11月30日の給食フレンチサラダ 牛乳 一口メモ 世界にはいろいろな料理があり、箸やフォーク、手を使うなど、いろいろな食べ方があります。今日は麺料理ですが、同じ麺料理でも国によって食べる時のマナーが異なります。 ラーメンや蕎麦を食べる時は音を立てても大丈夫ですが、西洋では音を立てないように食べるのがマナーになっています。パスタの本場のイタリアでは、スパゲティは音を立ててすすらないという食べ方のマナーがあります。また、途中でスパゲティを噛み切るのもマナー違反です。一口分をフォークで巻いて食べるようにします。 食事のマナーは、一緒に食べる人を不快にさせないためのものです。世界の食文化の違いを知り、お互いを尊重できるようにしたいですね。 11月29日(水)「比べ方を考えよう」という単元で、まず初めに学習したのが、うさぎ小屋の面積や頭数が違う場合の混みぐあいの比べ方でした。1平方メートルあたりや1匹あたりの数字に換算して混みぐあいを考えました。次に、同じ考え方で人口密度の学習をしています。単位面積あたりの人口で比較することを学びました。 今日2組で学習していたのは、走った距離と時間が異なる場合の2量の速さを比べる問題でした。1秒あたりの距離を計算するか、1mあたりに進んだ距離として比較するのかを考えさせました。今日の学習を受けて、今後は「単位時間あたりに進む道のりで速さを表すこと」を学んでいきます。(写真上) 昔から「速さ」の学習は、小学校の算数の中でも難関なものの一つでした。同じ「単位量あたりの大きさ」という考え方から5年生で指導することになったのだと思いますが、子どもにとっての難しさは変わりません。「速さ=道のり÷時間」の公式を使って時速や分速、秒速を求めていけばよいのですが、単位の換算を理解していなければつまずきが生じます。また、道のりを求めたり、時間を求めたりする問題もあり、別な公式を使う必要性も出てきます。さらに、スピードの「速さ」だけでなく、仕事量の速さ(例・・・1時間に90枚印刷する機械と、12分間に20枚印刷する機械は、どちらが速いか)についても学習します。がんばれ、5年生。 6年生は、家庭科の時間に「まかせてね 今日の食事」という学習に入りました。食品の組み合わせや環境への影響なども考え、家族が喜ぶ1食分の献立を立てて、食事作りについて考える学習をしていきます。 献立を考える時は、主食や主菜、副菜の組み合わせを考えて、栄養バランスを整えることが大切です。今回は、焼きそばか焼きうどんを選び、どんな食材を入れると栄養バランスがとれる1品になるのかを考えさせていきます。 1組の教室では、4人ごとのグループで話し合い、調理計画を立てていました。赤・黄・緑の食品から食材を選んでいきました。焼きそばも焼きうどんも、麺は黄色の炭水化物になります。赤はたんぱく質類ですが、食材を持ち寄る実習のため、肉類は加工食品から選ぶようにさせました。ソーセージやベーコンを選んでいたグループがほとんどでした。緑の食品は、グループによって様々でした。にんじんやもやし、キャベツの他に、玉ねぎやピーマンなど、彩りも考えていたグループがありました。 他にも、黄色の食品からじゃがいも、赤の食品から卵を入れるグループもあるようです。(卵は、出来上がった焼きそばの上に目玉焼きにしてのせるようです。)タブレットを使って、どんな食材がどのように焼きそばや焼きうどんに使われているのかを調べながら計画を立てました。食材は、グループで手分けをして持ち寄ります。準備をよろしくお願いいたします。(写真中) サクラ草の花が咲きました。全校児童の鉢の中から、今年最初に花が咲いたのは、4年1組の児童のサクラ草でした。花色は白です。(写真下) 4年生が植え替えをしたのは、10月20日でした。それよりも3週間前に植え替えた6年生よりも早く咲いたことになります。1株ずつの特質にもよるので、一概に早く植え替えれば早く咲くというわけではなさそうです。 でも大丈夫です。どのくらいの子ども達が気がついているか分かりませんが、私が見た限りでは、同じ図書室前に置いてある4〜6年生のいくつかの鉢には、花芽がちゃんとついているものがあります。きっと来週の後半あたりから、「あっ、咲いた!」という声が聞こえてくることでしょう。全校で一番に咲いたサクラ草については、来週の全校朝会で紹介したいと思います。 11月29日の給食四川味噌豆腐 春雨サラダ 牛乳 一口メモ 今日の四川味噌豆腐は、豆腐をたっぷり使った料理です。豆腐は、大豆を絞ってできた豆乳に、にがりを加えて固めて作ります。 クイズです。豆腐一丁(約300g〜400g)を作るのに、何粒ぐらいの大豆が必要でしょうか? (1) 120粒 (2) 380粒 (3) 630粒 答えは、(2)の380粒です。豆腐には大豆の栄養がギュッと詰まっているのが分かります。 豆腐の種類として、絹ごし豆腐と木綿豆腐があります。絹ごし豆腐は、なめらかでやわらかいのが特徴です。一方の木綿豆腐は、少し固いので食べ応えがあります。給食では、料理によって豆腐の種類を使い分けています。今日は、豆腐の味をしっかりと感じてもらえる木綿豆腐を使用しました。 11月28日(火)6年生の鑑賞教材になっているこの曲は、オーケストラの楽器の響きを味わいながら、指揮者によって音楽表現に違いがある事を聴き取ることをねらいとしています。緊張したテーマと優しいテーマが交互に表れ、その構成の面白さや緊張を高めていくクレッシェンドの効果、フェルマータの効果が特徴的な曲でもあります。それだけに、指揮者による演奏の違いが表れやすい曲です。 今日は2人の指揮者の演奏を聴き比べて、その違いを感じ取らせていました。2人の指揮者とは、カラヤンとバーンスタインです。どちらの指揮者も30年以上前に他界していますが、クラシック音楽を鑑賞する上では外せない20世紀の名指揮者です。視覚からの情報を入れないように、聴き比べは音だけで行いました。(写真上) カラヤンは、世界最高峰のオーケストラであるベルリン・フィルを指揮し、ゴージャスで流麗な響きが特徴です。綺麗この上ない響きといったところでしょうか。一方のバーンスタインは、少し「ため」のある演奏で、指揮者の思いが強く出ている感じがします。比較後、子ども達に気に入った演奏について聞いていました。1組の子ども達は、どちらかというとバーンスタインの方に多く手が挙がっていました。 指揮者による演奏の違いは、クラシック音楽のおもしろさの一つでもあります。フルトヴェングラーやトスカニーニ、最近の演奏ではクルレンティスが指揮したCDを聴かせてあげたら、その違いにもっと驚くことでしょう。 今回の鑑賞教材の学習を機に、クラシック音楽に興味・関心をもつ子が出てきたらいいなと思います。ちょうど自分がクラシック音楽を好きになったのは、小学校6年生の時でした。その頃買ってもらったラジカセを通じて、FM放送をよく聴いていました。きっかけは、当時来日していたウィーン・フィルが演奏した新世界交響曲を聴いたことでした。カセットテープに録音して、何度も聴きました。以来、音楽鑑賞が自分の趣味の一つになりました。 3年生は、算数の時間に「重さのたんいとはかり方」の学習をしています。gやkgの単位について、さらには1kg=1000gであることを学習しました。また、実際にはかりを使い、その目盛りの読み方についても学習しています。子ども達にとっては、これが一番難しいところです。 今日は、ランドセルの重さについて勉強していました。4kgまで量ることができるはかりを使い、目盛りを読む練習をしていました。ランドセルは、1kgを超える重さがあります。その場合には、〇kg〇gという表し方や、g単位だけで表すこともできます。ランドセルの中身を出して、はかりの上に恐る恐る載せてみました。意外や意外、ランドセルは1.5kgほどの重さでした。昔に比べて、ずいぶん軽くなったものです。(写真中) 3年生のこの単元では、子どもなりに重さについてのおおよその概念を身につけさせておくことも必要です。筆箱はだいたい何gだろうか、国語辞典はどのぐらいの重さだろうかと、関心をもたせるようにしたいものです。 4年生は、図工の時間に「レインスティック」の制作に取り組んでいます。レインスティックは、もともとはアフリカで生まれ、中南米にも広がっていった民族楽器の一種です。枯れた木にサボテンの針を刺し、中に入れた小石や雑穀がその針にあたりながら落ちることで、雨のような音が出る楽器です。 4年生の授業では、大きなラップの芯のような素材を利用し、外側からたくさんの釘を打ち付けました。金づちを上手に使いながら、らせん状になるように無数の釘を打ち込んでいきました。筒の横から中を見ると、たくさんの釘が四方八方から伸びていて、空間に隙間が無いくらいになっていました。(写真下) 最後にビーズを入れて、筒の両側を封印します。傾けると雨や波の音がする素敵なレインスティックが完成します。 11月28日の給食ソトアヤム フルーツヨーグルト 牛乳 一口メモ 今日の給食は、インドネシア料理の献立です。 「ナシゴレン」は、チャーハンのような料理です。インドネシア語で「ナシ」は「ご飯」、「ゴレン」は「油で揚げる、炒める」という意味があります。「ソトアヤム」は、スパイスがきいている鶏肉のスープです。日本で言う味噌汁のような料理で、ご飯にかけて食べることもあるそうです。 インドネシアの人たちは、朝がとても早いそうです。毎朝4時30分からお祈りが始まり、その後に朝ご飯を食べます。朝食は、鶏肉のおかゆの「ブブル・アヤム」や「ナシゴレン」のようなご飯料理が食べられています。「朝ご飯が一番大切な食事」と考える人が多く、家や店で食事をとってから、学校や仕事に向かいます。学校は、朝7時から始まるそうです。 歯の絵本の読み聞かせやや緊張ぎみの保健給食委員会メンバーでしたが、1年生は真剣な表情で聞いてくれました。 大切な歯について、絵本を通して知ってくださいね。 3年生 本の探検ラリー旭町小学校では、毎年3・4年生を対象に本の探検ラリーを経験できるようにしています。本の探検ラリーとは、問題用紙を選んで、その用紙に書かれている本を探して問題を解きます。問題用紙に導かれて本との出合いを繰り返し、「本の探検家認定証」をもらうことができます。 活動が終わった後、子供たちから「これまでより、もっと本を読むのが好きになりました。」「読んだことのない本をたくさん知ることができました。」という感想を聞くことができました。読書への興味・関心が高まるよい機会となりました。 この活動では、たくさんの本の設置や問題用紙を配布したり子供たちが解答を伝えたりする受け付けの運営などが必要です。お手伝いしてくださった保護者の皆様、ありがとうございました。 クリーン運動校庭、校外の通学路、上練馬公園内のごみ拾いと落ち葉拾いをしました。30分程度の短い時間でしたが、子供たちは一生懸命取り組んで、90Lのごみ袋3つを満杯にしていました。 清掃後、数人の子供たちに感想を聞くと、「きれいになってすっきりした」「拾っても拾ってもなかなかなくならない」など、ボランティアの素晴らしさや日頃支えてくださっている周囲の方々へ思いを巡らせていました。 11月27日(月) その2この学習では、易しい文語調の短歌・俳句を読む活動を通して、作品に表現されている風景を想像することを目標としています。音読を繰り返し、文語調の響きやリズムを読み味わうようにします。(写真上) 教科書には、短歌と俳句がそれぞれ3句ずつ載っています。短歌の最初にあるのは、石川啄木の有名な句です。「晴れし空 仰げばいつも 口笛を 吹きたくなりて 吹きてあそびき」・・・現代語訳として、「晴れた空を見上げると、いつも口笛を吹きたくなって、それを吹いて遊んでいた。」と書いてあります。「あそびき」の『き』は、過去を表す助動詞です。 さらに俳句では、正岡子規の「柿くへ(え)ば 鐘が鳴るなり 法隆寺」が載っています。正岡子規を知らなくても、この俳句は知っているという人が多いことでしょう。「柿くへば」であって、「柿くうと」としなかったことや、「鐘が鳴るなり」と二句切れになっていることなど、単純なようで奥が深い句として作られています。 ところで、旭町小の南門のところに柿の木があります。今年は今までになく、たくさんの実がたわわにつきました。よく地域の方から、「あの実はどうするのですか?」と聞かれます。確かにそろそろ収穫した方が良さそうですね。 6年生は、算数の時間に「順序よく整理して調べよう」という学習をしています。順列や組み合わせについて、落ちや重なりがないように、起こり得る場合を順序よく整理して調べる学習です。 1組では、「1,2,3,4の4枚のカードのうちの2枚を選んで、2けたの整数をつくります。どんな整数ができますか。」という問題について考えていました。これは、順列についての問題です。落ちや重なりがないように調べるということから、全てを書き出したり樹形図を書いたりする方法で解いていきました。面倒くさいと思って計算で求めようとすると、間違える場合があります。まずは、順序よく書き出したり、図や表で書き表せるようにしていきます。(写真中) 5年生は、理科の時間に「もののとけ方」の学習をしています。そろそろこの単元の締めくくりの実験に近づいてきました。今まで、食塩やミョウバンを使って、水に溶ける量や温度による溶け方の違いを調べてきています。今日は2組が、水溶液として溶かしたものの取り出し方についての実験をしていました。 一度水に溶かした物質を再び取り出すには、どのようにしたらよいでしょうか? 1つは、水分を蒸発させる方法です。つまり、蒸発皿に水溶液を入れて熱することで結晶を取り出します。そしてもう1つは、水溶液を冷やし、溶解度を下げる方法です。ミョウバンは水には溶けにくかったものの、お湯にはたくさん溶かすことができました。そういう性質があるのであれば、ミョウバンが溶けている水溶液を冷やせば、結晶が出てくるはずです。 氷水でビーカー内の水溶液を冷やしながらしばらくすると、底の方にミョウバンの結晶が現れてきました。ただし、溶解度が水とお湯であまり変化のない食塩については、この方法が使えません。(写真下) 11月27日(月) その1
久しぶりに全校朝会がありました。今日は、朝会に続いて行われるクリーン運動に向けての話をしました。
・・・もうすぐ11月が終わります。暦の上では、もう冬になりました。先日、出張で光が丘公園の中を通った時、落ち葉を集めて掃除をしている方々を見かけました。また、落ち葉だけでなく、空き缶や吸い殻などのごみも集めていました。これらの取り組みをしている人たちは、仕事として掃除をしているのではありません。ボランティアとして働いている人達です。 ボランティアというのは、自分でできることを進んでみんなのために働く活動のことをいいます。そして、一番大切なのは、無償で行うこと…つまり、お金をもらわずに行う活動であるということです。 今日は、これからクリーン運動を行います。クリーン運動は、みんなで力を合わせて、学校や地域をきれいにするボランティア活動です。学年ごとに分担した場所の落ち葉やごみを拾います。みんなで行えば、たくさんの落ち葉やごみをあっという間に片付けることができます。 一方で、普段は用務主事さんが一人で何倍も働いてきれいにしてくださっていることを忘れてはなりません。ですから、みんなで一斉に外に出てクリーン運動をしたことで終わりにしてはいけないのです。毎日行っている掃除の時間も大切にしていかなければなりません。ほうきや雑巾を使って、決められた当番の場所をいつもがんばって掃除をしているでしょうか。今日のクリーン運動を機会に、普段の掃除当番の取り組みも含めて、学校をきれいにしていく気持ちを高めていきましょう。・・・ 11月27日の給食さばの味噌煮 白菜のピリ辛漬け 芋だんご汁 牛乳 一口メモ 白菜は、鍋物で食べることが多い野菜です。今日の給食では、白菜をにんにくやしょうがと豆板醤、しょう油などの調味料で漬け込んだ漬物風にしました。 白菜に関するクイズです。白菜は、キャベツのようにたくさんの葉が巻いている野菜ですが、葉はだいたい何枚くらいあるでしょうか? (1) 10〜20枚 (2) 30〜50枚 (3) 70〜100枚 答えは、(3)の70〜100枚です。たくさんの葉が巻いていることが分かりますね。機会があったら、数えてみるとおもしろいです。 白菜は、11月から2月が旬の野菜で、寒くなるとさらに甘味が増しておいしくなります。まさにこれからの時期がおいしい野菜なので、いろいろな料理で味わってみましょう。 聴導犬出前授業(4年生)トイプードルの聴導犬であるチャンプ君を初めて見て、子供たちから「小さい!」「かわいい!」という感想がたくさん聞かれました。こんなに小さいのにどんな仕事をするのだろうと興味津々に見守る中、タイマーが鳴った時や来客が来た時の知らせ方を実演してもらいました。チャンプ君がしっかりお仕事をする様子を見て「すごい!」ととても感心していました。全国で800頭以上いる盲導犬と違い、聴導犬は56頭しかいないそうです。なかなか出会えない聴導犬の仕事の様子を見ることができ、貴重な体験をさせていただきました。 最後に松本さんから、みんなに宿題が出されました。それは、補助犬について、家族などの身近な人に伝えてほしいということです。補助犬と一緒に町で暮らしやすくなるようにしようという目的で作られた「身体障害者補助犬法」を知らない人が多く、補助犬への理解が少ない現状があるようです。それを少しでも多くの人に知ってもらい、補助犬が理解される社会に向けてお手伝いをしてほしいとのことでした。今日学んだことを、少しでもおうちの人に伝えることができたらうれしいです。 11月24日(金)どんぐり迷路を作っている子がいました。箱の中に迷路を作り、ゴールまで箱を傾けながらどんぐりを転がしていくおもちゃです。どんぐりの転がり方が一定でないため、箱を傾けても思うように転がって行かないところに面白さがあります。(写真上) 他にも、どんぐりを使った楽器(マラカス)やこま、飾り(ネックレス)を作っている子ども達がいました。工夫次第でいろいろな遊びが楽しめそうです。作りながら友達の作品に目が行き、子ども同士の交流も生まれていきます。自然のものを使って無限に遊べるのは、子どもならではのすばらしい力であると感じます。 小さなどんぐりに、キリや千枚通しで穴を開けるのは、大人でも大変なことです。そんな時のために、旭町小には生活科の備品として、超便利な道具が用意されています。木の実専用の穴あけミニドリルです。1年生の子どもでも、ハンドルを回すだけで簡単に穴を開けることができます。 3,4校時、4年生に聴導犬の出前授業がありました。区内にお住まいの松本さんと聴導犬のチャンプくんが来校し、障害者理解教育として授業をしていただきました。 トイプードルの聴導犬チャンプくんが視聴覚室に入ってくると、子ども達から思わず「かわいい〜!」という声が上がりました。トイプードルは、誰が見てもかわいい犬種です。ところが、チャンプくんの背中には、ハーネスがついていて、立派な聴導犬です。厳しい訓練を受けて合格した犬しかこの聴導犬になることができません。見た目は普通のかわいいトイプードルですが、耳の聞こえない松本さんにとっての「耳」となっている犬です。 松本さんからは、まず「聞こえないということはどういうことか」という話をしていただきました。私たちは、普段全ての音が聞こえているので気がつきませんが、日常生活の中で音が聞こえないと、どれだけ不安で大変な生活となることでしょう。音が聞こえない松本さんをサポートする力は、3つあると言います。1つは、人の力です。後ろから車が来るなどの危険なことがあったら、人に知らせてもらえます。しかし、いつも身近に人がついているわけにはいきません。そこで2つ目として、機械や道具の力があります。インターホンが鳴ったら光で教えてもらったり、目覚まし時計は振動で知らせてくれたりします。しかしそれでも、松本さんにとって完全なものではありません。そこで3つ目として、聴導犬の力があります。いくつかの音を教え、松本さんに知らせるように訓練してあります。 授業では、実際にキッチンタイマーやインターホンが鳴った時の様子を見せてもらいました。タイマーが鳴ると、チャンプくんはまずタイマーの場所を探しに行きます。次に、松本さんを探し、飛びついて音が鳴っていることを伝えます。そして、タイマーがあるところまで松本さんを案内していきます。 チャンプくんは、これらのことを仕事としてやっているのではなく、「ゲームとして楽しんでいる」と松本さんは話されていました。音がしたことを伝えるチャンプくんは、しっぽをプルプルと震わせて確かに喜んでいました。 現在、日本中に56頭しか聴導犬がいないそうです。その原因は、聴導犬に対する理解不足であると言われています。そこで、「今日の授業のことを、家に帰っていろいろな人に話す」という宿題が課されました。より多くの人たちに聴導犬のことが広まっていくといいなと思います。(写真中) 本日、1,2年生の各教室で、MIM(ミム)の授業が行われていました。MIMとは、「特殊音節」に焦点を当て、文字や語句を正しく読んだり書いたりできることをめざす指導モデルを言います。読みの中でも、特につまずきが多いのが「特殊音節」(のびる音、つまる音、ねじれる音)です。小学校初期の「読み」の指導における最大の難関となっています。こういう課題のある子どもは、通常学級に4〜5パーセント在籍すると言われ、読解力にも影響が出ると考えられています。 光が丘四季の香小から来ている巡回指導教員の先生方に、低学年の各教室に入って指導していただきました。今日は、促音(小さい「っ」が入る「つまる音」)のある言葉を正しく読んだり書いたりする授業でした。今後も3学期までかけて、時々指導していく予定です。(写真下) 11月24日の給食五目呉汁 パインゼリー 牛乳 一口メモ 今月の給食のめあては、「感謝の気持ちで食事をしよう」です。給食に限らず、家庭でも食事の時にあいさつをしているでしょうか? 今、私たちの目の前にある食べ物は、いったいどれだけの人々が関わってきたのでしょうか? 野菜を育てる農家の方、魚を獲る漁師さん、肉や牛乳を生産する畜産家さん、食材を加工する人々、運搬する方、そしてお店に並べて売っている人もいます。さらに、食事を考えて作ってくれる人を入れると、数えきれないくらいの人々が関わって食事が成り立っていることが分かります。また、食べ物となった生き物の命をいただくことへの感謝も忘れてはいけません。 単なるあいさつとしてではなく、意味を考えて心を込めて「いただきます」と言えるようにしましょう。 11月22日(水)慣用句とよく似た言葉に「ことわざ」があります。ことわざについては、3年生の国語で学習してきました。ことわざは、1つの文で意味が完結し、教訓や格言などを表す言葉です。(「鬼に金棒」、「急がば回れ」など)一方の慣用句は、単体で独立した言葉としては扱わないのが特徴となります。(「羽を伸ばす」は、「温泉に行って羽を伸ばしてきた。」というように、文章の中で使われます。)つまり、ことわざは単体で使うことができ、慣用句は前後の文章が必要になるということです。 慣用句には、「体や心に関する言葉」…(「頭をひねる」、「心がおどる」)、「動物や植物に関する言葉」…(「馬が合う」、「うり二つ」)、「かたかなで書く言葉」…(「エンジンがかかる」、「メスを入れる」)が入ったものが多いです。2組では、国語辞典を使って教科書に出てきた慣用句の意味や使い方を調べていました。(写真上) 3年生は、算数の時間に「重さをはかって表そう」という学習をしています。今まで「量と測定」の学習で習ってきたのは、長さと水のかさの単位についてです。長さの単位は、2年生(mm、cm、m)と3年生(km)で学習しました。水のかさの単位は、2年生(dl、l、ml)で習ってきています。重さの概念については、今回初めて3年生で学習することになります。 授業では、最初に2つの物について「どちらが重いか」を考えさせました。とりあえずは、見た目で判断する方法と、手に持って比べる方法があります。子ども達は、「大きいもの=重いもの」や、「鉄でできているもの=重いもの」と考えやすいものです。また、2つの物を左右の手で持ったとしても、微妙な重さの違いとなると、どちらかを言い当てるのは難しくなります。 そこで、てんびんを用意して、2つの物の重さ比べをすることにしました。30cmものさしの両側に紙コップをつるし、比べる物を入れて釣り合いを調べる方法です。鉛筆や消しゴム、定規、コンパスなど、身近にある物を取り出して調べました。 今日は、さらにそのてんびんを使って、重さを数で表す方法について学習しました。てんびんの片方に量りたいものを入れ、もう片方には釣り合う分の積木を入れていきます。そうすることで、ものの重さが「積木〇個分」と表すことができます。今後は、長さやかさの学習で普遍単位を習ったように、重さにも単位(g、kg、t)があることを教えていきます。(写真中) 1年生は、体育の時間に「ボール投げゲーム」の学習をしています。的にボールを当ててみんなで楽しむ運動ですが、まず「ボールを投げる」ということに慣れ親しむことが重要です。 そこで2組では、ボールを投げるために必要な運動の場を様々用意し、楽しみながら体を動かしていました。風船バレーやボーリング(ハードルを的にして、ボールを転がしてくぐらせる。)、ボールつきなどの他に、紙鉄砲の場も用意してありました。紙鉄砲は、古くからある紙工作のひとつで、よく新聞紙や広告などで作ったものです。紙鉄砲を持った腕を勢いよく振り下ろすと、「パンッ!」と大きな破裂音が出ます。 子ども達の体力運動能力テストで、「ソフトボール投げ」の記録が低いという結果がよく指摘されます。ボールを「投げる」という経験が不足していることが原因で、オーバースローで投げる動作がぎこちない子が多くなってきています。ボールを投げるためには、利き腕の力だけでなく、反対側の腕や上半身、さらには両足の動きも連動していなければなりません。 そのオーバースローの動きを身につけさせるために、紙鉄砲の場を設定したというわけです。紙鉄砲を大きな音で鳴らすために、子ども達は全身を上手に動かしていきます。授業の後半では、丸めた新聞紙をボール代わりにキャッチボールをしていました。ボールを投げる経験をこれからも増やしていきます。(写真下) 11月22日の給食鶏肉と野菜のカラフルサラダ ABCトマトスープ 牛乳 一口メモ 今日は、保健給食委員会が考えたかぜ予防献立の第3段となる「野菜多めかぜ予防献立」です。献立のポイントは、全てのメニューに野菜がたっぷり入っていることです。 にんじんには、ビタミンAが多く含まれています。ビタミンAは、鼻やのどの粘膜を正常にして、かぜを予防する効果があります。残さずに食べて、かぜをひかない体づくりに役立てていきます。 生活科見学(2年生)
生活科「町たんけん」の学習で、旭町保育園を訪ねました。2年生の中には通っていた子がたくさんいて、この学習をとても楽しみにしていたようです。
保育園では、仕事の内容などについて、丁寧にお話ししていただきました。子供たちは、自分たちがしてもらってきた仕事の大変さを知ることができました。また、楽しかった行事を思い出し、懐かしい気持ちになっていました。 ルールを守ることや友達を大切にすることなど、保育園や幼稚園からずっと指導されてきたことがあり、その積み重ねがあってこそ今があるのだと実感することができました。これからも、やってきたことがきちんと積み重なっていくように、2年生のまとめを各学級でしていきます。 11月21日(火)練馬大根は、練馬区で栽培されている江戸東京野菜の一つです。練馬区では、育ててみたい人向けに、毎年8月に無料で種の配布をしています。区内の小学校にも種が届き、旭町小では毎年4年生が育てています。 練馬大根は、大きいもので1mほどにもなる細長い形が特徴的な大根です。そして色は真っ白で、よくスーパーで見かける青首大根とは違います。歯ごたえの良い肉質のため、昔からたくあん漬けに利用されてきました。練馬区内のスーパーでも、練馬大根を販売しているところは少ないと思います。区内のJAなどには出回っているようなので、見かけたらぜひ味わってみてください。 今年も練馬大根の引っこ抜き大会が予定されています。12月3日の日曜日に、高松の畑で行われるようです。そして、その日に収穫された練馬大根は、区内の小中学校の給食用に配布されます。旭町小でも翌日の給食に「練馬大根スパゲティ」としていただくことになっています。子ども達の大好きなメニューです。 6年生の音楽の時間に、オーケストラの楽器の構成やそれぞれの音の特徴についての授業を行っていました。「オーケストラのヒミツ」というDVDを使い、木管、金管、打楽器、弦楽器と、それぞれの楽器の名称や音の出し方、音色について学びました。 今年の6年生は、3年に一度ある「連合音楽会」に出演しました。連合音楽会に出演しない年は、練馬文化センターで「連合音楽鑑賞教室」に参加することになっています。今年の参加校は、文化センターが改修工事のため、学校でDVD鑑賞をすることになっています。文化センターの工事が終わる来年度には、今まで通り生のオーケストラの音を聴くことができそうです。 ところで、オーケストラの指揮者の役割りとは何でしょう? 全ての楽器紹介の後、指揮者についての紹介もありました。指揮棒を持ち、音は出さないけれど、オーケストラ全体の音をまとめる役割をしています。演奏会の曲目における指揮者の解釈をオーケストラに伝え、全てがリハーサルで作られていきます。テンポや強弱、楽器の音のバランスなど、指揮者のその音楽に対する思いが基になり、オーケストラを1つにまとめていきます。同じ曲でも指揮者によって全く違った曲の響きになるところが、クラシック音楽を聴く楽しみでもあります。(写真中) 3,4校時に、2年生が生活科の町たんけんとして、旭町保育園に行ってきました。旭町保育園とは先月1年生が交流会を行いましたが、今度は2年生が関わりをもつことになりました。 旭町保育園は、上練馬公園脇の坂を下り、バス通りを越えたところにあります。毎年十数名の子ども達が本校に入学してくるため、園の門をくぐりながら「懐かし〜い」と言っていた子がいました。まず、園庭であらかじめお願いをしていた質問に答えていただきました。旭町保育園には、88名の園児と47人の職員がいるそうです。旭町小にもたくさんの教職員が働いていますが、保育園の方が子どもの数に比べた職員の比率が圧倒的に高くなっています。 小学校と似ている部分もありますが、保育園ならではの名称もありました。学校の「先生」に対して「保育士」、「養護の先生」に対して「看護師」という言い方です。また、教室にあたるのが「保育室」、職員室にあたるのが「事務所」となっています。 さらに、保育園の先生をしていて良かったと感じるのは、「子ども達ができるようになって成長を感じた時」や「子ども達ががんばっている姿を見られた時」と話されていました。そういうところは、小学校の先生と共通のようです。来週木曜日には、来年度入学する新1年生の就学時健診があります。遠くから2年生の学習の様子を見ていた年長組さんから、何人かの子が旭町小で健診を受けに来ることでしょう。(写真下) 11月21日の給食鮭の塩こうじ味噌焼き おみ漬け いも煮 牛乳 一口メモ 今週金曜日の11月24日は、「いいにほんしょく」という語呂合わせから、「和食の日」になりました。日本の伝統的な食文化について見直し、和食の大切さについて考えてみましょう。 いも煮は、山形県の郷土料理です。山形県では、秋になると河原でこのいも煮を作り、大勢で食べる習慣があります。山形県で行われる日本一のいも煮会では、大人12人が手をつないだ大きさの直径6メートルの大鍋が使われます。里芋3トン、牛肉1.2トン、こんにゃく3500枚、ねぎ3500本、しょう油700リットル、日本酒50升、砂糖200キログラム、山形の水6トンを使い、それを専用のシャベルカーで混ぜるというスケールの大きさです。ぜひ一度、参加して食べてみたいですね。 11月18日(土)学校では、毎日様々なけがが起こっています。まず、自分たちの身近なところで起こるけがの具体例から、何が原因だったのかをみんなで考えました。例1…「ろうかを走っていたら、つるつるする黒いタイルですべって、床に頭をぶつけた。」例2…「教室で追いかけっこをしていたら、水筒のひもが足にひっかかり、机に鼻をぶつけた。」例3…「寝坊して登校班に間に合わず、急いで学校に向かっていたら、段差につまずいて膝をすりむいた。」・・・どれも、「つるつるするタイル」とか「水筒のひも」など、けがが起こる環境に問題がありそうです。しかし、それと同時に、「廊下を走っていた」とか、「教室で追いかけっこをしていた」という「人の行動」もけがの原因であるところが重要です。 事故やけがは、人の行動と周りの環境が原因で起こるということをワークシートにまとめました。さらに人の行動は、心の状態や体の調子と関係していることが分かりました。学校のきまりを守っていなかったり、あわてて行動したりすることでけがが起こっているわけです。けがや交通事故の防止について、今後の保健の授業でさらに深く学習していきます。 6年生は、国語の時間に「大切にしたい言葉」という学習に入りました。この6年間で出会った言葉を振り返り、自身が大切にしたいなと思う言葉について、経験と結び付けて文章にする「書くこと」の単元です。つまり、「座右の銘」にしたい言葉を決め、その言葉の意味や出会ったきっかけと、なぜそれが自分の大切にしたいお気に入りの言葉になったのかを書き表す活動をします。 2組では、座右の銘についてイメージを膨らませるために、著名人の言葉を子ども達に紹介していました。まず、プロ野球選手の言葉から・・・「敵と戦う時間は短い。自分との戦いこそが明暗を分ける。」これは、王 貞治選手の言葉です。続いて「悔しさは、それに耐えられる人間にしか与えられない。」(松井 秀喜)「挫折してもプライドは失わない。それは努力しているからだ。」(長嶋 茂雄) ちょっと今の子ども達の知らない世代の選手ばかりでしたが、どれも名言ぞろいです。他に、相田 みつを さんの言葉についても子ども達に紹介していました。(写真中) 6年生の子ども達にとっての座右の銘とは、どんな言葉が思いつくのでしょうか。スポーツ選手や歴史上の人物の言葉から調べてみると、自分にぴったりの言葉が見つかるかもしれません。ちなみに私の座右の銘は、「こだわりのある有言実行」です。 3日間にわたる展覧会が、本日で終了しました。期間中、たくさんの保護者の皆様にご参観をいただき、どうもありがとうございました。 特に今日の午後は、親子で展覧会を見に来た家庭が多かったようです。家の人の手を引いて、まずは自分の作品のところに真っ先に案内している子があちらこちらで見られました。家の人にたくさん褒めてもらい、とてもうれしそうな表情でした。作品と一緒に写真撮影をしている家庭も多く、よい思い出となったことでしょう。(写真下) 一人の作品を飾っただけでは、このようなすばらしい展覧会にはなりません。友達同士のたくさんの取り組みがあったからこそ、一人一人の作品が引き立つすばらしい展覧会になったのです。教室に多くの子が集まり、様々な意見が出ることで学びが深まっていくのと同じです。改めて、「学校って、いいな。」と感じることができました。 どの学年も、展覧会のために一生懸命取り組んできました。子どもの発想の豊かさとともに、創意工夫や友達と協力するすばらしさ、さらには根気強さが随所に見られた展覧会になりました。今後も子ども達の自由な発想をのびのびと表現していく学習活動をめざし、指導を続けていきます。 |
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