12月7日(木)辻井さんは、原因不明の病で視力を失うという障害をもって生まれてきました。幼い頃、ショパンの「英雄ポロネーズ」を聴くたびに足をバタバタさせて喜んでいた様子を見て、母親は音楽の才能を見い出しました。ピアノを指導する先生がつきっきりで毎日教えていましたが、目が見えないというハンディキャップを乗り越えてピアノを習得させるのは容易なことではなかったはずです。左手用と右手用の音階を、それぞれ別々のカセットテープに録音して聞かせながら音楽を覚えさせていったそうです。「楽譜があっても、本人には紙切れ同然だった」という言葉が衝撃的でした。 音楽の才能を見出した母親もすごいですが、日々熱心にピアノの指導をした先生もすごいと思います。そしてさらに、本人の努力のすごさが重なりました。辻井さんは、2009年にヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクールで、日本人として初優勝して以来、国際的に活躍しているピアニストです。(写真上) 同じく全盲のピアニストとして、梯 剛之(かけはし たけし)さんも有名です。12月号の学校だよりに、全盲のテノール歌手の新垣 勉さんのことを書きました。世界に目を向ければ、さらにたくさんの全盲の音楽家が活躍していることでしょう。視覚障害を乗り越え、音楽に才能を発揮してがんばっている人たちを見ていると、大きな勇気がもらえるような気がしてきます。また、そういう方々は、音楽が美しいだけでなく、人としての心が美しい人であると思います。 3年生は、国語の時間に「すがたをかえる大豆」という学習をしています。この単元では、説明文の読み取りだけでなく、食べ物について興味をもったことを文章に書き表す活動もしていきます。 2組では、グループごとに食品を選び、図書資料をもとに調べ学習をしていました。大豆がしょう油や豆腐に姿を変えていたように、他の食品も様々に姿を変えています。魚は、ちくわや干物、燻製などに、トウモロコシは、ポップコーンやコーンフレークなどに、という具合です。 「米」について調べているグループがありました。炊けば「ご飯」、にぎれば「おにぎり」、蒸してつけば「餅」になります。他にも、「米酢」や「みりん」の原料になったり、粉にして「せんべい」や「団子」が作られています。秋田では、「きりたんぽ」にも…。調べた中から、自分で説明文に書き表していくところが大切な勉強です。「はじめ」、「中」、「終わり」の構成を考えて、どのように説明文にしていくでしょうか。(写真中) ところで、昨日のテレビ番組の中で、日本のお菓子が世界の人たちにどのように受け入れられるかが放送されていました。日本の代表的なお土産用のお菓子を3つの国の人に食べてもらい、順位を競いました。「せんべいは硬いからダメ」という国があったり、「あんこは好きじゃないわ」という国があったりと、日本人とは違った感覚なんだなと思いました。第一位になったのが、沖縄の「ちんすこう」だったのが意外でした。海外の人には、濃い目のはっきりした味つけが好まれるようです。 5年生が書き初めの練習を始めました。5年生の書き初めの課題は、「新しい風」です。「風」という漢字のバランスが難しそうです。 今日は、いつもの習字用半紙に書いて練習をしていました。今月中にどの学年も書き初めの練習を行うとともに、清書用紙にも挑戦していきます。そして冬休み中には、書き初めの練習と清書が宿題として課されます。冬休みならではの宿題と言えるでしょう。(写真下) 3学期が始まると、すぐに全校で書き初めに取り組みます。校内書き初め展や区の書き初め展もあるため、この1か月間の練習がとても重要になります。来週の全校朝会は、書き初めについての話をしようと思います。 体育朝会
今回の体育朝会では、来週から始まるマラソン週間に向けて、やり方の確認をしました。
まず、マラソン中に友達としゃべらないことや、苦しくなったらコースの外側を歩くことを約束しました。次に、最初から最後まで同じペースで走った方が長い時間走れることを伝えました。 今日は練習で少し走りましたが、自分のペースを保って走っている子が多かったです。実施する7日間の中で、自分の記録をどんどん塗り替えていってほしいです。 12月7日の給食大根炒めナムル みかん 牛乳 一口メモ みかんは11月頃から出回り、2月頃まで楽しめます。ビタミンCが豊富なので、これからの季節の風邪予防におすすめの果物です。 おいしいみかんかどうか、見た目だけでは分かりにくいものですが、食べる前にあることをすると少し甘くなると言われています。さて、それは次のうちのどれでしょうか? (1) 温める (2) 上下をひっくり返す (3) 軽くもむ 答えは、(3)の軽くもむです。もむことで、酸味の成分であるクエン酸が減るので、甘味をより感じるようになると言われています。しかし、強くもみ過ぎると食感が悪くなり、逆においしくなくなってしまいます。優しくもむくらいがちょうどよいので、試してみてください。 12月6日(水)2年生は、「九九れんしゅうカード」と「めざせ! かけ算マスター」の2つのカードを使って、家でも学校でも毎日九九の練習をしています。特にかけ算マスターになるには、4つの試練に合格しなければなりません。まずは、×1、×2、×3…と、順にゆっくり九九を唱えることができるかのテストがあります。次に、スラスラと10秒以内に唱えるテスト。そして、×9、×8、×7…と、上から順に言えるかどうかのテスト。さらには先生がランダムに出題する九九を言えるかどうかのテストです。 どの子も練習を毎日行っているだけあり、だいぶ合格シールが増えてきたようです。毎時間、意欲的に先生のところに行って、九九の検定を受けている様子が見られます。 全国的に、そして昔から九九の難関と言ったら「七の段」です。(続いて「八の段」、「六の段」でしょうか。)昨日、2年生の子に聞いてみたら、「ぼく、七の段を合格したよ。」と話していたので、試しにその場で言わせてみました。やはり、と言うべきか・・・「7×4=24」、「7×6=48」と、間違えやすいところをお手本のごとく間違えていました。合格しても、繰り返し練習していくことが大切です。 6年生は、理科の時間に「てこのはたらき」の学習をしています。1組の子ども達が実際に道具を使い、てこの原理を確かめる実験をしていました。ビニールテープで目盛りをつけた棒と支柱、重りとなる砂袋を用意し、グループこどに実験に取り組みました。 重い砂袋も、棒を使って持ち上げると、場合によってはかなり軽い力で持ち上げることができます。てこの学習で最も大切な3つの点、支点と力点、作用点について学びました。棒を支えているところが支点で、重りを吊るすところが作用点、棒を握って押し下げるところが力点になります。実験では、まず力点の位置を変えて試してみました。支点から近いところと遠いところとで、力点の位置が変わるだけでずいぶん持ち上げる力に違いが生じることが分かりました。(写真中) 「シーソーと同じだ…」とつぶやいていた子がいました。その通りです。シーソーは、まさにてこの原理を使った道具です。人が乗る位置を変えることで、重い大人を軽い子どもが押し下げることができます。 4年1組の子ども達が、バケツを使って砂を運んでいました。4年生は社会科の時間に、「玉川兄弟と玉川上水」の学習をしています。玉川上水は、江戸時代につくられた上水道です。現在の羽村市から多摩川の水を引き入れ、43kmも離れた四谷までの区間を通っていました。全て当時の江戸幕府のために、玉川兄弟が中心となって行った偉業でした。 驚くべきことに、現代のような重機のない頃、人々の力だけで8か月余りで完成しました。玉川兄弟の計画のもと、多摩川沿いの農民たちも一緒に加わって、昼夜を通して続けられたそうです。 4年生の教科書には、当時の工事の様子を表した絵が描かれています。鍬(くわ)や「もっこ」を使い、人々が土を運んでいる様子が載っています。そこで、実際に土がどれだけ重いものか、子ども達に体験させてみることにしました。砂をバケツに入れ、もっこのようにしてかついでみると、2人がかりでも重くて大変なことが実感できました。(写真下) 12月6日の給食ししゃものマヨ味噌焼き 五目きんぴら すずしろ汁 牛乳 一口メモ 「すずしろ汁」の「すずしろ」とは、次のうちのどれでしょうか? (1) にんじん (2) 大根 (3) 小松菜 答えは、(2)の大根です。大根は、別名「すずしろ」と言い、春の七草の一つにも入っています。 すずしろ汁は、にんじんやごぼう、きのこ、鶏肉などの具材と、大根おろしがたっぷり入った汁物です。以前は、練馬区で行われる練馬大根引っこ抜き大会や、こぶしハーフマラソンですずしろ汁がよく振る舞われていたそうです。 すずしろ汁は、生の大根おろしをのせるので、爽やかな辛味が特徴です。給食で提供しているすずしろ汁は、大根おろしをしっかり過熱しているので、大根の甘味がたっぷりと感じられるようになっています。 12月5日(火)問題です。「16−7」・・・ご自身で、どのように答えの「9」を出したかをよく考えてみてください。1年生の算数では、最初に次のように教えてきました。「16を10と6に分ける。10から7をひいて3。その3に残った6をたして9。」算数ブロックを使って考えさせると、1の位の6から7がひけないということが大きな課題になります。「10の束からだったらひくことができる」ということで、この考え方の方が子どもにとって分かりやすいようです。ひいてからたして答えを求めるので、「減加法」という考え方です。(子ども達には、「ひいてからたす方法」と言っています。) 一方、こう考える方法もあります。「16の一の位の6をまずひいてしまうと、7−6=1。残った10からあと1ひかなければならないから、10−1=9。」これは、ひいてからまたひくので、「減減法」と呼ばれる考え方です。(子ども達には、「ひいてからひく方法」と言っています。) 最初の問いに戻り…みなさんはどのように考えたでしょうか? 私は「減減法」で普段計算しています。11−9とか、12−8などの時は、減加法が優先して答えを出しているかもしれません。しかし自分は、先に一の位の端数をかたずけて計算しているような気がします。 1年生の段階では、減加法の方が分かりやすいため、そちらを主に指導するようになっています。ただ、減減法についても触れているページがあり、やり方を理解させることになっています。最終的には、自身のやりやすい方法で計算ができればよいことになっています。(写真上) 2年生は、国語の時間に「冬がいっぱい」という学習をしています。冬を感じる言葉を自分の経験の中から探すことを目標とした学習です。また、冬を感じるものをカードにまとめて、説明する文章を書くことについても指導します。 教科書には、冬を感じさせるものとして、「みのむし、せんりょう、つばき、さざんか、ひいらぎ、ゆず、はくちょう、すいせん、うめの花、まがも、はくさい、みかん」が載っています。さすがにこの時期なので、昆虫は「ミノムシ」だけが紹介されています。 ミノムシは、ミノガ科の蛾の幼虫が越冬するために、枯れ枝などをまとっている状態を言います。最近はミノムシを見かけなくなった気がします。今の子ども達は、見たことがあるのでしょうか。 1組では、教科書の例を参考に、冬を感じるものをカードに書き表していました。雪やクリスマスに関するものが多かったようです。(写真中)自分だったら、シクラメンでしょうか。先日、贈答用のシクラメンを求めて、隣町のガーデンセンターに行ってきました。 3年生は、国語の時間に「短歌を楽しもう」という学習をしています。3年生以上の国語の時間に俳句と短歌を学習する単元がありますが、短歌について習うのは、3年生にとって今回が初めてのことです。 まず、短歌が「五・七・五・七・七」の三十一音で作られていることや、情景や心情を込めた詩であることを学びました。教科書には、4首の短歌が載っています。良寛さんの句や、百人一首にある有名な2首(「奥山に 紅葉踏み分け 鳴く鹿の…」、「天の原 振りさけ見れば 春日なる…」)もありますが、私は断然に藤原 敏行の句が好きです。「秋来ぬと 目にはさやかに 見えねども 風の音にぞ おどろかれぬる」・・・以前は高学年で指導した短歌でしたが、現在は3年生の教科書に出てきているのでびっくりです。3年生の段階では、文語調の短歌を音読したり、暗唱したりして楽しむことを中心に学習します。(写真下) 8月の中旬、中庭でサクラ草の植え替え作業をしていた時のことでした。猛暑の中にも、微かに吹いてくる風を感じ、首筋を流れる汗を涼しくしてくれました。そんな時に、いつもこの句を思い出します。 12月5日の給食わかめスープ 野菜チップス 牛乳 一口メモ 今日の野菜チップスは、かぼちゃとにんじん、じゃがいもの3種類を使って作りました。それぞれを薄くスライスして、少し低めの温度の油(約160度)でカリカリになるまで揚げています。 にんじんとかぼちゃには、風邪や病気を予防するカロテンという栄養がたくさん含まれています。カロテンは、油と一緒に調理するとさらに吸収がよくなります。そのため、今日のように油を使った料理法は、効率の良い栄養の摂り方と言えます。 味付けは塩のみなので、それぞれの素材の味や食感を味わうことができるようになっています。にんじんやかぼちゃが苦手という子も、野菜チップスならおいしく食べられそうです。 しょう油博士の出前授業(3年生)家庭科室に広がったしょう油の香ばしいにおいに包まれて、授業が始まりました。まず、しょう油の作り方を学びました。大豆、小麦、塩に加えて、麹菌が重要であることを知りました。また、それぞれの過程で大豆や小麦などの形が変わっていくことを、実際に触らせてもらいながら感じることができました。 終わりには、もろみ、生しょう油、しょう油の味見をさせてもらいました。子どもたちはこの味見をとても楽しみにしていました。まったく味が違うことに驚いている様子でした。 国語では「すがたをかえる大豆」、総合では「ダイズ大作戦」として、大豆について学習をしています。今日学んだことをいかして、さらに学習を深めていきます。 12月4日(月) その2この説明文では、分かりやすい基本三部構成(はじめ・中・終わりの三部構造)になっています。さらに、序論の内容が結論部に含まれる「双括型」の説明文となっているため、子ども達にも分かりやすい構造です。そして、筆者の主張である「固有種がすむ日本の環境をできる限り残していかなければならない」ということを伝えるために、日本の固有種の多さとその理由、そして日本の固有種の現状が事例として取り上げられています。 説明文の前半では、「アマミノクロウサギ」を例に、イギリスよりも日本の方が固有種が圧倒的に多い秘密について説明しています。さらに、大昔に大陸とつながっていた頃の図を使い、日本に固有種が多くなった理由を分かりやすく説明しています。 1組では、説明文の終わりの10〜11段落についての読み取りを行っていました。ここでは、「ニホンカモシカ」を取り上げて説明をしています。ニホンカモシカは、乱獲のために一時は絶滅したのではないかと心配されました。そこで天然記念物に指定すると、今度は逆に全国で増え始めてきました。その結果、天然林がニホンカモシカに食害されるという被害が深刻になってきています。筆者は、固有種を守るということは、その環境を保全することが必要であると説いています。(写真上) 近年、クマの出没がよくニュースになっています。クマと人間との住み分けができていたはずの日本の山の環境が、どこか崩れてきているのではないかと思います。 今日の全校朝会で、「繰り返し続けること」として1年生の算数について取り上げました。繰り下がりのあるひき算の学習を、毎日繰り返し解いてがんばっていることを話しました。今日も1年生の各教室では、計算カードを使って繰り下がりのあるひき算の練習をどの子もがんばっていました。 計算カードを使った遊び方については、教科書83ページにも載っています。2人組でカードを1枚ずつ出し合い、答えが大きい方が勝ちとなるゲームです。ひき算の式が書いてある側を上にしてカードを出し合うのですが、まず自分のカードの答えを計算することができなければ勝負になりません。まだひき算の答えを出すのに時間がかかっている子が多いようです。中には、カードの裏をちらちらと見て相手に注意されていた子もいました。今後も繰り返し学習していくことが必要なようです。(写真中) 3年生に「しょう油もの知り博士の出前授業」がありました。3年生は、国語の時間に「すがたをかえる大豆」という説明文を学習しました。また、総合の学習の時間に、大豆についての調べ学習にも取り組んでいるところです。大豆を使って作られているしょう油について詳しく勉強するために、毎年この出前授業を申し込んでいます。 家庭科室で、1クラス1時間ずつ授業を受けました。しょう油の原料は、大豆と小麦と塩です。そして、さらに大切なのが、それらを発酵させるための「麹菌」の存在です。発酵させていく段階で、麹菌が乳酸菌になり、さらに酵母菌へと変わっていくそうです。そこでアミノ酸のうま味成分が生まれてきます。800年以上も歴史がある日本のしょう油が、今世界で最も注目される調味料であるのは、この「うま味成分」が含まれているところにあります。(写真下) 授業の後半では、「出来上がったばかりのもろみ」と「もろみを絞った生醤油」、そして「売られているしょう油」(生醤油を火入れして菌を殺したもの)の味見をさせてもらいました。昔は、「ガラスの入れ物に入った真っ黒な液体」というイメージのしょう油でしたが、最近は酸化しないための容器で売られているものが主流になっています。生醤油に近いきれいな赤橙色のしょう油が、そのまま家庭の食卓で味わえるようになりました。 12月4日の給食野菜のペペロンチーノ炒め 黒蜜きなこもち 牛乳 一口メモ 今日は、昨日(12月3日)の日曜日に行われた「練馬大根引っこ抜き大会」で収穫された大根を学校に届けていただきました。練馬大根は、長さが7cmから1mと長く、大根の真ん中が太くなっていることから、引き抜くのに普通の大根の3〜5倍の力がいるそうです。 今日の給食を作るのに、全部で約71kg、さらに葉っぱも7kgと、たくさんの練馬大根を使っています。生産者さんや収穫してくれた方々に感謝していただきたいと思います。 いつもの練馬大根スパゲティは、青首大根を使って作っていますが、今日は練馬大根を使いました。練馬大根はなかなか手に入らない貴重な大根です。味わって食べるようにさせたいと思います。 ※北校舎1階の給食室前に、練馬大根を見本として展示しました。 12月4日(月) その1・・・学校には、繰り返し続けることがたくさんあります。1年生は、算数の学習として、繰り下がりのあるひき算の勉強をしています。繰り上がりのあるたし算の勉強の時もそうでしたが、1時間や2時間の学習で終わりというわけにはいかないですよね。繰り下がりのあるひき算について、算数ブロックを使って計算の仕方を考えました。そして、計算のやり方が分かった後も、教科書やプリント、ドリルの問題に繰り返し取り組んでいるところです。 2年生は、先月からかけ算九九の学習が始まりました。5の段から始まり、2の段、3の段と続き、2学期中には全ての九九を覚えることになります。九九の練習カードや、かけ算マスターのカードを使って、学校でも家に帰ってからも毎日九九の練習を繰り返しがんばっています。3年生以上のみなさんは、この2年生の時期に九九を覚えることの大切さについて、よく分かっているはずです。かけ算九九をマスターしておかないと、3年生からの算数の学習に大きく影響してくるからです。校長先生も、そして旭町小の先生方も、さらにはみなさんの家の人たちも、小学校2年生の頃に何度も何度も九九を唱えて練習して身につけてきました。九九を暗記するということは、繰り返し何度も声に出して練習するしかありません。 繰り返し続けることは、算数の勉強だけではありません。国語の音読や漢字練習も、1回で終わりということはないですよね。毎日のように繰り返し練習するから身についていくのです。国語の教科書の音読は、どの学年でもよく宿題になっていることでしょう。物語や説明文を新しく習いました。最初は、新しい漢字が出てきたり、どこで区切ってよいかが分からなかったりして、つっかえつっかえ読むことになります。しかし、毎日音読を繰り返すことで、スラスラと読めるようになります。 体育の学習でも、マット運動の技を繰り返し練習したり、ボール投げを繰り返し練習したりして上手になっていきます。図工の学習でも、何本も釘を打ったり電動糸のこで板を切ったりして上手になっていきます。そう考えると、学校での勉強のほとんどが「繰り返し続ける」ことで身につく学習であると言えます。何事も、根気強く毎日毎日繰り返していくことが大切なのです。 「繰り返し続ける」と言えば、サクラ草の管理も同じです。毎日、水と愛情をあげ続けていますか? 先週から花が咲き始めた鉢があります。4年生のSさんのサクラ草の鉢に、白いかわいらしい花が開き始めました。みなさんも毎日の管理を忘れずに続けていきましょう。・・・ 続いて、表彰を行いました。まず、練馬区の健やかカレンダーに応募して入選した子ども達への表彰です。たくさんの応募者の中から、旭町小では5名の作品が入選しました。代表で5年生の児童に賞状を渡しました。入選者の作品は、冬休み中に練馬区役所に展示されることになっています。(写真上) 続いて、練馬区の「歯・口の健康に関する図画・ポスターコンクール」に応募した中から、入賞した2年生の児童の表彰を行いました。歯みがきをしている場面をポスターにした作品を描き、入賞しました。(写真下) 12月1日の給食生揚げの吹き寄せ 野菜のごまみそ和え 牛乳 一口メモ さつまいもご飯は秋の味覚を楽しめる料理のひとつです。今日は角切りに切ったさつまいもをお米ともち米と一緒に炊飯器で炊きました。少し塩を入れることで、さつまいもの甘みが引き立ちます。 さつまいもは沖縄では「琉球いも」、鹿児島では「からいも」、関東では「さつまいも」と、地域で呼び名が異なるようです。 江戸時代、雨が降らずに日照りが続く年がありました。お米も野菜も収穫できず、たくさんの人々がお腹をすかせて亡くなったそうです。そんなとき青木昆陽という人が、みんなにさつまいもの作り方を教えて、さつまいもを食べて助かることができました。さつまいもはおいしいだけでなく、歴史的にも重要な役割をしてきた食べ物です。 |
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