「わくわく・どきどき」の学びを目指して

1月9日(水)

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 今朝は、東門の前で登校の様子を見守りました。昨日の始業式の話では、最後にあいさつの話もしました。3学期の初日からとても気持ちの良いあいさつがたくさんあり、嬉しい気持ちになったことを伝えるとともに、「明日は東門に立ちます。期待しています!」と話したからでしょうか。今朝、東門から入ってきたどの子も、しっかりこちらを見てあいさつをするとともに、はっきりと聞こえる元気の良さでした。毎日続けていきたい習慣です。
 昨日、学校評価アンケートを基にした企画会議がありました。その中で、「いろいろな人にあいさつができている。」という項目の数値が低いことに対する対応策を話し合う場面がありました。あいさつ指導のことは、毎年のように課題になっています。(他校も同様です。)学期始めや年度始めはしっかりあいさつを行うものの、だんだんと言われなければあいさつをしないという子が見られるようになってきます。
 また、あいさつの指導では、「いろいろな人にあいさつをする」ということが、いつも検討課題として上がります。学校の先生にはあいさつができていても、通学案内の方々や登校班の世話人さんにあいさつができていないという実態です。来年度からとは言わず、今からあいさつの指導に関して、できる限りのことを行っていきたいと思います。
 2年生の教室で、3学期のドリルが配られていました。漢字と計算の2種類のくりかえしドリルで、どの学年も(あるいは、どの学校でも)必ずと言ってよいほど購入している教材です。ドリルに名前を書かせるとともに、後ろの答えを外して回収していました。(写真上)
 学期始めに真新しいドリル(それも表紙のイラストがかわいらしい)を手にするのは嬉しいことですが、上の学年になるほど「うわっ、またドリルか…」という反応が見られるようになります。1,2学期と比べたら指導時間は少ないものの、その分学年の総まとめのページをつけて、たいていは他の学期と値段は一緒に作られています。基礎基本の定着のために、最後までしっかり取り組むようにさせたいものです。
 家庭科室で、6年生がぞうきん作りに取り組んでいました。家庭科の時間では、「お世話になった人に感謝の気持ちを伝えよう」という学習があります。その学習の一つとして、毎年6年生がぞうきんを製作し、6年生を送る会で在校生にプレゼントをしています。
 タオルを折り、ミシンをかけて上手に作っていました。(写真中)今は、コンビニやホームセンターで手軽に買ってしまうぞうきんです。ミシンを使ってはいますが、6年生一人一人の気持ちがしっかりこもったプレゼントに仕上がりました。
 1年生は、算数の時間に「大きなかず」の学習をしています。今まで「10までの数」や「11〜20までの数」というように、段階的に数の大きさの学習をしてきました。それが今度は、100までの大きな数が数えられるように学習していきます。
 今日は、まず数え棒のつかみ取り大会を行いました。どの子も一度にたくさんの数え棒をつかんで大喜び・・・グループの子と合わせると、机の上にたくさんの数え棒が並びました。次に、「全部で何本あるか、数えてごらん。」と先生が言いました。1本ずつ数えようとしている子がいる中、「10のたばをつくっていこうよ…」という考えが出てきていました。(写真下)

1月8日(火) その2

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 始業式が終わって教室に戻った子ども達は、冬休みの宿題を提出したり、久し振りに会う仲間と楽しく話をしたりしていました。また、さっそく3学期の目標を書く用紙が配られ、真剣に自分の目標や今年の抱負を書き込む姿が見られました。
 2年生の教室では、今年の干支のいのししをデザインした枠に目標を書きこんでいました。(写真上)「字をていねいに書く」や、「元気よくあいさつをする」とか、「九九を全部スラスラと言えるようにがんばる」という目標もありました。きっとすぐに教室内に掲示されることでしょう。始業式で話をしたように、目標を掲げるだけでなく、そのために何をするのかを常に考えさせ、一人一人の日々のがんばりへとつなげていきます。
 今日は、多くのクラスで書き初めが行われていました。毛筆の3年生以上の学年は、全て本日行いました。机や椅子を廊下に出し、新聞紙を広げて場所を作り、書き初めに取り組むクラスが多く見られました。(写真下)もともと子どもの人数が多いクラスは、それでも場所を確保するのが大変です。今週土曜日から校内書き初め展として展示する作品は、年明けに学校で書いた作品を飾ることになっています。「家で一人で集中すれば、もっとうまく書けるのに…」と思う子がいるかもしれませんが、全員が同じ条件で書くことになっています。限られた枚数の清書用紙を使い、どれだけ自分の力を発揮することができたか…ぜひ土曜公開日や保護者会の日を利用して、校内書き初め展をご覧ください。
 一方、6年生は、体育館を使って学年全体で「席書会」を開いていました。体育館用のストーブを3台使うと、広い体育館でも結構暖かい中で書き初めをすることができます。6年生にとっては、小学校で最後の書き初めとなりました。出来栄えはどうだったでしょうか。

1月8日(火) その1

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 3学期の学校生活がスタートしました。今朝は正門のところに立ちましたが、子ども達のあいさつの様子から、新たな年を迎えた意気込みが感じられました。
 始業式では、2週間前の終業式の時に出した『宿題』についての話をしました。・・・「3学期の始業式の日までに、3学期や一年間の目標をしっかり決めてきましょう」という宿題でした。目標を決めてからさらに大切なことは、目標を決めただけで終わらないということです。どんな立派な目標を決めたとしても、それに向かって努力をしなければ意味がありません。つまり「目標に向かって何をするか」が大切です。
 例えば、「忘れ物をなくすようにする」という目標を立てたとしたら、そのために何をしたらよいでしょう? 連絡帳をきちんと書くということや、ていねいな字で連絡帳を書くということも必要です。また、家に帰ってからどの時間までに明日の準備をするとか、その時に連絡帳に書いた文字を声に出して読みながら準備をするとか、家の人に持ち物を点検してもらうとか、朝学校に行く前にもう一度確かめるとか…忘れ物をしないためには、いろいろな手立てが考えられます。・・・
 目標をもつことの大切さとともに、その目標に向けて何をどうがんばるのか、ぜひ家庭でも話し合ってみてください。
 続いて児童代表の言葉は、5年生が担当しました。手に原稿を持ってステージに上がりましたが、最後まで原稿を見ないで話すことができ、立派でした。(写真上)最初に2学期にがんばったこと(学芸会の準備や国語の学習について)を話し、最後に3学期の目標を発表しました。「最高学年に向けて、低・中学年を助け、委員会やクラブ活動を通してがんばりたい」という内容でした。代表になった子は、今朝、正門のところで「あけましておめでとうございます!」と元気よくあいさつをしてきた子でした。きっと登校する間もずっと原稿を暗記することを考えながら歩いてきたのでしょう。
 始業式が終わり、体育館に5年生だけが残りました。ひんやりとした体育館に座った5年生に、学年の先生が静かに話しかけました。(写真下)この3学期が、最高学年をめざす5年生にとって、とても大切な時期であるという内容でした。「今日は、6年生としての0(ゼロ)学期のスタートである」という言葉がとても印象的でした。
 卒業する6年生にとっても、もちろん大切な54日間ですが、来年度田柄小の中心となって活躍する5年生にとっても、とても重要な期間であるのが今学期です。教職員全員で、立派な最高学年となれるように、5年生の指導に力を注いでいきます。

1月7日(月)

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 新年、明けましておめでとうございます。平成31年がスタートしました。
 3学期の学校生活は明日からですが、今日は全職員が出勤し、前日準備を行っています。先生達は、3学期の行事や来年度に向けた計画を話し合う会議を午前中に行い、午後は学年ごとに打ち合わせをしたり、教室をきれいにしたりします。主事さん達には、明日から始まる給食の準備や校内・校外の清掃等に熱心に取り組んでもらっています。
 田柄小から富士山を見ることができます。しかし、そのためには北校舎の屋上に行き、一番西側のフェンスから首を伸ばさなければなりません。光が丘のマンションの間から、なんとか富士山の山頂部分を見ることができます。きっと、光が丘の開発がまだされていなかった頃は、教室の窓から楽に富士山を見ることができていたことでしょう。
 今朝学校に着いてから、カメラを持って真っ先に屋上をめざしました。冬は空気が澄んでいるので遠くの山まで良く見えるのですが、陽が昇ってくるにつれてかすんできて見えにくくなります。今日の東京の日の出は、6時51分でした。屋上に着いてシャッターを切ったのが、7時10分頃・・・陽が出て20分後の富士山です。朝日をさんさんと浴びた富士山の写真が撮れました。どの角度から見ても惚れ惚れとする富士山を年頭に見ることで、「今年もがんばろう!」という意欲がわいてくるものです。
 どうぞ今年もよろしくお願いいたします。

12月25日(火)

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 いよいよ2学期最後の登校日を迎えました。体育館に全校児童が集まり、終業式を行いました。
 平成30年も、残すところ今日を入れて7日間となりました。5月に新しい年号になるということから、最近どこでも「平成最後の・・・」という言葉がよく聞かれます。そう言われると、確かに平成最後の年の瀬を迎えているという気配が強く感じられてきます。
 終業式では、この4か月の81日間を振り返り、運動会や学芸会でのがんばりについて話をしました。・・・全校で共通して「がんばった!」と言えるのが、運動会と学芸会です。雨の影響で2日間に分けて行った運動会では、暑い中練習をがんばり、ダンスや組体操を完成させました。短距離走や団体競技、リレーの選手や応援団もみんなよくがんばりました。また、1か月前の学芸会では、一人一人が主役となって舞台に立ち、すばらしい劇を行うことができました。学芸会の練習を通じて、学年のみんなが一体となってがんばるすばらしさを感じることができました。
 運動会や学芸会の他にも、持久走月間の取り組みや先日の体育朝会での長なわのがんばりなどもありました。全てに共通して言えることは、「一つのことに時間をかけて一生懸命取り組んだことは、すばらしい結果につながる。」ということです。きっと、つらかったことや苦しかったこと、なかなかうまくいかなかったこともあったと思います。それらに対して、自分自身のがんばりで乗り越え、すばらしい結果となり、よい思い出として残ることになるのです。・・・
 終業式の話では、最後にいつものように「校長先生からの宿題」を出しました。1月8日の始業式の日までの宿題です。どんな宿題かは、お子さんから聞いてみてください。
 終業式では、児童代表の言葉がありました。今回は2年生の担当でした。代表児童がステージに上がり、2学期にがんばったことや3学期に向けての目標を話しました。2学期は、文字をていねいに書くようにがんばり、さらに手を挙げて積極的に発言もできたそうです。そして3学期は、運動をして体を鍛えられるようにがんばりたいと発表しました。(写真上)
 その子は、終業式が始まる前に上手側のピアノの前で待機していました。原稿を何度も確認しながら、緊張する心を静めていたようでした。そっとその原稿用紙をのぞいてみると、自身で書いた作文に担任の先生の赤ペンがところどころに入っていました。発表が終わり、ステージから降りてきたとたんに表情がパッと明るくなりました。
 終業式が終わり、各教室を回ってみると、担任の先生が一人一人にあゆみ(通知表)を手渡している様子が見られました。あゆみには、各教科別に評価がついていたり、所見欄でがんばったことや課題が明記されています。しかしそれらは、保護者に向けた文章です。担任の先生が、一人一人の子どもにわかりやすく語りかけ、今学期のがんばりを認めてあげていました。(写真中)成績は、1学期同様、クリアファイルにはさんであります。中身を家庭で保管し、ファイルはまた始業式の日に学校に持たせてください。(3学期は、ファイルごとお渡しします。その時に1年間分の成績を綴じ込むことができます。)
 年末と言えば、「大掃除」です。今日は、どこのクラスでも、たっぷり時間を使って教室や廊下の大掃除がありました。(写真下)教室内の机や椅子を全て廊下に出すと、思っていたよりも教室が広々と感じます。普段掃除をしないところまで手を伸ばし、雑巾で拭いていました。
 年末に大掃除をすることで、心もきれいにして新年を迎えることができます。冬休みは、明日からの13日間です。どうぞよいお年をお迎えください。

12月21日(金) その2

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 学期末と言えば・・・学校につきものなのが、「お楽しみ会」です。(正しくは、学級活動の時間として行っています。)あらかじめクラスで学級会を開き、どんなお楽しみ会を行いたいか、全員で意見を出し合います。「みんなで話し合って決めた」というところが大切です。
 今日は、様々な学年・クラスでお楽しみ会が行われていました。また、それぞれのクラスごとによく考え、工夫している様子を感じることができました。
 1年1組では、「2がっきも がんばったね かい」というタイトルのお楽しみ会でした。始めの言葉の後、最初に行っていたのが「まちがえさがし」でした。ランドセルを背負った2人の子が前に出てきて、まず服装や体全体の様子をみんなで覚えます。次に、2人が廊下に出て、一人だけ違う部分を2か所つくって再び教室に入ってきます。ぐるりと体全体を回って見せてから、「さっきと違うところはどこでしょう?」と問題を出します。「結んでいた髪をほどいた。」とか「手に袋を持った。」というように、楽しみながら答えられるクイズになっていました。(写真上)
 4年1組は、「冬のファッションショーを楽しもう」という会を開いていました。それぞれ自分でアピールしたい服装を用意してきて、一人ずつ教室の中央に置かれたひな壇の上を歩いていきます。そして、なぜその服装を選んだのかをみんなに発表します。
 ピアノの発表会で着た、すてきなドレスを身にまとった子が登場していました。(写真中)また、バトミントンのラケットを持って登場したり、自分がいつも遊んでいるゲーム機を持って紹介をした子もいました。
 5年2組の教室では、「発表グランプリ」が開かれていました。順番にみんなの前に登場し、自分が紹介したいものを発表する会です。トランプを使った手品をする子や、音楽室から楽器を借りてきて合奏を披露したグループもありました。また、2人組で登場し、自分達で考えたコントを発表していた子達もいて、とても楽しい会になりました。将来はお笑いタレントを目指すのでしょうか? なかなかいいコンビでした。(写真下)

12月21日(金) その1

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 2学期の学校生活も、今日を入れて残すところあと2日となりました。そろそろ冬休みの生活についての話をしたり、休み中の課題(宿題)について指導をしているところです。
 どの学年にも共通して冬休みの課題として出されているのが、「書き初め」です。3年生以上の学年は、書き初め用の半紙を使った毛筆で書きます。高学年の教室を回ると、机や椅子を廊下に出し、教室の床全面を使って書き初めの練習をする様子が見られました。
 5年生の書き初めの文字は、「進む勇気」です。まず難しいのが、最初の文字「進」です。「しんにょう」の組み立て方がとても大切なポイントになります。また、横画の間隔を等しく書く部分がそれぞれの漢字に出てきます。やや右上がりで等間隔に書くことができるかが大切です。さらに、「はね」と「はらい」が漢字とひらがなにあり、筆づかいが重要になります。
 6年生の書き初めは、「新たな決意」です。まず、5文字をバランスよく半紙に収めるところに難しさがあります。また、「新」と「決」は「へんとつくりのバランス」、「意」は「3つの部分の組み立て方」と、それぞれの漢字に整えて書くためのポイントが潜んでいます。さらに、ひらがなの「た」と「な」の筆づかいなど…6年生ならではの難易度の高い文字となっています。
 休み中の宿題として、どの学年も3枚ほど書き初め用の半紙を持ち帰ります。十分に練習をしてから清書用紙に取り組むようにさせてください。練習用に同じ大きさの半紙を買っても良いですが、新聞紙で代用することもできます。新聞紙を大きく広げ、横19センチ×縦68センチに切れば、練習用紙として使うことができます。3学期に入ったらすぐに全校で書き初めを行います。学校で書いた作品の中から、校内書き初め展として全校児童の作品を飾ります。
 書き初めは、まず道具が良くなければすばらしい作品が生まれません。筆がしっかり使えるものか、確認をするようにしてください。

12月20日(木)

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 今日の体育朝会は、今年度2回目の「長なわ記録会」でした。長なわ記録会は、各学期に1回ずつあります。前回は、5月15日でした。・・・ということは、7か月ぶりの記録会であったわけです。
 先週から各クラスで取り組んできたので、気合は十分でした。早めに校庭に集まり、すぐに練習に取り組む子ども達が見えました。また、気持ちの入った大きな声で回数を数え始めるクラスも見られました。
 最初に少し練習時間をとってから、全校で一斉に記録会がスタートしました。各クラスで、5分間に跳べた合計回数を数えていきます。先週の中休みに、1〜3年生は運動委員会の児童から跳び方のコツを教えてもらっています。なわに入るタイミングを教えてもらうことで、ずいぶん上手に跳べるようになっていました。
 1年生は、5月の記録会では「大波小波」で跳んでいました。しかし今回からは、他の学年と同じく、回しているなわの中に入って跳びます。なかなか入るタイミングがつかめず、目の前で回転するなわを見つめたまま動かない子も出てきます。1年生の先生がやさしく背中を押して、なわに入るタイミングを教えてあげていました。(写真上)
 今日の記録は、お昼の放送を通じて発表されました。全校で一番多く跳んだのは、4年2組で385回でした。2位は6年1組の378回、3位は3年1組の350回でした。また、1学期の記録と比較して一番伸びたのは、3年1組の+157回でした。2位は3年3組の+88回、3位は4年2組の+87回でした。結果発表のたびに、校内のあちこちから歓声が聞こえてきました。
 2月〜3月頃、もう1回長なわ記録会が行われる予定です。跳んだ回数も大切ですが、練習を通してクラスの絆を一層深められるように、指導していきます。
 5年生が、自分達で刈り取った稲の「籾摺り(もみすり)」作業をしていました。先日は、牛乳パックを使って「脱穀(だっこく)」を体験しました。今度はその稲籾のまわりの殻を取り除く「籾摺り(もみすり)」です。すり鉢に稲籾を入れ、ソフトボールを押し付けてかき回すと、次第に籾が取れてきます。(次第に…と言っても、かなり時間がかかります。)すりこぎ棒を使っていた子もいましたが、結構力を入れてもなかなか籾殻は取れません。(写真中)
 機械化されていることを原始的な手作業で行うので、気の遠くなるようなやり方です。先日、6年生の社会科見学で昭和館に行った際、一升瓶に入れた稲籾を棒でつつく体験コーナーがありました。昔の子ども達の一番大切なお手伝いだったそうです。(何万回と棒でつつかなければならなかったようです。)
 ところで、5年生の手作業の籾摺りは・・・悪戦苦闘して、やっとわずかな玄米が集まりました。子ども達にとっては、とても貴重な一口のご飯になりそうです。
 2年生が、図工の時間に「そらとぶしっぽ」という作品を作りました。中心に木片を入れて重りにし、周りを新聞紙で包んでからさらにガムテープを巻きつけます。しっぽの部分はスズランテープでできていて、好きな色と長さで調節して作った束を取り付けました。
 出来上がったら、校庭に出て空に高く飛ばして遊びます。思いきり投げると、しっぽのスズランテープがくるくると回転して、とてもきれいでした。青空の中に吸い込まれるようにして打ち上がる、花火のようにも見えました。(写真下)

12月19日(水)

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 朝、体育館で職員写真の撮影がありました。朝休みが終わり、子ども達が教室に戻って朝読書をする時間帯に合わせて職員が集まり、集合写真を撮ってもらいました。(写真上)
 今回撮った写真は、6年生の卒業アルバムに載せるためのものです。給食室や主事室、事務室、講師の先生方、通学案内の方々と、教員以外にもたくさんの職員がいて、日々子ども達の指導にあたっていることが改めてわかりました。
 写真屋さんには、その後校長室で私の写真も撮ってもらいました。これも卒業アルバム用の写真です。自分としては、毎年撮らなくても、同じ写真を使っていけばよいと思うのですが・・・。普段は毎日子ども達にカメラを向けている自分ですが、いざ撮られる側になるとかしこまってしまうものですね。引きつった笑顔で写っていなければよいのですが…。
 2年生の教室から、「ジングルベル」の歌が元気よく聞こえてきました。今月の2年生の音楽の時間には、「クリスマスソングを歌おう」という学習をしています。ジングルベルの他にも、きよしこの夜やあわてんぼうのサンタクロースなど、子ども達が良く知っている歌が歌集に載っています。
 2年2組では、グループごとに前に出てハンドベルを持ち、自分たちが考えたリズム打ちを発表し合っていました。CDの曲が始まると、教室のみんなで歌をうたい、発表グループがハンドベルを振って音を出していきました。(写真中)こういう情景を目にすると、子ども達が楽しみにしているクリスマスが、もうすぐそこまで来ているのだなと感じます。
 ところで、学校では「クリスマス会」と銘打った集会はNGになっています。たいてい「お楽しみ会」という名前に替えて行わなければなりません。それでありながら、音楽の時間にクリスマスソングをうたうことはOKのようです。(ちゃんと教科書にも載っています。)
 中休みに放送がかかり、校庭のうさぎ小屋前に飼育委員会の児童が集合しました。冬休みの飼育当番について、担当の先生から指導がありました。(写真下)
 夏休み中もそうでしたが、休みの日も仕事を欠かせないのが飼育委員会です。毎日交代で、大切なうさぎのショコラのお世話をしていかなければなりません。あらかじめ調べておいた冬休み中の各自の予定を基に、休み中の当番表が配られました。学校に来て当番の仕事が必要な日は、12月26日〜28日と1月4日〜7日の合わせて7日間です。12月29日〜1月3日の6日間は、機械警備になるため、校内に入ることができません。その間は、一人の子の家で預かっていただくことになります。今回、希望してくださった家庭があり、とても助かりました。ショコラの年越しと新年のお世話を、よろしくお願いいたします。子ども達の近くで耳を澄ませて聞いていたショコラも、近づいてきた冬休みを前に、一安心といった様子でした。

12月18日(火)

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 冬休みまで、ちょうどあと1週間となりました。どの学年も、学習のまとめとともに、書き初めの練習に取り組み始めました。
 1,2年生の書き初めは、硬筆です。4Bの濃い鉛筆を使い、お手本をよく見ながら一文字ずつていねいに書いていきます。消しゴムを使わないで書かせるため、1年生とはいえどの子も真剣に清書用紙に向かっていました。(写真上)
 1年生の書き初めで使うお手本の文章は、「お正月に、おぞうにをたべました。からだがぽかぽかしました。」です。どの学年のお手本もそうですが、使われている文章の文字は、書き初め用によく考えられているはずです。例えば…1年生は2学期に漢字を習っているので、「正月」という漢字を入れています。また、ひらがなにいろいろな形のものが入っていたり、濁音や半濁音が入っていたりもします。
 1年生の書き初めの指導ポイントは、3つあります。1つ目は、「姿勢や鉛筆の持ち方に注意して、正しくていねいに書く。」2つ目が、「4つの部屋を意識して、文字の中心がずれないように書く。」4つの部屋というのは、一文字分のマス目を十字を入れて4等分したものをさします。(よく国語のノートに、十字のリーダー入りというのがあります。)低学年では、ひらがなの最初の指導の際に、いつもこの4つの部屋を意識させて練習してきています。
 そして3つ目が、「画の送筆終筆に気をつけて書く。」です。「送筆終筆」とは難しいですね。例えば、最初の文字「お」の2画目のはらいから右上の点に行くまでが、一つの流れのように続いているイメージで…ということでしょうか。さらに付け加えるならば、自分の名前を書くことも書き初めの作品の大切な一部です。冬休み前にしっかり指導して、休み中の課題として書き初めの学習が続いていきます。
 あさっての体育朝会は、全校で学級対抗の長なわ大会をします。持久走大会が終わった先週から、体育の時間を使ってどのクラスも練習が始まっています。また、けやき広場を中心にして、休み時間に練習をしているクラスが増えてきました。
 長なわの記録は、5分間で跳べた合計を記録とします。6年生は最高学年だけに、他の学年に負けたくないというプレッシャーがかかります。6年1組は、1学期に353回跳べたそうです。何度か練習をしていましたが、一度なわに引っかかると記録に大きく影響してきます。あと2日で、クラスの団結力を高めていきたいところです。(写真中)
 先日、校庭の桜の木があった切り株を除去する「抜根」についてお伝えしました。かなり根が深く、1本の切り株の根を全て取り除くのに、丸一日かかっていました。
 抜根した場所に、今度は「シダレザクラ」の苗木を植えてもらいました。支柱も立ててあり、なかなかしっかりと育っている苗木なので、きっと根付いてくれることでしょう。子ども達がしだれている枝先をさわって、花芽の感触を確かめていました。今度の春には、もう花が見られそうです。(写真下)
 シダレザクラを植えてもらった場所は2箇所です。(校庭の職員室前の水道の近くと、築山の滑り台の奥です。)

12月17日(月)

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 全校朝会では、今日のオリンピック・パラリンピック教育の講演会に合わせて、「障害理解のために」という話をしました。
 ・・・先週の水曜日に、隣の北町西小学校のことばの教室で、学習発表会がありました。田柄小からも何人かの児童が通っているので、学習発表会の様子を見に行きました。調べたことを発表したり、クイズを考えて出したりと、たくさんの人の前でしっかり発表している姿がとても立派でした。
 練馬区内には、ことばの教室以外にも「きこえの教室」や「目の教室」があります。また、田柄小学校には、特別支援教室の「けやきルーム」があり、巡回指導の先生方による授業が行われています。各学年から何人かの子が毎週指導を受けています。この特別支援教室は、東京都の全ての小学校にあります。友達とのかかわり方を勉強したり、落ち着いて毎日の生活が送れるように指導を受けたりする教室です。
 人にはそれぞれ様々な障害があり、その障害を乗り越えるためにみんなががんばっています。特別な支援を受ける教室に通っていなくても、様々な障害は誰にでもあります。例えば、メガネをかける必要のある人はたくさんいます。座席を黒板に近い前の方にしてもらうなど、特別な支援をしてもらっています。食べ物のアレルギーがある子は、特別なメニューで給食が提供されています。足の骨を骨折したら、家の人に自転車で送り迎えをしてもらうことも障害への支援です。
 さて、様々な障害がある社会に生きていくうえで、私達にとって大切なことは、それらの障害をきちんと理解し、お互いを認め合う心をもつということです。今日は、そのための大切な授業が3校時にあります。オリンピック・パラリンピック教育の一環として、車いすバスケットボールの2名の選手に来ていただき、体育館でお話を聞きます。・・・
 ということで、3校時に全校児童向けの車いすバスケットボールの講演会がありました。お越しいただいたのは、三宅 克己さん(元日本代表選手、アトランタ・シドニー・アテネパラリンピックの3大会に日本代表として出場)と上村 知佳さん(5大会連続でパラリンピックに出場、シドニーパラリンピックで銅メダルを獲得)のお二人です。
 最初に、競技で使用する専用の車いすについての説明をしていただきました。車輪が「ハ」の字に斜めになっていて、向きを変えやすいようにできていました。そして、スピードを出して急に向きを変えたり、止まったりという実演を、子ども達の目の前で行っていただきました。
 次に、シュートの実演も見せていただきました。両選手とも、次々とシュートを決めるたびに、子ども達から大歓声が沸きました。また、車いすバスケットボールの見所は、激しいぶつかり合い、せめぎ合いです。そのような場面も見せていただきました。
 講演会の最後は、お一人ずつ全校児童にメッセージを送っていただきました。三宅さんからは、障害をもってから、周りの人達の応援の力が一番の励みになったこと、そして多くの障害者のがんばりが自分を支えてくれたことの話がありました。さらに、障害は個性であり、みんな違っていていいということ。個性を認め合い、それを強みに代えていくことが大切であること。そして、あきらめずに挑戦することの大切さを伝えていただきました。
 上村さんからは、できる・できないは、自分自身で決めることであり、できると思って工夫してみることが大切であるという話をいただきました。さらに、ご自身の妹さんの話をされ、とても印象に残りました。最初は障害をもった自分に対して人目を避けようとしていた妹さんが、やがて福祉の道をめざし、車いすを使う男性と結婚するまでに至った話に、大変心を打たれました。そして、「障害のある人はみんなと何も違わない」という言葉は、とても説得力のあるものでした。
 今日の講演会を通じて、身の回りにある多くの障害を理解するとともに、お互いを認め合う優しい心へと発展していく第一歩になればと思いました。

12月14日(金)

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 5年生の理科「電磁石の性質」の学習では、実験セットを使いながら学べるようにしています。今日は、理科室で簡易検流計を使って、コイルの巻き数と電流の強さの関係について実験をしました。(写真上)
 電磁石のコイルは、100回巻きと200回巻きとがあります。それぞれを電池1個でつなぎ、くぎを何本つけることができたかで電磁石の強さを比べました。結果は、200回巻きの方がたくさんくぎがつきました。…ということは、電磁石は巻き数が多いほど強くなるということが言えます。
 実験では、簡易検流計を直列につないでいます。回路に流れる電流の大きさを調べるために使っています。巻き数を変えても、電池の数は1個で実験をしているので、流れる電流の大きさは同じです。…つまり、流れる電流の大きさは同じでも、コイルの巻き数が多くなるほど電磁石の力が強くなるということが分かります。
 200回巻きのコイルは、もともと実験セットに入っていました。一方の100回巻きのコイルは、子ども達が自分の手で巻いて作ったものです。エナメル線をプラスチックのボビンに「1,2,3,・・・」と数えながら100回巻いて作りました。昔から電磁石の実験セットを購入すると、100回巻きの電磁石を作るだけで1時間はかかってしまいます。中には、もともと100回巻きの電磁石も最初から出来上がっているセットがあるのですが、やはり少しは子ども達に苦労をさせたいものです。今年もこの実験セットを学年の先生達が選んで正解でした。
 1年生の生活科の学習で、「かぞくにこにこ大さくせん」という勉強をしています。家の人の仕事(家の中での家事)の様子を調べ、自分ができそうな仕事を考えて実践してみるという学習です。
 生活科の教科書には、「いっしょにできるかな?(じぶんでできることにちょうせんしよう)」と書いてあり、お皿を洗ったり、料理を手伝ったり、窓を拭いたり、靴をそろえたりと、子どもが手伝えそうな仕事が写真入りで紹介してあります。(写真中)1年生の子ども達は、あれもやってみたい、これもやってみたいと思うものです。さっそく今日からの宿題として、家に帰っておうちの人と話し合って仕事を決め、やってみることになりました。
 来週は、それぞれが取り組んだ仕事を紹介し合い、次は冬休みの毎日のお手伝いへとつなげて指導をしていく予定です。
 5年生は、総合の学習「米米プロジェクト」で、自分で決めたお米に関する調べ学習に取り組んでいます。その間、10月にミッキー池で刈り取った稲が、2か月間も廊下に干しっぱなしになっていました。
 今日は、ようやく1組で稲の脱穀作業が始まりました。乾燥させた稲の穂先から、種もみを落とす作業を脱穀と言います。もちろん現代では、全て機械で行っていますが、昔は仕事がうまくはかどるように、脱穀にもさまざまな工夫をこらしてきました。
 5年生の子ども達は、牛乳パックを用意し、稲穂をパックの中に入れ、口をふさいで引っ張ることで脱穀をしていました。(写真下)この方法だと、脱穀してとれた種もみが牛乳パックの中にたまっていくので、周りを汚す心配がありません。・・・と、インターネットの様々なページで紹介されていましたが、実際は教室の中がすごいことになっていました。そして、脱穀しなければならない稲穂の量が多く、黙々と作業に取り組める子がいる一方で、だんだん飽きてくる子も・・・。いかに手作業が大変か、ということを体験できたことが「収穫」でした。次の籾摺り(もみすり)は、もっと大変なはずです。

12月13日(木)

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 6年生が、パソコン室でオリンピックの種目について調べていました。(写真上)6年生の社会科では、4月から日本の歴史について学習してきました。第二次世界大戦の学習が終わり、いよいよ歴史の学習の締めくくりとなる「平和で豊かな暮らしをめざして」という単元に入っています。戦後の昭和の様子を調べ、日本国憲法の制定や東京オリンピックの開催、高度経済成長などについて学習します。そして、戦後、日本が平和で民主的な国家として再出発したことや、国民の不断の努力によって国民生活が向上したこと、国際社会において重要な役割を果たしてきたことなどを学びます。
 オリンピックは、世界平和の象徴として位置付けられています。1964年に東京でオリンピックが開催されるまでの道のりは、大変なものがありました。そして、この時のオリンピックを境に、大きく日本が変わることにもなりました。2年後に開催される2020年の東京オリンピック・パラリンピックは、どのように日本が変わっていくきっかけとなるのでしょうか。
 すでに来年からのチケットの販売に向けてオリンピック・パラリンピックへの関心が高くなってきています。都内の全小中学校では、オリ・パラ教育と称して、オリンピック・パラリンピックに関する取り組みが予算化されています。本校では、来週月曜日に車いすバイケットボールの選手を招いて、講演会と体験会を行う予定です。詳しくは、先月配布したプリントをご覧ください。
 昨日から冷たい北風が吹くようになりました。冬らしい西高東低の気圧配置になっています。でも、子ども達は寒さに負けずに校庭で元気よく体育の授業に臨んでいます。最近は、4年生以上の学年がハードル走に取り組んでいます。4年生は練習用ハードルを使って調子よく飛び越す練習ですが、5,6年生になると本格的にハードルを使って学習します。
 ハードル間の距離(インターバル)をいくつか用意し、自分の歩数に合ったコースで練習をしていきます。次第にハードルに足がかからずにぎりぎりを狙って上手に飛び越せるようになってきます。(写真中)
 ところで、今日からこの写真の向こう側(職員室のすぐ外、ひろば室の裏、水飲み場の横)で、桜の木の抜根工事が始まりました。2年前に桜の木の調査が入り、空洞化が進んでいた6本の伐採が決まり、あっという間に地上部分が切り倒されてしまいました。その後、けやき広場前の桜があった場所には、昨年度の周年行事に合わせて抜根と植樹をしてもらいました。しかし、校庭の5本の桜の跡地には大きな根が残ったままになっていました。今回予算が付き、とりあえず2か所の根を取り除いてもらう運びになりました。
 重機を使って抜根する工事をしていますが、根がかなり深くまであり、とても大変そうな作業のようです。人間の親知らずを抜くような感じでしょうか…。
 家庭科室で、5年生が調理実習をしていました。2学期最後の調理は、「豆腐白玉だんご」の実習でした。(写真下)白玉粉に豆腐を丸ごと1丁入れ、(水は入れません)後はいつもの白玉だんごと同じ手順です。小さくちぎった白玉をゆで、ういてきたところをすくって水で冷やします。今日は、きな粉やあんこをつけて味わっていました。
 豆腐を入れることで、とてもヘルシーな白玉だんごになり、たんぱく質を摂ることもできます。また、豆腐の分だけカサが増えるので、とても経済的に作ることができます。さらに、白玉粉だけのものより硬くなりにくく、もちもち感が持続するところも、おすすめポイントだそうです。ぜひ各ご家庭でお試しあれ。

12月12日(水)

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 2年生の教室で、国語「あったらいいなこんなもの」の発表会をしていました。(写真上)2年生が国語の時間に学習する「あったらいいな、こんなもの」は、子ども達一人一人が楽しく想像できる内容です。ドラえもんのように、「こんなものがあったら便利だろうな、みんなが助かるだろうな、びっくりするだろうな」と思う「夢をかなえる魔法の道具」を自分なりに考えさせる学習です。そして、それを友達に説明したり友達の説明を聞いて質問や感想を言ったりする、発表会を行います。話し手と聞き手の双方の立場を経験させながら、相手に分かるように話すこと・相手の考えに共感しながら聞くことを学ぶ単元です。
 子どもの発想は豊かだなと感じました。「ぜんぶやってくるるん」とか、「いろいろ防犯ブザー」、「なんでもつくれるん」といったように、自分でその道具の名前も考えて発表していました。ちなみに、「ぜんぶやってくるるん」は、家の中の仕事を伝えると、全部ロボットがやってくれるそうです。しかし、使用上の注意として、人間と同じように睡眠時間をとってあげなければならないそうです。
 2校時に、けやきルームの指導の様子を見に行きました。若手教員の指導力向上のための校内OJT研修に位置付けた授業でした。通常学級の先生方も、若手教員のためにとたくさん参観に来ていました。
 4名の児童に対する小集団指導の授業でした。始めに、「冬休みに楽しみなこと」についてのスピーチを行いました。冬休み中にどのようなことが体験できるのかを想起させてから、各自がワークシートにスピーチの内容をメモしました。(写真中)けやきルームでは、小集団指導としてよくスピーチを取り入れていますが、自信をもって発表したり、落ち着いて人の話を聞いたりする態度を養う目的で行っています。
 授業の後半は、「協力じゃんけん」というゲームをしました。先生を含めて3人組のチームをつくり、グーチョキパーを体全体で表現しながらじゃんけんの対戦をします。チームごとに話し合いをして、最初に何を出すか、あいこの場合は次に何を出すかを決めます。この「話し合いをさせる」というところがとても大切な学習です。自分の言いたいことだけでなく、相手の話を受け止めることも必要であるからです。つまり、小集団で人と人とのコミュニケーションスキルを学ぶのがけやきルームの中心となる学習です。
 OJT研修の授業だったので、夕方先生達が集まり、授業者に熱く指導・助言を行っていました。子どもにも教員にも、常に愛情をもって優しくかかわる田柄小の先生達です。
 家庭科室では、6年生が調理実習を行っていました。今回は、お好み焼きを作る実習でした。お好み焼きに入れる具材は、先生が決めた各グループで必ず入れる材料と、自分達で話し合って決めた追加材料とがあったようです。食材は、グループで分担して持ち寄りました。
 包丁を手に材料を切っている男の子の手の甲に、「たまご1こ、もち1きれ…」とマジックで書いた跡が残っていました。昨日、材料を用意するのを絶対に忘れないようにと手に書いておいたようです。確かに忘れ物をしたら、グループの全員に迷惑がかかってしまいます。
 はかりを使って粉を正確に量り取り、刻んだ具材と混ぜ、ホットプレートを使って焼いていきました。(写真下)子ども達に聞いてみると、お好み焼きは家庭でもよく作ると言っていました。様々な具材を入れて楽しめる調理なので、ぜひ家でも手伝わせてあげてください。

12月11日(火)

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 2年生が図工の時間に、「カラスがかあ」という題名の工作に取りかかっていました。黒い色画用紙から正方形の形を切り取り、それを折り紙のようにして折って、カラスを作りました。(写真上)
 カラスの折り方を先生が教えていくのですが、先生の見本通りに折っていくのが難しかったようです。折り紙を小さい頃から経験させておくことは、とても大切なことであると思います。紙を折りながら、ここをこう折ったらどんな形になるか…と試行錯誤することが、子どもの発達に大きくかかわってくるように思います。
 私も小さい頃に経験があります。折り紙の本を見ながら折っていくのですが、本の通りに折ることができなくて、一人で何度も苦労したことがあります。折る前の図と次の図を見比べながら、自分で考えながら折るところに折り紙の面白さと意義があるのだと思います。
 また、折り紙は、手先を器用にします。角と角を合わせてきれいに折り目をつけていき、360°どこから見ても美しく仕上がった時の気持ちは最高です。大人になって久しく折り紙をしていませんが、折鶴はもちろん、いくつかの折り方は手がしっかりと覚えています。
 5年生は、2学期の家庭科の時間に、ミシンの使い方を学習しました。そして、ミシンを使って「トートバック」の製作に取りかかってきました。そろそろ作品の仕上げの段階に入っています。
 布や持ち手の材料は、セット教材の見本の中から各自が注文して買いました。布の柄は、たくさんある中から好きなものを選んだようです。一枚の布を折り、ミシンを使って袋状にしてから、持ち手をつけて出来上がり・・・と、トントン拍子で今日まで来たわけではありません。ミシンの使い方にしろ、手縫いの部分にしろ、苦労の末にやっと完成が見えてきました。(写真中)冬休み前には各家庭に持ち帰ることができると思います。ぜひバックの縫い目に注目して見てあげてください。
 国語のワークテストに、学期に一枚「聞き方のテスト」があります。国語の時間を通じて、「話すこと」、「聞くこと」、「書くこと」の3つの力をつけていきます。ですから、「聞くこと」というのは、国語の学習で身につける大切な力の一つと言えます。
 1年生でも、他の学年同様に聞き方のテストがあります。テストについてくるCDを先生が流し、そのお話を聞いてから問題に取り組みます。今日は、採点したテスト用紙を返し、もう一度CDを流しながらテスト直しをしていました。(写真下)

12月10日(月)

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 今日の全校朝会は、体育館で持久走記録会の閉会式に代えて行いました。
 先週の持久走記録会では、どの学年も最後までしっかり走る姿が見られました。以下、私の話した内容です。
 ・・・当日、最後まで走り切りゴールした時に、どんな気持ちを味わうことができたでしょうか。「練習の時は、いやだなあとか、つらいなと思っていたけれど、本番でしっかり走り通すことができて良かった」と感じることができた子は、心が強くなった証拠です。
 だれだって、いつも楽な生活をしていたいと考えるものです。でも、そういう気持ちが広がっていくと、あれもいやこれもいや、あれもめんどくさいこれもめんどくさい…と、全てにがんばりのきかない子どもになってしまいます。勉強に集中できなかったり、宿題をきちんと行えなかったりという子は、心を強くしなければなりません。
 持久走月間は終わりましたが、1月からはなわとび月間が始まります。来月からは、なわとびのいろいろな技に挑戦しながら、また心を丈夫にしていきましょう。・・・
 次に、各学年の代表児童が1名ずつステージに上がり、記録証を渡しました。(1,2年生は、完走証です。)3年生以上の記録証には、当日のタイムが記入してあります。何十人分ものタイムを計り、記録することができるストップウォッチが学校にあります。(レジのレシートのように印刷されて出てきます。)記録会の日は、ゴールのところにいた専科の先生が全員の記録をとっていました。
 最後に、児童代表の言葉を5年生の男子がしっかりと発表していました。記録会でがんばった力をさらに伸ばしていくとともに、最高学年に向けての決意まで伝えていて、とても頼もしく感じました。
 続いて、ジュニアリーダー養成講習会に参加した子ども達の表彰を行いました。(写真上)ジュニアリーダーは、仲間づくりのリーダーを育て、子ども達が地域で様々な活動を行うことを目的として、区内の小中学生が毎年参加しています。今年度は、田柄小から5年生3名と6年生5名の計8名が参加しました。夏のキャンプなど、楽しい思い出もたくさんできたようです。
 先週、「田柄小学校の教育活動におけるアンケート」を児童数で配布しました。明日までの提出になっています。よろしくお願いいたします。(今年から、マークシート方式になっています。鉛筆で塗りつぶして回答してください。)
 これは、来年度の田柄小学校の計画を立てるにあたり、今年度の教育活動を評価するためのものです。同様のアンケート調査を教員にも行い、保護者の皆様の結果と一緒に分析していきます。
 また、子ども達にも「学校生活についてのアンケート」を行っています。今日は、1年生の教室で、担任の先生が1問ずつ分かりやすく説明しながら記入させていました。(写真中)児童用のアンケートは、自分自身の学校生活に対する質問がいくつか入っています。「先生の話をしっかり聞き、めあてをもってまじめに学習に取り組んでいる。」という項目から、あいさつや進んで読書をしているか…などです。
 今後は、2月の学校説明会でアンケート調査の集計結果をお知らせできるように、分析を進めていきます。
 今日から、校庭の遊具のペンキ塗り工事が始まりました。(写真下)校庭南側の遊具は、休み時間に低学年を中心として遊ぶ子が多く、子ども達に人気の場所です。ジャングルジムやのぼり棒、うんていは、長年の使用でペンキがはがれてきていました。予算の目途がついたので、危険防止のためにもきちんと一度磨いてからペンキを塗ってもらうようにしました。来週から、ピカピカに生まれ変わった遊具でまた遊べることでしょう。

12月8日(土) その3

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 夕方5時から、「練馬の星空を楽しむ会」とPTAおやじの会の皆様による、星空観察会が行われました。8月に続いて、今年度2回目の開催です。
 夕方薄暗くなり始めた頃は、うっすらと雲が広がっていましたが、だんだん晴れ間が広がってきて、肉眼でもいくつかの星を確認することができました。火星やアルタイル、デネブ、フォーマルハウトなど、説明を聞きながら空を眺めると、たくさんの星が見えてきました。
 天体望遠鏡を使うと、さらに無数の星が夜空に存在することが分かります。様々な形や大きさの天体望遠鏡がセットされ、すでに目標とする星をとらえていました。アンドロメダ星雲やスバルなど、解説をしていただきながら天体望遠鏡をのぞき、はるか遠くにある星を観察しました。東京でもこれだけ多くの星が見えるということにびっくりしました。(それだけ性能の良い天体望遠鏡であったのだろうと思われます。)
 体育館でプラネタリウムの上映の後、お待ちかねの豚汁が振る舞われました。PTAおやじの会特製の豚汁は、体も心も温まるおいしさでした。具がたっぷり入った豚汁に、子どもも大人も大満足の一杯で、何度もお代りの列に並んでいる子がいました。
 今日の会のためにご準備をいただいた皆様に、深く感謝申し上げます。

12月8日(土) その2

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 田柄小は校庭が広いので、とても恵まれていると思います。子ども同士で周回数を数えたり、3年生以上ではタイムを計測してあげたりしていました。校庭がせまいと周回数が多くなり、数え間違いが生じやすくなります。(校外に出て走るコースがあれば一番良いのですが、都内ではなかなかできません。)
 タイムを計っていた3〜6年生の様子を見ていると、ほとんどの子が練習時のベストタイムを上回る記録が出せたようでした。本番の緊張感と、保護者の方々の声援があってのことでした。子ども達は、たくさんの保護者の皆様に見守られ、普段以上の力を発揮することができました。運動会や学芸会もそうでしたが、家の人に見てもらうということが、小学生にとってどれだけ大切なことかが分かります。
 先月末に、臨時の学校だよりとして、全国学力調査の結果(6年生が4月に実施)と東京都の学力調査(5年生が7月に実施)の結果及びその分析をお伝えしました。当然そういう結果分析には、全国や都の平均と比較する数値が掲載され、単純に比較してしまいます。
 今年の高学年は、例年よりも低い傾向にありました。各学年の先生方に試験の最中の様子を聞いてみると、問題を見てすぐにあきらめてしまう子がたくさんいたそうです。テストを途中で投げ出してしまうので、ほとんど真っ白の状態で試験を終えてしまう子が何人か見られたということでした。学力とはまた別の力…「ねばり強さ」「がまん強さ」が足りない結果と言えるのかもしれません。しかし、その「ねばり強さ」「がまん強さ」こそ学力の一つなのです。持久走をがんばり心を強くすることが、きっと後々の学力向上につながっていくはずです。これからも、学校生活の様々な場面で子ども達の心を強くしていきたいと思います。
(写真は、上から2年生、3年生、4年生の様子です。)

12月8日(土) その1

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 今日は、第二土曜公開日とともに、持久走記録会の日でもありました。
 開会式は、全校児童が体育館に集まって行いました。開会式では、持久走をがんばることで身につく「持久力」についての話をしました。・・・持久力というのは、苦しくても最後までねばり強くがんばる力を言います。単に体力がつくということだけでなく、心が丈夫になる(心が強くなる)ことにつながります。いやだなあと思うことにも、最後までがんばろうとする気持ちがもてるようになります。また、心が強くなると、食べ物の好き嫌いがなくなったり、難しいテストの問題にもあきらめずに取り組めるようにもなるでしょう。・・・
 子ども達が持久走に取り組んだ今日の姿を見ると、まさに心が丈夫になっていくために必要な運動であると感じました。苦しくてもゴールを目指してがんばる姿は、誰が見ても感動を覚えます。持久走が苦手な子は、全校でたくさんいたはずです。まずは今日の記録会に参加し、最後までがんばったことを褒めたたえたいと思います。それだけでも、きっとその子の心は成長したはずです。
 区内のどこの学校でも、たいていこの時期に持久走に取り組んでいます。マラソン旬間やジョギングタイムとして、休み時間に継続して取り組んでいる学校がほとんどです。そして、田柄小のように「記録会」としてその成果を確認し合う取り組みも、多くの学校で行われています。
(写真は、上から5年生、6年生、1年生の様子です。)

12月7日(金) その2

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 6年生は、算数の時間に2学期最後の単元である、「並び方と組み合わせ方」の学習に入りました。「順列」や「組み合わせ」について考える内容です。(昔は、「確率」の学習も教えていましたが、今は小学校では扱いません。)
 今日は、「ジェットコースター、観覧車、ゴーカート、メリーゴーランドに1回ずつ乗ります。乗る順番には、どんなものがあるか調べましょう。」という問題について考えました。(写真上)「順列」は、選んでから並べ、順序も関係してきます。「組み合わせ」は、選ぶだけで順序は関係してこない場合です。今日の問題は、順序があるので「順列」を考える問題です。
 大切なことは、「順序良く考えて、もれのないように全ての場合を書き出すことができるか」ということです。ジェットコースターに最初に乗るとしたら、どんな場合があるかを書き出し、次に観覧車に最初に乗ったら・・・というように、順序立てて考えることがポイントになります。
 12月から1月にかけては、どの学年も書き初めに取り組む時期です。4年生の教室では、いつもの習字用半紙を使って、書き初めの練習が始まりました。(写真下)4年生の書き初めは、「流れる星」を書きます。書き初めでは、必ずどの学年にもひらがなが入っています。ひらがなを書くときは、漢字の大きさとのバランスや、筆づかいに気をつけなければなりません。
 今後は、2学期中に書き初め用紙を使って、学校で何枚か練習をします。そして、冬休みの課題として、家で練習してくることになります。学年ごとに、それぞれの文字のどういうところに気をつけて書くかを、学校でしっかり指導していきます。お手本を良く見て、落ち着いて書くことができるように練習を続けていきます。

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