真夏並みの暑さが続いています。熱中症予防を心がけて過ごしましょう。

8月1日(月) その2

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 続いて11時から12時は、高学年(4〜6年生)の部の実験教室がありました。
 高学年の実験内容は、「エタノール船」というテーマで、表面張力について詳しく学ぶことができました。まず最初に、宇宙飛行士の毛利さんがスペースシャトル内で行った実験の動画を見ました。無重力状態では、水は球状になります。表面張力が働き、一番表面積が小さい状態の球の形になるわけです。
 水滴を落とした時に跳ね返って上がる水が球状であることを確認したり、1円玉を水に浮かべた時に周りの水がどのような形になっているかを観察したりして、様々な角度から水の表面張力について確かめました。次に、水に浮かんだ1円玉の近くにエタノールを1滴たらすとどうなるか、という実験をしました。結果は、1円玉が反対方向に急激に動きます。水に比べて、エタノールの表面張力はかなり小さな値となっています。この「水とエタノールとの表面張力の差」を利用したのがエタノール船です。
 小さな船の模型を作り、船の後ろの水面にエタノールを1滴たらすと、勢いよく船が進みます。子ども達は、おみやげとして船の模型を持ち帰りました。いろいろな液体を水面にたらして、船の進み具合で水の表面張力との差を調べることができます。特に台所用洗剤などで試してみると面白いでしょう。
 今日科学実験教室を行っていただいたディレクトフォースの皆さんには、11月の科学クラブの時間に、出前科学実験教室でまたお世話になる予定です。

8月1日(月) その1

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 午前中に、理科室で「科学実験教室」がありました。9時半から10時半は、低学年(1〜3年生)の部の実験教室を行いました。指導してくださったのは、ディレクトフォースという理科実験グループの方々(11名で指導に来ていただきました)です。夏休み前の事前申し込みで、低学年は32名の定員のところに140名以上も希望がありました。今日は、その中から抽選で選ばれた子ども達が参加しました。
 低学年の実験内容は、「香りの粒を作ろう」というテーマでした。まず、吸水性樹脂の性質について学びました。吸水性樹脂は、保冷剤や紙おむつ、ペットのトイレ剤など、様々なところに利用されています。吸水してふくらみ、水分を保持するはたらきがあります。さらに、吸水性樹脂が「浸透圧」を利用して水を吸収している仕組みを実験で確かめたりしました。低学年の子ども達にとって、「浸透圧」はとても難しい内容ですが、つけものの例やナメクジに塩をかけた時の話などを引用して、わかりやすく説明してもらえました。
 最後に、吸水性樹脂に色と香りをつけて「香りの粒」(芳香剤)を作り、おみやげとして持ち帰りました。内容はとても高度な学習でしたが、水や食塩を計り取ったり、スポイトを操作するなど、科学実験としての楽しさが体験できた1時間となりました。

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