく送り出していただくとともに、「いつか校長職として一緒に仕事をしましょう。」と声をかけていただきました。 3年前に定年退職されましたが、その春から一年間、田柄小の校内研究の講師としてお越しいただきました。ちょうどその年から田柄小では道徳の校内研究を行うことになり、「この先生しかいない」という思いで連絡をとり、ご指導をいただくことが決まりました。 3年前の今頃、田柄小に寄られた時に、咲いたコチョウランを見ていただきました。大切に管理していることを褒めてもらってから、なぜこの品種を選んだのかをその時初めて聞かされました。「コチョウランって、だいたい白でしょ。清水さんには当たり前のランは似合わないから、思いっきり珍しい色を選んだの…。」 その先生は、残念ながら昨年の5月11日にご病気で逝去されました。とても明るく、そして個性豊かで誰からも慕われていた先生こそ、このコチョウランのような方でした。花が終わったら、今年こそ寄せ植えの鉢から抜いて、新しく植え替えようと思います。 【4年生】ツルレイシの花
5月29日、ツルレイシの花が咲きました。
このツルレイシは、苗の状態で学校に運ばれました。 そして、5月12日に畑に植えました。 最近ぐんと気温が上がったからでしょうか。 来週学校が再開されたら、観察してみてください。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 【4年生】発芽しました
5月14日にポットに植えたツルレイシの種が発芽しました。
5月29日に発芽したので、どのくらいの期間で発芽したでしょうか? 約2週間かかりましたね。 時間がかかったので、種を鳥に食べられたのかなと思っていましたが、発芽してよかったです。 6月1日から学校が再開します。 ぜひ様子を見てみてください。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 5月29日(金) その1![]() ![]() ![]() ![]() 情報をつかんでいた先生から、もう1回飛んでくるという話を聞いたので、望遠レンズに取り換えてしばらく待ちました。・・・遠くから音が聞こえてきました。ベランダに出てスマホを構えていた近隣の方と目が合いました。ゴーッという音よりもずっと先に数機の戦闘機が見えてきて、あっという間に上空を通過していきました。(写真上)そして、東の空でスモークを出し、空に線を引いていきました。(写真下) 「新型コロナへの対応を続ける医師や看護師に敬意を示すため、航空自衛隊のアクロバット飛行チームである『ブルーインパルス』が東京都心を飛行した。」というニュースを知ったのは、その後のことでした。医療関係者の方々には、改めて敬意を表したいと思います。と同時に、来週からは自分達がしっかりと子ども達を守らなければという思いをもちました。 昨日から今日にかけて、全ての教職員が出勤して準備にあたっています。教室の座席配置を考えたり、校内のいたるところに使用禁止や手洗いを勧める貼り紙をしたりしました。また、応接室を具合が悪くなった子どもの待機場所とするために、ベッドやついたてを運び入れました。そして、学校での衛生管理の体制を何度も協議しました。我々教員にとっても分散登校は初めての対応です。万全の態勢で月曜日を迎えたいと思います。 モンシロチョウになったよ(3年生)
青空農園からほごした青虫がさなぎになって、11日目。朝教室に行ってみると、チョウチョになっていました。うっすらと黄色っぽく、まだ羽はのびきっていない感じです。さなぎのぬけがらも見えます。もう少ししたら、青空のもとに放してあげたいと思います。モンシロチョウ第2号です。
まだ、教室前にほごしたキャベツには、幼虫がたくさんいます。みんなでかんさつして、チョウチョにかえしてあげましょう。 ![]() ![]() ![]() ![]() 5月28日(木)![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ニューギニア・インパチェンスは、アフリカのニューギニアに分布しているインパチェンスを基に作出された園芸品種です。インパチェンス(別名はアフリカホウセンカ)と比べて花も葉も大きく、花色も豊かです。特に最近は、様々な会社から新品種が毎年出てきて目を引きます。花色は、赤、白、パープル、オレンジを買いましたが、この他にもいろいろな花色が園芸店で売られています。 もともとインパチェンスは、強い日差しに弱く、水切れしやすい植物です。その代わりとても丈夫で花つきが良く、春から秋の終わりまで楽しめます。今回購入した苗は、商品名を「サンパチェンス」と名付けられています。(大手種苗会社が開発しました。)サンパチェンスの「サン」は「Sun」・・・つまり、太陽の日差しに強い品種に改良されています。職員玄関前は、午後から日差しがありますが、たぶんこの場所で大丈夫だと思います。生育速度が速く、仕立て方によってはかなりの大株にまで成長します。 築山の近くで、珍しいチョウに出会いました。大きめのチョウで、飛び方がフワフワとしていて特徴がありました。全体的に白っぽい中に黒い筋が入り、後ろ翅(はね)に斑点がありました。(写真中) チョウの種類についてはあまり詳しくないので、インターネットで似ているチョウを探してみました。・・・かなり苦労して、やっと見つけました。「アカボシゴマダラチョウの春型」と思われます。アカボシゴマダラチョウは、夏には後ろ翅にオレンジ色の斑紋が現れますが、春型のアカボシゴマダラチョウにはそれがないそうです。大きさも飛び方の特徴もぴったり一致していました。 「貴重なチョウに出会えてラッキーな日だ!!」と思っていました・・・が、さらに調べてみてびっくり…。要注意外来種に指定されているチョウだったのです。20数年前までは日本にいなかった種類でしたが、人為的に外国から持ち込まれて放たれたようです。在来種のゴマダラチョウの生育を脅かす恐れがあるということで、要注意外来種に指定されることになりました。こんなに美しいチョウなのに、とても残念です。 田柄小のあちこちにクワの木が植えられています。プール脇の果樹園内にも大きな木があり、実がつき始めていました。(写真下) クワの実は、とても甘くておいしいです。写真の中のどれが甘い実か分かりますか? 白っぽいのはまだ熟していない実です。中央の赤い2つの実でしょうか? 酸っぱくて大変なことになります。正解はさらにその右上の黒っぽい紫色の実です。 小さい頃、よく学校の帰り道に友達とクワの実を食べたものです。田舎だったので、ちょっと寄り道をすると、たくさんのクワの実を手にすることができました。家に帰ると、すぐにクワの実を食べたことが分かってしまいます。口の中が紫色に染まってしまうからです。でも、甘くておいしかった懐かしい想い出です。 クワの木と言えば、3年生はカイコを毎年育てていきます。先日、3年生の先生達がカイコの卵を手に入れてきました。きっと来週から学校が始まったら、いきなりカイコのお世話をすることになるかもしれません。 芽がでたよ(3年生)![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ざんねんながら、ホウセンカはまだ出ていませんでした。 一番左は、ヒマワリです。葉の数は2まい。大きさは2cm5mm。背の高さは、2cm5mmです。手ざわりはつるつるしています。 まん中は、オクラです。写真は、3つの芽が出ていました。葉の数は、2まい。大きさは、2cm。背の高さは、2cm8mmです。手ざわりは、ざらざらしています。 右は、ダイズです。葉の数は、2まい。けれど、子葉とはちがうしゅるいの葉が出かかっています。大きさは、2cm。背の高さは、5cmです。 かんさつカードに、しょくぶつの名前、日にち(5月28日)、天気(晴れ)、葉のようす、気づいたこと、を書きましょう。 学校に来た時には、またちがうすがたになっていますよ。楽しみですね。 5月27日(水) その2![]() ![]() ![]() ![]() ホウジャクは、その飛び方に特徴があります。ヘリコプターが空中でホバリングして止まっているように、ホウジャクも細かく羽を動かしながら静止することができます。それも、スッとやって来て花の前でピタッと止まり…を繰り返していくのですから驚きです。 花の密を吸うために、体と同じくらい長いストロー状の口をもっています。空中でホバリングしながらストローを伸ばして蜜を吸う姿は、空中給油機を連想させます。 ホウジャクは、スズメガの仲間です。スズメガは、幼虫の時代は結構大きめのずんぐりとした体形をしています。植物の葉をバリバリと食べてしまい、見た目も含めてあまり好かれていないのではないでしょうか。しかし、成虫になると身のこなしが素早く、花の蜜を吸う素敵なヘリコプターに変身します。 ところで、チョウとガの違いですが、非常に近い仲間同士でなかなか分類が難しいようです。触角の形である程度分けることができるという説もあります。 あおぞら農園では、2度目のツツジが咲いています。そのツツジの花の蜜を吸いに、ヒメアカタテハがやってきました。(写真下)タテハチョウの仲間は、羽の色がとてもきれいです。アカタテハに比べて羽全体にオレンジ色部分が多く、ヒメアカタテハの方がよく目立ちます。 卵は、ヨモギの葉に産み付けられることが多く、たいていヨモギの葉がくるくると丸まっていると、その中に黒い幼虫が巣を作っています。 世界中のほとんどの大陸で見られるチョウですが、驚くべきはその移動性です。2000kmから3000kmは移動すると言われ、小さな体で北アフリカから地中海を渡りアルプスを越え、北ヨーロッパまで移動するルートが確認されているそうです。こんな小さな、そしてほんの数グラムしかない昆虫のどこにそんな体力と勇気が隠されているのでしょうか。 5月27日(水) その1![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 今日から3日間、校庭を子ども達の遊び場として開放しています。午前は10時半から、午後は1時半から、それぞれ低学年と高学年に分けて1時間半ずつ校庭を開放しています。 開始時刻とともに、たくさんの子ども達がやって来ました。低学年は57名、高学年は64名の参加がありました。3月にも4日間同じように実施しましたが、その時の倍以上の利用がありました。ずっと家にいることが続いたので、外で思いっきり体を動かすのが久し振りという子が多かったようです。思う存分体を動かすことができ、見ている方も気持ちよくなるくらいでした。 受付では、名簿に印をつけるとともに、手指の消毒をさせています。遊び道具は、体育倉庫のボールや一輪車を貸し出しています。久し振りに会う友達とおしゃべりをしたり、築山やうんてい、ジャングルジムで遊ぶ姿も見られました。 午後になり、気温も湿度も上がってきました。顔を真っ赤にしてマスク姿で駆け回る子ども達を見て、校庭に放送が入りました。水分補給をしっかりするようにとの注意喚起です。日陰で水筒のお茶を飲みながら汗をぬぐったかと思うと、すかさずまた広い校庭に向かって走り出して行く子がいました。元気に遊ぶ様子と、子ども本来の姿を何日ぶりかで目にすることができ、少し安心することができました。 学校の再開に向けて、本日連絡をしました。少しずつ体を慣らし、生活リズムを取り戻していきましょう。 5月26日(火)![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 種まきの時に伝え忘れましたが、細かな種をまいた後には土をかけていません。サクラ草の種は「好光性種子」と言って、発芽する時に光が必要な植物です。土をかけてしまうと、発芽率が低くなってしまいます。同じように好光性種子の植物には、ペチュニアやキンギョソウなどがあります。どれも種がとても細かい仲間です。また、野菜の種にも好光性のものがあります。ニンジンやレタスの栽培では、土をかけずに育てます。 ところで、サクラ草のこの後の管理についてです。このまま明るい日陰で水を切らさずに育てていきます。時々うすい液体肥料(規定量の倍くらいうすくして…)をあげながら、真夏の暑さが来る前にある程度大きく育てるようにします。 「ある程度大きく」と言っても、すぐに大きくはなりません。夏の暑さが大の苦手であるサクラ草は、9月まではゆっくりとした成長です。7月下旬頃から、1回目の植え替えが始まります。割りばしで根を切らないようにすくい上げ、小さなビニールポットに植え付けていきます。そして8月下旬にその苗がある程度大きくなったら、一回り大きなビニールポットに2回目の植え替えをします。つまり、10月の全校児童の植え替えまでに、2回の植え替え作業が行われているということです。 「ウドンゲの花」を見つけました。植物の茎や葉の裏に、白い玉をつけた無数の糸が出ています。(写真中)一般にウドンゲの花と呼ばれていますが、これは「クサカゲロウ」という昆虫の卵です。 「優曇華」と書いて「うどんげ」と読みます。仏教の説話に出てくる伝説上の植物の名前を表しています。その花は3000年に一度咲くと言われ、そこから転じて、「めったにないもの」を例える言葉としても使われます。昔は、クサカゲロウの卵を見て、伝説の「優曇華の花」と思い、大騒ぎになった事があったそうです。昭和の高度成長の頃に、「うどんげの花がみつかった?」という記事が写真入りで新聞に載った事もあったとか・・・。 さて、肝心のクサカゲロウという昆虫のことですが、薄緑色の小さな羽虫で、よく街灯の明かりに誘われて飛んでくるので、誰もが見たことがあるでしょう。飛び方が陽炎(かげろう)のようにはかない様子なので、その名が付いたようです。 一方、クサカゲロウの幼虫は、畑の益虫として有名です。幼虫時代の10日間に、約600匹ものアブラムシを食べてしまうほど、畑の強い味方です。無農薬栽培の農家では、クサカゲロウの幼虫を畑にばらまく農法を行っているところもあるそうです。 チューリップの種を見たことがありますか? チューリップは、球根を植えて育てるのが一般的です。種をまいて育てる人はそうめったにいません。種をまいたら、花が咲くまでに5年以上もかかるそうです。 実は、私も初めて発見したのですが、プール横の花壇に植えてあったチューリップに種子ができていました。(写真下)花が咲いた後のふくらみが「実」で、中にたくさんの小さな種ができているはずです。 チューリップは、自家受粉しない植物なので、自然な状態で種ができることは滅多にありません。人がわざわざ別の品種の花粉をつけてあげなければ種子ができないのです。 球根は、元のチューリップと同じ種類の花が咲きます。しかし、種から育てると、花色や花の形がどうなるかは咲いてからのお楽しみです。もしかしたら、世界にない新品種が生まれる可能性も・・・5年後に「タガラスペシャル」という名のチューリップが出回っていたら、この日のことを思い出してください。 モンシロチョウの育ち方 3 (3年生)
青空農園のよう虫は、見に行くたびに数がへっていました。なぜか考えてみてね、と伝えましたが、考えましたか?
どうやら鳥に食べられてしまっているようです。それなので、プランターのキャベツに移して、校内で観察することにしていました。 先週、よう虫がじっとし始めました。(写真5/19)次の日、少し形が変わって、色もうすくなっていました。大きさも小さくなりました。(写真5/20)そして、昨日5/25にはうっすらと中が見えそうなくらいになってきていました。いよいよモンシロチョウになりそうです。 さなぎの様子をかんさつカードにていねいに書きましょう。日にち、色、形、大きさ、前と変わったところ、気づいたことなどを書きます。 モンシロチョウになるのは、いつでしょうか。楽しみです。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 5月25日(月)![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ジャガイモの花というと、かのマリー・アントワネットが好み、髪飾りにしていたことは有名な話です。それは、中世のヨーロッパの食糧危機に、庶民にジャガイモを広めるための国王のアイデアだったとも言われています。 ジャガイモは、春先に種イモを植えて育て、6月下旬にたくさんのイモが地下にできます。では、花が咲く意味は何のためにあるのでしょうか? 同じナス科の野菜であるピーマンやトマト、ナスは、花が咲いた後に実がつきます。つまり、花が咲かなければ収穫することができません。ジャガイモは、栄養分をイモに集中させるために花をすぐ摘んでしまう農家もあるそうです。つまり、「花は必要無し」ということになります。 ジャガイモの花が咲く理由は、他の植物同様に、実(種)をつけるためです。しかし、地下でイモを作って増えるジャガイモにとっては、種から増やすのは何年もかかってしまいます。種をつけにくい植物のようですが、ごくまれに種ができるとか…。もちろん、品種改良をする際には結実させて種から育てます。「新しいジャガイモを作り出すために花が必要である」というわけです。 ちなみに・・・さつまいもは根の一部が太ったものであり、ジャガイモは茎の一部が太ったものです。つまり、サツマイモは根を食用とし、ジャガイモは茎を食用としています。 タイザンボクの花が咲きました。けやき広場の西側にあり、けやきの木と向かい合う形で植わっています。どちらも田柄小で一番を競い合うほど貫禄のある樹木です。田柄小の東の横綱がけやきであれば、西の横綱がタイザンボクといったところでしょうか。 下から眺めているだけでは、タイザンボクの花を見ることはできません。北校舎3階の4年生の教室まで行くと、やっと木のてっぺんの近くで咲いている花を見ることができます。さらに屋上に行くと、光ヶ丘団地を背景にして、大きなクリーム色の花が開いている様子を見ることができます。(写真中) 花径は40センチから50センチくらいあり、日本の樹木の花としては最大のものです。その花からは、とても甘い香りが漂うそうですが、いつも木の高いところで咲いているので香りは分かりません。しかし、その甘い香りは、かつては香料の原料としても利用されていたと言います。 ナンテンの花が咲く頃になりました。ナンテンは、とても丈夫な植物です。あまり増えてほしくないところまで根を伸ばして広がっていくほどです。日本では、漢字の読みが「難転」に通じるという語呂合わせから、縁起の良い木とされてきました。災いを断つため、玄関先やトイレ付近、鬼門の方角に植えられてきたそうです。 この時期に白い小さな花を咲かせた後、夏には実がふくらみかけ、秋に真っ赤に実ります。葉は秋の紅葉として楽しめ、また赤い実は正月飾りとして利用されたりもします。 私の家にもナンテンの木があり、花が咲き始めました。秋に実が赤くなり始めた頃、毎年実だけすっかりなくなっていることに気がつきます。鳥がやって来て食べていくようです。 5月22日(金)![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 愛宕神社のヒマラヤスギのてっぺんにカラスの巣があるようで、ゴールデンウィークの頃から親鳥の警戒するような鳴き声がよく聞こえていました。カラスは巣に近づく人間を襲うことでも有名で、子育て中はかなり神経質になっています。 そんな時期も過ぎ、いよいよ子ガラスの飛ぶ練習が始まりました。最初は、親子で防球ネットの上にとまっていましたが、やがて親カラスがスッと飛び立ち、校庭の向かい側のネットの上に行きました。親鳥が何度か呼んでも子ガラスは飛ぼうとしません。子ガラスの体は、親と同じ真っ黒になっていますが、尾羽はまだ短いようです。(写真上)親ガラスがさらに何度か「カァ〜!」と呼びました。訳すと「早く飛べ!」です。 結局、体育館の屋根に飛び移ったりした後、なんとか低空ではあったものの鳥らしく空を飛んでいくことができました。人事ならぬカラス事ではありますが、見ていてホッとする瞬間でした。 ドクダミは雑草でしょうか? ドクダミは、湿り気の多い日陰を好んで茂ります。地下茎で増えるため、地上部を刈り取ってもしばらくするとまた出てきます。その独特の匂いもあり、ほとんどの方が雑草というイメージを抱いているのではないでしょうか。 20年近く前、一緒に学年を組んでいたベテランの先生(女性)の教室に入った時、牛乳瓶に一輪のドクダミが活けてありました。たった一輪でも、独特の香りが漂ってくるものです。その先生は、「私ね、ドクダミが好きなんです。おかしいでしょ。ハハハ…」と顔を赤らめながら話されました。「そんなことないですよ…」ととっさに返しながらも、「ドクダミを教室に飾るのか〜」と心の中で思いました。 でも、そのことがきっかけで、日陰でひっそりと咲くドクダミの白い花を見かけると、真っ白な花がとても輝いて美しく見えるようになりました。ところで、ドクダミの花びらに見える4枚の白い部分は、正式に)は総苞片(そうほうへん)と呼ばれる「がく片」に当たるものです。中心部の黄色い部分が「花」であり、おしべやめしべがたくさん集まっています。(写真中) プールサイドに行ってみました。昨年度の9月上旬に機械を止めてから、プールの水は緑色を濃くしてきました。6月に入ると、プール清掃の業者が来て、機械できれいに洗ってくれます。今は、きっとプールの中にヤゴを始め、たくさんの生き物が元気よく泳いでいるはずです。 水面には、たくさんのアメンボが平泳ぎをしていました。(写真下)アメンボは、水面を泳いでいると4本足のように見えます。しかしよく見ると、鎌のようになっている前足があり、6本足の昆虫の仲間であることが分かります。中足と後ろ足には細かい毛があって、水をはじいた表面張力で水に浮くことができます。 写真の上の2匹は交尾中のようでした。(体の大きいメスの上にオスが乗っている)アメンボは、「飴のようなにおいのする、棒のように細長い昆虫」が名前の由来のようです。カメムシの仲間でありながら、そんないい匂いがするのでしょうか? アメンボに気を取られ、つい校庭側から鍵を開けてプールサイドに入っていました。主事室と事務室から職員がかけつけてきました。警備会社から電話が来たそうです。・・・プールの機械警備を解除するのを忘れていました。 5月21日(木)![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 田柄小学校にたくさんの生き物がいるように、校長室にもいろいろな生き物が見られます。そのほとんどは植物なのですが、時々かわいいクモがひょっこりと姿を見せることがあります。「アダンソンハエトリ」というハエトリグモの一種です。(写真上) 室内で最も見かけることの多いクモで、体長は5〜6mmほどです。家の壁や床をぴょんぴょんと跳ね回っていたら、大体このクモのはずです。クモの巣は作らずに、家の中を徘徊しながらコバエを見つけ、とびかかって捕食します。アダンソンハエトリは、毒もなく人間には害がない生き物と言えます。 正面からよく見ると、キョロっとした目がかわいらしく、恐怖感はあまり感じないのではないでしょうか。放置しておけば、家の中のコバエをキレイにしてくれます。実は、校長室では私の大切な味方となってくれているのです。たくさん育てているセントポーリアという植物には、目に見えないほど小さな虫がつくことがあります。アダンソンハエトリは、そんな虫たちを捕まえてくれているのです。いわゆる校長室の植物の「虫取り警備隊」です。時々、鉢のかげからアダンソンハエトリがピョンと飛び出してくると、思わず「がんばれ〜!」と心の中で応援してあげたくなります。 図工室前の植え込みに、コバノランタナがあふれるように咲き始めました。(写真中)ランタナというと、和名を「七変化」と名付けられているだけあって、花色を次々と変えながら咲いていく植物として有名です。黄色からオレンジに変わったり、クリーム色からピンクに変わったりと、1つの株で花の色が変化しているのでよく目立ちます。 一方のコバノランタナは、花色の変化はありません。その代わり、地を這うように広がるタイプの茂り方が特徴で、ハンギングで上から垂らしたり、塀をはわせたりする仕立て方ができます。葉には柑橘系の香りがあり、秋の終わりまで花が次々と咲き続けます。 アブラムシとアリの関係をご存知でしょうか? 不思議なことに、枝先にびっしりと発生するアブラムシの近くには、必ずと言ってよいほどアリがやって来ています。(写真下)緑色のアブラムシに近づいているようですが、お互い助け合いながら生きている「共生」の関係にあります。 アブラムシは、植物の密を吸ったり葉の汁を吸って生きています。アリは、アブラムシが尻から出す甘い汁をもらい、食糧としています。では、なぜアブラムシはわざわざアリに甘い汁を分け与えているのでしょうか? アブラムシの天敵は、テントウムシやその幼虫達です。アリは、テントウムシを見ると襲いかかっていきます。つまり、アブラムシは自分達の天敵を追い払ってくれるアリを近くに置くことで、身を守ってもらっているのです。小さな虫達の力関係は面白いなと思います。 でも、人間にとってアブラムシは害虫なので、アリよりもテントウムシチームにがんばってもらいたいものです。 |
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