6月29日の給食さつまあげは中国から伝わった料理で、薩摩(さつま・現在の鹿児島県)を通して広まったとされています。地域によって名前が違い、鹿児島や沖縄では“つけ揚げ”西日本では“てんぷら”とも呼ばれることもあります。主な材料は白身魚のすり身で、今日はたらを使用しました。 6月28日の給食茎わかめは名前の通りわかめの茎部分です。普段お味噌汁などに使うわかめと違い、しゃきしゃきとした食感があります。歯ごたえのある食べ物は噛む回数を自然に増やし、歯の健康や肥満防止などに繋がります。今日はサラダに入れましたが、煮物に加えたり中華スープに入れて食べる方法もあります。 6月25日の給食松風焼きは挽肉に卵や調味料を加えて四角く成型し、焼いた料理です。本来ケシの実と呼ばれる種実をまぶすのですが、給食では代わりにごまを使用しました。表にだけケシの実をまぶし、裏には何もないことから、裏表がない人間になるようにという願いをこめておせちに用いられることもあります。 6月22日の給食さつまいもは黄色い部分だけでなく、皮にも栄養が含まれています。とくに食物繊維は皮の部分に多く含まれているので皮付きのまま食べることがおすすめです。皮があると調理中に煮崩れしにくいという利点もあります。洗う際は土や汚れしっかりを落とし、水で流せば大丈夫です! 6月21日の給食カレーパンは日本で考えられたパンで、練馬区のとあるパン屋の創業者が発明したとも言われています。今日はパンにカレーの具を挟み、衣を付けて揚げずにオーブンで焼いています。カレーの水分が多いとうまく包めないので、ドライカレーのように炒めて水分をよく飛ばすところがポイントです。 6月20日の給食まぐろのごまみそだれに使用した魚はめかじきです。“かじきまぐろ”という名前で呼ばれることもありますが、厳密に言うとかじきとまぐろは別の種類の魚です。肉質や生態がまぐろとよく似ていることからかじきまぐろと呼ばれるようになりました。DHAを多く含んでおり、脳の働きを活発する効果があります。 6月19日の給食しっぽくうどんは香川県の郷土料理で、漢字では“卓袱うどん”と書きます。かつて長崎で流行していた和風の中華料理を卓袱料理と呼び、その中にあったうどんの事をしっぽくうどんと呼んで広がったという説があります。麺と具の入った汁を一緒に煮るのではなく、茹でたうどんに具材をかけて食べるのが一般的です。 6月18日の給食献立名にある“南部”と“利休”はごまを用いた料理に使われる名前です。南部地方(岩手と青森の間あたり)の名産がごまであることや、千利休がごまを好んでよく料理に使っていたことが由来とされています。ごまは半分以上が油でできており、悪玉コレステロールを減らしてくれる効果があります。 6月15日の給食あじさいごはんは米と一緒に梅干しと黒大豆を入れて炊いています。黒大豆に含まれるアントシアニンと呼ばれる色素が梅干しの酸と合わさることで色が変化し、赤紫色になります。この変化を利用してごはんを紫に色づけ、紫陽花に見立てました! 6月14日の給食今日の中華煮は豚骨でとったスープを使っています!臭みを消すためにタマネギや白菜などの野菜と一緒に1〜2時間煮込んでいきます。栄養素としてはコラーゲンが多く含まれており、きれいな肌を保つ効果があります。 6月13日の給食あじさいゼリーはカルピス味のゼリーの上にクラッシュしたブドウゼリーをのせています。どちらも寒天を使って固めているのですが、寒天は一度固まると室温に置いていても溶けないという特徴があります。同じようにゼリーに使われるゼラチンは室温(30度後半)に置いておくと溶けてしまうので、暑い日の手作りゼリーには寒天がおすすめです。 6月12日の給食学校のシチューはルウから手作りをしています。大きな釜にバターを溶かし、油と小麦粉を入れて焦げないように混ぜ続けます。だいたい3〜40分ぐらいすると茶色く色づき、ブラウンルウが完成します。カレーの時はここにカレー粉を入れてカレールウにしています。時間はかかりますが、とろみの調節をできるのがポイントです。 6月11日の給食今日は暦上の梅雨入りを意味する入梅です。いわしの梅煮はこの入梅にちなんで作りました。梅雨の時期に水揚げされる鰯は産卵前で脂がのっていることから一年でもっとも美味しいと言われています。釜に鰯を並べ、調味料と梅肉を入れて1時間以上煮ています。長時間煮込んでいるので骨も柔らかく、丸ごと食べることができます。 6月8日の給食みぞれ汁のみぞれは大根おろしのことです。大根おろしを加熱すると白から半透明になり、その見た目が雪に似ていることからみぞれと呼ばれています。大根おろしにはアリルイソチオシアネートという辛み成分が含まれます。生のまま食べると辛いこともありますが、これは熱に弱いので、加熱することで辛みをなくすことができます。 6月7日の給食ジャーマンとはドイツのことで、じゃがいもはドイツの主要な農産物のひとつです。味付けは塩こしょうのみでとてもシンプルですが、じゃがいもを入れた後に塩こしょうを加えると、炒めていくうちに芋がボロボロと崩れてしまいます。最初にタマネギやベーコンに味付けをしてからじゃがいもを入れると、たくさん混ぜなくても均等に味がつくのでおすすめです。 6月6日の給食韓国風肉じゃがは韓国の調味料であるコチュジャンを使って味付けしています。コチュジャンはもち米麹と唐辛子の粉を主材料とした味噌で甘辛い味が特徴です。ビビンバなどにも使われています。肉じゃがも赤くて一見辛そうですが、辛みは控えめです。 6月5日の給食ナポリタンは日本発祥のスパゲッティです。本来トマトソースを使っていたフランスのスパゲッティをケチャップで代用し、広まったのが日本のナポリタンと言われています。具材で使われている緑のピーマンは、彩りをよくするために入れはじめたそうです。 6月4日の給食ししゃもは頭から骨まで丸ごと食べる事ができる魚です。骨や歯を作るのに必要なカルシウムやマグネシウムが多く含まれています。カレー粉以外にも、衣にあおのりやごまを混ぜて揚げても美味しく食べる事ができるのでおすすめです! 6月1日の給食茶碗蒸しには今日給食で使われていた食材以外にぎんなんやユリ根、小エビ、あなごなどを入れることもあります。茶碗蒸しは急に100度以上の高い温度で蒸すと“す”と呼ばれる穴が表面にできてしまいます。なので90度前後の温度を保って蒸すことがきれいに作るポイントです。 |
|