4月28日(金) その2図工の授業では、絵や工作の内容がほとんどですが、「造形遊び」としての図工の学習が位置付けられています。粘土を使った造形遊びは、子どもが創造する力や工夫する力を培っていく上で、欠かすことのできない遊びです。ああしてみよう、こうしてみようと工夫する中で、粘土の特性をたっぷりと体感させてあげることが大切です。また、粘土には、やり直しのきく自由な形づくりの楽しさがあります。出来栄えよりも、「もっとつくりたい」という思いを引き出すことをねらいとして、低学年での造形遊びが位置づけられています。 1,2校時に、1組の子ども達が粘土でいろいろなものを作っていました。一歩教室に入っただけで、「見て、見て…」とお呼びがかかるほどでした。お団子やドーナッツ、餃子を作った子もいれば、雪だるまや恐竜、かわいらしい動物を作った子など、粘土が次々と思い思いの形になっていきました。こういう時は、必ずどの子も、粘土を手にして何かをつぶやきながら作っています。きっと、我々大人が見えている粘土の形とは違ったものが、子ども達の頭の中に映っているのでしょう。(写真上) 2年生は、国語の時間に「きょうの できごと」という学習をしています。日記を書くことを通して、身近な生活の中から自分が書きたいことや伝えたいことを見つけ出し、書く力を育てていく学習単元です。 教科書には、日記に書くこととして、「したこと」、「見たこと」、「見つけたもの」、「言ったこと」、「聞いたこと」、「思ったこと」などの視点が「たいせつ」というコラムに書かれています。また、『できすぎ君』が書いたお手本の日記が掲載されています。家でコロッケを作っているお母さんのお手伝いをした時のことを日記にしたものです。日記の書き方もすばらしいのですが、何よりもお母さんが手作りのコロッケを作っているというところ自体が、『できすぎ君』の家だなと感じさせられました。 1組の子ども達が、何を日記に書こうかな…と悩みながら鉛筆を手にしていました。まずは普段の出来事でよいのです。文章を書くことに慣れていけるように指導を続けていきます。(写真中) 3年生は、これから理科の学習で、いろいろな植物の種をまいて、その成長の様子を観察していきます。3,4校時に、1組で種の観察をしていました。3年生で育てていく植物は、「ダイズ、オクラ、マリーゴールド、ホウセンカ、ヒマワリ」の5種類です。全員に1粒ずつ種を渡し、虫めがねを使って形や色をじっくりと観察していました。 ダイズは、豆まきをする時の豆そのものです。オクラは、食べている時は未熟な白いまん丸の種ですが、あのまま熟すと茶色い粒々の種になります。マリーゴールドの種は、細長い特徴的な形をしています。ここまで丸い種が続いていたので、手にした子ども達はびっくりしていたようでした。(写真下) 連休明けには、これらの種まきをします。どのように成長していくのか、成長記録をつけながら観察を続けていきます。ところでマリーゴールドは、これから夏の花壇用によく苗が使われます。また、野菜畑の縁にもマリーゴールドが植えられている様子を見かける時があります。マリーゴールドには、土の中にいるセンチュウを寄せつけない効果があるため、農薬を使わずに害虫駆除ができることで有名です。こんな小さな種の中に、すばらしい力が宿っているのですね。 4月28日(金) その1佐藤前副校長先生は、現在勤務している学校の離任式と重なってしまったため、朝の時間に来ていただきました。2年生以上の学年が集まり、温かな雰囲気で離任式が始まりました。(写真上) また、5校時は2人の先生に来ていただき、朝と同様にお別れの式を行いました。代表の児童が作文を読み、花束を手渡しました。(写真中) 全校で旭町小学校の校歌を高らかに歌い、離任された先生方にしっかりと気持ちを伝えることができました。退場する時は、学年ごとに通路を作り、「先生さようなら」の歌をうたいながらお別れしました。涙を流していた子も多く、お世話になった先生方との深いつながりを感じました。(写真下) 4月28日の給食キャベツのキッシュ風 ポテトスープ 牛乳 一口メモ 「キャベツのキッシュ風」は、鶏肉やキャベツ、玉ねぎ、卵、生クリーム、チーズを混ぜて、オーブンで焼いて作りました。 キッシュとは、フランスを代表する家庭料理の一つです。パイ生地やタルト生地の中に、炒めた野菜やベーコン、チーズ、生クリーム、卵を混ぜた具材を入れて、オーブンで20〜30分ほど焼いて作ります。 今日の給食では、パイ生地を使わずに、カップに1人分ずつ入れて作っています。生クリームやチーズを使っているので、いつもの卵料理よりもコクが出て、ふんわりとした仕上がりになっています。 音楽朝会今回は明日の離任式の練習を兼ねて、「校歌」と「先生さようなら」の2曲を歌いました。1年生にとっては、小学校に入学して初めての音楽朝会です。入学式の時に、歓迎の出し物で2年生の歌声は聴いているのですが、全校児童の歌声に参加するのは初めての経験でした。少しずつ歌えるようになってきた「校歌」を、みんな一生懸命に歌っていました。 他の学年の児童も本当によく声を出していて、体育館で歌う全校児童の歌声は本当に貴重だなと改めて思いました。 「先生さようなら」の歌は、離任された先生方のお名前を入れて、感謝とさようならを伝える歌です。離任式には1年生は参加しないので、来年度のために聴いてもらいました。子供たちは離任式をとても楽しみにしています。久しぶりに会うことができる懐かしい先生方です。その思いをきちんと歌に込めて歌っていました。今後、さらに子供たちの歌声が、響きのある豊かな声になっていくのが楽しみでなりません。 2年生 図画工作科「み〜つけた!」(鑑賞活動)本日の授業では、カラフルな点々の隙間に5つの「たからもの」を描き、描いたたからものをみんなで見つけて楽しむ鑑賞活動を行いました。たからものはえんぴつで描きます。小さく、誰にも見つからないような場所を探して、隠したい形をこっそりと描いていきます。たからものをこっそり隠す活動はわくわく感たっぷりです。 鑑賞タイムでは、友達が隠した5つのたからものを探します。どの子も絵をじっくり見ながら、探す活動を楽しんでいました。たからものを見つけてもらった子も、見つからないようにうまく隠すことができた子も、友達と嬉しそうに感じたことを伝え合っていました。図画工作科では、作品を楽しみながら鑑賞する活動を通して、造形的なものの見方や考え方を広げていきます。 登校班会議登校班の班長を中心に、班の問題を話し合いました。「おしゃべりが多い」「忘れ物をして戻ることがある」「集合・出発時間が早い」等の問題点があがり、それらを改善して登校できるようにしていこうとみんなで確認することができました。 明日からは問題点を改善して、安全に時間を守って登校できるようにしてほしいです。 4月27日(木)1年生の道徳の教科書が、どんな内容になっているのかご存知でしょうか? 最初のうちは、絵だけのページで構成された資料になっています。ですから、絵を見てお互いの考えを話し合う授業展開となります。今日学習していたページには、朝起きたところ(目覚まし時計が鳴って起きている)→家族で朝食を食べているところ→歯みがきをしているところ→登校しているところ(横断歩道を渡り、杖をついたお年寄りとすれ違っている)→お母さんと買い物に行っているところ→お風呂に入っているところ(お父さんと一緒に)→寝ているところ・・・という絵が描かれていて、これらの絵を見て話し合いをします。(写真上) 食事や歯みがき、就寝など、日常生活を振り返らせて、気持ちの良い毎日を過ごすために大切なことについて考えさせていきました。「ぼくも一人で起きているよ。」という子もいれば、「私も毎日歯みがきをしてから学校に来ています。」という子もたくさんいるでしょう。また、お母さんのお手伝いをして買い物に一緒に行ったり、決まった時刻に寝るようにしたりしている子もたくさんいるようです。 登校中の絵については、通学案内として旗を持っている人に、きちんとあいさつをしているところに気づいた子がいました。また、お年寄りが前から来るのに、道を譲っていないことに気づいて発表していた子もいました。道徳の資料なので、よくよく見ると様々な意見が出てくるように作られていることが分かります。 3年生は、算数の時間に「時刻と時間のもとめ方を考えよう」という学習をしています。ある時刻から30分後や30分前の時刻というように、時刻を求める問題を学習します。また、ある時刻からある時刻までの時間(何時間何分、または何分間)を求める学習もします。 2年生の算数でも「時刻と時間」の学習をしてきました。時刻と時間の意味を理解するとともに、午前・午後の意味について知ることや、1日は24時間であることを学習してきています。特に時計の学習では、日常生活の中で繰り返し経験することで、少しずつ理解が進むようになるものです。 ところで、「時間」という言葉は、よくよく考えると結構難しいところがあります。日常会話では、「時刻」と同じ意味で用いられることが多いのではないでしょうか。しかし、算数ではきちんと使い分けをしています。簡単に区別すると、算数で言う「時刻」は「何時何分」、時間は「何時間、または何分間」という形で表すようになっています。 今日、3年生の各教室で取り組んでいたのは、「公園を出て30分歩いて、学校に11時10分に着きました。公園を出た時刻は何時何分ですか。」という問題でした。ある時刻から、一定時間前の時刻を求める問題です。算数の教材用の時計を使ったり、数直線で考えさせたりしていました。一番分かりやすいのは、時計の模型を使い、針を30分前に動かすことでしょうか。次第に慣れてくると、教室の時計を見て、頭の中で針を動かしながら考えられるようになっていきます。(写真中) 身の周りではデジタル式の時計が多くなってきています。私も、腕時計はどうしてもデジタル式が好きで、手放せません。ただ、子どもが小学生のうちは、家庭内の時計はなるべくアナログ式のものにしてあげた方が良いのかもしれません。 道徳の教科書には、様々なスポーツ選手が資料として取り上げられています。6年生の教科書には、「自分を信じて」という元フィギュアスケート選手の鈴木 明子さんの生き方が載っています。 鈴木選手は、小さい頃からスケートを始め、頭角を現してきました。しかし、環境の変化から摂食障害で健康を害し、競技に出られない日々が続きました。世界的に活躍する多くのフィギュアスケートの選手は、ほとんどが10代から大会に出て活躍しています。24歳でバンクーバーオリンピックに出場した鈴木選手は、稀にみる遅咲きのスケーターだったのです。さらに鈴木選手のすごかったところは、そこからまた4年後のソチオリンピックを目指して、3回転−3回転の連続ジャンプができるように努力を続けたことでした。 演技が終わった後、満面の笑みで観客に応える鈴木選手の背後には、くじけずに努力し続けた強い意志があったことが伝わってきました。(写真下) 4月27日の給食ホキのフライ オニオンドレッシングサラダ かぶの味噌汁 牛乳 一口メモ ホキというとあまりなじみのない魚ですが、お弁当の魚のフライや、フィッシュバーガー、かまぼこなどによく使われている魚です。臭みがなくて、とても食べやすい人気の魚です。給食でも、フライにするだけでなく、マヨネーズ焼きなどでも使用しています。 ホキは、ニュージーランドやオーストラリア付近の深海で獲れる魚で、体長は大きいものだと120cmにもなるそうです。 クイズです。ホキは、オーストラリアでは何と呼ばれているでしょう? (1) ホワイトフィッシュ (2) ツナ (3) ホキ 答えは、(3)のホキです。オーストラリアでもホキと呼ばれているそうです。 4月26日(水)象形文字は、目に見える物の形を、具体的に描いてできた漢字です。「馬」、「山」、「門」など、絵から始まり、それがもとになって漢字が出来上がりました。この象形文字については、1年生も2学期に習うことになります。「かん字のはなし」という学習として紹介されています。 指示文字は、「上」や「下」など、目に見えない事柄を印や記号で表した漢字です。また、会意文字は、漢字の意味を組み合わせてできたものです。「鳴」は「口」+「鳥」、「明」は「日」+「月」などの漢字が当てはまります。 形声文字は、音(おん)を表す部分と意味を表す部分とを組み合わせてできた漢字です。多くの漢字が、この形声文字に属しています。「草」という漢字は、「くさかんむり」が意味を表し、「早」が「ソウ」という音を表しています。 先日、3年生が国語辞典の使い方の学習をしていることをお伝えしました。同時に4年生の教室では、漢字辞典の使い方を学習しているところです。しかし、どちらの学年も、配当されているのは1〜2時間程度です。なかなかそれだけの時間で辞典を使いこなせるまでには至りません。学校では、3,4年生の教室がある3階の廊下に、両方の辞典が常時置いてあります。一年間をかけて国語辞典や漢字辞典を手にするようにさせ、それぞれの使い方に慣れ親しむようにしていきます。 3年生の音楽の時間では、リコーダーの練習が始まっています。1,2年生の時は、鍵盤ハーモニカを使っていましたが、いよいよ3年生からはリコーダーを主に使っていきます。先週は、息の吹き方(タンギング)を練習していました。今週は、シとラの音を実際に出し、指の動かし方とタンギングを組み合わせて練習をしています。(写真中) 3年生でリコーダーを始めると、毎年なぜか左右の手が逆になる子が出てきます。リコーダーは、左手を上の方に、右手を下の方にして持ちます。リコーダーの練習では、シやラ、ソの音を最初に指導するため、どうしても利き手である右手で押さえようとしてしまいます。次の音楽の時間にまた注意され、さらに夏休み明けになるとまた左右が逆になって…の繰り返しになる子が出てきます。体で覚えさせていくということは、とても難しいことです。 5年生は、社会科の時間に「日本の国土のすがた」についての学習をしています。3年生では練馬区を、4年生では東京都を学習してきました。5年生では、日本の国土全体についての学習をしていきます。 日本が南北に長い島国であることや、様々な地形が見られることなどを、資料を基に学習していきます。1組では、NHK for School の動画を使って学習していました。日本の国土には、平野や盆地、山地があり、火山が多いことが紹介されていました。また、島国なだけに、様々な海岸線があったり、美しい島々を見ることもできたりします。動画には、沖縄県の八重山諸島が映し出されていました。サンゴ礁に囲まれた、とてもきれいな島が点在しています。(写真下) 実は・・・3月末の春休みに、沖縄県の八重山諸島に行ってきました。沖縄県に行ったのは、今回が初めてのことでした。石垣島に2泊し、西表島や竹富島を回りました。ハイビスカスやブーゲンビレアを始め、東京では夏にしか見られない花がたくさん咲いていたのにはびっくりしました。(それも、ごく自然な状態で茂っていた…)また、西表島では、オオゴマダラという珍しいチョウの楽園があり、感激しました。天候には恵まれませんでしたが、見るもの全てが南国ならではのものばかりで、とても印象に残る旅になりました。 4月26日の給食じゃがいものそぼろ煮 キャベツと小松菜の味噌ドレサラダ 牛乳 一口メモ ひじきご飯は、給食で人気のメニューの一つです。 ひじきの他に、にんじんやしいたけ、こんにゃく、油揚げなどと一緒に味付けして、炊き立てのご飯に混ぜて作りました。 クイズです。ひじきは、漢字で書くとある動物が入っています。ひじきの形がある動物のしっぽに似ていることから、その漢字が当てはめられました。その動物とは、次のどれでしょうか? (1) パンダ (2) シカ (3) ウマ 答えは、(2)の「シカ」です。ひじきを漢字で書くと、「鹿のしっぽの野菜」という意味で、「鹿尾菜」(ひじき)と書きます。シカのしっぽを見る機会があったら、ひじきと似ているか調べてみてください。 4月25日(火)いただいた兜飾りを箱から出してみてびっくりしました。畳の台座に立派な屏風も付き、組み立てるととても大きなものでした。これは高いだろうなと、ついつい値段のことを考えてしまうほどです。 程よい高さのテーブルを持ってきて、南校舎の階段付近の踊り場(1年2組の教室前)に設置することにしました。低学年から高学年まで、子ども達が一番よく目にするところです。1校時の授業中に、主事さんとそっと準備をしました。休み時間になって、誰が最初に気がついて、いったいどんな反応をするのだろうと、わくわくしながら見守りました。 最初に気づいたのは、一番近くの教室から出てきた1年2組の子でした・・・しかし、一瞬目が点になったものの、そのままトイレに行ってしまいました。次に、2年1組の子ども達が気づき、兜の前に集まってきました。「令和5年4月 寄贈 旭町保育園 様」という表示をつけたので、保育園から譲り受けたことを説明しました。 最近は、これほど立派な兜飾りを個人の家で置いているところは少ないかもしれません。こいのぼりなども含めて、コンパクトに飾ることができるものが主流になってきています。兜は、武将にとって最も大切な頭の部分を保護するものであり、男の子の健やかな成長を祈るお守りとして飾られることが多いです。大谷選手を始め、エンゼルスのホームラン後のパフォーマンスに兜が使われていることもあり、子ども達は「かぶってみたい」と盛んに話していました。(写真上) 2年生は、算数の時間に「たし算のしかたを考えよう」という学習をしています。たし算の筆算について初めて学習する単元です。先週までは、2位数+2位数の繰り上がりのない筆算を学習していました。今週からは、繰り上がりのある筆算を学んでいます。問題文は、35円のドーナツと29円のグミを買った代金を求めるものでした。(29円のグミという設定が微妙ですが、算数ではよくあることです。) 筆算をしていくと、一の位同士のたし算をして5+9=14、そして十の位同士の計算に「14」の「10」が繰り上がるため、十の位に1をたす(繰り上げる)ことになります。ノートのマス目を使い、位をしっかりそろえて書かせるようにしていました。また、定規を使って線を引くことも大切にしています。正しく計算する力を身につけさせるためにも、まずノートに筆算をきれいに書くことから指導しています。 筆算とはいえ、繰り上がりのある1けた同士の暗算(1年生での既習事項)がすらすらとできないと時間がかかります。まだ指を使って計算している子が何人かいるようですが、次第に慣れてくるでしょう。(写真中) 昨日、主事さんが校内にバラの花を飾っていました。中庭に咲き始めたピンクや赤のバラを切り花にして、受付前の花瓶に挿しました。また、校長室にも花瓶に生けて持ってきてもらいました。切り花にすると、1輪の花がとても大きいことにびっくりします。そして、赤もピンクも、いい香りがすることに気づきました。 中庭はあまり人が入らないところなので、せっかくきれいに咲いている花々がとてももったいなく感じる時があります。切り花で楽しむことで、より多くの人たちに見てもらえるので、きっとバラの花も喜んでいるはずです。 4校時に、3年2組が理科の学習で中庭にやってきました。池のオタマジャクシに後ろ足がはえてきたことを発見し、大騒ぎになりました。(写真下) 中庭全体を観察していると、いろいろなチョウチョが訪れることが分かります。モンシロチョウの他にも、アゲハチョウやツマグロヒョウモンがよくやって来ます。中庭の畑にキャベツ苗が植えてあり、すでにモンシロチョウの卵が産みつけられていました。アゲハチョウは、ミカンの木などの柑橘系の葉に卵を産みます。ツマグロヒョウモンは、スミレやパンジーに産卵することが多いです。チョウたちはよく自分好みの植物がある場所を知っているなと感心してしまいます。 4月25日の給食鮭のマヨ味噌焼き もやしと油揚げの炒め物 けんちん汁 牛乳 一口メモ けんちん汁は、具だくさんで野菜がたっぷりとれるので、給食ではよく登場するメニューです。 では、けんちん汁に必ず入っている材料は何でしょうか? (1) 鶏肉 (2) にんじん (3) 豆腐 答えは、(3)の豆腐です。諸説ありますが、昔、鎌倉のお寺の偉いお坊さんが作ったのがけんちん汁の始まりと言われています。弟子が落としてつぶしてしまった豆腐を無駄にしないように、野菜と一緒に煮込んだことから生まれたそうです。 精進料理なので、もともと肉が入っていませんでしたが、給食では栄養価アップのために鶏肉を入れています。 4月24日(月) その2筆順は、文字の成り立ちや字形を整えるために考えられています。つまり、文字を美しく書く、バランスのとれた字形にするために書き順があります。文字が乱雑というのではなく、なんとなく変なバランスの字だなと思ったら、その人の書き順を疑ってみるべきです。 「成」は、1画目が縦画(左払い)で、2画目が横画です。とても恥ずかしい話ですが、私の名前(誠)にも「成」が使われていて、教員になるまでこの1,2画目を間違えていました。 「長」は、1画目が縦画で、2〜5画目まで横画が続きます。2年生で習ったはずですが、高学年で正しい書き順で書ける子がとても少ない漢字です。大人に「長」の正しい書き順を伝えると、たいてい「昔と書き順が変わったんですね。」と言われます。書き順は、昔も今も変わりありません。 2年生は、国語の時間に「春がいっぱい」という学習をしています。挿絵を手がかりにして、春に関わる言葉から想像したことを話したり、自分たちで探したりするという言葉の学習単元です。教科書には、桜や菜の花、レンゲソウ、ヨモギなどの植物の他に、モンシロチョウやテントウムシ、ミツバチなどの昆虫、さらにはウグイスやヒバリの鳥の名前と絵が載っています。 今日は、これらの絵と言葉をヒントにして、他にもある「春を連想させる言葉」を集めることになりました。最初に子ども達がイメージしやすいように、先生が様々な写真を見せてあげていました。その中の1枚の写真に、ウグイスがありました。ちょうど今朝、学校の正門付近で上練馬公園側からウグイスの鳴き声が聞こえてきました。3月に鳴いていた時は、まだたどたどしい鳴き声でしたが、最近ではもう立派な「ホーホケキョ」という声が聞こえてきます。 ウグイスは、木の茂みに隠れていることが多く、あまりその姿を見かけることがありません。担任の先生が用意した写真は、ウグイスとよく間違えられる「メジロ」でした。メジロは体全体が緑色で、いわゆる「ウグイス色」になっているからでしょう。その後、クラスの子ども達に正しいウグイスの写真(薄茶色をしています)を見せてあげていました。(写真中) 1年生は、算数の時間に「5は いくつと いくつ」という学習をしています。「いくつと いくつ」というのは、合成と分解ができる最初のステップになるとても重要な学習です。分けたり合わせたりができるかできないかは、後ででてくる「繰り上がり・繰り下がり」で必要となるので、しっかり習得しておかなければなりません。 「0」を入れずに考えると、5は「1と4」、「2と3」、「3と2」、「4と1」の4通りの分解の仕方があります。算数ブロックを使いながら、何度もこの分解を練習し、ゆくゆくはすぐに5の補数が言えるようにしていきます。 今は簡単だと思っている子も、問題はこれからです。6〜10の数字の書き方や数え方を学習してから、それらの数の補数(「6は いくつと いくつ」〜「10は いくつと いくつ」)を学習することになります。数の合成・分解は、たし算とひき算を学習するうえでとても重要です。小1の算数における最初の山場が訪れようとしています。(写真下) 4月24日(月) その1
全校朝会は、「たてわり班活動を大切にしよう」というテーマで話をしました。先週までの暖かさから一転し、少し肌寒ささえ感じる朝でしたが、校庭で元気よくあいさつをしてから話をしました。
・・・先週金曜日に、今年度のたてわり班活動の1回目の集まりがありました。自己紹介をしたり、全校遠足の並び方や役割を決めたりしました。また、6年生が中心になって、教室内でできる遊びも行いました。初めて顔を合わせた仲間同士でしたが、あっという間にみんな仲良く遊ぶことができました。来月は、全校遠足の他に、たてわり班で掃除をしたりもしていきます。一年間、いつも仲良く助け合う仲間として、たてわり班活動を大切にしていきましょう。 たてわり班活動を行っている学校はたくさんあります。しかし、旭町小のように、全校遠足や掃除をたてわり班で行っている学校はほとんどありません。旭町小の自慢できる取り組みの一つと言えます。ぜひ、この伝統を大切にしていきたいですね。 実は、校長先生も自分が小学生の頃、たてわり班活動が行われていました。当時としては、そういう取り組みはとても珍しかったと思います。6年生の年に学校が創立100周年を迎え、それと同時にたてわり班活動が始まりました。自分が6年生の時だったので、当然班のリーダーとして全てをやらなければなりませんでした。副班長は、同じクラスの女の子でした。その子は普段とてもおとなしく、自分と2人で1年生から5年生をリードしなければならないと思うと、とても心配な気持ちになりました。 失敗した思い出は、何十年と経ってもよく覚えているものです。たてわり班の掃除場所は、図書室でした。初めて掃除をする1年生にとてもやんちゃな子がいて、班長の自分の言うことを聞かずに走り回ってばかりいました。そこで、がまんできずに強い口調で怒ったら、泣いてしまったのです。その後、担当の先生にずいぶん怒られることになりました。最上級生としてリーダーになったものの、下級生のめんどうを見るのはとても大変なことなのだと思い知りました。 一方、たてわり班でのうれしい思い出も心にしっかり残っています。旭町小の全校遠足のように、たてわり班で出かける行事がありました。近くの山におにぎりを持って行く遠足でした。さらに、鍋とたきぎを用意していき、みそ汁をみんなで協力して作ることになっていました。学校での話し合いでは、みそ汁の具材を何にするか意見を出し合いました。みんなの意見をまとめて、油揚げとじゃがいもを入れることにしました。さらに、担当の先生の助言で、わかめも用意することにしました。 遠足の当日になりました。みそ汁作りは、包丁を使うので、6年生の班長と副班長がほとんど行わなければなりません。その時、副班長の女の子が大活躍しました。じゃがいもの皮をむいたり油揚げを切ったりと、とても手際よく調理をしていたのです。日頃学校ではそれほど目立つ子ではありませんでしたが、すごいなと見直してしまいました。 みそ汁が出来上がり、それぞれが用意してきたおにぎりと一緒にみんなで味わいました。普段なかなか言うことを聞いてくれなかった1年生の子も「おいしい」と言って喜んで食べていました。たてわり班のリーダーを務めていてよかったなと思いました。 ところで、先日の1回目のたてわり班活動では、6年生が大活躍でしたね。6年生は、昨年度の5年生の3学期から、たてわり班の中心になる練習をしてきています。1年生から5年生のみなさんも、いつか最高学年になった時にそういう役割になります。この一年間、しっかり6年生に協力し、旭町小の伝統であるたてわり班を受け継げるようにしていきましょう。・・・ 私は、新潟県上越市の出身です。高校生の時まで新潟県で生活していました。6年生の時に100周年を迎えた小学校だったので、今はもうすぐ150周年になるでしょうか。教員になって初めて分かったのですが、毎年生活科や総合の学習で研究指定校として有名な学校でした。私が小学生の頃も、そうやって研究熱心な先生方がいて、たてわり班活動を取り入れたのかもしれません。当時としては、とても画期的な取り組みだったはずです。 4月24日の給食青のりポテトビーンズ パインゼリー 牛乳 一口メモ 「青のりポテトビーンズ」は、カリカリに揚げた大豆とじゃがいもに、青のりと塩をまぶして作りました。豆は苦手という子がいるかもしれませんが、カリカリの大豆はスナック感覚で、手が止まらないほどのおいしさになっています。 普段から、よく噛んで食べる習慣がきちんとついているでしょうか? ひと口は、30回ほど噛むと良いと言われています。最近はやわらかい食べ物が多いので、10回から20回噛むのが平均と言われています。よく噛んで食べることは、虫歯の予防とともに消化が良くなるなど、体に良いことがたくさんあります。さらに、記憶力がアップし、頭が良くなるという効果も期待できます。 たてわり班活動 スタート旭町小学校のたてわり班は、各学年の1組児童を≪あか、みかん、きいろ、みどり、あお、むらさき≫の6班に編成し、2組児童を≪ピンク、サーモン、クリーム、メロン、ライトブルー、ラベンダー≫の6班に編成し、さらに、各班を13人〜14人ずつのAとBに分けています。 また、たてわり班掃除の時はAとB別々の少人数で活動し、たてわり班遊びはAとB一緒の大人数で活動しています。 5月1日(月)に予定されている全校遠足は、このたてわり班で行動することになっています。今日は、中休みと3校時を使って、初めての顔合わせと全校遠足に向けての話し合いを行いました。進行は6年生です。事前に考えてあった班ごとの遊びの内容や、並び方、ポイントラリーの分担などについて班のメンバーに丁寧に話をしたり、自己紹介や簡単な遊びで班の雰囲気を盛り上げたりと大活躍でした。 昨年までは、一つ上の6年生の言うことを聞いていればよかったのが、今年度は最高学年として全てを仕切らなければなりません。1年生から6年生までいろいろなメンバーがいる中で、まとめていくのは大変なことだと思いますが、上手に下級生の面倒を見ながら指示を出していく6年生は本当に頼もしく立派でした。 子供たちが楽しみにしている全校遠足で、いい思い出がたくさんできることを願っています。 4月21日(金)小学校6年間で習う漢字は、全部で1026字あります。1年生で80字、2年生で160字・・・と調べていくと、最も多く学習するのは4年生で、202字となっています。4年生では、都道府県名に使われている漢字も覚えることから、昔に比べてたくさんの漢字が追加されています。 テストには、「達」や「乗」、「飛」という漢字が出てきていました。速達や友達の「達」の字は、大人でもよく間違えやすい漢字です。よく見かける間違いに、「三本」羊ではなく、下部を二本の「幸」にする場合があります。(大人でも多いミスです。) 一方の「乗」と「飛」は、書き順を間違えやすい漢字です。「乗」は、2,3画目が横画で、4,5画目が縦画になります。「飛」は、4画目に中心の縦画、5画目が左払い、6画目がその下の縦画〜左払い…となります。詳しくは、4年生の漢字ドリル、または漢字の書き順の検索ツールで調べてみてください。よく、大人に正しい書き順を指摘すると、「昔と書き順が変わったんですね。」という人がいますが、書き順は昔から変わっていません。 5年2組で、道徳の資料「流行おくれ」を使った、節度・節制について考えさせる授業がありました。流行の服を買ってもらえなかった主人公が、物を大切に使っていくようになる心の変化を表した資料です。(写真中) ・・・まゆみは、友達が新しいジーンズを買ってもらったのを知り、母親におねだりします。「みんな持っている」、「流行遅れになってしまう」という理由で、母親に迫ります。しかし母親は、よく考えるように促すだけで買おうとはしません。それにイライラしたりふくれたりするうちに、弟が自分の欲しい本を友達から借りたことを知るのでした。・・・ 5年生にとっては(というよりも、小学生全体に)、とても身近な内容です。きっと家の人たちも、我が子から「みんなが持っているのに…」とか、「仲間外れになっちゃう…」と言われたら、買ってあげようかという気持ちになるのではないでしょうか。そこはしっかり心を鬼にしなければなりません。節度・節制を教える良いチャンスです。 3年生は、国語の時間に「国語辞典を使おう」という学習をしています。1組では、実際に国語辞典を手にして、様々な語句をすばやく引く練習をしていました。 国語辞典は、言葉の意味を調べたり、言葉の使い方、漢字の書き表し方を調べる時に使います。授業では、国語辞典の「つめ」「はしら」「見出し語」などの用語を指導するとともに、どのような仕組みで辞典に言葉が並んでいるのかを学びます。そして何よりも、実際に自分で辞典を引きながら、すばやく言葉を見つける練習を積ませることが大切です。(写真下) きっと、「もう何年も国語辞典なんて手にしていないな…」と感じていらっしゃる方が多いことでしょう。(私も同じです)「漢字をど忘れしたら、スマホやパソコンがあるから大丈夫」、「言葉の意味もスマホで調べられるし…」という時代になってしまいました。しかし、そういう時代だからこそ、子ども達に国語辞典の使い方を身につけさせることが欠かせません。 4月21日の給食鶏のから揚げ 千草和え 沢煮椀 牛乳 一口メモ 今日は、新しく旭町小学校に入学してきた1年生をお祝いするとともに、2〜6年生の進級をお祝いする献立になっています。「赤飯」と、子ども達に大人気の「鶏の唐揚げ」でお祝いすることにしました。 日本では、お祝い事がある時には、赤飯を食べる習慣があります。米を「あずき」や「ささげ」という赤色の豆を煮た汁に浸してから作るため、赤い色のご飯になります。昔から、「赤いものを食べると、悪いことを追い払う力がつく」と伝えられてきました。この新年度、全校の子ども達が元気に過ごせるようにと、願いを込めて作りました。 委員会紹介集会旭町小学校には、代表委員会、保健・給食委員会、図書委員会、集会委員会、飼育・栽培委員会、運動委員会、放送委員会、音楽委員会の8つの委員会があります。毎年、5年生と6年生の全児童がどこかの委員会に所属して、学校全体のために活動をしています。 さらに代表委員会ついては、2学期以降4年生も各クラスから2名ずつ参加することになっています。 今日の集会では、各委員会の活動内容についての紹介をしました。司会進行の代表委員会の児童も立派でしたが、発表した6年生からも委員会活動に対する強い思いが伝わってきました。大変頼もしく思うと同時に、これからの一年間がとても楽しみです。 4月20日(木)子どもは、外に出て遊んだ経験から、晴れている日の方が暑く感じると考えます。また、3年生の理科で、日なたの地面の方が温かくなることを学習してきました。それらのことから、一日の中で気温がどのように変化するのかや、天気によって気温の変化がどのようになるのかを考えさせ、調べていきます。 今日は、予報通りの暖かいを通り越えた暑いくらいの陽気になりました。4年生両方のクラスとも、10時頃に温度計を手に校庭に出てきました。事前に正しい気温の測り方について指導されていたようです。正しい気温を測るには、建物などから離れた風通しの良いところに立ちます。また、棒温度計を画用紙で覆い、直射日光をさえぎって計測するようにします。さらに、温度計を目の高さの位置に持ち、真横から目盛りを読むようにします。 今回の学習は、時間を変えて1日の気温の変化を調べます。そのために最も重要なのが、「毎回、同じ場所で観測する」ということです。10時の時点で、すでに25度を超えていました。その後1時間おきに観測をしていましたが、結果はどうなったでしょうか…。(写真上) 家庭科室で、5年生が調理実習を行っていました。5年生になって初めての調理実習は、「お茶を入れてみよう」という学習です。家庭科室を初めて使うこともあり、用具の正しい使い方や、ガスコンロの安全な使い方についても学習していました。 まず、やかんでお湯を沸かしてから、茶葉を入れた急須にお湯を注ぎます。教科書には、「少し冷ました湯を急須に注ぐ」と書いてあります。使うお茶の種類によって適温があるためにこのように表現しているのでしょう。今回5年生で使っていたお茶は、ティーパックに入った緑茶を使いました。家庭科室の急須では、茶こしを使わないと茶葉が出てきてしまうのと、後片付けのことを考えたのだと思います。子ども達は、「旅館に行ったみたい。」と言っていました。 急須にお湯を入れ、少し置いてから湯飲みに注ぎ分けていきました。ほどよい色のお茶が注がれ、いい香りがしてきました。熱いので、さかんに息をフーフーさせながら、自分たちで入れたお茶を味わいました。どの子も幸せそうにお茶を味わっていました。 最近は、家庭で熱いお茶を飲むという習慣が少なくなっています。「おばあちゃんの家に行った時しか、急須でお茶を入れるところを見たことがない」という子が多いようです。ペットボトルの冷たいお茶を飲むのが主流になってきましたが、お茶は日本の伝統的な飲み物です。基本的なお茶の入れ方とともに、その味わいをしっかり覚えさせていきたいものです。(写真中) 今日から、1年生の図書の時間が始まりました。毎週、「図書の時間」として、図書室で自分の好きな本を読んだり、本の返却と貸し出しをしたりします。さらに、絵本の読み聞かせの時間もあります。図書管理員の中路先生が担当し、その時期にふさわしい絵本をいつも選んで読み聞かせをしていただきます。 今日は、「とのさま1ねんせい」という絵本の読み聞かせでした。・・・殿様が1年生になりました。でも、遊ぶのは好きでも、勉強するのが大っ嫌いな殿様です。家来たちが、あの手この手で殿様をなんとか説得しようとします。・・・1年生になったばかりの子ども達にぴったりの絵本でした。(写真下) 低学年の子ども達には、読み聞かせが大切です。いろいろな本を借りて帰ったので、ぜひ一緒に読んであげてください。 |
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