「わくわく・どきどき」の学びを目指して

12月7日(金) その1

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 持久走記録会の日が、目前に迫ってきました。昨日は雨で校庭が使えず、持久走の練習ができませんでした。今日は、時間割を変更して、明日の本番に向けた最後の練習に取り組む学年がいくつか見られました。
 校庭のトラックの外側に、大きな周回コースが引いてあります。(1周約200mあります)持久走記録会では、低学年が4周(約800m)、中学年が5周(約1000m)、高学年が7周(約1400m)走ることになっています。低学年では完走をめざし、3年生以上は一人ずつのタイムを計ります。どの学年も、2人ずつのペア(赤白で分ける)を決めて、最初に走るグループと後に走るグループに分けて行うことにしています。決められた周回数を確実に走るようにするためと、一人ずつの記録をきちんととるためです。
 2校時に、1年生が校庭に出て、最後の練習をしていました。4周を走りきる練習はもちろんですが、友達の周回を確実に数える練習も含めて行いました。低学年は、ペアで走る子が4周きちんと走ったかを調べるために、1周ずつカードに丸をつけながら応援してあげることになっています。3周目が終わって自分の前を通り過ぎる時に、「あと1周だよ〜」と教えてあげていました。(写真上)
 中休みには、全校で取り組む最後の5分間走がありました。全校児童がぐるぐると校庭を走る様子は壮観です。中には、すぐに止まって歩いてしまう子がいたり、なかなか同じペースで走れなかったりという子も見られます。何事も経験を積むことで、先の見通しがもてるようになるものです。5分間をどの位のペースで走ればよいかということが、少しずつ分かってきたようです。
 中休みが終了して教室に戻ると、子ども達は道具箱の中から持久走カードを取り出して色ぬりをします。カードは、低・中・高学年用と3種類用意してあり、目標をもって毎日取り組めるように活用してきました。
 持久走月間が始まった11月の中頃から続けているので、もうカードが何枚もたまった子がいます。2年生の教室では、今までの周回数を合計すると、200周も走った子がいました。約40kmを走ったことになります。(写真下)

12月6日(木)

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 今週に入り、1年生の子ども達が、大きな荷物を手に登校してくる姿が見られるようになりました。特に今朝は、雨が降っていたために大変そうでした。紙袋に入っているたくさんの箱が濡れないように、新聞紙やビニールがかけられていました。
 子ども達が持ってきた箱は、図工の時間に工作で使うためのものでした。「どうぶつむらのピクニック」という題名で、箱を組み合わせて動物を作ります。クラス全員の動物が集まると、すてきな動物園が出来上がる…というわけです。
 材料は、各家庭で集めておくように、先月からお伝えしていたようです。そのため、たくさんの箱やトイレットペーパーの芯、紙皿などが集まりました。特に低学年では、図工の授業を中心に、家庭に協力してもらうことが多いものです。(3年生以上の学年では、これから書き初めのシーズンです。新聞紙の用意が必要になります。)
 1年生の子ども達は、まず自分が用意してきた箱を机の上に並べ、何の動物を作ろうかと考えました。箱の形はいろいろあります。大きさも様々なので、箱を手に取り、縦にしたり横にしたり…他の箱と組み合わせたりと、一生懸命考えていました。そして、作りたい動物が決まると、夢中になって製作に集中し始めました。
 足が付き、しっぽが付き、やがて動物の全体像が見えてきました。ゾウやライオン、キリン…見ただけで何を作っているのかがなんとなく伝わってくるものです。空き箱がただの箱ではなく、子どもの手によって生命を吹き込まれたような感じを受けました。(写真上)
 4年生は、総合的な学習の時間に「パラスポーツを調べよう」という学習をしています。2020東京オリンピック・パラリンピックに向けて、様々な取り組みやイベントが開催されるようになってきました。そういう影響もあって、国民のパラリンピックへの関心や理解が高まりつつあります。4年生の子ども達にも、パラリンピックが障害のある人達のための「もう一つのオリンピック」という認識があります。しかし、具体的にどのような競技があるのかは、我々大人も知り得ていないのが現状です。
 4年生は、まずパラリンピックにどのような競技があるのかを調べることから学習を始めました。そして、競技のルールや選手の様子を知ることから、障害の理解へと学習を広げていきました。今日は、各自が調べたことをポスターにしてまとめていました。(写真中)
 17日(月)に、車いすバスケットボールの選手2名にお越しいただくことになっています。全校児童に講演会を、そして4年生に車いすバスケットボールの体験を指導していただきます。4年生は、点字の学習から始まり、聴導犬、ボッチャ体験と、障害理解の授業を今学期続けて行ってきています。
 音楽の授業で、CDを使ってオーケストラの演奏を聴く「音楽鑑賞」は、低学年でも行われています。今日は、アンダーソンが作曲した「ゆかいな時計」(「シンコペーテッド・クロック」という題名が一般的です。)をCDで聴きながら、音やリズムの楽しさを学びました。
 音楽の教科書には、「時計さんは、いつも休まずに動いています。でも、あれあれ? 今日は時計さん、どうしたのかな?」と書いてあります。・・・実はこの曲、一定のリズムをきざむ時計の様子を表しながら、ところどころで音をシンコペーションさせて、コミカルでユーモアのある音楽になっているのです。ですから、時計の歯車が途中で一回足踏みして止まるような箇所が出てきます。
 音楽を聴きながら、自然に鉛筆を持つ手を指揮棒のように動かしている子が何人もいました。(写真下)クラシック音楽は、教材として優れているだけでなく、子どもの情操を豊かにするすばらしい芸術です。

12月5日(水)

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 おとといの月曜日の放課後に、地域未来塾が行われていました。地域未来塾は、練馬区全校で推進している、「学校地域連携事業」の一環です。田柄小では、2学期から実施しています。9月に、2年生と3年生を対象に募集を行い、たくさんの申し込みがありました。毎月1〜2回ずつ、月曜日の放課後に行っています。
 地域未来塾では、算数で学習した内容を復習する補習プリントを中心に実施しています。2年生は5校時終了後から、そして3年生は6校時の終了後から、生活科室と理科室を使って行っています。指導者は、地域の方々にお願いしています。本校の地域連携コーディネーターの森田さんが中心となり、協力していただける方々を探してもらいました。
 この日は、2年生はものさしを使った「長さ」のプリント、3年生は「わり算」のプリントに取り組んでいました。(写真上)問題が分からない場合は、スタッフの方々に聞くと優しく教えてもらえます。また、プリントが終わるとすぐに丸付けをしてもらい、終わった子から下校します。
 子ども達の受講料等は、一切かかりません。また、スタッフの方々へは、区から手当てが支給されています。1学期に本校では、地域連携事業として、教室内や水泳指導での児童の支援に携わっていただきました。2学期からは、地域未来塾の他に、家庭科のミシンの授業支援にも入ってもらっています。
 「地域の人材を生かして、学校教育をより良くしていこう」という趣旨で行う取り組みです。もし保護者や地域の方々で、学校で活かせる支援内容がありましたら、ぜひお知らせください。
 6年生は、家庭科の時間に、生活に役立つ布製品として「クッション作り」に取り組んでいます。来週から2学期のまとめの調理学習を行うため、そろそろ完成させる段階になりました。
 フェルトの生地を使い、手縫いを中心にして仕上げるクッションです。また、自分でデザインした柄をフェルトで形作り、アイロンでつけたり手縫いでつけたりと工夫していました。(写真中)最後にクッションとなる中身の素材を入れて完成です。大きさがちょうど子ども達の頭のサイズくらいなので、ごろんと横になったらいい夢が見られそうです。
 4年生の理科の学習「もののあたたまり方」では、理科室で様々な実験をしています。普段の生活の中では、金属や水や空気など、いろいろなものを温めています。4年生の理科の学習では、それぞれの物質が、どのように温まっていくのかを実験で確かめます。
 生活の中で金属を温めることと言えば、まずフライパンを思い浮かべるでしょう。フライパンを火にかけると、バターが次第に溶けていくのを見たことがある子は多いはずです。でも、バターはすぐに溶けるのではなく、火をつけてしばらくたってからです。(すきやきの鍋で、牛脂を溶かすのも同じです)では、フライパンの一部だけコンロの火があたるようにしたら、どのように温まっていくでしょうか。子ども達は、火に近いところから少しずつ広がっていく…と考え、予想します。
 実験では、銅版にロウをぬり、実験用コンロの火をあてて調べます。ロウが溶けていく様子から、銅版全体に熱がどのように伝わっていくのかが分かります。さらに、銅でできた棒の温まり方も調べます。棒の端に火を近づけた場合や、棒の真ん中に火を当てた場合、さらには棒を斜めにしてと、いろいろな場合の結果から結論を導き出していきます。(写真下)

12月4日(火)

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 今日は、6年生の社会科見学がありました。バス2台で、国会議事堂と昭和館、科学技術館の見学に行きました。6年生にとっては、小学校生活最後の校外学習となりました。小学校に入学してから、遠足や生活科見学、社会科見学に移動教室と、様々な校外学習が行われてきました。それが、学年全員でお弁当を持って出かけることがこれで最後かと思うと、6年生にとっては、何となく寂しい感じもしたのではないでしょうか。
 見学先は盛りだくさんでしたが、今回はとても幸運に恵まれました。まず、気候がとても暖かかったことです。国会議事堂では、外で待たされたり、写真撮影のために外にいる時間が長いのですが、この時期の社会科見学とは思えないほど暖かでした。また、お弁当は科学技術館の狭いテーブル席を予約していましたが、キャンセルして北の丸公園で食べることができました。
 さらに幸運だったのが、道路が行きも帰りもすいていたことです。国会議事堂に早めに着いたため、昭和館や科学技術館の見学時間をたっぷりとることができました。帰りも首都高がすいていたため、バスの中で見ていたDVDは途中で終わりになったものの、早めに下校することができました。
 国会議事堂は、参議院の見学でした。毎日都内の6年生だけでなく、近隣の県からも社会科見学に訪れる場所です。さらに、大人の団体や海外からの見学者も来ます。今年も見学コースを列になって歩き、ぐるっと建物の中を見て回る感じになりました。(国会が忙しくなければ、傍聴席に座らせてもらい、説明を聞くことができます。本会議場の様子は、歩きながらですが見ることはできました。)
 議事堂内の見学が終わってから外に出ると、正面玄関前でクラス写真を撮るのがお決まりです。(写真上)写真を見ると、国会議事堂をバックにクラスの子ども達だけが写っています。しかし、この周りにはいろいろな学校の児童がひしめき合って並んでいます。警備の人達は、少しでも早く次の学校に場所を空けるようにとせかしてきます。街路樹のイチョウが真っ黄色に色づく中を歩き、バスに乗りました。
 昭和館は、九段下の駅の真上にあります。7階が戦争中、6階が戦後の昭和の様子の展示室です。7階の入口を入るとすぐに、召集令状や千人針(出征する夫や息子の無事を願って、妻や母親らが街頭に立ち、道行く人にひと針ずつ縫ってもらった布です。戦場に行く時に、お守りとして持たせたものです。)
 他にも、戦時中に金属類が回収されたため、様々な代用品が使われていたこと、そして当時の食べ物や暮らしの様子などの展示がたくさんありました。さらに昭和の時代が進むと、3種の神器(テレビと洗濯機と冷蔵庫です)や足踏み式のミシンが出てきます。子ども達は体験コーナーが気に入って、ほとんどそちらにいる時間が長くなってしまいました。ところどころできちんと説明してあげると、とても見ごたえのある見学場所です。ぜひ、おじいちゃんおばあちゃんと一緒に出かけていただけばと思います。(写真中)
 歩いて北の丸公園に向かい、お弁当を食べました。国会に着いた頃から何人かの子ども達がお腹を空かせていました。きっとお弁当が、何倍もおいしく感じられたはずです。
 科学技術館は、北の丸公園のすぐ隣にあります。子ども達が科学に興味をもち、体験しながら学べる場所になっています。(写真下)雨の場合の昼食場所も確保できるとあって、多くの学校が使うため、連日子ども達で大賑わいです。校帽があって良かったと、こういう時に思います。(それも、あまりない緑色の校帽で…。)
 毎年各階の展示が新しくなっています。きっと子ども達は、何度行っても楽しめる所だと思います。私が子どもの頃、東京の親戚の家に遊びに行った時に連れてきてもらったことがあります。そんな昔からある施設です。科学技術館で遊ぶのが楽しくて、毎年のように連れていってもらいました。(それで、理科が専門になったのかもしれません。)

12月3日(月) その2

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 2校時の後半に、避難訓練がありました。11月に予定されていたものの、雨が降ったり学芸会の練習があったりで、延期になっていました。
 今日は、火災(理科室から出火、予告あり)の場合の訓練とともに、近隣ヘの2次避難の訓練をしました。いつも通り校庭の南側に集合し、人数を確認した後、火災がさらにひどくなったことを想定して愛宕神社まで移動するという訓練でした。
 500名の児童が移動するのには、とても時間がかかります。(だから訓練をするわけですが…)1〜4年生は、うんていの裏にある扉から神社に入りました。5,6年生は、旧東門を出て、道路を回って神社に行きました。(写真上)先月クリーン運動で来た頃に比べて、イチョウの葉がさらに黄色く染まっていました。学校のすぐ隣に、こういう避難場所があるというのは、とてもありがたいことです。
 昨日、練馬区内で、毎年恒例の「大根の引っこ抜き大会」があったようです。今日の給食に「練馬大根スパゲティ」が出ました。子ども達の大好きなメニューです。
 練馬大根は、普通の青首大根と比べて、白くて細長いのが特徴です。それだけに、引き抜くのが大変です。昔に比べて、ごく限られた農家でしか栽培されなくなってきています。
 給食中に、栄養士さんが低学年の教室を回り、練馬大根の実物を見せてくれました。いつも見ている大根との違いが良くわかったようでした。(写真下)

12月3日(月) その1

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 今日の全校朝会では、「暴力は絶対にいけない」という内容の話をしました。
 ・・・先月11月の「ふれあい月間」では、全校で「いじめ防止の標語づくり」に取り組みました。各クラスでいじめは絶対にいけないこととして考え、標語の作成に真剣に取り組む様子が見られました。これから各学年の代表を決めて、練馬区の応募作品として提出する予定です。
 一方で、「いじめは絶対にいけないこと」と分かっていても、友達に対して手や足が出てしまう子がいます。学校内を回っていると、先生に指導されている子を時々見かけることがあります。学校の先生達は、「どんな理由があっても、相手をたたいたりけったりしてはいけない」ということを基本として指導しています。相手が言うことを聞いてくれないからとか、思うようにならないから、いやなことを言われたからといって、人をたたいたりけったりすることは絶対にいけないことであり、何の解決にもなりません。・・・
 東京都では、毎年この時期に、暴力の被害にあっている子どもがいないかを調査することになっています。低学年用と高学年用のアンケート用紙が用意され、全ての学校で行うこととされています。(これは、子ども同士の暴力ではなく、大人から暴力を受けていることがないかを調べるものです。)今日の全校朝会で話をしたので、近日中に各クラス担任からもう一度子どもの実態に合わせた指導の後、アンケート用紙を配布する予定です。
 数年前から始まった取り組みですが、当時は「『暴力』という言葉を使うのはどうか…という保護者の声がありました。しかし、子どもにとって大人からの暴力というのは、学校での体罰や家庭での虐待を意味しています。そのため、子どもに話すときに「暴力」という言葉で表現しているわけです。
 このことだけの話だと全校朝会が重い雰囲気になってしまうため、後半は持久走記録会に向けた取り組みについての話をしました。
 学芸会後の先週から、本格的に体育の授業で持久走に向けてがんばる姿が見られるようになりました。そして、今日から中休みに5分間走が始まりました。(写真上)低学年は内側のコース、高学年は外側のコースを走ります。5分間音楽を流し、その間は止まらずに周回を続けます。土曜日の記録会に向けて、毎日しっかり続けていけるように指導していきます。
 全校朝会では、サクラ草の様子についても話しました。11月が大変暖かかったこともあり、早くもサクラ草のつぼみが上がってきている鉢が見られます。この調子だと、冬休みに入る前に、全校でたくさんの花が咲くかもしれません。
 葉がたくさん茂ってきているので、ジョーロであげた水が鉢土に入りにくくなっています。また、雨の日が少なく乾き気味の傾向が見られます。たっぷりと水やりをするように話をしました。
 子ども達は素直なもので、朝会が終わるとすぐにサクラ草のところに行き、鉢に水をたっぷりとあげていました。(写真下)もうすぐ咲きそうなサクラ草があることにも気付いたようでした。

11月30日(金)

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 1年生の算数では、2学期に繰り上がりのあるたし算と、繰り下がりのあるひき算の学習をしています。ひと桁たすひと桁で繰り上がりがある場合と、「12−5」のように、11〜19の数からひと桁を引いて繰り下がる場合の計算です。
 繰り上がりも繰り下がりの場合も、数の分解がすぐにできるようになることがポイントとなります。例えばたし算では、「4+9」の計算において、4を3と1に分解し、その1と9で10をつくり、残った3を合わせて「こたえ…13」となります。
 1年生は、計算カードを使って、すばやく答えを出せるように毎日練習中です。まだ指を使いながらという子もいますが、練習を重ねていくうちにパッとたし算ひき算の答えが言えるようになってくるでしょう。(写真上)やり方を理解したら、後は習熟を図ることが大切です。2年生では、かけ算九九が2学期の算数の山場であったように、1年生は繰り上がり・繰り下がりの計算が一番の山場と言えます。
 音楽室で、5年生がリコーダーの練習をしていました。「威風堂々」の楽譜を前に、半音上がる場合の指の置き方を確認していました。友達同士で教え合いながら、きちんと取り組んでいました。(写真中)
 楽譜はまだもらったばかりですが、全員がしっかり吹けるようになることが求められる曲です。それは、3月の卒業式で、6年生が入場する際に、5年生が演奏する曲だからです。
 毎年5年生が、この曲を練習して卒業式に臨んできました。「いよいよ自分達の番だ」という思いと、「最上級生になるために大切な曲だ」という気持ちで練習していくことでしょう。
 5年生は、今学期最後の理科の単元である「電磁石の性質」の学習に入りました。学年で電磁石の実験セットを購入し、様々な実験に取り組んでいきます。今日は、セットの中身を確認し、電池ボックスや導線、スイッチなどの準備を行いました。(写真下)説明書を見ながら、順番通りに製作していくことが大切です。
 子どもの頃、プラモデルを作るのが大好きでした。説明書に書いてある通りに組み立てていこうとするのですが、高いプラモデルほど複雑で、難しいつくりになっていました。(それだけに、完成した時の喜びは大きかった…)細かいパーツがどれなのか・・・説明書の番号と部品の絵を何度も見ながらさがしました。切り取った部品をどの向きで組み合わせるのか・・・説明書の組み立て方の図と次の図(完成した図)を何度も見比べながら考えました。その経験が良かったのか、今では家電製品を購入したりしても、説明書があれば、配線をしたり使い方をこなしたりするのは得意な方です。(説明書を読むのが面倒だという人がよくいますよね)
 5年生の子ども達にとっては理科の学習ではありますが、理科には位置付けられない力もついていくのかなと思いました。

11月29日(木) その2

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 5年生が算数の時間に、平行四辺形の面積の求め方について学習していました。方眼の線を利用して、平行四辺形を今まで習った形に変えて考えることがポイントになります。今まで習った面積の公式と言っても、正方形の「一辺×一辺」と長方形の「たて×よこ」しかありません。でも、子ども達はいろいろと工夫して平行四辺形を同じ面積の長方形に変えて考えていました。(写真上)
 そして、ここからが大切です。長方形になったことを利用して、平行四辺形の面積の公式をつくっていきます。長方形の面積の公式「たて×よこ」のたてにあたるのは、平行四辺形の「高さ」の部分です。また、長方形のよこにあたるのは、平行四辺形の「底辺」の部分です。よって、「底辺×高さ」という公式が生まれます。・・・こういうところが面白いと思える子は、算数の楽しさが味わえているのでしょうね。
 3年生の理科の時間に、「太陽の光をしらべよう」という学習をしています。鏡で日光を反射させて、光の進み方や明るさ、温かさなどを調べる学習です。今日は実際に、鏡を持って日なたに出て、壁に向かって光を反射させてみました。光の進み方を調べるための方法として、地面に鏡を置き、角度を変えていきます。すると、光がまっすぐに進んでいく様子がよくわかります。
 また、日陰に向かって進んだ光に、さらに鏡を使って別な方向に反射させる実験も行いました。鏡のところで光の向きが変わり、またまっすぐに進んでいくことが分かりました。(写真下)

11月29日(木) その1

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 3年生の国語の時間に、「すがたをかえる大豆」という説明文を学習しています。説明文の学習なので、「中心となる語や文をとらえ、段落相互の関係を考えながら、文章の内容を的確に理解することができる」という指導のねらいがあます。本文全体は、「はじめ」「中」「終わり」に分かれていて、今日は「中」の各段落について読み取りをしていました。(写真上)
 説明文の最初の部分では、「…ごはんになる米、パンやめん類になる麦のほかにも、多くの人がほとんど毎日口にしているものがあります。なんだか分かりますか。それは、大豆です。」という文で始まります。そして、その大豆が、どのように実際に利用されているのかを、「中」の段落ごとに事例を並べて書かれています。
 指導のねらいには、「文章中の表現や言葉に注目し、辞書を使って調べることができる」ということも含まれています。国語辞典を用意して、教科書に出てくる語句の意味を調べながら学習していました。大豆を炒ってから挽いて粉にすると、「きなこ」になります。「いる(炒る)」や「ひく(挽く)」という言葉の意味を辞典や経験から説明し合い、3年生なりに理解はできたようでした。
 確かに、「炒る」や「挽く」ことは、実際に家庭で経験する機会は少ないものです。昔はカレーのルウを作るために、フライパンで小麦粉を炒っていました。ごまを炒ったり、ぎんなんを殻ごと炒ったりもしましたが・・・。「炒る」を3年生に説明するのは難しいことです。一方の「挽く」は、コーヒー豆を挽く…ぐらいでしょうか。もともと挽いてある粉を買う家庭であれば、コーヒー豆を挽くというのも見たことがないでしょう。
 教科書では、納豆やみそ、しょう油のように、菌を使って大豆を別な食品にしたり、汁をしぼって豆腐にしたりと、大豆が様々な食品に姿を変えていることも説明しています。国語の教科書でありながら、とても面白い内容です。
 今日は、体育朝会がありました。校庭に全校児童が並び、リズムダンスを行いました。運動委員会の児童が前に出て見本を示した後、全校で体を動かしました。低学年も一緒なので、音楽に合わせた簡単なダンスでした。今の子ども達は、こういうダンスへの関心がとても高いことが分かります。
 校庭には、毎朝トラックの外側に大きなラインが引いてあります。持久走月間に合わせて、先生達が交代でライン引きをしています。今日は、2,4,6年生がそれぞれ学年合同で持久走のタイム計測をしていました。明日で11月が終わりますが、なんと暖かな霜月だったことでしょう。校庭の花壇には、3種類のバラの木がありますが、きれいな花を今も咲かせています。(写真下)

11月28日(水)

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 学芸会が終わり、今週から本格的に持久走に取り組む子ども達の姿が見られるようになってきました。休み時間に校庭を走り、持久走の記録カードに色ぬりをしながらがんばっている子もいます。
 また、校庭での体育の授業では、どのクラスもまず持久走の練習をしています。来週の土曜日が持久走記録会の日なので、そろそろタイム計測をして、当日に向けた目標をもたせる頃です。赤組と白組に分かれ、友達同士で周回数を数えてあげたり、タイム計測をしてあげたりしています。そして同時に、友達への声援も大きな声で行っていました。(写真上)
 今週も暖かな日が続いています。例年は、この時期に冷たい北風を浴びながら持久走に取り組んでいたように思います。記録会当日も、良いコンディションの中で走ることができるように願っています。
 2年生の教室から、学芸会で演じた「11ぴきのねこ」の歌が聞こえてきました。一人ずつ前に出て歌う「発表会」の最中でした。学芸会は、学校行事ではありますが、様々な教科の学習にも位置付けられる部分があります。国語では、「話すこと」の力を伸ばすことができました。また、どの学年も歌がある劇だったので、音楽の「歌唱」の力を伸ばすことにもなりました。
 一人ずつの歌の「発表会」ではありますが、音楽の授業で言うならば、「歌のテスト」と同じです。後ろで聞いていた先生は、一人一人の歌唱を聞きながら、きちんと評価をつけていました。(写真中の右側が担任の先生の頭です)どの子も、堂々と大きな声でしっかりと歌えていました。きっと2学期の音楽の歌の評価は、どの子も良くなりそうです。(これだけで決めるわけではありませんが…)一人歌い終わるたびに、教室中から大きな拍手が起こりました。
 2,3校時に、体育館で4年生が「ボッチャ体験」を行いました。練馬区スポーツ推進委員会の事業の一つとして行われている体験会です。練馬区のスポーツ推進課を通じて、たくさんのスタッフの方々がみえ、子ども達に指導をしていただきました。
 ボッチャは、障害のある人のためにヨーロッパで考案されたスポーツです。パラリンピックの正式種目にもなっていて、前回のオリンピックで日本が銀メダルになり、一躍有名になりました。
 ルールや勝敗の決め方について説明を受けた後、さっそく全員が体験をしてみました。子ども達にもわかりやすく、また簡単に参加することができる競技でした。(写真下)
 4年生は、2学期に総合の学習の時間を中心に、障害者理解の学習をしてきています。オリンピック・パラリンピックについても調べている最中でした。今日体験したことを基に、さらに学習を深めていきます。

11月27日(火)

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 今日の給食で、「あんぱん」がメニューに出ていました。田柄小では、給食にあんぱんが出るのは初めてのことだと思います。
 今日の給食で出されたあんぱんは、手作りのものです。丸パンに切れ込みが入れてあり、自分であんこを挟んで食べるようになっていました。そういうセルフ方式の「手作り」という意味もありますが、あんこ自体が給食室で作った「手作り」であったということです。
 あんこは、小豆を煮て砂糖を加えて作ります。(少し塩を入れるのがポイント!)今日のあんぱんは、「粒あん」でした。甘さもちょうどよく、パンによく合う味に仕上がっていました。低学年の教室を回ってみると、お代りを求めてたくさんの子が配膳台前に並んでいました。(写真上)
 各クラスで聞いてみると、あんこが大好きという子がほとんどでした。(クラスで数名は、あんこが苦手という子もいたようですが…)甘いものなので、当然子ども達の人気になりそうです。そして、和菓子を中心に、様々な形で食べる機会が多いのがあんこです。羊羹、大福、どら焼き、最中、だんご、おはぎ・・・学区域内に人気の和菓子屋さんがありますが、あんこの良し悪しがお店の評判を左右します。
 給食室で、小豆を煮て作ったあんこであることを子ども達に話すと、みんなびっくりしていました。中には、「おばあちゃんの家に行くとあんこを作ってくれるよ。」と教えてくれた子もいました。お正月になると、おしるこを食べる機会が増えてきます。また、田舎によっては、ついたお餅を使ってあんこもち(餅の中にあんこを入れたもの)を作るところもあります。
 今日は、朝すぐに出張で出かけたため、4年生のカブの種まき体験を見に行くことができませんでした。今年も4年生が、カブの種まきから収穫までを吉田さんにご指導いただいています。4年生の教室では、5校時に今日の体験の様子を絵と文でまとめていました。(写真中)
 この時期なので、吉田さんの畑にある大きなビニールハウスの中でカブを育てていきます。吉田さんは、毎年こだわりをもって子ども達に指導してくださいます。種まきをする前に、土づくりの作業から子ども達に体験をさせてもらっています。堆肥を一輪車に乗せて、ハウス内に運ぶ作業をまず行います。次に、機械を使って耕したり、ビニールマルチをかけていく様子を見学させてもらいます。そして最後に、カブの種を全員でまきます。
 子ども達の教室でのまとめを見て、今年もいろいろな作業をさせてもらったことがよく分かりました。堆肥の中にたくさんミミズがいたことや、2粒ずつ離して種をまいたこと、「白馬」という品種のカブであったことなど・・・貴重な体験をすることができたようです。
 5年生の教室では、学芸会児童鑑賞日に見た他学年の劇の感想をまとめていました。劇を見て、「すごいな」「上手だな」と感じたことを小さな用紙に書き、クラスのみんなで学年別に模造紙に貼っていきました。(写真下)模造紙には、「○年生のみなさんへ」とタイトルがつけてあったので、今後各学年に今回まとめた感想をプレゼントしに行くのでしょう。子ども達にとって、大人から褒めてもらうことはもちろんですが、他の学年の子ども達から褒められることは、さらに何倍もうれしく感じるはずです。

11月23日(金) その2

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 5年生は、「ユタとふしぎな仲間たち」の劇を演じました。転校生のユタが座敷童(ざしきわらし)たちと出会い、たくましく成長していくお話でした。顔に塗ったペイントが座敷童の雰囲気をよく出していました。また、田舎なまりのセリフがどの子もとても上手でした。座敷童との別れの場面でほろっとさせられ、フィナーレの歌「友達はいいもんだ」が心に響いてきました。(写真上)
 4年生の「ゆめどろぼうウンパッパ」の劇も、元気の良い歌で構成され、とても迫力のある舞台になりました。いろいろな場面で役者顔負けの演技をする子が光っていました。(写真中)また、ところどころに効果音や音楽がちりばめられていて、劇全体を盛り上げていました。子ども達の表情が生き生きと感じられる劇でもありました。
 プログラムの最後は、6年生の劇「エルコスの祈り」でした。難しい劇への挑戦をし、最高学年としてよくがんばったと思います。また、学年の子ども達が一体となって劇をつくり上げてきた様子が、本番の演技によく表れていました。
 学年の児童がひな壇に集まってフィナーレを迎えてから、代表児童による「終わりの言葉」がありました。学芸会に向けた気持ちが、とても素直に表現された言葉でした。学芸会をしめくくる、最高学年としての立派な態度とあいさつでした。(写真下)
 先ほど、校内の教職員で反省会を行いました。どの学年の先生方からも、劇をつくりあげていく苦労や、子ども達の成長の様子について話がありました。そして、学年の先生や専科の先生達の協力があってこその学芸会であったと、改めて感じました。田柄小の先生達のチームワークのすばらしさであると思います。
 学芸会の開催にあたり、衣装等のご協力をいただきまして、ありがとうございました。また、この1か月間、ご家庭からの子ども達への励ましにも感謝申し上げます。

11月23日(金) その1

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 いよいよ学芸会の最後となる、2日目の保護者鑑賞日になりました。昨日の1日目の劇よりも、さらに上をめざしてがんばろうとする子ども達の気迫が感じられる舞台となりました。
 今日の「始めの言葉」は、2年生が担当しました。続けて2年生の「11ぴきのねこ」の劇が、元気よく始まりました。途中の場面で、大きな魚が登場しました。協力してつかまえたその魚を運んでいく間に、お腹がすいていたねこたちは、すっかり食べつくしてしまいました。場面が変わると、骨だけになった魚が登場しました。(写真上)学年全員がそろうと、全部で何匹のねこたちがいたのだろうと思うくらい、とても楽しい劇でした。
 次は、1年生の「おしやべりなたまごやき」の劇でした。王様のセリフの「あっ、うん。」の繰り返しがとても面白く、客席から笑いがおこりました。また、にわとりたちのしぐさがとてもかわいらしく感じられました。頭の上にトサカをつけて、練習の時からすっかりにわとりになりきっていた子ども達でした。(写真中)
 3年生も、元気いっぱいに「そんごくう」の劇を演じました。たくさんの歌が劇中でうたわれ、一層全体を盛り上げていました。舞台下やギャラリー、客席近くを使ったりと、演出の工夫も見られました。
 どの学年も、出演が終わると多目的室に移動し、記念写真を撮ってもらいました。緊張した出番が終わり、どの子もさわやかな笑顔をしていました。(写真下)
 写真屋さんには、昨日の児童鑑賞日の舞台の様子を写真に撮ってもらっています。体育館の両側からカメラ2台で何度もフラッシュが光っていたので、たくさんのスナップ写真が出来上がると思います。

11月22日(木) その2

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 今日は、途中で給食とお昼休みをはさみ、午前に4つ、午後に2つの学年の劇を行いました。
 午前の部は、5年生の「ユタとふしぎな仲間たち」の劇でしめくくりました。休憩時間に入ったところで、5年生は体育館に残り、写真撮影をしました。ステージ前のひな壇に全員が並び、学年の先生達も入っての記念撮影です。
 5年生にとっては、小学校で最後の学芸会です。1年後に作成する卒業アルバムに載せることも考えられるため、写真屋さんに学年全員の集合写真を撮ってもらいました。さすがに緊張感をもって臨んだ初日の舞台が終わった直後だっただけに、全員の表情がとても明るく感じられました。(写真上)
 午後の部は、4年生と6年生の劇がありました。6年生が座席に戻ったところで、プログラムの最後の「終わりの言葉」がありました。今日の終わりの言葉は、5年生の担当でした。(明日は、6年生が行います。)各クラスから代表の子が舞台に上がり、学芸会をがんばってきたことや、他の学年の劇を見た感想を話しました。(写真中)
 午後の部でも、全ての劇が終了したところで5年生が体育館に残りました。明日の会場準備を手伝うためです。パイプ椅子を出して並べたり、大道具を整える手伝いをしていました。(写真下)今までこういう仕事は、たいてい6年生が行っていました。そろそろ5年生の担当に移すことで、最高学年に向けての意識をもたせていきます。
 明日は学芸会の2日目です。いよいよ最後の本番として、1回の舞台を残すのみとなりました。きっと今日以上の力を子ども達は発揮することでしょう。ぜひ、プログラムの最初から最後までご覧いただけますように、お願いいたします。

11月22日(木) その1

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 今日は、学芸会の1日目、児童鑑賞日でした。それぞれの学年の劇の衣装をつけた子ども達が体育館に集まり、学芸会がスタートしました。
 司会進行は、5,6年生の係の児童が担当しています。各学年の劇の紹介をアナウンスしたり、舞台の上手側にある「めくりプロ」を出し入れしたりする係です。(写真上)1回目のブザーが鳴り、体育館の照明が暗くなると、次に上演する劇の紹介文をアナウンスします。明日も係の子ども達が、交代で司会進行をする予定です。
 今日のプログラムでは、私の話の後に、「幕をあける歌」の全員合唱がありました。6年生の指揮で、全校児童が元気いっぱいに歌をうたいました。(写真中)最初の出演の2年生は、もうすでに自分の席で衣装をつけたままの状態でうたっていました。
 歌が終わり、全校児童の気持ちが高まったところで、学芸会の「始めの言葉」がありました。今日の始めの言葉は、1年生が担当でした。(明日は2年生が行います。)王様やにわとり、兵隊の衣装をつけた子ども達が舞台に上がり、練習通りの大きな声で始めの言葉を言うことができました。(写真下)
 今日の学芸会では、専門業者によるビデオ撮影が入りました。(写真上の体育館の奥の方)何台か大きなカメラがセットされ、全ての劇の様子をビデオに収めていきました。また、体育館のステージ前の天井には集音マイクが設置され、子ども達の声をきちんと収録しています。
 DVDとなって、申し込まれた家庭に後日届きます。編集するのに2か月かかるそうなので、出来上がりは1月になると思います。2年前の学芸会の時と同じ業者に頼みました。前回の学芸会のDVDがとてもよく撮れていたからです。また、DVDの値段は1500円(ブルーレイは1600円)と、2年前と同じ価格にしてもらえました。本当は値上がりしていたようですが、今回だけ据え置き価格にしてもらえました。
 業者の人達は、昨日のリハーサルの様子も見に来ていました。学年によっては、舞台下を使ったりギャラリーを使ったりする演出もあります。きちんとそういう様子をあらかじめ調べたうえで今日の撮影に臨んでいたので、多分どの学年の劇も上手に撮れていたと思います。

11月21日(水)

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 今日の午前中に、学芸会のリハーサルを行いました。プログラム順に各学年が体育館に来て、本番通りに劇を通してみました。お客さんがいない体育館でしたが、さすがに開始前のブザーが鳴り響くと、今までの練習とは違う雰囲気を感じていたようです。
 最初に、2年生の劇の準備が整ったところで、始めの言葉のリハーサルを行いました。明日の児童鑑賞日では1年生が担当しますが、2日目の保護者鑑賞日の始めの言葉は、2年生が担当です。それぞれの役の衣装を着た子ども達が舞台に上がり、スポットライトを浴びて元気よく始めの言葉が言えました。(写真上)
 2年生の「11ぴきのねこ」が終わると、1年生が体育館に入場してきました。同時に、エンゼル保育園のひまわり組の子ども達も体育館に入ってきました。以前、保育園の先生から、学芸会を見せてほしいと連絡がありました。本番の2日間は、体育館に入る場所がとれないため、リハーサルの日に来てもらうことにしました。劇を演じる側の子ども達にとっても、リハーサルに少しでもお客さんがいてくれた方が緊張感がもてるし、張り合いがあります。
 保育園の子ども達には、ステージ前の一番見やすいマット席に一列に座ってもらいました。1年生と3年生の劇を見た後、園に戻っていきました。劇の最中は、演じている小学生の迫力に圧倒されていたようで、口をあんぐりと開けて見ていました。(写真中)来年度小学校に入学する園児達にとって、小学校の学芸会はどのように感じられたでしょうか。
 どの学年も、ほぼ予定していた時間通りに進行していきました。中でも、高学年(5,6年生)は、学年の先生方から今まで何度となく言われてきた言葉の意味をかみしめて舞台に上がっていたはずです。それは、「小学校で最後の行事」という言葉です。2年に一度の行事なので、6年生だけでなく、5年生にとってもこれが最後の学芸会となります。(中学、高校でも、学年全員で劇を行うことはないでしょう。)
 リハーサルの最後は、6年生が演じる「エルコスの祈り」の劇でした。フィナーレが終了したところで、全員がマット席に集められました。まず、いつもの練習時のように、実行委員の子ども達が前に出て、今日の振り返りをしました。何人かの子がリハーサルを終えた感想や、今日良かったところ、そして明日に向けての改善点を発表していました。(写真下)
 学年の先生達は、子ども達の今日のがんばりを褒めながらも、合格点はあげていませんでした。まだまだ上を目指すために、気持ちをしっかり高めていけるように指導していたのが印象的でした。

11月20日(火)

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 今日も、1校時から6校時まで、各学年1時間ずつの舞台練習がありました。明日はリハーサルなので、途中で止めて練習することはできません。今日の1時間が最後の練習時間ということになりました。
 学芸会の練習は、今日まで1〜4年生が11時間、5〜6年生は12時間の体育館練習が組まれていました。その前の先月は、台本を配ったり配役をオーディションで決めたり、場面ごとに集まって読み合わせをしたり、大道具小道具を作ったりと、それ以上の時間をかけて準備にあたってきています。
 どの学年も、毎回練習が終わるたびに、振り返りの記録を書かせています。4年生は、「学芸会日記」という表紙がついた振り返りの記録ノートを作り、取り組んできました。(写真上)練習が終わると、自分のセリフや演技を振り返り、反省とともに次回の練習へのめあてを明確にします。また、友達の良かったところなども記入することで、自身の向上を目指してきました。
 学年によっては、記録を書かせた後で担任の先生が毎回集め、赤ペンで励ましの言葉を書いたりもしてきました。運動会の表現の指導もそうでしたが、行事への取り組みがしっかり子ども達の成長につながるようにと指導しています。
 「田柄っ子 輝くステージ みな主役」・・・学芸会のプログラムの表紙にも載せましたが、児童会で決めた今年の学芸会のテーマです。まさにどの学年も、舞台に立つ全ての子が主役です。10月の全校朝会でも、学芸会に向かうにあたり、まずそのことを児童に話をしてきました。どの役も、どのセリフも、劇を成功させるためにとても重要で、なくてはならない存在です。そして、常に学年全員でつくりあげるという気持ちを大切に指導してきました。
 1校時に1年生の子ども達の最後の練習があり、体育館から戻ってくるところでした。すでに体育館に向かう通路には、次の学年の子ども達が待っていました。学芸会の練習のため毎回体育館に入るたびに、入口に掲示してある学芸会のテーマが、無意識のうちに子ども達の目に留まっていたはずです。(写真中)
 昨日のホームページでは、3年生以上の子ども達が劇のスポットライトや音響を担当しているということを伝えました。4年生では、劇の中で歌う曲のピアノの伴奏を子ども達が担当しています。(写真下)
 今年の学芸会では、どの学年の劇にも歌が出てきます。合唱隊として全員で歌う場面や、中にはソロで歌う子がいる劇もあったりします。子ども達の歌が入ることで、劇全体がぐっとしまってきます。ぜひ当日は、子ども達の歌にも注目をしていただければと思います。

11月19日(月)

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 いよいよ学芸会の本番の日が近づいてきました。ということで、今日の全校朝会では、学芸会のことについて話しました。
 ・・・学芸会は、田柄小の全ての子ども達の成長のためにあります。得意不得意にかかわらず、全ての子ども達が学芸会の経験を通じて様々な自分の力を伸ばすことを目標として取り組んでいます。
 最近、朝のあいさつが、はっきりと届く声の大きさになってきました。学芸会の練習の成果かなと思っています。学年でそろってクリーン運動に取り組むなど、友達と協力して活動する姿がよく見られるようになりました。それも学芸会の成果かなと思います。また、先週は2年生が生活科の学習で、町たんけんに行きました。地域のいろいろな施設やお店に出かけて行き、質問をしたり感想を伝えたりしてきました。そういう態度も、学芸会の練習の成果と言えるのかもしれません。
 学芸会の練習では、まず大きな声が出せなければなりませんでした。あいさつや授業中の発表の声の大きさにその成果が表れてくることでしょう。また、学芸会の練習では、友達との協力が欠かせませんでした。きちんと自分の意見を言ったり、友達の考えを聞き合ったりするところにその成果が表れてくることでしょう。さらに、周りの人のことを考えて音を立てないようにすることや、素早く着替えをしたり、自分の持ち物を管理したりすることも、全て学芸会で身につけた成果となっていきます。この学芸会の練習を通じて、一人一人にどのような成長があり、力をつけることができたかを楽しみにしています。・・・
 全校朝会では、代表委員会からのお知らせもありました。今月は、練馬区でいじめ一掃取り組み月間となっていること。そして、「いじめ防止標語」を全校で作成することを呼びかけました。毎年練馬区では、いじめ防止シンボルマークやいじめ撲滅宣言など、全小中学校から作品を募集して取り組んでいます。今年は「いじめ防止標語」を作成し、各学年からの代表作品を区に送ることになっています。
 1校時に、4年1組ではさっそくこの標語作りに取り組んでいました。川柳のように、五・七・五のリズムになるように考えて作り、短冊に清書していました。(写真上)来月の公開日には、全校児童の標語を校内に掲示する予定です。
 6年生の社会科では、4月から日本の歴史についての学習が続いてきました。いよいよ昭和の時代の学習に入りました。つまり、日中戦争から太平洋戦争にかけての長い戦争の様子についての学習です。教科書や資料集には、満州事変や日中戦争の様子、第二次世界大戦となり次第に激しさが増していく様子が写真入りで載っています。(写真中)
 小学校の社会科の時間では、戦争の原因や経過、結果を基に、人々の生活の様子なども学びます。しかし、それほど深く学ぶわけではありません。戦時中や戦後の世の中の様子など、できれば体験されたお年寄りの方に直接お話をうかがうことができれば良いのですが…。私の父は、少年時代に東京大空襲のあった都心に住んでいました。そのため、子どもの頃はよく戦時中の話を聞かされたものです。もうすぐ平成の時代も終わろうとしています。当時を知る生の声は、次第に薄れていってしまうのでしょうか。
 今日は、1校時から6校時まで、全学年に1時間ずつ体育館練習が割り当てられていました。先生達にとっては、ここからの指導がとても重要です。あさってにはリハーサルがあり、木曜・金曜と本番の日が続きます。いかに子ども達の気持ちを日々高めていくかが大切になる1週間です。
 3年生以上の学年では、スポットライトやステージ上の照明、そして音響操作まで、全て学年の子ども達に担当させるようにしています。(写真下)スポットライトには、当日は係の先生もつきますが、本番の日まで一度もその劇を見ていません。ですから、裏方の仕事も子ども達だけでしっかりできるように指導してきました。当日は、そんな様子もぜひ感じ取っていただければと思います。

11月16日(金)

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 4年生は、図工の時間に「マイオリジナルキャラクター」を製作しています。今は、各自治体や企業等でマスコットが決められているなど、ゆるキャラブームになっています。子ども達が自分独自のマスコットを考えたら、どんなデザインが生まれるでしょうか。4年生の子ども達は、アイデアスケッチをもとに、様々なマスコットを考えました。(動物を基にしてデザインした子が多かったようです。)
 次に、プリンカップを土台にして、紙粘土を使って頭の部分を作りました。そして今日は、絵の具で色を塗っていました。白い紙粘土に鮮やかな色が入り、いよいよマスコットらしくなってきました。子ども達は、職人さんのように細い筆を上手に使って、慎重に色塗りをしていました。(写真上)
 今後は、胴体部部の製作に取りかかっていきます。そして、プリンカップでできている頭の部分をバネでつなぐことで、首振り人形のように動きのあるマスコットに仕上げていきます。
 3年生は、算数の時間に、「重さのたんいとはかり方」の学習をしています。gやkgの単位について、そして1kg=1000gであることを学習しました。また、実際にはかりを使い、その目盛りの読み方についても学習しています。(これが一番難しい…)
 今日は、ランドセルの重さについて勉強していました。2kgまで量ることができるはかりを使い、目盛りを読む練習をしていました。(写真中)ランドセルは、1kgを超える重さがあります。その場合には、□kg□gという表し方や、g単位だけで表すこともできます。子どもなりに、重さについてのおおよその概念を身につけておくことも大切です。
 今日の学芸会の練習では、通し練習の様子をビデオに撮っていた学年が多く見られました。2年生は1校時にビデオ撮影を行い、2校時にはさっそく学年全員で自分達の劇の様子を確認していました。(写真下)
 「自分の声の大きさはどうかな」とか、「きちんとお客さんに気持ちが伝わる話し方になっているかな」、そして「動作をさらに工夫することができないかな」と、残された仕上げのための練習時間への課題をもつことができました。
 本日、家庭数で「学芸会の鑑賞についてのお願い」というプリントを配布しました。保護者の方々への鑑賞マナーに関することが記してあります。保護者鑑賞日は、教員は全て児童の指導にあたっています。会場内は、保護者の皆様同士でマナーを守って鑑賞していただくようにお願いいたします。また、プリントの下に、各学年のおおよその出演時間が示してありますが、当日の状況によって大きく変わる場合があります。できれば、全ての学年の劇を最初から最後までご覧いただけると幸いです。裏面には、各学年の劇の見所を紹介しています。お楽しみに…。

11月15日(木)

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 全校児童が体育館に集まり、「学芸会PR集会」がありました。各学年から代表児童がステージに上がり、自分たちの学年の劇の内容について紹介しました。劇に出てくる登場人物や途中までのストーリーを紹介したり、劇の一部を演じてみたりと、PRの仕方がよく考えられていました。
 プログラムをもらっているので、子ども達は各学年の劇の題名は分かっていました。しかし、どんな内容かは知りませんでした。今は自分達の劇の練習に夢中ですが、今日の集会を通じて、「当日は他の学年の劇を見ることができるんだ。」と気が付いたようです。そして、衣装をつけて舞台に上がった他学年の子ども達の様子を見て、学芸会への期待が一層深まったようでした。
 写真上は、1年生の劇「おしゃべりなたまごやき」のPRをしているところです。大きな目玉焼きを見せたり、カラフルな衣装やニワトリのとさかを付けた子ども達が現れたりして、とても楽しそうな劇であることが伝わりました。
 今週から、持久走月間が始まっています。学芸会の練習中なので、今は体育の時間は全て校庭で行われています。どのクラスも、まず校庭を何周か走る持久走をして体を温めています。(写真中)クラスごとにマラソンカードが配られているようで、走った周回分の色塗りをしながら取り組んでいます。
 学芸会が終わり12月に入ったら、全校で一斉に休み時間を使って5分間走を行います。そして、12月8日の第2土曜日には、持久走記録会を実施します。学年ごとに走る距離を決め、自身のベストタイムを目指して走ります。
 4年生は、理科の時間に「ものの温度と体積」の学習をしています。空気や水、金属が、温度の違い(温めたり冷やしたりする)で、どのように体積が変わるかということを実験で確かめています。
 今日は、理科室で金属球膨張試験器を使って実験をしていました。(写真下)金属の球を熱することにより、体積がどう変化するかということを調べる実験器具です。金属の環が2つついた器具があり、常温の金属球では、片方の環は通りますが、もう一方は少し狭くなっているので通りません。カセットコンロで金属球を熱してから環にあてると、どちらの環も通らなくなります。このことから、金属球を熱したことで、体積が増えたということが分かります。(氷水で金属球を冷やすと、また環を通るようになります。)
 金属を温めると体積が増えるということは、日常生活のどのような場面で見られるでしょうか。教科書には、鉄道のレールの事例が紹介されています。レールとレールのつなぎ目は、わざと隙間が開けてあり、夏の暑さで膨張してもレールがゆがまないようにしています。
 子どもの頃、買ったばかりのジャムのふたが開かなかった時に、父親がふたを温めてから簡単に開けていました。金属のふたを温めることで膨らみ、開けやすくなります。その他にも、金属の種類によって熱膨張率に違いがあることから、電化製品のサーモスタットに利用されているようです。

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