「わくわく・どきどき」の学びを目指して

6月12日(金)

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 2年生が育てている野菜の苗が大きく育ってきました。1か月前に学年の先生達で植え替えをし、休業中に一度各家庭に持ち帰ってお世話をしてもらいました。今月に入ってまた学校に鉢を持ってきてもらってからは、気温が高くなったこともあり、日に日に成長していく様子が分かります。
 今年の2年生は、ピーマンとミニトマトの2種類の苗を購入しました。一人ずつどちらかの野菜を育てていますが、時々生活科の時間を使って、お互いの野菜の様子を観察し合うようにしています。(写真上)ピーマンは、すでに1個目の収穫ができそうなほど実がふくらんできました。一方のミニトマトは、黄色い花がたくさん咲き始めています。
 ところで、ピーマンとミニトマトは、どちらもナス科の夏野菜です。さらに、2つの野菜の共通点は、子どもの嫌いな野菜ベスト10に入っているということです。数年前までは、ピーマンが1位でトマトが2位という時代があったようです。最近は、ナスやセロリが上位に入ってくるようになりました。(しかし、トマトの名誉のために付け加えるならば、子ども達の好きな野菜の1位はトマトです。)
 来週から給食が始まりますが、ピーマンはよく使われる食材です。きっと各家庭でも、子どもが食べやすいようにと工夫しながら料理に使っているのではないでしょうか。一方のトマトは、給食で生で出されることはほとんどありません。トマトソースやスープとして献立に上がる場合がほとんどです。トマトは、自分が子どもの頃の味と随分変わりました。昔のトマトはもっと酸味があり、青臭い野菜だった気がします。品種改良は、野菜の分野でも目覚ましい進歩を遂げています。最近は、フルーツよりも甘いトマトが出回るようになりました。
 1年生は、国語の時間に「ききたいな ともだちのはなし」という学習をしています。国語の授業では、「読むこと」や「書くこと」が中心のように思われがちですが、「話すこと」と「聞くこと」も国語で身につける大切な力です。
 今日はまず、自分の好きな遊びについて近くの友達に話して伝える学習をしました。続いて、聞き取った友達の好きな遊びをクラスのみんなに伝える学習もしました。「〇〇さんがすきなあそびは○○です。こんどいっしょに○○をしたいです。」という話型を与え、クラスの前で一人ずつ発表しました。(写真中)
 対話の基本は「聞くこと」です。日常的に「聞く」活動を積み重ねることで、対話力が身についてきます。今日まではまだ分散登校だったため、1年生にとってはまだそれほど友達との交流がない日々でした。来週からは教室内がにぎやかになり、日常的に友達と「聞く」「話す」活動が増えてくることでしょう。
 再来週、1年生を迎える会を予定しています。いつもの年のように体育館に全校児童が集まって行うことはできません。校庭に全校児童が並び、1年生を迎え入れる簡単な会を計画しています。
 2年生は、1年生にプレゼントを用意して渡す役割があります。そのプレゼントの一つが、アサガオの種を入れたメッセージ付きの袋です。(写真下)昨年の秋に自分のアサガオから種をとり、大切に保管してきました。新1年生にプレゼントして育ててもらおうとずっと楽しみにしてきた種です。
 本来ならば1年生を迎える会は4月の中旬のはずでした。その頃にアサガオの種のプレゼントを渡すことができたならば、まき時にちょうど良かったのですが…。1年生の手に届くのは今月の下旬になりますが、すぐに種をまけば8月頃には花が見られるかもしれません。ぜひ、昨年の1年生が収穫した種を育ててみてください。

ミッキー田んぼプロジェクト第2弾!『代かき』やりました。(5年生)

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 5年生では、社会科・総合的な学習の時間を通して、「米づくり」の農業体験活動(「米米プロジェクト」)を行っています。
 本来であれば、みんなでバスで「田植え(埼玉県比企郡川島町にある島村農園さん)」に行く予定でしたが、残念ながら実施できませんでした。
 今回は、前回の「田おこし」に続いてのミッキー田んぼプロジェクト第2弾!「代かき」です。子どもたちは、それぞれTシャツと短パン、長めのくつしたに着替えて、いざ水が入っている田んぼの中へ!
「キャー!」「うわっ!」「おっと!(バランスを崩した時)」
など、声を上げながら、田おこしの後のでこぼこした土を足でならしていきます。ぬるぬる、どろどろ、でこぼこの水の中で歩くことは意外と難しいものです。
 最後には、でこぼこだった田んぼの土が、ほぼ平らにならされていました。 
 来週ミッキー田んぼプロジェクト第3弾を行います。さて一体何をするのでしょう?お楽しみに!

※Webで「島村農園」と検索すると、6月4日に子どもたちの代わりに田植えをしていただいた様子を見ることができます。

6月11日(木)

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 1年生は、算数の時間に「いくつといくつ」という学習をしています。数の合成と分解を考える思考力をつけていきます。「5はいくつといくつに分けられるかな?」と問いかけ、おはじきを操作しながら、「1と4」や「2と3」の分け方を見つけていきます。
 拡大提示装置を使い、電子黒板に先生の手が大きく映し出されました。最初に5個あったおはじきのうちの2個が見えています。「先生の手の中には何個のおはじきがかくれているでしょう?」…わかった子の手が元気よく挙がりました。(写真上)
 これから学習していく、たし算やひき算の計算問題の基となる準備運動的な問題です。先ほどの手の中のおはじきは、「5−2=3」という思考に結びついていきます。また、今後は6〜10までの数についても合成や分解を繰り返し学習していきます。実は、この「いくつといくつ」の学習は、1年生の算数の全てを制すると言っても良いほど重要な考え方なのです。
 2学期以降、繰り上がりのあるたし算や繰り下がりのあるひき算があり、1年生の算数の山場を迎えます。例えば「8+5」では、「8は、あと2で10になる」ことと、「5は、2と3に分けられる」ことを使って計算していきます。算数は系統的な学習であると言われます。一つの学びが必ず今後の学習に結びつくため、一つ一つしっかり身につけておく必要があります。
 ところで、写真上のように子ども達が挙手した時に、指導している先生はどういうところを見ていると思いますか? まず、手の挙げ方と表情です。自信があるかないか、どの子が理解できていてどの子がまだわかっていないかを知る手がかりになります。また、学習への関心があるかどうかを知ることもできます。先生は、繰り返し同じ質問をするなどして、いろいろな子が発表できるようにします。(だれもが答えられる質問を適宜入れていく)そうすることで、学習への参加意欲を個々に評価しているのです。
 2年生は、国語の説明文「たんぽぽのちえ」を学習しています。(写真中)たんぽぽは2年生の子ども達にとって身近な植物でもあるので、興味をもって取り組める説明文になっています。また、題名になっている「知恵」が、たんぽぽのどういう性質を言っているのかを探しながら読み取っていくおもしろさがあります。
 大人が読んでも、初めて知るたんぽぽの知恵があります。例えば…たんぽぽの花が咲き終わった後、花の軸が地面に倒れている理由を知っていますか? 教科書には、こう書いてあります。「かれてしまったのではありません。花とじくをしずかに休ませて、たねに、たくさんのえいようをおくっているのです。」…今後、道ばたに咲いているたんぽぽを見る目が変わりそうです。
 5年2組で、書写の授業がありました。筆順と字形に注意して、「成長」の二文字に取り組みました。(写真下)
 筆順は、文字をバランスよく整えて書くために重要であると言われます。小学校の漢字練習では、筆順も正しく指導することになっています。「成」も「長」も、筆順を間違えやすい漢字です。ちなみに・・・「成」の一画目は、縦画(左払い)です。一方、「長」の一画目は、縦画です。そして、二画目から五画目まで横画が続きます。恥ずかしい話ですが、自分は教員になって初めてこの二文字とも書き順を間違えて覚えていたことに気がつきました。しかも、「成」は自分の名前(誠)の一部分であったのに…。
 その後も、子ども達に新出漢字を指導しながら自分の書き順の間違いをいくつか見つけてきました。「飛」、「座」、「版」などです。間違いを見つけた時は、自分の人生で何回間違えて書いてきたのだろうと反省しながら、何十回も空中に正しく練習し直したものです。それが今では、若手の先生達の書き順間違いを厳しく指摘する校長になっています。

6月10日(水)

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 6年生は、算数の授業で「文字を使って式に表そう」という学習をしています。(写真上)今まで小学校で習ってきた算数では、数量関係を〇や□を使って表してきました。それを新たにXやYを使って表し、文字を使った式として扱います。
 今年度から、新しい学習指導要領による学習が始まりました。教科書の内容を見ると、ところどころに新たな学習が入ってきています。この単元は、中学校より移行され、新しく6年生で学習する内容として今年度から追加されました。(昨年度までの教科書では、XとYは比例のところで出てきていました。しかし、文字と式の学習に移行されたのは、今回の教科書が初めてです。)
 内容はそれほど難しいわけではありませんが、XとYが出てきたことで、なんとなく高度な学習に感じたり、中学校の数学のように感じたりするものです。実際に6年生は、間もなく中学校に進学するという事実に直面しています。文字を用いた式の簡潔性や一般化など、その素地を小学校の段階で養うことは、今後の学びを連続的に行うという観点からも意味があります。
 1年生の図工の学習が始まりました。図工の時間は、子ども達の大好きな学習の1つです。自由に絵を描いたり工作をしたりすることができるのですから…。今日は、休業中に家で描いた「すきなものいっぱい」の絵の中から1つを選び、「自分のマークを描こう」という学習をしました。
 廊下に飾ってあった、休業中に描いた5枚の画用紙がまず戻されました。自分の好きなものを描いた絵だったので、食べ物や動物、花や虫など、いろいろな絵がありました。その中からさらに自分のお気に入りを選んで描くのですが、まず画用紙いっぱいに大きく描くのが難しかったようです。課題で描いてきた紙よりも大きな画用紙になりました。でも、クレパスを使って一度描き始めると、みんな夢中になって色をぬっていました。(写真中)
 子どもの絵には、物語があります。どうしてその絵を描いたのかを聞いただけで、たくさん語ってくれるものです。絵を描かせたら、一緒にお話を聞いてあげることも大切です。
 5年生は、理科の時間に「天気の変化」の学習をしています。まずは、自分の目で見た気象観測・・・雲の様子や雲の動き、天気と気温の変化など、目で見て記録をすることから興味・関心を高めていきます。次に、情報を活用して学習を行うことができる単元でもあります。気象衛星からの雲画像やアメダスの雨量情報は、日本付近のどこで雨が降っているかがすぐに分かります。また、天気がどのように移り変わっていくのかを知る手がかりにもなります。
 授業では、教室の電子黒板に実際のアメダスによる雨量データを映し出していました。今日の午前中は、四国地方で雨が降っていることが分かりました。(写真下)
 テレビの天気予報を毎日見るようにすると、「雲の動き=天気の移り変わり」がよく分かります。ただ、理科の学習では、自分の体で感じた感覚や実際に見た事象をまず大切にしなければなりません。今日は、朝から晴天で日差しが強く、暑くなりました。お昼前から風が強くなり始めるとともに、雲が出始めました。夕方には空一帯が雲におおわれてきました。…というようにです。
 明日から雨の予報が出ています。そろそろ関東地方も梅雨入りでしょうか。

校庭散歩をしました。(1年生)

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 6月9日(火)に、生活科の学習で校庭を散歩しました。
 校庭の飼育小屋のうさぎ“ショコラ”を見ました。その後、遊具の紹介後、少しの時間でしたが、遊具で遊びました。友達と声を掛け合いながら、楽しそうに遊んでいました。
 校庭で遊べるようになる日が楽しみです。

6月9日(火)

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 5年生の社会科の学習では、「日本の国土と世界の国々」について学んでいます。世界地図や地球儀を見ながら、世界のどこにどんな国や大陸があるかを調べていきます。教科書では、「世界地図を使ってワールドツアーに出かけよう」というページがあります。子ども達は、テレビなどを通じていろいろな国の様子に興味・関心をもっていることでしょう。
 以前は、地図帳や資料集の写真を見ながら世界の国々の様子を学んでいました。ところが、教室に電子黒板が入り、インターネットにも通じている環境になったため、学習の幅が広がりました。グーグルアースを使ってクラスのみんなで自由に世界の各地を調べることができるようになりました。
 グーグルアースは、バーチャル地球儀システムです。世界中の衛星写真を、まるで地球儀を回しているかのように閲覧することができます。世界の都市名を入力すると、画面が一気にその都市の上空から見た視点へと移動します。さらに、画面をピンチアウトすることで、ある地点を拡大して見ることができます。
 子ども達から、「イタリアのベネチアに行ってみたい」というリクエストがありました。ベネチアは、水の都として有名です。道路の代わりに水路が使われてきた歴史があります。そこで、グーグルアースでベネチアへ・・・。街並みをどんどん拡大していくと、確かに水路がたくさん見えてきました。そして、その水路に並ぶ多くの船を見つけることができました。(写真上)国内も国外も、今は旅行ができない状況ではありますが、こうやってグーグルアースを使えば少しは旅行気分が味わえそうです。
 1年生が、あおぞら農園で草花の種まきをしていました。先日教室で観察した花の種を、みんなで1年生の畑にまくことになりました。昨日の3年生と一緒で、夏の草花にとっては種まきの時期がとっくに過ぎています。きっとどの花の種もあわてて芽を出し、初夏の日差しを浴びながらぐんぐん成長していくことでしょう。
 2組は、ヒャクニチソウの種をまきました。細長くとても小さな種を先生からもらい、畑の畝に沿ってまいていきました。かなり深い穴を開けて種をまいてしまう子がいたりと、クラスの半数の子ども達の指導とはいえ、担任の先生は目を離すことができません。(写真中)
 ヒャクニチソウは、漢字で「百日草」と書きます。それだけ次々と花を咲かせていく植物です。最近は、様々に品種改良されたカラフルな色合いやコンパクトな草姿のものが出回っています。昔はヒャクニチソウを畑に植えておき、お墓参りの時の切り花として利用したものです。
 5年生の家庭科の授業が始まりました。小学校で初めての家庭科の授業ということで、どの子も楽しみにしていたようです。家庭科は、しばらくの間は調理実習を行うことができません。単元を入れ替えながら工夫して進めていきます。今日は、針に糸を通したり、玉結びの実習を行いました。子ども達の裁縫セットはまだ届いていません。学校の道具(針刺しと縫い針1本、糸、糸切りばさみ)を使い、まずは糸通しから挑戦しました。(写真下)
 糸はなめるのではなく、糸切りばさみで斜めに切って針穴に通りやすくしてから行います。最初は苦戦していた子ども達でしたが、一人ができると次々に「できた!」という声が上がりました。
 次は、玉結びに挑戦です。ここでも電子黒板が活躍していました。玉結びの指の動かし方を動画で繰り返し見ながら取り組みました。玉結びは、人差し指に糸を巻き付けてから親指の腹でこするようにして糸をくぐらせるのがポイントです。手先の器用さを磨く大切な学習であると思いました。

6月8日(月)

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 今週も午前と午後に分かれた分散登校が続きます。(先週とは、A・Bグループの指導時間が入れ替わりました。)
 登校後、健康観察が終わったところで放送を入れ、朝会を行いました。今日は、「新しい生活様式」という話をしました。前半は、全員がマスクをしっかり着けて生活をすることがお互いの命を守ることにつながるということを話しました。そして後半は、「あいさつについて」の話をしました。
・・・先週、午前の部の子は「おはようございます」、午後の部の子は「こんにちは」と元気よくあいさつをしている子がたくさん見られました。しかし、あいさつも「新しい生活様式」に変える必要があります。つい大きな声であいさつをしてしまいがちですが、これからは大きな声よりも気持ちが伝わるあいさつを心がけましょう。マスクをしたままのあいさつでは、なかなか相手に届くあいさつが難しいように感じますが、次の2つのことを心がけるだけで、気持ちが相手に伝わるあいさつになります。
 1つ目は、相手の目を見てあいさつをすることです。マスクをしているとお互いの表情が見えにくいものですが、目と目を合わせることで気持ちが通じ合います。続いてもう1つは、あいさつの言葉と同時に少し頭を下げることです。先週のみなさんのあいさつの仕方を見ていて気がつきました。マスク越しの声の大きさでも、小さく頭を下げることで、きちんとあいさつの気持ちが伝わってくるのだなと思いました。
 さあ、1日の生活の中でたくさんのあいさつの場面があります。地域の方々や通学案内の方へ、そして学校の先生方、主事さん方へ、「新しい生活様式」で心に伝わるあいさつを心がけましょう。・・・
 1年生の国語の時間に、「うたにあわせて あいうえお」の学習をしていました。「あかるい あさひだ あいうえお いいこと いろいろ あいうえお うたごえ うきうき あいうえお…」毎年、4月に入ると1年生の教室から元気のよい群読が聞こえてくるものです。2か月遅れではありますが、今年も1年生の音読練習が始まったなと感じました。
 学校では、教科書を両手でしっかり持ち、背筋を伸ばして音読をする「姿勢」についても指導します。音読の宿題は、小学校6年間で最も多い宿題です。ぜひご家庭でも、読む姿勢に注意することから取り組んでみてください。(写真上)
 ところで、「うたにあわせて あいうえお」は、工藤直子さんが作った詩です。工藤直子さんの詩や物語は、国語の時間にこれからもたくさん出てきます。授業では、自分達で「まねっこ詩」を作ることにも挑戦します。「あさから あついな あいうえお」など、言葉のリズムを楽しんだり、言葉集めの楽しさを味わったりします。
 3年生は、理科の時間にダイズとホウセンカの種まきをしました。「植物を育てよう」という単元では、ヒマワリやオクラ、ダイズ、ホウセンカなどの種をまき、その成長の様子を調べることになっています。先月配信した動画では、3年生の先生達が種まきをする様子が映っていました。それらの苗は、もうすでに畑で大きくなりつつあります。
 ダイズもホウセンカも、本来ならば5月の連休明けには種まきをしたかったところです。今日まいた種が、早く発芽してぐんぐん成長してくれることを願っています。(写真中)
 4年生の教室で、図工の授業が始まりました。今週までは、専科の授業は教室で実施します。今日は、「ふしぎなたね」という作品に挑戦しました。紙粘土に絵の具を混ぜてカラー粘土を作り、自分で自由に想像した種を製作していました。(写真下)
 今日は種を作るまでの段階でしたが、植物の種はやがて芽を出し成長し、花を咲かせます。さあ、自分が考えた不思議な種からどんな花が咲くでしょうか? きっと次回以降の図工の時間では、発芽した後の植物を想像してさらに作品を発展させていくようです。

6月5日(金)

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 1年生の生活科の学習では、いろいろな草花の種をまいて育てていきます。今日はまず、クラスごとに学校裏のあおぞら農園に行き、畑の草取りや土を耕す作業をしました。
 一方、教室では、これから育てていく草花の種を観察しました。アサガオの種はすでに植え付けてあるので、それ以外の植物の種について勉強しました。ヒマワリ、マリーゴールド、オシロイバナ、コスモス、ヒャクニチソウ、ワタバナ、フウセンカズラ…です。それらの中から4種類を選んでプリンカップに入れ、じっくりと観察をしました。(写真上)
 実際に種を間近でよく見ると、いろいろな形や色、大きさがあるということに気がつきます。マリーゴールドやコスモスは細長い種の形をしていて、消しゴムの消しかすと見間違うほどでした。フウセンカズラの種は、黒地に白いハートマークがついていて特徴的です。それぞれどんな花が咲くのかな?と楽しみになってきたようです。
 3年生は、理科の学習として「こん虫の育ち方」の学習をしています。本来であれば、4月に計画を立て、モンシロチョウがキャベツに卵を産み付けに来るところから観察を始めさせたいところでした。3年生の先生達は、5月の動画配信やホームページを使ってモンシロチョウが成長する様子を伝えてきました。しかし、やはり本物を見ることが一番の勉強であり、生きた知識へとつながります。
 3年生の廊下には、キャベツの苗を植え付けてあるプランターがいつも置いてあり、子ども達が毎日観察できるようにしています。今日は、虫メガネを使って大きく育ってきた幼虫の様子を観察していました。(写真中)
 モンシロチョウは、卵から幼虫〜さなぎ〜成虫というサイクルを秋までに4〜5回繰り返すと言われています。今、3年生の子ども達が観察しているのは、春から2サイクル目となるモンシロチョウです。4〜5月に育った第一世代が結構キャベツの葉を食べつくしていたこともあり、かなり穴だらけのキャベツの葉に幼虫が住みついています。
 先日、自分の家の近くの土手の上を散歩していたら、たくさんのモンシロチョウが飛び交っていました。自然界では、様々な天敵が存在します。モンシロチョウが成虫になる確率は、1〜2パーセントだそうです。それを考えると、辺りをひらひらと舞っているモンシロチョウは、とても厳しい生存競争に生き残ってきたヒーローのような存在に見えてきます。
 分散登校が始まり、1週間が終わります。今週は、今年度の学級開きを行うとともに、各教科の指導も日に日に本格化して実施してきました。また、学級指導として、各学年の実態に合わせた感染症予防のための指導も行っています。
 4年1組では、練馬区から各校にデータで送られてきた資料を使い、感染症の拡がりについて指導をしていました。(写真下)第1の感染症となるのは「病気」です。日本でもたくさんの感染者が発生してきました。そして、その原因となるウイルスが未知なものであることから、第2の感染症として「不安」が生まれます。人は不安があると本能的にウイルス感染にかかわる人を遠ざけようとし、それが第3の感染症「差別」が生まれます。さらにその差別を受けるのが怖くて受診するのをためらい、病気の拡散を招きます。・・・「病気」→「不安」→「差別」という負のスパイラルが今回の感染症を大きなものにしているということを学びました。
 この連鎖を断ち切れるのは、「差別をなくす」ことです。今回の緊急事態宣言下では、医療関係者や運送業、清掃業の人たちへの差別が問題になりました。そのことに対する指導資料が、さらに東京都から送られてきたので、来週以降機会を見つけて子ども達に指導していきます。

田おこし(5年生)

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 5年生は、6月4日(木)に田おこしをしました。中庭のミッキー池で米作りをします。社会科の学習で農業について学びますが、実際に体験することで、農家の方の苦労や工夫により深く気づくことができます。
 1 田おこし 根を張りやすくするために、土を耕します。
 2 代かき  土と水をなじませる。
 3 田植え  苗を1、2本ずつ植える。
 この後、水の管理や稲刈り・脱穀など88手間あるといわれています。
 
 今日は、日差しのある中、精いっぱい雑草を取り、土を耕しました。みんなの力を合わせたことで、ふかふかの土に仕上がりました。5年生の頼もしさを感じた1日でした。来週の代かきも楽しみです。

6月4日(木)

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 今回の学校再開にあたり、練馬区では国のガイドラインに基づいた「教育活動上の対策」が考えられています。その一つに、「感染予防対策を講じてもなお感染の可能性が高い一部の実技指導などについては、年間指導計画を見直し、指導の順序を変更する等の工夫を行う。」という項目があります。その具体例として、体育では身体接触を伴う活動は行わないことが挙げられています。その他にも、音楽での歌唱指導や管楽器(リコーダー等)の指導を行わないことや、家庭科の調理実習を実施しないということが記載されています。これらのことは、様々なメディアでも取り上げられてきているので、ご存知の方が多いことでしょう。
 そんな中で授業が始まって、実際はどうするの?と思われるはずです。正直なところ、指導する先生達が一番悩み、知恵を出し合いながら授業に臨んでいるのが実態です。
 5年2組の教室で、音楽の授業が行われていました。電子黒板に「こいのぼり」の楽譜が映し出され、演奏に合わせてリズム打ちをする授業でした。(写真上)歌をうたうことはできませんが、自分の手を使って拍子をとることは可能です。伴奏が流れると、思わず歌を口ずさんでしまいやすくなりますが、しばらくの間はがまんです。音楽室や低学年の教室から、子ども達の元気な歌声が聞こえてくるのが小学校の当たり前の風景なのですが、今はその「当たり前」がない状態です。
 黒板には、立派なこいのぼりが掲げてありました。今日の授業のために、先生が自宅から持ってきたそうです。休校のために1か月時期が過ぎてしまいましたが、こいのぼりが子ども達を励ましてくれているように感じられました。
 1年生は、今日初めて体育の学習を行いました。今日の一番の目標は、上手に着替えをすることです。着替えの手順について話を聞いてから、体操着に着替えました。脱ぎ終わった衣服をたたみ、机の上に整頓しておくこともきちんとできていました。
 全員が真っ白な体操着に着替え終わり、教室の中でできる体操をみんなで行いました。(写真中)他の学年も、まだ校庭や体育館に出る体育の授業は行っていません。教室内での体操は、他の学年・クラスでも時々取り入れ、運動不足気味の休業明けの体を軽く動かすようにさせています。
 今年度から、3,4年生の外国語活動と5,6年生の外国語科の授業が本格スタートとなります。特に5,6年生にとって、昨年度までの外国語活動から教科としての「外国語(英語)」になったことは、日本の教育史での大きな変革と言える出来事です。
 外国語活動では、「話すこと」と「聞くこと」が中心の授業でした。そこに、「書くこと」と「読むこと」が加わり、教科として学んでいくことになります。今日は、6年1組で先陣を切って最初の授業が行われていました。まずは、アルファベットの大文字と小文字を書く学習です。教科書の他にワークブックが用意され、英語の罫線ノートを使って書く練習を行いました。(写真下)
 3,4年生の外国語活動の時間も含めて、ALTの先生が今月下旬から指導に来ていただくことになっています。担任の先生と一緒に楽しく外国語を学んでいけるようにします。

6月3日(水)

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 今週は、午後の部に登校しているのはBグループの子ども達です。12時半を過ぎた頃から、次々と正門から「こんにちは!」という元気な声とともに登校してきます。今までは、正門を通る時には「おはようございます」というあいさつが決まり文句であっただけに、おとといの月曜日は「おはようございます…あっ、『こんにちは』だ。」と言っていた子が多く見られました。3日目になって、ようやく午後のあいさつにも慣れてきたようです。
 分散登校中の専科の授業は、できる授業形態であれば各教室で行うようにしています。理科の授業は、本来は理科室で実施したいところですが、しばらくは各教室で指導することになります。
 6年生の理科で最初に学習するのは、「ものの燃え方」の単元です。実際は、理科室に行ってグループごとに様々な実験を行うはずでした。集気びんの中に火をつけたろうそくを入れ、ふたをした時としない時の炎の変化を調べることから始まります。そして、線香の煙を近づけると、ろうそくが燃えている集気びんの中に空気が出入りしている様子が分かります。(写真上)
 子ども達にとって「理科の勉強が好き」という一番の理由は、「実験ができるから」です。理科では、実験や観察の技能習得も大切な学習要素となっています。正しく安全に実験を行う力は、やはり実際に各自が行わなければ身に付きません。今はこのような状況なので教師実験で進めていきますが、早くいつも通りの子ども達が大好きな実験ができるようになってほしいものです。
 1年生の算数は、「なかまづくりとかず」の学習から始まります。数の大小を1対1対応の方法で比べます。数を数えなくても、絵の中から比べたいものを線で結んでいくことでどちらが多いか少ないかが分かります。また、線で結べない場合は、ブロックに置き換えて比べるようにします。
 先生の指示で、黄色いブロックや白いブロックを教科書の絵の上に置いていきました。(写真中)1年生の算数では、ほとんどの時間にブロックを操作する学習が行われます。今後、数のまとまりや分解を考えていくうえでも、具体物を通して理解していくことが大切です。
 また、ブロック操作には、算数の学習以外にも小学校低学年で身につけさせたい要素が含まれています。身の回りのものを整理したり、先生の指示通りに素早く準備をしたりする力が高まっていきます。小学校の授業では、まず先生の指示を理解し、その通りにできることが学習理解の第一歩であると言えます。
 3年生は国語の時間に、「国語辞典の使い方」の学習をしています。休業中に、3年生の先生達が国語辞典の使い方の動画を作成して公開していました。動画を見るだけでなく、実際に家でも辞典を引いてみたでしょうか?
 国語辞典は、言葉の意味を調べたり、言葉の使い方、漢字の書き表し方を調べる時に使います。授業では、国語辞典の「つめ」「はしら」「見出し語」などの用語を指導するとともに、とのような仕組みで辞典に言葉が並んでいるのかを学びます。そして何よりも、実際に自分で辞典を引きながら、すばやく言葉を見つける練習を積ませることが大切です。(写真下)
 きっと、このホームページを読んでいる皆さんは、「もう何年も国語辞典なんて手にしていないな…」と感じていらっしゃるでしょう。(私も同じです)「漢字を度忘れしたら、スマホやパソコンがあるから大丈夫」という時代になってしまいました。しかし、そういう時代だからこそ、子ども達に国語辞典の使い方を身につけさせることが重要です。

学校探検をしました!(1年生)

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 6月2日(火)に各クラスで学校探検に行きました。
 朝、探検に行くことを伝えると、子どもたちはとても喜び、楽しみにしていました。

 探検のめあては「どんなものがあるか、どんな人がいるか知ろう」です。また、静かに並んで歩いて探検することも指導し、出発しました。

 探検したのは、保健室、職員室、図書室、中庭、けやき広場、あおぞら農園などです。
「本がいっぱいあったよ。読んでみたいな。」「ザリガニがいたよ。」「カメが近くに来たよ。」と、探検をしてたくさんの発見がありました。また、校内では静かに移動することができました。

 来週は、校庭を探検したいと思っています。

6月2日(火) その2

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 1年生が、生活科の学習として「学校探検」を行いました。校内の様子では、図書室の中を見学したり、保健室や職員室の様子を見て回りました。また、校長室を訪れたクラスもあります。1列になって校長室の中を案内すると、いろいろなものがあって、どの子も目をキョロキョロさせながら部屋の中を見回していました。(写真上)
 壁の上の方には、歴代の校長先生の写真が並んでいます。一人の子が真っ先に気がつき、指さしました。また、お客さんが来てお話をするためのソファーがあったり、たくさんの書類が入った棚に気がついた子もいます。・・・生活科の学習としては、そういう気づきがほしいところですが、1年生が喜びそうなものが校長室にはたくさんあり、子ども達の関心は違う方に行ってしまいました。ドラえもんやリラックマのぬいぐるみがあったり、かわいらしい犬のカレンダーがあったりと、そちらの方の印象が強かったようです。「お花がいっぱい咲いてる…」とつぶやいていた子もいました。そのうち校長先生のことが分かってくるでしょう。(校長室を留守にしていた時間帯もあり、全てのクラスを案内することができませんでした。ごめんなさい。)
 3年生は、総合の学習の時間にカイコを育てていきます。休業中の動画配信でもカイコが生まれてきた様子が映し出されていました。(先週の水曜日、28日の動画でした。)今日は、初めて実物のカイコを見て観察することができました。しかし、観察をするとなると、子ども同士が顔を寄せ合ってしまうことになります。そこで、拡大提示装置を使い、電子黒板に大きく映し出されたカイコを見ながら観察をしました。(写真下)生まれてまだ1週間ほどなので、体長は1センチにも満たないほどです。元気よく動いてエサを食べていました。(別に、シャーレに入ったカイコを虫メガネでも直接観察させてもいました。)
 カイコの卵は、練馬区の理科部の先生達でまとめて購入し、各学校の希望に応じて毎年配布するようにしています。本来ならば、5月の連休明けに卵が届き、もうある程度幼虫が大きくなっている頃でした。しかし、5月の休校が決まったため、しばらく冷蔵庫に入れておき、卵から出てくる時期をぎりぎりまで遅らせてもらうことにしました。その努力があって、生まれた直後の様子から観察することができているというわけです。
 エサは、緑色の固形物を与えています。これは、カイコのために作られた人工飼料で、3年生の先生が購入しました。カイコのエサと言えば「クワの葉」ですが、成虫になるまでには大量のクワの葉が必要になります。学校のクワの木の実情からすると、なるべく人工飼料を食べさせてからクワの葉にエサを切り替えていく必要があります。不思議なことに、一度本物のクワの葉を与えてしまうと、人工飼料は一切食べなくなってしまうのです。

6月2日(火) その1

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 分散登校が始まり、2日目を迎えました。どの学級でも、「新しい生活様式」に伴う学校での約束を一つ一つ確実に身につけさせながら授業を開始しています。
 登校後の手洗いや検温カードの提示等の感染症予防に関することだけでなく、学級のルールについても学んでいきます。一方で、学習指導も進めていかなければなりません。1年生の教室では、音読をしたりひらがなを書いたりする学習がいよいよ始まりました。「えんぴつの持ち方」や「書く時の正しい姿勢」についての指導があってから、さっそくひらがなの「つ」の書き方を学習していました。
 4月の休校中では、えんぴつで線を引く練習プリントは出していましたが、ひらがなの書き方は学校で教える予定でいました。ところが、5月も休校となったため、簡単なひらがなの練習を課題として出すことにしました。1年生の担任としては、一文字ずつていねいに指導したかったところではあります。
 しかし、分散登校ではクラスの半数の子どもへの指導となるため、逆に一人ずつていねいに見てあげることができます。その利点を生かして、子ども達の理解度を高めていけるように、個別の指導を心がけていきます。
 昨日から、1年生の各教室に一人ずつ支援員の先生が入っています。今年度の生活支援員の先生に加え、地域連携事業としての補助員の方に教室に入ってもらうことにしました。学校での生活習慣を身に着けるための大切な時期を、担任の先生の補助的な役割としてしばらく勤務していただきます。(写真上)
 5年生の社会科の授業開きとして、「5円玉」を使った学習が行われていました。試しに5円玉をじっくりと眺めてみてください。どんな絵柄や模様が描かれているでしょうか? (授業では、実際に一人ずつに実物の5円玉を観察させていました。)・・・実は、5年生の一年間に学習する社会科の内容は、5円玉1枚に全てが描かれているのです。
 まず目につくのは、稲穂の絵です。5年生の社会科では、米作りの農家の様子を調べ、日本の農業について学習していきます。次に、5円玉の下半分には横線が描かれていて、海を表しています。5年生の社会科では、水産業についても学習します。最後に、5円玉の穴の周りには歯車がデザインされています。5年生の社会科では、日本の工業についても学習します。ということで、この一年間の社会科の時間を通じて、日本の産業について学習していくということが分かりました。(写真下)

6月1日(月) その2

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 今日は、それぞれの学級で、新型コロナウイルス感染症の予防に関する指導を各担任が実施しました。練馬区から送られてきたプレゼンテーション資料を使い、各学年の発達段階に合わせて指導を行っています。
 まず、どのような病気で、どのように感染するのかということを教えたり、感染症を予防するために必要なことを考えさせたりしました。続いて、手洗いの仕方や咳エチケット、マスクの必要性について、電子黒板にスライドを映しながら指導を行いました。(写真上)
 最後に、「密閉・密集・密接」の3つの密を避けて行動するための具体的な方法についても資料を見ながら学んでいます。高学年の子ども達は、テレビで何度も説明を聞いているのでよく理解していたようです。しかし、実際にソーシャルディスタンスをとるということは難しく、子ども同士で会話がはずめば自然と密な状況が発生しやすくなるものです。今後、教室内での子ども達の動きを見ながら、適宜指導を繰り返していきます。
 もう一つ、全クラスで指導したことがあります。それは、子ども達へのアンケート調査です。「心の健康チェックシート」として、これも学年の実態に合わせて実施しました。休校中に良かったことや楽しかったこと、そして困ったことなどを具体的に聞くアンケート用紙を使いました。(写真中)明日以降、下校後の時間を少しずつ使いながら、担任が個別に休業中の様子を聞いたり、不安を取り除くための声かけをしたりしていきます。また、必要に応じてスクールカウンセラーや心のふれあい相談員への面談にもつなげていけるようにします。(1年生には、アンケート用紙への記入ではなく、担任からの聞き取りで様子を把握するようにしています。)
 3校時に、5年生が体育館に集まって学年集会を行いました。休業中に配信した動画をスクリーンに映し、それぞれ学年の先生達が示した約束を確認しました。また、高学年としての心構えがしっかりもてるようにするための集まりでもありました。分散登校のため、午前と午後に分かれての半数ずつの集まりになりましたが、きちんと話を聞く姿に意気込みが感じられました。(写真下)

6月1日(月) その1

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 久し振りに子ども達の笑顔が戻ってきました。分散登校の初日の朝はあいにくの雨になりました。しかし、荷物を持って登校する子ども達は、マスク越しではありましたが、明るい表情にあふれていました。
 兄弟や近所同士でさそい合って登校したり、保護者の方が一緒に来て送ってくださったりしたおかげで、大きな混乱もなく教室に入ることができました。(写真上)
 登校後、まず全員が手をきれいに洗ってから、各教室で健康観察を行いました。明日からの検温は、本日配布した「元気アップチャレンジカード」に記入することになります。毎朝忘れずに記入するとともに、学校に持たせるようにお願いいたします。
 全校朝会は、しばらくは放送で行います。午前と午後、校内放送で子ども達に話をしました。・・・今日から、段階的ではありますが、学校での学習をスタートさせていきます。みなさんも知っているように、新型コロナウイルスの影響で、学校も社会全体も活動をしばらくやめることが続きました。しかし、みんなでがまんをしてなるべく家にいる生活を続けたことや病院で働くお医者さん達の懸命な努力で、ウイルスの広まりが収まってきました。でも、まだ完全に元の生活に戻るわけにはいきません。
 先ほど、「段階的に学校がスタートします」と言ったのは、まだウイルスの感染の危険性があるからです。また、長い休みが続いていたので、学校生活のリズムを少しずつ身につけていこうという目的もあります。そこで、今週と来週は、クラスの人数を半分にして、午前と午後に分けて学校に来る「分散登校」というやり方で勉強を進めます。
 緊急事態宣言が解除され、お店や会社、学校などが再開されることになりました。しかし、感染症拡大予防のために気をつけなければならないことがあります。学校でも、手をよく洗うことやマスクを必ずつけること、人と人との距離をとること(これは、人とお話をしたり列に並んだりする時に、いつもより離れるようにするということです。)…などなど、みんなで守っていかなければならないルールが新しくできました。
 担任の先生からも、これからの学校生活において、どのようなことに気をつけていきましょうというお話があります。自分の命だけでなく、周りの人達の命を大切にするためには、一人一人が決められたことをしっかり守って生活しなくてはなりません。
 さあ、今日から学校が始まります。楽しく、安全・安心な学校生活にするためには、先生方のお話をしっかり聞くことが大切です。明るく素直な田柄小のみなさんが、今日からまたがんばる姿を、校長先生はいつも応援しています。・・・
 今週と来週の2週間は、「分散登校」となっています。クラス全体の半分の子が教室内に入ることになり、ソーシャルディスタンスを保つように座席を工夫しました。お互い前後左右の席が空くように座らせています。(写真中)
 入学式以来の登校となった1年生の教室でも、今日からさっそくいろいろな勉強が始まりました。今日の勉強は、学校でのルールを少しずつ学ぶことが主な内容でした。学校に登校した後の道具のしまい方や、トイレと流しの使い方などを一つずつていねいに教わりました。また、担任の先生による本の読み聞かせを聞いたりもしました。(写真下)

5月29日(金) その2

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 このところ、毎日チョウの話題が続いています。今日も素敵なチョウに出会いました。どうも愛宕神社の林がチョウの住み家に適しているのか、校庭の南側の築山の辺りにいろいろなチョウがやってきます。
 今日は、濃い茶色の羽に3本の白い帯がある「コミスジ」というタテハチョウの仲間を見つけました。調べてみると、「羽を開いてとまることが多い」とありますが、その通りでした。(写真上)
 飛び方にも特徴があります。数回羽ばたいたかと思うと、空中で羽を広げて止まった姿勢になり、そのままひらひらと紙切れが舞い降りるような感じで飛びます。
 チョウの採取を趣味にしている人は、珍しいチョウを求めてありとあらゆる場所まで捕獲網を手に入っていくそうです。以前、科学実験教室でかかわったことがあるチョウの専門家の方と話をしたことがあります。日本でのチョウの収集に飽き足らず、大企業を退職されてからエクアドルに土地を購入し、1年の半分を現地で過ごしているとのことでした。それも、購入した土地の大半はジャングルのようなところで、何メートルもある木のてっぺんにチョウがくる仕掛けを作って捕獲するという話もされていました。趣味が高じてすごい人生を歩まれている姿がとてもうらやましく感じられました。
 長い休業期間の最後の写真は、これもチョウに関するものです。しかし、花のチョウ・・・「胡蝶蘭(コチョウラン)」です。校長室の窓辺で、今年9年目になるコチョウランが咲き始めました。(写真下)
 「サザンウィンド」という名前がついたコチョウランで、黄色地に鮮やかなオレンジ色のストライプが入った珍しい品種です。コチョウランは、贈り物としてよく使われます。校長に昇任が決まり、前任校の校長室に4月1日に届いたのがこの鉢でした。贈っていただいたのは、大先輩の女性の校長先生で、自分が主幹教諭の時に大変お世話になった方でした。翌年、自分が副校長になった時、温かく送り出していただくとともに、「いつか校長職として一緒に仕事をしましょう。」と声をかけていただきました。
 3年前に定年退職されましたが、その春から一年間、田柄小の校内研究の講師としてお越しいただきました。ちょうどその年から田柄小では道徳の校内研究を行うことになり、「この先生しかいない」という思いで連絡をとり、ご指導をいただくことが決まりました。
 3年前の今頃、田柄小に寄られた時に、咲いたコチョウランを見ていただきました。大切に管理していることを褒めてもらってから、なぜこの品種を選んだのかをその時初めて聞かされました。「コチョウランって、だいたい白でしょ。清水さんには当たり前のランは似合わないから、思いっきり珍しい色を選んだの…。」
 その先生は、残念ながら昨年の5月11日にご病気で逝去されました。とても明るく、そして個性豊かで誰からも慕われていた先生こそ、このコチョウランのような方でした。花が終わったら、今年こそ寄せ植えの鉢から抜いて、新しく植え替えようと思います。

【4年生】ツルレイシの花

5月29日、ツルレイシの花が咲きました。
このツルレイシは、苗の状態で学校に運ばれました。
そして、5月12日に畑に植えました。
最近ぐんと気温が上がったからでしょうか。
来週学校が再開されたら、観察してみてください。
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【4年生】発芽しました

5月14日にポットに植えたツルレイシの種が発芽しました。
5月29日に発芽したので、どのくらいの期間で発芽したでしょうか?
約2週間かかりましたね。
時間がかかったので、種を鳥に食べられたのかなと思っていましたが、発芽してよかったです。
6月1日から学校が再開します。
ぜひ様子を見てみてください。
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5月29日(金) その1

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 お昼過ぎのことでした。ゴーッという音が近づいてきたかと思うとあっという間に上空を戦闘機が通り過ぎていきました。田柄小の上空を通ったのは2回だけでした。1回目は全く気がつかず、副校長先生から「ブルーインパルスが来ましたよ!」と教えてもらいました。カメラを持って外に出ると、ほとんどの先生達が校庭に出て空を見上げていました。
 情報をつかんでいた先生から、もう1回飛んでくるという話を聞いたので、望遠レンズに取り換えてしばらく待ちました。・・・遠くから音が聞こえてきました。ベランダに出てスマホを構えていた近隣の方と目が合いました。ゴーッという音よりもずっと先に数機の戦闘機が見えてきて、あっという間に上空を通過していきました。(写真上)そして、東の空でスモークを出し、空に線を引いていきました。(写真下)
 「新型コロナへの対応を続ける医師や看護師に敬意を示すため、航空自衛隊のアクロバット飛行チームである『ブルーインパルス』が東京都心を飛行した。」というニュースを知ったのは、その後のことでした。医療関係者の方々には、改めて敬意を表したいと思います。と同時に、来週からは自分達がしっかりと子ども達を守らなければという思いをもちました。
 昨日から今日にかけて、全ての教職員が出勤して準備にあたっています。教室の座席配置を考えたり、校内のいたるところに使用禁止や手洗いを勧める貼り紙をしたりしました。また、応接室を具合が悪くなった子どもの待機場所とするために、ベッドやついたてを運び入れました。そして、学校での衛生管理の体制を何度も協議しました。我々教員にとっても分散登校は初めての対応です。万全の態勢で月曜日を迎えたいと思います。

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