9月28日(木)2校時に、2組の子ども達が視聴覚室に行き、持ち寄った箱を使って遊んでいました。お菓子の箱やティッシュの箱、チーズが入っていた箱など、様々な形の箱がたくさん集まりました。グループの友達と作りたいものを考え、それに合わせて箱を組み合わせていきます。組み立てては崩し…の繰り返しですが、次第にどんな形の箱が必要かが見えてきます。 子ども達は、入学前までにどれだけ積木遊びを経験してきたでしょうか。積み木は、代表的な知育玩具として昔からあります。手に触れることで、赤ちゃんや子どもの五感を刺激します。さらに集中力や創造性を高めるとともに、手先を器用にし、問題解決能力や空間認識能力の発達にも効果があると言われています。まさにいいことづくめで、小さな子どもがいる家庭では、ブロック遊びとともに積木遊びは必ず行われてきたのではないでしょうか。 また、「空間認知能力」の発達は、算数が得意になるかどうかの分かれ目になるという説もあります。空間認知能力とは、人や物の状態(大きさや距離感など)を把握して、空間全体の構造を理解する力のことを言います。算数だけでなく、地図を読んで目的地に行ったり、ボールをバットで打ち返したりと、日常生活に欠かせない力となります。 1年生に箱を集めて遊ばせると、たいてい高く積み上げて東京タワー(またはスカイツリー)を作ろうとします。土台となる箱を選んだり、筒状の箱をどう利用するかなど、子どもなりに一生懸命考えて作っているのです。(写真上) 運動会まで、あと10日余りとなりました。今朝は、体育朝会で応援の練習を全校で行うなど、活気のある運動会をめざして盛り上がり始めているところです。一方、11月に行われる展覧会に向けた準備も着々と行われています。各学年とも、今まで製作した平面作品から出品するものを選んだり、台紙に貼り付けたりする作業を進めています。 今日は、3年生の図工の授業がありました。3年生は立体作品として、「ミニショップ」を出品します。この作品は、お祭りの屋台のイメージをきっかけにして、自分だけのミニショップを考えて表現したものです。この作品を作るために、1学期から十分な時間をかけて取り組んできました。自分独自のお店をめざして、まず各自がどんなお店にするのか、そして一人一人がいろいろなお店になるようにと、じっくり考える時間をとってから製作してきました。 今日は、できた作品にタイトルをつけて、展示用の名札を記入していました。自分のお店の店長さんになった気持ちで、お客さんにアピールする素敵なタイトルを考えていました。「不思議なお花屋さん」、「スペシャル薬屋さん」、「未来のペット屋さん」、「天気屋さん」…それぞれどんなお店なのでしょうか。展覧会を楽しみにしていましょう。(写真中) 今日は、図書管理員さんが勤務する日でした。1年生の図書の時間に、「だごだご ころころ」という本の読み聞かせをしていただきました。「だご」というのは、方言で「だんご」のことです。…おばあさんは、転がって行っただんごを追いかけるうちに、鬼たちに捕まってしまいます。鬼は、おばあさんにかき混ぜると粉が増えるしゃもじを与え、だんごを作り続けさせます。鬼たちが寝ている間に、おばあさんはしゃもじを持って逃げだします。鬼に追いかけられるおばあさんは、しゃもじやかつて助けた赤とんぼたちのおかげもあり、無事に帰ることができましたとさ…というお話です。 この絵本、やっていることはユーモラスなのですが、鬼の顔がとても怖く感じられます。後半、おばあさんが舟をこいで逃げる場面では、子ども達も身を乗り出して読み聞かせに注目していました。そして、鬼たちが川の水を全部飲もうとして、ついにはお腹がパチンとはじけてしまう場面では、唖然とした表情で聞いていました。(写真下) 赤とんぼが出てくることや、鬼たちがお月見をする場面があることから、ちょうど今の時期にふさわしい読み聞かせと言えます。明日は、中秋の名月です。 9月28日の給食じゃこふりかけ すき焼き風肉豆腐 野菜のポン酢和え 牛乳 一口メモ 「すき焼き風肉豆腐」は、焼き豆腐をはじめ、豚肉、玉ねぎ、にんじん、しらたき、焼き麩、白菜などをしょう油と砂糖ですき焼き風の味付けにして作りました。すき焼きの味付けは、ご飯がよく進みます。さらに、具だくさんなので、野菜もたんぱく質もしっかり摂ることができます。 「すき焼き」の名前の由来は、田畑を耕す時に使われる「鍬(すき)」という農作業の道具名から来ています。そこに豆腐や魚などをのせて、火にかけて焼いていたことから「すき焼き」という名前がついたと言われています。 また、この他に、薄切り肉を意味する「すきみ」から「すき焼き」となった説や、好きなものを焼くからといった説もあるそうです。 社会科「農家の仕事」(3年生)練馬区の農家の吉田さんと、JAの岩井さんを講師にお迎えしました。特別にキャベツの苗と畑で育てている収穫前のキャベツを持ってきてくださいました。本物の小さなキャベツの苗を見て、子供たちから「わぁ!」と歓声が上がりました。そして、その横に並べられた大きく育ったキャベツの姿に興味津々の様子でした。 吉田さんは旭町小学校の敷地と同じくらいの広さの畑で、25種類ほどの作物を育てていらっしゃるそうです。キャベツは1年間に3000株を収穫し、私たちの給食やスーパーマーケットに出荷しているのだそうです。 岩井さんからは、練馬区の農地についてお話を伺いました。東京都の農地の4割を練馬区が占めているのだそうです。野菜の他にも、ブルーベリーや柿の収穫量が多いことが練馬区の特徴なのだそうです。 今日、この出前授業を心待ちにしていた子供たちからは、たくさんの質問があがりました。農家の仕事の大変さや喜びについて、さらに農作業に使う道具について、たくさんのお話を聞くことができました。副読本では学べないような貴重な学習をすることができました。 9月27日(水)この単元は、なかなか教室では実験が難しいところがあります。1組は、校庭の砂場に行って、川のモデルを使って実験をしていました。砂山をつくり、カーブした川を掘っておきます。ジョーロで水を流し、実際の川に見立てて実験をしていました。水の量が少しの場合と、たくさん流した場合とを比較し、流れる水のはたらきを確かめました。 流れる水には、「浸食・運搬・堆積」の3つのはたらきがあります。砂場での実験では、その3つのはたらきを明確に確認することができました。さらにジョーロで流す水の量を2倍にすると、元々あった川を乗り越え、泥水が土砂を崩しながら流れていく様子を見ることができました。(写真上) 3,4校時に、3年生に農業者出前授業がありました。これは、昨年度から練馬区で推進している事業で、区の予算が使われています。区内で農業をされている方々をマッチングし、社会科等の授業に生かす取り組みです。 今回は、3年生で学習している「キャベツ農家の仕事」に合わせて、JAの職員の方とともに、田柄2丁目で農業をされている吉田さんにお越しいただきました。実はこの吉田さん、私が以前勤務していた田柄小で大変お世話になった方です。学校のすぐ隣に吉田さんの広大な畑があり、全学年に農業体験を毎年行っていただいていました。旭町小は近隣に畑がないため、農家の方から直接話を聞くことができるのは、とてもラッキーなことです。 キャベツのプラグ苗や、畑から掘り起こしてきたキャベツの実物(かなり大きく育っているもの)を見せていただきました。さらに、キャベツ栽培の様子や農機具の話などの説明をしていただきました。後半は、子ども達からの質問に一つ一つ答えていただきました。農業のことなど、多くの質問が子ども達から出てきました。(写真中) 吉田さんの畑は、有機質の肥料がたっぷり使われていて、土がふかふかです。馬糞や馬小屋で使う敷き藁を取り寄せ、たい肥として使っています。1か月後、生活科見学(いもほり遠足)で、今度は2年生が吉田さんの畑にうかがいます。今から楽しみです。 5校時に、4年生の研究授業がありました。1,2組の各教室をコース別に分け、算数の「倍の見方」の授業を校内の先生方で参観しました。単元自体は4時間扱いですが、この先の高学年の算数につながるとても重要な学習内容です。 この学習単元では、「倍」の意味を拡張することに焦点を置いています。子ども達は、3年生までに整数を用いた倍のみを扱ってきました。ある量の2つ分のことをある量の2倍というなど、「倍」の意味を「いくつ分」として学習してきています。今回4年生では、この意味を「基準量を1としたときにいくつ分にあたるか」という意味に拡張していくことになります。子ども達の数学的な見方・考え方がグンと広がる、とても大切な学習内容です。 単元の1時間目には、何倍かを求める計算を考えました。…「子クジラの体長が3m、親クジラが15m。親クジラは子クジラの何倍か?」(15÷3=5倍)ここでは、3mを1と見た時に、15mが5にあたるという考え方が大切です。 2時間目には、比較量を求める計算をしました。…「子キリンの身長は180cm、親キリンは子キリンの3倍。親キリンの身長は何cmか?」(180×3=540cm)ここでは、180cmを1と見て、3にあたる大きさをかけ算で求めます。 そして今日の本時では、基準量を求める計算を考えました。…「親ヒョウの体重は、子ヒョウの6倍で72kgです。子ヒョウの体重は何kgか?」(72÷6=12kg)□×6=72と、1にあたる量を□として考えていきました。どの子も、前時までに学習したテープ図を利用して、一生懸命考えていました。(写真下) 9月27日の給食野菜のペペロンチーノ炒め 牛乳 一口メモ ハヤシライスは、明治時代の洋食屋さんで売り出され、大正時代にはカレーライスとともに全国に広がっていきました。 ハヤシライスの名前の由来には、いくつかの説があります。ハヤシライスは正式には「ハッシュドビーフアンドライス」と言います。英語で「細かく刻む」という意味のある「ハッシュ」がなまり、短縮されて「ハヤシライス」になったという説があります。また、林さんという洋食好きな人がカレーライスが苦手で、行きつけの洋食屋さんが林さんのために作ったものが「ハヤシライス」と言うようになったという説もあります。 今日のハヤシライスには、かくし味に味噌が入っています。 9月26日(火)「ごんぎつね」は、心の変化が見事に描かれているとともに、やるせない悲しみを残して物語が終わるところに児童文学としてのすばらしさがあります。さらに、物語で使われている言葉の一つ一つが人物の気持ちや情景描写と重なり、とても味わい深い文章となっています。 教科書に載っている挿絵がまた印象的で、読み手に伝わる大切な要素となっています。教科書は何年かごとに改訂があるので、以前指導していた頃の絵とはまた違った雰囲気になっています。それぞれの場面に合った絵が使われていて、色合いがとても鮮やかな挿絵になっています。 昔、指導していて印象的だったのが、真っ赤な彼岸花が出てくる場面です。本文には、「墓地には、ひがん花が、赤いきれのようにさき続いていました。」と書かれています。兵十のおっかあが亡くなり、その葬列と田んぼのあぜ道に咲く彼岸花とが対照的に重なり、とても心に残る場面です。さらに、その様子をながめている「ごん」の気持ちにも結び付きます。(写真上) ところで、この物語は、ちょうど今の時期にふさわしい教材です。ゴンが届ける栗や松茸が出てくるから…だけでなく、彼岸花が咲く時期でもあるからです。今年は記録的な猛暑だったため、彼岸花の咲く時期がどうなるのか心配されました。しかし、有名な埼玉県日高市の巾着田の彼岸花も、すでに咲き始めているようです。きっと、今週末が一番の見頃になるのでしょう。 旭町小の中庭にある彼岸花も、先週末から咲き始めました。お墓の近くに植えられていることが多い理由で、彼岸花は昔からあまり好まれない傾向にある植物ですが、私は大好きです。私の家の近くに土手があり、毎年真っ赤な絨毯のように彼岸花が咲き誇ります。今年もその時期が近づいてきました。 3,4校時に、6年生にサクラ草の植え替え指導をしました。今年は猛暑続きだったため、サクラ草の苗は大ピンチでした。5月の連休明けに種をまいたものの、6月下旬からほとんど苗が大きくならず…気象条件でこうも変わるものかとびっくりしました。また、北校舎の外壁・屋上防水工事があり、サクラ草を管理する場所が限られました。夏休み中は、中庭の片隅で蚊と闘いながら、ひっそりと植え替え作業に取り組んできました。今回の6年生分の苗は、なんとか植え替えサイズの大きさにまで成長しました。 6年生は、2年前の4年生の頃から毎年サクラ草の栽培をしてきています。それだけに、植え替え作業も手慣れたものでした。どんな花色が咲くかなと、期待を込めて苗を選んでいました。(写真中) 今日は9月26日です。ちょうど半年後は、6年生の卒業式が終わった翌日にあたります。今日、6年生は自分用と学校用の2種類の鉢にサクラ草を植え付けました。学校用の鉢は、卒業式の体育館を飾るために使われます。当日はサクラ草が満開に花開き、舞台を華やかに飾っていることでしょう。 5校時に、校庭で1,2年生のチェッコリ玉入れの練習がありました。赤組と白組がカゴの周りに丸くなり、チェッコリの曲に合わせて踊ります。1番が踊り終わると笛が鳴り、玉入れの時間になります。間奏が終わり、2番が始まる頃にまた笛が鳴り、玉入れをやめて元の円に戻らなければなりません。 「チェッチェッコリ チェッコリ〜♪」一度聴いたら忘れられないメロディーです。チェッコリは、もともとはアフリカのガーナの歌だそうです。踊りもとてもかわいらしく、低学年の子ども達にぴったりです。歌に合わせて腰を左右に振りながら(これがかわいい…)、両手を頭、肩、腰、膝、足首へと降ろしていきます。(写真下) 以前の学校で、1年生の玉入れを別の曲にした年がありました。保護者から「なんでチェッコリにしないんですか!」と残念がる声をいただいたことがあります。 サクラ草の植え替え(6年生)6年生らしく、話をよく聞き、正しく植え替えをすることができました。自分用の鉢には、明日から「水」と「愛情」を与えて大切に育てます。 また、卒業式では、すてきな式になるように、今日6年生が植えた学校用の鉢がきれいに花を付けて並びます。 どんな花が咲くのか楽しみに、みんなで大切に育てていきます。 9月26日の給食シシャモの磯辺揚げ 野菜のごま酢和え 鶏つみれ汁 牛乳 一口メモ シシャモは、漢字で「柳の葉の魚」と書き、「柳葉魚(シシャモ)」です。15cm位の細長い魚で、日本では北海道でよく獲れます。しかし、あまりたくさんは獲れないので、私たちがよく目にするのは、ほとんどがロシアやカナダ、アメリカなどで獲れた「カラフトシシャモ」です。 シシャモは、頭からしっぽまで丸ごと食べられるので、カルシウムをたくさん摂ることができます。カルシウムは、体の骨や歯をつくる材料になります。子どもは毎日成長しています。特に成長期には骨も成長し、太く長くなります。丈夫な骨をつくるためにも、シシャモのように骨ごと食べられる魚をよく噛んで、残さずに食べるようにしたいですね。 今日のシシャモは、青のりを混ぜた衣をつけて揚げました。青のりの香りがしておいしく仕上がっています。 9月25日(月) その21校時に、5年1組の社会科の授業観察を行いました。5年生は、水産業の学習を終えてから、しばらく「自動車の生産にはげむ人々」の学習をしてきました。いよいよその学習もまとめの段階です。今日は、「現在の自動車づくりが、海外生産に移り変わった理由」について考えさせる授業でした。 前時では、日本で生産された自動車が、大きな船に積まれて海外に輸出されている様子について学習しています。日本で生産した台数の半分は、海外向けの自動車です。一方で、トヨタ自動車は、海外の37か国に自社工場をもっていて、外国の工場で自動車を生産しています。現地生産台数と輸出台数の変化のグラフを見ると、現地で生産される自動車が年々圧倒的に増えてきていることが分かります。そこで、現地で自動車づくりをする良さについて、自分の考えをまとめることになりました。 5年生では、よくグループごとの話し合い活動が行われています。自分の考えをもった後は、座席を4人組に変え、意見を交流し合いました。グループごとの意見はホワイトボードに書き出し、黒板に貼ってみんなで考えを検討します。(写真上) 子ども達からは、様々な意見が出されていました。「自動車を海外生産することで、時間や輸送のコストがかからない」…これは、多くのグループから出された考えです。船で自動車を運ぶのは、相当な日数がかかるはずです。「外国の方が土地が広く、工場を建てやすい」…自動車工場は、関連工場も入れると広大な土地が必要であることは学習済みです。「相手の国の文化に合った車がつくれる」…外国で売れる日本車は、大きさもデザインも国内の車とは違います。それぞれの国に合った自動車づくりのためには、海外生産が欠かせません。「日本の技術を伝えることで、その国がレベルアップする」…一見、技術を伝えるのは日本にとって不利益のように感じられますが、お互いの国の産業発展のために積極的に行われています。「相手の国に仕事が生まれる」…日本の自動車産業がもとで、経済摩擦が生じていた時代から重要な課題でした。ある面、このことが一番の理由となっているのではないでしょうか。それにしても、子ども達からこれら全ての考えがよく出されたものだと感心しました。 2年生は、国語の時間に「ことばあそびをしよう」という学習をしています。教科書には、「数えことば・数えうた」が載っています。「数えことば」は、「ひい、ふう、みい、よう、いつ、むう、なな、やあ、ここのつ、とお」という、日本古来から使われてきた10以下の数の数え方のことです。日本では、「いち、に、さん、よん・・・」の数え方の他に、「ひとつ、ふたつ、みっつ、よっつ・・・」という数え方がありました。(ちょうど運動会の玉入れで、2年生が数えることになります。)そして、その数え方を略してできたのが「ひい、ふう、みい、よう・・・」です。現代社会では、この数え方を使う人は少ないでしょうか。 「数えうた」は、「いちぢく、にんじん、さんしょに、しいたけ、ごぼうに、むかごに、ななくさ、はつたけ、きゅうりに、とうがん」と教科書にあります。「むかご」が「むくろじゅ」や「ろうそく」になったり、「はつたけ」が「はくさい」になったものなど、日本の各地でいろいろな数えうたになっているようです。 教科書には他に、「ことばあそびのうた」や「いろはうた」も載っています。2組では、声に出して読みながらことばあそびを楽しんでいました。(写真中) さわやかな秋の空気に替わり、校庭に出て運動会の練習を行う学年が見られるようになりました。3,4校時は、3,4年生が校庭で運動会の練習を行っていました。80m走の練習をした後、団体競技の「お助けつな引き」の練習を初めて行いました。 旭町小では、団体競技は低・中・高学年と2学年合同で実施します。中学年のお助け綱引きは、3年生が綱を引いているところに4年生が駆け付け、一緒に綱を引くというルールです。3年生は、後からやって来る4年生を信じて綱を引っ張り、持ちこたえていなければなりません。一方の4年生は、ダッシュで走り、すばやく綱をつかんで引っ張る必要があります。腰を低くして体重を後ろにもっていく動作は、日常あまりしない動きです。当日まであと何回か練習があります。少しずつコツをつかんでいくことでしょう。(写真下) 9月25日の給食フルーツポンチ 牛乳 一口メモ 「盛岡じゃじゃ麺」は、岩手県盛岡市の郷土料理です。盛岡には、「盛岡三大麺」があり、「盛岡冷麺」、「盛岡わんこそば」、「盛岡じゃじゃ麺」がそれにあたります。 ゆでた温かいうどんの上に、きゅうりやネギ、肉味噌を盛り付け、食べる時に具材とうどんをよく混ぜてからいただきます。盛岡じゃじゃ麺は、全て食べてしまわずに、麺と具を少し残しておくのが本場での食べ方のようです。残した麺と具に、生卵を割ってほぐしてから、スープを注いで塩コショウで味付けします。この卵スープは「チータンタン」と呼ばれ、盛岡じゃじゃ麺のしめの楽しみ方になっています。 今日の給食では、大皿にうどんを盛り、肉味噌ときゅうり、もやしをかけて盛り付けました。 9月25日(月) その1・・・来週土曜日の運動会本番の日が、近づいてきました。どの学年も練習に一生懸命取り組んでいるところです。運動会を盛り上げる応援団、そして中高学年のリレーの選手に選ばれた人達の練習も始まっています。さらに5,6年生は、運動会の係の仕事もあります。学校全体の大切な行事を支える役割です。高学年らしく、自分の仕事の責任をしっかりと果たせるようにがんばってください。 さて、運動会では、短距離走や団体競技のように赤白に分かれて得点を競い合う競技の他に、学年ごとに表現種目(ダンス)があります。そして、どの学年もこの表現種目に練習時間を一番多く使っているはずです。それだけ表現種目は、運動会にとってなくてはならない大切なものなのです。さらに6年生は、今までずっとあこがれてきたマーチングの演技があります。小学校最後の運動会として気合いを入れてがんばりましょう。 ところで、表現種目のダンスは、全員でそろえる美しさと一人一人の踊りのすばらしさが発揮できる演技です。音楽に合わせて全員が隊形移動して、真っ直ぐに列になったり丸く並んだりすることが上手にできると、見ている人達はすごいなと感じます。集団で一斉に同じ動きをすると、芸術的でとても美しく見えるものです。(試しに、全校児童で同時に同じ動をする動作をやってみる) また、表現種目では、一人一人の踊り方にも注目が集まります。自分はここをこのように意識して踊りたいという気持ちをもって一生懸命踊る姿は、これも見ている人がすごいなと感じるところです。ですから、踊り自体は一人一人の思いや個性を発揮し、自分らしさを出して一生懸命踊り、大げさな言い方をすると思い思いの踊りがあってよいのです。一方、整列の仕方や隊形移動では、ぴたっと全員の心を一つにそろえてみんなで同じ動きをします。そのような完成形を目指して、がんばってください。 どの学年も、そろそろ校庭に出て練習を行う頃になります。今週と来週の2週間の練習がとても大切になってきました。練習で全力を尽くしてがんばれる子は、本番でさらにそれ以上の力を発揮できるはずです。みんなのがんばりで、すばらしい運動会になるようにしましょう。・・・ 9月22日(金)1桁でわる場合は、九九を使えば簡単に答えを立てることができます。しかし2桁のわり算の筆算では、割る数を「およそ何十」という概数で考えて商の見当をつけなければなりません。また、立てた商が大きすぎたら商を1つ減らしたり、少なすぎたら1つ増やしてやり直すといった「根気強さ」も必要です。 この「商の見当をつけて計算する力」は、繰り返しいろいろな問題に取り組むことから身についてきます。やはり「根気強さ」に行き着くということでしょうか。また、わり算の筆算では、かけ算とひき算が素早くできることも欠かせません。とにかく繰り返し問題に取り組み、計算力をつけていくことが大切です。(写真上) 他学年も、この時期に筆算の学習を行っています。2年生はたし算・ひき算の筆算を、3年生はかけ算の筆算を学習中です。どの学年もしっかり計算の仕方を身につけ、粘り強く取り組んでほしいと思います。 2年生は、国語の時間に「どうぶつ園のじゅうい」という説明文の学習をしています。この教材では、動物園の獣医の1日の仕事が日記のように書かれていて、時間的な順序を捉えるのに適しています。「朝」、「見回りがおわるころ」などの時間を表す言葉に着目させ、時間的な順序に沿って獣医の仕事を整理して読み取っていきます。また、説明文の全体を理解したことによって、自分の経験や知識などと比べて感想がもてるようにしていきます。 1組では、この学習のまとめとして、動物園の獣医の仕事を紹介する動画をみんなで視聴していました。獣医という仕事は、子ども達にとってあこがれの仕事です。いろいろな動物に毎日触れ合うことができるのですから、動物好きの子ども達にとってはたまらない仕事と言えます。動画に動物が登場するたびに「あっ、かわいい〜」という声が聞かれました。 獣医さんは、本文にあるように、必ず動物にあいさつをしたり声をかけたりしていました。動物の健康チェックをするために、まずは仲良くなることから始めるようです。ゾウの前では、大きな足の裏を調べていました。石が挟まっていないか、体重を支える大切な足をまず見るそうです。次に、歯のチェックをしていました。虫歯になっていないか、歯のにおいを調べていました。(子ども達から「オェ〜」という声) 次にフクロウを連れて治療室へ…くちばしが伸びてくると餌が食べにくくなるそうです。フクロウを押さえつけて、ドリルでくちばしを削っていました。(「かわいそう〜」という声)さらにモルモットの健康チェックでは、肛門から体温計を入れていました。(「きたな〜い」という声)最後に出てきたのは、子ども達に人気のカワウソでした。食欲がないため、睡眠薬で眠らせて調べることになりました。みんな固唾を飲んで注目していました。(写真中) 教科書には、ボールペンを飲み込んでしまったペンギンを助ける話が載っています。さらに今日の動画を見て、獣医さんの仕事は大変なんだなということが分かったようです。 3年1組では、理科の時間に棒温度計の使い方についての学習をしていました。棒温度計は、3年生の理科で初めて使う実験器具です。これから「地面のようすと太陽」の学習があり、地面の温度を計る場面が出てきます。そのため、まずは棒温度計の正しい使い方について学習しました。 棒温度計は、ガラスでできているため、ていねいに扱わなければなりません。他の実験器具もそうですが、理科の授業での大切な約束です。また、液だめにすぐに触っている子がいましたが、正しい温度を計るためには持つ位置も重要です。(さらに、液だめに息がかからないようにすることも…) 正しい目盛りの読み方は、棒温度計と視線が垂直になるようにします。今日は、理科室で空気の温度や水の温度を計ってみました。(写真下) 9月22日の給食韓国風肉じゃが 炒めナムル 梨 牛乳 一口メモ 今日のデザートは、秋の味覚の「梨」です。梨は、西洋梨から日本梨まで、いろいろな種類があります。日本梨は、さらに皮が赤い「赤梨」、皮が青い「青梨」に分けることができます。赤梨には、スーパーでよく見かける豊水や幸水、新高といった種類の梨があります。 クイズです。赤梨を選ぶ時には、どちらの梨を選んだ方がよいでしょうか? (1) つるつる (2) ざらざら 答えは、(1)のつるつるです。梨の皮の表面には、ブツブツとした点の模様があります。梨が熟すにつれて点が薄くなっていき、つるつるになります。そのため、表面がつるつるした梨の方が甘くておいしい梨ということになります。 音楽朝会今回は、運動会に向けて「運動会の歌」と「ゴーゴーゴー」の2曲を歌いました。「運動会の歌」は開会式で歌います。演奏は、5・6年生の音楽委員会児童です。その演奏に合わせて全校児童が歌うのですが、曲の途中に「走れ、投げろ、引け」と「燃えろ、伸ばせ、飛べ」の掛け声と動きが入るので、子供達も楽しそうに歌っています。 「ゴーゴーゴー」は、今年度久しぶりに復活した応援団による応援合戦の中で歌います。赤の歌と白の歌を歌った後に同時に赤と白の歌を歌うのですが、今日は初めから大盛り上がりで、本番のように大きな声で一生懸命歌っていました。本番ではさらに赤・白それぞれに趣向を凝らした応援合戦も加わるので、今から運動会当日がとても楽しみです。 9月21日(木)子ども達にとって身近な文字であり、さらに使えることによって、英語を習ったような優越感を感じるのかもしれません。母音と子音の関係をつかめば、ある程度はすぐに覚えられます。しかし、「キャ、キュ、キョ」や「パャ、ピュ、ピョ」を始め、濁音の場合や伸ばす音など、様々な表記の仕方を学んでおく必要があります。 1組では、ローマ字のワークブックを使って、なぞり書きをしながら練習をしていました。今日は、「が行」「ざ行」「だ行」「ば行」「ぱ行」の学習をしました。(写真上) ざ行は、「za、zi、zu、ze、zo」となります。では、だ行はどうでしょうか。・・・「da、zi、zu、de、do」です。だ行の「ぢ」と「づ」は、ざ行の「zi(じ)」と「zu(ず)」の表記に統一して表すようになっています。平仮名では「はなぢ」ですが、ローマ字では「hanazi」となります。 他にも様々な書き表し方を学ぶのですが、この単元の指導時数は4時間となっています。3年生では、2月にも「コンピューターのローマ字入力」という学習がありますが、それもわずか2時間扱いです。日常的に少しずつ学習して身につけていくことが求められています。 5年生は、家庭科の時間に「ミシンにトライ」という学習をしています。1学期は、初めて裁縫道具を手にして、手縫いの基礎的・基本的な知識や技能を学びました。2学期は、ミシン縫いを学習します。ランチョンマットの製作に向けて取り組む前に、まずはミシンの使い方についてしっかり学んでいきます。 2組の子ども達が、家庭科室でミシンの使い方を先生から教えてもらっていました。列ごとに先生のミシンの周りに集まり、練習用の布にまっすぐ縫うお手本を見て学びました。ミシンの扱い方や操作の仕方、布を押さえる手の位置など、口で言うよりも実際にやって見せることが一番の勉強になります。手際のよい先生の手元に全員の視線が集中し、どの子も「よし、やってみよう」という気持ちにさせられていました。(写真中) 他の学習場面でも、子ども達にとっての「良いお手本」が必要です。体育や理科(実験のやり方)、書写(毛筆の筆づかい)、外国語(発音)など、ありとあらゆる教科でお手本を見て子どもが意欲をもち、技能を高めていきます。それだけに、小学校の先生は全ての教科においてそのお手本となる技能を有していなければなりません。 私も担任時代は、高学年の家庭科を自ら教えていました。旭町小では、昔は学級数が多く、家庭科専科がいた年もありました。しかし、学級数が減ったため、担任が家庭科を指導することになった年もありました。手先が器用な方なので、裁縫と調理には自信がありました。(家ではやりませんが…)しかし、ミシンだけは経験がなく、奥の手を使ったのです。隣のクラスの先生と交換授業をして、自分は理科の授業を2クラス分受けもちました。 1年生は、2学期から漢字ドリルを使っています。小学校で初めて漢字を習うのは、1年生の2学期からです。毎日少しずつ新しい漢字を練習しています。2組では、「子」と「空」を練習しました。この先に習う漢字を見ると、画数の多いものがたくさん出てきます。3月までに80個の漢字を覚えることになります。(写真下) 1年生は、同時に2学期から片仮名の練習も新たに入ってきています。片仮名用のドリルブックもあり、1学期に比べて学習用具が増え、ずいぶん勉強することが多くなった気がします。 9月21日の給食油揚げのチーズ入り肉詰め焼き 野菜の甘味噌和え のっぺい汁 牛乳 一口メモ 「のっぺい汁」は昔からある料理で、全国各地の郷土料理の一つになっています。季節の野菜や肉などの具がたくさん入っていて、とろみがついているのが特徴の汁物です。地域によって呼び名が異なり、「のっぺい」、「のっぺり」、「おのっぺ」、「ぬっぺ」、「ぬっぺい」など様々な呼び名があります。 とろみは、里芋のぬめりや片栗粉を使ってつけています。とろみをつけることで汁が冷めにくくなるので、給食にはぴったりの汁物と言えます。また、汁物には珍しく、冷やして食べる地域もあるそうです。 9月20日(水)先週の金曜日に、旭町小の近辺にもゲリラ豪雨がありました。あまりに強い雨だったため、3年生以上の学年は下校時刻を20分ほど見合わせたほどでした。校庭があっという間に茶色いプールのようになりましたが、学校付近の道路での冠水はなかったようです。道路わきの雨水桝(うすいます)が整備され、雨水が一早く下水溝に流れる仕組みになっています。 また、この近くを流れている白子川も、近年では氾濫することがなくなりました。それは、「白子川調節池群」という施設が完成したことが大きくかかわっています。(教科書P61〜62)練馬区の水害を防ぐために、東京都でつくった施設で、地下に巨大なトンネルと調節池があります。比丘尼橋(びくにばし)付近一帯の地下35mのところに存在し、大雨が降った際に川の水量を調節する目的でつくられました。東京都では、様々な川や合流地点にこの調節池が建設されています。よくテレビで紹介される時があり、人がめったに見られない「巨大な地下神殿」として特別な観光名所になったりもしています。 今後は、江戸川区など、東京都でも土地の低い場所における水害を防ぐ工夫についても学習していきます。 5年生は、理科の時間に「植物の種子や実のでき方」の学習をしています。花粉がめしべの先につくとめしべのもとが実になり、実の中に種子ができるという受粉の仕組みについての学習です。1組では、NHK for Schoolの動画を使い、トウモロコシを使った実験を見ました。トウモロコシは、雄花と雌花が1本の茎に分かれて咲きます。片方は雌花が咲いたところでビニール袋で覆い、もう片方は雄花の花粉をつけて育てます。ビニール袋で覆うことにより、雌花のめしべに花粉がつかなくなるようにして実験をしたわけです。数日後、それぞれの雌花が終わった後の実を比較しました。花粉がついたトウモロコシはぎっしりと実がついていますが、花粉がつかなかった方は芯しかないスカスカのトウモロコシでした。 5年生の教科書では、アサガオの花を使って実験をすることになっています。アサガオは、多くの植物がそうであるように、1つの花におしべとめしべが混在します。めしべに花粉がつかないようにするには、どうすればよいでしょうか。(写真中) 朝、花が開いたらすぐにおしべを取り除いてしまう。…一見、良さそうですが、実はアサガオの花は、開く時に自動的に受粉するという仕組みがあります。(だからアサガオは、昼にすぐしぼんでも種ができているのです。) そこで、つぼみの状態のアサガオを見つけてカッターで切り開き、中のおしべを取り除くという実験をします。数日後、花が咲いた後に実ができないことが分かります。 5校時に、1年2組の子ども達が運動会のポスターを作っていました。「うんどうかい もりあげ ポスター」を作ろうという学習で、運動会のめあてとともに各自で自由に絵を入れて完成させます。2組のめあては、「ゆうしょうめざして ゴールのむこうまで びしっとちからをだそう!」です。そのめあてに合わせて、みんなどんな絵を描いたでしょうか。 玉入れをしている場面を描いた子がいました。(写真下)1年生は、2年生と一緒に団体競技「チェッコリ玉入れ」を行います。チェッコリ玉入れとは、「チェッチェッコリ チェッコリ〜」とダンス付きの歌をうたいながら踊り、歌と歌の間奏に玉を投げ入れるというものです。低学年の子ども達が踊るので、腰を振るしぐさがとてもかわいらしく、ほっこりさせられます。 今年は体育発表会が「運動会」となり、チェッコリ玉入れが復活するところにも注目です。 9月20日の給食サーモンチャウダー キャロットドレッシングサラダ 牛乳 一口メモ チャウダーというと、ハマグリやアサリなどが入ったクラムチャウダーが有名です。今日の給食では、鮭の角切りを入れた「サーモンチャウダー」にしました。 チャウダーという名前は、フランス語の「大鍋、煮込む」という言葉から来ているそうです。しかし、チャウダーはアメリカを代表する料理の一つとなっています。 アメリカでは、地域によって味付けが異なります。日本でよく知られている白いスープ仕立てなのが「ニューイングランド風」、トマトを加えた赤いスープが「マンハッタン風」、魚介の澄んだスープで作られる「ロードアイランド風」など、それぞれの地域独自のチャウダーが作られています。 9月19日(火)人間と仲良くなりたい赤鬼のために、青鬼が芝居を打って人間と仲良くさせようとします。結果、赤鬼は人間と仲良くなれましたが、青鬼は赤鬼と人間の関係を保たせるため、赤鬼のもとを去っていきます。村人と仲良くなることができて寂しくはなくなった赤鬼が、青鬼が自分のためを思って去ったことを知り、泣きだします。その涙の理由をじっくりと考えさせるところが山場となります。 また、資料の中だけで終わらないように、授業の後段の工夫も大切になります。子ども達一人一人が、自分の友達関係について見つめ直す時間を十分にとって、自身のふり返りを行うようにさせることも重要です。道徳の授業における「友情」は、最も身近であり、自分事として考えやすい内容です。子ども達は、このお話からどのように友情をとらえることができたでしようか。 5年生の各クラスで、「トヨタ オンライン授業」がありました。トヨタ自動車工場とオンラインでつながり、画面を通じて自動車を生産する工業についての授業を受けました。 1組と2組のそれぞれに担当の職員(お姉さん)がつき、トヨタ自動車から事前に送られてきたパンフレットを使って授業を進めていきました。お話を聞きながらクイズに答えたり、工場での生産ラインの動画を見たりもしました。最後には、子ども達からの質問にも答えていただき、愛知県と練馬区の距離がとても近く感じられる時間となりました。 トヨタの生産台数は、国内で約266万台、海外ではその倍以上の637万台だそうです。さらに国内生産の半数は海外に輸出しているそうですから、いかに「世界のトヨタ」であるかが分かります。「プレス」⇒「溶接」⇒「塗装」⇒「組み立て」⇒「検査」という生産ラインについては、先週までに学習済みです。しかし、教科書や資料集の写真だけでは分からなかった数々の秘密を今日のオンライン授業で知ることができました。(写真中) 生産ラインを流れてくる1台1台の車は、色もデザイン、内装も様々です。ボディーの前面に「指示ビラ」が貼ってあり、組み付ける部品の情報が全て記号化して明示してあります。同じ色・同じタイプの車をまとめてつくればいいのに…と考えてしまいがちですが、お客さんの注文に1台ずつ応じて生産していることを知ってびっくりです。 あとは、実際の工場での音とにおいがあれば完璧ですが、なかなか自動車工場に行くことができないことを考えると、オンラインでも十分な学習を行うことができました。 6年生は、算数の時間に「円の面積の求め方を考えよう」という学習をしています。円の面積=半径×半径×円周率(3.14)と教えてしまえばそれだけですが、なぜこの公式が成り立つのでしょうか? それを考えるところに算数のおもしろさがあります。 まず、半径10cmの円で考えてみます。・・・「半径×半径」の正方形をこの円に重ねてみると、円の面積は「この正方形の3つ分より大きく、4つ分より小さい」という予測が生まれます。(3倍より大きく、4倍より小さい) 次に、円を半径で切り分け、全体を正十六角形にして考えてみます。・・・その正十六角形を半径で区切ると、二等辺三角形が16個分になります。実物の大きさが教科書にあり、底辺と高さを実測すれば正十六角形の面積が求められます。しかし、本当に知りたいのは円の面積です。正十六角形は、ほんのわずかですが円より内側にあります。(写真下) さらにこの正十六角形を細かく分けて正何十角形にもしていけば、次第に円の面積に近づいていきます。それを組み合わせると、縦が「半径」で横が「円周の半分」にあたる長方形になります。(説明が難しいので、P108の図を参照)円周=直径×円周率でした。その半分なので、結局「円周の半分=直径×円周率÷2」となり、式を変形して「直径÷2×円周率」、ゆえに「半径×円周率」となります。長方形の面積は縦×横なので、「半径×半径×円周率」という公式が生まれます。 さて、ここまで説明できる6年生は何人いるでしょうか。数学の才能、大いにありと言えます。 9月19日の給食山賊焼き 野沢菜炒め 粕汁 牛乳 一口メモ 今日の献立は、「長野県の郷土料理」になっています。 「山賊焼き」となっているのに、鶏のから揚げだったのでびっくりしたかもしれません。「山賊焼き」とは、長野県の郷土料理の一つで、鶏の一枚肉をタレに漬け込み、片栗粉をまぶして揚げた料理です。名前の由来は諸説あるようですが、山賊は物を「取り上げる」から、鶏を揚げる料理を「山賊焼き」と呼ぶようになったと言われています。 「野沢菜炒め」は、野沢菜漬けを炒めた料理です。野沢菜は長野県でたくさん作られており、大きくなると1mほどに成長する野菜です。11月頃に収穫して、漬物に加工されます。ご飯によく合う副菜です。 |
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