“秘伝 錬金術指南”という謎めいたワークシートを2年生からいただきました。「いったい 何をやるのだろう?」ということで授業をのぞかせていただきました。授業では銅板を金に換えるという面白い授業を行っていました。一枚の銅板を亜鉛粉末と水酸化ナトリウムの入った器に入れてガスバーナーで温めます。90度ぐらいを保つため、泡が出てくるとガスバーナーを外し、冷めてくると温める。この作業を繰り返します。すると不思議なことに銅板が銀板に変わりました。これをピンセットに挟みビーカーに入れた水で冷やします。その後今度は銀板をピンセットに挟み直接ガスバーナーであぶると何と金に変身しました。これは凄いお金儲けができるぞ!と思いきや一人の生徒が手を挙げて“これは金ではありません。原子や分子は変わらず、質量もかわらないので化学反応しただけです。”とズバリ証言。金儲けは一瞬の夢のように消えてしまいました。これは合金と呼ばれるもので水道管やパイプなどに使われています。今日の授業は合金を作る授業でした。欲がからんで面白いと思ったのは私だけでしょうか。