5月27日(月) その1![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ・・・みなさんに問題を出します。だまって自分の頭の中で考えてみてください。「子どもはすぐに…」と書いてあります。(1枚目の紙を見せる)校長先生が考えた「子どもだからよくしてしまうこと」、「子どもだからついついやってしまうこと」が2つあります。それは何でしょう? というのが今日のお話です。 つけ加えて説明しておくと、大人からするとやってもらっては困ることです。でも、子どもだからどうしてもそういうことをしてしまい、仕方のないところもあります。この場合の「子ども」というのは、幼い子どもであり、小学生で言うと1,2年生、さらには3年生ぐらいまでの年齢の子を示しています。ということは、4年生ぐらいからは、こういうことはしなくなるだろうなと思っています。さあ、子どもはすぐに、何をしてしまうのでしょうか? では、答えの発表です。1つ目の答えは、「子どもはすぐに、『走る』」です。(答えの紙を見せる)学校の中では、廊下を走っている子をよく見かけます。何も急ぐ必要もないのに、子どもはすぐに走り出します。なぜ先生方は廊下を走らないのでしょう。それは、人とぶつかったら危険だといつも考えているからです。あるいは、廊下をバタバタと走ったら、授業をしているクラスに迷惑がかかるからです。先週、トイレから出ようとして暖簾をくぐろうとしたら、飛び込んで入って来た子と危うくぶつかりそうになりました。また、廊下を走っていて転んでけがをした子が、全校で何人かいました。 外の道路でも同じです。飛び出しをして交通事故にあうのは、低学年の子どもが圧倒的に多いそうです。友達の姿が見えた…と、すぐに走り出す。ボールが転がって行った…と、すぐに走り出す。そうして事故にあうそうです。大人は、どんな時でも自転車や車は来ないかなと確認してから道路を歩きます。 次に、2つ目の答えです。それは、「子どもはすぐに、『しゃべる』」です。答えの紙を見せる)今日、このお話をする時に、「だまって自分の頭の中で考えてみてください。」と言いました。どうでしたか? 低学年の人たちは、しゃべってしまった子が何人かいたのはないでしょうか? 確かに、だまって話を聞いていられないのが幼い子どもの特徴ではあります。「先生がみんなに質問をしているのに、勝手に答えをしゃべってしまう子」「絵本を読み聞かせしてもらっている時に、ついついしゃべってしまう子」…みなさんの教室に行くと、こういう子をよく見かけます。大人はだまって人の話を聞いています。周りの人の気持ちを考えているからです。 「子どもはすぐに、『走る』」そして、「子どもはすぐに、『しゃべる』」ということは、最初に話したように、幼い子どもにとっての特徴です。しかし、だんだん成長していくと、「すぐに走らない」、「すぐにしゃべらない」といった大人に近づいた子どもになっていくのです。5年生のみなさんは、保健の授業で「心の発達」について勉強しました。心が発達してきた子は、廊下を走らなくなるし、だまって話を聞くことができるようになってきます。4年生から6年生のみなさん、自分自身を振り返ってみてください。「すぐに走らない」、「すぐにしゃべらない」はできていますか? 心が発達してきていますか? ・・・ 続けて、委員会からの連絡が3つありました。まず、保健委員会から、ハンカチ・ティッシュ調べについての連絡でした。今回は、ハンカチ占いを取り入れながら、楽しい取り組みを考えているようです。(写真上) 続いて、大谷選手から届いたグローブの活用について、運動委員会のお知らせがありました。昼休みに、投てき板のところでキャッチボールや的あてができるコーナーを設けました。学年で曜日が決められていて、ゼッケンをつけた運動委員会がつき、グローブやボールの管理をします。全校児童に遊び方の見本を見せて説明しました。(写真中) 最後に、代表委員会からあいさつ運動のお知らせがありました。来週一週間をあいさつ運動期間とし、代表委員が玄関前に立ちます。大きなポスターを示して全校に呼びかけていました。また、あいさつの上手な子を、お昼の放送で紹介したりもするそうです。(写真下) |
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