9日〔土〕、体育館では1年生が盆踊りを習っていましたが、視聴覚室では、3年生を対象にした「落語教室」が開かれました。高座を受け持ってくださったのは、真打ちの柳家福治師匠です。福治師匠の高座は、今年度で5回目となりました。落語の歴史、落語で使う小道具や登場人物についてお話を伺いました。小道具として使うのは扇子と手ぬぐいだけであること、また落語では一人で何役もこなすことなど、興味深いお話をしてくださいました。その後、子どもたちが喜ぶ落語である「転失気」(てんしき)を一席披露してくださいました。知ったかぶりをする和尚さんやお寺の近所の人々とお寺の小僧、珍念さんとのやりとりがとてもおもしろい落語です。「知ったかぶりをするのはよくない」というテーマですが、さて、その「転失気」とは何なのか。それは、落語を聞いてのお楽しみです。3年生は、本物の落語を目の前で見たり聞いたりして、その楽しさにふれるだけでなく、日本の伝統的な話芸のすばらしさも感じることができたことでしょう。