9月7日の給食キャベツのツナソテー 米粉の黒糖ケーキ 牛乳 一口メモ 今日のデザートは、「米粉の黒糖ケーキ」です。いつもケーキを作る時は小麦粉を使っていますが、今日はお米を粉にした「米粉」を使って作りました。もちもちとして、小麦粉のケーキとはまた違ったおいしさが楽しめます。 なぜ米粉を使うのかというと、おいしくなるということの他に、「米の消費を増やす」ということもあります。日本の食糧自給率はおよそ40%で、ほとんどの食べ物は輸入に頼っています。そこで、日本でたくさん栽培されているお米をもっと使うために、米粉が使われるようになってきました。ご飯として食べるだけでなく、米粉にして様々な料理に使うようになりました。 米粉のケーキを食べながら、日本の食糧事情についても考えてほしいと思います。 6年生「水泳記録会」今年度は、記録会に向け、一人一人がめあてをもちながら取り組むことができました。その成果として、よりスムーズな泳ぎになったり、より正確な泳ぎになったり、より長い距離を泳げるようになったりしました。 この成功体験を、これからの学校生活にも生かしていきたいです。 9月6日(水)今まで習字道具の小筆は、名前を書く時にしか使っていませんでした。筆をしっかり立てて持ち、半紙に書く文字のバランスに気を付けて清書する学習になりました。(写真上) この俳句は、松尾芭蕉の紀行文「奥の細道」に入っていて、山形県の立石寺(山寺)に参詣した際に詠んだ句とされています。だいぶ昔ですが、山寺に行ったことがあります。確かに、この句が書かれた石碑がありました。「しずかさ」が「しづかさ」になっているのは、旧仮名づかいのためです。「セミの声がするのに、何で静かなの?」と思うかもしれませんが、「しづかさ」を漢字で書くと「閑さ」です。「のどかで、のんびりとしていること」という意味があり、ひっそりとしたたたずまいの中で、セミの声が山寺の岩々に反響していることを句に表したのではないでしょうか。 ところで、セミと言えば…今年の夏はセミの声があまりしなかったように感じませんか? 先月、他の人からそのことを聞き、そう言われればいつもの年よりもセミがいないなと思うようになりました。セミは、暑すぎると鳴くのをやめるそうです。さすがの夏の王者であるセミも、猛暑には勝てなかったようです。 2学期に入り、1年生のカタカナの学習が始まりました。2組では、カタカナの練習ドリルを今日から使い、毎日少しずつ取り組んでいくことになりました。今日は、「コ」と「ツ」の2文字を習いました。カタカナをすでに知っている子がほとんどで、「簡単だよ…」、「知ってるよ…」という声が聞こえてきました。ところがどっこい・・・。 まず、「コ」は2画で書くことや、1画目と2画目をぴったりくっつけて書くこと、「ツ」と「シ」の違いや「ツ」の3画目は上から斜めに払うことなどを指導しました。続けて書き順の練習です。「コ」を空中で手を鉛筆代わりに出し、「イチ、ニ」と言いながら大きく書きました。(写真中) 書き順の指導後、ドリルブックに何回か「コ」をなぞって書きました。ところが、びっくりです。「コ」を1画で書いている子が何人かいたのです。書き順の空中筆をしていなかったのか、独学で間違えて覚えてしまっていたのか…。この時点で書き方を間違えてしまったら、小学校の6年間、いや、大人になっても間違ったままでしょう。全ての学習のスタートとなる1年生の学習には、こういうことが毎日のようにあるのです。 今日は、練馬区連合水泳記録会の日でした。6年生が一人1種目に出場し、自己ベストタイムを目指しました。4年前までは、近隣の3校の6年生が集まって行われていました。これからは、各校で開催することになっています。旭町小では、来年度記録会がある5年生が、プールサイドで応援する形で行うことにしました。 6年生は、2年生の時まで通常に水泳指導が行われていました。翌年の3年生の頃からコロナ禍に入り、水泳指導がほとんどできていない状況でした。(昨年、一昨年も、プールに入ることができたのは1回ずつくらいでした。)今年は、6月から毎週のように水泳指導がありましたが、そう簡単に水泳の感覚が戻ってくるわけではありません。夏休みの水泳指導も、限られた子しか参加していませんでした。 しかし、学年の先生方の励ましもあり、1学期の記録を少しでも更新しようと全力で泳ぐ姿が見られました。また、友達の泳ぎを応援したり、拍手を送ったりする場面もすてきでした。コースロープが張られ、いつもとは違った雰囲気の中、緊張感をもちながらスタートする顔は真剣そのものでした。後日、今日の記録をもとに、全員に記録証が渡されます。一回り成長した6年生の姿が感じられました。(写真下) 80m走 計測(4年生)最初にスタートやゴールの仕方、カーブの曲がり方などを確認し、4人ずつ全力で走りました。一人もフライングすることなく、集中して走りきることができ素晴らしかったです。 運動会でも80mを走ります。今日教わった大事なポイントを思い出しながら、本番でも最後まで全力で走ってほしいです。 3年生 水泳指導 最終日!学校の夏季水泳指導に通って一生懸命に練習してきた子、おうちでプールや海に行って水の中で運動する機会があった子、夏休み中の経験はそれぞれ違いますが、みんな落ち着いて参加することができました。 1学期よりも、一人一人が水の中で自信をもって運動できるようになっていました。検定をし、今年度の学習の成果を級賞にして帽子にはりつけました。級賞は来年度に引き継ぎます。来年度も自信をもって取り組んでほしいと願っています。 あいさつ運動
9月4日(月)から6日(水)の3日間に渡り、代表委員会を中心にあいさつ運動が行われました。
6日(水)は、有志で集まった豊渓中学校の生徒が10名参加しました。中学生のあいさつはとても立派でした。旭町小の子ども達は、中学生に対してもしっかりと目を見て、おじぎをしたり、はっきりとした声であいさつをしたりすることができました。 代表委員は、この3日間であいさつが返ってくる嬉しさを実感できたようです。明るく元気のよいあいさつがたくさん飛び交う素敵な3日間になりました。引き続き、あいさつ指導に力を入れていきます。 9月6日の給食白身魚のマヨコーン焼き 油揚げと野菜の煮びたし さつま汁 牛乳 一口メモ 今日の「白身魚のマヨコーン焼き」は、タラの切り身の上にマヨネーズとコーンを合わせたソースをのせて、オーブンで焼きました。マヨネーズとコーンは、子ども達も大好きな組み合わせです。 魚のタラには何種類かありますが、今日使っているタラは「スケトウダラ」です。スケトウダラの卵は、おなじみの明太子として加工されます。また、タラはすり身の原料にもよく使われている魚です。 「マダラ」とよく似ていますが、マダラの方が大きく、スケトウダラにはマダラにあるひげがありません。タラは、餌となるエビやカニをよく食べて、お腹がぷっくり膨らんでいます。そのため、「たらふく食う」の語源になったとも言われています。タラの身は、高タンパクでヘルシーな食材でもあります。 100m走 計測(6年生)スタートの練習やカーブの走り方、スタート前のアップの仕方などを教わってから走りました。今日は朝から気温が高く、日差しも強い中でしたが、最後までしっかりと走り切りました。 今日行った計測結果で、運動会での100m走のメンバーや選抜リレーの選手、赤白の組み分けが決まります。小学校最後の運動会に向けて、意欲を高めていきます。 9月5日(火)漁業別水産量の変化のグラフから、沖合漁業や遠洋漁業の生産量が減ってきていることを読み取りました。また、漁業で働く人の数の減少や200海里水域の問題から、日本の水産業の課題について考えていきます。 写真では、5年2組の教室で1組の担任が授業をしています。(写真上)2組の担任はお休み?…というわけではありません。その頃、2組の担任は隣の1組の教室で外国語の授業をしていました。それぞれの教員の得意分野を生かした「交換授業」を行っていたのです。この交換授業は、最近小学校の高学年で話題となっている「教科担任制」という言い方もできます。 5年生では、この9月から教科担任制を試行します。1組の担任が社会科を指導し、2組の担任は外国語と道徳(あるいは国語)を担当し、週3時間実施していきます。教科担任制の利点は、「より専門的な指導をすることができる」、「複数の教員が子どもに関わることで、一人一人の良さを引き出すことができる」、「教員が教材研究に割く時間が少なくて済む」ということが挙げられます。特に3つ目の利点は、教員の働き方改革につながり、ここ数年で文科省が教科担任制を進めてきた理由がそこにあります。 しかし、2人の担任のみで行う「交換授業」は、完全な教科担任制とは言えません。本来は、高学年の全クラスに対して、体育や算数、外国語、理科をそれぞれ1人の教員が専門的に指導するものです。つまり、現在の図工や音楽の時間のような担任の「空き時間」が生じるのが教科担任制です。交換授業では実質空き時間は生まれません。この夏、文科省は前倒しして来年度までに教科担任制を完結させると言っていますが、教員を加配してもらえなければ、その実現は不可能です。一体どうなっているのやら・・・。 2年2組で、自由研究の発表会がありました。(写真中)昨年の1年生の頃から、さらにグレードアップした力作がたくさん見られた気がします。保護者の方の気合いがひしひしと感じられる自由研究もありました。(自由研究に親の手が入るのは、大いに歓迎すべきことです。) このクラスの自由研究で、特に目にとまったものをいくつか紹介します。「夏をのりきる 火を使わないレシピ」…ガスコンロを使わずにできる調理に挑戦しました。レンジをうまく使って作ったオムライスやシュウマイ、プリンなど、どれもとてもおいしそうでした。工夫次第でいろいろな料理が作れるのだなと思いました。また、写真を上手に使ってまとめてあります。「もやしらべ」…豆からもやしができるのを利用し、様々な条件設定で実験をしています。豆の種類を大豆、あずき、黒大豆にしたり、水やしょう油、砂糖水など、いろいろな液体につけてもやしになるかを調べています。理科的な考え方がしっかりとできていてすばらしい! 「色のひみつ」…絵の具の色に「みずいろ」と「そらいろ」があることを不思議に思ったと、動機がきちんとしている研究です。色について調べたこととともに、絵の具を混ぜて色を作り、その色を「色彩ヘルパー」というアプリを使って色判定をしているところがすばらしいです。 他にも、「ねこの観察」や「月の観察」、「ガチャガチャの製作」(2人いました!)、「ケーキ作り」など、楽しい自由研究がいっぱいでした。これらは、さっそく廊下の特設テーブルに展示されることになりました。 4年1組で、「わたしたちの校歌」という資料を使った道徳の授業が行われていました。道徳の内容項目の「よりよい学校生活」に関する学習です。そして、校歌だけでなく、昔から大切にされてきたものや学校のよいところを見つけて、これからも学校生活を楽しくしようとする心情を育てることをねらいとした授業でした。 「わたしたちの校歌」は、教科書に載っている他の資料とはちょっと違った感じです。「みなさんは、自分の学校の校歌の由来を知っていますか。」という言葉から始まり、埼玉県の学校の校歌を例に、どのように校歌がつくられることになったのかが書かれています。また、その学校を卒業した人々が、いかに校歌を大事に想っているかについても書いてあります。(写真下) 旭町小の校歌を作詞したのは、まど みちお さんです。学校ができた当初はまだ校歌がなく、開校してしばらくしてから作られました。作詞を依頼された まど みちお さんは、実際にこの旭町小を訪れています。当時の子ども達の元気な様子や、遠くに見える山々の景色など、印象に残った様子が校歌にちりばめられています。さらに、「風うつくしい この丘」という言葉を校歌の題名として添えていただきました。いつも私は自慢に思います。風を「うつくしい」と表現したまど さんのすばらしさと、この旭町小に大きなプレゼントをいたただけた幸せを! 9月5日の給食彩り野菜のポトフ スパイシーポテト 牛乳 一口メモ 今日のポトフは、かぼちゃとズッキーニ、赤パプリカを入れて、色鮮やかにしました。 今では身近な食材となったズッキーニですが、日本で食べられるようになったのは、約30年前からと比較的新しい野菜です。見た目はきゅうりに似ていますが、実はかぼちゃの仲間になります。 ズッキーニは、イタリア語で「小さなかぼちゃ」という意味があるそうです。ズッキーニは緑色というイメージがありますが、オレンジ色や黄緑、白など、様々な色のズッキーニが栽培されています。 皮も実もやわらかいので、生で食べてもおいしい野菜です。また、ズッキーニの花はとても大きく、イタリアでは中にひき肉などを詰めて、油で揚げて食べることもあるそうです。 100m走 計測(5年生)4年生の時の80m走とは違って、最後まで走りぬくことがなかなか大変だったようです。しかし、カーブでの体の傾け方や直線での加速など、成長を感じる走り方になった子ども達がほとんどでした。 高学年として、運動会では活躍できる場面がたくさんあります。今年はどんな活躍が見られるのか、とても楽しみです。 9月4日(月) その21組では、「やくそく」という物語の音読練習をしていました。今日から音読の宿題が出るようです。最初の場面の読みの確認をしていました。物語全体は、1学期に学習したものよりもずっと長くなっています。話の内容をとらえるためにも、繰り返しスラスラと読めるように、毎日音読をすることが大切です。(写真上) この「やくそく」という物語の作者は、小風 さち(こかぜ さち)さんです。「わにわに」シリーズや「こぶたのピクルス」シリーズなど、誰もが一度は手にしたことのある絵本作家です。教科書の「やくそく」では、とてもかわいらしい青虫たちのイラストが載っています。最後の場面では、葉っぱの上で背伸びをして遠くを見ようとする青虫が描かれているのも印象的です。お話の内容は、自分のことだけを考えてけんかをしていた3匹のあおむしが、広い世界に驚き、「それなら、みんなでいこう。」と一緒に海に行くことを「やくそく」する物語です。話の続きを想像するのも楽しくなるような物語として書かれています。 高学年の各教室では、読書感想文の作成に取り組んでいました。6年2組では、読書感想文の書き方について説明しているワークシートを活用し、作文の組み立て方から指導していきました。 「はじめ」の部分の書き方として、「この本を読んだきっかけ」や「同じ体験・題名から考えたこと」を書くようにします。確かに、読書感想文の書き出しは難しいものです。図書室で本を選んでいる時に、題名や表紙の絵に目が留まったことから書き始めるのもよいでしょう。また、自分の好きな分野や作者がきっかけで本を選んだということもあるでしょう。 次に、重要な「中」の部分の書き方です。ワークシートには、「登場人物の気持ちを想像する」、「気に入った表現・他の物語と比べる」というヒントが書かれていました。誰もがおちいりやすい感想文のあるあるに、「あらすじばかり書いてしまう」というのがあります。国語の物語文の授業でやっているように、読んだ中から登場人物の気持ちを想像してそれを書くのが感想文です。あるいは、自分だったらどうしただろうと感想をふくらませて書いていきます。 最後に、「終わり」の書き方として、「物語全体をまとめる」、「これから自分はどうするつもりか」を書くようになっていました。一冊の本を読み、これから自分はこの登場人物のように生きていきたい…なんて書けたら、すばらしい読書感想文になりそうです。(写真中) 中学生の頃、課題図書2冊から1冊を選び、読書感想文を書くのが夏休みの宿題になっていました。課題図書は、「ろうそくの科学」と「マゼランの世界一周」(題名は不確かです)でした。理科好きの私は、ろうそく…の本を選びました。様々な実験をしたことが書かれている本で、「こんなんで感想文なんて書けるか!」と思い、マゼラン…の本に切り替えることにしました。ところが、マゼランはとても分厚い本で、まず読み切るだけに相当な日数がかかりそうな気配でした。そこで、本の途中からワープし、結末の数ページを読んで感想を書くことにしました。「マゼランは、船で世界一周をしてすばらしい人物だった。」・・・ところが、学校で友達からマゼランが旅の途中、毒矢で殺されていたことを聞きました。すでに感想文を提出した後のことでした。 1年2組の教室に、タマムシが入った虫かごが置いてありました。夏休みの終わりに用務主事さんが校庭で見つけて、子ども達に見てもらおうと低学年の教室に持ってきてくれました。土曜日までは元気だったのですが、今朝は動かなくなっていました。タマムシの寿命は数週間とのことです。 子どもの頃は、田舎に住んでいたこともあり、タマムシを見るのはそう珍しいことではありませんでした。東京のような都会では珍しいはずですが、練馬区の光が丘公園が近くにある旭町小では、こういう虫たちがたくさんいるのかもしれません。(2年生の生活科で、1学期に上練馬公園でタマムシを見つけた子が確かいたような…) タマムシは、その名の通り、背中の光沢が玉虫色に輝いて見えます。1年生の子ども達は初めて目にした虫だったのか、とても驚いていました。(写真下) ちなみに、タマムシの背中の光沢は、天敵の鳥から身を守るための工夫ではないかと言われています。ベランダに吊るしてあるCDは、光沢による光の反射で鳥を追い払っています。それと同じ効果があるのでしょう。 9月4日の給食春雨のピリ辛炒め 冷凍パイン 牛乳 一口メモ 今日のデザートは、暑い日にはうれしい「冷凍パイン」です。 学校の給食室には、食品を保存するための冷凍庫がないので、冷たい状態でおいしく食べられるように、業者さんにお願いして給食時間の少し前に合わせて持ってきてもらいました。冷たいデザートを楽しめるようにしました。 クイズです。パイナップルは、あるものに似ていることからこの名前がつきました。そのあるものとは何でしょう? (1) 松ぼっくり (2) はりねずみ (3) たわし 答えは、(1)の松ぼっくりです。見た目が松ぼっくりに似ているので、英語で「松」という意味の「パイン」と果物の「アップル」を組み合わせて、「パイナップル」という名前になったそうです。 9月4日(月) その1全校朝会は体育館で行いました。「自由研究の思い出」という話をしました。 ・・・先週金曜の始業式の日に、大きな荷物を持って登校してくる子がたくさん見られました。夏休みの自由研究で作った作品を大切に学校まで運んで来たようです。夏休みが始まる前に、「長い休みならではの課題にしっかり取り組みましょう」という話をしました。その一つに自由研究がありました。そして、「あらかじめしっかり計画を立てておかないと、休みに入ってからなかなか取り組むことが難しいですよ」という話もしたはずです。計画通りに自由研究を行うことができたでしょうか。 自由研究で行う内容が決めてあったとしても、42日間の休みのいつから取り組むかというのは、なかなか難しいものです。休みに入ってすぐに取り組み、「ああ、一つ宿題が終わった!」とホッとするタイプの人もいれば、「長い夏休みなんだから、後でやればいいさ」と、結局ずるずると夏休みの終わりのぎりぎりになってやっと取りかかるタイプの人もいるでしょう。あるいは、家の人に何度も言われてやっと自由研究に取り組んだという子もいたのではないでしょうか。 校長先生は、小学生の頃は何でもぎりぎりにならないと課題ができないタイプの子でした。夏休みの自由研究でも、同じように気まずい思いをしたことがあります。6年生の夏休みのことでした。小学校最後の夏休みということもあって、何かしっかりとした自由研究をしようという心意気で夏休みを迎えました。ところが、8月の後半になっても自由研究のことは少しも考えずに過ごしてしまいました。8月29日になり、「あと3日あるから大丈夫」と思い、8月30日になり、「あと2日あるから大丈夫」と思い、そしてとうとう8月31日になりました。さすがにこれはまずいと思い、町の図書館に行きました。そこで目に留まったのが「子どもの科学」という雑誌の水中の微生物の記事でした。ノートにそのまま書き写し、表紙に「夏休みの自由研究 水中の微生物」と書きました。 翌日の9月1日、なんとなく重い足取りで久し振りの学校に着きました。クラスの友達は、自由研究に立派な工作や旅行記を持ってきていました。すぐにクラスで自由研究の発表会がありました。自分の番になり、ノートに書き写した水中の微生物について発表しましたが、1ページしかない内容なのであっという間に発表が終わりました。自分で実際に川や池に行って微生物の観察をして調べていたのなら、すばらしい自由研究になっていたはずです。立派な自由研究にするには、夏休みに入ったら早めに取り組まなければならないと、その時になって反省したのでした。 さて、みなさんの自由研究はどうでしょう。きっと今日あたりから、クラス内で発表会をしていくのではないでしょうか。そして、教室や廊下にたくさんの自由研究の作品が展示されることになります。友達の作品を見てたくさんのことを学びましょう。一人一人の作品から、いろいろな工夫を探してみてください。こういう自由研究を今度やってみたいなというヒントがもらえるかもしれません。さらに、自分のクラスの作品だけでなく、隣のクラスや他の学年の作品も見ることができるとよいですね。・・・ 続いて、代表委員会から運動会のスローガンの発表がありました。今年の運動会のスローガンは、「太陽のような笑顔で 旭町の力を出そう」に決まりました。来週から、いよいよ運動会の練習時程が始まります。(写真) 9月1日(金) その2その他に、学級の係を新しく決めたり、座席替えをしていたクラスも多く見られました。そして、必ずどのクラスでも行われていたのが「2学期の目標」を決める活動です。それぞれの学年で作成したカードに記入させ、教室の後ろに掲示していました。 1年2組では、学習目標と生活目標にはどんなものがあるか、担任の先生が具体的に教え、黒板にたくさんの例を書いてあげていました。それでもカードが配られると、「どんな目標にしようかな?」と、鉛筆を持つ手が止まっていた子が多く見られました。2学期の学校生活は、長期にわたります。12月の最後まで、しっかり自分の目標に向かってがんばっていけるように指導していきます。(写真上) 5,6年生は、夏休みに家庭科の宿題がありました。調理実践したことを絵や写真とともにまとめてくる「家庭科チャレンジカード」です。6年生は、「炒める料理」に挑戦するという課題でした。廊下のクリアファイルに入れたので、様々なアイデア料理が掲示物として見られるようになっています。(写真中) こういう宿題は、家庭の協力なしには成り立ちません。食材を切ったり炒めたり…ということは子どもが全てやったとしても、包丁や火を使うわけですから、保護者の皆様に安全面を見守っていただきました。また、カードには「家族の感想」という欄もありました。今回の学校だより(巻頭言)で、子どもへの一言の大切さについて書きましたが、やはりこういうことは保護者の方々は上手だなと感じました。 来週の学校公開や、夏休みの作品展示会で来校した際にぜひご覧いただければと思います。出来上がりの写真を見ただけで、思わず生唾を飲むほどおいしそうな料理ばかりです。6年生の実践の中から、具体的にいくつかを紹介します。「そうめんチャンプルー」…えびやツナ、キャベツ、しいたけ等、具材たっぷりなチャンプルーです。麺がくっつかないようにごま油をからめたり、ゆで時間を短くして食感を出すなど、工夫満載の料理になっています。「お子様ランチ風 枝豆ハムチャーハン」…枝豆をチャーハンの周りに彩ったり、お子様ランチのように「旗」をちゃんと飾ってある凝りようです。値段がつきそうなほどの完璧さです。「歯ごたえたっぷりパスタ」…ナスを入れたトマトソースのパスタです。ナスの切り方を工夫して食感を出したようです。昆布茶をかくし味として入れたそうで、食べてみたくなりました。「激うま エビバターチャーハン」…にんにくや白だしを入れて味付けをしたようです。プリッぷりの大きめのエビが入っています。バターも入ってカロリーが高そうですが、ぜひ食べてみたくなりました。 2学期から、3年間閉鎖していた冷水器が使えるようになりました。コロナ禍の3年間、練馬区では冷水器の使用を見合わせていました。夏休み中に「使用中止」のカバーを外し、学童やひろばの子ども達には先に使ってもらっていました。今日から学校の休み時間にも使ってよいことにしました。 「冷水器ってなあに?」と、1〜3年生の子ども達は機械そのものの存在を初めて知ったようです。そして、ボタンを押して冷たい水が出てくることにびっくりしていました。(写真下) 「順番に並んでいる子がいたら、早めに代ってあげる」、「口をつけて飲まない」、「水筒に水を入れない」…などの約束については、来週の朝会で全校児童に指導します。もちろん、来校された際は、保護者の方々にもお使いいただけます。また、水筒の持参は、これから運動会の練習もあるので継続していきます。 ちなみに旭町小では、各階に冷水器が設置されています。1日に1回、タンク内の水が自動的にとり替えられ、新鮮な水が供給できるようになっています。 9月1日の給食野菜とコーンのソテー オレンジゼリー 牛乳 一口メモ 今日から2学期が始まりました。夏休みは、長いようであっという間でしたね。楽しい夏休みを過ごすことができたでしょうか? 休み明けは眠気やだるさがあったり、やる気が出なかったりすることがあるかもしれません。朝起きたら、朝日を浴びて朝ご飯をしっかり食べること、そして学校では元気に体を動かし、給食をしっかり食べて夜ぐっすり眠るという生活リズムに戻していきましょう。 2学期も、全校児童が学校に来ることが楽しくなるような給食を予定しています。楽しみにしていてください。 9月1日(金) その1始業式は、体育館で行いました。2学期のスタートに向けて、次のような話をしています。 ・・・42日間にわたる長くて暑い夏休みが終わりました。みなさんは、この夏休みをどのように過ごしていましたか? 今年の夏はコロナ禍が明けて、久し振りに田舎の親戚の家に出かけたり、家族旅行を楽しんだりした子が多かったのではないでしょうか。また、友達と遊んだり、夏休みの自由研究にじっくり取り組んだりといった、長い休みならではの思い出ができたことでしょう。 ところで、夏の全国高校野球大会が14日間にわたって行われ、先週水曜日まで、毎日熱戦が繰り広げられていました。テレビでその様子を見た子が多かったのではないでしょうか。東京は連日猛暑が続きましたが、高校野球があった甲子園球場も相当な暑さだったと思います。選手たちは、汗まみれ、そして泥まみれになりながらも、精一杯がんばっていました。 どの出場校も、それぞれの都道府県大会を勝ち抜いてきた学校です。初戦で負けてしまった学校も、今までたくさん練習し、地区大会で試合に勝って参加することができました。さらに、そのような野球に強いチームになったのは、去年や一昨年から、あるいはそのずっと前から、毎日毎日練習を積み重ねてきた成果であると言えます。 今日から2学期の学校生活のスタートです。今学期は、10月に運動会、そして11月に展覧会があります。甲子園球場で力一杯がんばっていた高校野球の選手のように、自分の目標をしっかりもち、それに向かって日々努力する気持ちを大切にしていきましょう。2学期も、健康で明るい旭町小の子ども達の姿を、毎日楽しみにしています。 最後に、もう一つお話をします。今日、久し振りに学校の中に入り、廊下や階段がピカピカになっていることに気がついたでしょう。夏休み中に、用務主事さんが学校中のワックスがけをしてくださいました。毎日暑い日が続く中、汗びっしょりになって床の汚れを落とし、ていねいにワックスをかけ、機械で磨いてピカピカに輝く床になりました。旭町小の子ども達に、2学期もきれいな校舎で勉強をがんばってほしいという願いが込められています。図工室や理科室のドアが新しくなったり、1年1組の床がきれいに張り替えられたりもしました。また、今も北校舎の外壁工事が順調に進められています。今学期も、みんなで使う場所や道具などを大切にするようにしていきましょう。・・・ 児童代表の言葉は、5年生が担当しました。2学期の目標として、「大きな声で、元気よくあいさつをすること」と、「運動会のソーラン節をがんばり、立派な高学年になれるようにする」ということを発表しました。(写真中) 最後に、校歌を歌いました。体育館いっぱいに「風うつくしいこの丘」の校歌が響き渡り、「よし、がんばろう!」という全員の気持ちが高まりました。(写真下) 8月29日(火)夏休みの読書感想文が宿題になっている学年が多いですが、そろそろ完成しているでしょうか。数ある夏休みの宿題の中でも、自由研究とともに後回しになりやすい課題です。 夏休み中は、私も何冊か本を借りて読みました。普段よりも夏休み中の方が読書をする時間が取りやすく、光が丘図書館に何度か通いました。最近は、ネットを見て文字を追うことが多くなりましたが、やはり直に本を手にしてページをめくるという読書が何よりも大切であると実感しています。 今日は、夏休みの水泳指導の最終日でした。熱中症指数計とにらめっこしながらの実施でしたが、11時過ぎに受付が始まる低学年の頃も、ギリギリ中止まで行かないくらいの数値でした。しかし、それにしてもこの時期にしては暑い暑い毎日です。大人はもうこの暑さにうんざりですが、子どもは相変わらず元気いっぱいです。たくさんの子が参加し、プールで水しぶきをあげていました。(写真中) 今日は、泳力検定ができる日でした。低学年の子ども達も、張り切って検定に挑戦していました。7級の「プールの壁をけって、けのびで進むことができる」に合格すると、次は6級の「ビート板を使って、ばた足で進むことができる。(プール横)」です。真っ黒に日焼けした4人が挑戦し、見事に合格していました。(写真下) さあ、2学期の始まりまで、今日を含めてあと3日です。学習用具とともに、心の準備をしておきましょう。 8月22日(火)まだ猛暑が続いているため、朝の6時半でも日差しがあるとだらだらと汗がしたたり落ちてきます。しかし、ラジオ体操の音楽が始まると、みんなしっかり体を動かして体操に向かっていました。 第一体操に続いて、第二体操も行いました。「第一はできても、第二体操は知らない。」という方が多いことでしょう。私もお手本として前に出て体操をしました。1年振りの第二体操には若干の不安がありましたが、音楽が始まると意外に体が自然に動いていくものです。子どもの頃、私の田舎では1か月以上もラジオ体操がありました。さらに、6年生になると、朝礼台の上に順番に上がってお手本の体操をする係になります。そのため、夏休みに入る前に、市内の体育館で二晩に渡ってラジオ体操の講習会を受けさせられました。そのため、第二体操までしっかり体が覚えているのです。まさか将来教員になって、それが役に立つ時が来るとは思いませんでした。 体操が終わると、子ども達は参加賞を受け取って帰っていきました。スーパーボールにジュース、花火セットと、たくさんの参加賞が用意されていました。今週の金曜日まで、あと3日間あります。「早起きは三文の徳」です。ぜひ、多くの皆さんで参加してください。 8月10日(木)夏休み中の8時半頃、5年生の稲の水やり当番があります。今日も忘れずに4人の子ども達がやって来て、水の管理とともに稲の観察を行っていました。 今週に入り、学校の稲に花が開き始めました。稲の花というよりも「稲穂」と呼んだ方がいいかもしれません。穂には、小さな花(えい花)がたくさんついています。そのえい花の中に白く飛び出して見えるのが「おしべ」で、先端のかたまりのようなところに花粉が入っています。また、「めしべ」はえい花の中にあって、おしべの花粉が風に運ばれてめしべにつく仕組みです。 稲の花が咲くのには、光と温度条件が必要で、晴れた日の午前中の2〜3時間しか開かないそうです。当番で来た子ども達に、稲の花が咲いていることを教えてあげました。想像していた「花」とあまりにも違っていたからでしょうか、あるいは稲に花が咲くとは思っていなかったからか、それほど関心を見せずに帰っていきました。 |
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