能の小鼓を「打つ」体験は、靴を脱ぎ、ステージ上で正座をして行われました。能では、小鼓は「たたく」とは言わずに、「打つ」と言います。「ウン」「ハッ」という掛け声に合わせて、右手で小鼓を打ちます。森澤先生からは、「友達の所作をしっかり見て、覚えることの大切さ」を指導されました。友達の動きを黙って見るのと、自ら実際に行うのとでは大きな違いがあるようでしたが、小鼓の音色はとてもよく響き、日本の伝統的な楽器のよさを感じることができたのではないでしょうか。6年生は、「能」という室町時代から続くわが国を代表する伝統文化を通して、先人の思いにふれるとともに、文化を継承していく大切さを感じたことでしょう。