6月8日(木)八木節は、群馬県と栃木県にかけて愛されている民謡です。もともとは樽を打ってリズムを取り、笛で軽やかな旋律を奏でる軽快な民謡として広まりました。群馬県や栃木県では、たいていどこの学校でも運動会に八木節を踊ると言われています。また、近年ではロック調の八木節もあり、ソーラン節と同様に現代風なアレンジで親しまれています。それだけに、旭町小のマーチングで八木節を演奏するのは、運動会にぴったりな気がします。 日本の代表的な作曲家である外山雄三は、日本の様々な民謡を集めて「管弦楽のためのラプソディ」を作曲しました。N響が1960年に海外公演をする際のアンコール曲として作られた曲でした。7分ほどの曲ですが、「あんたがたどこさ」から始まり、「ソーラン節」、「炭坑節」…と続き、後半は「八木節」で一気に盛り上がります。小中学生向けの音楽鑑賞教室でも、アンコール曲として後半の八木節の部分を演奏することがあります。 4年生は、国語の時間に「一つの花」(今西 祐行 作)の物語文を学習しています。この物語は、昔から4年生の国語の教科書で扱われてきました。読めば読むほど悲しみが伝わってくる内容です。戦争がはげしかった頃を舞台にした話で、食べ物がなく、欲しいものが手に入らなかった時代背景を理解させながら、登場人物の気持ちを読み取らせていきます。 「食事やおやつなど、ゆみこが欲しがっても、おかあさんは十分に与えることができません。それでもおかあさんは、「一つだけね」と自分の分をゆみこに分けてあげるので、いつのまにか、「一つだけ」という言葉がゆみこの口癖になってしまいました。…とうとう体の弱いおとうさんにも赤紙がきて、別れの時間が迫ってきました。ゆみこはまた、「ひとつだけちょうだい。」とぐずります。おとうさんは、ポツンと咲いていたコスモスの花をゆみこに持たせます。「ひとつだけのお花、大事にするんだよ」という言葉を最後に、そのまま帰らぬ人になりました。 戦場での様子が描かれているわけではないのに、当時の生活の様子や戦争のやるせなさがよく伝わってくる物語です。「一つの花」という題名について、4年生の子ども達はどれだけ理解することができたでしょうか。(写真中) 6年生の武石移動教室が、1週間後に迫ってきました。6年生の移動教室に向けた準備や学習が進められています。班の中の役割分担が決まり、係ごとに学年で集まり、準備をしている姿を見かけます。レク係は、初日の夜に行うキャンプファイヤーの計画を立てているようです。あさっての公開日には、2校時に体育館でキャンプファイヤーの学年練習をします。ぜひご覧ください。 また、総合の学習の時間に取り組んでいる「武石調査隊」にも熱が入ってきました。各自が移動教室に向けたテーマを決めて調べ学習を行い、タブレットを使ってスライドにまとめていきます。区のしおりを参考にして、武石で見られる動物について調べている子がいました。宿舎の周りは山に囲まれ、標高の高いところです。シカを始めとした野生動物がたくさんいます。畑の周りには柵が設けてあり、動物が入らないようにしているほどです。来週、実際に野生の動物に出会うことができるかもしれません。(写真下) 昨日の夕方、外部指導員や同行看護士さんにも集まっていただき、引率職員の打ち合わせを念入りに行いました。学校から用意していく荷物も、校長室前の廊下に並び始めています。 6月8日の給食生揚げの吹き寄せ 野菜の甘味噌和え 牛乳 一口メモ 「生揚げの吹き寄せ」は、生揚げの他に大根やこんにゃく、干ししいたけ、鶏肉などの具材を煮込んで作っています。「吹き寄せ」とは、「何種類かの具材を彩りよく合わせたもの」という意味があります。具材の種類が多い煮物を盛り付ける時には、全ての食材が入るように心がけることが大切です。 作るのが大変そうな煮物ですが、おいしく見た目も美しく仕上げるために重要なのは、下ごしらえです。生揚げは、混ぜすぎると崩れてしまうので、別の鍋で味をふくませておき、最後に他の材料と合わせるようにします。また、こんにゃくや大根は、そのまま使うとアクが強いので、下ゆでしてから使うようにしています。そうしたひと手間を加えることで、おいしい煮物に仕上がります。 6月7日(水) その2給食室では、毎日様々な種類のごみが出ています。まず、全校児童が食べ残した残菜類の「生ごみ」があります。日によって出る量が違うようですが、今日は特に多かったそうです。せっかく練馬区産のキャベツを使った献立の日で、栄養士さんが一生懸命立てたメニューであっただけに、とても残念な気がしました。今日だけで、60kgの残菜が出ました。説明が終わってから、実際に給食室裏に行って見せてもらいました。その量の多さに、子ども達はびっくりしていました。(写真上) さらに、牛乳パックのごみも給食室で回収しています。毎日の給食に出てくる牛乳は、以前はビンで提供されていました。5年ほど前から現在の紙パックのものに替わりました。そして、飲み終わったら各自で箱を開き、クラスごとに洗って返すことになっています。紙パックの牛乳をリサイクルに出すには、きちんと洗わなければ引き取ってもらえません。 給食室では、割れたお皿もたくさん集まってきます。ちょっとでも欠けてしまったお皿は、危ないので廃棄するようにしているそうです。割れた食器が入れられているケースも見せてもらいました。給食の食器は、1枚が1700円もするので、割れてしまうとごみが増えるとともに、お金もかかることになります。 ごみを減らすためには、相当な努力が必要であることが分かりました。食べ物を大切にして好き嫌いをしないようにすること、そしてものを大切に扱うこともごみを出さない努力であると学ぶことができました。あとは、今後の4年生一人一人の行動に変えていくことができるかが重要です。 6校時に、クラブ活動の時間がありました。今年からダンスクラブができ、19名の子ども達が入っています。今日は特別講師として、20年前に旭町小を卒業した近藤先生に指導をしていただきました。近藤先生は、ダンス教室で指導をされていて、本校の子ども達も何名か教わっているようです。また、保育園でダンスを教えたり、大人向けにダンスの指導もされている先生でもあります。 ダンスクラブの子ども達には、今日まで特別講師として来ていただくことを伝えていなかったので、みんなびっくりしていました。ダンスクラブの活動場所は、4階の多目的室です。すぐに上ばきと靴下をぬいで、裸足になって準備運動から始めました。ダンスクラブの子ども達の中には、様々なダンス教室に通っている子がいるようで、みんな意欲的に近藤先生のレッスンについていきました。(写真下) 60分間、いろいろなステップや速い動き、振り付けがあり、きびきびと動いていました。疲れた表情を見せていたのは担当教員2名だけで、子ども達はまだまだ余裕の様子でした。次回の7月のクラブの時間も指導に来ていただく予定です。 実は・・・近藤先生(旧姓 清水さん)は、私が旭町小に異動してきて、すぐに担任として受けもった高学年の一人です。(平成13年度〜14年度の5,6年生)2クラスあったうちの1組の女の子で、私は2組の担任をしていました。隣のクラスではありましたが、とても活発な子だったので、強く印象に残っています。私が旭町小に校長として着任していると知り、訪ねて来てくれたことがきっかけで、今回のダンスクラブの指導に至りました。とてもうれしい限りです。 6月7日(水) その1分数を分数で割るということは、日常的にはあまりないことです。「2/5÷3/4」の式になる問題文を考えることができるでしょうか? 6年生で出てくるのは、「3/4デシリットルで2/5平方メートルの壁を塗ることができるペンキがあります。1デシリットルでは、何平方メートルの壁を塗ることができますか?」という問題です。普通、小数で表すような数字を無理やり分数で表しているので、あまり現実的ではない問題と言えます。もうここまでくると、「小学校の算数の時間は、りんごの絵が出てくるような具体物の問題でなければならない」ということは必要ないのではないかと思ってしまいます。 実際、6年生の教室の黒板を見ると、ぎっしりと数式のみが並んでいます。6年生の算数が、より一層中学校の数学に近づいてきたように感じました。(写真上) 1年生が生活科で育てているアサガオの葉が、たくさん出て茂ってきました。毎朝欠かさずに水やりをしている鉢を移動して、じっくり観察しながらカードに絵を描いていました。最初に出てきた双葉と違う葉(本葉)の形に気づいた子がたくさんいました。 ある子が、自分の鉢を持つのを嫌がっていました。理由を聞いてみると、「だって、いもむしがいるかもしれないもん。」と言っていたので、葉っぱを全て裏返して点検してあげました。それでもしばらくは、鉢を持つのをためらっていました。アサガオを育てることから、少しずつ虫の存在にも興味をもてるようになるといいなと思います。 観察が終わった子から、支柱立てをしました。アサガオセットについてきた折り畳み式の支柱を取り付け、これから伸びてくるつるが巻きついていけるように準備をしました。これから気温の上昇とともに、アサガオがぐんぐんと成長していくことでしょう。(写真下) 調理実習(6年生)今回は4人グループで具材を持ち寄って、「いろどりいため」を作りました。具材は、ハムかベーコンどちらか1つと、包丁で切る作業がある野菜を3種類、合わせて4種類の具材をグループで相談して決めて持ってくることになっていました。 時間内に終わるか、担任はヒヤヒヤしていましたが、5年生の調理実習の成果もあり、手際よく野菜を切ったり、具材を炒めたりしていて驚きました。 どのグループも、切り方やフライパンに入れる順番など、こだわって調理をしていました。「ベーコン、キャベツ、ピーマン、にんじん」などの給食でもありそうな組み合わせの子たちもいれば、「さつまいも」や「きゅうり」を炒めようと決めた子たちもいて、個性あふれるいろどりいためが完成しました。 どのグループも、おうちの人に用意していただいた食材を使って、おいしく食べられたようです。 6月7日の給食ねり丸キャベツのポトフ キャベーキ 牛乳 一口メモ 今日は、練馬区産キャベツの「ねり丸キャベツ」をたっぷり使った献立です。 練馬区と地域の農家さんの協力で、前日に収穫されたばかりのキャベツを学校にたくさん届けていただきました。農家さんが大事に育ててくれたキャベツなので、残さず食べられるように献立を工夫しました。 キャベーキは、なんとキャベツが入ったケーキです。キャベツをみじん切りにしてゆでて、水気を絞ってケーキの生地に混ぜ、オーブンで焼きました。キャベツのケーキの味を、家の人にもしっかり伝えてほしいと思います。 習字の学習(3年生)今回は「始筆・送筆・終筆 トン・スー・トン」を特に意識して取り組みました。お手本と同じ形ができるように、筆の置き方に注意しながら練習し、最終的に漢字の「二」を書きました。「筆って難しい。」「どうしたらうまく書けるのだろう。」などの声が聞こえ、よりうまく書こうとする姿勢が伝わってきました。 作品は教室後方に掲示します。学校公開の際に、ぜひご覧ください。 6月6日(火)また、書く時の姿勢から筆の持ち方やひじの高さ(毛筆の場合は、特に重要です)まで、様々な説明が続きます。筆は、人差し指をかける「1本がけ」か中指も添える「2本がけ」で持ちます。軸の下から1/3位のところを持ち、常に半紙に対して垂直に立てておくことがポイントになります。(写真上) まずは、半紙に横画をたくさん書きながら、筆と腕の使い方を練習しました。墨汁を十分に含ませていなくてかすれたり、筆が寝てしまい線が太くなったりと、なかなか思うように書けないものです。何度か練習の末、横画を2本引いて「二」の作品を仕上げることができました。 1,2組とも、数名ずつ左利きの子がいました。教員が参考にする指導書には、「左利きの児童への対応」が載っています。毛筆の筆の運びから、「右手で書くように指導するのが望ましい。」と記されています。さらに、「ただし…」とあり、「…本人と保護者の意志を尊重することが大切である。」と書いてあります。 書道教室などで習う場合は、右手で書くように指導があるでしょう。(実際、私の子どもも、書道教室では右手で筆を持つように直されました。)しかし、学校での毛筆の指導は、月に1回程度しかありません。それだけの時間で右手にするというのは難しいでしょう。私は右利きですが、左手で文字を書くように言われてすぐにできるとは思えません。 3年生は、理科の時間に「植物の育ち方」の学習をしています。5月に、学年の畑にオクラやダイズ、ヒマワリ、ホウセンカ、マリーゴールドの種をまきました。1組の子ども達が、タブレットを手に、その後の様子を観察していました。タブレットのカメラで写真を撮り、成長の様子を記録していきます。(写真中) それぞれ芽が出て生育してきてはいるものの、まだ小さいものが多い状況です。先週の大雨の影響で、畑の土がかなり削られてもいました。さらに、桜の木が茂ってきたこともあり、日当たりがもう少しの場所でもあります。なんとか今学期中に花が見られると良いのですが…。 5種類の中でも、ダイズは比較的よく生育していました。7月頃に白い小さな花をつけ、その後枝豆が実ります。ダイズが実をつけて、未熟の状態で収穫するのが「枝豆」です。そのままにしておき、茶色く枯れた頃にさやを割ると「大豆」を収穫することができます。(ちょうど今日の給食に「大豆のかりんとう」が出ていました。) 5,6校時に、6年2組の調理実習がありました。「炒める調理で 朝食のおかずを作ろう」という実習でした。栄養のバランスを考えた「いろどり炒め」に挑戦していました。教科書には、「にんじん、ピーマン、たまねぎ、ハム」を使った例が載っています。それを参考に、4人グループで話し合い、材料を持ち寄って実習に臨んでいました。 グループごとに様々な材料を用意したレシピを考え、アイデア満載のいろどり炒めを作っていました。ベーコンとにんじんを中心に、キャベツやもやし、たまねぎを組み合わせたグループが多く見られました。(写真下)中には、じゃがいもとサツマイモ、きゅうりの組み合わせのグループもありました。 出来上がったグループの子が、「校長先生も食べますか」と炒めたばかりの野菜をお皿に入れて持ってきてくれました。玉ねぎとピーマン、ベーコンに入り卵が入り、とてもいろどりの良い炒め物でした。新玉ねぎを使っていたようで、甘味があっておいしかったです。卵を使っていたのもすばらしいアイデアでした。 6年生は、昨年度も家庭科で調理実習を経験してきているだけに、準備から片付けまでとても手際よく行っていました。炒める調理ができれば、様々な料理に応用することができます。ぜひ家庭でも、子ども達にフライパンを使わせていきましょう。 外国語活動(2年生)
外国語活動の授業が始まりました。
まず、ALTのロバート先生から自己紹介がありました。子供たちは、新しい先生に興味津々で好きなことや出身地など、質問をたくさんしていました。 次に、英語表記のネームプレートが配られました。名前を呼ばれたら「Yes!」、ネームプレートを渡されたら「Thank you」と、全員が元気よく応えることができました。 最後に、リズムにのって歌を歌いました。身体を動かしながら歌うことはとても楽しかったようです。これからも苦手意識をもたないように、楽しみながら外国語を身に付けていってほしいです。 6月6日の給食ししゃものピリ辛焼き 根菜汁 大豆のかりんとう 牛乳 一口メモ 6月4日〜10日は、「歯と口の健康週間」です。歯と口は、食べ物を食べたり飲んだりする他に、呼吸をしたり話をしたりと、生きていくうえでとても重要な役割があります。歯と口の健康を保つには、歯みがきをすることはもちろん、よく噛んで食べることがとても重要です。 今日の献立は、たくあんやししゃも、根菜、揚げた大豆など、歯ごたえがある食材をたくさん使用しています。一口で30回噛むことが良いと言われていますが、実際は平均すると10〜20回と噛む回数が少なくなっています。普段から30回噛んで食べることを意識して食事をするようにしてみてください。 6月5日(月) その2分度器も他の道具と同様に、使い慣れるまでにとても時間がかかります。大人が思っているほど子どもの角度に対する感覚は未発達な部分があるため、ていねいに指導することが欠かせません。 特に分度器を扱う際の難しさは、目盛りの合わせ方と読み方にあります。角の頂点を分度器の中心に合わせ、同時に角度の一方の直線を0度に重なるようにする必要があります。それがいつも同じ向きに角度があるわけではなく、様々な方向に分度器を動かしながら使っていく必要があります。今日は、180度を超える角度の測り方についての学習をしていました。(写真上) いろいろな分度器が売られていますが、透明なものを用意するように指導があったと思います。目盛りの読み方等を指導するために、できれば全員同じものを一括購入した方が良いくらいです。「学校は持ち物の指定について、細々としばりが多い」と思われるかもしれませんが、一度指導する側に立ってみると分かります。一人ずつ違ったタイプの道具を持っていると、それぞれに対応した説明が必要になります。今回、子ども達が用意した分度器の大きさはいろいろでしたが、それだけでも指導が大変そうでした。ご理解いただければと思います。 2年生が、図工の時間に中庭に出て絵を描いていました。「外でかくって 気持ちいいな」という題名で、旭町小の中庭や玄関前の植物からお気に入りを見つけて、それを絵に表すという学習でした。2年生は、1か月前に「消防写生会」を行う予定でしたが、雨のために中止になってしまいました。外で絵を描く楽しさをぜひ味わわせたいということもあり、今きれいに咲いている旭町小の花々を題材に絵を描くことにしました。 画板に画用紙を挟み、クレヨンとシートを持って外に出てきました。今、中庭では、アジサイやユリの花が見頃を迎えています。アジサイもユリも、それぞれ特徴のある花姿や葉の形をしています。よく観察しながら、クレヨンを使って思い切りよく絵に表していきました。(写真中)後で図工室に戻ってから、様々な色のクレパスを使って色を塗っていく技法を先生から教えてもらっていました。続きは、来週以降になりそうです。 ところで、旭町小の中庭は、現在「ユリ園」として毎日次々ときれいな花が咲き誇っています。白や黄色の他に深みのある赤など、子どもの背丈以上になるスカシユリがたくさんあります。そして、主事さんによって、切り花として校内のあちこちに飾ってもらっています。 5月の中旬から、4週間にわたる教育実習が始まっています。その実習も、いよいよ残り1週間となりました。5年1組を中心に教育実習を行っていて、今週の金曜日には実習の成果として研究授業が予定されています。今日は、隣の2組に入り、研究授業で行う予定の国語の授業実践に取り組んでいました。 また、4校時には、2組で道徳の授業の実習も行っていました。教員にとって、道徳の指導技術を本格的に学ぶのは、教員になってからという場合が多いです。実習期間中、実際に授業実践を積むことは、貴重な経験になったはずです。 授業は、「道案内」という教科書の資料を使い、「親切、思いやり」の内容項目について考えさせていきました。・・・2人の男の子たちは、道に迷っているおばあさんを見かけます。どうしようか考えた結果、行先までの地図を書いて渡してあげました。「やっぱり、いいことをした後は気持ちがいいなぁ。」と2人は喜びました。しかしその後、先ほどのおばあさんがまた迷っている光景を目にします。中学生3人が声をかけると、おばあさんは地図をもらったものの、字が小さくて見えなかったようでした。そこで中学生たちは、「私たちがご案内します。一緒に行きましょう。」と言って、おばあさんと歩き出したのでした。・・・(写真下) 2人の男の子たちの行動は、とても親切な気持ちで対応していました。地図を書いて渡したことは、十分に評価されるべきですが、相手がお年寄りであるというところの配慮が足りませんでした。しかし、5年生にとっての「親切」としては十分な気もするのですが…。 箏の学習(4年生)目の前で箏を見るのも触るのも初めての子供たちがほとんどでした。取り組む曲は、教科書に載っている「さくらさくら」です。まず最初に、箏を載せる台を組み立ててから、爪の付け方を練習し、旋律を糸の名前で歌っていく口唱歌(くちしょうが)を覚えてと、実際に演奏する前に確認しなければならないことがたくさんあります。 さらに、糸をしっかり弾けるようになるまでに少し時間がかかります。それでもしばらく練習を続けているうちに、ずいぶん上手に演奏できるようになってきました。 今週の土曜日は、学校公開日です。4年生は各クラス1時間ずつ音楽の授業を予定しています。まだまだ思うように演奏できない部分もありますが、一生懸命取り組んでいますので、子供たちの練習の成果をぜひご覧ください。 6月5日の給食春巻き オレンジ(きよみ) 牛乳 一口メモ 「クッパ」とは、肉や野菜などを煮込んだスープに、ご飯を入れて食べる韓国風の雑炊のような料理です。「クッパ」は韓国語で、「クッ」が「スープ」、「パ」が「ご飯」という意味です。 今後、気温が高くなってくると、食欲が出ない時もあります。クッパのようなスープご飯にすると、ご飯が食べやすくなるとともに、肉や野菜をしっかり摂ることができます。これからの時期におすすめの料理と言えます。 今日は、ご飯とスープを別々に盛り付けましたが、スープの方にご飯を入れて食べるように伝えています。 6月5日(月) その1・・・学校でよく見かける場面です。A君が先生に言いました。「先生、トイレ!」…すかさず先生が言いました。「先生はトイレではありません。」今度は、Bさんが先生に言いました。「先生、消しゴム!」…すかさず先生が言いました。「先生は消しゴムではありません。」何が間違いなのか分かりますか? 2人とも、単語だけで話をしていて、きちんと文章で会話していないところが間違いなのです。 A君の「先生、トイレ」という言葉では、トイレに行きたいのか、あるいはトイレはどこですかと聞いているのかが分かりません。きちんと文章で、「先生、トイレに行って来てもいいですか。」あるいは「先生、トイレの場所はどこですか。」と話をしなければなりません。では、Bさんの「先生、消しゴム!」はどうでしょう。消しゴムを忘れたことを伝えるのであれば、「先生、消しゴムを忘れてきました。」と言うべきですし、消しゴムが見当たらないなら、「先生、消しゴムがなくなりました。」と話すべきです。 次に、授業中に発表する時のことを考えてみましょう。先生が問題を出したり、先生が聞いたりしたことで「あっ、分かった!」という時は、進んで手を挙げて発表していますよね。では、発表する時の話し方はどうでしょうか。例えば、「みなさんが通っている学校は、何という学校ですか?」と先生が質問しました。名前を呼ばれて、返事をして立ちました。さあ、どう答えますか? 「旭町小学校。」でいいでしょうか。気がついた子がいると思います。「旭町小学校です。」と答えるのが正しい話し方です。では、第2問です。旭町小学校は、何区にあるでしょう? 「練馬区です。」と「〜です。」をつけて答えるのが正解です。授業中に発表する時は、「〜です。」あるいは「〜と思います。」のように、文末に「です。」や「ます。」をつけて話をするようにします。 6年生は、国語の時間に「話し言葉と書き言葉」の学習をしましたよね。普段、友達との会話では、話し言葉がほとんどであると思います。しかし、授業中の発表や委員会活動で全校の前で発表する時などは、書き言葉で話す必要があります。授業の中で、あるいは学校の先生など大人の人に対して話す場合には、きちんと相手に話ができなければなりません。そのためにも、相手に話をする時は、まず何をどうしたいのかをしっかり文章で話すようにします。そして、話す言葉の最後に「〜です。」や「〜ます。」をつけて話すことを心がけましょう。 さて、先週木曜日から6月に入りました。毎年6月は、練馬区全ての学校で「ふれあい月間」に位置付け、いじめを絶対に許さないという姿勢で取り組みます。いじめは、身近なところから起こります。人をからかったり、仲間外れにしたり、悪口を言ったりということから大きないじめに発展します。自分達の周りに、いじめやいじめにつながるようなことはないでしょうか? 「人に言われて嫌なことは言わないこと」「人にされて嫌なことはしないこと」、いじめは心の問題であり、なかなか目に見えにくいものです。もし、心配なことや困っていることがあったら、必ず学校の先生や相談室の先生、あるいは家の人に話をするようにしてください。 旭町小では、明日からあいさつ運動が始まります。あいさつを進んで行う子は、人をいじめたりしません。明るい心、正しい心を広めていくためにあいさつ運動があります。自分から進んであいさつをして、旭町小学校があいさつでいっぱいの学校になるようにしていきましょう。・・・ 続いて、代表委員会の児童から、明日から始まるあいさつ運動についての連絡がありました。今月は、5年生の子ども達もあいさつ運動を行う予定ですが、まずは代表委員会が3日間実施します。(写真) 6月4日(日)開会式の後、まず自転車に乗る時のルールや点検の仕方、走行時の交通安全に関する指導を警察の方々に行っていただきました。自転車は左側通行であることや、歩行者を優先することなど、自転車に乗るうえで必要なルールやマナーを学びました。 次に、実際に校庭につくられたコースを使って、自転車走行のお手本を見せてもらいました。駐在所の袖山さんや都の自転車検定に出場する3名の子ども達の模範走行をみんなで見学しました。 そして、いよいよ自転車の技能訓練が始まりました。子ども達一人一人の実技試験がありました。安全確認をしているか、一時停止しているか、歩道内では車道側を走っているかなど、細かい採点が行われていました。 閉会式では、高得点をとった3人の子ども達が表彰されました。また、参加した子ども達にも、光が丘警察から参加賞が配られました。 第六地区委員会の皆様や光が丘警察の方々を始め、PTAのお手伝いの皆様、ボランティアの小中学生も参加していただき、運営を支えていただきました。どうもありがとうございました。 6月2日(金)教科書には、長音の入った言葉を使った唱え歌が載っています。「まほうの ほうきで そら とぶ おばさん げんきに たいそう おばあさん」・・・「おばさん」と「おばあさん」の言葉を比べると、「あ」が入るか入らないかの違いですが、人物的には大きな違いがあります。「ば」の後に「あ」を入れると、「ば」の音を伸ばして発音することになります。(写真上) 長音にはきまりがあり、ア列の長音はア列の仮名に「あ」を添えることになっています。(おかあさん等)同様に、イ列の長音はイ列の仮名に「い」を添えます。(おにいさん、おじいさん等)ウ列の長音はウ列の仮名に「ウ」を添えます。(くうき、ふうせん等) では、エ列の長音はエ列の仮名に「え」を添えるかというと…確かに「おねえさん」はそうなりますが、他は必ずしもそうなりません。「せんせい」であって、「せんせえ」は誤りです。「せんべい」も「せんべえ」ではありません。 さらに例外があるのが、オ列の長音です。基本的には、オ列の長音はオ列の仮名に「う」を添えます。(おとうさん、おはよう等)しかし、オ列の長音には例外が多く、「おおかみ、こおり、とおい、おおい」など、「お」を添える場合が存在します。だから日本語は難しいと言われるわけです。 今日は、1〜4年生の新体力テスト・シャトルランを行う日でした。当初は校庭で行う計画でしたが、雨のため体育館で実施しています。また、それぞれの学年に、5,6年生がクラスごとに分担して計測の補助に入りました。1校時は、4年生がシャトルランを行い、4年2組の子ども達が補助をしました。走者1名に対して、20mのラインの両側に4年生がそれぞれつき、時間内にラインを通過したかどうかを判定してあげていました。 シャトルランは、体力テストで持久力を測定する種目です。コロナ禍で子ども達の体力低下がよく言われていますが、マスクを着け続けた3年間で一番低下したのは持久力かもしれません。20mの間隔を、音源に合わせて行ったり来たりしていきます。1分ごとにテンポが速くなり、何回往復できたかを記録します。 旭町小では、昨年度は5,6年生のみ実施していました。コロナ禍で実施していなかった学年がほとんどだったので、1年生はもちろんですが、2〜4年生は初めての挑戦でした。4年生の全国平均は、男子が41回、女子が32回です。男子の中には、60回を超える記録を出した子が何人かいました。(写真中) 6年生は、国語の時間に「話し言葉と書き言葉」の学習をしています。「話し言葉」は、口語とも言い換えられる、カジュアルな表現の言葉を指します。それに対して、「書き言葉」とは、文語とも言い換えられ、主に文章を書くときに使われる言葉のことを指します。 2組では、話し言葉を書き言葉に言い換える問題に取り組んでいました。話し言葉とそれに対応する書き言葉を並べてみると、正式な手紙や作文に書き表すべき書き言葉がはっきりとしてきます。「ちょっと」→「少し」、「いろんな」→「いろいろな」、「ちゃんと」→「きちんと」・・・普段何気なく使っている話し言葉ですが、書き言葉としての表現の仕方をきちんと理解しておく必要があります。(写真下) この他に、よく言われる「『ら』抜き言葉」や「『い』抜き言葉」も話し言葉に含まれています。『ら』抜き言葉の代表の「食べれる」は、書き言葉では「食べられる」です。また、「見ている」を「見てる」、「食べている」を「食べてる」など、「〜している」を「〜してる」と表現することを、『い』抜き言葉と言います。子どもならずとも、大人も平気で使ってしまいやすい言葉ではないでしょうか。 5年生 調理実習(ゆでいも)今週は、両クラスで「じゃがいもを茹でる」調理実習を行いました。前回はお茶を入れて飲むだけだったので、本格的に調理をするのは今回が初めてです。エプロンと三角巾をつけた子ども達は、とても目を輝かせていました。 まず、じゃがいもをしっかり洗って、芽を取り除きます。包丁の角を使って取り除きますが、初めて経験する子ども達が多く、恐る恐るやっていました。芽が取り除けたら、食べやすい大きさに切ります。猫の手のように丸めて、安全に行いました。 次に、じゃがいもを茹でていきます。じゃがいもがつかるくらいの水を入れて、火にかけていきます。箸をさして、好みの硬さになったかを確認します。 最後に、塩をかけて完成です。今回は、新じゃがを使っていたので、茹でている途中でとてもいい香りが漂っていました。子ども達は、とてもおいしそうに食べていて、満足気でした。 包丁を握る姿を見てドキドキしましたが、事故やけが無く安全に調理実習ができて、とてもよかったです。家庭でのお手伝いに活かされることを願っています。 6月2日の給食チキンタレカツ キャベツのゆかり和え 具だくさん味噌汁 牛乳 一口メモ 明日は、豊渓中学校の運動会があるので、「運動会応援献立」としてチキンタレカツを作りました。タレカツをご飯の上にのせて、タレカツ丼にして食べるようにします。 カツ丼というと、カツをだし汁で煮て卵でとじるものが一般的ですが、今日はカツにしょう油や砂糖で作った甘辛いタレをかけています。タレカツ丼は、新潟県の郷土料理と言われています。本場のタレカツ丼は、ご飯の上にカツが2枚以上、多いと4,5枚のカツがのっていて、ボリュームたっぷりです。また、タレの味付けもお店によってそれぞれ特徴があるそうです。 カイコ大作戦(3年生)今日は、飼育するための環境を整えたり、世話をする手順を確認したりしました。蚕はクワの葉を食べて成長します。これから登校したら、クワの葉を一枚とってから教室に入ります。「大きくなったら6cmくらいになるんだって。」「あ、ほらほら葉っぱを食べてる!」と蚕を観察しながら、楽しそうな会話が聞こえてきました。 6月1日(木)ボールは、1号のソフトボールを使うことになっています。少年野球を習っている子にとっては、普段手にしている軟式ボールよりもだいぶ大きく感じるでしょう。また、低学年の子にとっては、大きいだけでなく、重く感じられたかもしれません。全国平均では、1年男子8.3m、女子5.6m、6年男子25.4m、女子15.2mとなっています。他の体力テストと比べて、男女差が大きい種目です。 ソフトボール投げは、単純にボールを遠くに投げるだけですが、慣れていないと難しいことだらけです。ボールの握り方や離すタイミングなどがよく分からずに、「もっと上手く投げられたはずなのに…」と悔しい思いをする子が多いです。ボールの握り方は、わしづかみにせずに、人差し指と中指が真上で、親指を真下にして上下から挟むようにします。また、ステップを入れて投げなければ距離が出ません。手と足の動きのバランスは、まさに経験があるかないかの違いが大きく出ます。今の時代は、どこに行っても石を投げると怒られるし、公園で硬いボールを投げるのも禁止されている状況です。まずは、子ども達がボールを投げる環境を整えてあげることが先決なのかもしれません。(写真上) 1,2校時に、5年1組が調理実習を行っていました。5年生は、家庭科の時間に、「ゆでる調理をしよう」という学習をしています。教科書には、青菜のおひたしやゆで卵と一緒に「ゆでいも」が紹介されています。今回は、じゃがいもをゆでて塩を振って食べる「ゆでいも」の調理に挑戦しました。 まず、じゃがいもをよく洗ってから、包丁で芽を取りました。芽には有害物質が含まれているので、包丁の角で欠くようにして取り除きます。その後、じゃがいもを4等分に切り分けます。5年生は、包丁を使うのが初めてなので、扱い方や持ち方、手の添え方等の指導を念入りに行っていました。今回は、新じゃかを用意したため、皮をむかずに使っていましたが、家庭では皮のむき方もぜひやらせてみてください。(写真中) じゃがいもを切り分けたら、水の入った鍋に入れ、ゆでていきます。時々竹串で火の通りを確認し、ちょうどよいかたさにゆで上がったところで取り出します。塩を振って食べただけですが、じゃがいもの味がしっかり伝わるおいしさが味わえました。 5年生は、先週学校の田んぼを使って田植えを行いました。続けて今週は、バケツ稲の田植えを行っています。バケツ稲に使う種もみは、JAから送ってもらいました。脱脂綿に水を含ませ、種もみから芽が出る様子を教室で確認してきました。芽出しをした苗と先週の残りの苗を使って、バケツ稲の栽培に挑戦していきます。 まず、バケツに畑の土を入れ、水を含ませてドロドロにします。(田んぼで言うと、「しろかき」の状態)苗を植え付け、水を2〜3cm入れて完成です。今日の2組の様子を見ていると、土の量が少ない一方で、欲張って苗が多すぎないだろうかという心配はありましたが、今後順調に育っていくように願っています。(写真下) バケツ稲は、一人ずつに責任をもたせて管理する良さと、置き場所を変えることができるという利点があります。また、田んぼがない都市部の学校では、バケツ稲に頼るしかありません。バケツ1つでお茶碗1/3程度のお米が穫れると言われています。秋にどれだけ収穫できるか楽しみです。 |
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