「わくわく・どきどき」の学びを目指して

10月22日(月)

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 昨日は校庭で地区祭がありました。昨日、あれだけいろいろな食べ物やミニSLが走っていた場所が、今日は打って変わって全校朝会の場となり、静かな週明けになりました。また、昨日に引き続き雲一つない快晴で、気持ちよく一週間のスタートを切ることができました。週番の先生の週目標の話も、気持ちよく子ども達の心に響いていたようでした。(写真上)
 今日の朝会では、「一回で話を聞くことの大切さ」について話をしました。全ての勉強は、話を聞くことから始まります。言い方を変えれば、話をしっかり聞くことができれば、勉強がよく分かるということにつながります。授業中に、先生から出される指示はたくさんあります。「机の上に何と何を用意しましょう。」とか、「教科書の何ページを開きましょう。」とか、「赤鉛筆でどこに線を引きましょう。」というように、次々と先生からやるべきことの指示が出ます。これらの一つ一つを「1回で聞けるかどうか」が重要です。
 人間の耳は不思議なもので、同じ音が耳から入ってきていても、違うことを考えているとその音は頭の中まで入ってこない時があります。友達とおしゃべりに夢中になっていると、後ろから来る車の音に気がつかない時があります。また、運動会でゴールをめざして一生懸命走っている時に、大音量でかかっている音楽や家の人の声援が聞こえてこなくなります。同時に2つ以上のことを聞き取ったり考えたりというのは、人間には大変難しいことです。
 今日もサクラ草の植え替えの指導を3つのクラスに行いました。話をしっかり聞いている子は、話し手側から見ていてよく分かるものです。毎日の授業が、話を聞くことの積み重ねが基本になっていることを改めて感じました。
 今日は、6年生のクラスで学芸会の台本が配られていました。(写真中)6年生は、「エルコスの祈り」という劇に挑戦します。劇団四季のオリジナルミュージカルで、以前は「エルリックコスモスの239時間」という題名で上演されていました。現在は様々な小学校の学芸会で取り上げられ、小学生用の台本が出回っています。
 エルコスは、温かい心をもったロボットです。エルコスの願いはたった一つ・・・子どもたちが素直な笑顔になれることでした。命令に従うことしか許されず無気力に生きる子どもたちが、自分らしさを取り戻し、夢をもつすばらしさに目覚めていく物語です。未来の学園を舞台にした内容なので、まさに6年生向きで、演じるのが難しい劇と言えます。また、歌を通じて感動を盛り上げることでしょう。6年生全員のがんばりを期待したいところです。
 今年は、学校の柿の木にたくさんの実がつきました。プールの脇に柿の木があり、昨年は枝を選定したためか実のつき方が悪かったのですが、今年は豊作になりました。先週、主事さん達にいくつか収穫してもらい、職員室で先生達と味わってみました。学校の柿の木は、特段手入れをしているわけではありませんが、比較的甘くておいしかったです。
 近くで遊んでいた1年生の子ども達に聞いてみると、「カキはあまくておいしい。」と言っていました。(写真下)売られている柿は、確かに甘いものばかりです。学校の柿は子ども達には食べさせませんが、多分食べたとしたら、かすかな渋みを感じるかもしれません。(売られている柿がとても甘いために)一方で、今の子ども達が「渋い」という味覚をどれだけ経験したことがあるのかは疑問です。濃い緑茶(急須で入れた熱いお茶)を飲む経験も少ないのではないでしょうか。青いバナナや白い桃、ぶどうの皮も昔は渋かった・・・「渋いもの」が昔に比べて減ってしまったなと思います。

10月21日(日)

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 お祭り日和の秋晴れになりました。田柄小の校庭や体育館を会場に、今年も「ふるさと練馬まつり 第七地区祭」が開催されました。
 にぎやかなお囃子の音楽が流れ始めると、地域からたくさんの人達が集まり、終日にぎやかなお祭りが続きました。もちつきの会場や野菜販売のテント前には、朝からたくさんの人達が並びました。また、恒例のミニSLが校庭の中央を走り、子ども達の一番人気となっていました。
 SLの煙の臭いに混ざって、ポップコーンや揚げパン、フランクフルトのいい香りも漂ってきました。田柄小おやじの会のブースでは、次々と売れていく揚げパンを大忙しで作る姿が見られました。今年も大人気となり、会場全体を盛り上げていました。
 学校が地域の方々の拠点となり、とても大切にされていることを実感した一日になりました。

10月19日(金)

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 3週間にわたって実施してきた秋の読書旬間が、今日で最終日になりました。この3週間、朝会や集会以外の朝8時半からの15分間を、朝読書の時間と位置付けてきました。それ以外にも、図書の時間であったり、課題が終わった子が読書をしたりと、各クラスで本に親しむ時間の確保を工夫してきました。さらに、毎日読書の宿題を出した学年もあったようです。それぞれのご家庭での取り組みはどうだったでしょうか。
 6年生の教室では、読書旬間に読んだ本の中から、印象に残った本を「みんなにお勧めの本」として紹介するカードを作っていました。6年生ともなると、個々に読む本のジャンルがだいたい決まってきます。自分の好きな野球選手に関する本を選んでいる子や、シリーズ本を選んで紹介文を考えている子が見られました。
 また、今年の夏に出版され、ベストセラーとなった『わけあって絶滅しました。 世界一おもしろい絶滅したいきもの図鑑』を持ってきた子もいました。(写真上)きっと、お勧めの本の紹介文を見て、読んでみたいと思う子がたくさん広がっていくことでしょう。
 4年生が、学芸会の台本の読み合わせを行っていました。オーディションが終わり、配役が決まり、いよいよ台本に沿ってセリフを読み合わる段階です。(写真中)それと同時に、自分のセリフだけでなく、同じ場面の他の子のセリフもしっかり覚えておくことが大切です。
 4年生は、「夢どろぼうウンパッパ」の劇に取り組みます。歌も入る劇のようです。運動会で見せた学年全員の元気の良さを、学芸会でも発揮してほしいと思います。
 昨日から個人面談期間になりました。今日は、全校が4時間授業で下校となりました。5日間の放課後を利用して、5年生は連合音楽会の楽器練習に取り組んでいます。パートごとに残る日を事前に伝え、音楽専科が集中的に指導する時間になっています。
 今日は、木琴の6人が音楽室で練習をしました。(写真下)今週までは、まだクラスごとに行われる音楽の授業だったため、同じパートが全員集まって音をそろえる時間がとれませんでした。今後は、学年全体で行う練習が予定されていきます。学芸会もありますが、まずは5年生は連合音楽会に焦点をあてて取り組んでいきます。

10月18日(木)

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 今年も読書旬間の時期に合わせて、「おはなしコンチェルト たんぽぽの会」の皆さんによる絵本の読み聞かせと生演奏の公演がありました。
 たんぽぽの会は、洗足学園音楽大学の学生からなる大学の公認サークルで、いろいろな学校をまわって活躍している団体です。国語教育のご専門の安藤先生を中心に、様々な楽器や作曲を専門とする学生達が、毎年新たなレパートリーを用意して本校を訪れてくれます。田柄小では、今回が3年目・・・子ども達が「たんぽぽの会」と聞いて、当日を楽しみにする子が多く、恒例行事の一つになりつつあります。
 体育館に子ども達が集まり、3校時は低学年、4校時は高学年向けにプログラムが組まれました。楽しいお話あり、一方でしっとりとしたお話までと、子ども達の心に響く読み聞かせ&生演奏のひとときになりました。
 最初に、サンサーンスの組曲「動物の謝肉祭」から終曲が演奏されました。バイオリン、フルート、クラリネット、ファゴット、ホルンにピアノとドラムが加わり、とても華やかな演奏でした。
 低学年の部では、「こすずめのぼうけん」、「いいからいいから」、「花さき山」の3つのお話を楽しみました。また、高学年の部では、「ラチとライオン」、「いいからいいから」、「くまとやまねこ」というプログラムで行われました。スクリーンの絵と朗読に音楽が加わると、子ども達の心は一気にお話の世界に引き込まれていきます。
 たんぽぽの会のすばらしいところは、お話につける音楽のすばらしさにあります。作曲を専門としている学生が音楽を考え、物語に合った音符を選んで曲を作っています。また、当日参加できる学生の専門とする楽器にアレンジしたり、音を入れるタイミングなど、並々ならぬ苦労を重ねて一つの作品を完成させています。
 もう一つ、朗読の技術のレベルの高さもたんぽぽの会のすばらしいところです。今回も、安藤先生だけでなく、何人かの学生が朗読を担当しました。おとといのホームページで、ごんぎつねの範読を取り上げましたが、小学校の教員にとって子どもの前で物語を読む技術は、国語の授業をする上でとても大切な力です。朗読の技能を磨いて今日の公演に臨んだことがよく伝わってきました。
 3週間にわたる読書旬間は明日で終わりになりますが、心に響く本との出会いは、これからも続けていきたいものです。今日は、たんぽぽの会の皆さんから、すてきなプレゼントをいただいたような気持ちになりました。

10月17日(水)

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 1校時に、体育館で5年生が学芸会の配役のオーディションをしていました。各自が希望する配役の指定された場面のセリフを覚えてきて、ステージ上で一人ずつ発表していました。(写真上)
 さすがに5年生ともなると、すでにこの段階から人をひきつけるようなセリフの言い方ができる子がいるものです。オーディションを一緒に見守っていた子ども達から、「おぉぉ〜」という声や、大きな拍手が沸き起こる場面も見られました。
 どの学年もそうですが、セリフの多い役は、場面ごとに配役を交代して演じていきます。子ども達の組み合わせや全体のバランスを考えながら、学年の先生達で配役を決めていくことになります。学芸会は、どの役もどのセリフもなくてはならない存在であり、全員が主役です。みんなで支え合い、協力し合って学芸会に取り組めるように指導していきます。
 今日は、5年1組のサクラ草の植え替え作業を指導しました。5,6年生には、自分用の鉢以外に、学校用の鉢にもサクラ草を植え替えてもらいます。学校用の鉢は、3月の卒業式と4月の入学式に会場を飾るために使います。どちらも5年生が出席する大切な行事です。今日植え替えた鉢を最後までしっかりお世話して、きれいな花を咲かせてほしいと思います。
 苗を選ぶ時に、ちゃんと昨年の話を覚えていた子がたくさんいました。サクラ草は、花の苗の段階で、おおよその花の色が分かります。茎の根元の部分が赤い色をしているものは、赤やピンクの花色になり、緑色のものは白花が咲く傾向にあります。たくさんある苗の中から、一生懸命白い花が咲きそうなものを選んでいる子がいました。(写真中)
 田柄幼稚園の園長先生から連絡があり、昨日の交流会でプレゼントしたサクラ草の苗をもうすでにプランターに植え替えたそうです。サクラ草を通じて、園児たちの小学校への関心がさらに高まっていくことを期待したいと思います。
 3校時に、体育館で2年1組の子ども達が国語の授業をしていました。(写真下)今日の5校時に、教育会全体研究会で算数部の研究授業を行うことになっています。区内からたくさんの先生方が来る予定のため、教室では入りきらないので、体育館でこのように授業を行うことになりました。机や椅子は、生活科室にあるものを運び入れました。いつもの自分の机と違うことや、体育館で授業をすること、大勢のお客様が来る中で行うことなど、子ども達にとっては初めてづくしの環境での研究授業です。そこで、今日の3校時から体育館で授業をすることで、少しでも環境に慣れさせておこうとしていたようです。
 子ども達からは、「体育館の方が落ち着く」という声が聞こえてきました。緊張するのは担任の先生だけかもしれません。どうなることやら…。
 今日は、4年3組でも同じように研究授業があります。区の特別活動研究会が行う授業で、学級会の様子を区内の先生方に参観してもらいます。

10月16日(火)

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 4年生の国語の教科書に、物語教材として「ごんぎつね」があり、今月の国語の指導時間の多くをこの教材の読み取りに使うことになっています。1年生では「くじらぐも」、2年生は「お手紙」、3年生は「ちいちやんのかげおくり」、5年生は「大造じいさんとガン」、6年生は「やまなし」というように、昔から教科書でよく扱われてきた有名な物語がそれぞれの学年で指導される頃です。
 それらの中でも、「ごんぎつね」は昔から国語の教科書に登場していて、4年生の教科書で取り上げられてから60年以上経つそうです。さらに1980年には、全ての検定教科書に掲載されたそうです。つまり、日本国中の4年生が、国語の時間に必ず「ごんぎつね」を学習していることになります。
 この物語は、新見南吉が昭和6年に書いたお話です。南吉が、旧制中学校を卒業して故郷の尋常小学校の代用教員をしていた時で、18歳という若さで書いたというから驚きです。つぐないと心の交流をテーマとした物語で、ハッピーエンドで終わる物語ではありません。「兵十は、火なわじゅうをばたりと取り落としました。青いけむりが、まだつつ口から細く出ていました。」という最後の文章は、読む人に様々な情景や登場人物の心情を想像させる力を秘めています。
 4年3組では、今日がこの物語の最初の時間だったようです。先生が全文を朗読していました。(写真上)この最初の先生の範読が、これから学習する子ども達への全てのお手本となるので、とても大切です。初発の感想に、子ども達はどのような思いをもったでしょうか。
 3年生が、今週金曜日に行う商店街調べの事前準備をしていました。社会科で学習している「町の人々のしごと」の学習では、「店ではたらく人」について調べる内容が出てきます。子ども達の生活圏にハッスル商店街があり、毎年3年生は、その中のいくつかのお店に行って見学をさせてもらっています。
 グループごとに自分達の行くお店を決め、どんな質問をしたらよいかを話し合っていました。また、あいさつやお礼も含めて、見学の時の態度をグループごとに練習していました。(写真中)
 1年生は、すぐ隣の田柄幼稚園を訪れ、年長さんと交流会を行いました。校庭の南側に、田柄幼稚園の裏に通じる通路があります。サクラ草の苗を何人かで運び、今年もたくさんの株を幼稚園にプレゼントすることができました。(写真下)1年生は、来週チューリップの球根と一緒にサクラ草の苗を一人ずつ植え替えます。田柄幼稚園の子ども達も、近いうちにみんなで植え替え作業をすることでしょう。幼稚園の卒園式が行われる頃には、たくさんのサクラ草がきれいに咲きそろっていたらうれしいです。
 その後、校庭の遊具を使って一緒に遊びました。幼稚園と小学校とをつなぐ通用門をこれからも有効活用して、交流を盛んにしていきたいと思います。

10月15日(月)

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 月曜日の全校朝会は、久し振りのことでした。考えてみると、9月の始業式で話をした後、翌週はプール納めの朝会で、さらにその次の週からは月曜日が休みの日となる週が続きました。校庭に全校児童が集合して行った全校朝会は、2学期になって初めてということになります。全校児童の整列の仕方や話の聞き方が立派になったように感じました。こういうことも、運動会の成果なのだと感じました。
 さて、今日の朝会では、「『もったいない』と思う心」についての話をしました。13年前、ケニア出身の環境保護活動家のワンガリ・マータイさんが日本に初めて来て感銘を受けた言葉があります。それは、「もったいない」という日本語でした。普段我々がよく使う言葉でありながら、日本以外の国ではこの「もったいない」に相当する言葉が見当たらないそうです。
 今日は、私が感じている学校の中での3つの「もったいない」について話しました。1つ目は、落とし物がたくさんたまり、いつまでたっても落とし主が現れないことです。名前が書いてあれば自分の物と認識するようですが、名前が書いてない落とし物はどんどんたまっていく一方です。学校での落とし物は、しばらく展示した後に処分することになります。
 2つ目は、物を大切にしていない子を見た時です。雨の日に、傘の骨を無理やり反対にして遊んでいる子を見かけます。また、校帽のゴムを持って振り回していたり、乱暴に扱っている様子を見かける時があります。「壊れたらまた買ってもらえばいい」と考えていたら、もったいないことです。
 3つ目は、食べ物に対する「もったいない」です。食べ物の好き嫌いをして給食を残し、食缶に返したものは、全てゴミになります。お金を払って一生懸命作ってもらった食べ物が、ゴミとして捨てられてしまうのは、とてももったいないことです。身の回りの物や食べ物を大切にするように話をしました。
 今日の全校朝会では、キャッチバレーの表彰も行いました。先週日曜日に行われた田柄町会青少年委員会主催のキャッチバレーボール大会で、5年生のチームが優勝しました。今年から始まったばかりの大会で、ピカピカの優勝トロフィーに、「第1回大会 優勝 田柄リリーズB」と書かれたリボンがついていました。(写真上)
 2校時に、2年2組の国語の授業を見に行きました。今回も、校内の若手教員の育成のためのOJTを兼ねた授業研修として行われました。授業は、国語の説明文「どうぶつ園のじゅうい」の単元で、段落内の読み取りを詳しく指導していました。国語では、様々な説明文を学習します。この教材では、獣医さんが「する仕事」と「そうする理由」を対応させて読むことが目標となっています。
 授業の始めには、今日学習する段落をみんなで音読していました。音読は、たぶん毎日の宿題としてどのクラスでも行うことになっているのではないでしょうか。それだけ重要なことであり、「声に出して読む」ことに意義があります。子ども達の後ろから見ているだけで、どの子がしっかり読めているのかが分かるくらい姿勢や態度に表れてくるものです。(写真中)
 放課後、理科室で地域未来塾に希望した子ども達を集めて、説明会が行われました。5校時後は2年生、6校時後は3年生の希望者を対象に、今後の取り組み方について詳しく話がありました。
 地域未来塾(放課後学習教室)は、田柄小で今年度から取り組む「学校地域連携事業」の一つです。地域の方々に指導員をお願いし、自ら学習の補充に取り組みたい子ども達に、プリント学習を中心に教えていただきます。今日は、地域未来塾の利用の仕方や指導員の紹介がありました。(写真下)実際にスタートするのは、29日(月)からで、月1〜2回の割合で開催していきます。

10月13日(土) その2

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 午後3時から体育館にて、PTA主催の「ふれあい大相撲」がありました。毎年、学校の近隣にある峰崎部屋の力士さんにお越しいただき、子ども達との交流を行っています。今年は、若手の3人の力士さん達に田柄小に来ていただき、楽しい時間を過ごすことができました。
 まず力士さん達と一緒に、四股(しこ)をふんだり準備運動を一緒に行いました。力士さん達は、とても体が柔らかいということがよく分かりました。また、質問コーナーでは、子ども達から様々な疑問が投げかけられました。どの力士さんからも、たくさん練習を積み重ね、いつも上を目指してがんばっている気持ちが伝わってきました。
 お待ちかねの「お相撲をとろう!」のコーナーでは、子ども達が3〜4人がかりで力いっぱい挑戦していきました。一生懸命押してもびくともしない体に、みんなびっくりしていました。力士さんは、土俵の中を逃げ回ったり、一人一人を持ち上げたりと、いろいろな技を出しながら応戦していました。とても大きくて強い力士さん達を肌で感じることができました。
 先生達やPTA会長さんも果敢に挑戦し、体育館は大歓声につつまれました。最後に、私と副校長先生も挑戦させてもらいました。体をぶつけてみると、力士さんの全身が、がっしりとかたい筋肉でできていることが分かりました。
 峰崎部屋の力士さん、そしてPTAの担当委員の皆様、どうもありがとうございました。

10月13日(土) その1

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 今日は、10月の第二土曜公開日として、防災体験教室の様子を参観していただきました。
 1校時は、全学級で防災学習の授業がありました。大きな地震が起こった場合の対処の仕方を学習しました。各学年の発達段階に合わせて指導内容が考えられていました。大きな地震が学校で起きた場合から登下校時、家の中…と、様々な想定を考えさせて授業が進められていました。また、高学年では映像資料を用いて、東日本大震災の津波の被害の様子について学んでいました。どの学年にも共通しているのは、「自分の命は自分で守ることができるようにする」ということです。
 地震と火災を合わせた避難訓練をした後、各ブースに分かれて、防災のための設備の説明を聞いたり、実際にできる活動を体験したりしました。低学年は、多目的室を使って、煙ハウス体験を行いました。煙の中では、姿勢を低くしてハンカチを口に当て、片手で壁をさわりながら進むようにします。中学年は、校庭で消火器の扱い方を体験しました。大きな声で「火事だ〜」と叫ぶことも大切であるということを学びました。そして5年生は応急手当法、6年生は救命救急法についての体験をしました。
 光が丘消防署や地域の消防団の皆様、そして田柄小避難拠点連絡会の皆様には、朝早くから大変お世話になりました。また、非常食として備蓄しているアルファ米の炊き出しでは、PTAのお手伝いの方々にもお世話になりました。子ども達の貴重な学習のためにご尽力いただき、どうもありがとうございました。

10月12日(金) その2

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 昨日の3,4年生に続いて、今日は1年生が体育館で劇のオーディションを行っていました。(写真上)保育園や幼稚園で劇をしたことがあったとしても、体育館のような大きなところでセリフを言うのは初めてという子が多かったはずです。
 自分がやってみたい役柄のセリフを、ステージ上に並んだ子ども達が一人ずつ大きな声で発表していきました。体育館の後ろで聞いていた友達や先生のところまで、はっきりと声が届いていた子がたくさんいたのでびっくりしました。練習次第で、もっともっと大きくはっきりと、そして気持ちを込めた言い方や演技になっていくことでしょう。
 1年生は、学芸会で「おしゃべりなたまごやき」の劇をします。卵焼きが大好きな王様のお話です。1年生らしい、楽しい劇になりそうです。
 一方、5年生は多目的室に集まり、学芸会に向けたオリエンテーションを行っていました。5年生は、「ユタと不思議な仲間たち」の劇に挑戦します。座敷わらしといじめを題材にした小説を基に、劇団四季がミュージカルにしたことで有名になりました。40年近く前に劇団四季が手がけた作品で、未だに根強い人気作となっています。
 今日は、その劇団四季がミュージカルとして演じたDVDを学年でそろって鑑賞しました。(写真下)はっきりと聞き取りやすい発声が特徴の劇団四季の「お手本」を見て、きっとやる気がわいてきたことでしょう。

10月12日(金) その1

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 4校時に、2年2組で算数の事前授業がありました。来週水曜日の5校時に、練馬区教育会全体研究会があり、算数部の研究授業が本校で行われることになっています。当日は、2年1組の授業の様子を区内の先生方に参観していただきます。今日は、その日の指導案を使って、隣の2組の子ども達で授業をしてみました。
 かけ算の導入部分の学習内容で、視聴覚機器を使い、児童の興味・関心を集めるように工夫された授業でした。(写真上)当日は、区内の各学校の先生方が、いろいろな教科の授業会場に参加することになります。算数の授業会場に来る先生方はとても多く、教室には入りきらないため、体育館で授業を行うことしています。2年生の子ども達が、いきなり体育館に机や椅子を並べて算数の授業を行うのは、心配な点が多くあります。いつ、どのタイミングで体育館に机を運び、授業慣れをさせておくかというところを現在思案しています。
 3,4校時に、4年生を対象とした聴導犬の学習がありました。今年も、松本さんと聴導犬のチャンプくんが田柄小に来てくれました。2年前まで松本さんのパートナーだった雑種のブランカちゃんに替わり、昨年からトイプードルのチャンプくんが一緒に来るようになりました。
 チャンプくんと松本さんとの出会いは昨年の夏です。去年田柄小に来た時は、まだ訓練を受けていた真っ最中でした。その後試験に合格し、「聴導犬」と書かれたハーネスを身につけたチャンプくんは、1年前とは別犬のようなりりしさが感じられました。
 松本さんとチャンプくんは、いろいろな学校に出かけて聴導犬についての話をされています。音が聞こえないということが、どれだけ日常生活に困難さをもたらすか、そして音を伝えてくれる手段の一つとして聴導犬がいるということを分かりやすく話していただきました。
 お話の中で、チャンプくんの出番がやってきました。タイマーをセットし、時間を知らせる音が鳴り始めると、まずチャンプくんは音のする場所を探しに行きます。次に、松本さんを探しまわり、見つけると飛び跳ねて音が鳴っていることを知らせます。(写真下)そして、松本さんを音が鳴っているところまで案内していきます。
 訓練された聴導犬にとっては、これらの行動は「仕事」ではなく、「ゲーム」としてとらえているそうです。音を知らせることで褒めてもらえるので、聴導犬はいつも音がしないかなと待っているのだそうです。
 障害があるということは、決して特別なことではないと松本さんは話されていました。誰もが、いつどこで障害をもつことになるか分かりません。それだけに、「いつも自分と違う立場の人の考えを想像し、思いやる心を大切にしてほしい」と、話されていたのが印象的でした。

10月11日(木)

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 運動会が先週終わったばかりではありますが、次は学芸会に向けて準備が始まっています。今週に入り、それぞれの学年で劇の台本が配られました。どんな劇になるのだろうと、みんなワクワクしながら台本を読み返していたようでした。
 今日は、3年生と4年生が体育館に集まり、劇の配役を決めるオーディションを行っていました。ステージに一人ずつ立ち、指定されたセリフを言ったり、歌をうたったりしていました。(写真上)自分で「この役をやってみたい」と挑戦したことは、とてもすばらしいことです。全員が一つの役を行うことはできないので、第二希望や第三希望に回ることが当然のようにあるはずです。でも、そこでどう気持ちを切り替えることができるかが大切です。すばらしい劇を完成させるためには、どの役柄もなくてはならない存在です。学芸会が学年全員の力でつくり上げるという意識をしっかりもたせて指導していきます。
 出張から帰ってきたら、2階の家庭科室からいいにおいが漂ってきました。5年生が調理実習をしていました。前回の「ご飯を炊く実習」に続き、今回は「みそ汁の実習」でした。いいにおいというのは、「だし」の香りです。煮干しを使ってだしをとり、みそ汁を作っていました。煮干しの頭とはらわたをちゃんと取り除き、ひと煮たちしたところで煮干しを取り出し、具材を入れていました。(写真中)
 子ども達に聞いてみると、家庭ではあまり煮干しを使っていないとのこと・・・確かに、今は便利なだしの素があるので、煮干しからだしをとるということが少なくなったのでしょう。
 具材は、班ごとに持ち寄ったものを使っていました。わかめに豆腐、油揚げ、大根と、班によって様々でした。みそ汁は、地方によって味噌も違えば、具材もいろいろです。私は新潟の出身ですが、夏場はナスやキュウリ、もやしを入れることが多かったように記憶しています。(キュウリをみそ汁に入れることはあまりないはずです。)
 いよいよ今日から、サクラ草の植え替え作業が始まりました。今日は、3年3組と4年1組が植え替えをしました。私にとっての大切な授業の時間が今年もやってきました。(写真下)
 今年のサクラ草は、ここまでとても順調に育ってきました。「ここまで」というのは、種をまいたのが5月の連休明け・・・5か月間かかって、やっと植え替え用のポット苗まで生育させることができたからです。暑さに弱いサクラ草ですが、あの7月の猛暑をなんとか乗り切りました。今まで何度か、夏の暑さで発芽したばかりの苗をダメにしてきました。長年育てていると、そういう時の対処法がなんとなく身についているものです。
 来週と再来週にかけて、全校16学級全てに指導し、一人一鉢のサクラ草栽培を今年も行います。5,6年生は、さらにもう一鉢(学校用の鉢)を担当し、卒業式と入学式を彩るために育てていきます。

10月10日(水)

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 6年生の理科の授業で、「月と太陽」の学習をしています。月と太陽との位置関係から、月の形が日によって変わって見えることを学びます。つまり、三日月から半月になり、さらに満月になった後に月が欠けていくことが、太陽と地球、月との位置関係で変わってくることを学習します。
 4年生の星の学習や月の動きの学習もそうですが、実際に月が見えていない昼間に学習するので、指導する先生は大変です。そこで、学校には「月の満ち欠け説明器」というものが理科室にあります。4万円ほどの備品なのですが、テレビに接続して、月がどのように地球側から見えるのかを映し出す装置です。小さな地球儀のようなものと月の模型があり、地球儀側には小型カメラが付いています。光源(太陽の替わりとするもの)を一定の方向から当てたまま、地球儀側を回転させていくと、テレビモニターに映る月が様々な形に変わって見えてきます。(写真上)
 昔は、ボールを使って児童に説明していました。光源をボールの横から当てると半月に見え、自分の真後ろから当てると満月に見える…というように、演示実験をして見せたものです。それが今や、ICTを利用した優れものがちゃんと開発されていることにびっくりしました。
 「菜の花や 月は東に 日は西に」(与謝蕪村)・・・この時の月の形は何でしょう? 実際の月の満ち欠けを太陽との位置関係で説明するのは、とても難しい考え方で、大人でも理解できている人は少ないはずです。先ほどの問題の答えは、「満月」です。夕方、太陽が西側から光を放っている時に、月が東の空にあった場合は、地球側から見て前面が輝いて見えるので「満月」ということになります。
 昨日のあるテレビ番組で、北海道の物産展を取り上げていました。北海道には、おいしい海の幸がいっぱいあります。ご飯の上に、これでもかと言わんばかりに山盛りに乗せる「いくら」の映像は、よく目にします。いくらは、鮭の卵です。2校時に6年1組で、道徳の研究授業に向けた事前授業が行われていました。「命の旅」という題名の資料を使った授業でした。(写真中)
 毎年鮭は、産卵のために海から川の上流を目指して泳いでいきます。体中が傷だらけになりながら、そして途中で野生の動物に襲われながら、やっとのおもいで産卵場所に来て無数の卵を産み、死んでいきます。その卵も鳥に食べられたり、稚魚が魚の餌になってしまったり・・・結局、あれだけたくさんの卵の中から、3〜4年後に同じ川に戻ってこられる鮭はほんの数匹でしかありません。鮭だけでなく、多くの生き物が生命をつなぐために必死で生きているということを感じ取り、自分達人間の生き方に反映させていかなければなりません。
 3週間後、同じクラスで道徳の校内研究授業があります。「命の大切さ」をテーマとした道徳の授業は、現代の小学生にとって最も大切な学習であると言えるのかもしれません。
 今日は、もう一つ6年生の話題を・・・。先週から今週にかけて、6年生の卒業アルバム用の写真撮影が行われました。中庭では、学年全体写真を撮っていました。(写真下)6年生が斜め上を見上げているのは、3階の窓から写真屋さんがカメラを構えているためです。この他に、クラスの集合写真や個人写真も撮りました。
 アルバムの完成は、3月の卒業式前になります。秋の爽やかな気候の下で撮った記念写真をながめて、卒業生は何を思うことでしょう。

10月9日(火)

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 先週から秋の読書旬間が始まっています。今朝は、1,2,6年生の各クラスに読み聞かせボランティアの方々が入り、子ども達に本の読み聞かせをしていただきました。(3〜4年生は、明日行う予定です。)
 本の読み聞かせは、高学年でもとても大切なことです。本の内容を学年に合わせて選定したり、音読の技術が必要になったりということもありますが、ボランティアの方々が子ども達のためを思う熱意がそれらを上回っていました。子ども達は、ページがめくられる瞬間をわくわくしながら楽しそうに聞いていました。(写真上)
 今月は、各クラスで読書に親しむ時間をなるべく多く設定するようにします。ぜひ各ご家庭でも、読書に取り組む環境を考えてあげてください。光が丘図書館などに定期的に出かけて、本を手にする機会を作ることも大切です。秋の夜長に、読書に夢中になる子どもは、きっと一生の宝物を手に入れたようなすばらしい感覚を味わうことができることでしょう。
 1校時から3校時まで、1年生と光が丘公園まで生活科見学に出かけてきました。どんぐりや木の実、松ぼっくり、落ち葉などの秋を見つけてくる学習でした。光が丘公園内は、まだそれほど木々は色づいてきていませんでしたが、木の実はよく探すとたくさん落ちていました。一度拾い始めると、子ども達は夢中になって集めます。すぐに、持ってきたビニール袋がいっぱいになるほどどんぐりを集めた子もいました。(写真中)
 学校に戻って来てから、机の上に持ち帰った「秋」を並べてみました。どんぐりにもいろいろな形のものがあることが分かりました。今後のあさがおのリース作りがとても楽しみになってきました。
 6校時に、3年1組の国語の授業を見に行きました。授業観察とともに、若手の先生方のために行うOJT研修にも位置づけて行われました。漢字の「へんとつくり」についての単元でした。最初に、へんとつくりがバラバラになったカードを組み合わせて漢字を完成させるクイズをしました。(写真下)授業全般に、どの子もとても意欲的で、よく手を挙げて発表する姿が見られました。
 一年の中で、気候の良い学習に最も適した時期になってきました。落ち着いて学習に取り組み、「勉強の秋」になるようにしていきます。

10月5日(金)

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 1年生が、生活科の学習として育ててきた朝顔の鉢を片づけていました。まだ朝顔の花が咲いているものもありましたが、次にサクラ草やチューリップを育てる予定もあります。
 今までたくさん咲いた朝顔の花の後から、たくさんの種が採れました。5月に種まきをした時と同じ種がたくさん集まり、不思議そうにながめていました。また、朝顔のツルは、ハサミで地上部分を切り、支柱からていねいに外していきました。(写真上)
 1年生では、この朝顔のツルを使って、リース作りをしていきます。ツルを伸ばして、適当な大きさに丸く束ねて何か所かを留めると、オリジナルの朝顔リースの土台ができ上がります。数日間乾かしてから、ドングリや松ぼっくりをボンドでつけると、すてきなリースに変身します。1年生は、来週火曜日の午前中に光が丘公園に行き、木の実を拾ってくる予定です。
 今日は、1校時に4年2組と6年2組、3校時に5年2組、5校時に6年1組と3年2組の授業観察に行きました。4年2組では、まず最初にテレビ画面にカタカナで書かれた50音の表が映し出されました。(写真中)「どんな人が書いた字だと思いますか?」と先生が聞くと、「子ども」とか「お年寄り」という声が子ども達から聞こえてきました。カタカナの「アイウエオ…」が、角ばった字で、あまりなめらかな書き方でなかったからです。その後授業では、「この字は、星野富弘さんが口にペンをくわえて書いた文字である」ということを知らされます。
 中学校の体育教師だった星野富弘さんは、クラブ活動の指導中に頸髄を損傷し、手足の自由を失いました。そんな絶望の中、筆を口にくわえて文や絵を描き始め、希望を見い出しました。星野富弘さんが描いた絵は、よくカレンダーになったりしていますが、そこに添えられている詩も素敵です。
 星野さんが書いた本「かぎりなくやさしい花々」が出版されたのは、私が教員になって間もなくのことでした。ページをめくりながら涙が止まりませんでした。10年以上前ですが、念願にしていた群馬県にある富弘美術館に行く機会がありました。星野富弘さんのすばらしい絵をながめながら、力強く人生を送られている人柄にまた感動しました。
 4年生は、国語の時間の関連で、9月に点字について学習しました。また、来週金曜日に聴導犬の授業を受けます。その他にも、障害者理解のための授業が続くようです。
 3校時は、体育館で5年2組のバスケットボールの授業を見ました。5年生にとっては、バスケットボールを体育の時間に行うのは初めてのことです。単元の最初の授業だったので、バスケットボールのルールを教えたり、ボールの扱い方を練習したりしました。(写真下)バスケットボールの楽しさは、何といってもシュートが決まった時です。シュート練習では、次々とゴールを決める上手な子がいました。ボールを使うスポーツは、子ども達にとってはとても興味・関心のある運動です。休み時間も進んで外に出て遊んでいけると良いと思います。

10月4日(木)

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 5年生の稲刈り体験があり、バス2台で埼玉県川島町の島村農園さんの田んぼに行きました。6月に田植えをしてから4か月が経ちました。泥だらけになって、風の強い中、一生懸命に田植えをしたことが思い出されます。あの時の弱々しかった苗が立派に生育し、見事に黄金に輝く稲穂ができ上がっていました。
 関越道と圏央道を乗り継ぎ、約1時間で到着しました。長ぐつにはき替えて田んぼに着くと、辺りはほとんどがすでに稲刈りが終わった景色が広がっていました。時期を早めて植えて収穫したり、品種によって遅い時期のものがあったりするようです。今年も「彩のかがやき」という品種を育てました。株ががっしりとした生育の仕方をする品種とのことで、先日の台風の後でしたが、稲は全てしっかり立っていました。
 稲の刈り方の説明を聞いてから、田んぼに入って体験をしました。2人組で作業し、一人が鎌で刈り、もう一人が刈り取った稲を運んでいきます。昔は近所の人達が集まり、共同作業で助け合って収穫していました。残った稲は、二松さんが運転するコンバインで一気に刈り取られていきました。田植え機の時もそうでしたが、文明の力のすごさを感じ、みんなあっけにとられて見ていました。
 小雨が降り始めたので、あわてて刈り取った稲を片づけられていました。稲がしめってしまうと、売りものにならなくなります。また、コンバインが傷んでしまうとのこと・・・考えてみると、こんな微妙な天気の時には稲刈りはせず、しっかり晴れ渡った日に農家の方々は作業するものです。田柄小の5年生のために稲刈りをしていただけたことに、頭が下がる思いです。
 お昼は、川島町のコミュニティーセンター内をお借りしてお弁当を食べました。そして、平成の森公園で少し遊んでから、カントリーエレベーターの見学に行きました。
 カントリーエレベーターは、穀物の貯蔵庫として建てられた施設で、町の農家の方々が刈り取ったお米が集まってくるところです。大きなサイロのような建物が12棟も連なり、何千トンものお米が貯蔵されているそうです。さらに、もみすりや精米を機械で行い、袋に詰められていく場所も見学することができました。
 学校に戻り、5年生は今日の経験を生かしてさらにお米の学習が続きます。まずは、ミッキー池に植えた稲の収穫を自分達で行うこと、そして脱穀からもみすり、精米の課程をどのようにしていくかを考え、工夫して作業を進めることになります。

※ご協力いただいた島村農園さんのホームページに、今日の5年生の様子がすでに掲載されています。

10月3日(水) その2

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 今日の授業観察は、2校時と5校時にけやきルームの指導の様子を、そして5校時に2年1組の算数の授業を見に行きました。
 けやきルームでは、小集団指導が行われていました。(写真上)運動会でがんばったことについてのスピーチをした後、「3ヒントクイズ」を行いました。3つのヒントを出して、相手に答えを当ててもらうゲームです。「こぶが2つある」→「さばく」→「おうど色」の順にヒントを出したのでは、1つ目ですぐに答えが分かってしまいます。答える人がクイズを楽しめるように、ヒントを出す順番を考えなければなりません。
 けやきルームでは、ゲーム性のある教材を多く扱っています。ゲームには、ルールを守ることで楽しくなるということや、相手も楽しくなるように配慮することが必要になります。そんな意図をもって授業が行われているのだなと感じました。
 5校時の算数の授業では、「長方形と正方形」の単元の導入として、パズルを使っていろいろな形をつくる学習が行われていました。いろいろな形の四角や三角を組み合わせて、見本と同じ形になるように組み合わせを考えていきます。様々な形の辺や頂点の数に着目させていくための導入の学習でした。(写真下)
 子ども達は、自身で四角や三角にさわったり向きを変えたりしながら、形の特徴や仲間わけができることに気づいていきます。図形の概念は、教科書を見ているだけでは育ちません。自分の手と目と頭を使って形成されていくものです。

10月3日(水) その1

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 3校時に、オータムコンサートがありました。イタリアから来日中の演奏家にお越しいただき、体育館で演奏会を開いていただきました。
 田柄小に来ていただいたのは、ピアニストのセルジョ・バイエッタさんと、バリトン歌手のオマール・カマタさんです。セルジョ・バイエッタさんは、数多くのコンクールに入賞され、ピアノのリサイタルやオーケストラと共演されるなど、世界中で幅広く活躍されています。オマール・カマタさんは、男性の低い声を出すバリトン歌手で、様々なオペラに出演されています。また、5歳からアコーディオンを学び、アコーディオン奏者として舞台に立たれることもある方です。
 おとといサントリーホールでコンサートをされたり、先週は軽井沢でファミリーコンサート、さらに埼玉の学校でワークショップを開かれたりと、超ハードスケジュールの中を田柄小の子ども達のためにと来ていただけたことは、とてもありがたいことであり、幸せな時間をプレゼントしていただいたような気がしました。
 お二人がタクシーで学校に着くと、すぐに体育館で練習を始められていました。バイエッタさんは、ピアノに向かってすごい勢いで指使いの練習をしていました。ベートーベンのソナタやドビュッシーの曲を次々と休みなく弾いて、指を慣らしていく姿に圧倒されました。一方、体育館の控室からは、カマタさんの朗々とした低音が響いてきました。
 子ども達が体育館にそろったところで、いよいよ演奏が始まりました。まずはバイエッタさんが弾く、ファジル・サイの「パガニーニ変奏曲」とラヴェルの「水の戯れ」が演奏されました。体育館のピアノが、いつもの音と全く違った音色に聞こえてきました。
 その後、バリトンのカマタさんも加わり、ロッシーニのセビリアの理髪師からのアリアや、ヴェルディのリゴレットのアリアを聞かせていただきました。また、カマタさんが得意とするアコーディオンを弾きながら、イタリアンラブソング「マリウ愛の言葉を」を熱唱されました。(さすが、イタリア魂です!)
 次に、バイエッタさんのピアノでファジル・サイの「トルコ行進曲」がありました。子ども達がよく耳にするトルコ行進曲のメロディーですが、次第に様々なバリエーションが加わる曲でした。バイエッタさんは、エンターテイメント性のピアニストで、超絶技巧な曲を軽々と弾きながら、子ども達をも楽しませてくれます。オペラのアリアを挟み、最後のアンコールでは、カルメンのオペラから「闘牛士のアリア」を楽しく編曲したバージョンを聞かせてもらいました。子ども達にはちょっと難しい音楽のジョークがたっぷり盛り込まれたところもある曲でした。後で聞いたところ、この夏に作曲したばかりのレパートリーだそうです。
 給食の時間には、6年生の各クラスで一緒に給食を食べていただきました。とっても子ども好きなお二人で、小学生の子ども達がかわいい…と盛んに話されていました。とても気さくで明るい人柄に、全校の子ども達が笑顔いっぱいになるコンサートでした。

10月2日(火) その2

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 4校時に、1年2組の国語の授業観察に行きました。若手教員へのOJT研修も兼ねた授業としたため、校内の先生方が時間をとって見に来ていました。「ゆうやけ」という物語教材の授業でした。新しいズボンをはいたきつねの子が、くまやうさぎの子にズボンのことに気づいてもらいたいという気持ちが、温かく描かれているお話です。
 今日学習した場面には、「やがて、ゆうがたが きて、そらいちめん、ひのような ゆうやけが ひろがりました。」という文が出てきました。真っ赤な夕日をイメージさせるために、先生が夕日の写真をスクリーンに映しました。(写真上)「火のような…」とありますから、赤々と燃えるようなきれいな赤色の夕日を連想させるためです。
 続けて教科書に「そらが まっかだね。」「きつねくんの ズボンの いろだね。」とあります。・・・2人が新しいズボンに気づいてくれたのです。それまでなかなか気づいてくれなかったので、残念な気持ちがあったきつねの子でしたが、急に明るい心になりました。新しい服や新しい靴を身に着けた時、だれかに気づいて認めてもらいたくて、でも自分からは言えない気持ち・・・1年生の子ども達が、どれだけ共感できていたでしょうか。経験のある子はわかると思いますが、逆に1年生の子がどのようにとらえられたかを知るのは難しいことです。
 5,6校時は、教室で運動会の振り返りをしていたクラスが多く見られました。1年生の教室では、絵日記に運動会の思い出を書いていました。(写真中)後ろからのぞいてみると、玉入れや大玉送りのことを書いている子がたくさん見られました。やっぱり1年生の子にとっては、今日の出来事の方が印象に残るようです。でも、中にはダンスのことやリレーの選手としてがんばったこと、お母さんが作ってくれたお弁当がおいしかったことなどを書いていた子もいました。
 4年2組では、運動会のダンスの振り返りをしていました。一人ずつ色画用紙に感想を書き、グループごとに写した写真と一緒に、今後まとめを作っていくようでした。4年生では、「運動会ハンドブック」という名のしおりを使って練習に取り組んできました。(写真下)9月の最初に配られ、ダンスの練習に向けためあてや日程があり、さらに毎回練習が終わるたびに、自身の感想や次の練習に向けた改善点、友達の良かったところなどを記録させてきました。
 このような取り組みは4年生だけでなく、ほとんどの学年で行い、運動会に臨んできました。運動会が、ただ当日のお客さんに見せるためのものではなく、子どもたち一人一人の成長のために指導したいという教員の思いが入った取り組みです。

10月2日(火) その1

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 秋晴れの良い天気になりました。先日できなかった運動会の午後の種目を実施しました。平日にもかかわらず、たくさんの保護者の皆様に朝早くから子ども達の応援に来ていただきました。
 先日、午後の応援は行いましたが、全校の士気を上げてから運動会の続きを行うために、初めに応援合戦短縮バージョンを入れました。続いて1年生から順に団体競技を行いました。
 1年生は、チェッコリやちびまる子ちゃんの音楽に合わせた踊りを入れながらの玉入れでした。思わず、応援席にいた子ども達も一緒になって踊り始めるくらい、楽しくてかわいらしい玉入れでした。
 2年生は、「われら大玉二刀流」・・・大玉をビニールシートに乗せて運ぶのに時間がかかっていたので、何度も練習をしてきた種目です。リハーサルではスムーズに運んでいたものの、さすがに本番になるとあせってしまうのか、時間がかかっていたようでした。
 3年生の台風の目は、棒を足元を通したり頭の上を通したりと、練習の成果が発揮されていました。コーンを回る4人組で棒を持つ外側の子が、必死の形相で走っていました。
 4年生は、「お助けつな引き」を行いました。1/4周を走ってきた「お助け」の子ども達が綱を持ち始めると、グングン綱が動き始めていきました。「コーンを回ること」というルールは、リハーサルの時にも厳しく指導していたので、本番でも同様に反則をとりました。
 5年生は、「ひっぱれあっぱれバーハンター」という題名の棒引きを行いました。スタートダッシュで、あっという間に棒を陣地に持ってくるのもあれば、何人もの子ども達で引っ張り合いになる棒もありました。棒の戻し方も含めて、子ども達がてきぱきと動いていました。
 6年生は、とても迫力のある騎馬戦になりました。組体操でさえ校庭で数回しかできなかったので、騎馬戦をしている姿を外で見たのは初めてでした。騎馬の組み方は、子ども同士で考え合って決めたのでしょう。騎馬戦は白組の圧勝でした。
 その後、全校で大玉送りを行い、整理運動、閉会式となりました。結局2時間ほどかかりましたが、いつもよりゆとりをもって競技ができました。(たいてい、運動会の午後となると、みんなへとへとになっているので…)
 先日の雨の中での片づけもそうでしたが、今日も会場の片づけに、おやじの会を始め、多くの保護者の皆様の力をいただきました。どうもありがとうございました。

※たくさんの忘れ物、落とし物が届いています。心当たりの方は、職員室までお越しください。

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