1月23日(火)授業の初めに、先生が持ってきた重箱を見せました。重箱を見たことがあるという子はたくさんいたようでしたが、中には「玉手箱だ!」と言った子がいました。このお正月に、おせち料理を食べた子が多かったようでした。 まず、お正月に食べるおせち料理にはどんなものがあり、それぞれにどのような意味が込められているのかを学習しました。おせち料理は、昔から日本に伝わる料理で、お祝いの意味合いがあることはなんとなく分かります。しかし、一つ一つの料理の意味を知っている人は、大人でも少ないのではないでしょうか。 担任の先生が「おせち料理を食べた人〜」と聞いただけで、子ども達から栗きんとんや海老、伊達巻、煮豆など、多くのおせち料理の名前が挙がりました。 教科書には、それぞれのおせち料理の写真とともに、昔の人が料理に込めた願いを説明しています。栗きんとんは、「光り輝く黄色で、豊かに暮らせるように」という願いが込められています。黒豆は、「まめに働いて過ごせるように」、れんこんは「穴が開いていて先の方が見える」、ごぼうは「長く根を張り、しっかり生きるため」、かまぼこは「紅白のめでたさと、日の出の形」、昆布巻きは「喜ぶ(こぶ)」、えびは「腰が曲がるまで長生きできるように」・・・と、それぞれ『寿』に通じる意味合いがあります。さらに、おせちを重箱に入れるのにも理由があります。重箱は、重ねる箱です・・・「おめでたいことを重ねる」という意味があるそうです。 次に子ども達に見せたのが、栄養士さんが作ったおせち料理の掲示物です。(3学期の始めに、給食室前の掲示板に貼ってあることを、このホームページでお伝えしています。)先生が栄養士さんから借りてきて子ども達に見せたところ、伸び上がって話し出す子がいたほどのすごい反応がありました。多くの子ども達が、すでに見て知っていたようでした。(写真上) 授業の後半では、おせち料理のように人々の願いが込められているものについて話し合いました。ひな祭りや節分、こいのぼりなど、様々な文化が日本にあります。そして、その多くは、健康や豊作を祈願したことが始まりとなっています。特にそれらの中でも多いのは、子どもの成長を願う行事です。昔は、疫病などで命をおとす子どもがたくさんいました。親の願いは、「まず何よりも、健康な子に育ってほしい」ということでした。「勉強ができる子になってほしい」とか、「スポーツ選手になってほしい」という現代の親の希望は、昔の親からしたら贅沢すぎる願いであると言えそうです。 5年生は、外国語の時間に「日本の遊びや年中行事を聞こう」という学習をしています。まず、「Why do you like winter?」…「あなたは、なぜ冬が好きですか?」という文について学習しました。「winter」を他の季節に変えて、さらに様々な会話を練習することができます。 また、「What do you do on New Years Day?」…「元旦は何をしますか?」という文についても学習していました。「New Years Day」の部分が「winter」のような季節になると、「on」が「in」に変わるということも習っていました。外国語の学習は、5年生から「外国語科」という教科として指導しています。以前は中学校で学習していた文法的な内容についても、5,6年生でしっかり指導していくことになります。(写真中) 6年生は、国語の時間に「メディアと人間社会」という説明文の学習をしています。作者は、現在フリージャーナリストとして活躍中の池上 彰さんです。テレビ番組等を通じて、子ども達もよく知っている人のはずです。 続いて教科書には、「大切な人と深くつながる社会」という説明文も載っています。こちらは、鴻上 尚史(こうがみ しょうじ)さんが書いた文章です。鴻上さんは、日本の劇作家・演出家として有名な方です。1組では、それぞれの説明文から、2人の筆者の主張を読み取り比較する学習を行っていました。(写真下) 池上さんも鴻上さんも、よくテレビに出演されています。書く文章はもちろんですが、テレビを通じた話しぶりも説得力があり、いつも参考にさせてもらっています。 1月23日の給食海苔の佃煮 すき焼き風肉豆腐 ほうれん草のごま和え 牛乳 一口メモ 明日の24日から30日は、「全国学校給食週間」です。学校給食の意義や役割についてたくさんの人に知ってもらい、給食について考えてもらうことを目的としています。昔の給食や、練馬大根で作ったたくあんを使った献立、さらには練馬区の食材を使った献立を予定しています。 今から130年前、山形県のある小学校で、お金がなくてお弁当を持ってこられない子ども達のために給食が始まりました。協力してくれる人を募り、おにぎりを作ってあげたのが今の給食の始まりだそうです。 今では当たり前のように食べられる給食です。しかし、そこには様々な歴史があり、たくさんの人の力で給食が食べられることを忘れてはなりません。昔の給食を知り、感謝の気持ちをもてるようにしていきます。 6年生「もっと知りたい! 中学校ライフ」6年生からは、全部で15この質問が出ました。その質問一つ一つに丁寧に解答してもらいました。どんなことにも誠実に答えてくれる中学生の姿を見て、一年間の成長の違いを感じ、また、中学校へ進学していく子供たちへの期待もふくらみました。 少しずつ中学校進学を意識してきた6年生です。緊張もあると思いますが、何よりも自分たちの将来に向けて着実に進んでもらいたいと思います。 1月22日(月) その2今日は、それぞれの単位がお互いに何倍の関係になっているのかを考えさせていました。1aは、1辺が10mの正方形の面積なので、100平方メートルということになります。同じように考えていくと、「1ha=100a」、「1平方キロメートル=100ha」と100倍ずつの関係であることが分かります。(写真上) しかし、あまりにも広い面積は、ちょっと考えが及ばなくなってきます。1辺が1cmの正方形の面積が「1平方センチメートル」、1辺が1mの正方形の面積が「1平方メートル」というところまでは、具体的な広さを感覚的に知ることができます。しかし、aやha、平方キロメートルになると、大人でもその広さの感覚をつかむのが難しいものです。 旭町小の校地面積は、2871平方メートルです。アールで表すと、28.71aということになります。また、よく「東京ドーム〇個分」という言い方をする場合があります。東京ドームの面積は、約47000平方メートルで、「4.7ha」です。練馬区の面積は、48平方キロメートルで、4800ヘクタールです。ということは、練馬区は東京ドームの約100個分ということになります。 こうやって考えると楽しいものですが、果たして4年生の子ども達にその楽しさは伝わるでしょうか…。 2年生は、図工の時間に「すてきなぼうし」という作品を作っています。色画用紙などの材料で、自分でかぶってみたいすてきな帽子を考えました。 まず、自分の頭のサイズに合わせてとんがり帽子を作ります。そこに、様々な模様や機能を帽子に施していきます。ウサギのような耳をつけてみたり、色画用紙の短冊をカールさせて取り付けてみたりと、世界にたった一つのすてきな帽子が出来上がってきました。どの子も嬉しくて、作っている途中で何度も頭にかぶって友達に見てもらっていました。(写真中) ところで、子ども達の帽子と言えば、毎日かぶっているものに「校帽」があります。落とし物が集まる場所(1階昇降口内)に、校帽が3つ届いています。名前が書いてないため落とし物のコーナーに置くことになりました。他にも上着やトレーナー、ハンカチなど、普段子ども達が身につけているものがたくさん届いています。今学期中に落とし主が見つからないと、学校で処分することになります。 今日から保護者会、さらには校内書き初め展が始まります。学校にお越しの際は、児童昇降口を入ったところに落とし物を分かりやすく展示し直しましたので、ぜひご確認ください。 今日から、6年生との会食を始めました。6年生にとっては、「校長先生との会食会」という名称にしています。毎回5人ずつ6年生が応接室にやって来て、給食を食べながら私と30分ほど話をします。今週は、水曜日以外毎日行い、来月の中旬まで全10日間かけて全員と話をする予定です。 6年生には、担任の先生から事前指導をしてもらいました。「将来の夢を一人ずつ話すこと」と、「その際、詳しく説明すること」です。将来の夢とは、なりたい職業でもいいし、中学校でやってみたいことでもよいとしました。また、説明が不十分だと、私のしつこい突っ込みがどんどん入るということも指導してもらっています。 とは言っていますが、給食を食べながらの楽しい時間になるように努めます。今日は、2組から男子2名、女子3名が給食を持ってやって来ました。獣医や看護師、パン屋、研究者、助産師と、それぞれすばらしい夢を語っていました。夢について話をする子どもの目は、キラキラと輝いていて素敵です。会話を通して、6年生の子ども達の違った一面を垣間見ることができるのも楽しみです。(写真中) 1月22日の給食ちくわの磯辺揚げ みかん 牛乳 一口メモ 「ほうとう」は、山梨県の郷土料理です。山梨県の山間部では、米づくりが難しく、カイコを飼って絹糸をとることで暮らしていました。カイコの餌となる桑を作り、桑の葉の収穫が終わった後は、麦を栽培していました。 そこで、収穫した麦を麺にして、季節の野菜と一緒に味噌で煮込んで食べたのが「ほうとう」です。戦国時代の武将である武田信玄が、自分の刀で食材を切ったことから「宝刀(ほうとう)」と名付けられたという説もあります。 ほうとうは、他の麺類とは違って、生の麺のまま他の具材と一緒に煮込んでいきます。そのため汁にとろみがつくのですが、給食では配膳が難しいため、麺と汁を別々に配缶しています。食べる時に合わせていただくようにします。 1月22日(月) その1
全校朝会を校庭で行いました。今日は、「寒さに負けずに過ごそう」という話をしました。話の内容とは裏腹に…校庭は風もなく、日差しがとても暖かく感じられました。
・・・一昨日の土曜日に、練馬区立美術館に行き、連合図工展に出品された作品を見てきました。練馬区内の全ての小学校からたくさんの図工作品が選ばれていて、とても見応えのある図工展でした。旭町小からも各学年の代表作品が20点選ばれて、展示してありました。11月の展覧会の時にも際立って輝いていた作品だったなあと、見ていて感じました。今度の土日には、練馬区連合書写展が同じく練馬区立美術館で開催されます。書き初めの優秀作品が選ばれて展示されるので、また見に行きたいと思います。 さて、3学期に入り、北風の冷たい日々が続いています。一昨日の土曜日は、1月20日でした。カレンダーをよく見ると、20日のところに「大きな寒さ」と表して、「大寒」という字が書いてあります。一年間を24の時期に分けた「二十四節気」では、1月20日から2月3日までの15日間を「大寒」としています。大寒は、1年のうちでもっとも寒い頃であると言われています。いよいよ真冬の寒さが、今週から来週にかけて約2週間続くことになります。 しかし、そんな真冬でも、寒さに負けないとっても元気な子をたくさん見かけます。昔から、「寒い寒いと思っているから寒さを感じるものだ」と言われてきました。では、寒さに負けない元気な子とは、具体的にどんな子でしょうか? まず、あいさつがしっかりしている子です。「おはようございます!」と、しっかり声が出せる子は、寒さを感じさせません。あいさつは、寒さを吹き飛ばすはたらきもあるのですね。 次に、薄着でがんばっている子も寒さを全く感じさせません。旭町小では、冬でも半袖で過ごしている子が何人かいます。すごいですね。薄着になれば寒さを感じそうですが、休み時間に進んで外に出てたくさん運動をしているからでしょうか、寒さを全く感じさせません。だから半袖でも大丈夫なのですね。ですから、寒さに負けない元気な子は、薄着であるとともに、外で進んで運動して体を動かす子ということになります。 外に出て運動するために、ちょうど先週までなわとび旬間が行われていました。休み時間に、たくさんの子がカードを持って校庭に出て、なわとびに挑戦していました。どんなに寒い時でも、1分間なわとびを跳んでいるだけで体がぽかぽかと温まってきます。二重跳びができる子は、ほんの20〜30秒で体を温めることができるでしょう。なわとびは、場所をとらずに体を動かせ、すぐに体を温めることができる運動です。今週の木曜日から、今度はリズムなわとび週間が始まります。音楽に合わせてなわとびを跳び続けていきます。上着をぬいでなわとびをがんばることで、体をしっかり温めていきましょう。そして、寒さに負けない元気な旭町小の子をめざしましょう。・・・ 1月19日(金)今日はその学習に関連し、5年生の各クラスに出前授業として「方言の授業」がありました。講師は、昨年に続いて説 寿弘先生です。説先生は、私が副校長をしていた時に校長をされていた先生です。3年間、区内の同じ学校で勤務していた時からのつながりです。私が校長になってから、毎年講師として来ていただいています。 説先生は、鹿児島県の喜界島の出身です。方言だけで話されると、きっと何を言っているのか誰も理解できないでしょう。実際に、5年生の前で初めに方言であいさつをしたら、子ども達から「どこの国の言葉ですか?」という声があがりました。 授業では、日本の様々な地方の方言が入った詩を教材として使い、子ども達と読み進めていきました。北海道や宮城県、石川県、広島県など、それぞれの地方ごとに独特な表現方法として方言が存在することが分かりました。最後の詩は、説先生のふるさとの喜界島の方言によるものでした。他の詩とは全く違い、一行読むのも大変なくらい方言だらけの詩でした。それを説先生はスラスラと読んでいきました。 授業の後半は、喜界島で撮った写真を見せながら、島の様子について教えていきました。きれいな海の写真や珍しい植物の写真、広い芝生の校庭がある学校の様子、直線道路の周りに広がるサトウキビ畑・・・そこで、島から送られてきたサトウキビの実物が登場します。見かけは、竹を切ったようなカチカチに固い棒のようなものです。説先生は、歯を使ってサトウキビの皮をむき、中身の繊維質をむしゃむしゃと食べてみせました。(甘い汁を吸って、繊維質は口から出します。)これは、慣れている人でないと歯が欠けてしまうので真似をしてはいけません。 5年生には、繊維質の部分を味見できるように、主事室で細かく刻み分けてもらいました。給食の時間に、子ども達はそれを味わってみたようです。後から聞きに行ったら、サトウキビの甘さを感じることができたと、みんな喜んでいました。喜界島では、大量のサトウキビを工場に集めて汁を搾り取り、黒砂糖に加工しているそうです。 ところで、説先生は様々な特技をもっています。その一つに手品があります。5年生の教室でも、最初に手品で子ども達を引き付けていました。ここだけの話ですが…夏休み中に、よく手品の講習会に参加されていました。(写真上) 2,3校時に5年生への授業が終わってから、説先生はすぐに1年生の教室に行きました。今度は、生活科の「昔遊び」の指導です。説先生の特技として、「こま回し」もあります。こまを回して空中で手に乗っけたり、紐を使ってこまを綱渡りさせたりと、軽々と子ども達の前でやって見せました。どの子も拍手を忘れて、びっくりしながら見ていました。(写真中) お手本を見せた後は実践です。全員にこまと紐を持たせて、紐のかけ方やこまの回し方を指導していきました。1年生は、今学期に入ってから何度か練習してきたこともあり、こま回しができるようになった子が何人かいました。説先生が「おしい!」とか、「おっ、いいぞ!」と声をかけると、失敗した子もまたやる気になって挑戦していきました。 最後に、説先生から手作りのおもちゃを披露してもらいました。紙飛行機や紙製の竹トンボ(牛乳パックとストローだけでできています)、ブンブンごまなど、紹介した後は各教室にたくさんプレゼントしていただきました。(学年の先生の話では、その後みんなで喜んで遊んでいたそうです。)ここだけの話ですが…現在、説先生は、地元の小学校のひろばのスタッフとして勤務し、子ども達に遊びの指導をされているそうです。 6校時に、6年生が隣の豊渓中学校に出かけて行きました。「中学生に質問をする会」を改め、「もっと知りたい! 中学校ライフ」と名付けた取り組みを、中学校の体育館で実施しました。昨年までは、小学校と中学校の教室をリモートで結んで実施していました。今年は対面で行うことで、一層中学校の雰囲気を味わえるようにしました。 内容は、6年生の質問者15名が一人ずつ質問し、中学生に答えてもらうというものです。学習や部活動のこと、校則について、試験対策など、6年生から様々な質問が出ました。答えてくれたのは、中学1年生の生徒たちでした。1年前までは今の6年生と同じ立場にいた子たちが、立派に小学生に向き合って話をしてくれていました。(写真下) 1年生 昔遊び(特別講師による授業)さっと取り出されたこまは、あっという間に床でクルクルと回っていました。もう一つのこまは、綱渡りから手のひらへ、そして床に移動してもまだ回っていました。達人先生の手品のような技に子供たちは驚き、大きな歓声を上げていました。 その後、子供たちは、達人先生の手作りおもちゃをいただき、紙飛行機、紙鉄砲、紙トンボなどで遊び、とても有意義で楽しい時間を過ごすことができました。 なわとび旬間なわとび旬間中は、先生や運動委員の児童が検定員となり、なわとびカードに載っている技の検定をしました。「検定するよー!!」と声をかけると、たくさんの児童が集まり、友達と一緒になって何度も挑戦する姿が見られました。 毎日繰り返し行うことで、それぞれできる技が増えて達成感を感じたり、なわとびに熱中する子が増えたりしました。とてもよい期間になったと思います。また、友達や上級生、先生と教え合ってなわとびをしている様子が見られ、温かい雰囲気でなわとび旬間を行うことができました。 方言の学習(5年生)説先生は、鹿児島県喜界島のご出身です。いきなり喜界島の方言で授業が始まりました。子ども達は、聞いたことのない言葉に唖然としていましたが、段々と分かる言葉を見つけて、説先生のお話を理解していきました。 その他にも、札幌や広島など様々な地域の方言で書かれた詩を読みながら、方言に親しんでいきました。(写真上) 喜界島はゴマの栽培が有名ですが、温暖な気候を生かして育てているサトウキビも特産品だそうです。説先生が、喜界島産のサトウキビを実際に見せてくださいました。歯でサトウキビを剥いていく説先生を見て、子ども達も試してみたくなりました。給食の時間に、みんなでサトウキビを一切れずつ味わいました。甘みが強く、とても美味しかったです。(写真中) 授業の最後には、説先生は方言で、子ども達は標準語でやりとりをしてみました。代表の子が前に出て、説先生からの質問をみんなで協力して考えながら、答えていきます。とても楽しく学習できて、充実した時間になりました。(写真下) 1月19日の給食マカロニグラタン キャベツとレンズ豆のスープ 牛乳 一口メモ 今日のマカロニグラタンは、寒い冬にはうれしいメニューです。ホワイトソースにマカロニや玉ねぎなどの具材を混ぜて、チーズをのせてオーブンで焼きました。 マカロニは、ショートパスタの種類の一つです。中心に穴のある筒状で、表面がつるっとしたもののことを言います。マカロニのように穴があるとソースとよく絡むので、グラタンのような料理によく合います。 ショートパスタの種類は多く、マカロニの他にペンネやリボン型のファルファッレ、貝殻型のコンキリエ、米の形をしたリゾーニなどがあります。それらの種類は、数百種類もあると言われています。専門店には、いろいろな種類のパスタがあると思うので、調べてみると楽しいでしょう。 1月18日(木)集合は、朝の7時10分でした。子ども達もそうですが、引率する先生方も遅れないようにと、気を張って出勤してきました。幸い日差しがあり、比較的暖かな一日となりました。 出発が早かったので、渋滞することなく、早めに国会議事堂に着きました。また、他校と重ならずに、参議院の建物の中をゆっくりと案内してもらうことができました。特に本会議場では、傍聴席に全員が座り、説明を聞くことができたのはラッキーでした。(見学の学校が多いと、素通りしてあっという間に出口に案内されてしまいます。) 次に、赤い絨毯の上を歩いて、中央広間に向かいました。天皇陛下が休まれる「御休所」や、皇室の方々の控室も見学しました。(ガラス越しです。)中央広間には、四季を彩ったステンドグラスや3人の銅像を見ることができました。伊藤博文と板垣退助、大隈重信の3人です。 最後に、国会議事堂の正門前でクラス写真を撮りました。小学校で集合写真を撮るのは、いよいよ次が最後になるでしょうか…卒業式後、体育館で記念撮影があります。(写真上・中) 次に、バスで高等裁判所に行きました。建物の中には、100以上の法廷があるそうです。普段は実際に裁判が行われている法廷を使い、模擬刑事裁判の体験をさせてもらいました。裁判の内容は、「コンビニの店員をナイフで脅し、現金5万円を奪ったとされる被告人の強盗被告事件」という設定でした。さらに被告人は、「犯人は自分ではない」と主張していて、それぞれの証人2人の話に食い違いがあるという設定になっていました。 模擬裁判では、あらかじめ決めておいた10人の子ども達が法廷に入り、それぞれの役を行いました。裁判官や検察官、弁護人、証人、そして被告人の役があり、裁判の様子が書かれた台本に沿って演じていきました。他の子ども達は、裁判員になったつもりで模擬裁判を見学し、最後に有罪か無罪かの判断をしました。 実際の法廷は、天井がとても高く、声がよく通る造りになっていました。裁判という厳粛な雰囲気を感じ取ることができ、貴重な体験となりました。(写真撮影は、校内掲示用としてのみ許可が下りています。ホームページには出せません。) 最後に、九段下にある昭和館に行きました。7階と6階が常設展示室になっていて、昭和10年頃の戦時中の様子から、戦後となる昭和30年頃の日本の様子を見学することができる施設です。ちょうど6年生が今、歴史の勉強で学んでいるところであり、子ども達にとって興味深い展示物がたくさんありました。 兵隊さんへのお守りとして持たせた「千人針」や、金属製のものが他の素材に代用された道具など、今の世の中では想像を絶する展示物ばかりでした。、学童疎開をする子ども達や、焼け野原を歩く子どもの写真も展示されていました。現在も、世界の様々な場所で戦争が起こっています。大人が起こす戦争が、多くの子ども達を巻き込んでいることを忘れてはなりません。また、口先だけの「平和」では、戦争はいつの時代になっても終わらないのだと感じました。(写真下) 6年生にとっては、小学校最後の校外学習となりました。みんなでバスに乗り、お弁当を一緒に食べるのも最後…一つ一つが終わっていくなという気がしました。 6年生「社会科見学」国会議事堂では、建物の建設に関わることや歴史の解説を聞き、また実際の傍聴席に座り、体験学習をしました。歴史を体感し、議会の様子を想像しながら学びを深めることができました。 東京高等裁判所では、模擬裁判を行いました。裁判官や検察官、弁護人をそれぞれの児童が演じ、実際の裁判の流れを体験しました。人を裁くことの重さを感じながら、裁判の仕組みを深く理解することができました。 昭和館では、戦時中と戦後の日本人の暮らしについて学びました。実物の展示物を見ながら、当時の人々の暮らしに想像を巡らせていました。戦争の悲惨さを改めて理解し、今の世界情勢についても考える機会となりました。 6年生として最後の校外学習となった社会科見学。社会科の学びだけでなく、社会のモラルについても学習しました。今後の学校生活につなげていきます。 1月18日の給食めかじきの照り焼き 切り干し大根のサラダ スキー汁 牛乳 一口メモ スキー汁は新潟県上越市の郷土料理です。上越市は日本で初めてスキーの技術が伝えられた場所として知られています。 スキー汁に入っている食材や切り方にはそれぞれ意味があります。細く切った大根や人参はスキー板、糸こんにゃくはスキーですべったときの雪の上にできた跡、豆腐や雪やあられを表しています。そしてほくほくして甘いサツマイモが入るのもスキー汁の特徴です。 今日は調理員さんたちがいつもより時間をかけて野菜をスキー板のように切ってくれました。まだまだ寒い日が続いているので、スキー汁を食べて心も体も温まりましょう。 1月17日(水)初めの段落に、2つの問いがはっきりと書かれています。「おにごっこにどんなあそび方があるか」と「なぜそのような遊び方をするのか」という問いです。その答えを見つけながら読み進めることで、この説明文に表されたおにごっこのおもしろさを理解させるとともに、自分の体験と結び付けて感想や考えをもてるようにしていきます。 2年生の子ども達が知っているおにごっこというと、「色おに」や「増やしおに」、「こおりおに」が多いかもしれません。教科書の説明文では、おにが逃げる子を捕まえやすくする工夫や、逆に逃げる子がすぐにつかまらないようにする工夫の仕方が書いてあります。逃げる子どもや追いかける鬼の立場で、おにごっこのルールを次々と工夫していくことで、遊び方がとても面白くなるというように論じています。 この単元の後半では、自分で調べたり考えたりした「おにごっこ」についてまとめ、みんなに知らせる活動に発展させていきます。まずは、音読の宿題が出ていると思いますので、教科書の説明文をしっかり読めるように指導していきます。(写真上) 一方、5年生の国語の授業では、「想像力のスイッチを入れよう」という説明文の学習をしています。この単元では、「文章全体の構成を捉えて、事実と感想、意見などとの関係を読み取る」ことを学習課題としていきます。 5年2組では、「想像力のスイッチとはどのようなものだろう」というテーマについて、本文に書かれている情報を「発信する時」と「受信する時」とに分けて考えさせていました。説明文全体では、大きく3つの事例が書かれています。「マラソン大会」と「図形」の事例からは、「与えられた情報を事実の全てだと受け止めてしまうと、間違った思い込みに陥ることになりかねない」と伝えています。一方、「サッカーチームの監督就任」の事例からは、「情報を受ける側の意識を様々にもつことが重要である」と論じています。それにしても、高学年では扱われている説明文が複雑で長いものになります。繰り返し読み、作者の意図することを理解する力が必要になります。(写真中) この説明文の作者は、ニュースキャスターやジャーナリストとして活躍されている下村健一さんです。メディアで活躍する下村さんならではの文章だなと思いました。 2校時に、教育アドバイザー訪問がありました。3年2組の社会科の授業を、教育アドバイザーであり、本校の前校長の道山先生に参観していただきました。 3年生は、社会科の学習として「練馬区のうつりかわり」の学習をしています。今日の授業では、昔の道具を子ども達に見せ、気づいたことをまとめたり、使われ方を予想させたりしていました。用意した昔の道具は、「洗濯板」と「七輪」です。見たことある子が多かったようですが、初めて目にしたという子もいたようです。各班に道具が配られると、物珍しそうに手にして、どんな使い方をするのかを友達と話し合う姿が見られました。(写真下) 3年生は、今月末に社会科見学があります。その日は、石神井公園にある「ふるさと文化館」にも行く予定です。2階の展示室には、昔の道具がたくさん並んでいるコーナーがあります。当日は、ふるさと文化館の指導員の方から説明を聞く予定です。しっかり事前学習を行い、社会科見学の成果が出るように備えます。 授業が終わってから、道山先生からたくさんのご指導をいただきました。本校の若手教員に対して、先生にはいつも温かく励ましていただいています。 1月17日の給食豆腐とわかめのスープ キャラメルポテト 牛乳 一口メモ プルコギは、韓国料理の一つです。韓国語で「プル」は「火」、「コギ」は「肉」を意味します。日本で言う「焼肉」や「すき焼き」のような料理です。本場では、中央が盛り上がった独特の形をした鍋で作ります。 給食のプルコギ丼は、豚肉や玉ねぎ、にんじん、もやし、ニラ、春雨を入れ、しょう油やコチュジャンなどで味を付けています。甘辛い味がご飯にぴったりです。 キャラメルポテトは、揚げたサツマイモに手作りのキャラメルソースをからめて作っています。砂糖とバターを加熱すると、独特のキャラメルの風味になります。焦がし過ぎると苦味が強くなってしまうので、難しい料理の一つです。 1月16日(火)6年生の音楽の鑑賞教材として、宮城道雄が作曲した「春の海」があります。「日本の楽器の音色を味わって聴こう」という学習で、箏と尺八の二重奏で演奏される「春の海」が選ばれています。 この曲ほど日本のお正月にふさわしい曲はありません。年明けのテレビやラジオのBGMとして、昔からよく使われてきています。また、3学期が始まってすぐ、3年生以上の学年は体育館で書き初めを行いましたが、どの学年もCDで「春の海」を流し、席書会の雰囲気を出していました。 教科書には、曲中の2つの旋律についての解説があります。まず、曲の始めの箏と尺八による有名な穏やかでゆったりとした旋律は、「のどかな春の海の様子」を表しています。一方、曲の中間部では、箏と尺八の掛け合い(問いと答え)の旋律が登場します。これは、「漁師の歌声や櫓(ろ)をこぐ音」を表しているとされています。2つの旋律の調べの違いにも気をつけて鑑賞していきます。(写真上) 4年生は、図工の時間に「つくって つかって たのしんで」という学習をしています。ベニヤ板を加工し、生活に役立ち毎日が楽しくなるようなホワイトボードを作ります。 太い垂木はのこぎりを使って切りますが、薄いベニヤ板は電動糸のこを使って切るようにします。のこぎりの使い方は、3年生の頃に学習済みです。今回初めて使うのは、電動糸のこです。5,6年生の図工の授業でも、電動糸のこはよく使います。まず、正しい使い方と安全面についての指導がありました。 電動糸のこを使えば、木の板を自由自在に切ることができます。曲線や直線を組み合わせて自由な作品を作ったり、下描きしてから線に合わせてていねいに切ったりしていくこともできます。 危ない道具として見られやすいですが、指導の仕方次第で子ども達はきちんと扱い、安全に操作していきます。まず、「切っている間は、刃から目を離さない」ということが第一です。これさえ守っていれば、手を切ることはないでしょう。そして、技能の指導のポイントは、板を刃に対して「真っ直ぐに押す」ということです。曲線を切る場合は、板の向きを少しずつ変えながら切るようにします。4年生にとって初めての道具でしたが、みんな真剣に、そして上手に板を切っていました。(写真中) 3年生は、理科の時間に「じしゃくのふしぎ」という学習をしています。磁石につくものとつかないものがあることや、N極とS極との関係、さらには磁石と鉄との関係について調べていく単元です。 2組は、磁石につくものとつかないものを調べる実験をしていました。空き缶やビーカー、アルミホイル、段ボール、釘、輪ゴムなど、身近なものを集めて、棒磁石に引きつけられるかどうかを確かめていきました。空き缶は、スチール缶とアルミ缶の2種類が用意してありました。磁石についたのは、スチール缶と釘だけでした。つまり、鉄でできているものだけ磁石につくということです。(写真下) 2学期に、「電気の通り道」の学習で、「電気を通すものと通さないもの」について実験をしました。その時は、ほとんどの金属が電気を通すことを学びました。今回は、「磁石につくもの」です。多くの子は、アルミホイルやアルミ缶は磁石につくと思っています。あるいは、10円玉や100円玉などの硬貨も磁石につくのではないか…と考えがちです。硬貨類も磁石につきません。ただし、昭和中期に作られた50円硬貨は、磁石につきました。(子どもの頃、確かに磁石についた記憶があります。)その当時の50円玉は、多量にニッケルを含んでいたため磁石についたのだそうです。(現在の50円硬貨は、磁石につきません。) 1月16日の給食サワラの西京焼き キャベツのおかか炒め きりたんぽ汁 牛乳 一口メモ 「きりたんぽ」は、秋田県の代表的な郷土料理の一つです。今日は、このきりたんぽを汁に入れました。 昔、炭焼きや狩りをして、山にこもる漁師さんから「きりたんぽ」が生まれたと言われています。持ってきた杉の木で作った串に、ご飯を細く巻きつけて、炭火でこんがりと焼きました。それを、山で仕留めたキジや山鳥、近くで採れた山菜、きのこなどとともに煮込んだことから、きりたんぽが使われるようになりました。 「きりたんぽ」の「たんぽ」とは、槍の刃を覆う部分のことです。棒に巻き付けた形がそれに似ていることから「たんぽ」と呼ばれ、さらに鍋に入れる時に切って入れたことから、「切りたんぽ」となりました。 1月15日(月)今日は、1校時に5年1組の授業観察をしました。理科の「電磁石の性質」の学習をしていました。乾電池の回路を使った学習は、まず3年生で「電気の通り道」という単元がありました。豆電球を使って、電気を通すものや通さないものを中心に学習しています。また、4年生では「電池のはたらき」という単元がありました。電流の強さや向きを変えて、モーターの回り方や回転の速さを比較したりしてきました。 さらに磁石については、3年生で「じしゃくのふしぎ」という学習をしてきています。磁石につくものとつかないものを調べたり、N極とS極の性質を確かめたりしました。 5年生の電磁石の学習は、それらの学習を基に、実験を通して学習を深めていきます。1組では、「電磁石のはたらきを強くするにはどうしたらよいだろうか」というテーマから、2つの予想で実験を考えました。(1)乾電池の数を増やす (2)コイルの巻き数を増やす・・・今日は、まず乾電池が1個の場合と2個の場合とで、電磁石の力がどうなるのかを確かめました。 電磁石と乾電池の間に検流計(電流計)をつなぎ、電流が電池の数でどう違うのかが分かるように回路をセットしました。検流計は、4年生の実験でも使用してきています。(直列では、電池の数が多いほど電流が大きくなるということも学習済みです。)電磁石の強さを調べるために、実験セット内に入っていた小さな釘を使いました。電池1個と2個とで、それぞれ何個ずつ釘をくっつけることができたかで結果を記録しました。(写真上) 結果は、わずか1〜2個の差でしたが、電池を2個直列につないだ方が電磁石のはたらきが強くなることが分かりました。(実験の方法を工夫することで、もう少し分かりやすい結果を得ることができます。) ところで、5年生の理科の教科書P146に、「電磁石の性質を利用したかぎ」というコラムがあります。学校の門に設置される「電気錠」というもので、電流を入れると電磁石のはたらきで施錠する仕組みです。実は、旭町小の正門は、すでにこの電気錠になっています。設置したのは、今から20年近く前のことでした。校内のスイッチを入れると施錠され、インターホンで人を確認したら解除するようになっています。ただし現在は、夜間のみ電気錠を使用しています。 6年2組の教室で、タイムカプセルに残す思い出を作成していました。先日の学校公開の時にも行っていたように、タブレットを使って写真などを取り込みながら作っています。 各自が作成したものをプリントアウトし、先生が保管して8年後(子ども達が20歳の頃)にみんなで見ようということになっているようです。学校ホームページを見ながら、1学期の武石移動教室の思い出などを振り返っていました。(写真中) 5校時に、1年2組で算数の研究授業がありました。先週の木曜日に、1組で「たしざんと ひきざん」の学習単元に入ったことをお伝えしました。今日の研究授業は、その次の時間(教科書P114〜115)の学習場面でした。 先週もお伝えしましたが、算数ブロックを使ったり図に描き表したりして考えさせることが重要になります。初めに、「5にんが いちりんしゃに のっています。いちりんしゃは、あと3だいあります。いちりんしゃは、ぜんぶで なんだいありますか。」という問題が出されました。5人が一輪車に乗っているということから、使われている一輪車が5台ということになります。そこにあと3台あるわけですから、式は「5+3=8(台)」となります。異種の数量を同種の数量に置き換える…というところがポイントになる問題です。先週同様、1年生が理解できるように授業展開していくところが、教師としての腕の見せどころでした。 本校の算数の授業では、自力解決してから意見交流のラウンドタイムを行うようにしています。しかし、自力解決でつまづいてなかなか前に進めない子も多くいるものです。そこで、先生が戸惑っている子を前に呼び、ヒントを与えていました。黒板でブロック操作を途中までやって見せ、続きは自分の席で行うように支援をしていました。(写真下) たくさんの先生たちが授業を見に来ていたので、いつもの1年2組と違った緊張感が見られました。 1月15日の給食レモドレサラダ いちご 牛乳 一口メモ いちごの表面にあるつぶつぶは、いちごの種のように見えます。これは種なのでしょうか? 答えは、×です。いちごの果実は赤い部分ではなく、種のように見えている「細かいつぶつぶ」のところです。私たちが食べている赤い部分は、「花托(かたく)」と呼ばれています。花托は、果実を育てるためのフカフカの布団のような役割をしています。果実のようで果実でない、いちごのようなものを、本当の果実に対して偽の果実という意味で、「偽果(ぎか)」と呼びます。 いちごは、おいしいだけでなく、免疫をアップしてストレスから体を守るビタミンCを多く含んでいます。風邪をひきやすい季節のデザートに、ぴったりな果物です。 |
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