音楽会があります。子ども達の歌声と合奏をお楽しみください。29日(金)…児童鑑賞日 30日(土)…保護者鑑賞日

12月13日(水)

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 1年生は、国語の時間に「日づけと よう日」という学習をしています。身近な日付と曜日を表す言葉について、語彙を豊かにすることをめざす単元です。
 教科書には、日付歌と曜日歌が載っていて、リズムよく繰り返し読みながら覚えられるようになっています。日付歌は、「一月一日 お正月。 二月二日は みんなで こたつ。 三月三日は ももの 花。」と続き、十月十日の次に、「十一月十一日 おちばひろい。 十二月二十日は、はやく こい こい お正月。」となっています。「ついたち ふつか みっか よっか いつか むいか なのか ようか ここのか とおか はつか」という読み方は、1年生にとって初めて聞いた子がいたかもしれません。「いちにち ににち さんにち・・・」と言っていた子が多かったことでしょう。これからは、その日の日付が出てくるたびに読み方を声に出しながら覚えていくようにすることが大切です。(写真上)
 ところで、「十四日」はどのように読みますか? 「じゅうよっか」がよく使われるので、「じゅうよんにち」と読むのは間違いのように感じられます。大人がそう読んだら笑われてしまいそうですが、正式には「じゅうよんにち」でも間違いではないようです。
 6年生は、理科の時間に「てこのはたらき」の学習をしています。今まで、てこのはたらきにより、重いものを小さな力で持ち上げられることを学習してきました。また、てこのはたらきでの「支点・力点・作用点」についても学習しました。
 1組では、生活に使われている道具の中から、てこのはたらきが使われているものについて考えていました。教科書には、ペンチや栓抜き、トング、くぎ抜き、空き缶つぶし器、ピンセットが写真入りで載っています。子ども達が持っているはさみもてこを利用した道具であるため、実際に紙を切って力の伝わり方を確かめていました。(写真中)
 他にも、穴あけパンチやホチキス、洗濯ばさみなどもてこの原理が使われている道具です。また、缶ジュースのプルタブも、よくよく見るとてこの原理を使ったつくりになっていることが分かります。
 5年生は、算数の時間に「面積の求め方を考えよう」という学習をしています。まず、この単元の最初に、平行四辺形の面積の求め方について学習をしました。平行四辺形を同じ大きさの長方形に形を変えることで、「底辺×高さ」の公式を導き出しています。それを受けて、次に三角形の面積の求め方について考えていきました。
 算数の学習で基本となるのは、「今まで習ったことを使って新しい学習を解決していく」ということです。面積の学習では、今まで正方形や長方形、平行四辺形の面積の求め方(公式)を習得してきました。新しく三角形の面積を求めるには、今まで面積の求め方を習った図形に変形できれば求められるということになります。
 求める三角形を切り分けて長方形にすることもできますが、合同な三角形を2つ重ねれば、平行四辺形の半分という見方もできます。平行四辺形の面積は「底辺×高さ」なので、それを半分にするため、「底辺×高さ÷2」という公式が導き出せます。(写真下)
 こういう学習を「算数のおもしろさ」として感じられる子は、今後伸びていく素質ありです。

12月13日の給食

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献立名           サンマのひつまぶし
              野菜の梅かつお和え
              なめこ汁
              牛乳

一口メモ

 「サンマのひつまぶし」は、一口大のサンマをから揚げにして、タレに絡めてご飯の上にのせた料理です。ご飯がもりもり食べられる味付けになっています。
 サンマは、漢字で書くと「秋」の「刀」の「魚」と書いて「秋刀魚(サンマ)」です。見た目がすらりとして銀色で長く、刀のような形をしている魚なので、このような名前が付きました。
 そんなサンマの獲れる量がここ数年減ってきていると言われています。サンマが獲れなくなった原因の一つが、地球温暖化とされています。日本の近くの海の温度が高くなったことで、冷たい海を好むサンマが日本に近寄らなくなってしまったそうです。
 気候の変化は、私たちの食生活に大きな影響を与えています。これからもおいしいサンマが楽しめるように、私たちにどんなことができるのか考えてみましょう。

12月12日(火)

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 1年生は、国語の時間に「むかしばなしを よもう」という学習をしています。1年生は、自分で本を読む機会がだいぶ増えてきました。この単元では、外国の昔話に親しみ、読んで感じたことを友達と共有し合います。また、外国の昔話には、いろいろなお話があるということを知るための学習でもあります。
 1学期末には、「おむすびころりん」の学習がありました。日本の昔話について学び、読書の世界を広げる学習でした。今回は外国の昔話として、「おかゆのおなべ」という話が教科書に載っています。・・・食べ物に困っていた女の子が、森の中で不思議なお鍋をもらいます。「おなべよ 煮えろ」と言うと、おかゆが出てきて、「おなべよ 止まれ」と言うまでおかゆが出続けます。ある日、お母さんが「おなべよ 煮えろ」と言っておかゆを出したものの、それを止める呪文を知らず、お鍋からおかゆが町中にあふれ出してしまいました。・・・これは、グリム童話の一つで、「使い方を知らない物を勝手に使うと、とんでもない事になる」という教訓を含んだお話です。
 教科書では、他に外国の昔話として、イソップ童話の「北風と太陽」や「ライオンとネズミ」、イギリスの童話「ジャックと豆の木」の本などが紹介されています。子どもに絵本の読み聞かせを続けることは、自己肯定感を築いたり、社会性を高めたりするために大切な習慣であると言われています。その中でも、昔話や童話を子ども達に積極的に勧めているのは「人としてどう生きていくべきか」という道徳的な意味合いが物語に含まれているからです。「人に優しくしなければならない」とか、「思いやりの心をもたなければならない」と口で言われるよりも、一つの物語を見聞きすることの方が、はるかに子ども達に浸透していきます。
 とはいえ1年生にとっては、外国にもいろいろな昔話があり、楽しそうだなと思って読書の幅が広がっていくのが何よりです。(写真上)
 今月の体育の授業では、跳び箱を使っている学年が多く見られます。1年生は、体育館での体育の時間に、「跳び箱遊び」の学習をしています。1,2年生では、正式には「跳び箱を使った運動遊び」という領域で指導しています。踏み切りや手のつき方、跳ぶ姿勢などの技能に関しては、器械運動の「跳び箱運動」となる3年生から指導することになります。
 1年生は、たくさんの跳び箱を使った「遊びの場」を設け、学年全員で行うようにしています。跳び箱を使った運動遊びは、支持、回転、手足での移動などの基本的な動きができるように、様々な場を用意することが大切です。そうすることで、子ども達の中から遊び方を工夫したり、友達に伝えたりする学習も生まれてきます。跳び箱に上がって飛び降りたり、手をついてまたいだり、さらには跳び越したりと、どの子も生き生きと遊ぶ様子が見られました。(写真中)
 とかく高学年になるにつれ、跳び箱に対する恐怖心から跳ぼうとしない子が見られるようになるものです。低学年のうちからたっぷり遊ばせることで、跳び箱は楽しいという意識を持たせていくことが重要です。
 5,6校時に、6年2組が調理実習を行っていました。「まかせてね 今日の食事」という学習における「焼きそば(または焼きうどん)作り」の調理実習でした。先週まで、グループごとに計画を立ててきました。栄養のバランスを考えた食事ということで、焼きそば(焼きうどん)に入れる具材を検討し、材料を分担して持ち寄りました。
 材料を切る子やフライパンを熱して準備をする子と、調理作業もきちんと協力して行っていました。2組は、焼きそば派がほとんどでしたが、焼きうどんに挑戦していたグループもありました。うどんをサッとゆでてから、手際よくフライパンに入れていました。(写真下)
 出来上がったグループから試食を始めましたが、ついさっき給食を食べたとは思えないほどの食欲でした。やはり自分たちで作った料理は格別です。ぜひ、土日の昼食や冬休み中に、今回調理実習で体験したことを家庭でもやらせてみてください。
 6年生のこういう姿をどこかで見たような…と考えてみたら、1学期の武石移動教室のことが思い浮かびました。初日に鷹山牧場に行き、すぐにバーベキュー体験がありました。牧場の方々の指導のもと、野菜や肉をみんなで焼いて食べました。ちょうど半年前の思い出ですが、そういう経験があって友達と協力する調理が上達したわけです。

12月12日の給食

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献立名           きな粉揚げパン
              肉団子スープ
              グリーンサラダ
              牛乳

一口メモ

 今日は、給食の人気メニューの「揚げパン」の献立です。
 揚げパンが生まれたのは、今から約60年ほど前のことです。大田区のパン屋さんが、給食で余って少し固くなったパンをおいしく食べる方法はないかと考えたのが始まりと言われています。油で揚げたパンに、砂糖をかけたのがとてもおいしく、その後給食の人気メニューとして定着しました。
 揚げパンというと、コッペパンで作られることが多いですが、今日はきな粉がパンにしっかり絡むように、ねじり型のパンにしました。また、ふわふわでさらにおいしくなるように、ミルク味のパンを使っています。
 揚げパンは、きれいな揚げ油でしか作れないので、年に数回しか出すことができません。

12月11日(月) その2

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 1年生は、算数の時間に「どんなけいさんになるのかな?」という学習をしています。先週まで、繰り下がりのあるひき算の学習をしてきました。また、その前は繰り上がりのあるたし算の学習もしてきています。この単元では、繰り上がりや繰り下がりのあるたし算・ひき算の応用問題として、文章題から立式して計算をする学習に取り組みます。
 教科書には、見開きの2ページにわたり、動物園の絵が載っています。1問目は、オスとメスのライオンがいる絵の問題です。「おすのらいおんと めすのらいおんは、みんなでなんとういますか。」たてがみのあるオスのライオンは4頭、たてがみのないメスは7頭の絵が描いてあります。文章題から、「みんなで」という言葉に着目し、「これはたし算だ」と判断しなければなりません。続いて立式が「4+7」となり、繰り上がりのあるたし算の計算で「答え…11頭」となります。(写真上)
 2問目は、シマウマの問題です。「おやのしまうまと こどものしまうまでは、どちらがなんとう おおいでしょうか。」2量の違いを聞いているので「ひき算」を使いますが、これがひき算であると理解するのに時間がかかる場合がありそうです。1学期に、繰り下がりのないひき算の学習(「のこりはいくつ ちがいはいくつ」の単元)で学習済みではありますが…。
 さらに3問目は「しまに4わくると、しまにいるぺんぎんは なんわになりますか。」で、4問目は「はとがいます。6わとんでいくと、のこりはなんわになりますか。」という問題です。「来ると」は「増えたからたし算」、「飛んでいくと」は「減ったからひき算」とすぐに立式できるでしょうか。たし算やひき算の計算カードはできたとしても、こういう文章題で立式することができて算数の理解が本当に深まったことになります。どの学年でも、算数の文章題は一番の難関です。
 6年生は、国語の時間に「冬のおとずれ」という季節の言葉の学習をしています。四季に合わせて、二十四節気の言葉の意味を確かめ、短歌や俳句を音読する単元として教科書に載っている学習です。
 今年は、11月8日が「立冬」でした。その後、11月22日が「小雪」、そして先週木曜日の12月7日が「大雪」でした。大雪は、「寒気が増し、雪も激しくなってくる頃。この日を過ぎると、いっそう冬らしくなる。」と教科書に説明が書いてあります。ところが、今年は大雪を迎えても、全国的に暖かな日が続いています。今後は、「冬至」、「小寒」、「大寒」という二十四節気が続いていきます。
 1組では、冬の季語となる言葉を確認してから、今の季節にふさわしい俳句作りに取り組んでいました。季語は、季節ごとに実に多くの言葉があります。歳時記を見ると、「これもこの時期の季語になるのか…」と気づかされます。俳句の査定をする番組があり毎週見ていますが、とても勉強になります。ところで、6年生の子ども達はどんな俳句を詠んだことでしょう。(写真中)
 4年生は、社会科で玉川上水の学習をしています。東京都について学習をする中で、郷土の発展に尽くした人々の思いや苦労を学ぶために、玉川上水について調べてきました。
 玉川上水は、江戸時代に玉川兄弟が中心になって事業を進めました。現在の羽村市に取水堰があり、四谷までの43kmを結ぶ上水用の水路でした。水を流すには、傾斜がなければうまく流れません。現在のような測量の機器がなかった時代に、当時の技術を駆使して完成させた努力は並々ならぬものがあります。2組では、アニメ版の動画で当時の様子を学んでいました。提灯の明かりを灯して夜通し測量をしたことや、硬い岩盤の工事に苦労したことなどが描かれていました。(写真下)
 現在も東京都羽村市に行くと、多摩川から水を取り入れる取水堰が残っていて、近くに玉川兄弟の銅像が建っています。

12月11日の給食

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献立名           ご飯
              アジのカレー焼き
              野菜の和風ごま炒め
              さつま汁
              牛乳

一口メモ

 「さつま汁」は、薩摩の国…今の鹿児島県の郷土料理の一つです。さつま汁と言うと、さつまいもが入っている汁物のことだと思いがちです。しかし、さつまいもを入れるから「さつま汁」ではなく、味噌汁にさつま鶏という種類の鶏肉を使ったことから「さつま汁」と言われるようになったそうです。
 今日のさつま汁には、鶏肉の他にさつまいも、ごほう、大根、にんじん、こんにゃく、油揚げ、豆腐と、具だくさんで栄養たっぷりになっています。さつまいものほんのりとした甘みが感じられて、とてもおいしく仕上がっています。温かい汁物を食べると、体の中から温まることができます。

12月11日(月) その1

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 全校朝会を校庭で行いました。書き初めの時期に合わせて、「お手本をよく見よう」という話をしました。(写真上)
・・・そろそろ今週から、書き初めの練習が始まります。冬休みが明けて3学期に入ると、また全校ですぐに書き初めを行います。そして、そこで書いた作品を校内書き初め展として展示します。また、各学級から代表児童を選び、練馬区全体の書き初め展にも出品することになります。いよいよ書き初めに向けてがんばる時期になりました。
 どの学年にも、冬休みの宿題として書き初めの宿題が出されます。そのためにも、まずは今学期中に書き初めの授業を通じて、きちんと練習をしておくことが大切です。1,2年生は鉛筆で書く「硬筆」、そして3年生以上は習字道具を使って書く「毛筆」による書き初めです。硬筆も毛筆も、書き初めを行う上で大切なことは、「お手本をしっかり見る」ということです。書き初めを行う時には、必ず左側にお手本を置き、筆を置く位置や文字の長さ、文字の太さなどを確認しながら書いていきます。一つの漢字を書くとしたら、その一文字を書くために、漢字の画数分お手本を見ることが必要になります。つまり、漢字の一画目を書くためにお手本を見て確認する…一画目が書けたら二画目を書くためにお手本を確認する…というように繰り返しお手本を見てから書いていくのです。書き初めを上手に書く人は、必ずお手本と自分が書く用紙を見比べながら、ていねいにゆっくりと書き進めていきます。自分の納得のいく文字がしっかり書けるように、がんばりましょう。
 さて、書き初めのお手本の話をしてきましたが、今度は「人のお手本」の話です。学校の中で、みなさんのお手本になる子どもと言ったら、誰になるでしょうか? まず、5年生や6年生の高学年の人達が学校全体でのお手本と言えます。この2学期を振り返ると、運動会での5,6年生の姿は、1年生から4年生までのみなさんの立派なお手本にふさわしい活躍でした。また、日頃の委員会活動やたてわり班活動、さらには登校班の先頭に立ってしっかりとあいさつをする姿も、常にお手本となっていることを忘れてはなりません。お手本となる高学年が、いつもそれにふさわしい行動をしていれば、いつか高学年になっていく子ども達もよくなっていくのです。
 お手本となる子どもは、5,6年生のみなさんだけではありません。各クラスの中にも、すばらしいお手本となる子がいるはずです。それは、進んで発表している子であったり、給食当番や日直の仕事をしっかり行っている子、先生が見ていないところでもきちんと掃除をしている子、あるいはいつも友達にやさしい子であったりします。自分達の身の回りには、たくさんの良いお手本となる仲間がいます。自分自身もそういう良いお手本になれるように、がんばっていくことが大切です。みんながそういう気持ちになれたら、きっとどのクラスも、どの学年も、そして旭町小全体も、もっともっと良くなっていくはずです。・・・
 続いて、読書感想文コンクールに応募した子ども達の表彰を行いました。代表で、入選した3年生の子に賞状を手渡しました。(写真下)

12月9日(土)

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 今日は、第二土曜学校公開日でした。また、道徳授業地区公開講座として、全学級の道徳の授業公開と講演会を行いました。
 1校時は、1〜3年生の道徳の授業公開がありました。道徳の授業内容(道徳では「内容項目」という言い方をします。)には、様々なものがあります。家族愛や生命尊重、勤労・公共の精神、国際理解…などなどです。実際、今日の道徳の授業も、各クラスでいろいろな教材を扱って授業が行われていました。
 道徳の内容項目には、「伝統と文化の尊重、国や郷土を愛する態度」もあります。1校時では、3年1組で「ふろしき」という教材を使って伝統文化に関する道徳の授業が行われていました。
 ふろしきになじみのなかった主人公のゆう子が、きれいな布を見つけ、ふろしきであることを知ります。母から話を聞いて、実際に使ってみることでその良さについて身をもって知ることになりました。そして、他の日本の古いものの良さにも思いをはせていく・・・というお話です。3年1組では、実際に先生が用意したふろしきを使い、いろいろなものを包んでみました。教科書には、「重箱」、「大きなびん」、「キャベツ」の包み方が載っています。子ども達は、教科書やペットボトル、ボールなどを使って、ふろしきの使い方を実践していました。そこから日本の伝統文化の良さについて感じ取らせ、他にも日本独自の伝統的なものに目を向けさせていきます。(写真上)
 一方、3校時には、4〜6年生の道徳の授業公開がありました。同じく、日本の伝統文化の尊重に関する資料を扱った授業が2クラスありました。4年2組の「祭りだいこ」と5年2組の「曲げわっぱから伝わるもの」の授業です。
 「曲げわっぱ」とは、木のぬくもりが美しい日本が誇る伝統工芸品です。伝統や文化を守っていくために頑張っている人たちの心情に迫る道徳教材になっています。昔ながらの方法で曲げわっぱを作り続ける主人公を通して、伝統や文化を守っていくためには、何が必要なのかを考えさせていきました。(写真中)
 前後しますが、2校時は、道徳授業地区公開講座の講演会を体育館で行いました。講師として、元全国小学校道徳教育研究会会長で、現在大学の教授をされている生形 章 先生にお越しいただきました。「道徳科授業の特徴と 地域、家庭でできること」という演題で話をしていただきました。
 まず、「道徳の時間」から「特別の教科 道徳」という教科になった変遷について説明していただきました。道徳の授業は昔から週1時間行われてきましたが、平成30年の4月から「特別の教科」として位置づけられて授業が行われています。その大きな違いは、教科書を使い、評価を行うところにあります。以前は「副読本」と呼ばれる資料冊子を使っていました。また、通知表への評価は、5年前から記述式で始まりました。
 さらに、道徳科の学習の特徴として、(1)自分ごととして考える (2)押し付けない (3)話し合いをする (4)評価がある の4つを挙げ、それぞれが家庭教育にもつながることを話されていました。例えば、「自分ごととして考える」からは、けんかがあった時には、「もし自分がそんなふうに言われたら…」と考えさせるということです。「押し付けない」からは、「待つ、聴く、受けとめる」姿勢を大切にすること。「話し合いをする」では、家族で日頃から話し合う雰囲気をつくっておくこと。「評価」については、「他の子と比べない、よさを見つけて認め、褒める」ことの大切さについて話していただきました。(写真下)
 生形先生には、1,3校時に全クラスの道徳の授業を5〜6分ずつ参観していただきました。校長室に戻ってから、各先生方の良い点や改善点を指摘していただきました。さっそく先生方に伝えて、今後の道徳の授業改善に役立てていきたいと思います。

12月8日(金)

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 朝、1年生から4年生の各クラスに絵本の読み聞かせがありました。毎月1回、読み聞かせボランティアの方々に活動していただいています。今日も各クラスで様々な絵本が紹介されていました。
 3年2組で読み聞かせがあったのは、「すごいね! みんなの通学路」という絵本でした。世界16か国の子ども達の通学風景を紹介した写真絵本です。「通学路」と言うと、旭町小の子ども達は「学校までの道路を歩いてくるもの」という感覚でいることでしょう。日本では、それがごく当たり前のことです。しかし、世界中の国々では、逆にそれがとても珍しいことなのです。
 バスや車に乗って、遠いところから通っている子どもの様子はまだ理解できます。しかし、通学路に川がある国の子ども達は・・・カンボジアでは、自分たちで舟をこいでいます。インドネシアでは、ゴムボートの上からロープをたぐりながら進んでいきます。また、ネパールやコロンビアでは、張られたロープにぶら下がって渡っているから驚きです。さらには、危険な断崖絶壁を歩いて通う国も…。
 他にも、水牛の背に乗ってほほ笑む女の子や、たらいに入った飲み水を重そうに頭に載せ、それでも笑顔を見せている男の子のページがありました。また、そんな世界中の通学風景の中、学校に通うことができずに泥だらけで働く少女の写真もあります。学校へ行けない、あるいは行く道のりに多くの危険がある子どもたちの存在を知ることで、自分たちの「当たり前」の幸せに気づかされました。(写真上)
 3年生は、理科の時間に「電気の通り道」の学習をしています。豆電球の明かりをつけるために、乾電池と導線を使って配線の仕方を考えていきます。そして、豆電球の明かりをつけるためには、電池の+極と−極から出た導線が、豆電球を通って一つの輪になるように配線することが大切であると分かりました。(回路という言葉を教えます。)
 そこで1組では、「豆電球をソケットなしで明かりをつけるにはどうすればよいだろう」ということをテーマに実験を行いました。使うものは、ソケットをはずした豆電球と乾電池、導線2本です。いろいろな予想が出てきたつなぎ方を試していく中で、明かりがつくつなぎ方を発見した子ども達から声が上がりました。そして、教室内から次々と「わかった!」という声が聞こえるようになりました。
 豆電球やソケットのつくりを教科書で確かめてみると、電球の中のフィラメントも含めて一つの通り道になっていることが分かります。豆電球の元の部分は金属でできていますが、ちゃんと+極と−極に分けて通電する箇所があります。(写真中)
 4年生は、国語の時間に「冬の楽しみ」という学習をしています。季節ごとに日本の文化や伝統的な行事、季節を表す言葉などについて学ぶ学習単元です。教科書には、「行事は、地域によって行い方や時期が違います。あなたの地域の冬の行事に関する言葉を入れた、かるたを作りましょう。」と書いてあります。(写真下)
 そして、12月〜2月の冬の季節行事の名前が紹介されています。「冬至」、「大みそか」、「お正月」、「節分」といった季節行事の中に、「正月事始め」がありました。毎年12月13日は、「正月事始め」の日となっていて、「すす払い」などの正月の準備にとりかかる日とされています。もともと、12月13日は、「鬼宿日(きしゅくにち)」と呼ばれ、婚礼以外のことは全て吉とされていた縁起のよい日でした。今年の正月事始めは、来週の水曜日です。そろそろ大掃除に向けて準備をしていきたいですね。
 教科書には、他に「かぼちゃ」、「年越しそば」、「おせち」、「雑煮」、「七草がゆ」などの食べ物に関する言葉も載っています。ちょうど今日の給食のニュースに、「年末年始には、多くの行事食があります。」と書いてあります。食べ物を通して、子ども達に年末年始をしっかり感じ取らせていきたいものです。

12月8日の給食

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献立名           チキンカレーライス
              福神漬け
              おろし玉ねぎのサラダ
              牛乳

一口メモ

 今月の給食のめあては、「季節や行事に応じた食事を調べよう」です。
 日本には、季節の行事やお祭りの時に、いつもと違う特別な料理を食べる習わしがあります。例えば、お正月やひな祭り、こどもの日には、特別な食べ物が用意されます。季節の変わり目や人生の節目には、食べ物への感謝を込めて神様にごちそうをお供えしてきました。そして、農作物がたくさん実ることや健康でいられること、幸せが訪れることを願ってきました。また、旬の食べ物を使い、季節感を味わうことも大きな楽しみになっています。
 年末年始には、多くの行事食があります。いろいろな行事食について調べ、実際に食べる機会があるといいですね。

わくわく秋ランド(1年生)

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 公園や校庭から拾ってきたドングリや落ち葉などを使って、1年生は秋のおもちゃを作りました。そして、グループの友達と協力して遊び方を工夫したり景品を用意したりして、たくさんのお店を開きました。
 前半と後半に分かれて、交替しながらみんなでたくさんのお店のゲームに挑戦し、楽しい時間を過ごしました。

12月7日(木)

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 6年生の音楽の時間に、全盲のピアニストの辻井伸行さんの映像を見ながら授業をしていました。6年生の音楽の教科書をめくると、表紙裏に2ページにわたって辻井伸行さんのことが紹介されています。
 辻井さんは、原因不明の病で視力を失うという障害をもって生まれてきました。幼い頃、ショパンの「英雄ポロネーズ」を聴くたびに足をバタバタさせて喜んでいた様子を見て、母親は音楽の才能を見い出しました。ピアノを指導する先生がつきっきりで毎日教えていましたが、目が見えないというハンディキャップを乗り越えてピアノを習得させるのは容易なことではなかったはずです。左手用と右手用の音階を、それぞれ別々のカセットテープに録音して聞かせながら音楽を覚えさせていったそうです。「楽譜があっても、本人には紙切れ同然だった」という言葉が衝撃的でした。
 音楽の才能を見出した母親もすごいですが、日々熱心にピアノの指導をした先生もすごいと思います。そしてさらに、本人の努力のすごさが重なりました。辻井さんは、2009年にヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクールで、日本人として初優勝して以来、国際的に活躍しているピアニストです。(写真上)
 同じく全盲のピアニストとして、梯 剛之(かけはし たけし)さんも有名です。12月号の学校だよりに、全盲のテノール歌手の新垣 勉さんのことを書きました。世界に目を向ければ、さらにたくさんの全盲の音楽家が活躍していることでしょう。視覚障害を乗り越え、音楽に才能を発揮してがんばっている人たちを見ていると、大きな勇気がもらえるような気がしてきます。また、そういう方々は、音楽が美しいだけでなく、人としての心が美しい人であると思います。
 3年生は、国語の時間に「すがたをかえる大豆」という学習をしています。この単元では、説明文の読み取りだけでなく、食べ物について興味をもったことを文章に書き表す活動もしていきます。
 2組では、グループごとに食品を選び、図書資料をもとに調べ学習をしていました。大豆がしょう油や豆腐に姿を変えていたように、他の食品も様々に姿を変えています。魚は、ちくわや干物、燻製などに、トウモロコシは、ポップコーンやコーンフレークなどに、という具合です。
 「米」について調べているグループがありました。炊けば「ご飯」、にぎれば「おにぎり」、蒸してつけば「餅」になります。他にも、「米酢」や「みりん」の原料になったり、粉にして「せんべい」や「団子」が作られています。秋田では、「きりたんぽ」にも…。調べた中から、自分で説明文に書き表していくところが大切な勉強です。「はじめ」、「中」、「終わり」の構成を考えて、どのように説明文にしていくでしょうか。(写真中)
 ところで、昨日のテレビ番組の中で、日本のお菓子が世界の人たちにどのように受け入れられるかが放送されていました。日本の代表的なお土産用のお菓子を3つの国の人に食べてもらい、順位を競いました。「せんべいは硬いからダメ」という国があったり、「あんこは好きじゃないわ」という国があったりと、日本人とは違った感覚なんだなと思いました。第一位になったのが、沖縄の「ちんすこう」だったのが意外でした。海外の人には、濃い目のはっきりした味つけが好まれるようです。
 5年生が書き初めの練習を始めました。5年生の書き初めの課題は、「新しい風」です。「風」という漢字のバランスが難しそうです。
 今日は、いつもの習字用半紙に書いて練習をしていました。今月中にどの学年も書き初めの練習を行うとともに、清書用紙にも挑戦していきます。そして冬休み中には、書き初めの練習と清書が宿題として課されます。冬休みならではの宿題と言えるでしょう。(写真下)
 3学期が始まると、すぐに全校で書き初めに取り組みます。校内書き初め展や区の書き初め展もあるため、この1か月間の練習がとても重要になります。来週の全校朝会は、書き初めについての話をしようと思います。

体育朝会

 今回の体育朝会では、来週から始まるマラソン週間に向けて、やり方の確認をしました。
 まず、マラソン中に友達としゃべらないことや、苦しくなったらコースの外側を歩くことを約束しました。次に、最初から最後まで同じペースで走った方が長い時間走れることを伝えました。
 今日は練習で少し走りましたが、自分のペースを保って走っている子が多かったです。実施する7日間の中で、自分の記録をどんどん塗り替えていってほしいです。

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12月7日の給食

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献立名           豆腐と豚肉のあんかけ丼
              大根炒めナムル
              みかん
              牛乳

一口メモ

 みかんは11月頃から出回り、2月頃まで楽しめます。ビタミンCが豊富なので、これからの季節の風邪予防におすすめの果物です。
 おいしいみかんかどうか、見た目だけでは分かりにくいものですが、食べる前にあることをすると少し甘くなると言われています。さて、それは次のうちのどれでしょうか?
(1) 温める
(2) 上下をひっくり返す
(3) 軽くもむ


 答えは、(3)の軽くもむです。もむことで、酸味の成分であるクエン酸が減るので、甘味をより感じるようになると言われています。しかし、強くもみ過ぎると食感が悪くなり、逆においしくなくなってしまいます。優しくもむくらいがちょうどよいので、試してみてください。

12月6日(水)

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 10月下旬、2年生が算数の時間に「かけ算」の学習に入ったことをお伝えしました。そこからかけ算九九の学習が始まり、5の段、2の段、3の段…と暗唱する段がどんどん増えていきました。今日は、2組で「九の段」の学習をしていました。これでいよいよ、全ての九九の段が終了することになります。最後に1の段の学習がありますが…。(写真上)
 2年生は、「九九れんしゅうカード」と「めざせ! かけ算マスター」の2つのカードを使って、家でも学校でも毎日九九の練習をしています。特にかけ算マスターになるには、4つの試練に合格しなければなりません。まずは、×1、×2、×3…と、順にゆっくり九九を唱えることができるかのテストがあります。次に、スラスラと10秒以内に唱えるテスト。そして、×9、×8、×7…と、上から順に言えるかどうかのテスト。さらには先生がランダムに出題する九九を言えるかどうかのテストです。
 どの子も練習を毎日行っているだけあり、だいぶ合格シールが増えてきたようです。毎時間、意欲的に先生のところに行って、九九の検定を受けている様子が見られます。
 全国的に、そして昔から九九の難関と言ったら「七の段」です。(続いて「八の段」、「六の段」でしょうか。)昨日、2年生の子に聞いてみたら、「ぼく、七の段を合格したよ。」と話していたので、試しにその場で言わせてみました。やはり、と言うべきか・・・「7×4=24」、「7×6=48」と、間違えやすいところをお手本のごとく間違えていました。合格しても、繰り返し練習していくことが大切です。
 6年生は、理科の時間に「てこのはたらき」の学習をしています。1組の子ども達が実際に道具を使い、てこの原理を確かめる実験をしていました。ビニールテープで目盛りをつけた棒と支柱、重りとなる砂袋を用意し、グループこどに実験に取り組みました。
 重い砂袋も、棒を使って持ち上げると、場合によってはかなり軽い力で持ち上げることができます。てこの学習で最も大切な3つの点、支点と力点、作用点について学びました。棒を支えているところが支点で、重りを吊るすところが作用点、棒を握って押し下げるところが力点になります。実験では、まず力点の位置を変えて試してみました。支点から近いところと遠いところとで、力点の位置が変わるだけでずいぶん持ち上げる力に違いが生じることが分かりました。(写真中)
 「シーソーと同じだ…」とつぶやいていた子がいました。その通りです。シーソーは、まさにてこの原理を使った道具です。人が乗る位置を変えることで、重い大人を軽い子どもが押し下げることができます。
 4年1組の子ども達が、バケツを使って砂を運んでいました。4年生は社会科の時間に、「玉川兄弟と玉川上水」の学習をしています。玉川上水は、江戸時代につくられた上水道です。現在の羽村市から多摩川の水を引き入れ、43kmも離れた四谷までの区間を通っていました。全て当時の江戸幕府のために、玉川兄弟が中心となって行った偉業でした。
 驚くべきことに、現代のような重機のない頃、人々の力だけで8か月余りで完成しました。玉川兄弟の計画のもと、多摩川沿いの農民たちも一緒に加わって、昼夜を通して続けられたそうです。
 4年生の教科書には、当時の工事の様子を表した絵が描かれています。鍬(くわ)や「もっこ」を使い、人々が土を運んでいる様子が載っています。そこで、実際に土がどれだけ重いものか、子ども達に体験させてみることにしました。砂をバケツに入れ、もっこのようにしてかついでみると、2人がかりでも重くて大変なことが実感できました。(写真下)

12月6日の給食

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献立名           豆わかめご飯
              ししゃものマヨ味噌焼き
              五目きんぴら
              すずしろ汁
              牛乳

一口メモ

 「すずしろ汁」の「すずしろ」とは、次のうちのどれでしょうか?
(1) にんじん
(2) 大根
(3) 小松菜


 答えは、(2)の大根です。大根は、別名「すずしろ」と言い、春の七草の一つにも入っています。
 すずしろ汁は、にんじんやごぼう、きのこ、鶏肉などの具材と、大根おろしがたっぷり入った汁物です。以前は、練馬区で行われる練馬大根引っこ抜き大会や、こぶしハーフマラソンですずしろ汁がよく振る舞われていたそうです。
 すずしろ汁は、生の大根おろしをのせるので、爽やかな辛味が特徴です。給食で提供しているすずしろ汁は、大根おろしをしっかり過熱しているので、大根の甘味がたっぷりと感じられるようになっています。

12月5日(火)

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 たびたび1年生の算数(繰り下がりのあるひき算)のことをお伝えしていますが、今日もその話題です。それだけ重要で奥が深いと思ってください。
 問題です。「16−7」・・・ご自身で、どのように答えの「9」を出したかをよく考えてみてください。1年生の算数では、最初に次のように教えてきました。「16を10と6に分ける。10から7をひいて3。その3に残った6をたして9。」算数ブロックを使って考えさせると、1の位の6から7がひけないということが大きな課題になります。「10の束からだったらひくことができる」ということで、この考え方の方が子どもにとって分かりやすいようです。ひいてからたして答えを求めるので、「減加法」という考え方です。(子ども達には、「ひいてからたす方法」と言っています。)
 一方、こう考える方法もあります。「16の一の位の6をまずひいてしまうと、7−6=1。残った10からあと1ひかなければならないから、10−1=9。」これは、ひいてからまたひくので、「減減法」と呼ばれる考え方です。(子ども達には、「ひいてからひく方法」と言っています。)
 最初の問いに戻り…みなさんはどのように考えたでしょうか? 私は「減減法」で普段計算しています。11−9とか、12−8などの時は、減加法が優先して答えを出しているかもしれません。しかし自分は、先に一の位の端数をかたずけて計算しているような気がします。
 1年生の段階では、減加法の方が分かりやすいため、そちらを主に指導するようになっています。ただ、減減法についても触れているページがあり、やり方を理解させることになっています。最終的には、自身のやりやすい方法で計算ができればよいことになっています。(写真上)
 2年生は、国語の時間に「冬がいっぱい」という学習をしています。冬を感じる言葉を自分の経験の中から探すことを目標とした学習です。また、冬を感じるものをカードにまとめて、説明する文章を書くことについても指導します。
 教科書には、冬を感じさせるものとして、「みのむし、せんりょう、つばき、さざんか、ひいらぎ、ゆず、はくちょう、すいせん、うめの花、まがも、はくさい、みかん」が載っています。さすがにこの時期なので、昆虫は「ミノムシ」だけが紹介されています。
 ミノムシは、ミノガ科の蛾の幼虫が越冬するために、枯れ枝などをまとっている状態を言います。最近はミノムシを見かけなくなった気がします。今の子ども達は、見たことがあるのでしょうか。
 1組では、教科書の例を参考に、冬を感じるものをカードに書き表していました。雪やクリスマスに関するものが多かったようです。(写真中)自分だったら、シクラメンでしょうか。先日、贈答用のシクラメンを求めて、隣町のガーデンセンターに行ってきました。
 3年生は、国語の時間に「短歌を楽しもう」という学習をしています。3年生以上の国語の時間に俳句と短歌を学習する単元がありますが、短歌について習うのは、3年生にとって今回が初めてのことです。
 まず、短歌が「五・七・五・七・七」の三十一音で作られていることや、情景や心情を込めた詩であることを学びました。教科書には、4首の短歌が載っています。良寛さんの句や、百人一首にある有名な2首(「奥山に 紅葉踏み分け 鳴く鹿の…」、「天の原 振りさけ見れば 春日なる…」)もありますが、私は断然に藤原 敏行の句が好きです。「秋来ぬと 目にはさやかに 見えねども 風の音にぞ おどろかれぬる」・・・以前は高学年で指導した短歌でしたが、現在は3年生の教科書に出てきているのでびっくりです。3年生の段階では、文語調の短歌を音読したり、暗唱したりして楽しむことを中心に学習します。(写真下)
 8月の中旬、中庭でサクラ草の植え替え作業をしていた時のことでした。猛暑の中にも、微かに吹いてくる風を感じ、首筋を流れる汗を涼しくしてくれました。そんな時に、いつもこの句を思い出します。

12月5日の給食

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献立名           ビビンバ
              わかめスープ
              野菜チップス
              牛乳

一口メモ

 今日の野菜チップスは、かぼちゃとにんじん、じゃがいもの3種類を使って作りました。それぞれを薄くスライスして、少し低めの温度の油(約160度)でカリカリになるまで揚げています。
 にんじんとかぼちゃには、風邪や病気を予防するカロテンという栄養がたくさん含まれています。カロテンは、油と一緒に調理するとさらに吸収がよくなります。そのため、今日のように油を使った料理法は、効率の良い栄養の摂り方と言えます。
 味付けは塩のみなので、それぞれの素材の味や食感を味わうことができるようになっています。にんじんやかぼちゃが苦手という子も、野菜チップスならおいしく食べられそうです。

しょう油博士の出前授業(3年生)

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 本日3、4校時に、キッコーマンからしょう油博士の門澤先生をお迎えして、出前授業をしていただきました。
 
 家庭科室に広がったしょう油の香ばしいにおいに包まれて、授業が始まりました。まず、しょう油の作り方を学びました。大豆、小麦、塩に加えて、麹菌が重要であることを知りました。また、それぞれの過程で大豆や小麦などの形が変わっていくことを、実際に触らせてもらいながら感じることができました。
 終わりには、もろみ、生しょう油、しょう油の味見をさせてもらいました。子どもたちはこの味見をとても楽しみにしていました。まったく味が違うことに驚いている様子でした。

 国語では「すがたをかえる大豆」、総合では「ダイズ大作戦」として、大豆について学習をしています。今日学んだことをいかして、さらに学習を深めていきます。

12月4日(月) その2

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 5年生は、国語時間に「固有種が教えてくれること」という説明文の学習をしています。この説明文では、ところどころに「資料」として、図やグラフ、写真等が効果的に使われています。そのため、文章と図表との対応を読み取ったり、それらの資料の効果を考えたりすることを目的とした教材として学習展開をしていきます。そして、さらにその効果を自分の表現に生かすために、「書く」活動にも結び付けていきます。
 この説明文では、分かりやすい基本三部構成(はじめ・中・終わりの三部構造)になっています。さらに、序論の内容が結論部に含まれる「双括型」の説明文となっているため、子ども達にも分かりやすい構造です。そして、筆者の主張である「固有種がすむ日本の環境をできる限り残していかなければならない」ということを伝えるために、日本の固有種の多さとその理由、そして日本の固有種の現状が事例として取り上げられています。
 説明文の前半では、「アマミノクロウサギ」を例に、イギリスよりも日本の方が固有種が圧倒的に多い秘密について説明しています。さらに、大昔に大陸とつながっていた頃の図を使い、日本に固有種が多くなった理由を分かりやすく説明しています。
 1組では、説明文の終わりの10〜11段落についての読み取りを行っていました。ここでは、「ニホンカモシカ」を取り上げて説明をしています。ニホンカモシカは、乱獲のために一時は絶滅したのではないかと心配されました。そこで天然記念物に指定すると、今度は逆に全国で増え始めてきました。その結果、天然林がニホンカモシカに食害されるという被害が深刻になってきています。筆者は、固有種を守るということは、その環境を保全することが必要であると説いています。(写真上)
 近年、クマの出没がよくニュースになっています。クマと人間との住み分けができていたはずの日本の山の環境が、どこか崩れてきているのではないかと思います。
 今日の全校朝会で、「繰り返し続けること」として1年生の算数について取り上げました。繰り下がりのあるひき算の学習を、毎日繰り返し解いてがんばっていることを話しました。今日も1年生の各教室では、計算カードを使って繰り下がりのあるひき算の練習をどの子もがんばっていました。
 計算カードを使った遊び方については、教科書83ページにも載っています。2人組でカードを1枚ずつ出し合い、答えが大きい方が勝ちとなるゲームです。ひき算の式が書いてある側を上にしてカードを出し合うのですが、まず自分のカードの答えを計算することができなければ勝負になりません。まだひき算の答えを出すのに時間がかかっている子が多いようです。中には、カードの裏をちらちらと見て相手に注意されていた子もいました。今後も繰り返し学習していくことが必要なようです。(写真中)
 3年生に「しょう油もの知り博士の出前授業」がありました。3年生は、国語の時間に「すがたをかえる大豆」という説明文を学習しました。また、総合の学習の時間に、大豆についての調べ学習にも取り組んでいるところです。大豆を使って作られているしょう油について詳しく勉強するために、毎年この出前授業を申し込んでいます。
 家庭科室で、1クラス1時間ずつ授業を受けました。しょう油の原料は、大豆と小麦と塩です。そして、さらに大切なのが、それらを発酵させるための「麹菌」の存在です。発酵させていく段階で、麹菌が乳酸菌になり、さらに酵母菌へと変わっていくそうです。そこでアミノ酸のうま味成分が生まれてきます。800年以上も歴史がある日本のしょう油が、今世界で最も注目される調味料であるのは、この「うま味成分」が含まれているところにあります。(写真下)
 授業の後半では、「出来上がったばかりのもろみ」と「もろみを絞った生醤油」、そして「売られているしょう油」(生醤油を火入れして菌を殺したもの)の味見をさせてもらいました。昔は、「ガラスの入れ物に入った真っ黒な液体」というイメージのしょう油でしたが、最近は酸化しないための容器で売られているものが主流になっています。生醤油に近いきれいな赤橙色のしょう油が、そのまま家庭の食卓で味わえるようになりました。

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