6月12日(水)牛乳 わかめとじゃがいものスープ あじさいゼリー(2色) 「タコライス」と聞くと、タコめし?と思う人もいらっしゃいますが、そうではありません。その発祥は沖縄県の金武町です。1980年代、米軍の兵士を相手に商売をしていた金武町にある飲食店の店主が、「米兵たちが安価でお腹一杯食べられるように」と、当時沖縄に持ち込まれていた、メキシコ風アメリカ料理である「タコス」をアレンジして誕生したオリジナル料理といわれています。 白いご飯に「タコス」の具材をのせた料理のことで、「タコス」とご飯の「ライス」の2つの言葉が合わさって「タコライス」となりました。 今日の給食では、カレー味のご飯を作ったので、その上に具材をのせて食べてください。 6月11日(火)牛乳 手作りさつま揚げのおろしがけ のりの佃煮 豚汁 「さつま揚げ」は、魚のすり身を油で揚げたもの「揚げかまぼこ」の総称です。「さつま揚げ」は、魚のすり身を成型し、油で揚げてあるので、お土産等でいただいた場合でも、加熱せずにそのまま食べても問題ありません。冷蔵庫から出してすぐの冷たいまま食べる場合は、すり身の弾力がしっかりと感じられ、プリッとした歯応えが楽しめます。 「揚げかまぼこ」は主に東日本では「さつま揚げ」と呼ぶ人が多く、西日本では「天ぷら」と呼ぶ人が多くいます。 東日本でも北海道や青森県では「天ぷらかまぼこ」と呼ぶ人が多く、愛知県や岐阜県では「はんぺん」、さつま揚げの本場の鹿児島県では「つけあげ」と呼ぶ人が多くいます。このように「揚げかまぼこ」は地域ごとにいろいろな呼び名が付けられており、「揚げかまぼこ」が地方の文化と生活に密着している伝統食品であるということがわかります。 6月10日(月)牛乳 スペイン風オムレツ キャベツのスープ 日本では『スペイン風オムレツ』または『スパニッシュオムレツ』、とも呼ばれています。 このオムレツはフライパンの形を利用して丸く平らに焼き上げるのが特徴です。スペインの家庭料理の一つです。 じゃがいも・たまねぎ・トマト・ベーコンなどの具材を炒め、溶き卵に混ぜて、フライパンで丸く平らに焼いた料理です。スペインでは「トルティーヤ」または「トルティージャ」と言われています。卵にじゃがいもを入れて作るのが定番ですが、具は家庭によってさまざまで、野菜やじゃがいも、ベーコンを入れて作るのですが、日本でよく作られている、一般的なオムレツのような形にまとめず、フライパンの丸い形のまま焼き上げます。給食では卵に野菜やじゃがいも、ウィンナーなどを、1人分のカップに分けて入れ、焼き上げています。 6月7日(金)牛乳 油淋鶏(ユーリンチー) 野菜の華風和え 白菜の中華スープ 「油淋鶏」は、大きめに作った鶏の唐揚げに甘い酢醤油や、しょうが、ネギ、にんにくのみじん切りとごま油を合わせて香ばしいソースを作り、それを鶏の唐揚げの上にかけた中華料理です。日本の中華料理店でも人気のメニューですが、「油淋鶏」と言う料理名の店は少なく、『鶏の唐揚げ香味ソース』、『鶏の唐揚げ(ネギソースがけ)』などと、わかりやすい料理名であることが多いようです。 本場では主に鶏もも肉を使用し、衣をつけず茹でた鶏肉を素揚げにすることで、皮をパリパリに仕上げて作っています。 6月6日(木)牛乳 チキンとポテトのグラタン 大豆入りミネストロ-ネ 「ミネストローネ」とは、イタリア語で具だくさん、ごちゃまぜなどの意味があります。 その名前の通り「ミネストローネ」の中には、たくさんの野菜が入っています。 今日の給食の「ミネストローネ」の中には、キャベツ、玉葱、じゃがいも、にんじん、トマト、大豆が入っています。イタリアでは家庭によって入れる材料は様々で、本来はパスタまたは米、豆類、じゃがいも、かぼちゃなどを入れた「濃い野菜スープ」のことをさします。なので、地方や、家庭によっては、トマトが入ってなくても「ミネストローネ」と呼ぶ場合も多々あります。日本の「みそ汁」のように、イタリアで代表的な家庭料理の一つです。 6月5日(水)練馬キャベツの回鍋肉丼 牛乳 海そうスープ 果物 今日は「練馬産キャベツの日」です。練馬区で収穫したキャベツを練馬区の小学校や中学校の給食でいただくことになっています。練馬区は東京の中でも1番多くキャベツを作っています。現在はいろいろな土地で作られた食べ物を食べられる時代ですが、みなさんの住んでいる土地でこんなにおいしい野菜が作られていることを知ってほしいなと思います。 今日の給食は、農家の方が夏の暑い時に種をまいて、大切に育ててくださったキャベツをたっぷり使って、赤みそや豆板醤、オイスターソースなどで炒めて、「練馬キャベツの回鍋肉丼」を作りました。 6月4日(火)牛乳 かみかみつくね 茎わかめのサラダ 根菜汁 毎年6月4日から10日までは「歯と口の健康週間」です。 昭和3年(1928年)に始まった「虫歯予防デー」、昭和33年(1958年)から実施されていた「歯の衛生週間」が、平成25年(2013年)に改称されて現在の名称となりました。 是非この「歯と口の健康週間」に、こどもも大人も大切な歯のことを真剣に考えるきっかけになると良いですね。「歯を健康に保つコツ」はやはり1番には、栄養バランスのとれた規則正しい食事を心がけることが大事だといわれています。2番目には、何でもよく噛んで食べる。3番目には、食後20分以内に歯を磨く。あとは当然ですが、虫歯を放置せずに治療することですね。 5月31日(金)牛乳 大根サラダ クリームコーンスープ 「きな粉」は煎った大豆を粉にしたものです。「きな粉」の栄養素で特に注目したいものは、タンパク質、イソフラボン、大豆オリゴ糖、食物繊維、サポニンです。これらの栄養素には、美肌効果や腸内環境の正常化、血圧の正常化、貧血予防、ダイエットの補助効果など非常に多くの美容と健康への効果、効能があります。 「きな粉」は良質な「タンパク質」が豊富に含まれています。「タンパク質」は体内に入るとさまざまな消化酵素の働きによってアミノ酸に分解され、その後、血液とともに全身へと運ばれます。その過程で、骨や筋肉、皮膚、髪、内臓といった体の組織を健やかにサポートしてくれるため、毎日しっかり摂りたい栄養素の一つです。 5月30日(木)牛乳 青菜の中華スープ 果物 「チンジャオロース」は中国の伝統料理の一つで、肉のほかにたくさんの野菜が入った炒めものです。 とくにピーマンは欠かせない食材です。 「チンジャオ」とはピーマンのことを表し、ピーマンが主役の料理です。青椒肉絲はピーマンと豚肉の細切り炒めのことで、 「青椒」とはピーマン、「肉」は豚肉、「絲」は細切りのことです。 つまり、青椒肉絲とは、ピーマンと豚肉の細切りを油などで炒めた料理をいいます。 中国では、一般的に豚肉を使います。味わいは、肉の旨み、ピーマンの程よい苦味にしょうゆとこしょうの風味が加わって、肉や野菜の味がしっかり感じられて、何度食べても飽きのこない味わいです。 5月29日(水)牛乳 大学芋 「大学芋」という名前の由来は、東京の学生街の「本郷」で、このおやつが学生たちの間で人気だったことから来ていると言われています。安くてお腹を満たすことができ、当時の学生たちには最適な「おやつ」だったのです。その甘味の源である、背後には中国の甘いさつまイモ文化から発祥した歴史が存在するようです。実はこの説には余談があります。この説に登場する、「大学芋」を好んだ大学生というのは、実は日本一の大学として有名な東京大学の学生だったと言われています。なぜなら当時、東大の赤門前には「三河屋」という甘味屋があり、さつま芋を揚げて蜜を絡めたものを売り始めたという話が残っているからです。この「三河屋」が売り始めた、蜜を絡めた揚げたさつま芋が東大生に大ヒットしたことから、特に「大学芋」を好んで食べたのは東大生であると言われています。 5月28日(火)牛乳 卵焼きの和風あんかけ じゃがいものきんぴら 根菜のみそ汁 「あんかけ」の「あん」とは、煮汁に水かだし汁で溶いたでん粉を加えて加熱し、「とろみ」をつけたものです。「あんかけ」とは、「あん」をかけた料理のことを言い、粘り気のある「あん」でおおうので、口当たりがなめらかで、温かい料理を冷めにくくしてくれます。 今日は、「卵焼き」の上に昆布とかつお節でだし汁をとって、「あんかけ」を作り、それをかけました。口触りが良く、人気がある「卵焼き料理」です。 5月27日(月)牛乳 チゲスープ ほうじ茶プリン 「ビビンバ」は韓国を代表する料理で、「ビビム」は混ぜる、「パフ」はごはんのことを言い、「ビビンパフ」から「ビビンバ」と言うようになりました。肉やナムルと言う野菜の和え物などをごはんの上にのせて混ぜて食べます。肉や野菜がたっぷりとごはんに入っているので、栄養満点の混ぜごはんです。 「韓国」では、金属製や陶器の器にご飯を盛り、もやしやニンジン、ワラビ、青菜といったナムルを数種とキムチ、肉、卵などを混ぜ合わせて食べるのが一般的です。 「日本」では、高温に熱した石鍋にご飯と具材を入れて焦がしながら食べる石焼ビビンバのほうが人気があります。 今日の給食ではごはんに味つけしたひき肉とナムルを混ぜて作りました。 5月24日(金)牛乳 豆腐のヘルシーバーグ みそドレサラダ 根菜のごま汁 「根菜」とは、土に埋まっている部分を食べる野菜のことです。「根菜類」とも呼ばれます。「根菜類」は土の中で成長します。「根菜」の中でも主に根の部分を食べているのは、にんじん、山芋、大根、ごぼう、かぶ、さつまいもなどがあげられます。 また、茎の部分を主に食用にしているのは、じゃがいも、里芋、れんこんなどです。 「根菜」は保存がきくものは一年中栽培されますが、基本的には秋冬が旬です。水分が少なめでかたいものが多く、加熱すると甘みを増すことから、あたたかい煮込み料理や鍋物、スープの材料としてよく利用されます。 今日は「根菜」の中のにんじんやごぼう、大根や里芋を入れて、すりごまを混ぜ、味噌汁を作りました。 5月23日(木)牛乳 さばのコチュジャン焼き えのきともやしのあえ物 塩ちゃんこ風汁 韓国では、「醤(ジャン)」と呼ばれる伝統的な発酵調味料があり、代表的な味の基本の「カンジャンは(醤油)」「テンジャンは(味噌)」「コチュジャンは(唐辛子味噌)」の3種類があります。 今日の給食で使用している、「コチュジャン(唐辛子味噌)」の「コチュ」は唐辛子、「ジャン」は調味料を指します。 米ともち米麹に唐辛子を加えて熟成させた発酵調味料で、まろやかな辛味と唐辛子の風味があります。 ビビンバやトッポギなどの料理に使用されます。 加熱せずにそのまま食べることもできるので、焼肉にのせてサンチュと言う野菜の葉で包んで食べたり、たれの調味料にも活用されています。 5月22日(水)牛乳 豆腐とツナの揚げ餃子 「ツナ」は、英語でマグロと訳されることが多いので、ツナ缶というと、マグロの缶詰だと思う人も多いかもしれませんが、ツナ缶にはマグロだけでなく、カツオを使ったものもあります。ツナ缶は缶を開けると、液体に漬かっているというのが一般的ですが、ツナ缶は油分があった方が旨みが増します。ツナ缶をそのまま食べるのであれば、美味しさの点で油漬けがおすすめです。また、炒め物にするなら、油漬けの油を炒め油として使えば、旨みもたっぷりで、無駄なく使えます。料理に使うためにツナ缶の調味液を捨てることがよくありますが、水煮のツナ缶を購入し、自分で必要な量の油を加えるのもいいでしょう。 今日の給食のツナ缶は、まぐろの油漬けを使っています。 5月21日(火)牛乳 キャベツのじゃこ炒め 筑前煮 「筑前煮」とは、鶏肉と野菜、こんにゃくなどを油で炒め、甘辛く味付けした煮物で、福岡県の北部や西部の筑前地方の郷土料理です。具材を「油で炒めてから煮る」という作り方が、筑前地方独特のものであったことが、名前の由来だとされています。「筑前煮」という名前は、一般的には「筑前地方以外の地域」で使われる呼び方です。ほかには「筑前炊き」や「いり鶏」などとも呼ばれ、正月料理など祝いの席では欠かせない料理として知られています。全国の学校給食で郷土料理として提供されるようになったことから徐々に全国に浸透し、今や日本の家庭料理の定番となりました。 5月20日(月)牛乳 ベーコンソテー 果物 「ベーコン」という名前は本来、豚肉の部位名で、三枚肉やばら肉のことで、この部分の肉を塩漬けしたり、木材の煙でいぶしたりしたものが「ベーコン」とよばれるようになりました。 豚ばら肉の他にも、豚ロース肉を使用した「ロースベーコン」、豚肩肉を使用した「ショルダーベーコン」などもあります。 「ベーコン」はタンパク質と脂質が主成分で、脂質はソーセージやハムに比べて多く含まれていますが、豚肉が原料なのでビタミンB1も多く、疲労回復効果が期待できます。塩漬けしたり、木材の煙でいぶしたりしたものなので、特有の風味をもたせると同時に、保存性も増します。 5月17日(金)牛乳 さわらの南部焼き(青森・岩手郷土) 小松菜とえのきのおかか和え ちくわぶ汁 「南部焼き」とは、南部せんべいで知られる岩手県と青森県にまたがる地域の郷土料理です。この地域は胡麻の名産地であることから、胡麻を使った料理にこの名がつけられています。 「南部焼き」は肉や魚介類などに下味をつけ、胡麻を全体にまぶしつけて焼いたものや胡麻を加えたタレに漬け込んで焼いたものもあります。 南部せんべいは黒胡麻が多く使用されていますが、「南部焼き」は白胡麻も黒胡麻も使用しているようです。 今日の給食では白胡麻を使って「南部焼き」を作りました。 5月16日(木)牛乳 とんかつ 茹でキャベツ ABCマカロニスープ 「とんかつ」が誕生するルーツとなるのが、フランス料理のコートレットと言う料理です。 コートレットとは、仔牛や羊、豚などのお肉をスライスし、パン粉をつけてバター焼きしたものです。 このコートレットを日本風にアレンジしたものがカツレツです。 薄切りのお肉を揚げ焼きにしたカツレツは、当時の日本人の舌には少々脂っこく感じたようです。日本人に親しまれやすいようにカツレツをさらにアレンジしたことで生まれた料理が「とんかつ」です。「とんかつ」は、厚切りの豚肉に衣をつけて油で揚げたもので、豚の音読みの「トン」とコートレットの英訳の「カットレット」が名前の由来とされています。 5月14日(火)牛乳 家常豆腐 春雨の中華炒め 今日の給食は、中国料理の「家常豆腐」です。「家常豆腐」の名前の意味と由来は、「家常豆腐」が家庭料理であることに関係します。家常とは、「家庭でいつも食べる」という意味なのです。中国においては、あまりにも当たり前すぎる料理のひとつなので、決まったレシピが存在していないといわれています。必ず材料として使う「厚揚げ」以外は、好きな野菜や肉を組み合わせて各家庭で好みの味に仕上げているようです。 「家常豆腐」は中国語では、「ジョーチャントウフ」や「ジアチャンドォウフ」などと読みます。日本では日本語の音読みをあてて、「かじょうどうふ」と読むことが多いようです。 |
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