「わくわく・どきどき」の学びを目指して

6月5日(金)

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 1年生の生活科の学習では、いろいろな草花の種をまいて育てていきます。今日はまず、クラスごとに学校裏のあおぞら農園に行き、畑の草取りや土を耕す作業をしました。
 一方、教室では、これから育てていく草花の種を観察しました。アサガオの種はすでに植え付けてあるので、それ以外の植物の種について勉強しました。ヒマワリ、マリーゴールド、オシロイバナ、コスモス、ヒャクニチソウ、ワタバナ、フウセンカズラ…です。それらの中から4種類を選んでプリンカップに入れ、じっくりと観察をしました。(写真上)
 実際に種を間近でよく見ると、いろいろな形や色、大きさがあるということに気がつきます。マリーゴールドやコスモスは細長い種の形をしていて、消しゴムの消しかすと見間違うほどでした。フウセンカズラの種は、黒地に白いハートマークがついていて特徴的です。それぞれどんな花が咲くのかな?と楽しみになってきたようです。
 3年生は、理科の学習として「こん虫の育ち方」の学習をしています。本来であれば、4月に計画を立て、モンシロチョウがキャベツに卵を産み付けに来るところから観察を始めさせたいところでした。3年生の先生達は、5月の動画配信やホームページを使ってモンシロチョウが成長する様子を伝えてきました。しかし、やはり本物を見ることが一番の勉強であり、生きた知識へとつながります。
 3年生の廊下には、キャベツの苗を植え付けてあるプランターがいつも置いてあり、子ども達が毎日観察できるようにしています。今日は、虫メガネを使って大きく育ってきた幼虫の様子を観察していました。(写真中)
 モンシロチョウは、卵から幼虫〜さなぎ〜成虫というサイクルを秋までに4〜5回繰り返すと言われています。今、3年生の子ども達が観察しているのは、春から2サイクル目となるモンシロチョウです。4〜5月に育った第一世代が結構キャベツの葉を食べつくしていたこともあり、かなり穴だらけのキャベツの葉に幼虫が住みついています。
 先日、自分の家の近くの土手の上を散歩していたら、たくさんのモンシロチョウが飛び交っていました。自然界では、様々な天敵が存在します。モンシロチョウが成虫になる確率は、1〜2パーセントだそうです。それを考えると、辺りをひらひらと舞っているモンシロチョウは、とても厳しい生存競争に生き残ってきたヒーローのような存在に見えてきます。
 分散登校が始まり、1週間が終わります。今週は、今年度の学級開きを行うとともに、各教科の指導も日に日に本格化して実施してきました。また、学級指導として、各学年の実態に合わせた感染症予防のための指導も行っています。
 4年1組では、練馬区から各校にデータで送られてきた資料を使い、感染症の拡がりについて指導をしていました。(写真下)第1の感染症となるのは「病気」です。日本でもたくさんの感染者が発生してきました。そして、その原因となるウイルスが未知なものであることから、第2の感染症として「不安」が生まれます。人は不安があると本能的にウイルス感染にかかわる人を遠ざけようとし、それが第3の感染症「差別」が生まれます。さらにその差別を受けるのが怖くて受診するのをためらい、病気の拡散を招きます。・・・「病気」→「不安」→「差別」という負のスパイラルが今回の感染症を大きなものにしているということを学びました。
 この連鎖を断ち切れるのは、「差別をなくす」ことです。今回の緊急事態宣言下では、医療関係者や運送業、清掃業の人たちへの差別が問題になりました。そのことに対する指導資料が、さらに東京都から送られてきたので、来週以降機会を見つけて子ども達に指導していきます。

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