5月10日の給食サワーキャベツ ボルシチ風煮込み 牛乳 一口メモ 今日は、ロシア料理の一つである「ピロキシ」をアレンジしたピロキシサンドを作りました。 パン屋さんに柏型のパンを届けてもらい、豚肉やみじん切りにした野菜、春雨などで作った具材をはさんで、オーブンで焼いています。とってもボリュームがあって、食べ応えがあるおかずパンです。 ピロキシは、ロシアでは昔から親しまれている料理です。小麦粉で作った生地に、肉や野菜などの具材を詰めて、オーブンで焼いて作ります。おやつとしても人気の料理です。日本だと、豚ひき肉や春雨が入っているイメージですが、具材にはきまりがありません。肉や魚、ゆで卵、野菜などの他に、フルーツやジャムなどを入れた甘いピロキシも人気だそうです。 5月9日(火)教科書には、遊園地で楽しそうに遊んでいる子ども達がたくさん描かれています。1組では、絵の中から人物を選び、迷子のお知らせという形で、その人物を紹介する文章を考えていました。話す側は、その人物の特徴(服装や、どのあたりにいて何をしているかなど)を分かりやすく伝えなければなりません。また、聞く側は、大事なところをメモしながら聞けるようにすることが大切です。(写真上) 昨日の全校朝会で、連休中に森林公園に行った話をしました。森林公園内を歩いていると、時々放送が入りました。迷子のお知らせで、子どもが迷子になって保護されている場合もあれば、保護者が子どもを探している放送もありました。2年1組の子ども達に聞いてみたら、ほとんどの子が迷子になった経験があると言っていました。程度の差はあれ、迷子になった時のあの恐怖感、孤独感をどの子もよく分かっているのだろうなと思いました。 迷子になりやすいタイプとなりにくいタイプがあるとしたら、私は断然迷子になりやすいタイプだったと思います。子どもの頃、田舎から東京に来てデパートに行くと、たいてい迷子になっていました。すぐ親が見つけてくれた時もありましたが、自分の泣き声で周りの人に助けてもらった記憶もあります。都会に来ると、見るもの全てが目新しいものばかりで、すぐにフッと気をひかれていく性分だったのでしょう。ある時は、気が付いたら全く知らない女の人の手を握っていたこともありました。 1年2組の教室で、「生命(いのち)の安全教育」の資料を使った学級指導が行われていました。生命の安全教育は、文部科学省に掲載されている内容で、子ども達が性暴力の加害者、被害者、傍観者にならないために、全国の学校に推奨している教育です。教室では、文科省のホームページにある指導資料を基に、スライドを見せながら授業を行っていました。(写真中) まず、自分の体も他人の体も大切であるということから指導していきます。また、体の大切なところとして、「水着で隠れる部分」として教えていきます。そして、自分の体を見られたり、触られたりして嫌な気持ちになる場面について考えさせ、このような場面での対処法について指導します。 生命の安全教育は、今週から来週にかけて、全クラスで指導することにしています。高学年には、さらにSNSで見えない相手とつながることの危険についても指導を行います。こちらの資料も、文科省のホームページから見ることができます。 中休みに、低学年の子ども達から「校長先生、来て来て!」と、すごい勢いで呼ばれました。校庭南側の桜の木の近くに、子ども達がたくさん集まっていました。見ると、4年生の子が手にヒキガエルを持っていました。カエルは、桜の木の根元に隠れていたようで、まさか子ども達に捕まって大騒ぎになるとは思ってもみなかったのでしょう。 この大きさのヒキガエルは、旭町小の中庭でよく見かけます。子ども達も、「中庭から来たんじゃないの…」と話していました。3月の上旬、池に大量の卵を産み付け、ヘロヘロになっていた姿は確認済みでした。その後、池の中のオタマジャクシの方にばかり気が行っていましたが、親ガエルはちゃんと餌をたっぷり食べていたのか、丸々と太っていました。その時、「すごい!」とつぶやいた1年生の言葉の意味が分かりました。カエルがいたことの驚きのみならず、素手でカエルをつかんでいたお兄さんに対してのびっくりだったようです。(写真下) 5月9日の給食鶏肉の甘辛味噌炒め 実だくさん味噌汁 牛乳 一口メモ 今月の給食目標は、「食事のマナーを身につけよう」です。食事のマナーを守るということは、クラスのみんなが気持ちよく過ごせるようにという思いやりにもつながります。給食の時間がもっと楽しくなるために、マナーを守って過ごせるように指導していきます。 では、配膳の仕方のマナーを確認してみましょう。ご飯は左側で、汁物が右側になります。これは、配膳の基本です。ご飯を左側に置くことで、スムーズに食事を進めることができます。ぜひご家庭でも配膳の仕方を意識して、マナーの向上を図ってみてください。 5月8日(月) その21組では、日本海側の地方において、冬に雪が多く降る理由について考えさせていました。資料として、冬の降水量の分布図や日本の地形図、夏と冬の季節風を示した図、さらには雪雲ができる仕組みを示した日本列島の断面図が使われていました。資料をもとにグループで考えたことを発表し合い、クラス全体で共有していきました。(写真上) 新潟県などの日本海側での降雪の仕組みは、東京の雪の降り方とは全く違います。太平洋側で時々大雪になるのは、低気圧の接近による雨が、上空の寒気の影響で雪のまま地上に落ちてくるためです。しかし、日本海側の雪は、北西の季節風と湿った空気、さらには山地のある地形が関係し合って降っています。冬の季節風は、大陸からやって来るために乾燥しています。しかし、日本海に暖流が流れ込み、その上を通って来るうちにたっぷりと湿った季節風になって日本海側に到達します。その湿った季節風が平野部を越えて山地に当たると、上昇気流となって雪雲を発生させ、日本海側の地方に大雪を降らせることになります。 ちなみに、山地を越えた風は乾いた空気となり、関東地方は冬に乾燥した毎日が続きます。同じ日本でも、こんなに気候が違うのかと驚きです。私は、高校生までの18年間を新潟県(それも、雪の深いことで有名な上越市(旧高田市))で過ごしてきたので、よく分かっています。ぜひ一度、体験してみてください。大雪の日に、新潟県の海岸に行ってみると分かります。日本海の上空は晴れているのに、陸地の真上には灰色の雲があり、雪がしんしんと降ってくる様子を見ることができるでしょう。 6年生は、算数の時間に「文字と式」の学習をしています。数量の関係を文字(XやY)を用いた式で表すことを理解させていく学習です。今日は、円の直径の長さを□cm、円周の長さを〇cmとして、この関係を式に表す課題から取り組みました。そして、今まで□を使っていた部分を「x(エックス)」、〇を「y(ワイ)」に置き換え、文字を使って関係を式に表せることを学習しました。(写真中) □や〇をxやyに換えただけですが、算数がいよいよ「数学」に近づいてきた感じがします。xやyは、外国語の授業でもよく目にするアルファベットの中にあります。しかし、今回算数の授業で扱うxとyは、筆記体で書くようになっています。(教科書に、xとyの書き順が示されています。) 現在の外国語の授業では、筆記体は存在しません。英語を書く時は、活字体の大文字と小文字のみを使うことになっています。昔は、筆記体で英語の授業が行われていました。しかし、今から20年ほど前に改定された中学校の学習指導要領を境に、筆記体を扱わなくなりました。筆記体は昭和世代、活字体は平成世代と言われる「世代ギャップ」が存在しているようです。 一方、算数の学習で筆記体を残しているのは、アルファベットの文字が算数の記号や数字と間違わないようにするためです。x(エックス)は、×(かける)の記号とそっくりです。自分としては、dl(デシリットル)やl(リットル)、t(トン)などの単位記号も筆記体に戻してもらいたいと思っています。 1年生は、生活科の時間に「きれいに さいてね」という学習をしています。いろいろな種があることを知り、実際に種をまいて育てる活動を行っていく学習です。 1組では、生活科の教科書に紹介されている草花の種の写真を見て、気が付いたことを発表し合っていました。教科書には、これから全員が育てていくアサガオの他に、ヒマワリ、マリーゴールド、ホウセンカ、オシロイバナ…と、たくさんの種の写真が紹介されています。よく見ると、どれも大きさや形が様々であることが分かりました。(写真下) 1年生の教室の外には、学級園用の花壇があります。今度、子ども達がそれらの草花の種まきをすることになりました。種から植物を育てた経験のある子が何人かいたようです。種をどうやってまくのか、土はどうするのか、水やりは…と、一つ一つ基本から学んでいきます。さらに、全員が育てるアサガオの種まきも楽しみになってきました。 5月8日の給食野菜オムレツ ベジタブルスープ 牛乳 一口メモ 野菜オムレツは、卵にハム、玉ねぎ、じゃがいも、にんじん、枝豆を混ぜてオーブンで焼きました。今日は、オムレツにケチャップをつけて食べるようにしました。 問題です。今日のオムレツを作るために使った卵の量はどのくらいでしょうか? (1) 300個 (2) 400個 (3) 500個 答えは、(3)の500個です。調理員さんが一つ一つ手で卵を割り、殻が入らないように溶いた卵を網でこしてから使っています。 給食で使用した卵の殻は捨ててしまいますが、マヨネーズを作る会社では殻を利用しているそうです。カルシウムが豊富なので、高齢者用の食事やベビーフード、麺やスナック菓子などに使われます。また、チョークやタイヤの原料としても利用価値があるそうです。 5月8日(月) その1全校朝会は、体育館で行いました。「緑の効果」というテーマで話をしました。 ・・・ゴールデンウィークが終わりました。連休を使って家族で出かけたり、友達とたっぷり遊んだりした子が多かったことでしょう。これから梅雨の時期に入るまでの1か月間は、春から夏に向かうとてもさわやかな気候が続く時期です。学習にも運動にも気持ちよく取り組むことができそうです。 旭町小では、雨の日でない限り、休み時間は外に出て遊ぶ約束になっています。子どものうちに外遊びが大切であると言われるのには、いくつかの理由があります。まず、何よりも健康な体をつくるためです。将来、大人になっても健康な暮らしが続けられるようになるためには、子どもの頃の外遊びが大切です。丈夫な体の骨や筋肉を身につけるだけでなく、大けがをしないように身をかわしたり、手をついたりという俊敏な動きも外遊びの経験から獲得することができます。 さらに、外遊びが大切な理由として、心を健康にする効果があげられます。健康というのは、体も心も健康であることを言います。せっかく丈夫な体があったとしても、イライラや悩み事があったら、心が健康であるとは言えません。外の空気や緑の景色に触れることで、心も健康になるのです。 校長先生は、この連休中に森林公園に行ってきました。森林公園は、光が丘公園よりももっと広い公園で、季節に合わせていろいろな花を楽しむことができる場所です。一周すると14kmもあるサイクリングコースやアスレチック広場などがあり、子どもから大人まで楽しめる公園です。当日は、連休中ということもあり、たくさんの家族連れでにぎわっていました。 森林公園というだけあって、公園全体がうっそうと茂った森の中にあります。たくさんの木々に囲まれた道を歩いていると、ウグイスを始め、いろいろな鳥の声が聞こえてきました。そして、目に飛び込んでくるのは、緑一色の景色です。人は、植物のもつこの緑色を目にすることで、体の健康のための様々な効果を得ているそうです。人間は、はるか昔の原始時代には、森や草原の中で暮らしていました。つまり、長い年月の間、緑一色の中で生活してきたのです。その遺伝子が私たちの体の中に残っているため、緑いっぱいの景色を見ることで、心や体をリラックスさせる効果があると言われています。ですから、人の心を穏やかにするために公園や街のあちこちに木が植えられているのです。学校の校庭の周りに木がたくさん植わっているのも同じ理由です。全く植物のない学校で生活するのと、このようにたくさんの木々に囲まれて生活するのとでは、きっと私たちの普段の気持ちのあり方は違っているのだろうと思います。 ところで、来週一週間は、「大縄跳び週間」になっています。クラスごとに大縄を跳ぶ練習に取り組み、次の週の月曜日には、記録会があります。大繩の記録を伸ばすためには、クラス全員の協力が必要です。間を空けずに続けて跳んでいけるようになることや、縄にひっかからないようにすることで、どんどん記録が伸びていきます。みんなで協力してクラスの新記録が出た時の喜びは、格別なものがあります。どのクラスも、目標をもって練習に取り組み、がんばっていきましょう。・・・ 校長の話に続いて、転入生の紹介(写真上)と全校遠足のポイントラリーの結果発表(写真下)がありました。 5月2日(火)教科書に載っているのは、「あさの おひさま」という詩です。「あさひの おひさま おおきいな のっこり うみから おきだした」という第一連と「あさひの おひさま あかい かお ざぶんと うみで あらったよ」という第二連からできています。太陽が擬人化されてユニークに表現されていることに加えて、口にしてみると心地よいリズムがあるのが特徴になっている詩です。さらに、繰り返しの表現や「のっこり」「ざぶんと」などの面白いオノマトペが使われていて、子どもにとってもたくさんの魅力あふれる詩になっています。 来週あたりから、1年生も音読の宿題が始まる頃です。教科書をしっかり手に持ち、姿勢をよくして、繰り返し音読をする習慣がつくようにしていきます。(写真上) 教科書には作者名が書いてありませんが、「あさの おひさま」の詩は、神沢 利子さんが著した「大きなけやき」という詩集の中の一つです。神沢 利子さんは、詩人でもありますが、児童文学作品も数多く手がけています。「ちびっこカムのぼうけん」や「くまの子ウーフ」の作者です。御年99歳とのことです。 5年生は、算数の時間に「変わり方を調べよう」という学習をしています。1つの数量が増えると、それに伴ってもう1つの数量がどのように変わるのかを調べる中から、「比例」の関係について学習をしていく単元です。今日は、直方体の高さが、1cm、2cm、3cm…と変わった場合の体積の変化を表にすることから、2つの数量関係を調べていきました。(写真中) 5年生の算数の学習において、多くの子ども達がつまずくのは、「割合」の学習です。5年生の教科書に載っている単元のうち、「割合」に関係のある単元は約半数近くあります。「割合」は、結局は「比例」の考え方が基になっているので、「比例」に関係のある単元が5年生の算数の半数を占めると言ってもよいくらいです。また、「中学校での数学の考え方につながる学習が、5年生から始まっている」とも言われるほど、5年生の算数で習う各単元内容が重要になってきます。きちんと理解できているのかを常に確認しながら学習を進めていく必要があります。 3年生は、社会科の時間に「学校のまわりのようす」の学習をしています。先週水曜日に、学校の周りの道路を歩いてくる予定でしたが、雨のために中止になりました。今日は、2組の教室で、自分たちの地域にはどんな建物や緑(公園)があるかを学区域地図に色をつけながらまとめていきました。 便利なことに、タブレットを使ってGoogle ストリートビューを利用することで、教室にいながら自分たちの学区域の様子を見回すことができます。学校を出るとすぐに上練馬公園があり、住宅地を抜けると光が丘公園やトンボ池のあるはんの木緑地もあります。ストリートビューで見ると、たくさんの木々が生い茂っていることが分かりました。また、学校の西側の坂を下ってバス通りに出ると、焼き鳥屋さんなどのお店がいくつかあることも確認することができました。(写真下) ところで、このストリートビューを、私も久し振りにパソコンで開いてみました。自分の住所を入力すると、我が家が画面に映りました。玄関前を見ると、パンジーやビオラが吊り鉢で飾ってあるので、冬の頃に撮影されたものと分かります。(よく見ると、撮影日時が記されていて、今年の1月になっていました。)自分の家の前をストリートビューの撮影車が通って行ったんだと思いました。 5月2日の給食小松菜とひじきのナムル 中華スープ オレンジゼリー 牛乳 一口メモ 5月5日の端午の節句は、男の子の健やかな成長を願う行事です。こいのぼりや5月人形を飾ったり、邪気を払うと言われるショウブを浮かべたお風呂に入ったりする習慣があります。また、食べ物では、柏餅やちまきを食べるという習慣が昔からありました。 ちまきは、中国から伝わったもので、もち米やもちを竹の皮で包んだ料理です。 今日の給食では、少し早いですが「こどもの日」にちなんで、ちまきの中身である「中華おこわ」を作りました。具材には、豚肉やたけのこ、コーン、干ししいたけが入っています。いつもの米にもち米を混ぜて炊いているので、もちもちとした食感になっています。 全校遠足コロナ禍でここ何年かは内容を大きく変えて実施してきたのですが、今年度はコロナ前の内容に戻し、お弁当も公園で友達と一緒に食べました。 本校の全校遠足はたてわり班活動を基本としています。一度顔合わせをしただけだったので、迷子になる子がたくさんいるのではと心配していたのですが、6年生がものすごく気を遣って面倒を見てくれて、どの班も無事に活動することができました。 午前中は、公園内でのポイントラリー「忍び峠を制覇せよ!」で盛り上がりました。子供たちだけで班ごとにポイント(見張り場)を回って、様々な課題に挑戦します。出来具合によってもらえる点数が変わるので、全校遠足後に全て集計して発表することになっています。ポイントラリーの後は、たてわり班ごとにお弁当を食べてから班遊びを楽しみました。 1、2年生は、ここまでの活動で終わりで帰校しました。3年生以上の学年は、さらにクラス遊びで公園内を走り回って全校遠足を満喫していました。 学校のすぐ近くに、緑がいっぱいの広い公園があることも恵まれていますが、そこで思いっきり楽しい時間を過ごすことができて、子供たちも十分満足して帰ってくることができました。 5月1日(月)たてわり班のプラカードを持った6年生を先頭に、校庭に全校児童が集合しました。班長が、先日の1回目のたてわり班会議で決めた並び方で整列させ、人数を数えて担当の先生に報告していました。この何気ない役割が、遠足全体を通してとても重要な責任となり、一日の終わりにはその重さに気づくことになりました。 今回の全校遠足は、過去3年間のコロナバージョンとは違い、それ以前の通常のやり方で実施しました。まずはたてわり班ごとに学校を出発し、光が丘公園の芝生広場で始めの会を行いました。 旭町小学校は、光が丘公園のすぐ隣にある学校です。これほど自然環境に恵まれた立地条件はありません。一歩公園の敷地内に入ると、うっそうと茂る木々と緑のシャワー、そしてたくさんの鳥の声…朝からたくさんの人が癒しに訪れている理由がよく分かります。本校は以前、公園内の周回コースを使ってマラソン大会を行っていたことがありました。現在では、1年生のどんぐり拾いで秋に利用することはありますが、普段からもっと学習場面で活用してもよさそうな場所です。(写真上) 始めの会の途中、黒ずくめの忍者が登場しました。急に後ろから大きな声が聞こえ、子ども達の前に飛び込んできました。この3年間、出番がなかった忍者だったので、以前の全校遠足を知らない先生方や3年生以下の子ども達はびっくりしたことでしょう。高学年の子ども達も、はるか昔の記憶だったので、「ああ、こうだったっけ」という表情で、見つめていました。 ポイントラリーは11か所設けられ、先生方がそれぞれの場所で子ども達が来るのを待ちました。ポイントでのミッションは、全て忍者の修行場所の設定になっています。「忍び走り」では、2人がケンケンをして30秒以内にゴールすると得点になります。また、手裏剣を投げたり、暗号を解いたりするポイントも用意されていました。各ポイントでは、低・中・高学年と出場する子どもが指定されていて、あらかじめ誰が行うかは1回目の会議で決めてありました。代表の子が挑戦している間、一生懸命他の子ども達が応援している姿がとても微笑ましく感じられました。(写真中) 「はい! ポーズ!」のポイントは、たてわり班でそろって写真を撮ってもらう場所になっていました。今日は、3人の写真屋さんに来てもらい、子ども達の姿を写真に収めていただきました。班の集合写真を含め、たくさんのスナップ写真を撮影してもらっています。後日、ネット販売のお知らせがあると思います。 ポイントラリーが終わり、お腹を空かせて子ども達が戻ってきました。楽しみにしていたお弁当の時間です。木陰に移動して、班で広がって場所を作り、お弁当を食べました。この3週間、黙食は解除されたとは言え、教室では全員前向きで給食を食べています。今日は外で距離をとっているため、お互いの顔を見ながら楽しくお弁当を食べることができました。 お昼を食べた後は、班遊びをしました。広い芝生の上で思いっきり走り回って遊びました。それらの遊びも、6年生が中心になってあらかじめ考え、用意してきたものです。楽しく遊び回る低学年の子ども達を見て、きっと高学年としてのやりがいを感じ取ることができたはずです。(写真下) 終わりの会では、2年生と6年生の代表児童が感想を発表しました。とても立派な感想に、大きな拍手がわきました。1,2年生は、先に学校に戻って下校の準備をしました。3年生以上は、クラスごとに遊びの時間を設けて、さらに公園で過ごしてから学校に戻りました。楽しさいっぱい、そして活動内容がいっぱいの全校遠足でした。 4月28日(金) その2図工の授業では、絵や工作の内容がほとんどですが、「造形遊び」としての図工の学習が位置付けられています。粘土を使った造形遊びは、子どもが創造する力や工夫する力を培っていく上で、欠かすことのできない遊びです。ああしてみよう、こうしてみようと工夫する中で、粘土の特性をたっぷりと体感させてあげることが大切です。また、粘土には、やり直しのきく自由な形づくりの楽しさがあります。出来栄えよりも、「もっとつくりたい」という思いを引き出すことをねらいとして、低学年での造形遊びが位置づけられています。 1,2校時に、1組の子ども達が粘土でいろいろなものを作っていました。一歩教室に入っただけで、「見て、見て…」とお呼びがかかるほどでした。お団子やドーナッツ、餃子を作った子もいれば、雪だるまや恐竜、かわいらしい動物を作った子など、粘土が次々と思い思いの形になっていきました。こういう時は、必ずどの子も、粘土を手にして何かをつぶやきながら作っています。きっと、我々大人が見えている粘土の形とは違ったものが、子ども達の頭の中に映っているのでしょう。(写真上) 2年生は、国語の時間に「きょうの できごと」という学習をしています。日記を書くことを通して、身近な生活の中から自分が書きたいことや伝えたいことを見つけ出し、書く力を育てていく学習単元です。 教科書には、日記に書くこととして、「したこと」、「見たこと」、「見つけたもの」、「言ったこと」、「聞いたこと」、「思ったこと」などの視点が「たいせつ」というコラムに書かれています。また、『できすぎ君』が書いたお手本の日記が掲載されています。家でコロッケを作っているお母さんのお手伝いをした時のことを日記にしたものです。日記の書き方もすばらしいのですが、何よりもお母さんが手作りのコロッケを作っているというところ自体が、『できすぎ君』の家だなと感じさせられました。 1組の子ども達が、何を日記に書こうかな…と悩みながら鉛筆を手にしていました。まずは普段の出来事でよいのです。文章を書くことに慣れていけるように指導を続けていきます。(写真中) 3年生は、これから理科の学習で、いろいろな植物の種をまいて、その成長の様子を観察していきます。3,4校時に、1組で種の観察をしていました。3年生で育てていく植物は、「ダイズ、オクラ、マリーゴールド、ホウセンカ、ヒマワリ」の5種類です。全員に1粒ずつ種を渡し、虫めがねを使って形や色をじっくりと観察していました。 ダイズは、豆まきをする時の豆そのものです。オクラは、食べている時は未熟な白いまん丸の種ですが、あのまま熟すと茶色い粒々の種になります。マリーゴールドの種は、細長い特徴的な形をしています。ここまで丸い種が続いていたので、手にした子ども達はびっくりしていたようでした。(写真下) 連休明けには、これらの種まきをします。どのように成長していくのか、成長記録をつけながら観察を続けていきます。ところでマリーゴールドは、これから夏の花壇用によく苗が使われます。また、野菜畑の縁にもマリーゴールドが植えられている様子を見かける時があります。マリーゴールドには、土の中にいるセンチュウを寄せつけない効果があるため、農薬を使わずに害虫駆除ができることで有名です。こんな小さな種の中に、すばらしい力が宿っているのですね。 4月28日(金) その1佐藤前副校長先生は、現在勤務している学校の離任式と重なってしまったため、朝の時間に来ていただきました。2年生以上の学年が集まり、温かな雰囲気で離任式が始まりました。(写真上) また、5校時は2人の先生に来ていただき、朝と同様にお別れの式を行いました。代表の児童が作文を読み、花束を手渡しました。(写真中) 全校で旭町小学校の校歌を高らかに歌い、離任された先生方にしっかりと気持ちを伝えることができました。退場する時は、学年ごとに通路を作り、「先生さようなら」の歌をうたいながらお別れしました。涙を流していた子も多く、お世話になった先生方との深いつながりを感じました。(写真下) 4月28日の給食キャベツのキッシュ風 ポテトスープ 牛乳 一口メモ 「キャベツのキッシュ風」は、鶏肉やキャベツ、玉ねぎ、卵、生クリーム、チーズを混ぜて、オーブンで焼いて作りました。 キッシュとは、フランスを代表する家庭料理の一つです。パイ生地やタルト生地の中に、炒めた野菜やベーコン、チーズ、生クリーム、卵を混ぜた具材を入れて、オーブンで20〜30分ほど焼いて作ります。 今日の給食では、パイ生地を使わずに、カップに1人分ずつ入れて作っています。生クリームやチーズを使っているので、いつもの卵料理よりもコクが出て、ふんわりとした仕上がりになっています。 音楽朝会今回は明日の離任式の練習を兼ねて、「校歌」と「先生さようなら」の2曲を歌いました。1年生にとっては、小学校に入学して初めての音楽朝会です。入学式の時に、歓迎の出し物で2年生の歌声は聴いているのですが、全校児童の歌声に参加するのは初めての経験でした。少しずつ歌えるようになってきた「校歌」を、みんな一生懸命に歌っていました。 他の学年の児童も本当によく声を出していて、体育館で歌う全校児童の歌声は本当に貴重だなと改めて思いました。 「先生さようなら」の歌は、離任された先生方のお名前を入れて、感謝とさようならを伝える歌です。離任式には1年生は参加しないので、来年度のために聴いてもらいました。子供たちは離任式をとても楽しみにしています。久しぶりに会うことができる懐かしい先生方です。その思いをきちんと歌に込めて歌っていました。今後、さらに子供たちの歌声が、響きのある豊かな声になっていくのが楽しみでなりません。 2年生 図画工作科「み〜つけた!」(鑑賞活動)本日の授業では、カラフルな点々の隙間に5つの「たからもの」を描き、描いたたからものをみんなで見つけて楽しむ鑑賞活動を行いました。たからものはえんぴつで描きます。小さく、誰にも見つからないような場所を探して、隠したい形をこっそりと描いていきます。たからものをこっそり隠す活動はわくわく感たっぷりです。 鑑賞タイムでは、友達が隠した5つのたからものを探します。どの子も絵をじっくり見ながら、探す活動を楽しんでいました。たからものを見つけてもらった子も、見つからないようにうまく隠すことができた子も、友達と嬉しそうに感じたことを伝え合っていました。図画工作科では、作品を楽しみながら鑑賞する活動を通して、造形的なものの見方や考え方を広げていきます。 登校班会議登校班の班長を中心に、班の問題を話し合いました。「おしゃべりが多い」「忘れ物をして戻ることがある」「集合・出発時間が早い」等の問題点があがり、それらを改善して登校できるようにしていこうとみんなで確認することができました。 明日からは問題点を改善して、安全に時間を守って登校できるようにしてほしいです。 4月27日(木)1年生の道徳の教科書が、どんな内容になっているのかご存知でしょうか? 最初のうちは、絵だけのページで構成された資料になっています。ですから、絵を見てお互いの考えを話し合う授業展開となります。今日学習していたページには、朝起きたところ(目覚まし時計が鳴って起きている)→家族で朝食を食べているところ→歯みがきをしているところ→登校しているところ(横断歩道を渡り、杖をついたお年寄りとすれ違っている)→お母さんと買い物に行っているところ→お風呂に入っているところ(お父さんと一緒に)→寝ているところ・・・という絵が描かれていて、これらの絵を見て話し合いをします。(写真上) 食事や歯みがき、就寝など、日常生活を振り返らせて、気持ちの良い毎日を過ごすために大切なことについて考えさせていきました。「ぼくも一人で起きているよ。」という子もいれば、「私も毎日歯みがきをしてから学校に来ています。」という子もたくさんいるでしょう。また、お母さんのお手伝いをして買い物に一緒に行ったり、決まった時刻に寝るようにしたりしている子もたくさんいるようです。 登校中の絵については、通学案内として旗を持っている人に、きちんとあいさつをしているところに気づいた子がいました。また、お年寄りが前から来るのに、道を譲っていないことに気づいて発表していた子もいました。道徳の資料なので、よくよく見ると様々な意見が出てくるように作られていることが分かります。 3年生は、算数の時間に「時刻と時間のもとめ方を考えよう」という学習をしています。ある時刻から30分後や30分前の時刻というように、時刻を求める問題を学習します。また、ある時刻からある時刻までの時間(何時間何分、または何分間)を求める学習もします。 2年生の算数でも「時刻と時間」の学習をしてきました。時刻と時間の意味を理解するとともに、午前・午後の意味について知ることや、1日は24時間であることを学習してきています。特に時計の学習では、日常生活の中で繰り返し経験することで、少しずつ理解が進むようになるものです。 ところで、「時間」という言葉は、よくよく考えると結構難しいところがあります。日常会話では、「時刻」と同じ意味で用いられることが多いのではないでしょうか。しかし、算数ではきちんと使い分けをしています。簡単に区別すると、算数で言う「時刻」は「何時何分」、時間は「何時間、または何分間」という形で表すようになっています。 今日、3年生の各教室で取り組んでいたのは、「公園を出て30分歩いて、学校に11時10分に着きました。公園を出た時刻は何時何分ですか。」という問題でした。ある時刻から、一定時間前の時刻を求める問題です。算数の教材用の時計を使ったり、数直線で考えさせたりしていました。一番分かりやすいのは、時計の模型を使い、針を30分前に動かすことでしょうか。次第に慣れてくると、教室の時計を見て、頭の中で針を動かしながら考えられるようになっていきます。(写真中) 身の周りではデジタル式の時計が多くなってきています。私も、腕時計はどうしてもデジタル式が好きで、手放せません。ただ、子どもが小学生のうちは、家庭内の時計はなるべくアナログ式のものにしてあげた方が良いのかもしれません。 道徳の教科書には、様々なスポーツ選手が資料として取り上げられています。6年生の教科書には、「自分を信じて」という元フィギュアスケート選手の鈴木 明子さんの生き方が載っています。 鈴木選手は、小さい頃からスケートを始め、頭角を現してきました。しかし、環境の変化から摂食障害で健康を害し、競技に出られない日々が続きました。世界的に活躍する多くのフィギュアスケートの選手は、ほとんどが10代から大会に出て活躍しています。24歳でバンクーバーオリンピックに出場した鈴木選手は、稀にみる遅咲きのスケーターだったのです。さらに鈴木選手のすごかったところは、そこからまた4年後のソチオリンピックを目指して、3回転−3回転の連続ジャンプができるように努力を続けたことでした。 演技が終わった後、満面の笑みで観客に応える鈴木選手の背後には、くじけずに努力し続けた強い意志があったことが伝わってきました。(写真下) 4月27日の給食ホキのフライ オニオンドレッシングサラダ かぶの味噌汁 牛乳 一口メモ ホキというとあまりなじみのない魚ですが、お弁当の魚のフライや、フィッシュバーガー、かまぼこなどによく使われている魚です。臭みがなくて、とても食べやすい人気の魚です。給食でも、フライにするだけでなく、マヨネーズ焼きなどでも使用しています。 ホキは、ニュージーランドやオーストラリア付近の深海で獲れる魚で、体長は大きいものだと120cmにもなるそうです。 クイズです。ホキは、オーストラリアでは何と呼ばれているでしょう? (1) ホワイトフィッシュ (2) ツナ (3) ホキ 答えは、(3)のホキです。オーストラリアでもホキと呼ばれているそうです。 4月26日(水)象形文字は、目に見える物の形を、具体的に描いてできた漢字です。「馬」、「山」、「門」など、絵から始まり、それがもとになって漢字が出来上がりました。この象形文字については、1年生も2学期に習うことになります。「かん字のはなし」という学習として紹介されています。 指示文字は、「上」や「下」など、目に見えない事柄を印や記号で表した漢字です。また、会意文字は、漢字の意味を組み合わせてできたものです。「鳴」は「口」+「鳥」、「明」は「日」+「月」などの漢字が当てはまります。 形声文字は、音(おん)を表す部分と意味を表す部分とを組み合わせてできた漢字です。多くの漢字が、この形声文字に属しています。「草」という漢字は、「くさかんむり」が意味を表し、「早」が「ソウ」という音を表しています。 先日、3年生が国語辞典の使い方の学習をしていることをお伝えしました。同時に4年生の教室では、漢字辞典の使い方を学習しているところです。しかし、どちらの学年も、配当されているのは1〜2時間程度です。なかなかそれだけの時間で辞典を使いこなせるまでには至りません。学校では、3,4年生の教室がある3階の廊下に、両方の辞典が常時置いてあります。一年間をかけて国語辞典や漢字辞典を手にするようにさせ、それぞれの使い方に慣れ親しむようにしていきます。 3年生の音楽の時間では、リコーダーの練習が始まっています。1,2年生の時は、鍵盤ハーモニカを使っていましたが、いよいよ3年生からはリコーダーを主に使っていきます。先週は、息の吹き方(タンギング)を練習していました。今週は、シとラの音を実際に出し、指の動かし方とタンギングを組み合わせて練習をしています。(写真中) 3年生でリコーダーを始めると、毎年なぜか左右の手が逆になる子が出てきます。リコーダーは、左手を上の方に、右手を下の方にして持ちます。リコーダーの練習では、シやラ、ソの音を最初に指導するため、どうしても利き手である右手で押さえようとしてしまいます。次の音楽の時間にまた注意され、さらに夏休み明けになるとまた左右が逆になって…の繰り返しになる子が出てきます。体で覚えさせていくということは、とても難しいことです。 5年生は、社会科の時間に「日本の国土のすがた」についての学習をしています。3年生では練馬区を、4年生では東京都を学習してきました。5年生では、日本の国土全体についての学習をしていきます。 日本が南北に長い島国であることや、様々な地形が見られることなどを、資料を基に学習していきます。1組では、NHK for School の動画を使って学習していました。日本の国土には、平野や盆地、山地があり、火山が多いことが紹介されていました。また、島国なだけに、様々な海岸線があったり、美しい島々を見ることもできたりします。動画には、沖縄県の八重山諸島が映し出されていました。サンゴ礁に囲まれた、とてもきれいな島が点在しています。(写真下) 実は・・・3月末の春休みに、沖縄県の八重山諸島に行ってきました。沖縄県に行ったのは、今回が初めてのことでした。石垣島に2泊し、西表島や竹富島を回りました。ハイビスカスやブーゲンビレアを始め、東京では夏にしか見られない花がたくさん咲いていたのにはびっくりしました。(それも、ごく自然な状態で茂っていた…)また、西表島では、オオゴマダラという珍しいチョウの楽園があり、感激しました。天候には恵まれませんでしたが、見るもの全てが南国ならではのものばかりで、とても印象に残る旅になりました。 4月26日の給食じゃがいものそぼろ煮 キャベツと小松菜の味噌ドレサラダ 牛乳 一口メモ ひじきご飯は、給食で人気のメニューの一つです。 ひじきの他に、にんじんやしいたけ、こんにゃく、油揚げなどと一緒に味付けして、炊き立てのご飯に混ぜて作りました。 クイズです。ひじきは、漢字で書くとある動物が入っています。ひじきの形がある動物のしっぽに似ていることから、その漢字が当てはめられました。その動物とは、次のどれでしょうか? (1) パンダ (2) シカ (3) ウマ 答えは、(2)の「シカ」です。ひじきを漢字で書くと、「鹿のしっぽの野菜」という意味で、「鹿尾菜」(ひじき)と書きます。シカのしっぽを見る機会があったら、ひじきと似ているか調べてみてください。 |
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