1月26日(火)・牛乳 ・たこめし ・じゃがいものゴマ和え ・ばち汁 1月24日から30日は、全国学校給食週間です。日本は、給食が明治22年に始まって以来、各地に広がっていきましたが、戦争の影響などによって中断されました。戦後、諸食糧難から、学校給食の再開を求める声が高まり、アメリカからの小麦など物資提供があり、給食が再開されました。その後、食への感謝などの観点から、文部科学省により学校給食週間が設定されました。 全国学校給食週間にちなみ、今週は、日本の郷土料理と昔の給食をお届けします。今日は、三重県の郷土料理としてたこめし、兵庫県の郷土料理としてばち汁でした。三重県鳥羽市にある答志島は、漁業がさかんな島で、四季を通していろいろな魚介類が獲れますが、たこ漁は、一年中行われていることからたこめしが郷土料理してできたようです。一方、三重県では、播州地方で「揖保の糸」というそうめんを作っており、そうめんを作るときに切り落とす両端も食べていました。その切れ端が三味線をひくのに使う「ばち」に似た形だったため、「ばち」と名付けたと言われています。 子供たちは、なかなか食べたことのない料理も出るため、楽しんで食べているようです。 1月27日(水)・牛乳 ・ジャムコッペパン ・くじらの竜田揚げ ・スチームキャベツ ・カレーシチュー 今日は、昔の給食シリーズです。昭和27年頃メニューで、1年生は初めて食べるくじらを、おいしいと言いながら食べていました。先生の中には、なつかしいという声も聞かれました。ご家庭でも、ぜひ昔どんな給食が出ていたか子供たちと話してみてください。きっと、楽しい発見があると思います。 1月28日(木)・牛乳 ・おきりこみ ・さんが焼き ・はりはり漬け 今日は、群馬県の郷土料理としておきりこみ、千葉県の郷土料理としてさんが焼きをお届けしました。群馬県は、地形が小麦を育てるのに適していたことから、粉食文化が発展し、おきりこみのような麺の料理ができたようです。千葉県では、房総半島の近くで良く獲れる青魚を漁師さんたちが船の上でみそと一緒に細かくたたき、「なめろう」を作っていました。さんが焼きは、漁師さんが山へ仕事に行くときに、余ったなめろうをアワビのからに入れ、山小屋で蒸したり、焼いたりして食べていたことからできました。山の家で食べた料理ということで、「山家焼き」と呼ぶようになったそうです。 それぞれ、土地にあった料理が郷土料理として作られているので、日本を知るために郷土料理を知ることは大切なことです。明日は、東京都の郷土料理です。 |
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