5月14日 心にもブレーキを日本には、たくさんの自動車が走っています。日本全国では、四輪、二輪の自動車をあわせると八千万台以上の車が走っています。生まれたての赤ちゃんやお年寄りまでの日本人の三人に二人が自動車をもっていることになります。自動車は、今や私たちの生活には、なくてはならないものになっています。校長先生も、旅行や買い物に行く時に自動車に乗ります。大変便利で快適です。 ところで、便利で快適な自動車が、走ることができるのは、どうしてでしょうか。まず『エンジン』があるからですね。他にも自動車が走るために必要なものがありますね。『タイヤ』、『ハンドル』、『車体』、『燃料』。『アクセル』も必要ですね。 でも、自動車を走らせるには、エンジン、タイヤ、ハンドル、車体、燃料、アクセルだけで良いでしょうか。校長先生はこれだけだとかなり心配です。 実は、『ブレーキ』がない自動車は、怖くて運転することができません。自動車には、走る仕組みと、それを止める仕組みがあって初めて安心して自動車を運転することができるのです。 私たちの行いについても同じ事が言えるのです。今、校長先生の話を聞いているみなさんの中に、隣のお友達と話したいなと思っている人がいるかもしれません。しかし、それを我慢して黙って聞いてくれていますね。また、手を動かして顔や頭などに触りたい人がいるかもしれません。しかし、それを我慢して手を後ろで組んでいます。今は、校長先生のお話をみんなでしっかり聞いて考える時間だということが分かっているからですね。 自分が何かをしてみたいと思う時、友達や周りの人の迷惑を考えずに、してみたいことを行ってしまう人がいます。こういう人は、ブレーキのない自動車と同じなのです。 みなさん一人一人が、心のブレーキをしっかり働かせて、だれもが楽しく過ごすことができる北町小にしていきましょう。 |
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