9月8日(金)1年2組では、「はしれ、ゴールのむこうまで!」という絵本の読み聞かせがありました。ちょうど来週から運動会に向けた練習日程が始まるので、とてもタイムリーな読み聞かせでした。(写真上) 作者は、くすのき しげのり さんです。小学校の教員を26年間勤めていた経験のある方で、代表作の「おこだでませんように」は、私の大好きな絵本の1冊となっています。子どもの繊細な心の動きを、力強く、そしてユーモラスに絵本に表しています。子ども達だけでなく、全ての大人へのメッセージとして、読む人の心を動かし続けています。 「はしれ、ゴールのむこうまで!」は、そうた君という男の子と校長先生との物語です。何でも子ども達と一緒に行う、いつも絶好調の「ぜっこうちょうせんせい」は、運動会の練習にも熱心です。1年生に、速く走るコツを教えてくれました。でも、クラスで一番足の遅いそうた君は、練習になかなか力が入りません。校長先生は、「ゴールはまだ途中だと思って、ゴールの向こうまで走るんだ。」と励まします。運動会当日、徒競走でやっぱりビリになってしまい、そうた君は落ち込んでしまいました。そこに、先生たちが出る「呼び出し競争」がありました。校長先生は、1年生のところにやって来て、そうた君の手をつかんで走り始めました。・・・自分もこういう校長でありたいなと思いつつ、同じようなことをしたら、きっと「一人だけをかわいがってる…」と批判されそうです。 運動会の定番ソングをご存知でしょうか? よく応援合戦で歌われる「ゴーゴーゴー」という曲です。この曲が歌われるようになって、もう20年以上経つでしょうか。今週は、音楽室からこの曲を練習する元気のよい歌声が、よく聞こえてきました。 コロナ禍で3年間運動会がなかったので、2,3年生も初めて習う曲です。今日は、2年生にとって2学期最初の音楽の授業日でした。歌の本に載っている歌詞を見ながら、1〜3番までを練習していました。(写真中) 歌の初めに「フレー、フレー、赤(白)組、フレフレ赤(白)組、ゴーゴーゴー!」というフレーズが入ります。「ゴー」のところで片手を上に挙げて、気合いを込めます。1番は赤組の歌になっていて、「ぼくらは輝く 太陽のように〜」で始まります。途中、「ゴーゴーゴー 赤 赤 赤」のところでまた片手を突きあげます。2番は白組の歌で、「ぼくらは白い稲妻だ 突き進む光の矢〜」で始まり、同じように「白 白 白 ゴーゴーゴー」で手を上に挙げます。そして3番は赤白一緒に歌って盛り上がります。 この応援歌がすばらしいのは、赤と白の歌の旋律がそれぞれ違うところです。それであるのに、3番で同時に歌うとなぜか見事に一緒にそろい、バランスが取れるのです。ご存知ない方は、ぜひYouTubeで聞いてみてください。絶対に運動会当日はこの歌で盛り上がること間違いなしです。 実は、旭町小にはそれとは別に「運動会の歌」があります。開会式で、音楽委員会の伴奏で歌います。こちらの歌は、以前の音楽専科が作詞作曲した歌です。ということで、開会式と応援合戦と、2種類の運動会の歌を当日お楽しみください。 1年1組の教室で、夏休みの自由研究発表会がありました。昨日の2組に続いて、1年生らしい作品がたくさん集まりました。手芸作品や紙粘土で作ったものなど、電子黒板に拡大して映すと、「すご〜い」とか「かわいい〜」、「おいしそ〜」という声が聞こえてきました。(写真下) そのような中からいくつかの自由研究を紹介します。「尾瀬のかんさつノート」…尾瀬に行った時の高山植物や生き物の写真と説明があり、山登りをした様子も書いてあります。家族旅行の記録としてもすばらしい作品になっていました。「ガラクタザウルス」…フォークや洗濯ばさみ、ペットボトルのキャップなど、身近なものを接着剤でくっつけて恐竜が出来上がりました。銀色の塗料が吹きつけてあり、メタリックな感じが素敵です。「うどん作り」…粉をこねて家族でうどんを打った様子が写真と説明でよく伝わってきました。おいしかったことでしょう。他にも、クワガタやセミ(羽化の様子)の生態をまとめた作品も夏休みならではという感じがしました。 ところで、(写真下)のおにぎりが気になるのではないでしょうか。おにぎりの形をした貯金箱です。てっぺんからお金を入れて、海苔をはぐるとちゃんとお金を取り出すところも作ってあります。 私の家でも、昔(だいぶ昔のことですが…)上の子が1年生の時に、貯金箱を自由研究にしたことがありました。下田の海で貝殻を集めてきて、紙粘土を使って作りました。仕上げに絵の具で色を付けさせたのですが、色塗りの仕方が雑で、ついつい夜中に筆を持って塗り直してあげました。親バカでした。 9月8日の給食菊花蒸し 菊入りすまし汁 牛乳 一口メモ 明日、9月9日は「重陽の節句」です。中国では、奇数を陽数と呼んでいます。そして、9という大きい陽数が2つ重なっているので「重陽の節句」と言われ、お祝いをするようになりました。 「重陽の節句」は、菊の花が主役です。これは、昔、菊の花には長生きをさせてくれる力があると伝えられていたからです。菊をながめ、菊の入ったお酒を飲んで長生きを願います。 「菊花蒸し」は、白い菊に見立てた料理で、肉団子を細切りにしたシュウマイの皮で包みました。「菊入りすまし汁」には、菊の花びらと菊の形をしたかまぼこが入っています。 歯みがき指導(3年生)まず始めに、パワーポイントを見ながら、虫歯や歯肉炎という歯の病気の原因が歯垢(プラーク)であるということを学びました。この歯垢を顕微鏡で見てみると、動いているという話にかなり衝撃を受けたようです。 次に、この歯垢を取り除くために”正しい歯磨き”が大切なことを学びました。一人一本歯ブラシをもらい、どのように磨くのか手を動かしながら確かめました。 授業の終わりには、「ばい菌が生きていることに驚いた。」「虫歯は勝手になくなるわけではないから、予防としてきちんと歯みがきをしていきたい。」という感想が聞こえてきました。 歯ブラシのほかに、歯みがき調べワークシートと染め出しの錠剤を配りました。ぜひお家で一緒に取り組んでみてください。 体育朝会夏休み中に取り組んだ子も多く、1つずつ動きを確認しなくても、なんとなく動ける子がたくさんいました。運動委員のお手本を見ながら、1回通してやってみました。 しかし、ラジオ体操は運動会のプログラムの一番最初です。全員で正しいラジオ体操ができるように、校長先生にポイントを聞いて練習しました。かかとをあげるところ、腕をのばすところ、たくさんのポイントに気を付けてラジオ体操をすると、なかなか疲れます。 運動会まで、あと1ヶ月です。ラジオ体操でよいスタートが切れるように、全校で練習していきます。 9月7日(木)短い詩ですが、奥が深いものがあります。「わたしと小鳥とすずと」という題名にあるように、最初は「わたし」の視点で始まります。そして「わたし」と「小鳥」と「すず」のそれぞれにとってできることとできないことを説明しています。しかし、この詩の最後には、「すずと、小鳥と、それからわたし」の順になっています。どうして順番が変わったのでしょうか。これは、「わたし」を最後にすることで、みんなのおかげでわたし自身がいるということを表現しているような気がします。さらに、「みんなちがって みんないい」の「みんな」は、人間だけでなく、生き物や物体全てを含めた言葉として使われています。 また、この詩は、道徳の教科書にも掲載されています。「信頼、助け合い」の資料として、あるいは「個性の伸長」にも使えそうです。 さらにこの詩は、歌の歌詞にもなっています。様々な作曲者が歌にしているようですが、一番有名なのは杉本 竜一さんが作曲したものです。そして、盲目のテノール歌手の新垣 勉さんが歌ったバージョンがすばらしいのでお勧めです。(NHKのみんなのうたにも使われました。) 1年2組の教室で、自由研究の発表会がありました。(写真中)昨日と今日の2日間にわたって行われ、全員の発表が終わりました。今日は午前中に出張があり、発表が見られなくて残念でした。(そのため、写真は昨日の発表の様子です。) どれも1年生ならではの自由研究といった感じで、かわいらしい工作などの製作物や、虫や動物を扱ったものが多く見られました。印象に残った研究をいくつか紹介します。「世界の国について」…様々な国の国旗や首都などを調べてまとめました。ロシアとウクライナが同じページに並べて書いてありました。イタリアのページには、とってもすてきな写真が貼ってあります。お父さんが撮って来てくれたそうです。「ヒメダカの色変わり」…メダカは、周囲の色にあわせて体色を変化させる特性を持っています。飼育している容器の色の影響を強く受けて、体色を変化させます。ヒメダカをいろいろな色の器に入れて、15分後の体の色を写真に撮ってまとめています。色変わりする様子がはっきりと確認することができました。「白子川をたんけんしたよ」…白子川の源流となる大泉井頭(いがしら)公園から新河岸川の合流地点までの地図が、模造紙に詳細にまとめてあります。全ての橋の名前が書いてあります。(すごい!)さらに、源流から合流地点まで、全部自転車?で通って調べたようです。(すごい!)練馬区唯一の牧場である「小泉牧場」も記録してあります。力作です。努力賞!! 5年生は、理科の時間に「植物の実や種子のでき方」の学習をしています。花にはおしべやめしべなどがあり、花粉がめしべの先に付くと、めしべのもとが実になるとともに、実の中に種子ができることを学びます。今日は、5,6校時に、2組が理科室でアサガオの花のつくりを調べていました。アサガオの花をそっと分解すると、花びらとがく片の他に、おしべやめしべに分けることができます。また、おしべが5本あるのに対して、めしべは1本であることも確かめました。(写真下) 教科書には、オクラなど他の花のつくりについても写真が載っています。おしべやめしべのつくりは、花の種類によって様々です。今の時期なら、学校にはムクゲやマリーゴールドが咲いています。それぞれどこにおしべとめしべがあり、どんな形をしているのかを調べてみるのもおもしろいものです。 水泳指導 1年生もぐりっこや浮く遊びをして水に体を慣らしてから、みんなでプールの周りを歩き、水の流れを体感しました。 さらに、宝探しにも挑戦しました。「宝が取れた!」と歓声を上げながら、楽しく活動しました。 潜ったり泳いたりと、1学期よりもできるようになった子供たちの姿に、大きな成長を感じました。 9月7日の給食キャベツのツナソテー 米粉の黒糖ケーキ 牛乳 一口メモ 今日のデザートは、「米粉の黒糖ケーキ」です。いつもケーキを作る時は小麦粉を使っていますが、今日はお米を粉にした「米粉」を使って作りました。もちもちとして、小麦粉のケーキとはまた違ったおいしさが楽しめます。 なぜ米粉を使うのかというと、おいしくなるということの他に、「米の消費を増やす」ということもあります。日本の食糧自給率はおよそ40%で、ほとんどの食べ物は輸入に頼っています。そこで、日本でたくさん栽培されているお米をもっと使うために、米粉が使われるようになってきました。ご飯として食べるだけでなく、米粉にして様々な料理に使うようになりました。 米粉のケーキを食べながら、日本の食糧事情についても考えてほしいと思います。 6年生「水泳記録会」今年度は、記録会に向け、一人一人がめあてをもちながら取り組むことができました。その成果として、よりスムーズな泳ぎになったり、より正確な泳ぎになったり、より長い距離を泳げるようになったりしました。 この成功体験を、これからの学校生活にも生かしていきたいです。 9月6日(水)今まで習字道具の小筆は、名前を書く時にしか使っていませんでした。筆をしっかり立てて持ち、半紙に書く文字のバランスに気を付けて清書する学習になりました。(写真上) この俳句は、松尾芭蕉の紀行文「奥の細道」に入っていて、山形県の立石寺(山寺)に参詣した際に詠んだ句とされています。だいぶ昔ですが、山寺に行ったことがあります。確かに、この句が書かれた石碑がありました。「しずかさ」が「しづかさ」になっているのは、旧仮名づかいのためです。「セミの声がするのに、何で静かなの?」と思うかもしれませんが、「しづかさ」を漢字で書くと「閑さ」です。「のどかで、のんびりとしていること」という意味があり、ひっそりとしたたたずまいの中で、セミの声が山寺の岩々に反響していることを句に表したのではないでしょうか。 ところで、セミと言えば…今年の夏はセミの声があまりしなかったように感じませんか? 先月、他の人からそのことを聞き、そう言われればいつもの年よりもセミがいないなと思うようになりました。セミは、暑すぎると鳴くのをやめるそうです。さすがの夏の王者であるセミも、猛暑には勝てなかったようです。 2学期に入り、1年生のカタカナの学習が始まりました。2組では、カタカナの練習ドリルを今日から使い、毎日少しずつ取り組んでいくことになりました。今日は、「コ」と「ツ」の2文字を習いました。カタカナをすでに知っている子がほとんどで、「簡単だよ…」、「知ってるよ…」という声が聞こえてきました。ところがどっこい・・・。 まず、「コ」は2画で書くことや、1画目と2画目をぴったりくっつけて書くこと、「ツ」と「シ」の違いや「ツ」の3画目は上から斜めに払うことなどを指導しました。続けて書き順の練習です。「コ」を空中で手を鉛筆代わりに出し、「イチ、ニ」と言いながら大きく書きました。(写真中) 書き順の指導後、ドリルブックに何回か「コ」をなぞって書きました。ところが、びっくりです。「コ」を1画で書いている子が何人かいたのです。書き順の空中筆をしていなかったのか、独学で間違えて覚えてしまっていたのか…。この時点で書き方を間違えてしまったら、小学校の6年間、いや、大人になっても間違ったままでしょう。全ての学習のスタートとなる1年生の学習には、こういうことが毎日のようにあるのです。 今日は、練馬区連合水泳記録会の日でした。6年生が一人1種目に出場し、自己ベストタイムを目指しました。4年前までは、近隣の3校の6年生が集まって行われていました。これからは、各校で開催することになっています。旭町小では、来年度記録会がある5年生が、プールサイドで応援する形で行うことにしました。 6年生は、2年生の時まで通常に水泳指導が行われていました。翌年の3年生の頃からコロナ禍に入り、水泳指導がほとんどできていない状況でした。(昨年、一昨年も、プールに入ることができたのは1回ずつくらいでした。)今年は、6月から毎週のように水泳指導がありましたが、そう簡単に水泳の感覚が戻ってくるわけではありません。夏休みの水泳指導も、限られた子しか参加していませんでした。 しかし、学年の先生方の励ましもあり、1学期の記録を少しでも更新しようと全力で泳ぐ姿が見られました。また、友達の泳ぎを応援したり、拍手を送ったりする場面もすてきでした。コースロープが張られ、いつもとは違った雰囲気の中、緊張感をもちながらスタートする顔は真剣そのものでした。後日、今日の記録をもとに、全員に記録証が渡されます。一回り成長した6年生の姿が感じられました。(写真下) 80m走 計測(4年生)最初にスタートやゴールの仕方、カーブの曲がり方などを確認し、4人ずつ全力で走りました。一人もフライングすることなく、集中して走りきることができ素晴らしかったです。 運動会でも80mを走ります。今日教わった大事なポイントを思い出しながら、本番でも最後まで全力で走ってほしいです。 3年生 水泳指導 最終日!学校の夏季水泳指導に通って一生懸命に練習してきた子、おうちでプールや海に行って水の中で運動する機会があった子、夏休み中の経験はそれぞれ違いますが、みんな落ち着いて参加することができました。 1学期よりも、一人一人が水の中で自信をもって運動できるようになっていました。検定をし、今年度の学習の成果を級賞にして帽子にはりつけました。級賞は来年度に引き継ぎます。来年度も自信をもって取り組んでほしいと願っています。 あいさつ運動
9月4日(月)から6日(水)の3日間に渡り、代表委員会を中心にあいさつ運動が行われました。
6日(水)は、有志で集まった豊渓中学校の生徒が10名参加しました。中学生のあいさつはとても立派でした。旭町小の子ども達は、中学生に対してもしっかりと目を見て、おじぎをしたり、はっきりとした声であいさつをしたりすることができました。 代表委員は、この3日間であいさつが返ってくる嬉しさを実感できたようです。明るく元気のよいあいさつがたくさん飛び交う素敵な3日間になりました。引き続き、あいさつ指導に力を入れていきます。 9月6日の給食白身魚のマヨコーン焼き 油揚げと野菜の煮びたし さつま汁 牛乳 一口メモ 今日の「白身魚のマヨコーン焼き」は、タラの切り身の上にマヨネーズとコーンを合わせたソースをのせて、オーブンで焼きました。マヨネーズとコーンは、子ども達も大好きな組み合わせです。 魚のタラには何種類かありますが、今日使っているタラは「スケトウダラ」です。スケトウダラの卵は、おなじみの明太子として加工されます。また、タラはすり身の原料にもよく使われている魚です。 「マダラ」とよく似ていますが、マダラの方が大きく、スケトウダラにはマダラにあるひげがありません。タラは、餌となるエビやカニをよく食べて、お腹がぷっくり膨らんでいます。そのため、「たらふく食う」の語源になったとも言われています。タラの身は、高タンパクでヘルシーな食材でもあります。 100m走 計測(6年生)スタートの練習やカーブの走り方、スタート前のアップの仕方などを教わってから走りました。今日は朝から気温が高く、日差しも強い中でしたが、最後までしっかりと走り切りました。 今日行った計測結果で、運動会での100m走のメンバーや選抜リレーの選手、赤白の組み分けが決まります。小学校最後の運動会に向けて、意欲を高めていきます。 9月5日(火)漁業別水産量の変化のグラフから、沖合漁業や遠洋漁業の生産量が減ってきていることを読み取りました。また、漁業で働く人の数の減少や200海里水域の問題から、日本の水産業の課題について考えていきます。 写真では、5年2組の教室で1組の担任が授業をしています。(写真上)2組の担任はお休み?…というわけではありません。その頃、2組の担任は隣の1組の教室で外国語の授業をしていました。それぞれの教員の得意分野を生かした「交換授業」を行っていたのです。この交換授業は、最近小学校の高学年で話題となっている「教科担任制」という言い方もできます。 5年生では、この9月から教科担任制を試行します。1組の担任が社会科を指導し、2組の担任は外国語と道徳(あるいは国語)を担当し、週3時間実施していきます。教科担任制の利点は、「より専門的な指導をすることができる」、「複数の教員が子どもに関わることで、一人一人の良さを引き出すことができる」、「教員が教材研究に割く時間が少なくて済む」ということが挙げられます。特に3つ目の利点は、教員の働き方改革につながり、ここ数年で文科省が教科担任制を進めてきた理由がそこにあります。 しかし、2人の担任のみで行う「交換授業」は、完全な教科担任制とは言えません。本来は、高学年の全クラスに対して、体育や算数、外国語、理科をそれぞれ1人の教員が専門的に指導するものです。つまり、現在の図工や音楽の時間のような担任の「空き時間」が生じるのが教科担任制です。交換授業では実質空き時間は生まれません。この夏、文科省は前倒しして来年度までに教科担任制を完結させると言っていますが、教員を加配してもらえなければ、その実現は不可能です。一体どうなっているのやら・・・。 2年2組で、自由研究の発表会がありました。(写真中)昨年の1年生の頃から、さらにグレードアップした力作がたくさん見られた気がします。保護者の方の気合いがひしひしと感じられる自由研究もありました。(自由研究に親の手が入るのは、大いに歓迎すべきことです。) このクラスの自由研究で、特に目にとまったものをいくつか紹介します。「夏をのりきる 火を使わないレシピ」…ガスコンロを使わずにできる調理に挑戦しました。レンジをうまく使って作ったオムライスやシュウマイ、プリンなど、どれもとてもおいしそうでした。工夫次第でいろいろな料理が作れるのだなと思いました。また、写真を上手に使ってまとめてあります。「もやしらべ」…豆からもやしができるのを利用し、様々な条件設定で実験をしています。豆の種類を大豆、あずき、黒大豆にしたり、水やしょう油、砂糖水など、いろいろな液体につけてもやしになるかを調べています。理科的な考え方がしっかりとできていてすばらしい! 「色のひみつ」…絵の具の色に「みずいろ」と「そらいろ」があることを不思議に思ったと、動機がきちんとしている研究です。色について調べたこととともに、絵の具を混ぜて色を作り、その色を「色彩ヘルパー」というアプリを使って色判定をしているところがすばらしいです。 他にも、「ねこの観察」や「月の観察」、「ガチャガチャの製作」(2人いました!)、「ケーキ作り」など、楽しい自由研究がいっぱいでした。これらは、さっそく廊下の特設テーブルに展示されることになりました。 4年1組で、「わたしたちの校歌」という資料を使った道徳の授業が行われていました。道徳の内容項目の「よりよい学校生活」に関する学習です。そして、校歌だけでなく、昔から大切にされてきたものや学校のよいところを見つけて、これからも学校生活を楽しくしようとする心情を育てることをねらいとした授業でした。 「わたしたちの校歌」は、教科書に載っている他の資料とはちょっと違った感じです。「みなさんは、自分の学校の校歌の由来を知っていますか。」という言葉から始まり、埼玉県の学校の校歌を例に、どのように校歌がつくられることになったのかが書かれています。また、その学校を卒業した人々が、いかに校歌を大事に想っているかについても書いてあります。(写真下) 旭町小の校歌を作詞したのは、まど みちお さんです。学校ができた当初はまだ校歌がなく、開校してしばらくしてから作られました。作詞を依頼された まど みちお さんは、実際にこの旭町小を訪れています。当時の子ども達の元気な様子や、遠くに見える山々の景色など、印象に残った様子が校歌にちりばめられています。さらに、「風うつくしい この丘」という言葉を校歌の題名として添えていただきました。いつも私は自慢に思います。風を「うつくしい」と表現したまど さんのすばらしさと、この旭町小に大きなプレゼントをいたただけた幸せを! 9月5日の給食彩り野菜のポトフ スパイシーポテト 牛乳 一口メモ 今日のポトフは、かぼちゃとズッキーニ、赤パプリカを入れて、色鮮やかにしました。 今では身近な食材となったズッキーニですが、日本で食べられるようになったのは、約30年前からと比較的新しい野菜です。見た目はきゅうりに似ていますが、実はかぼちゃの仲間になります。 ズッキーニは、イタリア語で「小さなかぼちゃ」という意味があるそうです。ズッキーニは緑色というイメージがありますが、オレンジ色や黄緑、白など、様々な色のズッキーニが栽培されています。 皮も実もやわらかいので、生で食べてもおいしい野菜です。また、ズッキーニの花はとても大きく、イタリアでは中にひき肉などを詰めて、油で揚げて食べることもあるそうです。 100m走 計測(5年生)4年生の時の80m走とは違って、最後まで走りぬくことがなかなか大変だったようです。しかし、カーブでの体の傾け方や直線での加速など、成長を感じる走り方になった子ども達がほとんどでした。 高学年として、運動会では活躍できる場面がたくさんあります。今年はどんな活躍が見られるのか、とても楽しみです。 9月4日(月) その21組では、「やくそく」という物語の音読練習をしていました。今日から音読の宿題が出るようです。最初の場面の読みの確認をしていました。物語全体は、1学期に学習したものよりもずっと長くなっています。話の内容をとらえるためにも、繰り返しスラスラと読めるように、毎日音読をすることが大切です。(写真上) この「やくそく」という物語の作者は、小風 さち(こかぜ さち)さんです。「わにわに」シリーズや「こぶたのピクルス」シリーズなど、誰もが一度は手にしたことのある絵本作家です。教科書の「やくそく」では、とてもかわいらしい青虫たちのイラストが載っています。最後の場面では、葉っぱの上で背伸びをして遠くを見ようとする青虫が描かれているのも印象的です。お話の内容は、自分のことだけを考えてけんかをしていた3匹のあおむしが、広い世界に驚き、「それなら、みんなでいこう。」と一緒に海に行くことを「やくそく」する物語です。話の続きを想像するのも楽しくなるような物語として書かれています。 高学年の各教室では、読書感想文の作成に取り組んでいました。6年2組では、読書感想文の書き方について説明しているワークシートを活用し、作文の組み立て方から指導していきました。 「はじめ」の部分の書き方として、「この本を読んだきっかけ」や「同じ体験・題名から考えたこと」を書くようにします。確かに、読書感想文の書き出しは難しいものです。図書室で本を選んでいる時に、題名や表紙の絵に目が留まったことから書き始めるのもよいでしょう。また、自分の好きな分野や作者がきっかけで本を選んだということもあるでしょう。 次に、重要な「中」の部分の書き方です。ワークシートには、「登場人物の気持ちを想像する」、「気に入った表現・他の物語と比べる」というヒントが書かれていました。誰もがおちいりやすい感想文のあるあるに、「あらすじばかり書いてしまう」というのがあります。国語の物語文の授業でやっているように、読んだ中から登場人物の気持ちを想像してそれを書くのが感想文です。あるいは、自分だったらどうしただろうと感想をふくらませて書いていきます。 最後に、「終わり」の書き方として、「物語全体をまとめる」、「これから自分はどうするつもりか」を書くようになっていました。一冊の本を読み、これから自分はこの登場人物のように生きていきたい…なんて書けたら、すばらしい読書感想文になりそうです。(写真中) 中学生の頃、課題図書2冊から1冊を選び、読書感想文を書くのが夏休みの宿題になっていました。課題図書は、「ろうそくの科学」と「マゼランの世界一周」(題名は不確かです)でした。理科好きの私は、ろうそく…の本を選びました。様々な実験をしたことが書かれている本で、「こんなんで感想文なんて書けるか!」と思い、マゼラン…の本に切り替えることにしました。ところが、マゼランはとても分厚い本で、まず読み切るだけに相当な日数がかかりそうな気配でした。そこで、本の途中からワープし、結末の数ページを読んで感想を書くことにしました。「マゼランは、船で世界一周をしてすばらしい人物だった。」・・・ところが、学校で友達からマゼランが旅の途中、毒矢で殺されていたことを聞きました。すでに感想文を提出した後のことでした。 1年2組の教室に、タマムシが入った虫かごが置いてありました。夏休みの終わりに用務主事さんが校庭で見つけて、子ども達に見てもらおうと低学年の教室に持ってきてくれました。土曜日までは元気だったのですが、今朝は動かなくなっていました。タマムシの寿命は数週間とのことです。 子どもの頃は、田舎に住んでいたこともあり、タマムシを見るのはそう珍しいことではありませんでした。東京のような都会では珍しいはずですが、練馬区の光が丘公園が近くにある旭町小では、こういう虫たちがたくさんいるのかもしれません。(2年生の生活科で、1学期に上練馬公園でタマムシを見つけた子が確かいたような…) タマムシは、その名の通り、背中の光沢が玉虫色に輝いて見えます。1年生の子ども達は初めて目にした虫だったのか、とても驚いていました。(写真下) ちなみに、タマムシの背中の光沢は、天敵の鳥から身を守るための工夫ではないかと言われています。ベランダに吊るしてあるCDは、光沢による光の反射で鳥を追い払っています。それと同じ効果があるのでしょう。 9月4日の給食春雨のピリ辛炒め 冷凍パイン 牛乳 一口メモ 今日のデザートは、暑い日にはうれしい「冷凍パイン」です。 学校の給食室には、食品を保存するための冷凍庫がないので、冷たい状態でおいしく食べられるように、業者さんにお願いして給食時間の少し前に合わせて持ってきてもらいました。冷たいデザートを楽しめるようにしました。 クイズです。パイナップルは、あるものに似ていることからこの名前がつきました。そのあるものとは何でしょう? (1) 松ぼっくり (2) はりねずみ (3) たわし 答えは、(1)の松ぼっくりです。見た目が松ぼっくりに似ているので、英語で「松」という意味の「パイン」と果物の「アップル」を組み合わせて、「パイナップル」という名前になったそうです。 9月4日(月) その1全校朝会は体育館で行いました。「自由研究の思い出」という話をしました。 ・・・先週金曜の始業式の日に、大きな荷物を持って登校してくる子がたくさん見られました。夏休みの自由研究で作った作品を大切に学校まで運んで来たようです。夏休みが始まる前に、「長い休みならではの課題にしっかり取り組みましょう」という話をしました。その一つに自由研究がありました。そして、「あらかじめしっかり計画を立てておかないと、休みに入ってからなかなか取り組むことが難しいですよ」という話もしたはずです。計画通りに自由研究を行うことができたでしょうか。 自由研究で行う内容が決めてあったとしても、42日間の休みのいつから取り組むかというのは、なかなか難しいものです。休みに入ってすぐに取り組み、「ああ、一つ宿題が終わった!」とホッとするタイプの人もいれば、「長い夏休みなんだから、後でやればいいさ」と、結局ずるずると夏休みの終わりのぎりぎりになってやっと取りかかるタイプの人もいるでしょう。あるいは、家の人に何度も言われてやっと自由研究に取り組んだという子もいたのではないでしょうか。 校長先生は、小学生の頃は何でもぎりぎりにならないと課題ができないタイプの子でした。夏休みの自由研究でも、同じように気まずい思いをしたことがあります。6年生の夏休みのことでした。小学校最後の夏休みということもあって、何かしっかりとした自由研究をしようという心意気で夏休みを迎えました。ところが、8月の後半になっても自由研究のことは少しも考えずに過ごしてしまいました。8月29日になり、「あと3日あるから大丈夫」と思い、8月30日になり、「あと2日あるから大丈夫」と思い、そしてとうとう8月31日になりました。さすがにこれはまずいと思い、町の図書館に行きました。そこで目に留まったのが「子どもの科学」という雑誌の水中の微生物の記事でした。ノートにそのまま書き写し、表紙に「夏休みの自由研究 水中の微生物」と書きました。 翌日の9月1日、なんとなく重い足取りで久し振りの学校に着きました。クラスの友達は、自由研究に立派な工作や旅行記を持ってきていました。すぐにクラスで自由研究の発表会がありました。自分の番になり、ノートに書き写した水中の微生物について発表しましたが、1ページしかない内容なのであっという間に発表が終わりました。自分で実際に川や池に行って微生物の観察をして調べていたのなら、すばらしい自由研究になっていたはずです。立派な自由研究にするには、夏休みに入ったら早めに取り組まなければならないと、その時になって反省したのでした。 さて、みなさんの自由研究はどうでしょう。きっと今日あたりから、クラス内で発表会をしていくのではないでしょうか。そして、教室や廊下にたくさんの自由研究の作品が展示されることになります。友達の作品を見てたくさんのことを学びましょう。一人一人の作品から、いろいろな工夫を探してみてください。こういう自由研究を今度やってみたいなというヒントがもらえるかもしれません。さらに、自分のクラスの作品だけでなく、隣のクラスや他の学年の作品も見ることができるとよいですね。・・・ 続いて、代表委員会から運動会のスローガンの発表がありました。今年の運動会のスローガンは、「太陽のような笑顔で 旭町の力を出そう」に決まりました。来週から、いよいよ運動会の練習時程が始まります。(写真) |
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