「わくわく・どきどき」の学びを目指して

7月11日(水) その1

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 1年生がクラスごとに近隣のお宅に行き、ツバメの巣を見せていただきました。毎年ガレージ内にツバメがやってくるお宅です。昨年、ツバメの巣から落とされた卵の殻をいただき、全校児童に朝会で話をしました。ツバメは、人間が住んでいるところに巣を作ります。ツバメにとっては、人間は自分達を敵から守ってくれる存在としてとらえています。ですから、人が住んでいない空き家には、巣を作らないそうです。
 こちらのお宅では、昔から毎年ツバメが巣を作りにやって来ます。ガレージ内の天井には、昔の巣の跡がたくさん残っていました。今は、巣が落ちないようにかごを固定して留めてあり、そこにツバメがやってきて卵を産むようになっていました。毎年2回子育てをするそうで、すでに1回目の子育てが終わり、今は2回目の子育て中でした。
 1年生の子ども達がしゃがんでじっとしていると、最初は警戒していた親ツバメが旋回しながら入ってきました。子ツバメは、親ツバメがやって来ると口を大きく開けて激しく鳴き声を上げます。「自分にごはんををちょうだい!」と一生懸命伸び上がってアピールします。親ツバメは、空中ではばたきながらエサを与えると、すぐにまた飛んでいきました。一日中繰り返し繰り返し子育てに励む姿を見て、1年生の子ども達は何を感じたでしょうか。
 巣には、2羽のヒナがいました。最初は5羽産まれたそうですが、1羽が落ち、またもう1羽が・・・と、厳しい環境の中で2羽が生き残りました。ヒナとはいえ、もう来週には飛び立っていく頃だそうです。巣立っていったら、外の世界ではさらに厳しい環境が待っていることでしょう。

7月10日(火)

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 図工の時間に、4年生がのこぎりで角材を切っていました。「マイ黒板」の製作に取りかかっていました。のこぎりの使い方は、3年生の時にすでに学習しています。しかし、なかなか家庭では普段使う機会はないでしょう。垂木をまっすぐに切ることができるように、慎重に取り組んでいました。(写真上)
 夏休みの自由研究では、工作に挑戦するのも良いと思います。よくホームセンターなどで製作キッドが売られていますが、あまりお勧めはできません。できれば、自分で作りたいものを考えて材料を用意して取り組めるのがベストです。
 夏休みの自由研究は、親の手が加わっても良いと思います。(親の手だけで作られた作品はNGですが…)昔、担任時代に、夏休みの自由研究で「リクライニングチェアー」を作ってきた子がいました。親子で作った力作でした。あまりにも大きい作品だったので、9月1日の朝、お父さんと一緒に教室まで運び込んでいました。きっと、親子ともども良い夏の思い出になったことでしょう。
 2年生は、算数の時間に「水のかさのたんい」の学習をしています。今日は、その導入の学習でした。大きさの違う2本のペットボトルに色水が入っていました。「どちらがたくさん入っているかを比べるには、どうしたらよいでしょう?」というのが、今日の課題でした。2年生なりによく考えるものです。「同じ入れ物を使って、何杯分になるかを調べる」という考えの他に、「大きな入れ物に移して比べる(同じ大きさの容器に入れて比べたり、一つの容器に入れて印をつけていく等)」「重さを量って比べる」・・・すばらしい考え方です。
 2年生の算数では、かさの単位として「l(リットル)とdl(デシリットル)」を習います。その基本の考え方として、ペットボトルの中の色水が、プリンカップ何杯分になるかを実際に調べてみました。先生がそっと色水をプリンカップに移していくたびに、子ども達から「うぉぉぉ〜」という声が上がっていました。(写真中)この後、もちろん子ども達も班ごとに体験させてもらっていました。デシリットルますが10杯分で1リットルになるということを学んでいきます。
 最近、南東の空に赤い星が輝いているのが見えます。夏の星座「さそり座」の一等星「アンタレス」です。4年生は、理科で「星の明るさや色」の学習をしています。(写真下)アンタレスは、時期的にとても見つけやすい星なので、ぜひ夜になったら探してみてください。(多分、練馬の夜空でもはっきりと見ることができると思います。)アンタレスは、特に他の星と比べて赤く見えるので、分かりやすいと思います。
 他にも夏の大三角形(こと座のベガ、わし座のアルタイル、白鳥座のデネブ)についても学習します。そして、星にはいろいろな明るさや色の違いがあることを学びます。「学びます」と言っても、実際に自分の目で見なければ本当の学習になりません。夏休みに田舎に出かけたら、ぜひ夜空を見上げてたくさんの星を見つけてみてください。
 今年も田柄小PTAおやじの会による「星空観察会」があります。(8月25日(土)です!)お楽しみに・・・。

7月9日(月)

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 今朝、遠くの方で雷鳴が聞こえました。児童の登校後、田柄付近も空模様が怪しくなってきたので、1学期最後の全校朝会は体育館で行うことにしました。全校朝会の最中に雨が降り始めたので、体育館に替えて良かったと思いました。
 その後、次第に雨足が強くなり、あっという間に校庭が水浸しになりました。西日本では数十年に一度という大雨になり、大変な被害が出ています。1校時に降った雨は、中休みにはすっかり引いたので、外遊びをすることができました。きっと今回の西日本での大雨は、比べ物にならないほどの雨の量であったと思われます。
 全校朝会では、2つのことを話しました。最初の話は、「世界に誇れる日本の習慣」についてです。・・・現在ロシアで開催されているサッカーワールドカップで、世界中の人達が日本に対して「すばらしい!」と称賛したことがあります。それは、試合が終わった後の日本人サポーターのマナーについてでした。日本の試合が終わり、勝った試合も負けてしまった試合でも、サポーター達は試合後に、大きなビニール袋を持って会場内のゴミ拾いを始めました。他の国の人達は、日本人が自分達の出したゴミだけでなく、会場の中全てをすみずみまできれいにしていく行動に感動し、ツイッターで世界中にその様子を伝えました。
 「自分で出したゴミは自分で拾う」とか、「まわりに落ちているゴミも拾う」というのは、遠足や移動教室の時にいつも指導していることです。私達にとっては、ごく当たり前のことです。しかし、他の国の人達からすると、それは衝撃的なことに映るようです。世界中のメディアは、「日本人がサッカーの試合後にゴミを拾うのは、学校で習った基本的な習慣の延長だ。日本の学校では、子どもたちが教室や廊下を掃除している。」と指摘しました。私達にとっては、学校で掃除の時間があるのは当たり前と思っていますが、他の国の人達からしたらそれはとてもすごいことなのです。・・・学期末に向けて、普段掃除をしていないところも少しずつきれいにして、夏休みを迎えられるようにしていくように伝えました。
 もう一つの話は、「語先後礼」についてです。「分離礼」とも言われますが、言葉を言ってからお辞儀をするあいさつの仕方のことです。すでに4年生がこの「語先後礼」を1学期に行ってきていました。先週の社会科見学での礼儀正しいあいさつの仕方を見て、全校でできると良いなと思い、朝会で伝えました。あいさつは、自分の気持ちを伝えるものです。きちんと相手の顔を見て言葉を発し、そしてお辞儀をする「語先後礼」を2学期から全校で行うことにします。今週と来週の2週間は、各クラスで練習をする期間です。
 全校朝会で、歯のポースターコンクールに入賞した作品の表彰をしました。保健委員会の児童が虫歯予防のポスターを作成し、練馬区のコンクールに応募していました。その中から奨励賞をもらった子が1人いたので、全校児童の前で表彰しました。作品は、保健室前の掲示板にしばらく貼っておきます。(写真上)夏休みに向けて、様々なコンクールの応募案内がきています。自由研究として挑戦してみるのも良いと思います。
 学校の裏にあるあおぞら農園に1年生が行き、畑に水やりをしていました。あれだけ1校時に雨が降ったのですが、律儀なものです・・・しっかり水やりをしていました。先日種をまいた「らっかせい」や「わた」、「コスモス」が芽を出してきていました。もう一つ、「ひまわり」も種をまきました。1年生の畑のひまわりは、まだ本葉が出始めた頃です。
 ところが、隣の3年生の畑には、自分達の背丈を優に超えるひまわりが咲いていました。(写真中)夏休みの終わりには、きっと1年生の畑にも大きなひまわりの花が咲いていることでしょう。
 3年生の理科の時間に、「ゴムや風の力でものを動かそう」という学習を行っています。今日は、実験セットの車をゴムの力で動かし、その距離を測っていました。(写真下)ゴムの伸ばし方を変えると、車が動く距離がどのように変化していくのかを実験で確かめました。3年生として初めて習う理科の学習が、4月から始まりましたが、今までずっと虫や植物の観察が中心でした。ようやく、実験らしい実験を行う理科の授業になりました。とても楽しそうに学んでいました。

7月6日(金)

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 7月に入ったと思ったら、もう一週目の週末になりました。2週間後には終業式です。昨日の4年生のバスの中でのこと・・・ガイドさんが、「いつから夏休みですか?」と聞いたところ、答えられる子がいませんでした。中には、「28日ぐらいかな〜」と言っている子もいたくらいです。
 2年生の教室では、1学期の生活の振り返りをしていました。(写真上)何か神妙に考えているように写っていますが、1学期の生活に関する10のチェック項目があり、◎・○・△の印を書き込んでいました。「大きな声でしっかりあいさつや返事ができましたか」、「だれにもやさしく親切にできましたか」、「宿題を忘れたり、忘れ物をしたりしませんでしたか」…その他にも、外遊びや当番の仕事、給食のことなどについての項目があり、一つずつよく考えて振り返りをしていました。
 自己評価なので、自分に厳しくつける子もいれば、そうでない子もいます。2週間後にもらう通知表にも、同じような生活の記録欄があります。先生がつける評価はどうなるでしょうか…。生活面での振り返りは、今後の自身の生活をさらに良くしていくために行っています。2学期にがんばりたいことについても、きちんと考えさせていました。
 1年生が、傘をさして外で学習をしていました。(写真中)生活科では、季節を感じとることを目的とした学習がよく行われます。梅雨は明けてしまいましたが、今日のような雨の日は、とても大切な学びの場になります。校庭を歩くと、水たまりや雨水が流れていく様子に気がつきます。また、中庭のミッキー池でアメンボを見つけたり、田んぼに浮かぶ水草を発見したりしていました。さらには、傘にあたる雨の音まで、いろいろな感覚を使って雨の日の様子を感じとっていきます。
 よく低学年の児童で、傘を開いてから振り回し、逆さまに開かせて遊ぶ子がいます。たいていそういうことをしていて傘の骨が傷んでしまいます。新しい傘を買ってあげる前に、なぜ傘が壊れてしまったのかを問いただしてください。壊れたから(壊したから)すぐに新しいものを買ってあげていては、いつまでたっても物を大切にしようという気持ちが育ちません。これは、生活科ではなく生活指導ですが…。
 4年生の教室では、友達とノートを交換し合って、良いところをお互いにさがしていました。ノートは、普段は自分だけが使い、他の友達が目にすることはなかなかありません。ていねいな文字で書いているノートは、誰が見てもとても気持ちの良いものです。また、後から見ても学習した内容を見やすく分かりやすくするために、工夫しているノートもありました。グループ内でお互いのノートの書き方を見て、良いところを付箋に書いて貼り、伝え合っていました。(写真下)

7月5日(木)

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 4年生の社会科見学がありました。3クラスの子ども達がバス2台に分乗し、8時に学校を出発しました。午前中は「虹の下水道館」、そして午後は「中央防波堤」の見学に行きました。
 虹の下水道館は、お台場にある有明水再生センターの5階にあります。下水道についての様々な展示コーナーがあり、係の人にていねいに説明をしていただきました。(写真上)また、映像を見て学ぶコーナーもありました。子ども達は、探検ボードにはさんだしおりに、見たことや聞いて分かったことをたくさんメモしながら見学をしていました。
 4年生の1学期の社会科では、水道水がどのようにつくられるのかという学習をしてきました。6月には、水道キャラバンの授業もあり、川の水をきれいにする浄水場の仕組みについて学んできています。下水道は、工場や家庭から出る排水をきれいにして再利用したり、川や海に流す仕組みです。水を浄化するために、微生物が重要な役割を担っていることは、子ども達もよく知っていました。(微生物の中でも、「クマムシ」が注目を浴びているという説明がありました。厳しい環境の中でも生き抜く耐性に優れた微生物で、今後は医療の分野でも注目されていくだろうとのことでした。)
 道路によくあるマンホールについての展示もありました。家庭からの排水は、次第に大きな下水管へとつながっていきます。現在は、大量の雨水を排水するためにも重要な下水管なので、大きなものは直径8mにもなるそうです。
 おもしろかったのは、マンホールカードなるものがあるということです。よくいろいろなダムに行くともらえる「ダムカード」がありますが、そのマンホール版です。その土地の有名なものをデザインして作られているマンホールがあり、それらをカードにして配布しているそうです。いろいろなマニアの方がいるようで、密かなブームになっているとのことでした。これからは、マンホールのデザインに注目しながら道を歩いてみたいと思います。
 午後は、中央防波堤での見学でした。最初に館内で埋め立て方やごみの種類、3R(リデュース、リユース、リサイクル)などについて説明を聞きました。(写真中)これも、1学期の社会科で勉強した内容でした。先月、清掃局の出前授業もありました。しかし、次にバスで埋め立て処分場に行くことができたのは、社会科見学で実際に訪れた一番価値あるものでした。(一般の車は絶対に入れない場所です。)中央防波堤外側埋め立て地にバスで向かい、ゲートをくぐると、目の前に小高い丘が広がっています。高さ30m(9階建ての建物相当)の台地が広がり、草や低木で覆われています。これが全てごみの埋め立てでつくられた土地です。(ごみ、土、ごみ、土と、サンドイッチ工法になっている。)
 昔は生ごみも全てこの埋め立て地に運ばれていました。当時はすごいにおいであったと言われています。やがて生ごみはきちんと清掃工場で焼却処分されるようになり、清掃工場で出る「灰」がこの埋め立て地に運ばれ、ごみの量が減りました。他に埋め立てているのが、不燃ごみと粗大ゴミです。3Rが進んだこともあり、以前よりも埋め立て地に来るごみがかなり減りました。
 埋め立て地で唯一バスから降りていいのが、見晴らし広場です。(写真下)すぐ隣に新海面処分場があり、そこは東京の最終埋め立て地です。もうこれ以上は埋め立て地をつくることができないぎりぎりの場所です。今のペースでは、あと50年でそこもいっぱいになる計算です。4年生の子ども達が定年を迎える頃、東京のごみ問題はどうなっていることか・・・今回の社会科見学を通して、自分達の生活の仕方を考えるきっかけになればと思いました。

7月4日(火)

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 昨日は1年生が、そして今日は2年生が吉田さんの畑で収穫体験を行いました。2年生は、枝豆の収穫とさやとり体験です。東門を出て道路を渡ると、すぐに吉田さんの広い畑に着きました。一面に広がる枝豆畑は、「早く収穫して!」と訴えているかのように、たくさんの枝豆が鈴なりになっていました。
 最初に吉田さんから、枝豆の収穫の仕方についてのお話を聞きました。枝豆は、株全体を根元から引っこ抜くので簡単です。しかし、さやとりにはコツがあります。株の上の方に向かって引っ張っり、もいでいきます。
 次は、いよいよ収穫です。首にタオルを巻いて、「うんとこしょ。どっこいしょ。」と株元から引っ張りました。なかなか株が抜けずに苦労していた子もいましたが、ネコやネズミの力を借りることもなく、次第に上手になっていきました。子ども達が喜んで収穫する様子を見て、吉田さんもうれしそうでした。(写真上)
 株を引っこ抜いて喜んではいられません。続いて、風が強く吹く中、畑で新聞紙を広げてさやとりをしました。自分も子どもの頃、よくお手伝いとしてさやとりをしたことを思い出しました。夏休み中のお手伝いとしてやらせてみてはどうでしょうか。・・・でも、最近は株ごと枝豆を売ることが少なくなっています。家庭でのさやとりが面倒だからなのか、ごみが出ることが嫌われるのか…今は機械化されていて、さやとりされた枝豆が袋詰めされて売られているのが一般的です。
 学校に運ばれた枝豆は、新鮮なうちに給食室でゆでてもらいました。なんともいえない豆の香りが校内に漂ってきました。給食の時間に、全校児童のみんなで旬の味を楽しみました。
 次は、6年生のおいしい話題です。1学期の家庭科の学習のまとめとして、調理実習を行っていました。「いろどり焼きそば」と題して、にんじんやピーマン、玉ねぎなどを使って、焼きそば作りに挑戦していました。(写真中)
 先日のテレビ番組で、プロが教えるおいしい焼きそばのつくり方を紹介していました。一手間加えるだけで、べちゃっとならない焼きそばになるというコツを紹介していました。今日の6年生の実習では、豚肉の替わりにウインナーを使っていましたが、出来上がりはどうだったでしょうか。
 昨日は5年生の裁縫の様子を見て、夏休みの自由研究に…とお伝えしましたが、調理実践に取り組むのも良いかもしれません。いろいろな料理のレシピを調べて実際につくり、写真を入れてまとめをしたら、立派な自由研究になります。
 4年生の理科の時間に、NHKの教育テレビの番組を見ながら学習をしていました。(写真下)4年生は、年間を通じて季節と生き物の学習をしています。夏に近づき気温が上がるとともに、身近な生き物(昆虫)や植物がどのようになってきたのかを調べます。テレビでは、ヘチマの成長の様子が映し出されていました。田柄小では、ツルレイシ(ゴーヤ)を育てています。校舎裏の農園のツルレイシもこのところぐんぐん伸びてきています。一週間でどのくらい伸びているのかを調べていきます。

7月3日(火)

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 1年生が吉田さんの畑に行き、とうもろこしの収穫体験をしてきました。最初に、実際の畑でとうもろこしの実がどのようについているのかを教えてもらいました。スーパーで売られているとうもろこしは、枝からもいだ状態か、皮がむかれてパック詰めされた状態かです。1年生の子ども達にとっては、枝に上向きでとうもろこしの実がなっているところを見るのは初めてだったかもしれません。
 とうもろこしの皮をむくと、たくさんの「ひげ」がついていることが分かります。たくさん実がつまったとうもろこしであるかどうかは、このひげがたくさんあるかで見分けるそうです。(「ひげ」はめしべで、一本一本がとうもろこしの1粒につながっているからです。)(写真上)
 今年のとうもろこしは、「あまえん坊」という品種名でした。種まきから85日前後で収穫する品種だそうです。4月7日に種をまいたので、ちょうど今が収穫適期とのことでした。(明日には残りの全てを収穫しなければならないそうです。)
 説明を聞いてから、いよいよ収穫です。ぶかぶかの軍手と長ぐつをはいた1年生が畑に入っていきました。収穫しやすいように上の雄花のところが刈り取られていたものの、1年生にとっては自分の背丈よりも高いジャングルに入っていくような感じでした。一人2本ずつ収穫し、ビニール袋に入れて学校まで運びました。
 給食で全校児童に出すために、時間との勝負が始まりました。今度は廊下にブルーシートを敷いて、皮むきの作業です。ひげをきれいに取って、おいしそうな真っ黄色のとうもろこしを給食室まで大事に運びました。「あまえん坊」の名の通り、とっても甘いとうもろこしでした。収穫して2〜3時間でゆでたてを味わえたのは、吉田さんのおかげです。明日の枝豆収穫も楽しみです。
 5年生の家庭科の学習では、裁縫道具の使い方を学んだまとめとして、「小物入れ」の製作をしていました。1学期に初めて裁縫道具を手にしてから、玉結び・玉どめから始まり、なみ縫い・半返し縫い・本返し縫い、ボタンつけの仕方などを実習してきました。そこで今日は、各自が用意してきたフェルトやボタンを使って、小物入れを工夫して製作していました。(写真中)
 製作が始まると、さっそく教室のあちこちから「先生、先生〜」と、ヘルプの声が聞こえてきます。そろそろ夏休みの課題(宿題)が出される頃です。高学年の自由研究では、家庭科の手芸作品に挑戦してみるのも良いと思います。
 1年生が体育館で、マットやろくぼくを使ったリレーを行っていました。体育館は、窓を開けていてもなかなか風が通らず、ムッとした熱気がこもっています。練馬区では、体育館に空調設備を完備する計画がいよいよ進められていくようです。10年ほどかけて全校へということなので、本校のような古い体育館は、順番がかなり後の方になるのかもしれません。それまでの間、今年度は体育館用の大型扇風機が3台、各校に配置されることになりました。写真下の奥に写っているのがその1台です。
 今日届いたばかりの扇風機で、これから職員で置き場所や取り扱いについて確認をしてから使用していきます。体育や運動会の練習等、熱中症が心配される場合に使うことができそうです。

7月2日(月)

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 先週の気候でなんとなく感じてはいましたが、金曜日に関東地方の梅雨明けのニュースがありました。6月中に梅雨明けするというのは、観測史上初ということのようです。今日も朝から日差しが強く、体育館で全校朝会をすることにしました。
 朝会では、「人はなぜ勉強するのか」ということについて話しました。もしお子さんから、「どうして勉強しなきゃいけないの?」と聞かれたら、どう答えるでしょうか。
 ・・・勉強は、自分のためでもあり、広く考えると人のため、社会のために行っていると言えます。勉強をがんばることで、がまん強さやねばり強さが身につきます。人の話をしっかり聞いたり人の気持ちを考えて行動したりする力もつきます。また、たくさんの知識を身につけたり、技能を高めていったりすることは、将来の社会をよりよくしていくことにつながります。今、世の中にある便利なものは、全て昔の人々が一生懸命勉強して作り上げてきたものです。さらによりよい未来にしていくためには、みなさんの日々の勉強をがんばっていく力が必要なのです。
 勉強はいやだ、めんどくさいと全ての小学生が努力しなくなったら、きっと未来の世の中は進歩・発展しなくなり、悪い世の中になってしまうでしょう。それだけ毎日の学習への取り組みは重要なことなのです。・・・
 低学年の子ども達には、少し難しかったでしょうか。でも、大切なことは、「勉強ができる・できない」よりも、「勉強ができるようになろうとする心構え」が重要であるということです。残りの1学期の生活は、ちょうど3週間となりました。暑さに負けずに、しっかり学習に取り組んでいけるように指導していきます。
 校内を回ると、学習のまとめやワークテストを行っているクラスが増えてきました。6年生の教室では、先週行った社会科のテストが返却され、赤鉛筆を手に、テスト直しをしていました。(写真上)6年生の社会科は、歴史の学習が中心です。覚える内容が一気に増えてきました。間違えたところは、教科書や資料集を開いて、自分で調べて直すように指導されていました。どこまで理解できるようになったか、そしてまだ理解していないところは何かを知るためにテストがあります。しっかり直しをすることで、テストをした本当の意味につながります。
 5年生が、理科室で水中の微生物の観察をしていました。「メダカのたんじょう」の学習では、水中の小さな微生物がメダカの餌になっていることを学びます。実際に顕微鏡を使ってミッキー池の水を調べると、小さな動植物をたくさん見ることができます。ミドリムシやゾウリムシが見えるたびに歓声が上がっていました。(写真中)
 昔、5年生を指導していた時に、かわいいメダカがこういう生き物を食べていると知って、ショックを受けたことを感想に書いた子がいました。逆に、池の中での食物連鎖のしくみに感動していた子もいましたが…。
 1年生にとっても、7月のこの3週間は、1学期を振り返る大切な時期です。5校時に明日の予定を連絡帳に書き写していました。きちんと先生が黒板に書いた通りに写すことができました。(写真下)家に帰って、忘れ物がないようにきちんと連絡帳を見て明日の用意をしているでしょうか。6年間の小学校生活のスタートとなる3か月が過ぎ、基本的な学校生活の習慣がしっかり身についているか、ぜひ確認してみてください。
 1年生は、明日とうもろこしの収穫体験をします。みんなでもいだとうもろこしが、全校の給食になると聞いて、とても楽しみな様子でした。きっと先週からの日照りで、甘いとうもろこしが収穫を待っているはずです。

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