続いて、森澤先生による小鼓のご指導です。森澤先生からは「我が国の伝統文化は、能で使われる小鼓のような道具だけではありません。ほかの人が学んでいる姿を通して、自らも学んでいく、そういう精神的、内面的なものも我が国の伝統文化なのです」というお話がありました。6年生はそのお話の如く、友達が小鼓を扱っている、その姿を見ながら、一所懸命に伝統的な精神を学び取っているようでした。森澤先生から、具体的に小鼓の持ち方、音の出し方を教えていただき、きちんと正座をしてから、小鼓を預かりました。そして、基本の姿勢のまま、先生の「よっ」の声に対して、「はっ」と声を発して小鼓を打ちました。6年生は、小鼓が奏でる音の心地よさから、さらに伝統文化の奥深さにふれられたのではないかと思います。どの子も真剣な眼差しで取り組んでいました。