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租税教室 6年生 5月8日(木)

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6年生が、税理士を招いて税金について考える学習をしました。キーワードは、思いやりと公平です。
【税理士の仕事】
税理士とは、会社の経営、個人の税金、相続など、納税者側の相談者であり、国家資格を取得した証、信頼の税理士バッジを付けることが許されている職業です。※税務署は、税金を集める仕事です。
【税の歴史】
税金の税の文字の禾は稲穂を意味し、兌は、一部を抜き取るという意味があります。日本では、邪馬台国、卑弥呼の時代から税金がありました。当時は、租税(米)賦税(労働)の二つでした。
【税金はなぜ必要か】
私たちが収めた税金は、公共施設、道路、市民病院、公園、教育、介護、消防署、ダムなどに使われ、人々が豊かに健康に、安心して暮らせるためのものです。
 小学生一人に対して年間90万円使われます。税金のおかげで楽しい学校生活が送れことがよく分かりました。
【税金クイズ】
税金は全部で約50種類あります。全てを同じ金額で納めることは、公平ではないことがよく分かりました。
ある国で、300万円の「カラオケ施設」を作る場合、全員から(授業では3人と仮定しました)、100万円ずつ集めるとどうなるか・・・50万円しか持参金がない人から100万円集めることはできません。これは公平とも、思いやりがあるとも言えません。では、どうしたらよいか考えました。
・一番お金が余っている人が全部支払う
・持っている金額から同率の金額を集める
・負担する能力に応じて集める など方法について考えました。
これらの中では、6年生の多くは、負担に応じて集めることが公平だと考えました。
【いろいろな組み合わせで、思いやりをもって公平に】
〇全員から同じ金額の税金
・消費税
〇特定の人が支払う税金
・固定資産税、自動車税、酒税、たばこ税 など
〇同じ率で集める税金
・法人税
〇負担する能力に応じて支払う税金
・所得税、相続税、贈与税
【税金を公平に使うことについて】
選挙を通じて税金の使い方について関心・意見をもって投票行動に移すことで、私たちの民意が反映されることを学びました。
【日本の財政について】
・現在日本は、114兆円の支出に対して税金などの収入は、79兆円であり、多額の借金をしている状態です。その解決策としては、税金で収入を増やす、無駄を減らし、支出を減らす、物を大事にして特に公共物は長く使えるようにする ごみを減らす など、この学習を通して一人一人が健康で豊かな暮らしについて考えていくことが大切であることがよく分かりました。
  6年生は、これから、政治の学習をします。今日の学習を生かして、これから自分たちが幸せに暮らせるためにできることを一人一人が考えていく・・・そんな有意義な時間でした。最後に一億円バックを持ちましたが、重くてびっくりしたことと、お金を大切にしたい・・・児童はそんなことを考えたのではないでしょうか


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