3/11(月) 3・11を忘れない

東日本大震災から13年が経ちました。
毎年この日に合わせて、子供たちに講話を続けています。
絶対に忘れてはならない、事実と思いを語り継いでいかなければならない大きな出来事だと思っています。
今回は、震災当時赤ちゃんや小学生だった子供が成長し、今、どんな思いで震災と向き合っているのかを、新聞記事から紹介しました。

(以下、講話の内容)
13年前の今日、午後2時46分、東日本大震災が起こりました。
今までに経験したことのない大きな大きな地震、そして大きな被害をもたらしました。
マグニチュードは9.0、最大震度7、津波の高さは16mにも達しました。
地震や津波で亡くなった人、いまだに行方不明の人を合わせると約2万2千人、生まれ育った家から離れて今も避難している人、約2万9千人です。
震災の時の様子は、こんなふうでした。建物も、街もぐしゃぐしゃになってしまいました。

それから13年。当時赤ちゃんだった人も小学生だった人も大人になりました。
鈴木愛花さんは、当時、1歳7か月。今は14歳。中学2年生です。地震や津波の記憶はありません。愛華さんのお母さんの誕生日は、なんと3月11日。お母さんはこの日に「おめでとう」と言われることに抵抗感があるそうです。でも、愛華さんは、「犠牲になった人に手を合わせる気持ちもあるし、お母さんを祝う気持ちもある」そうです。

松田優奈さんは12歳、凜奈さんは10歳でした。大きな揺れ、地域を飲み込む黒い波。余震におびえた日々。「震災を忘れたことは一度もない。」そして「3月11日には黙祷」するそうです。今、能登半島地震にあった子供たちを心配しています。「頑張れ、とは簡単に言えない。でも、13年たった今、私たちは普通に笑えるようになったから。きっと大丈夫。」という思いをもっています。

当時11歳だった菜花 加奈絵さん。原子力発電所の事故で、常にマスクをつけ、外遊びも禁止の生活を送りました。生活が戻ったと感じたのは中学生になって学校のプールが再開したときでした。「日常はいつ奪われるか分からない。」だから「人にやさしく、今を生きよう。」と思うようになったそうです。

今日紹介した人たちは、自分の力ではどうにもならない震災に、今も向き合いながら、自分の人生を一生懸命に歩んでいます。「犠牲になった人に手を合わせよう。」「きっと大丈夫。」「人にやさしく、今を生きよう。」という思いを、皆さんも受け取ってほしいと思います。
(以上、講話)

昼休みに、予告なしの避難訓練を行いました。
全員の避難を確認した後、黙祷を捧げました。


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