アイマスクをつけて歩いた後、今度はジョギングをするくらいのスピードでグラウンドを走ってみました。5年生は、伴走者との間にある1本のロープを頼りに走っていました。5年生からは、「前が見えないから、こわかった」、「高橋さんがもっと早く走れるのが想像つかない」、「目が不自由な人のたいへんさが分かったような気がする」等々の感想が聞かれました。校庭での体験が終わった後は、体育館で高橋さんの人生についてお話を伺いました。子どもの頃のこと、視力を失った頃のこと、マラソンと出会ったときのことなど、子どもたちは、お話を通して、辛いことがあっても、それに負けずに夢をもって生きる大切さを学んだことと思います。子どもたちには、勇気と希望が与えられるようなお話ばかりでした。お話の後は、5年生の教室で給食を一緒に召し上がっていただきました。そのときも子どもたちはアイマスクをつけて食べましたが、貴重な経験になったことでしょう。アテネの金メダルも見せていただき、子どもたちは大喜びでした。今、高橋さんは東京パラリンピックをめざしてトレーニング中とのこと。ぜひ代表選手になっていただき、2020年には、東京の街を走る高橋さんを皆で応援したいと思います。