「わくわく・どきどき」の学びを目指して

10月31日(水)

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 今日は、4年生の各クラスに外国語活動の時間がありました。外国語活動の時間は、多目的室に移動して、ALTのケリー先生と担任の2人で指導しています。(写真上)
 今日の内容は、「Do you habe a pen?」と、文房具など学校で使う物について尋ねたり答えたりして伝え合う学習でした。身近な文房具として、消しゴムや定規、のりなどが出てきて、それらの英語での言い方をまず習いました。次に、ペンを様々な単語に置き換えて会話を練習していきました。
 今年度から、3,4年生は外国語活動を年間15時間学習することになっています。毎回ALTの先生が中心になり、教材準備や学習の流れを考えています。授業での多くは、学習の目的に合ったゲームや、友達と会話をする時間となっています。なるべく英語の発音をたくさん繰り返し、会話に慣れ親しむことが中心の授業です。
 運動会後の校庭での体育は、どの学年も高跳びや走り幅跳びといった陸上競技が中心です。このところ気持ちの良い秋晴れが続いていることもあり、広々とした校庭で元気良く運動する子ども達の様子が見られます。
 校庭の南側にある砂場を使い、5年生が走り幅跳びを行っていました。踏み切り位置までの歩数を考えて助走し、力いっぱい跳んでいました。巻き尺で記録を測ったり、砂場を平らにならす係を交代で行い、全員で協力して幅跳びの学習を行っていました。(写真中)
 毎年1学期に行っている体力テストでは、「立ち幅跳び」の記録が区の平均よりも低く、本校の課題になっています。走り幅跳びの様子を見ていて、今月初めに5年生が稲刈り体験に行った日のことを思い出しました。・・・お弁当を食べ終わってから、川島町の平成の森公園で遊ぶ時間がありました。公園の中に噴水広場があり、その周りを水路がぐるっと取り囲んでいました。(水はほとんど流れていない水路でした。)その水路を子ども達が助走して飛び越えて走り回っていたところ、何人かの子が跳び越すのを戸惑っていました。聞いてみると、「飛び越せるかどうかわからない」ということでした。今まであまり経験がなかったのでしょう。子どもは小さい時に、水たまりを跳び越したり、溝を飛び越えたりして遊ぶものです。そういう経験が少ないと、助走して跳び越すという動作がうまくできないことに影響してくるのでしょう。
 サクラ草の鉢を飛び越えて中庭を走り回る子を見かけると、「こらっ」と怒っていますが、考えようによっては子ども達の運動能力のためには必要なことなのかもしれません。
 5校時に、6年1組で道徳の研究授業がありました。「おじいちゃんとの約束」という題名の資料で、生命尊重を扱った授業でした。日常生活の中で、「死ね!」という言葉をよく耳にします。テレビからも、そして子ども達がゲームをしている時にもよく聞こえてくるのではないでしょうか? ・・・資料では、登場人物の信二が直接自身のおじいちゃんの死を通して、かけがえのない命について考えることになります。
 6年1組の子ども達は、非常によく考え、また進んで発表をしていました。(写真下)今回も授業後の協議会で、講師の土屋先生から多くのご指導をいただきました。明日から11月に入ります。11月は、今年度2回目のふれあい月間になっています。今日の資料は、全校児童にも伝えたい内容であると感じました。

 研究協議会の最中に、5年生の子ども達が手作りのティラミスとかぼちゃのマフィンを届けてくれたようです。今日はハロウィンの日ということで、友達同士で集まって作ったそうです。学年の先生方と、とてもおいしくいただきました。この場を借りてお礼を伝えます。

10月30日(火)

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 5年生は、社会科の時間に日本の工業についての学習をしています。その中でも、「自動車の生産にはげむ人々」を取り上げ、工場で自動車が大量生産されている仕組みを学んでいます。
 5年生の社会科見学では、昔はよく自動車工場に行っていました。東村山に日産の工場があった頃は、都内のどこの学校も見学コースに入れていたほどです。そこが閉鎖になってからは、川越のホンダや群馬県にあるスバルが見学先として選ばれるようになりました。ところが、どちらも予約が殺到したり、距離的な問題もあったりして、社会科見学に組み込むことが難しい現状があります。(田柄小では、ここ2年間は放送体験を見学先にしています。)
 実際に自動車工場に行ってみると、広さとともに音やにおいも含めて、近代工業のすごさを実感することができます。1枚の大きな鉄板からボディーの型がつくられ、プラモデルが完成していくように製造ライン上で様々な部品が取り付けられていきます。数分に1台のスピードで自動車が完成していく様子は、まさに圧巻です。
 一方、教室では、教科書や資料集とともに、映像資料を使って学習を行っています。今日は、パソコンを使って自動車工場のホームページにアクセスし、製造工程の映像資料を大型テレビに映し出していました。「溶接」の工程では、無数のロボットがアームを伸ばし、人間では危険な作業を全て請け負っていることが分かりました。(写真上)
 教室内のICT環境は、練馬区全体で今後推進していく予定があります。先行実施している学校の検証結果を基に、来年度以降予算化されていくようです。来年の今頃には、全教室にこのようなICT環境が配置されているかもしれません。
 2年生は、2週間後に生活科の学習で、町たんけんに出かけます。自分達の住んでいる地域にあるお店や施設を分担して、グループで見学に行きます。毎年ご協力をいただいているお店や施設があり、すでに学年の先生達でお願いしてあるようです。
 パン屋さんや洋菓子屋さん、呉服店や地下鉄赤塚の駅に見学に行くグループがあるようでした。今日はグループごとに、見学先での質問事項を話し合っていました。(写真中)
 午後から、来年度小学校に入学する子ども達の就学時健診がありました。毎年5年生が、各検査の部屋で補助をしたり、健診を受ける園児達の案内を担当したりしています。
 1時15分の受付開始時刻には、すでに長い列ができていました。受付が済むと、案内係の5年生が健診を受ける園児一人一人と手をつなぎ、北校舎に向かいました。(写真下)
 初めて小学校の中に入り、緊張気味の園児にやさしく声をかけてあげる5年生の姿が見られました。健診に来た園児達は、5か月後にはランドセルを背負って小学校の門をくぐります。一方、その頃の5年生は、最高学年6年生としての春を迎えていることでしょう。その最初の入学式で、今度は新1年生と6年生として、お互い手をつなぐことになります。

10月29日(月)

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 今週も、すがすがしい秋晴れの下で全校朝会を行いました。学芸会に向けて、どの学年も準備や練習が始まっています。今日の全校朝会では、学芸会に向けた話をしました。
 学芸会は一人一人が劇の主役であるということについての話をしました。学芸会の舞台となるのは体育館です。まず、自分のセリフが体育館のずっと後ろまで届くように、大きな声が出せなければなりません。もし一人のセリフが劇を見ている人に聞こえなかったら、その劇全体の流れが伝わらなくなってしまいます。だから一人一人が劇の主役であるということが言えます。
 また、学芸会では、自分のセリフを言っている時だけが出番ではありません。セリフがない時の舞台上での動きや態度が大切です。どの子も自分のセリフは何秒間かで終わってしまいます。セリフが終わったら、どこに移動して合唱隊に加わるとか、大道具を出すのを手伝うとか、舞台袖で静かに待つとか・・・自分の学年の劇が始まってから終わるまで、全員にずっと役割があり、全てが演技の一つとなっています。だから一人一人が劇の主役であるということが言えます。(その他、大きな声を出すために…ということで話をしました。)
 最後に、先週近隣の方からうれしいお電話をいただいたので、子ども達に伝えました。くじら公園でお年寄りの方が転んでしまったところ、助けてあげた子がいたそうです。田柄小の高学年の子だと思うということで、お礼の電話がありました。とても優しい心と行動力のある子がいることがわかり、うれしい気持ちになりました。
 6年生は、学芸会に向けて様々な役割分担をして準備を進めています。めくりプロを作成する係や、大道具や小道具、背景画を製作する係などです。自分達で段ボールを用意し、劇で使う大道具づくりに取り組むなど、さっそく作業が進められていました。(写真上)
 学芸会の良さは、各自の得意分野を生かしつつ、みんなで協力して一つの劇を完成させるところにあります。歌や楽器が得意な子や、大道具・小道具を作るのが得意な子と、存分に個性を発揮して取り組む楽しさがあります。学芸会までの4週間で、学年の子ども達の気持ちが次第に高まり、一つになっていくことでしょう。
 今日から、5年生が連合音楽会に向けた学年練習に取り組んでいます。連合音楽会は、来週の火曜日に練馬文化センターで開催されます。3年に一度の機会に、今年の5年生が挑戦しています。
 当日は、区内の5,6年生が出演します。(田柄小の5年生は、午前の部で、11校中の7番目の出演です。)合唱「With You Smile」と合奏「八木節」を夏休み前から取り組んできました。
 今日は、1,2校時続けて体育館で練習しました。(写真中)水曜日にもう1時間練習し、木曜日の音楽朝会で全校児童に披露する予定です。(5年生の保護者の皆様も参観できます。)先週まで、クラスごとに音楽の時間に仕上げてきた成果を学年全員で初めて合わせてみました。4月から半年間かけて築き上げてきた5年生の力の結集に、大いに期待したいと思います。
 6年生は、理科の時間に「水溶液の性質」の学習をしています。今日は、リトマス紙を使って、いろいろな水溶液を酸性・アルカリ性・中性に仲間分けする実験を行っていました。
 塩酸や水酸化ナトリウム水溶液、食塩水について調べた後、酢や炭酸水についても実験していました。(写真下)特に微妙な反応を示すのが炭酸水です。同じ酸性やアルカリ性でも、強い反応を示すものもあれば、弱い反応のものもあります。リトマス紙は昔から小学校でよく使われてきましたが、最近はペーハー試験紙を使ったり、簡易測定器で数値化されて酸とアルカリ度がわかるものも使われるようになってきました。平成32年度から新しい学習指導要領になり、教科書も一新されます。どんな実験内容、そしてどんな実験器具が教科書に載るのか楽しみでもあります。

10月26日(金)

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 各学級の朝の会の様子をご存知でしょうか? たいていは、日直の子が前に出てきて司会をします。朝の会では、みんなであいさつをした後、健康観察をしたり、今日の予定の確認や先生からの連絡などがあります。
 すぐに1校時の授業があるので、それほど長い時間をかけることはできませんが、クラスや学年によってはいろいろな取り組み方があります。よく行われるのが、1分間スピーチです。最近の出来事を話したり、テーマを決めて毎日順番に行うことで、子ども達の話す力をつけることにもつながります。
 1年1組では、「お笑い係」という係があるようで、今日はその係の子が前に出てみんなを笑わせていました。(写真上)画用紙で作った釣竿を使ってイカを釣るような内容でしたが、みんなの前で堂々と演じて笑いをとっていました。最後に「どうも、ありがとうございました〜」というところまで、なかなかの度胸とショーマンシップでした。朝からみんなで笑いながら一日がスタートするというのは、すばらしいことです。
 4年生の総合の学習の時間に、都道府県調べをしています。「都道府県観光大使になろう」というテーマで、一人一人が調べたい都道府県を一つ担当し、パソコンを使って調べていました。(写真中)
 テレビを見ていると、「○○県の観光大使をしています。」という芸能人がよく出てきます。観光地の振興のために、その都道府県の象徴的な存在として広報活動に携わる立場の人です。今や、「ふるさと大使」という言い方もあるほど、観光地のイメージアップに欠かせない存在となっています。
 インターネットを使って子ども達が調べていたのは、自分が担当した県の特産品や「ゆるキャラ」などでした。「ゆるキャラ」は、どこの県にも、さらに市区町村にも必ずといってよいほど決められていて、ご当地を代表するマスコットになっています。練馬区のゆるキャラの「ねり丸くん」は、とてもなじみがあるように感じますが、全国区ではまだまだの知名度です。また、ご当地のゆるキャラの他に、企業で決めたゆるキャラもたくさんあります。考えてみると、日本国中いつの間にか、ゆるキャラだらけになってしまったように思います。
 田柄小にも、「カメ吉」「けやきちゃん」「ター坊」の3体のゆるキャラがいます。学校ごとのこのようなゆるキャラも、区内ではほとんどの学校で決められているようで、ここ数年であっという間に広がりました。
 6校時に、理科室から甘い香りが漂ってきました。普段は、理科室からいい香りということはあまりありません。今日は、科学クラブで「べっこうあめ作り」に挑戦していました。(写真下)
 カップケーキ用のアルミカップに砂糖と水を少し入れ、アルコールランプで熱していくだけで出来上がります。砂糖水が熱せられることで次第に水分が飛んでいき、粘り気が出てきます。さらに熱していくと、砂糖がカラメル化して褐色に変化していきます。べっこうあめは、その直前の黄色っぽくなったところで火からおろします。
 べっこうあめは、昔はお祭りの屋台でよく売られていました。電子レンジやフライパンを使った、家庭でも簡単にできるやり方がいろいろ紹介されているようです。ぜひ試してみてください。

10月25日(木)

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 3年生は、図工の時間に「動物の村」という作品を製作しています。9月から取り組み、そろそろ完成に近づいてきました。絵の具を使って着色した粘土で動物を作り、牛乳パックを切り開いた空間に配置し、ストーリーを作っていきます。(写真上)
 子ども達は、このような自分の空想の世界を作るのが大好きです。指先を器用に動かして、細かなところまでとても上手に作っていました。手先の器用さというのは、とても大切なことです。子どもの頃の様々な経験がなければ、器用さは身につきません。器用さの多くは、持って生まれたものではなく、生まれてからの経験で獲得していくものです。
 今日は、4年2組と1年2,3組のサクラ草の植え替え作業を指導しました。(これで全クラスの植え替えが終了しました。)子ども達の植え付け方を見ていても、手先の器用さが大切であることを感じます。土入れを使ってこぼさないように培養土を入れる際や、苗をポットから外す時など、苦戦している子がたくさんいましたが、これも経験だと思って見ていました。
 6年生は、算数の時間に「速さ」の学習をしています。「速さ=道のり÷時間」という公式から、道のりを求めたり、時間を求めたりもしていきます。6年生の算数における最後の難関が、「速さ」の単元と言えます。(写真中)
 今日の学習は、「あきらさんのお兄さんは、車いすマラソンで42kmを2時間20分で走りました。時速何kmでしょう。」という問題文でした。速さを求めるので、先の公式に当てはめればよいのですが、2時間20分を分数を用いて時間だけの単位に直して計算しなければなりません。20分を1/3時間と表す応用問題です。
 ところで、問題文に「車いすマラソン」が出てきています。教科書の問題文というのは、多くの検討を重ねて慎重に作られているものです。パラリンピック(あるいは障害理解教育)を子ども達に浸透させていこうという意図なのでしょうか。
 3,4校時には5年3組、5,6校時には5年1組の家庭科の授業がありました。5年生にとって初めてとなる、ミシンの使い方の授業でした。最近は、各家庭にミシンがあるとは限りません。子ども達にとって、触るのも見るのも初めての学習です。
 30名を超える子ども達に対して、指導する先生が1人ではとても大変な授業です。今年から学校地域連携事業がスタートしました。今回、5年生のミシンの使い方の授業に合わせて、地域の方に入っていただき、一緒に教えてもらうことにしました。糸のかけ方や糸を通す順番など、子ども達が困った時に、各テーブルを回って積極的に声をかけて教えていただきました。(写真下)

10月24日(水)

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 2年生が学芸会で演じる「11ぴきのねこ」では、劇中にたくさんの歌が入ります。(全部で8曲あるそうです♪)音楽の時間に各クラスで練習をしていますが、今日は音楽室に集まり、音楽専科の先生から指導をしていただきました。(写真上)
 田柄小では、学級数の関係で、音楽の授業が専科になるのは3年生以上です。低学年では、普段は担任の先生が音楽の授業をしています。音楽室を使っての授業も3年生からです。子ども達が専科の先生から1曲ずつていねいに歌の指導をしていただくとともに、2年生の担任の先生達も歌の指導の仕方について学んでいました。学芸会まで1か月余りとなりました。校内の先生達もお互い協力し合って学芸会に取り組んでいます。
 4年生は、算数の時間に「がい数の表し方」の学習をしています。算数において、数字をおよその数として見積もったり、四捨五入して概数として扱ったりすることは、とても重要な考え方です。また、日常でよく使われる算数であるとも言えます。
 今日は、「見積もりをして買い物ができるようにしよう」というめあての学習でした。教科書に載っている様々な物の値段を見て、どれとどれを組み合わせて買ったらいくらぐらいになるか、あるいはおよそ800円になるように買えるものを考えたりしていました。
 チョコレート(89円)、せんべい(189円)、クッキー(137円)の絵が教科書に載っています。それぞれを上から2ケタ目で四捨五入して概数にすると、90円+190円+140円=420円になります。しかし、もっとおおよその数として見るならば、100円+200円+100円=400円とすることもできます。あるいは、全てを多めに見積もって、100円+200円+200円=500円と見れば、「500円で足りる」ということが分かります。
 それにしても、小学校の教科書は、カラフルでいろいろな絵が描かれているので楽しいものです。学習に興味・関心をもたせるためにも、これらの絵は大きな効果があるのでしょう。今日の問題が言葉と数字だけだったら、きっと子ども達は難しいと感じることでしょう。(写真中)
 1年生の教室では、先週から図工の授業で絵の具セットを使っています。今まではクーピーやクレヨンを使っての色塗りが主でしたが、絵の具の使い方を勉強することで、表現の幅が広がります。
 まずは、パレットや筆、水入れなどの正しい使い方を一つ一つ学習しています。そして今週は、好きな色を出して自由に線を引いたり色塗りをしたりしています。(写真下)筆に水をつけることで色の濃さが変わることや、画用紙に色がにじむ様子が発見できました。小学校6年間、これから絵の具のセットを使って、どんな絵を生み出していくのか楽しみです。

10月23日(火)

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 中休みに、美化・環境委員会の子ども達がパンジーの苗を植え付けました。(写真上)正門から入った北校舎脇のプランターと、けやきの下の花壇にパンジーの苗を50株植えました。
 パンジーは特に花色が豊富で、毎年いろいろな品種が出ています。今回は、黄色をベースに5品種のパンジーを購入しました。イエロー、レモンイエロー、オレンジといった単色のパンジーと、黒や紫のブチが入った品種を混ぜて植え付けています。
 黄色いパンジーやビオラが植えてあると、とても明るく暖かな感じがします。これから寒い冬に向かいますが、寒さに強いパンジーやビオラは、花壇に欠かせない花と言えます。本格的な寒さが来る前に植え付けておくことで、しっかりと根が張り、春まで次々と咲き続けます。まさに今が植え時です。
 先日の地区祭でも、たくさんの花の苗が販売されていました。5年生の男の子が、パンジーを2株買っていました。(黄色と白)きっと家に帰ってすぐに植え付けたのでしょう。
 私も毎年この時期にホームセンターに行き、パンジーの苗を購入して玄関前を飾るようにしています。この前の土曜日に行いました。ちなみに、ここ何年間か続けて買っているのが、「虹色パンジー」という品種です。数年前に出て話題になったパンジーで、いろいろな組み合わせの色があります。種も出回るようになり、値段が下がりました。最初は1株が380円位でしたが、今年は180円でした。
 パンジーの最近の流行は、「フリル咲き」です。花びらのふちがひらひらとしたタイプです。また、明るい赤系のパンジーや、水色に近いブルー系のパンジーなど、毎年花色が鮮やかになってきています。ホームセンターの園芸売り場に行けば、買いたくなること間違いなしです。
 今日は、3年2組と1年1組のサクラ草の植え替え作業を指導しました。1年生は、チューリップの球根と一緒にサクラ草を植え付けます。球根だけ植えてあると、芽が出てくるまでの間は土しか見えないので、だんだん水やりを忘れてしまいがちです。サクラ草を一緒に植えることで、子ども達は関心をもって毎日欠かさずに水やりをするようになります。
 1年生にとっては、苗を押さえて逆さまにしてビニールポットを引き抜くのが、一番の難関です。「友だちに手伝ってもらうと上手にできるよ」と話すと、ちゃんと2人組で助け合って植え替えをしていました。(写真中)
 3月下旬には、サクラ草とチューリップが一緒に咲く様子が見られるはずです。5か月間、水やりと愛情を毎日忘れずにあげるように話をしました。サクラ草への「愛情」とは、どうやってあげたらよいか・・・全クラスの子ども達に話をしています。ぜひ、お子さんから聞いてください。(4年2組と1年2,3組は、木曜日に植え替えをします。)
 3年生は、国語の時間にローマ字の学習をしています。ローマ字表を見ながら、いろいろな言葉をローマ字で書いたり読んだりできるように練習中です。ローマ字は駅や交差点の表示でも見かけるので、3年生の子ども達にとっは身近な文字であり、興味のある内容と言えます。
 今日は、「のばす音」についての学習をしていました。「okasan」だと、「おかさん」と発音することになります。「おかあさん」と発音させるためには、kの後のaの上に「^」をつけて、「okâsan」と書かなければなりません。(こうして活字で説明するのは非常に難しいですが…)
 その他、「kipp」(きっぷ)、「koppu」(コップ)のように「つまる音」についても習います。いろいろなところでローマ字を見かけたら、声に出して読む練習をすると覚えが早くなります。

10月22日(月)

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 昨日は校庭で地区祭がありました。昨日、あれだけいろいろな食べ物やミニSLが走っていた場所が、今日は打って変わって全校朝会の場となり、静かな週明けになりました。また、昨日に引き続き雲一つない快晴で、気持ちよく一週間のスタートを切ることができました。週番の先生の週目標の話も、気持ちよく子ども達の心に響いていたようでした。(写真上)
 今日の朝会では、「一回で話を聞くことの大切さ」について話をしました。全ての勉強は、話を聞くことから始まります。言い方を変えれば、話をしっかり聞くことができれば、勉強がよく分かるということにつながります。授業中に、先生から出される指示はたくさんあります。「机の上に何と何を用意しましょう。」とか、「教科書の何ページを開きましょう。」とか、「赤鉛筆でどこに線を引きましょう。」というように、次々と先生からやるべきことの指示が出ます。これらの一つ一つを「1回で聞けるかどうか」が重要です。
 人間の耳は不思議なもので、同じ音が耳から入ってきていても、違うことを考えているとその音は頭の中まで入ってこない時があります。友達とおしゃべりに夢中になっていると、後ろから来る車の音に気がつかない時があります。また、運動会でゴールをめざして一生懸命走っている時に、大音量でかかっている音楽や家の人の声援が聞こえてこなくなります。同時に2つ以上のことを聞き取ったり考えたりというのは、人間には大変難しいことです。
 今日もサクラ草の植え替えの指導を3つのクラスに行いました。話をしっかり聞いている子は、話し手側から見ていてよく分かるものです。毎日の授業が、話を聞くことの積み重ねが基本になっていることを改めて感じました。
 今日は、6年生のクラスで学芸会の台本が配られていました。(写真中)6年生は、「エルコスの祈り」という劇に挑戦します。劇団四季のオリジナルミュージカルで、以前は「エルリックコスモスの239時間」という題名で上演されていました。現在は様々な小学校の学芸会で取り上げられ、小学生用の台本が出回っています。
 エルコスは、温かい心をもったロボットです。エルコスの願いはたった一つ・・・子どもたちが素直な笑顔になれることでした。命令に従うことしか許されず無気力に生きる子どもたちが、自分らしさを取り戻し、夢をもつすばらしさに目覚めていく物語です。未来の学園を舞台にした内容なので、まさに6年生向きで、演じるのが難しい劇と言えます。また、歌を通じて感動を盛り上げることでしょう。6年生全員のがんばりを期待したいところです。
 今年は、学校の柿の木にたくさんの実がつきました。プールの脇に柿の木があり、昨年は枝を選定したためか実のつき方が悪かったのですが、今年は豊作になりました。先週、主事さん達にいくつか収穫してもらい、職員室で先生達と味わってみました。学校の柿の木は、特段手入れをしているわけではありませんが、比較的甘くておいしかったです。
 近くで遊んでいた1年生の子ども達に聞いてみると、「カキはあまくておいしい。」と言っていました。(写真下)売られている柿は、確かに甘いものばかりです。学校の柿は子ども達には食べさせませんが、多分食べたとしたら、かすかな渋みを感じるかもしれません。(売られている柿がとても甘いために)一方で、今の子ども達が「渋い」という味覚をどれだけ経験したことがあるのかは疑問です。濃い緑茶(急須で入れた熱いお茶)を飲む経験も少ないのではないでしょうか。青いバナナや白い桃、ぶどうの皮も昔は渋かった・・・「渋いもの」が昔に比べて減ってしまったなと思います。

10月21日(日)

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 お祭り日和の秋晴れになりました。田柄小の校庭や体育館を会場に、今年も「ふるさと練馬まつり 第七地区祭」が開催されました。
 にぎやかなお囃子の音楽が流れ始めると、地域からたくさんの人達が集まり、終日にぎやかなお祭りが続きました。もちつきの会場や野菜販売のテント前には、朝からたくさんの人達が並びました。また、恒例のミニSLが校庭の中央を走り、子ども達の一番人気となっていました。
 SLの煙の臭いに混ざって、ポップコーンや揚げパン、フランクフルトのいい香りも漂ってきました。田柄小おやじの会のブースでは、次々と売れていく揚げパンを大忙しで作る姿が見られました。今年も大人気となり、会場全体を盛り上げていました。
 学校が地域の方々の拠点となり、とても大切にされていることを実感した一日になりました。

10月19日(金)

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 3週間にわたって実施してきた秋の読書旬間が、今日で最終日になりました。この3週間、朝会や集会以外の朝8時半からの15分間を、朝読書の時間と位置付けてきました。それ以外にも、図書の時間であったり、課題が終わった子が読書をしたりと、各クラスで本に親しむ時間の確保を工夫してきました。さらに、毎日読書の宿題を出した学年もあったようです。それぞれのご家庭での取り組みはどうだったでしょうか。
 6年生の教室では、読書旬間に読んだ本の中から、印象に残った本を「みんなにお勧めの本」として紹介するカードを作っていました。6年生ともなると、個々に読む本のジャンルがだいたい決まってきます。自分の好きな野球選手に関する本を選んでいる子や、シリーズ本を選んで紹介文を考えている子が見られました。
 また、今年の夏に出版され、ベストセラーとなった『わけあって絶滅しました。 世界一おもしろい絶滅したいきもの図鑑』を持ってきた子もいました。(写真上)きっと、お勧めの本の紹介文を見て、読んでみたいと思う子がたくさん広がっていくことでしょう。
 4年生が、学芸会の台本の読み合わせを行っていました。オーディションが終わり、配役が決まり、いよいよ台本に沿ってセリフを読み合わる段階です。(写真中)それと同時に、自分のセリフだけでなく、同じ場面の他の子のセリフもしっかり覚えておくことが大切です。
 4年生は、「夢どろぼうウンパッパ」の劇に取り組みます。歌も入る劇のようです。運動会で見せた学年全員の元気の良さを、学芸会でも発揮してほしいと思います。
 昨日から個人面談期間になりました。今日は、全校が4時間授業で下校となりました。5日間の放課後を利用して、5年生は連合音楽会の楽器練習に取り組んでいます。パートごとに残る日を事前に伝え、音楽専科が集中的に指導する時間になっています。
 今日は、木琴の6人が音楽室で練習をしました。(写真下)今週までは、まだクラスごとに行われる音楽の授業だったため、同じパートが全員集まって音をそろえる時間がとれませんでした。今後は、学年全体で行う練習が予定されていきます。学芸会もありますが、まずは5年生は連合音楽会に焦点をあてて取り組んでいきます。

10月18日(木)

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 今年も読書旬間の時期に合わせて、「おはなしコンチェルト たんぽぽの会」の皆さんによる絵本の読み聞かせと生演奏の公演がありました。
 たんぽぽの会は、洗足学園音楽大学の学生からなる大学の公認サークルで、いろいろな学校をまわって活躍している団体です。国語教育のご専門の安藤先生を中心に、様々な楽器や作曲を専門とする学生達が、毎年新たなレパートリーを用意して本校を訪れてくれます。田柄小では、今回が3年目・・・子ども達が「たんぽぽの会」と聞いて、当日を楽しみにする子が多く、恒例行事の一つになりつつあります。
 体育館に子ども達が集まり、3校時は低学年、4校時は高学年向けにプログラムが組まれました。楽しいお話あり、一方でしっとりとしたお話までと、子ども達の心に響く読み聞かせ&生演奏のひとときになりました。
 最初に、サンサーンスの組曲「動物の謝肉祭」から終曲が演奏されました。バイオリン、フルート、クラリネット、ファゴット、ホルンにピアノとドラムが加わり、とても華やかな演奏でした。
 低学年の部では、「こすずめのぼうけん」、「いいからいいから」、「花さき山」の3つのお話を楽しみました。また、高学年の部では、「ラチとライオン」、「いいからいいから」、「くまとやまねこ」というプログラムで行われました。スクリーンの絵と朗読に音楽が加わると、子ども達の心は一気にお話の世界に引き込まれていきます。
 たんぽぽの会のすばらしいところは、お話につける音楽のすばらしさにあります。作曲を専門としている学生が音楽を考え、物語に合った音符を選んで曲を作っています。また、当日参加できる学生の専門とする楽器にアレンジしたり、音を入れるタイミングなど、並々ならぬ苦労を重ねて一つの作品を完成させています。
 もう一つ、朗読の技術のレベルの高さもたんぽぽの会のすばらしいところです。今回も、安藤先生だけでなく、何人かの学生が朗読を担当しました。おとといのホームページで、ごんぎつねの範読を取り上げましたが、小学校の教員にとって子どもの前で物語を読む技術は、国語の授業をする上でとても大切な力です。朗読の技能を磨いて今日の公演に臨んだことがよく伝わってきました。
 3週間にわたる読書旬間は明日で終わりになりますが、心に響く本との出会いは、これからも続けていきたいものです。今日は、たんぽぽの会の皆さんから、すてきなプレゼントをいただいたような気持ちになりました。

10月17日(水)

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 1校時に、体育館で5年生が学芸会の配役のオーディションをしていました。各自が希望する配役の指定された場面のセリフを覚えてきて、ステージ上で一人ずつ発表していました。(写真上)
 さすがに5年生ともなると、すでにこの段階から人をひきつけるようなセリフの言い方ができる子がいるものです。オーディションを一緒に見守っていた子ども達から、「おぉぉ〜」という声や、大きな拍手が沸き起こる場面も見られました。
 どの学年もそうですが、セリフの多い役は、場面ごとに配役を交代して演じていきます。子ども達の組み合わせや全体のバランスを考えながら、学年の先生達で配役を決めていくことになります。学芸会は、どの役もどのセリフもなくてはならない存在であり、全員が主役です。みんなで支え合い、協力し合って学芸会に取り組めるように指導していきます。
 今日は、5年1組のサクラ草の植え替え作業を指導しました。5,6年生には、自分用の鉢以外に、学校用の鉢にもサクラ草を植え替えてもらいます。学校用の鉢は、3月の卒業式と4月の入学式に会場を飾るために使います。どちらも5年生が出席する大切な行事です。今日植え替えた鉢を最後までしっかりお世話して、きれいな花を咲かせてほしいと思います。
 苗を選ぶ時に、ちゃんと昨年の話を覚えていた子がたくさんいました。サクラ草は、花の苗の段階で、おおよその花の色が分かります。茎の根元の部分が赤い色をしているものは、赤やピンクの花色になり、緑色のものは白花が咲く傾向にあります。たくさんある苗の中から、一生懸命白い花が咲きそうなものを選んでいる子がいました。(写真中)
 田柄幼稚園の園長先生から連絡があり、昨日の交流会でプレゼントしたサクラ草の苗をもうすでにプランターに植え替えたそうです。サクラ草を通じて、園児たちの小学校への関心がさらに高まっていくことを期待したいと思います。
 3校時に、体育館で2年1組の子ども達が国語の授業をしていました。(写真下)今日の5校時に、教育会全体研究会で算数部の研究授業を行うことになっています。区内からたくさんの先生方が来る予定のため、教室では入りきらないので、体育館でこのように授業を行うことになりました。机や椅子は、生活科室にあるものを運び入れました。いつもの自分の机と違うことや、体育館で授業をすること、大勢のお客様が来る中で行うことなど、子ども達にとっては初めてづくしの環境での研究授業です。そこで、今日の3校時から体育館で授業をすることで、少しでも環境に慣れさせておこうとしていたようです。
 子ども達からは、「体育館の方が落ち着く」という声が聞こえてきました。緊張するのは担任の先生だけかもしれません。どうなることやら…。
 今日は、4年3組でも同じように研究授業があります。区の特別活動研究会が行う授業で、学級会の様子を区内の先生方に参観してもらいます。

10月16日(火)

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 4年生の国語の教科書に、物語教材として「ごんぎつね」があり、今月の国語の指導時間の多くをこの教材の読み取りに使うことになっています。1年生では「くじらぐも」、2年生は「お手紙」、3年生は「ちいちやんのかげおくり」、5年生は「大造じいさんとガン」、6年生は「やまなし」というように、昔から教科書でよく扱われてきた有名な物語がそれぞれの学年で指導される頃です。
 それらの中でも、「ごんぎつね」は昔から国語の教科書に登場していて、4年生の教科書で取り上げられてから60年以上経つそうです。さらに1980年には、全ての検定教科書に掲載されたそうです。つまり、日本国中の4年生が、国語の時間に必ず「ごんぎつね」を学習していることになります。
 この物語は、新見南吉が昭和6年に書いたお話です。南吉が、旧制中学校を卒業して故郷の尋常小学校の代用教員をしていた時で、18歳という若さで書いたというから驚きです。つぐないと心の交流をテーマとした物語で、ハッピーエンドで終わる物語ではありません。「兵十は、火なわじゅうをばたりと取り落としました。青いけむりが、まだつつ口から細く出ていました。」という最後の文章は、読む人に様々な情景や登場人物の心情を想像させる力を秘めています。
 4年3組では、今日がこの物語の最初の時間だったようです。先生が全文を朗読していました。(写真上)この最初の先生の範読が、これから学習する子ども達への全てのお手本となるので、とても大切です。初発の感想に、子ども達はどのような思いをもったでしょうか。
 3年生が、今週金曜日に行う商店街調べの事前準備をしていました。社会科で学習している「町の人々のしごと」の学習では、「店ではたらく人」について調べる内容が出てきます。子ども達の生活圏にハッスル商店街があり、毎年3年生は、その中のいくつかのお店に行って見学をさせてもらっています。
 グループごとに自分達の行くお店を決め、どんな質問をしたらよいかを話し合っていました。また、あいさつやお礼も含めて、見学の時の態度をグループごとに練習していました。(写真中)
 1年生は、すぐ隣の田柄幼稚園を訪れ、年長さんと交流会を行いました。校庭の南側に、田柄幼稚園の裏に通じる通路があります。サクラ草の苗を何人かで運び、今年もたくさんの株を幼稚園にプレゼントすることができました。(写真下)1年生は、来週チューリップの球根と一緒にサクラ草の苗を一人ずつ植え替えます。田柄幼稚園の子ども達も、近いうちにみんなで植え替え作業をすることでしょう。幼稚園の卒園式が行われる頃には、たくさんのサクラ草がきれいに咲きそろっていたらうれしいです。
 その後、校庭の遊具を使って一緒に遊びました。幼稚園と小学校とをつなぐ通用門をこれからも有効活用して、交流を盛んにしていきたいと思います。

10月15日(月)

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 月曜日の全校朝会は、久し振りのことでした。考えてみると、9月の始業式で話をした後、翌週はプール納めの朝会で、さらにその次の週からは月曜日が休みの日となる週が続きました。校庭に全校児童が集合して行った全校朝会は、2学期になって初めてということになります。全校児童の整列の仕方や話の聞き方が立派になったように感じました。こういうことも、運動会の成果なのだと感じました。
 さて、今日の朝会では、「『もったいない』と思う心」についての話をしました。13年前、ケニア出身の環境保護活動家のワンガリ・マータイさんが日本に初めて来て感銘を受けた言葉があります。それは、「もったいない」という日本語でした。普段我々がよく使う言葉でありながら、日本以外の国ではこの「もったいない」に相当する言葉が見当たらないそうです。
 今日は、私が感じている学校の中での3つの「もったいない」について話しました。1つ目は、落とし物がたくさんたまり、いつまでたっても落とし主が現れないことです。名前が書いてあれば自分の物と認識するようですが、名前が書いてない落とし物はどんどんたまっていく一方です。学校での落とし物は、しばらく展示した後に処分することになります。
 2つ目は、物を大切にしていない子を見た時です。雨の日に、傘の骨を無理やり反対にして遊んでいる子を見かけます。また、校帽のゴムを持って振り回していたり、乱暴に扱っている様子を見かける時があります。「壊れたらまた買ってもらえばいい」と考えていたら、もったいないことです。
 3つ目は、食べ物に対する「もったいない」です。食べ物の好き嫌いをして給食を残し、食缶に返したものは、全てゴミになります。お金を払って一生懸命作ってもらった食べ物が、ゴミとして捨てられてしまうのは、とてももったいないことです。身の回りの物や食べ物を大切にするように話をしました。
 今日の全校朝会では、キャッチバレーの表彰も行いました。先週日曜日に行われた田柄町会青少年委員会主催のキャッチバレーボール大会で、5年生のチームが優勝しました。今年から始まったばかりの大会で、ピカピカの優勝トロフィーに、「第1回大会 優勝 田柄リリーズB」と書かれたリボンがついていました。(写真上)
 2校時に、2年2組の国語の授業を見に行きました。今回も、校内の若手教員の育成のためのOJTを兼ねた授業研修として行われました。授業は、国語の説明文「どうぶつ園のじゅうい」の単元で、段落内の読み取りを詳しく指導していました。国語では、様々な説明文を学習します。この教材では、獣医さんが「する仕事」と「そうする理由」を対応させて読むことが目標となっています。
 授業の始めには、今日学習する段落をみんなで音読していました。音読は、たぶん毎日の宿題としてどのクラスでも行うことになっているのではないでしょうか。それだけ重要なことであり、「声に出して読む」ことに意義があります。子ども達の後ろから見ているだけで、どの子がしっかり読めているのかが分かるくらい姿勢や態度に表れてくるものです。(写真中)
 放課後、理科室で地域未来塾に希望した子ども達を集めて、説明会が行われました。5校時後は2年生、6校時後は3年生の希望者を対象に、今後の取り組み方について詳しく話がありました。
 地域未来塾(放課後学習教室)は、田柄小で今年度から取り組む「学校地域連携事業」の一つです。地域の方々に指導員をお願いし、自ら学習の補充に取り組みたい子ども達に、プリント学習を中心に教えていただきます。今日は、地域未来塾の利用の仕方や指導員の紹介がありました。(写真下)実際にスタートするのは、29日(月)からで、月1〜2回の割合で開催していきます。

10月13日(土) その2

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 午後3時から体育館にて、PTA主催の「ふれあい大相撲」がありました。毎年、学校の近隣にある峰崎部屋の力士さんにお越しいただき、子ども達との交流を行っています。今年は、若手の3人の力士さん達に田柄小に来ていただき、楽しい時間を過ごすことができました。
 まず力士さん達と一緒に、四股(しこ)をふんだり準備運動を一緒に行いました。力士さん達は、とても体が柔らかいということがよく分かりました。また、質問コーナーでは、子ども達から様々な疑問が投げかけられました。どの力士さんからも、たくさん練習を積み重ね、いつも上を目指してがんばっている気持ちが伝わってきました。
 お待ちかねの「お相撲をとろう!」のコーナーでは、子ども達が3〜4人がかりで力いっぱい挑戦していきました。一生懸命押してもびくともしない体に、みんなびっくりしていました。力士さんは、土俵の中を逃げ回ったり、一人一人を持ち上げたりと、いろいろな技を出しながら応戦していました。とても大きくて強い力士さん達を肌で感じることができました。
 先生達やPTA会長さんも果敢に挑戦し、体育館は大歓声につつまれました。最後に、私と副校長先生も挑戦させてもらいました。体をぶつけてみると、力士さんの全身が、がっしりとかたい筋肉でできていることが分かりました。
 峰崎部屋の力士さん、そしてPTAの担当委員の皆様、どうもありがとうございました。

10月13日(土) その1

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 今日は、10月の第二土曜公開日として、防災体験教室の様子を参観していただきました。
 1校時は、全学級で防災学習の授業がありました。大きな地震が起こった場合の対処の仕方を学習しました。各学年の発達段階に合わせて指導内容が考えられていました。大きな地震が学校で起きた場合から登下校時、家の中…と、様々な想定を考えさせて授業が進められていました。また、高学年では映像資料を用いて、東日本大震災の津波の被害の様子について学んでいました。どの学年にも共通しているのは、「自分の命は自分で守ることができるようにする」ということです。
 地震と火災を合わせた避難訓練をした後、各ブースに分かれて、防災のための設備の説明を聞いたり、実際にできる活動を体験したりしました。低学年は、多目的室を使って、煙ハウス体験を行いました。煙の中では、姿勢を低くしてハンカチを口に当て、片手で壁をさわりながら進むようにします。中学年は、校庭で消火器の扱い方を体験しました。大きな声で「火事だ〜」と叫ぶことも大切であるということを学びました。そして5年生は応急手当法、6年生は救命救急法についての体験をしました。
 光が丘消防署や地域の消防団の皆様、そして田柄小避難拠点連絡会の皆様には、朝早くから大変お世話になりました。また、非常食として備蓄しているアルファ米の炊き出しでは、PTAのお手伝いの方々にもお世話になりました。子ども達の貴重な学習のためにご尽力いただき、どうもありがとうございました。

10月12日(金) その2

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 昨日の3,4年生に続いて、今日は1年生が体育館で劇のオーディションを行っていました。(写真上)保育園や幼稚園で劇をしたことがあったとしても、体育館のような大きなところでセリフを言うのは初めてという子が多かったはずです。
 自分がやってみたい役柄のセリフを、ステージ上に並んだ子ども達が一人ずつ大きな声で発表していきました。体育館の後ろで聞いていた友達や先生のところまで、はっきりと声が届いていた子がたくさんいたのでびっくりしました。練習次第で、もっともっと大きくはっきりと、そして気持ちを込めた言い方や演技になっていくことでしょう。
 1年生は、学芸会で「おしゃべりなたまごやき」の劇をします。卵焼きが大好きな王様のお話です。1年生らしい、楽しい劇になりそうです。
 一方、5年生は多目的室に集まり、学芸会に向けたオリエンテーションを行っていました。5年生は、「ユタと不思議な仲間たち」の劇に挑戦します。座敷わらしといじめを題材にした小説を基に、劇団四季がミュージカルにしたことで有名になりました。40年近く前に劇団四季が手がけた作品で、未だに根強い人気作となっています。
 今日は、その劇団四季がミュージカルとして演じたDVDを学年でそろって鑑賞しました。(写真下)はっきりと聞き取りやすい発声が特徴の劇団四季の「お手本」を見て、きっとやる気がわいてきたことでしょう。

10月12日(金) その1

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 4校時に、2年2組で算数の事前授業がありました。来週水曜日の5校時に、練馬区教育会全体研究会があり、算数部の研究授業が本校で行われることになっています。当日は、2年1組の授業の様子を区内の先生方に参観していただきます。今日は、その日の指導案を使って、隣の2組の子ども達で授業をしてみました。
 かけ算の導入部分の学習内容で、視聴覚機器を使い、児童の興味・関心を集めるように工夫された授業でした。(写真上)当日は、区内の各学校の先生方が、いろいろな教科の授業会場に参加することになります。算数の授業会場に来る先生方はとても多く、教室には入りきらないため、体育館で授業を行うことしています。2年生の子ども達が、いきなり体育館に机や椅子を並べて算数の授業を行うのは、心配な点が多くあります。いつ、どのタイミングで体育館に机を運び、授業慣れをさせておくかというところを現在思案しています。
 3,4校時に、4年生を対象とした聴導犬の学習がありました。今年も、松本さんと聴導犬のチャンプくんが田柄小に来てくれました。2年前まで松本さんのパートナーだった雑種のブランカちゃんに替わり、昨年からトイプードルのチャンプくんが一緒に来るようになりました。
 チャンプくんと松本さんとの出会いは昨年の夏です。去年田柄小に来た時は、まだ訓練を受けていた真っ最中でした。その後試験に合格し、「聴導犬」と書かれたハーネスを身につけたチャンプくんは、1年前とは別犬のようなりりしさが感じられました。
 松本さんとチャンプくんは、いろいろな学校に出かけて聴導犬についての話をされています。音が聞こえないということが、どれだけ日常生活に困難さをもたらすか、そして音を伝えてくれる手段の一つとして聴導犬がいるということを分かりやすく話していただきました。
 お話の中で、チャンプくんの出番がやってきました。タイマーをセットし、時間を知らせる音が鳴り始めると、まずチャンプくんは音のする場所を探しに行きます。次に、松本さんを探しまわり、見つけると飛び跳ねて音が鳴っていることを知らせます。(写真下)そして、松本さんを音が鳴っているところまで案内していきます。
 訓練された聴導犬にとっては、これらの行動は「仕事」ではなく、「ゲーム」としてとらえているそうです。音を知らせることで褒めてもらえるので、聴導犬はいつも音がしないかなと待っているのだそうです。
 障害があるということは、決して特別なことではないと松本さんは話されていました。誰もが、いつどこで障害をもつことになるか分かりません。それだけに、「いつも自分と違う立場の人の考えを想像し、思いやる心を大切にしてほしい」と、話されていたのが印象的でした。

10月11日(木)

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 運動会が先週終わったばかりではありますが、次は学芸会に向けて準備が始まっています。今週に入り、それぞれの学年で劇の台本が配られました。どんな劇になるのだろうと、みんなワクワクしながら台本を読み返していたようでした。
 今日は、3年生と4年生が体育館に集まり、劇の配役を決めるオーディションを行っていました。ステージに一人ずつ立ち、指定されたセリフを言ったり、歌をうたったりしていました。(写真上)自分で「この役をやってみたい」と挑戦したことは、とてもすばらしいことです。全員が一つの役を行うことはできないので、第二希望や第三希望に回ることが当然のようにあるはずです。でも、そこでどう気持ちを切り替えることができるかが大切です。すばらしい劇を完成させるためには、どの役柄もなくてはならない存在です。学芸会が学年全員の力でつくり上げるという意識をしっかりもたせて指導していきます。
 出張から帰ってきたら、2階の家庭科室からいいにおいが漂ってきました。5年生が調理実習をしていました。前回の「ご飯を炊く実習」に続き、今回は「みそ汁の実習」でした。いいにおいというのは、「だし」の香りです。煮干しを使ってだしをとり、みそ汁を作っていました。煮干しの頭とはらわたをちゃんと取り除き、ひと煮たちしたところで煮干しを取り出し、具材を入れていました。(写真中)
 子ども達に聞いてみると、家庭ではあまり煮干しを使っていないとのこと・・・確かに、今は便利なだしの素があるので、煮干しからだしをとるということが少なくなったのでしょう。
 具材は、班ごとに持ち寄ったものを使っていました。わかめに豆腐、油揚げ、大根と、班によって様々でした。みそ汁は、地方によって味噌も違えば、具材もいろいろです。私は新潟の出身ですが、夏場はナスやキュウリ、もやしを入れることが多かったように記憶しています。(キュウリをみそ汁に入れることはあまりないはずです。)
 いよいよ今日から、サクラ草の植え替え作業が始まりました。今日は、3年3組と4年1組が植え替えをしました。私にとっての大切な授業の時間が今年もやってきました。(写真下)
 今年のサクラ草は、ここまでとても順調に育ってきました。「ここまで」というのは、種をまいたのが5月の連休明け・・・5か月間かかって、やっと植え替え用のポット苗まで生育させることができたからです。暑さに弱いサクラ草ですが、あの7月の猛暑をなんとか乗り切りました。今まで何度か、夏の暑さで発芽したばかりの苗をダメにしてきました。長年育てていると、そういう時の対処法がなんとなく身についているものです。
 来週と再来週にかけて、全校16学級全てに指導し、一人一鉢のサクラ草栽培を今年も行います。5,6年生は、さらにもう一鉢(学校用の鉢)を担当し、卒業式と入学式を彩るために育てていきます。

10月10日(水)

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 6年生の理科の授業で、「月と太陽」の学習をしています。月と太陽との位置関係から、月の形が日によって変わって見えることを学びます。つまり、三日月から半月になり、さらに満月になった後に月が欠けていくことが、太陽と地球、月との位置関係で変わってくることを学習します。
 4年生の星の学習や月の動きの学習もそうですが、実際に月が見えていない昼間に学習するので、指導する先生は大変です。そこで、学校には「月の満ち欠け説明器」というものが理科室にあります。4万円ほどの備品なのですが、テレビに接続して、月がどのように地球側から見えるのかを映し出す装置です。小さな地球儀のようなものと月の模型があり、地球儀側には小型カメラが付いています。光源(太陽の替わりとするもの)を一定の方向から当てたまま、地球儀側を回転させていくと、テレビモニターに映る月が様々な形に変わって見えてきます。(写真上)
 昔は、ボールを使って児童に説明していました。光源をボールの横から当てると半月に見え、自分の真後ろから当てると満月に見える…というように、演示実験をして見せたものです。それが今や、ICTを利用した優れものがちゃんと開発されていることにびっくりしました。
 「菜の花や 月は東に 日は西に」(与謝蕪村)・・・この時の月の形は何でしょう? 実際の月の満ち欠けを太陽との位置関係で説明するのは、とても難しい考え方で、大人でも理解できている人は少ないはずです。先ほどの問題の答えは、「満月」です。夕方、太陽が西側から光を放っている時に、月が東の空にあった場合は、地球側から見て前面が輝いて見えるので「満月」ということになります。
 昨日のあるテレビ番組で、北海道の物産展を取り上げていました。北海道には、おいしい海の幸がいっぱいあります。ご飯の上に、これでもかと言わんばかりに山盛りに乗せる「いくら」の映像は、よく目にします。いくらは、鮭の卵です。2校時に6年1組で、道徳の研究授業に向けた事前授業が行われていました。「命の旅」という題名の資料を使った授業でした。(写真中)
 毎年鮭は、産卵のために海から川の上流を目指して泳いでいきます。体中が傷だらけになりながら、そして途中で野生の動物に襲われながら、やっとのおもいで産卵場所に来て無数の卵を産み、死んでいきます。その卵も鳥に食べられたり、稚魚が魚の餌になってしまったり・・・結局、あれだけたくさんの卵の中から、3〜4年後に同じ川に戻ってこられる鮭はほんの数匹でしかありません。鮭だけでなく、多くの生き物が生命をつなぐために必死で生きているということを感じ取り、自分達人間の生き方に反映させていかなければなりません。
 3週間後、同じクラスで道徳の校内研究授業があります。「命の大切さ」をテーマとした道徳の授業は、現代の小学生にとって最も大切な学習であると言えるのかもしれません。
 今日は、もう一つ6年生の話題を・・・。先週から今週にかけて、6年生の卒業アルバム用の写真撮影が行われました。中庭では、学年全体写真を撮っていました。(写真下)6年生が斜め上を見上げているのは、3階の窓から写真屋さんがカメラを構えているためです。この他に、クラスの集合写真や個人写真も撮りました。
 アルバムの完成は、3月の卒業式前になります。秋の爽やかな気候の下で撮った記念写真をながめて、卒業生は何を思うことでしょう。

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