音楽朝会ピアノの伴奏は、音楽委員会の6年生が担当してくれました。「自分がとてつもなく ちっぽけに見えることがあるよね 自分だけが悪者みたいに 思えるときがあるよね〜」という歌詞で始まるこの歌は、少し難しくもあるのですが、近くの誰かだけでなく、自分のこととしても深く胸に染みこんできます。 さらに、「明日になって(明日になって) 空が晴れたら(空が晴れたら) 自分を好きになって また歩き始めようよ〜」の部分では掛け合いになり、そのまま最後の「Smile Again Smile Again うつむかないで〜」と続いていきます。伴奏のピアノの音と、子供たちの歌声が優しく体育館に響いて、温かい気持ちに包まれました。 3月7日(木)魔笛は、モーツァルトが最後に作曲したオペラです。(9月30日に初演して、その年の12月5日に他界しました。)「フィガロの結婚」、「ドン・ジョバンニ」とともに、モーツァルトが残した3大オペラと呼ばれる代表作です。教科書には、「王子タミーノと王女パミーナが、鳥さしのパパゲーノとともに苦しみを乗り越え、幸せになるまでの物語です。」とあらすじが書かれています。 魔笛は、動物や魔法が出てくるメルヘンチックなオペラです。それだけに、舞台上演では様々な演出が見られます。また、有名なアリアのオンパレードで、モーツァルトの音楽の醍醐味が凝縮されているとも言えます。まず、第1幕のタミーナのアリア「ああ何と不思議な笛の音が」を、輝かしいテノールの声で鑑賞しました。 また、第2幕から選ばれているのは、このオペラで特に有名な夜の女王のアリア「復讐の炎は地獄のように我が心に燃え」です。(一般的に、「夜の女王のアリア」と呼ばれています。)途中で、一度聴いたら忘れられない特徴的なフレーズが出てくるので、「ああ、あの曲か…」と思うでしょう。ソプラノの中でも特に高い音域のコロラトゥーラ・ソプラノが歌う曲で、よくCMにも使われてきました。(車のCMや殺虫剤のCM) 他にも、パパゲーナとパパゲーノの二重唱などを聴くことになっています。4年生の子ども達にどう響いたでしょう。(写真上) 3年生は、総合の学習の時間に「地域のすてきを発信しよう」という学習をしています。旭町小の周りには、どんなすてきがあるでしょう? 先月、出前工場見学をさせていただいた「アカオアルミ工場」も、地域の自慢できる場所の一つです。また、子ども達の知っている公園がたくさんあり、日頃の遊び場になっています。子どもにとっては一番の「すてきな場所」と言えるのかもしれません。 ところで、今回の学習では、タブレットを活用したまとめに挑戦しています。撮った写真に説明をつけて、「Google スライド」にまとめていきます。「スライド」は、よくパソコンで使われている「パワーポイント」に似ていますが、よりシンプルで子ども達にとっては使いやすい機能になっています。きっと、これから高学年に向けて、様々な学習で使う機会が多くなっていくでしょう。しかし、文字入力の際は、まだローマ字表を手にキーボードを探している段階です。そういう点でも、これから使い慣れていくことが大切です。(写真中) 1年2組の教室で、学級会が行われていました。議題は、「1−2 ありがとうの会に何をするのか話し合おう」というものでした。学年末に、クラス全体のお別れ会としてのお楽しみ会を企画しているようです。議長団や書記の役割りも決めて、机を「ロ」の字にして学級会を行っていました。 子ども達からは、様々な遊びの案が出てきました。それらの中から「賛成意見」や「反対意見」を出しながら、やりたい遊びを決めていました。学級会は、学級活動の最も大切な話し合いの場です。1年生の頃から、こういう話し合いの仕方を経験させておくことが大切です。(写真下) 3月7日の給食根菜のペペロンチーノ炒め 米粉のいちごミルクケーキ 牛乳 一口メモ 今日のケーキは、もちもちとした食感がおいしい米粉のケーキです。 問題です。約50年前に比べて、日本人が食べる米の量はどう変化したでしょうか? (1) 少し減った (2) 変わらない (3) 半分になった 答えは、(3)の「半分になった」です。昭和37年には、米の消費量は平均118.3kgでした。しかし、平成30年には53.5kgにまで減っています。 米を消費するということは、日本の田んぼをまもることにもつながります。最近では、米粉を使ったパンやケーキ、麺などが増えてきて、米粉の活用が進んでいます。 調理実習(6年生)主菜では、野菜炒めの目玉焼き乗せやジャーマンポテト、オムレツなどを作りました。中には、ハムカツやコロッケなど、揚げ物に挑戦した班もありました。事前にレシピを班で調べ、何度も打ち合わせしたので、どの班も手際よく作ることができました。 副菜では、サラダやきゅうりの塩揉み、きんぴらごぼうなど、野菜を中心にしたメニューを考えました。主菜を作りながら副菜も同時進行で作る手際のよい班に、担任もびっくりしました。 5年生での学びも含め、野菜の皮むきや炒める作業がとても上手になりました。中には、自分1人で夕食作りに挑戦している子もいるそうです。「私、テーブル片付けとくね!」「鍋、準備しておいたよ!」など、班の協力もばっちりでした。 保護者の方々の協力で材料も集まり、どの班も思い思いの主菜と副菜が完成しました。ぜひ、お家でも調理に挑戦して、将来に役立ててほしいです。 3月6日(水)「スーホの白い馬」は、スーホと白馬との強い絆や、温かい心のつながりが感じられる物語です。物語を初めて読んだ子ども達も、スーホが白馬を大切に思っていて、白馬もまたスーホのことが大好きであると感じます。そんなスーホが殿様の指図で弓矢で討たれ、体に何本もの矢傷を受けながらスーホの家に瀕死の状態で帰って来る場面があります。子ども達の一生懸命な音読を聞いていると、物語の悲しみが一層増してきます。2年生にとっては、今までにない長い物語です。まずはしっかり音読を繰り返すことが大切です。(写真上) やがて、スーホに抱きかかえられて白馬は息を引き取ります。なげき悲しむスーホに、白馬の魂が現れて、自分の体を使って楽器を作るように伝えます。スーホは、言われた通りに白馬の体から楽器を作りました。この楽器が、現在でもモンゴルに伝わっている、馬頭琴(ばとうきん)という楽器です。 スーホの物語は、日本の「桃太郎」のように、モンゴルでは誰もが知っている昔話になっています。現在使用している教科書では、継続して「スーホの白い馬」を扱っていますが、近年掲載をやめている教科書が出始めています。「弓矢で討たれた馬の骨や毛皮を使って楽器を作った」というところが、掲載取りやめの理由ではないかと言われています。そこまで配慮をしなければならないとしたら…私は残念に思います。 6年生は、家庭科の時間に「まかせてね 今日の食事」という学習をしています。1食分の献立を立て、実際に主菜となる料理を作る学習です。先々週、2組の調理実習があり、今日は1組が家庭科室で腕を奮っていました。 今まで、グループごとに調理の計画を立ててきました。献立を決めるため、タブレットで料理を検索したり、レシピを調べたりしてきたようです。材料は、グループで手分けして持ち寄りました。 コロッケを作っていたグループが2つありました。じゃがいもの皮をむき、ゆでてからマッシャーでつぶしていきました。と思ったら、マッシャーが思うように沈んでいきません。ゆで方が硬かったようです。包丁で刻んだりして苦労して作っていました。 オムレツに挑戦していたグループがありました。卵をといてフライパンに流し込み、細かく切った具材を入れて包んでいきます。と思ったら、フライパンにこびりついてしまい、結局具材を卵で絡めた料理になりました。 ハムカツを作っていたグループがありました。ハムにチーズを挟み、衣をつけて油で揚げます。(コロッケのグループもそうですが、油で揚げる場合は、フライパンで揚げ焼きのように少ない油で行うようにしました。)チーズを入れたこともあり、油がはねてきて苦戦していました。(写真中) その他にも、「ジャーマンポテトときゅうりの味噌マヨ和え」や「野菜のベーコン巻きときんぴらごぼう」を作っていたグループがありました。どのグループも、調べたレシピ通りにはいきません。食材の切り方や火の通し方など、経験を積まないとうまくいかないことがたくさんあるものです。また、普段家の人がいかに料理を工夫し、手際よく調理しているかが分かったことでしょう。小学校での調理実習は終わりですが、学んだことを実生活で生かすことが家庭科本来の目的です。自分で食べるものは自分の手で作れるように、これからも経験を積ませていきたいものです。 一方、5年生は、家庭科の時間に「物やお金の使い方」の学習をしています。2組の教室では、「上手な物の選び方」として、品質表示マークについて学んでいました。品質の良いものや、環境や資源に配慮して作られた物を選ぶと、持続可能な社会をつくることに貢献できます。 調べていくと、JISマークやJASマーク、STマーク、グリーンマークなど、どこかで見たことのあるマークがたくさんあることに気が付きました。身の回りの物から探してみると、道具箱に入っている色鉛筆や定規、ノート、教科書にも様々なマークがついていることが分かります。環境や資源のことまで考えた物の買い方について学習することで、未来社会に生きる子ども達にSDGsの意識をしっかりもたせていきます。 3月6日の給食あじバーグ 切り干し大根の炒り煮 塩豚汁 牛乳 一口メモ もうすぐ卒業を迎える6年生に、「もう一度食べたい給食のメニュー」のアンケートをとりました。リクエストにあったメニューは、3月の献立に取り入れています。献立表に「★」がついているメニューがリクエストに入っていた料理です。 金額や栄養のバランスの問題で、全てのリクエストをかなえることはできませんでしたが、旭町小学校の楽しい思い出の一つになったら嬉しいです。他の学年の子には、6年生になった時にどのメニューをリクエストするか、楽しみにしていてほしいです。 ロングたてわり班遊びロングたてわり班遊びは、いつもの遊びより時間が長いので、どの班も2種類の遊びを楽しみました。この日は肌寒かったのですが、校庭ではドッジボールや鬼ごっこなどをして元気よく走って遊ぶ子供達の姿が見られました。 今回も5年生が中心となり、計画や司会進行を行いました。6年生の児童に、たてわり班のリーダーの役割を5年生が引き継いだことについて感想を聞くと、「5年生はがんばってやっています。遊びなどで分からないことがある子にはもっと教えてあげたいし、上手にできている時にはもっといっぱいほめてあげたいです」と返ってきました。 ロングたてわり班遊びの後は、各学級での振り返りの時間がありました。1年間のたてわり班活動のまとめを行い、次年度のたてわり班活動へつなげていきます。 3月5日(火)時計の文字盤が5目盛りおきに数字が書いてあることを利用して、すばやく時刻が言えるようにしていきます。2組では、模型の時計を子ども達に持たせ、針を動かしながら時刻がすらすらと言えるように練習していました。今までは、時刻を示すのに「長い針がいくつのところにいったら…」と伝えていましたが、この学習が終わったら、細かな時刻で指示することができます。(写真上) 最近は、デジタル表示の時計が多くなってきていますが、長針と短針で示された時計の読み方がしっかりできるように練習することが大切です。しかし、この単元は2時間扱いです。日常的に時計を読む練習をしていくことが欠かせません。 1,2校時に、6年生が昨日に続いて卒業式の練習をしていました。呼びかけの練習と歌の練習を中心に行いました。 呼びかけの最後は、「旅立ちの日に」の歌で締めくくります。「旅立ちの日に」は、全国の多くの小中学校で歌われている「平成生まれの卒業式定番ソング」として有名です。この曲は、埼玉県の秩父市が発祥の地と言われています。平成3年(1991)年に、影森中学校の音楽教師の坂本先生が、「卒業生を送る歌」としてプレゼントした曲でした。当時校長だった小嶋先生に作詞を依頼し、その詞に坂本先生がたった15分で作曲したと言うから驚きです。その後、一気に全国の学校に広まっていきました。 最後の歌詞は、次のフレーズの繰り返しです。「いま別れのとき 飛び立とう未来信じて 弾む若い力信じて このひろい このひろい大空に♪」別れには悲しみがつきものですが、この歌では未来への希望や勇気が歌われています。多くの学校で卒業式に歌われているのは、その力強さゆえのことなのでしょう。 ピアノを弾く音楽専科は、立ち上がって伴奏しながら6年生に指導していました。先日調律が終わったばかりのピアノを力いっぱい弾きながら、子ども達の歌声を引き出そうと、力の入った指導をしていました。6年生の担任2人も、今後どのように気持ちを高めていこうかと考えながら指導に見入っていました。 「旅立ちの日に」の歌では、5年生も一緒に歌い、掛け合いのように歌うところがあります。体育館中にしっかり気持ちが伝わるように、繰り返し練習していきます。(写真中) 3年生は、理科の時間に「ものの重さ」の学習をしています。「物は、形が変わっても重さは変わらないこと」や「物は、体積が同じでも重さが違う場合があること」について、実験を通して確かめていきます。先週2組では、電子てんびん(はかり)を使って、粘土を様々な形に変えながら重さを量ってみました。形を変えても重さは一緒(変わらない)ということが分かりました。 今日は、漢字辞典を使って、平らに置いた場合と立てて置いた場合とで、両方の重さを比べてみました。まず、手で持った感覚で考えてみました。手のひらに平らに乗せて持つのと辞典を立てて持つのとでは、なんとなく立てた方が重く感じるものです。実際にはかりにのせて調べてみると…重さは変わりませんでした。体重計に人が座るのと立ち上がるのと、さらに片足で立つのとでは、どれも同じ重さになるのと一緒です。(写真下) 3月5日の給食カリカリポテトのサラダ フルーツポンチ 牛乳 一口メモ 今日のフルーツポンチは、缶詰のパイナップルと黄桃、みかん、寒天に、白ワインと砂糖で作ったシロップを合わせています。 今日は缶詰の果物を使っていますが、缶詰は長期保存ができ、開けてすぐに食べられるので、便利な食材です。 では、缶詰が日本で最初に作られたのは、今から何年前のことでしょうか? (1) 約100年前 (2) 約150年前 (3) 約200年前 答えは、(2)の約150年前です。明治時代に、魚の油漬けの缶詰が伝えられたのが始まりと言われています。 幼保小交流会(1年生)体育館で進化じゃんけんをして一緒に遊ぶチーム、1−1で旭町小クイズをするチーム、1−2で1年生体験をさせてあげるチームに分かれて、園児さんたちを迎え入れました。 お兄さん、お姉さんとして、優しく教えてあげる姿が、とても立派で頼もしかったです。もうすぐ2年生になるのがとても楽しみになりました。 3月4日(月) その2昨年度の卒業式では、卒業生はマスクを外すことを基本としながら、呼びかけや歌の時はマスクを着用させることになっていました。今年はそういう制限はありません。また、学校評議員のみに限定していた来賓の制限もなくし、以前のように来賓席にはたくさんの方々が座る予定です。 さらに、「門出の言葉」での6年生の立ち位置を変更しました。今まで卒業生は、その場で起立し、在校生(5年生)の方を向いて呼びかけと歌をうたっていました。今年は、ステージ前のひな壇に移動し、卒業生全員の顔が見えるように変更しました。 歌は、ソプラノパートとアルトパートに分かれます。ひな壇に移動する時には、それぞれのパートごとにまとまるように立ち位置を決めました。呼びかけもひな壇で行うので、誰が話しているのかがよく分かるようになります。今日は、まだ台本を見ながらの呼びかけでした。今後は何度も練習し、全員が体育館全体にしっかり声が届くように指導していきます。(写真上) 3年2組の教室で、キャリアパスポートを子ども達に渡し、記入させていました。今後各自が家庭に持ち帰り、家庭からのチェック欄を記載してもらった後、3月の中旬までに回収することになっています。このキャリアパスポートは、全国の学校で行われている取り組みです。(5年前ぐらいから始まりました。)そして、高校を卒業するまで、学年・学校を引き継いで使用していくことになります。(写真中) そもそも、「キャリア教育」という言葉が登場し始めたのは、20年以上前からのことでした。情報化やグローバル化、あるいは少子高齢化などを背景にして、社会における働き方や価値観が様々に変わってきました。その中で、将来社会人として自立した人を育てる観点から、「生きること」や「働くこと」を考えるキャリア教育が始まりました。 よく、「小学校の高学年における『将来の夢』や『将来就きたい職業』を考えさせることがキャリア教育である」ととらえられやすいのですが、そればかりではありません。キャリアが、「自己を見つめ、将来の自分の姿を描くこと」であるならば、各行事での振り返りカードや、学期ごとの目標カード(学期末に振り返りをする)なども含まれることになります。 1年生が、近隣の保育園や幼稚園の年長組を招いて行う「幼保小交流会」が行われました。2校時に保育園2園(旭町保育園と旭町第二保育園)、3校時に旭幼稚園さんに来てもらいました。10月に続いて、今年度2回目の交流会でした。 10月の交流会では、体育館で運動会のダンスを披露したり、メッセージカードを贈ったりする内容でした。今回は、体育館で一緒に遊んだり、教室でクイズや学校体験をするという、盛りだくさんの交流会になりました。 体育館で子ども達が対面した後、3つのグループに分かれて交流しました。体育館では、「進化ゲーム」を園児に説明し、一緒に楽しみました。1年1組の教室では、学校に関するクイズを出していました。学校にある特別教室に関するクイズや、1年生が好きな給食を当てるクイズなど、写真や映像を使って工夫していました。 2組の教室では、「学校体験」としてランドセルを背負わせてあげたり、道具箱の中身を説明したりしていました。算数ブロックや計算カードを触らせてあげたり、漢字ドリル・計算ドリルを開いて説明してあげたりする姿も見られました。保育園の先生方から、「説明がとても上手ですね。」と褒められました。それもそのはず、全員がそれぞれのグループの実行委員になり、何度も練習して今日の交流会を迎えていたのですから。(写真下) 体育館⇒1組の教室⇒2組の教室と、園の子ども達にローテーションしてもらい、全員が全てのグループで交流することができました。あと1か月で新1年生となって小学校に入学してくる子ども達です。きっと、小学校は楽しいところだと感じてもらえたことでしょう。今年の1年生が、とても大きく感じられた交流会でした。 3月4日(月) その1・・・先週末から3月に入りました。昨日は3月3日、「ひな祭り」の日でした。ひな祭りは、別名を「桃の節句」とも呼び、子ども達の成長と健康を願う年中行事とされています。2週間前から、北校舎の1階にお雛様を飾りました。主事室でお仕事をしている畦地さんから、学校の子ども達のためにと寄付をしていただいたお雛様です。ご自宅で50年ほど前から使っていたお雛様とうかがっています。華やかな雛人形を見ると、「いよいよ春に近づいてきているのだな」という感じがします。 先週は、北風がとても強い日がありました。しかし、そんな寒さの中でも、確実に春に近づいていることをいろいろなところで感じます。校庭の陽だまりに出てみると、日差しがだいぶ強くなってきたことに気づくでしょう。また、空を見上げると、小鳥が元気に飛び回るようになってきたことにも気がつくかもしれません。さらに、そろそろ中庭の池の中にいるメダカが泳ぎ出す頃かもしれません。ヒキガエルが出てきて、卵を産むのもそろそろです。みなさんも、いろいろなところで春の訪れを感じ取ってみてください。 ところで、校長先生は、東京よりももっと寒く、雪がたくさん積もる新潟県に生まれ、育ちました。多い年には、2階の屋根にまで達するくらいたくさんの雪が積もるところでした。でも、3月に入ると、たくさん積もっていた雪がみるみる解けだしてきます。そんな雪国で、2月の下旬から3月初めにかけて、子ども達の楽しみがありました。それは、友達と林の中に入り、雪をかき分けてあるものを探し出すことでした。何だと思いますか?…「フキノトウ」です。(写真を見せる)たくさん積もった雪の下、それも真っ暗な中であっても、ちゃんとフキノトウは春が近づいてきたことを感じて芽を出してきていたのです。フキノトウは、フキという植物の花茎の部分のことを言います。地面から出てきたばかりの、まだつぼみの状態のものを次々と手で採って集めました。両手にかかえきれないほど採って、家に持ち帰りました。フキノトウを味わうためです。 フキノトウを食べたことがありますか? フキノトウはとても苦いです。細かく刻んで味噌と混ぜて、熱々のごはんにのせて食べたり、よく天ぷらにしたりもします。校長先生の家では、フキノトウを持って帰ると、お母さんが細かく刻んで味噌汁に浮かべてくれました。独特な苦みがあるのですが、何とも言えないよい香りがして、とてもおいしです。家族でその味噌汁を味わいながら、雪国にも春が近づいてきたんだなと、うれしく感じたものでした。 寒さが厳しかった冬ほど、そして雪がたくさん積もって大変だった冬ほど、暖かな春がやってきた時の喜びが大きく感じられました。なわとびやマラソンをたくさんがんばった子ほど、運動し終わった時の喜びが大きいのと同じです。先週は、6年生を送る会がありました。たくさん練習をしてがんばったので、終わった後の喜びは大きかったことでしょう。 5,6年生は、いよいよ卒業式の練習が始まります。気持ちをしっかり入れて臨むようにしてください。本格的な春は、もうすぐです。・・・ 続けて、練馬区の表彰対象となった児童に賞状を渡しました。各部門で優秀な成績を収めた子ども達が表彰を受けています。旭町野球クラブ、ピアノのコンクール、空手、自転車競技、ヴァイオリンのコンクールで、全18名の名前が呼ばれました。(写真下) 3月4日の給食生揚げと鶏肉のうま煮 野菜の甘味噌和え 牛乳 一口メモ 今月の給食のめあては、「一年間の給食の反省をしよう」です。給食の準備はスムーズにできたでしょうか? 給食当番の仕事では、きまりを守ってできたでしょうか? 好き嫌いをせずに食べることができたでしょうか? 今年度の給食は、残り13回です。できるようになったことは継続し、できなかったところは見直していくように指導します。 子ども達は、この一年間で身長が伸び、体重も増えました。給食がある日は、残った給食の量を量って毎日記録しています。4月から比べると、残食の量が減っていて、完食できる日が多くなっています。この一年間で、体も心も大きく成長しているのが実感できます。 3月1日(金)「Who is your hero?」(あなたのあこがれの人は誰ですか?)と聞かれたら、「My hero is 〜」とあこがれの人を伝えます。続いて、「Why is he your hero?」と理由を聞かれるので、「He is 〜」とあこがれている人のすばらしいところを説明します。 まず、2人で行うこの話型を、担任の先生とALTの先生とで見本を見せていました。担任の先生が例示したあこがれの人は、プロバスケットボールの選手でした。また、「hero」は有名人でなくても、自分の家族など身近な人を挙げても良いように、「father」の例も示しました。(写真上) 子ども達は、どんな「あこがれの人」を考えたでしょう。ワークシートには、タブレットで調べたゲームの主人公の名前やスポーツ選手などが書かれていました。また、「brother(兄)」としていた子もたくさん見られました。自分のお兄さんにあこがれているというのは、とても微笑ましいことです。 今日は、6年生の各クラスに図工の授業がありました。3学期に制作していた「わたしはデザイナー」という題の木工作が終了し、いよいよ学年末のまとめの段階になりました。今週と来週の図工の時間で、「図工アルバム」を作ります。 図工の学習では、今までもよくタブレットを活用してきました。今回の図工アルバムは、1枚は今までの図工作品の写真で構成され、もう1枚は「ミニアルバム」として学校の様子を撮った写真で構成することになります。(両方を合わせて、パウチして完成予定とのこと。) 今日は、ミニアルバムに取り入れる写真をまず撮りに行きました。学校の中や校庭に出て、思い出に残したい写真をタブレットに収めていました。校庭では、やはり三角すべり台が被写体として人気だったようです。学校のきまりとして、滑ることができるのは低学年まででしたが、旭町小の象徴となっている遊具です。やはり、思い出に残したいという気持ちがわいてくるものです。(写真中) ちなみに…昨日の昼休み、12月に行った「年末ジャンボ宝くじ集会」の3等に当たった子の景品として、三角すべり台が使われていました。それだけ「特別感のある物」となっている場所でもあります。 6年生は、あと2週間でタブレットを返却することになります。タブレットは、練馬区から貸与されたもので、卒業前に返すことになっています。(次年度に入り、新1年生がそれを使うことになります。) 5年生の音楽の授業で、「国歌 君が代」の練習をしていました。小学校では、どの学年の音楽の教科書にも「君が代」が載っていて、校歌とともに指導する内容に含まれています。 5,6年生は、来週から卒業式に向けた練習が始まります。卒業式では、開式後すぐに「国歌斉唱」があります。5年生にとっては初めての卒業式参加なので、きちんと歌えるように指導しておく必要があります。 最初に、「君が代」の歌詞の意味について教えていました。「細石(さざれいし)の 巌(いわお)となりて」は、「細かい石が集まって大きな岩となる」ということを意味しています。そして、「苔のむすまで」は、「その岩に苔が一面におおうほどの永きにわたるまで」という意味です。 君が代全体を通じて、国の平和と繁栄が続くようにという願いが込められています。教科書には、歌の意味を伝えるとともに、「誇りをもって歌いましょう。」とも書かれています。さらに、「世界の人々も、自分の国や地域の平和や発展を願い、誇りをもっています。互いにそのような気持ちを尊重し合うことが大切です。」とも書かれています。(写真下) 来年度は、4月8日(月)に入学式があります。今年の5年生は、コロナ禍前のように全員が入学式に参加することになっています。もちろん、入学式でも国歌斉唱があります。 3月1日の給食菜の花のごま和え 野菜と豆腐のすまし汁 フローズン白桃 牛乳 一口メモ 3月3日は、女の子の健やかな成長と幸せを願ってお祝いする「ひな祭り」です。ひな祭りには、ひな人形や桃の花を飾り、ちらし寿司やはまぐりのすまし汁などをいただく風習があります。はまぐりは、対になっている貝殻でないとピッタリと合わないようになっています。そのため、「将来、良い相手と出会って幸せになりますように」という願いから、ひな祭りに食べられるようになりました。 今日の給食は、ひな祭りにちなんだ献立になっています。「鮭のちらし寿司」は、鮭のフレークや卵、いんげん、にんじんを使って色鮮やかにしました。「野菜と豆腐のすまし汁」は、かわいらしい花の形をしたかまぼこが入っています。そして、デザートに「フローズン白桃」を出しました。 特別授業 修行教室(2年生)
本日の体育は、忍者による特別授業でした。
体育館で始業のあいさつをしていると、突然忍者が現れました。忍者の登場に子供たちは大喜びでした。 みんなで忍者走りをするなど、忍者と一緒に修行をしながら身体を動かすことができました。いつもの授業とは違った雰囲気で、子供たちは大満足な様子でした。 5年生 調理実習(みそ汁)出汁から盛り付けまで、自分達で調理を進めました。4人分の味噌の量と水量に気を付けながら、友達と協力して仕上げました。 少ししょっぱかったり薄かったりしたグループもありましたが、この経験を実際の家庭での調理に生かしてほしいと思います。 修行教室(1年生)忍者先生の指導の下、手裏剣除けをしたり忍者走りをしたりして、子供たちは元気いっぱい修行に励みました。終わってから忍者の免許皆伝カードをいただき、大事にもって帰りました。 2月29日(木)1組では、山場となる場面での大造じいさんの気持ちの変化から、作品の主題は何かを考えさせていました。仲間を必死で助けようとした残雪の姿に、大造じいさんは心をうたれて銃口を下ろします。さらに、傷を負った残雪に大造じいさんが近寄ると、残雪は最期を感じて威厳をもってにらみつけてきました。その様子を見て、大造じいさんの心は大きく揺れ動いたのでした。 主題について考えていた子ども達からは、6通りの考え方が出てきました。生き物の大切さなのか、人と動物の友情なのか、仲間を守るための勇気なのか…意見は様々だったようです。(写真上) 中休みに、3年1組の子ども達がタブレットを持って外に出てきました。3年生は、国語の時間に「わたしたちの学校じまん」という学習をしています。相手や目的を意識して、「理由や事例を挙げて話を構成する力」と、相手を意識しながら、「伝わるように工夫して話す力」の育成をめざした「話すこと・聞くこと」の学習単元です。 まず、旭町小の自慢したいところを決め、それをどのように伝えていくかを考えさせていきました。三角すべり台やサクラ草など、学校の特徴となるものを子ども達はいくつか考えついたようです。自分が紹介したい学校自慢を、中休みにタブレットで写真に収めていました。 中庭に出て写真を撮っていた子ども達もいました。確かに、中庭にあるビオトープは、旭町小の自慢できるものの一つです。四季を通じて様々な生き物を観察することができる水辺になっているので、低学年を中心によく観察に来る場所でもあります。 今日、初めて気が付きました。池の中に、ヒキガエルの卵が産みつけられていたのです。きれいなゼラチン質の管におおわれて、黒い粒々の卵がずらっと連なっていました。まだきれいな感じからすると、産み付けられたのはごく最近です。先週の暖かさで冬眠から覚めたのかもしれません。しかし、一週間前に池を見回った時にはまだ産み付けられていなかったので、今週に入ってからのことだったのでしょう。 先生が手で卵をすくったところを、タブレットで写真に撮っていました。周りで見ていた子ども達が、「先生、早く手を洗った方がいいよ。」と心配していました。カエルの卵を手で触ること自体が信じられないといった感じなのでしょう。無理に触れとは言いませんが、このぐらいのことはできる子に育ってほしいものです。(写真中) 3校時に、3年1組で「ヌチヌグスージ 命の祭り」という資料を使った道徳の授業がありました。生命は過去からつながっていることを知り、生命を大切にしようとする心情を育てる内容です。 「ヌチヌグスージ」とは、沖縄で行われている「命の祭り」のことです。先祖の墓の前で、感謝の気持ちを歌や踊りで伝える行事です。初めて沖縄にやってきた「コウちゃん」は、島の人たちが墓の前で行っているお祭りを見て驚きます。その様子を見ていた島のおばあちゃんから、命は父と母から受け継いだものであり、さらには祖父母や祖父から受け継いだものであること、そして、数えきれないほどのご先祖様がいて、そのうち1人でも欠けたら今の自分は存在しないという話を聞きます。島のおばあちゃんから話を聞いた「コウちゃん」は、空に向かって高く手をふり、大きな声で「命をありがとう!」と言います。 これは、絵本から引用されて教科書に載った資料です。命は、自分の前にも後にも、ずっと繋がっていくかけがえのないものです。沖縄の人々の、命を大切にする考え方がぎゅっと詰まったお話です。普段の生活の中では、自分自身が奇跡の存在であるということは意識していません。しかし、よく考えてみるととても神秘的であり、長い歴史の上に自分がいることに気がつきます。今、自分が生きていることに感謝しなければならないと、改めて気づかされる話です。(写真下) 2月29日の給食手作りジャンボ餃子 広東スープ 牛乳 一口メモ チャーハンとピラフは、どちらも日本では定番のお米料理です。では、その違いを知っていますか? チャーハンは炊いたご飯を使って作っていますが、ピラフは生の米を具材と一緒に炒めてから、スープでご飯を炊いて作っています。 学校の給食でも、ピラフやチャーハンなどの料理はよく登場します。どちらも調味料を入れて炊いたご飯に、炒めた具材を混ぜ込んで作る「混ぜご飯」です。たくさん作らなければならないので、大量調理でもおいしく安全に作るためのコツの一つです。混ぜご飯ですが、チャーハンのように仕上がっています。 |
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